JP4609130B2 - 断熱容器 - Google Patents

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Description

本発明は、ランチジャーや保温ボトル等の断熱容器に関する。
従来、断熱容器としてのランチジャーは、金属製の真空二重容器の断熱構造とした容器本体と、該容器本体の開口を閉塞する蓋体と、前記容器本体と蓋体との間に形成される収納室の上下方向に積み重ねて収納された複数個の内容器(例えば飯器や菜入れ器等)とを備えてなるものが周知である。そして、各内容器は、合成樹脂製で内容器本体を一重に形成した非断熱容器であり、該内容器本体の開口は断熱材を充填してある内容器蓋で被蓋して、保温性能を高めるようにしてある。
しかし、上記従来のランチジャーの各内容器は合成樹脂製の非断熱容器であるため、容器本体の収納室の下部に高温の内容物を入れた汁器や飯器を収納するとともに、最上部に保温不要な内容物を入れた菜入れ器を収納した場合に、時間が経過するにつれて、下部の汁器や飯器の高温エネルギーが最上部の菜入れ器側へ熱移動する。そのため、保温の必要な汁器や飯器内の内容物が冷めるともに、保温の不要な菜入れ器内の内容物が暖かくなり保温・保冷効果が持続できない、という難点があった。
この改善策としては、特開平09−215515号公報(特許文献1)記載のランチジャーが提案されている。
この特許文献1のランチジャーは、真空二重容器の断熱構造からなる容器本体と、該容器本体の開口を閉塞する蓋体と、前記容器本体と蓋体との間に形成される収納室に収納された複数個の内容器とを備えてなる点では、上記従来周知のランチジャーと共通する。
しかし、この特許文献1のランチジャーは、容器本体の収納室に収納される内容器のうち、保温の必要な少なくとも1つの内容器の一部に、電子レンジ等のマイクロ波によって加熱可能な材質(例えばグリコール類等)からなる蓄熱材が装着された蓄熱部を有する点に特徴をもっている。この蓄熱部を有する空の蓄熱容器(例えば汁器)を電子レンジで加熱して、蓄熱材を加熱蓄熱させた後に、蓄熱済みの蓄熱容器(汁器)内に高温のみそ汁などをいれ被蓋し、該蓄熱容器を容器本体の収納室の下部に収納するものである。従って、前記蓄熱容器(汁器)は蓄熱材からの放熱により高温状態が保持され、その放熱の一部は上段の内容器(例えば飯器)にも伝熱されるので、この特許文献1のランチジャーは、上記従来周知のものより保温持続力が高い利点を有する。
しかしながら、この特許文献1のものでは、空の蓄熱容器(汁器)を電子レンジでその都度加熱して蓄熱材を加熱、蓄熱させる手間が掛かり面倒である。それとともに、この場合も、この蓄熱容器の高温エネルギーが最上部の菜入れ器側へ熱移動して、該菜入れ器内の内容物が加熱されるという従来周知のランチジャーと同様の難点がある。
また、断熱容器としての保温ボトルの従来例としては、特開2001−231693号公報(特許文献2)記載の保温容器が知られている。
この特許文献2の保温容器は、金属製の真空二重容器の断熱構造からなる容器本体と、該容器本体の開口を閉塞する蓋体と、前記容器本体と蓋体との間に形成される収納室に収納された1個の内容器とを備えてなり、前記内容器は、前記容器本体の真空二重容器の内側筒体に沿って設けられるもので、前記真空二重容器の金属よりも熱伝導率が小さな合成樹脂で製作されるのが望ましいとするものである。
上記特許文献2の保温容器によれば、内容物の熱は内容器を介して容器本体の内側筒体に伝わるため、器外への放熱量を少なくでき保温効果を向上させるものである。
しかしながら、この特許文献2の保温容器では、内容器は熱伝導率の小さな合成樹脂などの一重の材質で形成してなるものであるため、内容器自体による内容物の保温・保冷効果は小さいという難点がある。
特開平09−215515号公報 特開2001−231693号公報
本発明は、上記従来の断熱容器の有する問題点を解消するために案出されたものであって、真空二重容器の断熱構造からなる容器本体の内部に、真空二重容器の断熱構造からなる内容器を収納することにより、保温・保冷を目的とする断熱容器において、内容器からの熱移動を減少させて、内容器内の内容物に対する保温・保冷効果の向上等を意図した断熱容器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1の断熱容器は、真空二重容器の断熱構造からなる容器本体と、該容器本体の開口を閉塞する蓋体と、前記容器本体と蓋体との間に形成される収納室に収納された複数個の内容器とを備えてなる断熱容器において、前記内容器は複数個を容器本体の収納室に上下方向に設けるとともに、容器本体の開口部近傍に設けた最上部の内容器は、その内容器の内容器本体が有底筒状で、かつ内側筒体と外側筒体との真空二重容器の断熱構造としてあることを特徴とする。
このような構成により、内容器本体を真空二重容器の断熱構造とした最上部の内容器は、断熱容器の容器本体が真空二重容器の断熱構造であることと相俟って、断熱効果及び保温・保冷効果の持続性が一層高くなるので、当該内容器の保温・保冷効果が向上される。
また、前記内容器は複数個を容器本体の収納室に上下方向に設けるとともに、容器本体の開口部近傍に設けた最上部の内容器は、その内容器本体が有底筒状で、かつ内側筒体と外側筒体との真空二重容器の断熱構造としてあるので、ランチジャーの断熱容器の場合に、例えば、最上部の内容器として保温不要な菜入れ器の内容器本体を真空二重容器の断熱構造とすることができるため、該菜入れ器は、その下方に配置した内容器(例えば飯器、汁器)の内容物による熱影響を受けるのを防止できる。
請求項の断熱容器は、上記請求項の構成に加え、前記最上部の内容器より下方に設けた内容器は非断熱容器である。この場合でも、前記最上部の内容器は下方の非断熱容器からの熱影響を受けるのを防止できる。
なお、容器本体の収納室の上下方向に内容器を複数個設けた場合に、下部の内容器は非断熱容器で形成するとともに、該下部の内容器の直上に設けた上部の内容器は内容器本体が有底筒状で、かつ内側筒体と外側筒体との真空二重容器の断熱構造としてあり、さらに前記下部の内容器の開口部は上部の内容器の真空二重容器の少なくとも底部で被蓋するようにすることができる。このような構成によれば、上部の内容器の真空二重容器の少なくとも底部が、下部の内容器の開口部の蓋を兼ねるばかりか、下部の内容器の開口部に設けた蓋に断熱材を充填した従来例の蓋及びその断熱材が不要となる。
請求項1の発明によれば、真空二重容器の断熱構造からなる容器本体と、該容器本体の開口を閉塞する蓋体と、前記容器本体と蓋体との間に形成される収納室に収納された複数個の内容器とを備えてなる断熱容器において、前記内容器は複数個を容器本体の収納室に上下方向に設けるとともに、容器本体の開口部近傍に設けた最上部の内容器は、その内容器本体有底筒状で、かつ内側筒体と外側筒体との真空二重容器の断熱構造としてあることから、前記真空二重容器の断熱構造とした最上部の内容器は、断熱容器の容器本体が真空二重容器の断熱構造であることと相俟って、断熱効果及び保温・保冷効果の持続性が一層高くなるので、当該内容器の保温・保冷効果が向上される。
また、例えば、ランチジャーの場合、最上部の内容器として保温不要な菜入れ器を真空二重容器の断熱構造とすることにより、該菜入れ器は、その下方に配置した内容器(例えば飯器、汁器)の熱影響を受けるのを防止できる。
請求項の発明によれば、前記最上部の内容器より下方に設けた内容器は非断熱容器であるから、この場合でも、前記最上部の内容器は下方の非断熱容器からの熱影響を受けるのを防止できる
(第1実施例) 本発明の第1の実施例を断熱容器としてランチジャーに適用した場合について、図1に基づいて以下に説明する。
1は断熱容器としてのランチジャーであって、このランチジャー1は、金属製の真空二重容器の断熱構造からなる容器本体2と、該容器本体2の開口3を閉塞する蓋体4と、前記容器本体2と蓋体4との間に形成される収納室5に上下方向に積み重ねて収納された複数個の内容器6…6とを備えている。
前記容器本体2は、上部が開口する有底筒状で、それぞれステンレスなどの金属製からなる内側筒体2aと、該内側筒体2aと略同形状でやや大径の外側筒体2bとからなり、両筒体2a、2bの上端部同士をろう付け又は溶接によって接合して、これら内側筒体2aと外側筒体2b間に真空断熱空間2cを形成してなるものである。なお、外側筒体2bの底板部の内面には、両筒体2a、2b間の空間部を真空引きするための排気孔2dが形成してあるとともに、真空引き後に空間部で発生するガスを吸着するためのゲッター材2eが取り付けてある。
このように、断熱容器の容器本体2は、真空断熱構造の真空二重容器からなるので、従来のガラス繊維や発泡スチロール等の断熱材に比べて遙かに断熱性能が向上する。
また、この容器本体2の外側筒体2bの外周面は、特開平09−215515号公報の図1に示されているように、外部に露出させることもできるが、この実施例では図1に示されているように、その外側筒体2bの外周全面を合成樹脂やレザーなどの外装カバー7で被覆しており、これで容器本体2の外側筒体2bが衝撃によりへこまないようにするとともに、清掃し易いようにしている。
前記外装カバー7は、容器本体2の上端部に無理嵌めなどにより固定された環状の肩部材8に固定されている。すなわち、肩部材8の下部には環状溝8aが形成され、この環状溝8aに外装カバー7の上端部7aを圧入嵌合して、外装カバー7と肩部材8とが固定されている。
そして、肩部材8の外周の相対向する位置には、吊り紐10を挿通するための孔9、9が形成されている。また、肩部材8の上部外周の相対向する位置には、蓋体4をロックするための蓋ロック11、11が枢軸12、12で弧回動自在に枢支されている。
前記蓋体4の上面の相対向する位置には、前記蓋ロック11、11の先端部の係止部11a、11aが係止される係止受部4a、4a が形成されており、この蓋ロック11、11の着脱がワンタッチで簡単にできるようにしてある。
容器本体2と蓋体4との間に形成された収納室5に収納される内容器6の個数は、本発明では特に限定しないのであるが、本実施例では、容器本体2の収納室5の下部には内容器6として御飯が入れられる飯器20を、また上部には内容器6としておかずを入れる菜入れ器30を、上下方向に積み重ねて収容している。
飯器20は、内容器本体となる有底筒状の飯器本体21と、内部空間に断熱材23を入れた飯器蓋22とからなり、飯器蓋22の側壁に形成した雌ねじ24と飯器本体21の上端部に形成した雄ねじ21aとを螺合するようにしてある。なお、飯器蓋22の上板部に形成した環状凹部25の内周壁に円形状のつまみ26が形成されており、このつまみ26を把持して飯器蓋22を飯器本体21に取り付け又は取り外したりする。
菜入れ器30は、内容器本体となる有底筒状で、かつステンレスなどの金属製の内側筒体32と外側筒体33との真空二重容器の断熱構造からなる菜入れ器本体31と、非断熱構造の菜入れ器蓋34とからなり、菜入れ器本体31の開口縁部35に菜入れ器蓋34の外周縁を落し込み状に弾性状態で嵌合して機密性が保持されるようになっている。
また、この菜入れ器蓋34の場合も、飯器蓋22の場合と同様に、菜入れ器蓋34の上板部に形成した環状凹部36の内周壁に円形状のつまみ37が形成され、このつまみ37を把持して菜入れ器蓋34を菜入れ器本体31に取り付け又は取り外したりする。
なお、菜入れ器蓋34の空室38には、菜入れ器本体31が真空断熱構造であるので、従来のような断熱材を設けなくてもよい。
図1で、39は菜入れ器本体31の外側筒体33の底板部に設けたゲッター材であって、この菜入れ器本体31の真空処理は前述した容器本体2の場合と同様に行われるので、説明を省略する。
また、図1で、菜入れ器本体31の外側筒体33と容器本体2の内側筒体2a及び肩部材8内側壁との間には空間40を設けて、空気断熱されるようにしている。しかし、この空気断熱用の空間40を設けることなく、前記菜入れ器本体31を内側筒体2a及び肩部材8内側壁に近接させるようにしてもよい。
上記菜入れ器30は、容器本体2の開口3部近傍に設けた最上部の内容器6である。この菜入れ器30より下方に設けた内容器6である飯器20が非断熱容器で構成されていても、前記菜入れ器30の菜入れ器本体31は前述したように真空断熱容器で形成されているので、飯器20の熱影響を受けることがない。そのため、菜入れ器30のおかずが暖まりにくい。しかも菜入れ器本体31が真空断熱構造であるので、飯器20の熱が菜入れ器30側へ放熱されにくく、飯器20内の内容物が冷めにくく保温が向上される。
以上の結論は、本願発明者が、図1に示した本発明実施品と、菜入れ器が非断熱構造からなる従来品との保温力比較実験に基づいて実証済みである。
(第2実施例) 本発明の第2の実施例を断熱容器として別なランチジャーに適用した場合について、図2に基づいて以下に説明する。
この第2実施例の断熱容器1としてのランチジャーは、容器本体2や外装カバー7や肩部材8、及び収納室5の最上部の内容器6の内容器本体(菜入れ器本体31)は真空断熱構造としてある点は図1のものと同様の構成としている。しかし、内容器6が飯器20と菜入れ器30のほかに味噌汁等を入れる汁器50の3個を設けているとともに、各内容器6は冬期と夏期とは使用パターンを変更できるようにして、冬期・夏期も含め年中使用できるようにしてある点に特徴を有し、図1のランチジャーとは異なる構成である。
すなわち、冬期においては、図2の左側に符号を付したように、収納室5の最下部には熱いスープ類が入った汁器50(6)を入れ、該汁器50の直上には熱い御飯が入った飯器20(6)を載置して、汁器50と飯器20とは容器本体2の真空断熱構造で保温する。また、容器本体2の開口3部近傍に設けた最上部の内容器6としては菜入れ器30を設け、その菜入れ器30の底面を飯器20の上面に載置するようにしてある。従って、菜入れ器30に入れた内容物(おかず)は、菜入れ器本体31の真空断熱構造によって、下方の飯器20及び汁器50からの熱影響を遮断するとともに、蓋体4を介して外気へ放熱されるので、傷んだり腐敗することがない。
夏期においては、図2の右側に符号を付したように、前記汁器50には氷又は冷水などの冷媒60を入れ、該汁器50の直上には前記飯器20に変えておかずを入れる菜入れ器30として載置し、該菜入れ器30を下方の汁器50に入れた冷媒60で冷やして同菜入れ器30内のおかずが腐敗しないようにしている。また、冬期においておかず入れとして使用していた菜入れ器30を、熱い御飯をいれる飯器20として変更して使用し熱い御飯を冷やすようにしてある。
この実施例では、冬や夏などの季節に応じ内容物を入れ替えるために、各内容器6の大きさを配慮するだけで、一年中使用できるランチジャーが提供できる。
第1、第2の実施例における菜入れ器30は、図1、図2ではその容積を区画する仕切板を何ら示されていないが、従来から公知のように予め複数個に区画された仕切板を菜入れ器30内に入れて、各区画室に異なるおかずを収容するようにすることができる。
しかしながら、従来公知の仕切板は各区画室が固定されており、各区画室の容積を任意に変更することはできない難点があった。
そこで、本願発明者は、各区画室の容積が任意に変更できる仕切板を、図3〜図7に示すように案出した。以下、これらについて説明する。
図3に示した仕切板70は、一端に枢軸72を連結した第1仕切板71と、第1仕切板71の枢軸72が嵌挿される嵌挿穴74を有する第2仕切板73とからなり、これら第1仕切板71と第2仕切板73とを組み付けた状態で菜入れ器30内に設置して使用できる。そして、枢軸72を回動中心として第1仕切板71と第2仕切板73を回動することにより、両仕切板71、73で仕切られた任意の区画室が形成される。
図4に示した仕切板70は、図3で示した第1仕切板71の変形例を示すもので、第2仕切板73は図3のものと同一構成としているので、図4においては省略している。
この図4の第1仕切板71は枢軸72の下端部を少し延ばして係合部72aとし、この係合部72aを、菜入れ器30の菜入れ器本体31又は内ケース41の内底面42に突設した嵌合筒43に嵌合して組み付けるものである。
図5の(A)は平面図、(B)は正面図であり、この図5の仕切板70はヒンジ状に形成したものであり、第1仕切板71の一端に突設した折り曲げヒンジ片71aに枢軸72を嵌挿するとともに、第2仕切板73の一端に突設した二股状の折り曲げヒンジ片73a、73bに枢軸72を嵌挿して組み付けるものである。
なお、図3〜図5では第1、第2の仕切板71、73を設けているが、3枚以上を設けることもできる。
図6と図7は更に第4変形例の仕切板を示す。この図6は分解斜視図、図7は組み付け状態の平面図である。
この場合の仕切板70は、第1仕切板71と第2仕切板73の両方が円弧面状の板で形成され、原理的には図3に示したようにして組み付けられる。これによれば、略円形状の区画室が形成されるとともに、その大きさも変更できる。
図8は本発明の応用例を示している。
図1と図2の断熱容器は、容器本体2と、それに収納される内容器6との開口は同一方向であるが、この図8の断熱容器は、容器本体の開口と、それに収納される内容器の開口は反対方向である点と、例えば3個の容器本体のうち最外方のもの以外は互いに収納されるように大きさを異なるものとしている点に特徴を有している。
すなわち、図8で、80はテーブルであって、このテーブル80の上面に、スープ類、御飯、おかず等の食品を適宜収納して開口を上向きにした第1内容器6aを載置するとともに、この第1内容器6aの全部を被覆するために、前記真空断熱構造からなる第1容器本体2Aが開口を下向きしてテーブル80の上面に載置されている。
そして、上記第1容器本体2Aの上面には、第1内容器6aと同様に開口を上向きにした第2内容器6bを載置するとともに、この第2内容器6bだけでなく前記第1内容器6a及び第1容器本体2Aの全部を被覆するために、真空断熱構造からなる第2容器本体2Bが開口を下向きしてテーブル80の上面に載置されている。
同様にして、第2容器本体2Bの上面には開口が上向きの第3内容器6cを載置するとともに、第3内容器6cだけでなく、前記第2内容器6b及び第2容器本体2B、並びに第1内容器6a及び第1容器本体2Aの全部を、真空断熱構造からなる第3容器本体2Cが開口を下向きにしてテーブル80の上面に載置されている。
なお、図8で、81は、第1、第2及び第3の容器本体2A、2B、2Cの開口縁をシールするためのパッキンである。
この図8の断熱容器1は、ホテルやレストラン等のバイキング料理などの料理店などにおいて使用すれば、料理の作り置きができて便利である上に、保温・保冷効果も向上される。
この場合の使用方法を説明すると、食事を提供する場合に、先ず第3容器本体2Cを取り外してから、第3内容器6cの内容物をお客に食べて貰う。第3内容器6cの内容物が無くなった場合には、第2容器本体2Bを取り外して第2内容器6bの内容物を食べて貰う。第2内容器6bの内容物が無くなった場合には、第1容器本体2Aを取り外して第1内容器6aの内容物を食べて貰う。この第1内容器6aの内容物は保温効果が一番高いため冷めにくい。
なお、図8のものは料理の宅配業者でも使用できる。
また、第1、第2及び第3の内容器6a、6b、6cの少なくとも1つには、外周側壁に反転可能な軸(図示せず)を設け、内容物の取り出し時において、この軸を支点にして上記内容器が反転できるようにすることもできる
本発明は、ランチジャーや保温ボトルのほか、内容物を保温・保冷するその他の断熱容器として利用できる。
断熱容器としてのランチジャーの第1実施例の縦断面図である。 断熱容器としてのランチジャーの第2実施例の縦断面図である。 菜入れ器内を区画する仕切板の第1変形例の斜視図である。 菜入れ器内を区画する仕切板の第2変形例の斜視図である。 菜入れ器内を区画する仕切板の第3変形例を示し、(A)は平面図、(B)は要部の斜視図である。 菜入れ器内を区画する仕切板の第4変形例の分解斜視図である。 図6の部材を組み付けた状態の平面図である。 本発明の応用例の断面図である。
1 断熱容器
2 容器本体
2a 内側筒体
2b 外側筒体
4 蓋体
5 収納室
6 内容器
7 外装カバー
8 肩部材
11 蓋ロック
20 飯器
30 菜入れ器
31 菜入れ器本体(内容器本体)
32 内側筒体
33 外側筒体
34 菜入れ器蓋
50 汁器
70 仕切板
71 第1仕切板
73 第2仕切板

Claims (2)

  1. 真空二重容器の断熱構造からなる容器本体と、該容器本体の開口を閉塞する蓋体と、前記容器本体と蓋体との間に形成される収納室に収納された複数個の内容器とを備えてなる断熱容器において
    前記内容器は複数個を容器本体の収納室に上下方向に設けるとともに、容器本体の開口部近傍に設けた最上部の内容器は、その内容器本体が有底筒状で、かつ内側筒体と外側筒体との真空二重容器の断熱構造としてあることを特徴とする断熱容器。
  2. 前記最上部の内容器より下方に設けた内容器は非断熱容器である請求項に記載の断熱容器。
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