JP2622097B2 - 開口枠部材の取り付け構造 - Google Patents

開口枠部材の取り付け構造

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JP2622097B2 JP29664194A JP29664194A JP2622097B2 JP 2622097 B2 JP2622097 B2 JP 2622097B2 JP 29664194 A JP29664194 A JP 29664194A JP 29664194 A JP29664194 A JP 29664194A JP 2622097 B2 JP2622097 B2 JP 2622097B2
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充 坂本
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ナショナル住宅産業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通気壁に換気ガラリ枠
やサッシ枠等の開口枠部材を取り付ける構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、通気壁1に開口枠部材2として換
気ガラリ枠2aを取り付ける場合、図4、図5に示すよ
うに施工している。外壁本体3の外面側に通気層4を介
して外装材5を取り付けることにより通気壁1を形成し
てあり、通気壁1の適所に貫通するように設けた開口6
に筒状の換気ガラリ枠2aを挿入すると共に換気ガラリ
枠2aの屋外側端のフランジ7を外装材5の外面に当接
して換気ガラリ枠2aを取り付けてある。プランジ7と
外装材5との間には水密材を介装してある。換気ガラリ
枠2aの屋外側には換気ガラリフード8が取り付けてあ
り、換気ガラリ枠2a内には開閉ダンパー9が配設して
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来例
の場合、換気ガラリ枠2aのフランジ7を外装材5の外
面に当接するように取り付けるために外装材5の外面の
凹凸により水密が不確実であり、また水密材を介装して
も水密材と外装材5との間の馴染みが悪くて水密が不確
実であるという問題がある。また換気ガラリフード8の
下部の水切りがなく、換気ガラリフード8の下端に対応
する外装材5の木口からの水に浸入による凍害への配慮
がない。
【0004】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であって、本発明の目的とするところは水密性を維持し
て開口枠部材を取り付けることができる開口枠部材の取
り付け構造を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明開口枠部材の取り付け構造は、断熱材10が内装
された外壁本体3の外面側に通気層4を介して外装材5
が貼られた通気壁1の開口6に開口枠部材2が取り付け
られるものにおいて、通気層4と開口6との連通が遮断
されるように開口6の周囲に取付下地11が固定される
と共にこの取付下地11を介して開口枠部材2が取り付
けられたことを特徴とする。
【0006】また取付下地11は通気層4と開口6との
連通が遮断されるように取り付けられる下地桟11a
と、該下地桟11aの表面に取り付けられたスペーサ1
1bよりなり、スペーサ11bと外装材5の端縁との間
に下地桟11aを下地としてコーキング材12が充填さ
れていることを特徴とすることも好ましい。また開口6
下部に位置する取付下地11表面に水切板13が取り付
けられていることを特徴とすることも好ましい。
【0007】
【作用】上記構成によれば、取付下地11に開口枠部材
2を取り付けることで外装材5の外面の凹凸に関係なく
水密性を維持して開口枠部材2を取り付けることができ
る。また取付下地11により通気層4は開口6部分でも
確実に屋外と遮断できる。さらに水密的に開口枠部材2
を取り付けることで水が溜まって凍害が発生するのを防
止できる。
【0008】また取付下地11は通気層4と開口6との
連通を遮断するように取り付ける下地桟11aと、該下
地桟11aの表面に取り付けるスペーサ11bとで構成
し、スペーサ11bと外装材5の端縁との間に下地桟1
1aを下地としてコーキング材12を充填すると、外装
材5の木口のシールが確実にできて水密性をさらに向上
できる。
【0009】また開口6下部に位置する取付下地11表
面に水切板13を取り付けると、開口枠部材2を伝って
きた雨水等を水切板13で確実に水切りでき、下方の外
装材5の表面が汚れることがないと共に外装材5の凍害
を防止できる。
【0010】
【実施例】図1、図2示すように外壁本体3はパネルを
組み立てて形成されるものであって、枠材の内面側に内
装板14を貼ってあり、枠材の外面側に断熱材仕切板1
5を貼ってあり、内装板14と断熱材仕切板15との間
に断熱材10を装填してある。この外壁本体3の外面側
に通気層4を介して外装材5を貼ることで通気壁1を組
み立ててある。通気壁1の適所には矩形状の開口6を貫
通するように穿孔してあり、外壁本体1には開口6を囲
むうように枠材20を取り付けてある。
【0011】開口6に取り付ける開口枠部材2は本実施
例の場合、換気ガラリ枠2aである。この換気ガラリ枠
2aは角筒状に形成されており、一端に全周に亙って外
方に突出するフランジ7を設けてあり、フランジ7に取
付孔16を穿孔してある。換気ガラリ枠2aは例えばA
BS樹脂にて形成されている。取付下地11は下地桟1
1aとスペーサ11bとで構成されている。下地桟11
aは合板のような材料であって、矩形状に枠組みして形
成されている。スペーサ11bは硬質ゴムのような材料
で形成され、矩形枠状になっている。スペーサ11bに
は上記取付孔16に対応する挿通孔17を穿孔してあ
る。水切板13は表面にアルミニウムと亜鉛をメッキし
た鋼板のように耐腐食性のある鋼板等で形成され、上記
取付孔16に対応する固定孔18を穿孔してある。
【0012】通気壁1の開口6には取付下地11の矩形
枠状の下地桟11aが配置され、下地桟11aの外周を
通気層4に挿入した状態で下地桟11aが枠材20に取
り付けられている。ここで図中22は通気性のある防水
シートである。上記下地桟11aの外面にはスペーサ1
1bが配置され、開口6に換気ガラリ枠2aが挿入され
ると共にフランジ7が水密材19を介してスペーサ11
bに当接され、取付孔16から挿通孔17を介して下地
桟11aに取付ねじ21を打入してスペーサ11bと一
緒に換気ガラリ枠2aが取り付けられる。換気ガラリ枠
2aを取り付けるとき下部ではスペーサ11bとフラン
ジ7との間に水切板13が介在され、取付ねじ21を固
定孔18に挿通して換気ガラリ枠2aと一緒に水切板1
3も取り付けられる。このように換気ガラリ枠2aを取
り付けた状態でスペーサ11bと外装材5の端縁との間
にコーキング材12が充填されてシールされる。換気ガ
ラリ枠2aを取り付けた状態で換気ガラリ2aの屋外側
には換気ガラリフード8が取り付けられる。
【0013】なお、本実施例の場合、開口枠部材2とし
て換気ガラリ枠2aを取り付けるものについて述べた
が、サッシ枠等のその他の開口枠部材2でも同様に実施
できる。
【0014】
【発明の効果】本発明は叙述のように通気層と開口との
連通を遮断するように開口の周囲に取付下地を固定する
と共にこの取付下地を介して開口枠部材を取り付けたの
で、取付下地に開口枠部材を取り付けることで外装材の
外面の凹凸に関係なく水密性を維持して開口枠部材を取
り付けることができて雨水等の浸入を確実に防止できる
ものであり、また取付下地により通気層は開口部分でも
確実に屋外と遮断できるものであり、さらに水密的に開
口枠部材を取り付けることで水が溜まって凍害が発生す
るのを防止できるものである。
【0015】また本発明の請求項2記載の発明にあって
は、取付下地は通気層と開口との連通を遮断するように
取り付ける下地桟と、該下地桟の表面に取り付けるスペ
ーサよりなり、スペーサと外装材の端縁との間に下地桟
を下地としてコーキング材を充填しているので、外装材
の木口のシールが確実にできて水密性がさらに向上でき
るものである。
【0016】さらに本発明の請求項3記載の発明にあっ
ては、開口下部に位置する取付下地表面に水切板を取り
付けているので、開口枠部材を伝ってきた雨水等を水切
板で確実に水切りでき、下方の外装材の表面が汚れるこ
とがないと共に外装材の凍害を防止できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の横断面図である。
【図2】同上の縦断面図である。
【図3】同上の要部の分解斜視図である。
【図4】従来例の縦断面図である。
【図5】従来例の横断面図である。
【符号の説明】
1 通気壁 2 開口枠部材 3 外壁本体 4 通気層 5 外装材 6 開口 10 断熱材 11 取付下地 11a 下地桟 11b スペーサ 12 コーキング材 13 水切板

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱材が内装された外壁本体の外面側に
    通気層を介して外装材が貼られた通気壁の開口に開口枠
    部材が取り付けられる開口枠部材の取り付け構造におい
    て、通気層と開口との連通が遮断されるように開口の周
    囲に取付下地が固定されると共にこの取付下地を介して
    開口枠部材が取り付けられたことを特徴とする開口枠部
    材の取り付け構造。
  2. 【請求項2】 取付下地は通気層と開口との連通が遮断
    されるように取り付けられる下地桟と、該下地桟の表面
    に取り付けられたスペーサよりなり、スペーサと外装材
    の端縁との間に下地桟を下地としてコーキング材が充填
    されていることを特徴とする請求項1記載の開口枠部材
    の取り付け構造。
  3. 【請求項3】 開口下部に位置する取付下地表面に水切
    板が取り付けられていることを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載の開口枠部材の取り付け構造。
JP29664194A 1994-11-30 1994-11-30 開口枠部材の取り付け構造 Expired - Lifetime JP2622097B2 (ja)

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JPH08151855A JPH08151855A (ja) 1996-06-11
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