JP4609220B2 - センタリング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シャシーダイナモメータのセンタリング装置に関するものである。
車両試験時に、その駆動輪をローラ上に載置するためのシャシーダイナモメータのセンタリング装置としては特許文献1や特許文献2が公知となっている。特許文献1には、ドラム頂上のほぼ中心位置に常に駆動輪を置くことを目的として、ドラムの頂上部側における径方向の両側にエアシリンダを設置し、そのシリンダロッドを駆動することによって車両の駆動車輪位置を調整することが記載されている。
また、特許文献2にも、シリンダを介して車両の駆動車輪位置を調整するという特許文献1とほぼ同様な技術が記載されている。
特許第2797095号公報 特開2004−85498号公報
各特許文献のように、ローラ上に載置された駆動輪の位置が中心部からずれていた場合、タイヤの前後に設置されたロッドをスライドさせることにより中心位置に変位させることは可能であり、これにより被試験車両の前後方向のセンタリングを行うことを可能となっている。しかし、これら特許文献1及び2のものは、前後方向の位置決めを行うことは可能であるが、左右方向の位置決めを行うことはできない。
図4はその状態を示したものである。同図は試験装置の概略図で、20a〜20dはローラ、30a〜30dはダイナモメータである。ダイナモメータ30a〜30dには、それぞれ回転軸を介してローラ20a〜20dが各別に直結され、ダイナモメータによって各ローラの負荷トルクを制御するよう構成されている。Vが被試験車両で、二点破線で示した位置が理想的なセンタリング後の車両位置、実線が実際におけるセンタリング後の車両位置でaだけ横にずれている。
このような現象は、被試験車両をローラ上に位置させるとき、被試験車両の進行が中心位置に沿って進行せずに矢印Aで示すように僅かでも斜めに進入しながら載置されときに生じ、これをシリンダロッドで位置調整すると中心線に対してaの位置だけ偏位することになる。
図5は車両の試験状態図で、試験中は車両正面と進行方向側の各タイヤの正面からファンによって冷却風を送出している。前述のように、設置された車両の中心位置がずれたまま試験を開始すると、被試験車両の正面と、ピット内でタイヤを冷却するために設置される冷却ファンの風が左右対称に当たらなくなり、その結果、被試験車両の排ガスや燃費等の試験結果に誤差が生じる。また、安全上脱輪を防ぐ点からも左右のタイヤはできる限り左右ローラの中心位置に設置されることが望ましい。
特に被試験車両をコールドスタートにて試験する場合、車両の試験装置上へのセッティング時には車両のエンジンを掛けて移動させることができないため、人手により移動させて固定することになる。このときの車両の進入角は直進とはなり難く、また、センタリング装置はタイヤの部分を支えながら持ち上げて位置調整するが、その際、持ち上げたときにタイヤが変形し、ローラ上に車両を載置した時にタイヤ変形分だけずれた状態となってその都度センタリング装置により位置調整することになる。また、コールドスタート試験の場合、試験終了の都度、1台毎に試験装置の冷却が必要となるため、冷却時間を含めた段取り時間が長くなってセッテング時間の短縮が要望されている。
本発明が目的とするところは、非試験車両が左右にずれた場合でも理想的な中心位置にセットするためのセンタリング装置を提供することにある。
本発明の第1は、シャシーダイナモメータのローラ頂上部位に被試験車両のタイヤ部分を載置する試験装置であって、各タイヤの斜め下方位置に配設した流体シリンダを有する1対の位置調整部を設け、各位置調整部の可動ロッドを介してタイヤ部分を押し上げて車両位置を調節するものにおいて、
前記各位置調整部の可動ロッドの先端に回動自在にタイヤ支承用ローラを設けると共に、前記位置調整部にモータを設け、動力伝達部を介して前記タイヤ支承用ローラに動力伝達するよう構成したことを特徴としたものである。
本発明の第2は、前記モータは、1対の位置調整部のうちの一方側にのみ設けたことを特徴としたものである。
本発明の第3は、前記試験装置のローラ1基に対し、1対の位置調整部を2セット設けたことを特徴としたものである。
以上のとおり、本発明によれば、シリンダの可動ロッドでは調整不可能な変位を、可動ロッド先端に取り付けたタイヤ支承用ローラを駆動することにより、ローラ上に載置された車両の前後、左右位置を常に中心で固定することが可能となる。しかも、モータ駆動による位置調整が加わることにより、中心位置への調整が速くなり、段取り時間の短縮が図られるものである。
図1は、本発明の実施例を示すシャシーダイナモメータの部分断面図である。Tは被試験車両のタイヤ、Rはタイヤが載置されるローラ、1はセンタリング装置における駆動側の位置調整部、2は同じく従動側の位置調整部である。駆動側の位置調整部1は、図2で示すように従来からの流体シリンダ3の他にタイヤ支承用ローラ4を駆動するためのモータ5を備えている。流体シリンダ3は空気圧若しくは油圧で駆動され、可動ロッド3aを伸縮させて車両のタイヤ位置を斜め下方からの押し上げ、若しくは下げ方向の調節を行う。
6(6a,6b)は支持部材で、この支持部材6には流体シリンダ3の両端がボルト等を介して固着されると共に、支持部材6b側にはモータ5がL状の金具を介して固着されている。可動ロッド3aにはベアリング7が固着されており、そのベアリング7に回動自在にタイヤ支承用ローラ4が取り付けられている。タイヤ支承用ローラ4は動力伝達部10を介してモータ5と連設されている。動力伝達部は、例えばタイヤ支承用ローラ4に固着された歯車8と、この歯車8とモータに固着された歯車間に張設されたチェーン9によって構成される。したがって、モータ5を駆動すると、その駆動力はモータの出力軸からチェーン9、歯車8を通ってタイヤ支承用ローラ4に伝達され、ローラ4を回動する。
11は位置検出部で、ここではリミットスイッチが用いられて流体シリンダの可動ロッド3b側に取り付けられ、上限検出用11aと中間停止検出用11b及び下限検出用11cを有している。可動ロッド3bは、可動ロッド3aと連動してタイヤ支承用ローラ4の移動位置に制限を加えている。
従動側の位置調整部2は、駆動側の位置調整部1におけるモータ5と動力伝達部を持っていなく、他は位置調整部1と同様に構成される。すなわち、流体シリンダの可動ロッド3aの先端にはタイヤ支承用ローラ4’がベアリング7を介して回動自在に取り付けられるが、このローラ4’はフリーな常態となっていてその回動を拘束するものはタイヤとの接触摩擦のみとなっている。なお、図1で示すタイヤTと接触している4,4’はセンタリング後のタイヤ支承用ローラを示したものである。
本発明によるセンタリング装置は、上記部材1〜10のように構成されるが、位置調整部2側も、位置調整部1と同様にモータ5及び動力伝達部10を設けて位置調整部1と同時制御を実施するよう構成してもよいことは勿論である。
このように構成された位置調整部1と2は、ローラRと同様にピット内に配設される。その配設は、図1で示すように床板12の開口部13で、且つローラRの頂上に設置される車輪(タイヤT)を斜め下部方向から押し上げるようにハ字状に配置され、固定されている。開口部13は可動床板部材によって開口の大きさが調整可能となっており、ローラ頂上部への車両載置時にはその開口を閉じ、センタリング装置による車両位置調節時には開くように構成されている。
図3は試験設備に設けられる位置調整部の配置状態を示したもので、流体シリンダで表現している。4個のローラRにそれぞれ図1で示す位置調整部1、2を1セットとし、1輪あたり2セットが設置されている。
以上のように構成されたセンタリング装置の動作を説明する。
被試験車両は、運転、或いは人手による何らかの手段によってローラRの頂上近辺に載置される。その後、可動床板部材を開いて開口部13を設けて位置調整部1、2を駆動すると、各位置調節部の可動ロッド3a,3bの先端に取り付けられたタイヤ支承用ローラ4、4’は、ピット内から床面上に突出して車輪(タイヤ)を押し上げ位置調整し、図1の仮想線で示すタイヤTのように開口部13よりやや持ち上がった状態で車両の前後でワイヤーにより固定することは従来と同様である。
本発明では、押し上げた状態でシャシーダイナモメータを暖機運転すると共に、モータ5を駆動し、動力伝達部10を介してタイヤ支承用ローラ4を回転させる。ワイヤーに固定されている車両は、タイヤ支承用ローラ4の回転によるワイヤーによる牽引力が均等になるよう車両位置が中心に移動する。また、ワイヤーによる固定装置がない場合には、ハンドル操作を行うことによって図4で示すaの誤差を中心にセットする。車両中心が期待する略中心位置となったとき、タイヤ支承用ローラ4の駆動を停止し、シリンダの可動ロッド3a、3bをビット内に収納してセンタリングを終了する。
以上のように本発明は、位置調節部の先端に取り付けられる一対のタイヤ支承用ローラのうち、少なくとも一方側をモータによって駆動することにより、車両は常に中心位置に、しかも時間的にも速くセットが可能となるものである。
本発明の実施形態を示す部分図。 本発明の駆動側位置調整部の部分断面図。 位置調整部の配置図。 車両設置状態の説明図。 車両試験状態の説明図。
符号の説明
1… 駆動側位置調整部
2… 従動側位置調整部
3… 流体シリンダ
4… タイヤ支承用ローラ
5… モータ
6… 支持部材
7… ベアリング
8… 歯車
9… チェーン
10… 動力伝達部

Claims (3)

  1. シャシーダイナモメータのローラ頂上部位に被試験車両のタイヤ部分を載置する試験装置であって、各タイヤの斜め下方位置に配設した流体シリンダを有する1対の位置調整部を設け、各位置調整部の可動ロッドを介してタイヤ部分を押し上げて車両位置を調節するものにおいて、
    前記各位置調整部の可動ロッドの先端に回動自在にタイヤ支承用ローラを設けると共に、前記位置調整部にモータを設け、モータの回転力を動力伝達部を介して前記タイヤ支承用ローラに伝達するよう構成したことを特徴としたセンタリング装置。
  2. 前記モータは、1対の位置調整部のうちの一方側にのみ設けたことを特徴とした請求項1記載のセンタリング装置。
  3. 前記試験装置のローラ1基に対し、1対の位置調整部を2セット設けたことを特徴とした請求項1又は2記載のセンタリング装置。
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