JP4607572B2 - 弾性表面波フィルタ - Google Patents

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本発明は、縦結合型弾性表面波フィルタを複数用いた弾性表面波(SAW:Surface Acoustic Wave)フィルタに関する。
SAWデバイスは、弾性体表面に伝わるレイリー波を利用したものであり、圧電基板上にIDT(インターディジタルトランスデューサ)を配置し、電気信号と弾性表面波間の電気−機械相互変換を行って周波数選択(帯域フィルタ)特性を持たせたものであり、さらには反射器を付して高いQの共振特性を持たせるようにしている。SAWデバイスの一つであるSAWフィルタは、高機能化、小型化が進められている例えば携帯電話等の電子機器として使用されており、挿入損失(入力電力に対する出力電力の減衰量)が小さく、周波数選択性に優れたフィルタ特性を有しかつ小型化、軽量化されることが要求されている。
ここで縦結合型SAWフィルタについて簡単に説明する。図16は縦結合二重モードSAWフィルタと呼ばれる縦結合型SAWフィルタの模式図であり、当該SAWフィルタは圧電基板上に入力側のIDT11と出力側のIDT12、13とを配置し、これらIDT群に対して弾性表面波の伝播方向の両側にグレーティング反射器14、15を設けて構成されている。
このような構成の縦結合型SAWフィルタにおいては、IDTの電極指10の交差幅Wを小さくすれば電極指10の抵抗が小さくなるので、挿入損失については改善されるが、交差幅Wが小さすぎると電極指10、10間の容量が小さくなって入力、出力の各インピーダンスを予定とする大きさにできなくなってしまう。そこで例えば特許文献1には、縦結合型SAWフィルタについて複雑な設計変更をすることなく、その挿入損失を改善する手法が示されている。その手法は、図16に示す1個の縦結合型SAWフィルタと対比すると、図17に示すように前記交差幅をWの半分の大きさであるW’(W'≒1/2W)に設定した2個の縦結合型SAWフィルタ1A、1Bを電気的に並列に接続して1つのSAWフィルタとして構成する手法である。このような構成とすれば、前記交差幅が小さくなるので電極指の抵抗も半分になり、挿入損失を低減させることができると共に、電極指間の容量のトータル値は変わらないので、入出力インピーダンス値について図16に示した縦結合型SAWフィルタとほぼ同一の値にすることができる。
図18及び図19に夫々通過帯域内特性及び通過帯域外特性を表した特性図を示した。同図において、aは図16に示した縦結合型SAWフィルタの特性であり、bは図17に示したSAWフィルタの特性である。この結果から並列構成にした場合の挿入損失が1個の構成と比べて0.5dB程度低減していることが分かる。このときの設計パラメータは以下の通りである。
圧電基板:36度 Y−X LiTaO
IDT周期:1.98μm
反射器ピッチ;1.015μm
電極膜厚:175nm
グレーティング反射器本数:80本
交差幅W:50λ
入力側IDTの電極指本数:12
出力側IDTの電極指本数:19
このように並列構成は挿入損失を低減できる点で有利なものではあるが、その反面、互いの縦結合型SAWフィルタ同士が重なってしまわないようにある程度の距離をもって離して配置する上、パターン数が2倍に増えるため、2個並べる場合の長さは1個に比べて2倍強になり、その結果最終的な製品であるSAWフィルタチップのサイズが大きくなり、小型化の要求に応えにくいという欠点がある。
特開平8-181566
本発明の課題は上記した従来技術の欠点を除くためになされたものであって、その目的とするところは、小型でかつ挿入損失が小さいSAWフィルタを提供することである。
本発明は、圧電基板上に複数のIDTを設けると共にこれらIDTに対して弾性表面波の伝播方向の両側にグレーティング反射器を配置してなる縦結合型弾性表面波フィルタを用いた弾性表面波フィルタにおいて、
第1の縦結合型弾性表面波フィルタと第2の縦結合型弾性表面波フィルタとを弾性表面波の伝播方向に配置すると共に互いに電気的に並列に接続し、これら縦結合型弾性表面波フィルタのグレーティング反射器同士を共用化し、共用化されたグレーティング反射器の本数をN’とし、共用化されていないグレーティング反射器の本数をNとした時、2≦N’<2Nであることと、
第1の縦結合型弾性表面波フィルタにより励振された弾性表面波と第2の縦結合型弾性表面波フィルタにより励振された弾性表面波との位相整合がとれるように、第1の縦結合型弾性表面波フィルタの一方側と第2の縦結合型弾性表面波フィルの一方側との間で共用化されたグレーティング反射器のピッチが、第1の縦結合型弾性表面波フィルタ及び第2の縦結合型弾性表面波フィルタの各他方側に位置する、互に共用化されていないグレーティング反射器のピッチよりも大きいことと、を備えたことを特徴とする。
本発明は、小型化を図るという点では、共用化されたグレーティング反射器の本数をできるだけ減らすことが好ましいが、そうすると後述の実験例からも分かるように特性が劣化する場合があるので、共用化されたグレーティング反射器の本数を設定するにあたっては、周波数特性をグレーティング反射器を共用化する前の特性に近づけるために、当該グレーティング反射器のピッチを設定することが必要である。また縦結合型弾性表面波フィルタの交差幅は、互いに並列接続された各々の弾性表面波フィルタの弾性表面波波長をλとしたとき、8λ以上であることが好ましい。なお共用化されたグレーティング反射器の本数を減らしても、当該グレーティング反射器のピッチを調整することで、共用化されていないグレーティング反射器よりもサイズが大きくなることは理屈の上ではあり得るが、そのような構成は技術として意味のないものであるから、特許請求の範囲では、その点については、つまり共用化されていないグレーティング反射器のサイズについては特定していない。
本発明は、複数の縦結合型SAWフィルタを電気的に並列に接続しているため、従来のように挿入損失の低減化を実現し、そして隣合う2つの反射器同士を共用化して1個のグレーティング反射器として構成しているため、2つの反射器同士を共用化した分だけ縦結合型SAWフィルタのサイズを小さくでき、低損失化を維持したまま小型化を図ることができる。またそのサイズを小さくするためにはグレーティング反射器の本数をできるだけ減らすことが好ましいが、その場合にも共用化されたグレーティング反射器に対して両側から入ってくる各SAWの間で位相整合が取れるようにグレーティング反射器のピッチを調整しているため、特性の劣化を抑えることができる。従って特性の劣化を抑えながらグレーティング反射器の本数を減らすことができるので、例えばSAWフィルタチップの小型化を図ることができ、このチップを用いた電子機器の小型化に寄与する。
図1は本発明に係るSAWフィルタの実施の形態を示す図である。このSAWフィルタは、第1の縦結合型SAWフィルタ2A及び第2の縦結合型SAWフィルタ2Bを並列に接続して構成されている。第1の縦結合型SAWフィルタ2Aは、図示しない圧電基板表面において、入力側IDT3におけるSAWの伝播方向の両側に夫々出力側IDT4、5が配置され、更にこれらIDT3、4、5群におけるSAWの伝播方向の両側に夫々グレーティング反射器6、7が配置されている。
入力側IDT3は、互いの電極指30、30が間挿するように櫛歯電極31、32が対向配置され、これら櫛歯電極31、32は夫々入力端及びアースに接続されている。また出力側IDT4(5)は、互いの電極指40(50)、40(50)が間挿するように櫛歯電極41(51)、42(52)が対向配置され、これら櫛歯電極41(51)、42(52)は、夫々入力端及びアースに接続されている。60はグレーティング反射器6の反射部(電極指30,40,50に平行に伸びる帯状部分)であり、各々短絡されて同電位になっている。
第2の縦結合型SAWフィルタ2Bについても同様の構成とされているが、一方側のグレーティング反射器70は、第1の縦結合型SAWフィルタ2Aと共用化されている。即ちこの実施の形態のSAWフィルタは、図18に示した2個の縦結合型SAWフィルタを並列接続した構成において、隣り合うグレーティング反射器同士を2つの縦結合型SAWフィルタ2A及び2Bの間で共用する(共有する)構成としたもの、言い換えれば1個のグレーティング反射器70により置き換えたものである。
このような構成を有するSAWフィルタにおいて、入力側のIDT3、3に入力信号を印加すると当該IDT3、3にSAW(音響的な波)が発生する。そのSAWは両側に位置する出力側のIDT4、5に伝播して電気信号に変換されると共にIDT4、5を抜けてグレーティング反射器6、7に到達し、ここでストライプ状に形成された複数の反射部60、70により反射される。図2(a)及び図2(b)は、SAWフィルタの共用化されたグレーティング反射器7におけるSAWの伝播の様子を模式的に示した模式図である。図2(a)で示したように第1の縦結合型SAWフィルタ2A及び第2の縦結合型SAWフィルタ2Bの各IDT5側から共用化されたグレーティング反射器7へと伝播したSAW1及び2は、当該反射器7の複数の反射部70によって反射されることで、夫々第1の縦結合型SAWフィルタ2A内のトラック1及び第2の縦結合型SAWフィルタ2B内のトラック2に閉じこめられ、フィルタ特性を実現している。
ところで縦結合型SAWフィルタ2A及び2Bのグレーティング反射器を単純に共用化しただけでは、後述の実験例からも分かるようにグレーティング反射器7の本数(反射部70の本数)がある程度多いときにはSAW1、2は夫々のトラック1、2に閉じこめられるが、反射部70の本数が少なくなると、図2(b)のようにトラック1で励振しているSAW1がトラック2に漏洩し、またトラック2で励振しているSAW2がトラック1に漏洩してしまう。即ち、SAW1及びSAW2の位相整合が取れていないとSAW1とSAW2とが互いに干渉し合い、そのことで当該SAWフィルタの周波数選択性が低下してSAWの通過帯域内にスプリアスが発生したり、SAWの反射が不充分なことによる挿入損失の増加が起きる懸念がある。この場合には、SAW1とSAW2との位相整合が取れるように、共用化したグレーティング反射器7のピッチ(隣接する反射部70の中心間距離)を調整することが好ましい。具体的にはグレーティング反射器7の反射部70の本数とピッチとを種々設定して実験を行い、フィルタ特性が良好な値を見つけるようにすれば、反射部70の本数が少ないながら良好なフィルタ特性を得ることができる。
図1では、共用化されているグレーティング反射器7の反射部70の本数が共用化されていないグレーティング反射器6の反射部60と同じ本数の例を示したが、図3には、共用化されているグレーティング反射器7の反射部70の本数が共用化されていないグレーティング反射器6の電極指6よりも少ない本数の例を示している。一例を挙げると、入力側のIDT3の電極指30の本数及び出力側のIDT4(5)の電極指40(50)の本数は、夫々30〜60本及び15〜40本であり、また共用化されていないグレーティング反射器6の反射部60の本数は50〜100本であり、共用化されているグレーティング反射器7の反射部70の本数はそのピッチを調整することにより例えば2〜200本とすることができる。なおこの数値は本発明を限定するものではない。
上述の実施の形態によれば、第1の縦結合型SAWフィルタ2A及び第2の縦結合型SAWフィルタ2Bを並列接続するにあたり、隣り合うグレーティング反射器同士を共用化した構成としている。従来では、隣り合う縦結合型SAWフィルタ同士を重なり合わないように離していたことから、グレーティング反射器の共用化を図ることで小型化できる。この場合、共用化されたグレーティング反射器の本数をN’とし、共用化されていないグレーティング反射器の本数をNとした時、2≦N’<2Nとしなければ実質的な効果は薄い。
即ち、2つの縦結合型SAWフィルタを並列接続するにあたって、並列接続する前の双方のグレーティング反射器を単純に結合しただけでは、SAWフィルタ全体の長さは、SAWフィルタ同士の離間間隔分しか短くならないので、共用化した後の電極指の本数を、共用化する前の電極指の本数の2倍よりも小さくすることが必要である。ここでいう共用化する前のグレーティング反射器の本数とは、結局図1及び図3において共用化されていないグレーティング反射器6の反射部60の本数ということになる。そして共用化されたグレーティング反射器7の反射部70ピッチを調整することでその本数を少なく設定するようにすれば、小型化に寄与できる程度が大きい。
図4は、図1の構成を2段縦続接続した構成例であり、このような構成によれば、帯域外減衰量を大きくとることができ、2段接続構成であることから、隣り合うグレーティング反射器同士を共用化する効果はより大きい。また本発明は、縦結合型SAWフィルタの並列接続数が2個に限定されるものではなく、3個以上の縦結合型SAWフィルタを並列接続し、互いに隣り合うグレーティング反射器を共用するようにしてもよい。図5は、3個の縦結合型SAWフィルタ2A、2B、2Cを並列接続し、縦結合型SAWフィルタ2A及び2Bのグレーティング反射器を共用化すると共に縦結合型SAWフィルタ2B及び2Cのグレーティング反射器を共用化して各々グレーティング反射器70として構成したものである。
また複数の縦結合型SAWフィルタを並列接続することにより、IDTの電極指間の容量をある値に確保しながら電極指の抵抗を小さくするためにその長さを短くすることができるが、電極指の長さをあまり短くするとSAWの回折損が発生することになる。従って本発明に係るSAWフィルタの交差幅Wは、弾性表面波波長が8λ以上となるように調整されることが好ましい。
図1のようにグレーティング反射器を共用化することによりフィルタ特性にどのような影響を及ぼすのか、また共用化したグレーティング反射器の本数を変えることによりフィルタ特性がどのようになるのかを調べるために以下のような実験を行った。
先ずパラメータとして以下のように設定した。
圧電基板:36度 Y−X LiTaO
IDT周期(IDTを構成する一方の櫛歯電極の電極指の間隔):1.98μm、
反射器のピッチ(電極指のピッチ):1.015μm
共用化反射器のピッチ:1.015μm、
電極指の膜厚:175nmとした。
交差幅(W’):25λ(λ:弾性表面波波長)
入力側IDTの電極指の本数:19本
出力側IDTの電極指の本数:12本
反射器の本数:80本
共用化反射器の本数:N本
上記SAWフィルタについて、Nを160、80、14、6と変化させたときの通過帯域内特性と通過帯域外特性とを調べたところ図6〜図13の結果が得られた。N=160、80のときには、グレーティング反射器を共用化する前の構成(図18)と同じ特性を維持しているが、N=14、6と更に本数を減らしたときには通過帯域低域側にスプリアスが現れた。従ってこのまま本数を減らすと特性に大きな劣化が生じてしまう。従って単純に共用化したグレーティング反射器の本数を減らすことで小型化は可能であるが、その本数が少なくなり過ぎると帯域内にスプリアスが発生したり挿入損失の劣化が起こることが分かるる。これは図3にて記述したように第1の縦結合型SAWフィルタ2Aによって励振されたSAW1が第2の縦結合型SAWフィルタ2B側に、また第2の縦結合型SAWフィルタ2Bによって励振されたSAW2が第1の縦結合型SAWフィルタ2A側に、夫々共用化したグレーティング反射器7を介して漏れるからであると考えられる。
そこでSAW1及びSAW2の位相整合が取れるように、共用化したグレーティング反射器7の反射部70のピッチを調整し、N=6のときのピッチを1.29μmに調整して通過帯域内特性と通過帯域外特性とを調べたところ、図14及び15の結果が得られた。なお前記ピッチ以外のパラメータは変更していない。図12及び13と図14及び15とを比較して分かるように、グレーティング反射器を共用化する前のピッチ(共用化されていないグレーティング反射器のピッチ)を少し大きくすることにより、ピッチを調整しなかったときに通過低域側に現れていたスプリアスを除去することができる。従ってグレーティング反射器の共用化を図り、その電極指の本数を減らしていくことができることが裏付けられている。
本発明に係るSAWフィルタの一実施の形態を示す構成図である。 本発明に係るSAWフィルタの共用化反射器周辺におけるSAWの伝播の例を示す説明図である。 本発明に係るSAWフィルタの他の実施の形態を示す構成図である。 上記実施の形態の変形例を示す構成図である。 本発明に係るSAWフィルタの更に他の実施の形態を示す構成図である。 本発明に係るSAWフィルタの通過帯域内特性を示したグラフである。 本発明に係るSAWフィルタの通過帯域外特性を示したグラフである。 本発明に係るSAWフィルタの通過帯域内特性を示したグラフである。 本発明に係るSAWフィルタの通過帯域外特性を示したグラフである。 本発明に係るSAWフィルタの通過帯域内特性を示したグラフである。 本発明に係るSAWフィルタの通過帯域外特性を示したグラフである。 本発明に係るSAWフィルタの通過帯域内特性を示したグラフである。 本発明に係るSAWフィルタの通過帯域外特性を示したグラフである。 本発明に係るSAWフィルタの通過帯域内特性を示したグラフである。 本発明に係るSAWフィルタの通過帯域外特性を示したグラフである。 縦結合型SAWフィルタを示す構成図である。 2個の縦結合型SAWフィルタを並列接続してなるSAWフィルタを示す構成図である。 縦結合型SAWフィルタの通過帯域内特性と2個の縦結合型SAWフィルタを並列接続してなるSAWフィルタの通過帯域内特性とを示したグラフである。 縦結合型SAWフィルタの通過帯域外特性と2個の縦結合型SAWフィルタを並列接続してなるSAWフィルタの通過帯域外特性とを示したグラフである。
符号の説明
2A 第1の縦結合型SAWフィルタ
2B 第2の縦結合型SAWフィルタ
3、4、5 IDT
31、32、 櫛歯電極
41、42、 櫛歯電極
51、52 櫛歯電極
30、40、50 電極指
6 グレーティング反射器
7 共用化されたグレーティング反射器
60、70 反射部

Claims (2)

  1. 圧電基板上に複数のIDTを設けると共にこれらIDTに対して弾性表面波の伝播方向の両側にグレーティング反射器を配置してなる縦結合型弾性表面波フィルタを用いた弾性表面波フィルタにおいて、
    第1の縦結合型弾性表面波フィルタと第2の縦結合型弾性表面波フィルタとを弾性表面波の伝播方向に配置すると共に互いに電気的に並列に接続し、これら縦結合型弾性表面波フィルタのグレーティング反射器同士を共用化し、共用化されたグレーティング反射器の本数をN’とし、共用化されていないグレーティング反射器の本数をNとした時、2≦N’<2Nであることと、
    第1の縦結合型弾性表面波フィルタにより励振された弾性表面波と第2の縦結合型弾性表面波フィルタにより励振された弾性表面波との位相整合がとれるように、第1の縦結合型弾性表面波フィルタの一方側と第2の縦結合型弾性表面波フィルの一方側との間で共用化されたグレーティング反射器のピッチが、第1の縦結合型弾性表面波フィルタ及び第2の縦結合型弾性表面波フィルタの各他方側に位置する、互に共用化されていないグレーティング反射器のピッチよりも大きいことと、を備えたことを特徴とする弾性表面波フィルタ。
  2. 縦結合型弾性表面波フィルタの交差幅は、互いに並列接続された各々の弾性表面波フィルタの弾性表面波波長をλとしたとき、8λ以上であることを特徴とする請求項1記載の弾性表面波フィルタ。
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