JP4610424B2 - 内燃機関の音質付加装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の音質付加装置に関する。
特許文献1には、互いに異なる共鳴周波数を持つ複数の吸気ダクトがエアクリーナのダストサイド側に接続され、機関高負荷時にこれら吸気ダクトで吸気音を発生させることによって、加速時に車室内で迫力感のある吸気音が得られる吸気装置が開示されている。
特開2000−303925号公報
しかしながら、この特許文献1の構成では、機関高負荷時に複数の吸気ダクトから所望の吸気音を発生させるために、エアクリーナのダストサイド側に複数の吸気ダクトが必要になるため、吸気装置が全体として大型化してしまい、吸気装置のレイアウトが大きく制約を受けてしまう虞がある。
また、各吸気ダクトの長さや、吸気ダクト内の通路断面積等をチューニングする必要もあり、これらの点でも吸気装置のレイアウトが大きく制約を受けてしまう虞がある。
そこで、本発明の内燃機関の音質付加装置は、内燃機関に吸気を導入する吸気通路に設けられ、吸気通路内の吸気脈動により振動する振動部と、一端が振動部に接続されて振動部の振動を固体伝播する振動伝播部と、車体のダッシュパネルに所定の間隔を設けて対向する平板で構成され、振動伝播部の他端に接続され振動部の振動に応じた音圧を車体のダッシュパネル近傍で発生させる音圧発生部と、を有し、吸気音に対して音圧を付加することを特徴としている。
本発明によれば、振動部の振動が、振動伝播部を固体伝播することで音圧発生部に伝達されることになるので、音質付加装置ひいては吸気装置全体のコンパクト化と設計自由度の向上を図ることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る内燃機関の音質付加装置1の第1比較例を示している。
ダッシュパネル2及び図示せぬ左右のサイドパネル等によって画成されたエンジンルーム3には、吸気通路4が接続されたエンジン5が配置されている。
吸気通路4は、吸気取り入れ口6から取り入れられた空気を各気筒の燃焼室(図示せず)に供給するものであって、エアクリーナ7、スロットルバルブ8、吸気コレクタ9を含む構成である。吸気取り入れ口6から取り入れられた空気は、エアクリーナ7、スロットルバルブ8を経て、吸気コレクタ9に導入された後に吸気コレクタ9から各ブランチ管10によって各気筒の燃焼室(図示せず)に供給されている。尚、図1中の7aは、エアクリーナ7のフィルタエレメントであり、このフィルタエレメント7aを境に、吸気取り入れ口6側がいわゆるダストサイドとなり、エンジン5側がいわゆるクリーンサイドとなっている。
そして、吸気通路4のスロットルバルブ8よりも吸気取り入れ口6側のクリーンサイドには、吸気通路4内に発生する吸気音に、所定の周波数帯の音圧を付加する音質付加装置1が設けられている。
音質付加装置1は、図1に示すように、吸気通路4の壁面に設けられた振動部としての薄肉部11と、この薄肉部11に一端が接続された振動伝播部としてのワイヤー状部材12と、ワイヤー状部材12の他端が接続された音圧発生部としてのダッシュパネル2と、から大略構成されている。
薄肉部11は、吸気通路4に設けられた凸部13の底壁13a部分に位置するものであって、周囲の吸気通路4に比べて薄肉に形成され、吸気通路4内の吸気脈動によって振動が生じるようになっている。
ワイヤー状部材12は、合成樹脂製あるいは金属製の単線あるいはより線からなり、例えばナイロン(商品名)に代表されるポリアミド繊維製、ケブラー(登録商標)等のパラ系アラミド繊維製あるいはピアノ線を束ねたワイヤーロープ等の線材から任意に選択することができる。
また、ワイヤー状部材12は、少なくとも弛みが生じないような張力が付与された状態で、一端が薄肉部11に接続され、他端がダッシュパネル2の車両幅方向(図1における上下方向)の略中央位置に接続されている。詳述すると、ワイヤー状部材12の一端には雄ねじ加工が施されており、薄肉部11の取付孔11aを貫通させた後、雌ねじ加工が施されたナット部材12aと螺合している。ナット部材12aは薄肉部11に密着している。そして、ナット部材12aが薄肉部11に密着することで、薄肉部11からの振動がワイヤー部材12に確実に伝えられている。また、ワイヤー状部材12の他端についても、ワイヤー状部材12の一端と同様に雄ねじ加工が施され、ダッシュパネル2の取付孔(図示せず)を貫通させた後に、ナット部材(図示せず)と螺合し、このナット部材がダッシュパネル2に密着している。
尚、ワイヤー状部材12の一端と薄肉部11との接続方法としては、薄肉部11の取付孔11aを貫通させたワイヤー状部材12の一端に、貫通穴を設けた平板状の座金部材を貫通させ、ワイヤー状部材12の一端をかしめたり、あるいはワイヤー状部材12の一端と座金部材とを接着材等で固着させることで、座金部材を薄肉部11に密着させるようにしてもよい。ワイヤー状部材12の他端とダッシュパネル2との接続方法についても同様である。また、ワイヤー状部材12の一端と薄肉部11との関係については、上述した接続方法に限定されるものではなく、薄肉部11の振動がワイヤー状部材12に確実に伝達されるものであればよい。
さらに、この第1比較例における吸気通路4は、音質付加装置1が配置される部位が合成ゴム製となっている。また、ワイヤー状部材12は、直径が5mm以下程度であることが好ましい。
このような第1比較例の音質付加装置1においては、薄肉部11の振動が、ワイヤー状部材12を横振動して固体伝播することでダッシュパネル2に伝達される。つまり、吸気通路4のような管路に比べて極めて断面積が小さいワイヤー状部材12によって、薄肉部11のワイヤー状部材12方向(横方向)の振動をワイヤー状部材12に与えるもので、この振動により相手側の振動板となるダッシュパネル2に振動が伝達されることになる。これにより、ワイヤー状部材12がエンジンルーム内の空間部を自由に選択し、ダッシュパネル2に導くことができるため、音質付加装置1ひいては吸気装置全体のコンパクト化と設計自由度の向上を図ることができる。
以下の本発明の実施形態及び他の比較例について説明するが、上述した第1比較例と同一構成となっている部分については、同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図2は、本発明の第2比較例を示している。この第2比較例の音質付加装置14は、振動部の構成が、上述した第1比較例と異なっている。
すなわち、この第2比較例における振動部は、吸気通路4内に位置する振動板15によって構成されている。この振動板15は、ワイヤー状部材12の一端に取り付けられた合成樹脂あるいは金属からなる硬質の平板であって、吸気通路4の凸部13形成位置に配置され、吸気通路4の壁面から離間するよう配置されている。換言すると、この第2比較例においては、振動板15配置位置の吸気通路4に、外側に突出した凸部13が形成され、この凸部13の吸気通路4に対する開口を覆うように振動板15が配置されている。つまり、振動板15は、吸気通路4の壁面に沿って配置されており、吸気通路4内の吸気流れを妨げないようになっていると共に、吸気通路4内の振動が振動板15に確実に伝播されるようになっている。
この第2比較例の音質付加装置14は、吸気通路4内の脈動によって振動板15が振動すると、振動板15の振動がワイヤー状部材12を横振動して固体伝播することでダッシュパネル2に伝達される。
このような第2比較例においては、上述した第1比較例と同様の作用効果を得ることができると共に、振動部が硬質の振動板15によって構成されているので、第1比較例の振動部(薄肉部11)のように、ワイヤー状部材12からの張力を薄肉部11で直接受け止めることがないので耐久性を向上させることができる。
尚、この第2比較例においては、ワイヤー状部材12が凸部13で吸気通路4の壁部を貫通することになり、ワイヤー状部材12と吸気通路4の壁部との間に隙間を生じないようにする場合には、両者間にゴム材料等の弾性材料を介在させるのが好ましく、この部分から異物等が吸気通路内に入り込むことはない。また、音質付加装置14を、ワイヤー状部材12と吸気通路4の壁部との間に隙間が生じたままの構成とするような場合には、音質付加装置14を吸気通路4のダストサイド側に設けることが望ましい。
また、上述した各比較例においては、音圧発生部としてダッシュパネル2を用いた構成となっているが、ワイヤー状部材12の他端をダッシュパネル2に接続するのではなく、図3に示す本発明の実施形態ようにダッシュパネル2に対向する適宜位置に、所定の間隔を確保しつつ平板21を設け、この平板21を音圧発生部としてワイヤー状部材12の他端を接続するようにしてもよい。また、ワイヤー状部材12の他端が接続される平板21は、図3に示すように、ダッシュパネル2中央位置ではなく、ダッシュパネル2中央位置から運転者側(図3における下側)にオフセットするように配置するようにしてもよい。ここで、音圧発生部となる平板21は、合成樹脂、ゴム、金属、紙などの材質で形成されるものである。
また、図4に示すように、音圧発生部として、ダッシュパネル2に向かって所定の間隔を確保して開口する有底円筒状のカップ状部材22を設け、このカップ状部材22の底面22aに、ワイヤー状部材12の他端を接続するようにしてもよい。尚、底面22aとワイヤー状部材12の他端との接続は、例えば上述した第1比較例の接続方法に従って行われるものとする。
本発明に係る内燃機関の音質付加装置の第1比較例を示す説明図。 本発明に係る内燃機関の音質付加装置の第2比較例を示す説明図。 本発明に係る内燃機関の音質付加装置の実施形態を示す説明図。 本発明に係る内燃機関の音質付加装置の実施形態を示す説明図。
符号の説明
1…音質付加装置
2…ダッシュパネル(音圧発生部)
4…吸気通路
11…薄肉部(振動部)
12…ワイヤー状部材(振動伝播部)
14…音質付加装置
21…平板(音圧発生部)
22…カップ状部材(音圧発生部)

Claims (1)

  1. 内燃機関に吸気を導入する吸気通路に設けられ、吸気通路内の吸気脈動により振動する振動部と、
    一端が振動部に接続されて振動部の振動を固体伝播する振動伝播部と、
    車体のダッシュパネルに所定の間隔を設けて対向する平板で構成され、振動伝播部の他端に接続され振動部の振動に応じた音圧を車体のダッシュパネル近傍で発生させる音圧発生部と、を有し、吸気音に対して音圧を付加することを特徴とする内燃機関の音質付加装置。
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