JP2000201048A - 弾性表面波フィルタ - Google Patents
弾性表面波フィルタInfo
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- JP2000201048A JP2000201048A JP243199A JP243199A JP2000201048A JP 2000201048 A JP2000201048 A JP 2000201048A JP 243199 A JP243199 A JP 243199A JP 243199 A JP243199 A JP 243199A JP 2000201048 A JP2000201048 A JP 2000201048A
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- JP
- Japan
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- filter
- idt electrodes
- mode saw
- grating
- reflector
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 二重モードＳＡＷフィルタ2組平行配置して
構成する2段縦続接続型フィルタの長手方向の寸法を小
さくする手段を得る。 【解決手段】 圧電基板上に表面波の伝搬方向に沿って
２個の二重モードＳＡＷを平行配置して構成する縦続接
続型フィルタにおいて、前記２つの二重モードＳＡＷフ
ィルタの隣接するグレーティング反射器を1つのグレー
ティング反射器で構成した弾性表面波フィルタ。
構成する2段縦続接続型フィルタの長手方向の寸法を小
さくする手段を得る。 【解決手段】 圧電基板上に表面波の伝搬方向に沿って
２個の二重モードＳＡＷを平行配置して構成する縦続接
続型フィルタにおいて、前記２つの二重モードＳＡＷフ
ィルタの隣接するグレーティング反射器を1つのグレー
ティング反射器で構成した弾性表面波フィルタ。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は弾性表面波フィルタ
に関し、特に小型化を図った弾性表面波フィルタに関す
る。
に関し、特に小型化を図った弾性表面波フィルタに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】近年、ＳＡＷデバイスは通信分野で広く
利用され、高性能、小型、量産性等の優れた特徴を有す
ることから特に携帯電話等に多く用いられている。図2
は従来の１次−３次縦結合型二重モードＳＡＷフィルタ
（以下、二重モードＳＡＷフィルタと称す）の構成を示
す平面図であって、圧電基板１１の主面上に表面波の伝
搬方向に沿って３つのＩＤＴ電極１２、１３、１４を近
接配置すると共に、これらの両側にグレーティング反射
器（以下、反射器と称す）１５ａ、１５ｂを配設して構
成したものである。ＩＤＴ電極１２、１３、１４はいず
れも互いに間挿し合う複数本の電極指を有する一対のく
し形電極により構成され、ＩＤＴ電極１２の一方のくし
形電極は入力端子INに接続し、他方のくし形電極は接地
する。一方、ＩＤＴ電極１３、１４の一方のくし形電極
は互いに連結して出力端子OUTに接続すると共に、他方
のくし形電極は接地する。
利用され、高性能、小型、量産性等の優れた特徴を有す
ることから特に携帯電話等に多く用いられている。図2
は従来の１次−３次縦結合型二重モードＳＡＷフィルタ
（以下、二重モードＳＡＷフィルタと称す）の構成を示
す平面図であって、圧電基板１１の主面上に表面波の伝
搬方向に沿って３つのＩＤＴ電極１２、１３、１４を近
接配置すると共に、これらの両側にグレーティング反射
器（以下、反射器と称す）１５ａ、１５ｂを配設して構
成したものである。ＩＤＴ電極１２、１３、１４はいず
れも互いに間挿し合う複数本の電極指を有する一対のく
し形電極により構成され、ＩＤＴ電極１２の一方のくし
形電極は入力端子INに接続し、他方のくし形電極は接地
する。一方、ＩＤＴ電極１３、１４の一方のくし形電極
は互いに連結して出力端子OUTに接続すると共に、他方
のくし形電極は接地する。
【０００３】図2に示す二重モードＳＡＷフィルタの動
作は、周知のように、ＩＤＴ電極１２、１３、１４によ
って励起される複数の表面波が反射器１５ａ、１５ｂの
間に閉じ込められて音響的に結合し、電極パターンによ
り１次と３次の２つの縦共振モードが強勢に励振される
ため、適当な終端を施すことによりこれらの２つのモー
ドを利用した二重モードＳＡＷフィルタとして動作す
る。なお、該二重モードＳＡＷフィルタの通過帯域幅は
１次共振モードと３次共振モードとの周波数差で決まる
ことは周知の通りである。
作は、周知のように、ＩＤＴ電極１２、１３、１４によ
って励起される複数の表面波が反射器１５ａ、１５ｂの
間に閉じ込められて音響的に結合し、電極パターンによ
り１次と３次の２つの縦共振モードが強勢に励振される
ため、適当な終端を施すことによりこれらの２つのモー
ドを利用した二重モードＳＡＷフィルタとして動作す
る。なお、該二重モードＳＡＷフィルタの通過帯域幅は
１次共振モードと３次共振モードとの周波数差で決まる
ことは周知の通りである。
【０００４】図3は、減衰域における保証減衰量を大き
くすると共に、通過域近傍の減衰傾度をより急峻にする
ため、同一圧電基板上に2つの二重モードＳＡＷフィル
タを表面波の伝搬方向と直交する方向に併置し、一方の
フィルタの出力端子と他方のフィルタの入力端子を電気
的に縦続接続して、２段縦続接続型二重モードＳＡＷフ
ィルタを構成する際の電極パターンの例であり、実用的
なＳＡＷフィルタとして多く用いられている。ここで、
2つの二重モードフィルタの中心周波数、帯域幅等は同
一とするのが一般的である。
くすると共に、通過域近傍の減衰傾度をより急峻にする
ため、同一圧電基板上に2つの二重モードＳＡＷフィル
タを表面波の伝搬方向と直交する方向に併置し、一方の
フィルタの出力端子と他方のフィルタの入力端子を電気
的に縦続接続して、２段縦続接続型二重モードＳＡＷフ
ィルタを構成する際の電極パターンの例であり、実用的
なＳＡＷフィルタとして多く用いられている。ここで、
2つの二重モードフィルタの中心周波数、帯域幅等は同
一とするのが一般的である。
【０００５】例えば、コードレス電話等のＲＦフィルタ
に用いられるデュプレクサのように、2つの縦続接続型
二重モードＳＡＷフィルタを1つのパッケージに収容す
ることがある。図4（ａ）は、２段縦続接続型二重モー
ドＳＡＷフィルタを同一圧電基板上に２組配置した、実
用に供されるフィルタの平面図、同図（ｂ）はＡ−Ａに
おける断面図である。１入力（IN）−２出力（OUT1、OU
T2）の構成であり、点線で囲んだＩＤＴ電極１６〜１
８、１９ａ、１９ｂとＩＤＴ電極１６’〜１８’、１
９’ａ、１９’ｂとで第１のフィルタＦ１を構成する。
さらに、点線で囲んだＩＤＴ電極２０〜２２、２３ａ、
２３ｂとＩＤＴ電極２０’〜２２’、２３ａ’、２３’
ｂとで第２のフィルタＦ２を構成する。第１のフィルタ
Ｆ１と第２のフィルタＦ２の中心周波数はそれぞれ９０
０ＭＨｚ帯で、その差は約２６ＭＨｚである。
に用いられるデュプレクサのように、2つの縦続接続型
二重モードＳＡＷフィルタを1つのパッケージに収容す
ることがある。図4（ａ）は、２段縦続接続型二重モー
ドＳＡＷフィルタを同一圧電基板上に２組配置した、実
用に供されるフィルタの平面図、同図（ｂ）はＡ−Ａに
おける断面図である。１入力（IN）−２出力（OUT1、OU
T2）の構成であり、点線で囲んだＩＤＴ電極１６〜１
８、１９ａ、１９ｂとＩＤＴ電極１６’〜１８’、１
９’ａ、１９’ｂとで第１のフィルタＦ１を構成する。
さらに、点線で囲んだＩＤＴ電極２０〜２２、２３ａ、
２３ｂとＩＤＴ電極２０’〜２２’、２３ａ’、２３’
ｂとで第２のフィルタＦ２を構成する。第１のフィルタ
Ｆ１と第２のフィルタＦ２の中心周波数はそれぞれ９０
０ＭＨｚ帯で、その差は約２６ＭＨｚである。
【０００６】しかし、上記の図4に示した例において
は、第１のフィルタＦ１の出力パッドPd1とハッチング
を施した出力端子OUT1とを結ぶボンディングワイヤBW1
が、入力端子IN（ハッチング）に近接していると共に、
入力端子INと出力端子OUT1がパッケージの同じ側に配置
される結果、電磁誘導的にあるいは静電気的に、入出力
端子間あるいは、入力端子とボンディングワイヤ間で結
合して、保証減衰量が劣化し、保証減衰量を維持するこ
とが極めて難しい。また、2つの縦続接続型ＳＡＷフィ
ルタのＳＡＷの相互干渉を防止するためにF1とF2の間に
所定の間隔を設けなければならず、図中左右方向に圧電
基板のサイズが大きくなるという問題もあった。
は、第１のフィルタＦ１の出力パッドPd1とハッチング
を施した出力端子OUT1とを結ぶボンディングワイヤBW1
が、入力端子IN（ハッチング）に近接していると共に、
入力端子INと出力端子OUT1がパッケージの同じ側に配置
される結果、電磁誘導的にあるいは静電気的に、入出力
端子間あるいは、入力端子とボンディングワイヤ間で結
合して、保証減衰量が劣化し、保証減衰量を維持するこ
とが極めて難しい。また、2つの縦続接続型ＳＡＷフィ
ルタのＳＡＷの相互干渉を防止するためにF1とF2の間に
所定の間隔を設けなければならず、図中左右方向に圧電
基板のサイズが大きくなるという問題もあった。
【０００７】そこで、図5に示すように、一方の二重モ
ードＳＡＷフィルタが励起したＳＡＷの伝搬路がほぼ同
一直線上に位置するように、他方の二重モードＳＡＷフ
ィルタを配置し、それぞれの入出力端子を電気的に縦続
接続して、２段縦続接続型二重モードＳＡＷフィルタを
構成すことがある。即ち、圧電基板（図示しない）上に
３つのＩＤＴ電極30、31、32を表面波の伝搬方向に沿っ
て近接配置すると共に、それらの両側に反射器33ａ、33
ｂを配設してフィルタＡを構成する。さらに、フィルタ
Ａの図中右側に、ＩＤＴ電極34、35、36を近接配置する
と共に、それらの両側に反射器37ａ、37ｂを配設してフ
ィルタＢを構成し、フィルタＡの出力端子とフィルタＢ
の入力端子をリード電極で接続し、２段縦続接続型二重
モードＳＡＷフィルタを構成する。
ードＳＡＷフィルタが励起したＳＡＷの伝搬路がほぼ同
一直線上に位置するように、他方の二重モードＳＡＷフ
ィルタを配置し、それぞれの入出力端子を電気的に縦続
接続して、２段縦続接続型二重モードＳＡＷフィルタを
構成すことがある。即ち、圧電基板（図示しない）上に
３つのＩＤＴ電極30、31、32を表面波の伝搬方向に沿っ
て近接配置すると共に、それらの両側に反射器33ａ、33
ｂを配設してフィルタＡを構成する。さらに、フィルタ
Ａの図中右側に、ＩＤＴ電極34、35、36を近接配置する
と共に、それらの両側に反射器37ａ、37ｂを配設してフ
ィルタＢを構成し、フィルタＡの出力端子とフィルタＢ
の入力端子をリード電極で接続し、２段縦続接続型二重
モードＳＡＷフィルタを構成する。
【０００８】図6は上記のように構成した２段縦続接続
型二重モードＳＡＷフィルタを1つのパッケージに2つ収
容したもので、パッケージのハッチングを施した入出力
端子IN、OUT1、OUT2と、アース端子（ハッチングなし）
とフィルタ素子及びボンディングワイヤの位置関係に重
点をおいた示した平面図であり、１入力（IN）−２出力
（OUT1、OUT2）のフィルタの構成を示す平面図である。
第１のフィルタＦ１は点線で囲んだように、２つのフィ
ルタのＳＡＷの伝搬方向がほぼ同一線上に位置するよう
に配置したＩＤＴ電極4２〜4４、4５ａ、4５ｂとＩＤＴ
電極4２’〜4４’、4５ａ’、4５’ｂとから構成される
２段縦続接続型二重モードＳＡＷフィルタである。さら
に、第２のフィルタＦ２も点線で囲んだように、２つの
フィルタのＳＡＷの伝搬方向がほぼ同一線上に位置する
ように配置したＩＤＴ電極4６〜4８、4９ａ、4９ｂとＩ
ＤＴ電極4６’〜4８’、4９’ａ、4９’ｂとから構成さ
れる２段縦続接続型二重モードＳＡＷフィルタである。
これにより、入出力間の干渉が大幅に低減できるように
なった。
型二重モードＳＡＷフィルタを1つのパッケージに2つ収
容したもので、パッケージのハッチングを施した入出力
端子IN、OUT1、OUT2と、アース端子（ハッチングなし）
とフィルタ素子及びボンディングワイヤの位置関係に重
点をおいた示した平面図であり、１入力（IN）−２出力
（OUT1、OUT2）のフィルタの構成を示す平面図である。
第１のフィルタＦ１は点線で囲んだように、２つのフィ
ルタのＳＡＷの伝搬方向がほぼ同一線上に位置するよう
に配置したＩＤＴ電極4２〜4４、4５ａ、4５ｂとＩＤＴ
電極4２’〜4４’、4５ａ’、4５’ｂとから構成される
２段縦続接続型二重モードＳＡＷフィルタである。さら
に、第２のフィルタＦ２も点線で囲んだように、２つの
フィルタのＳＡＷの伝搬方向がほぼ同一線上に位置する
ように配置したＩＤＴ電極4６〜4８、4９ａ、4９ｂとＩ
ＤＴ電極4６’〜4８’、4９’ａ、4９’ｂとから構成さ
れる２段縦続接続型二重モードＳＡＷフィルタである。
これにより、入出力間の干渉が大幅に低減できるように
なった。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、2つの
二重モードＳＡＷフィルタをＳＡＷの伝搬方向に沿って
配列して縦続接続型二重モードＳＡＷフィルタを構成す
る方法では、依然としてＳＡＷの伝搬方向の寸法が長
く、小型化の要求に応じられないという問題があった。
本発明は上記問題を解決するためになされたものであっ
て、小型な２段縦続接続型二重モードＳＡＷフィルタを
提供することを目的とする。
二重モードＳＡＷフィルタをＳＡＷの伝搬方向に沿って
配列して縦続接続型二重モードＳＡＷフィルタを構成す
る方法では、依然としてＳＡＷの伝搬方向の寸法が長
く、小型化の要求に応じられないという問題があった。
本発明は上記問題を解決するためになされたものであっ
て、小型な２段縦続接続型二重モードＳＡＷフィルタを
提供することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る弾性表面波フィルタの請求項１記載の発
明は、圧電基板上に複数のＩＤＴ電極とその両側にグレ
ーティング反射器を配置してなる縦結合多重モードＳＡ
Ｗフィルタを、前記ＩＤＴ電極が励起する表面波の伝搬
路がほぼ同一直線上に位置するように２対配置し、両者
を縦続接続した縦続接続型フィルタにおいて、前記２つ
の縦結合多重モードＳＡＷフィルタが相隣接する側のグ
レーティング反射器として1つのグレーティング反射器
を共有するように構成したことを特徴とする弾性表面波
フィルタである。請求項２記載の発明は、圧電基板上に
３個のＩＤＴ電極とその両側にグレーティング反射器を
配置してなる１次−３次縦結合二重モードＳＡＷフィル
タを、前記ＩＤＴ電極が励起する表面波の伝搬路がほぼ
同一直線上に位置するように２対配置し、両者を縦続接
続した縦続接続型フィルタにおいて、前記２つの１次−
３次縦結合二重モードＳＡＷフィルタが相隣接する側の
グレーティング反射器として1つのグレーティング反射
器を共有するように構成したことを特徴とする弾性表面
波フィルタである。
に本発明に係る弾性表面波フィルタの請求項１記載の発
明は、圧電基板上に複数のＩＤＴ電極とその両側にグレ
ーティング反射器を配置してなる縦結合多重モードＳＡ
Ｗフィルタを、前記ＩＤＴ電極が励起する表面波の伝搬
路がほぼ同一直線上に位置するように２対配置し、両者
を縦続接続した縦続接続型フィルタにおいて、前記２つ
の縦結合多重モードＳＡＷフィルタが相隣接する側のグ
レーティング反射器として1つのグレーティング反射器
を共有するように構成したことを特徴とする弾性表面波
フィルタである。請求項２記載の発明は、圧電基板上に
３個のＩＤＴ電極とその両側にグレーティング反射器を
配置してなる１次−３次縦結合二重モードＳＡＷフィル
タを、前記ＩＤＴ電極が励起する表面波の伝搬路がほぼ
同一直線上に位置するように２対配置し、両者を縦続接
続した縦続接続型フィルタにおいて、前記２つの１次−
３次縦結合二重モードＳＡＷフィルタが相隣接する側の
グレーティング反射器として1つのグレーティング反射
器を共有するように構成したことを特徴とする弾性表面
波フィルタである。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面に示した実施の
形態に基づいて詳細に説明する。図１は本発明に係る２
段縦続接続型二重モードＳＡＷフィルタの構成を示す平
面図であり、圧電基板１の主面上に表面波の伝搬方向に
沿ってＩＤＴ電極２、３、４を近接配列すると共に、こ
れらのＩＤＴ電極の図中左側にグレーティング反射器Ｒ
１を、図中右側にグレーティング反射器Ｒ２を配設して
二重モードＳＡＷフィルタＡを構成する。さらに、グレ
ーティング反射器R2の図中右側で前記表面波の伝搬方向
と同一軸上にＩＤＴ電極5、6、7を配置し、該ＩＤＴ電
極の図中右側にグレーティング反射器R3を配設して、二
重モードＳＡＷフィルタＢを構成する。即ち、本発明の
特徴はグレーティング反射器R2を、2つの二重モードＳ
ＡＷフィルタＡ、Ｂで共用することにある。
形態に基づいて詳細に説明する。図１は本発明に係る２
段縦続接続型二重モードＳＡＷフィルタの構成を示す平
面図であり、圧電基板１の主面上に表面波の伝搬方向に
沿ってＩＤＴ電極２、３、４を近接配列すると共に、こ
れらのＩＤＴ電極の図中左側にグレーティング反射器Ｒ
１を、図中右側にグレーティング反射器Ｒ２を配設して
二重モードＳＡＷフィルタＡを構成する。さらに、グレ
ーティング反射器R2の図中右側で前記表面波の伝搬方向
と同一軸上にＩＤＴ電極5、6、7を配置し、該ＩＤＴ電
極の図中右側にグレーティング反射器R3を配設して、二
重モードＳＡＷフィルタＢを構成する。即ち、本発明の
特徴はグレーティング反射器R2を、2つの二重モードＳ
ＡＷフィルタＡ、Ｂで共用することにある。
【００１２】図１に示すように、フィルタＡ、Ｂの2つ
の縦続接続型二重モードＳＡＷフィルタに於いて、グレ
ーティング反射器R1、R2、R3の本数をそれぞれM1、M2、
M3（=M1）として、M2＜2×M1とすれば縦続接続型二重モ
ードＳＡＷフィルタの長手方向の寸法を小さくすること
ができる。
の縦続接続型二重モードＳＡＷフィルタに於いて、グレ
ーティング反射器R1、R2、R3の本数をそれぞれM1、M2、
M3（=M1）として、M2＜2×M1とすれば縦続接続型二重モ
ードＳＡＷフィルタの長手方向の寸法を小さくすること
ができる。
【００１３】本発明の一実施例として、中心周波数900M
Hzの2段縦続接続型二重モードＳＡＷフィルタの電極パ
ラメータを示すと、圧電基板に45°XカットZ伝搬の四硼
酸リチウム（45°X-Z LBO）を用い、ＩＤＴ電極周期λ
を3.7μm、ＩＤＴ電極2、5の対数を各63.5対、ＩＤＴ電
極3、4、6、7の対数を各51.5対、グレーティング反射器
R1、R3の本数を各50本、R2を60本、交差長を120λとし
て構成したフィルタを試作し、良好な特性のフィルタを
実現することができた。
Hzの2段縦続接続型二重モードＳＡＷフィルタの電極パ
ラメータを示すと、圧電基板に45°XカットZ伝搬の四硼
酸リチウム（45°X-Z LBO）を用い、ＩＤＴ電極周期λ
を3.7μm、ＩＤＴ電極2、5の対数を各63.5対、ＩＤＴ電
極3、4、6、7の対数を各51.5対、グレーティング反射器
R1、R3の本数を各50本、R2を60本、交差長を120λとし
て構成したフィルタを試作し、良好な特性のフィルタを
実現することができた。
【００１４】以上、1次−3次縦結合型二重モードＳＡＷ
フィルタについて説明したが、圧電基板上に表面波の伝
搬方向に沿って複数のＩＤＴ電極と、その両側に反射器
を配置して構成する1次−2次縦結合型二重モードＳＡＷ
フィルタ、1次−2次−3次縦結合型三重モードＳＡＷフ
ィルタ等の縦結合多重モードＳＡＷフィルタに本発明を
適用すれば、フィルタの寸法を小型化する上で効果があ
ることは云うまでもない。
フィルタについて説明したが、圧電基板上に表面波の伝
搬方向に沿って複数のＩＤＴ電極と、その両側に反射器
を配置して構成する1次−2次縦結合型二重モードＳＡＷ
フィルタ、1次−2次−3次縦結合型三重モードＳＡＷフ
ィルタ等の縦結合多重モードＳＡＷフィルタに本発明を
適用すれば、フィルタの寸法を小型化する上で効果があ
ることは云うまでもない。
【００１５】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、圧電基
板上に2つの二重モードＳＡＷフィルタを表面波の伝搬
方向に沿って同一軸上に配置したのでフィルタの形状寸
法を小さくすることができた。従って、本発明になるフ
ィルタを携帯電話等のＲＦフィルタあるいはＩＦフィル
タに用いれば小型な無線機を構成することが可能となる
という優れた効果を奏す。
板上に2つの二重モードＳＡＷフィルタを表面波の伝搬
方向に沿って同一軸上に配置したのでフィルタの形状寸
法を小さくすることができた。従って、本発明になるフ
ィルタを携帯電話等のＲＦフィルタあるいはＩＦフィル
タに用いれば小型な無線機を構成することが可能となる
という優れた効果を奏す。
【図１】本発明に係る２段縦続接続型二重モードＳＡＷ
フィルタの構成を示す平面図である。
フィルタの構成を示す平面図である。
【図２】従来の二重モードＳＡＷフィルタの構成を示す
平面図である。
平面図である。
【図３】従来の2段縦続接続型二重モードＳＡＷフィル
タの構成を示す平面図である。
タの構成を示す平面図である。
【図４】従来の2段縦続接続型二重モードＳＡＷフィル
タを同一圧電基板上に2組配置した図である。
タを同一圧電基板上に2組配置した図である。
【図５】従来の２段縦続接続型二重モードＳＡＷフィル
タの構成を示す平面図である。
タの構成を示す平面図である。
【図６】従来の2段縦続接続型二重モードＳＡＷフィル
タを１つのパッケージに2組収容した図である。
タを１つのパッケージに2組収容した図である。
１・・圧電基板 ２、３、４、５、６、７・・ＩＤＴ電極 Ｒ１、Ｒ２、Ｒ３・・グレーティング反射器 Ａ、Ｂ・・二重モードＳＡＷフィルタ IN、OUT・・入出力
Claims (2)
- 【請求項１】 圧電基板上に複数のＩＤＴ電極とその両
側にグレーティング反射器を配置してなる縦結合多重モ
ードＳＡＷフィルタを、前記ＩＤＴ電極が励起する表面
波の伝搬路がほぼ同一直線上に位置するように２対配置
し、両者を縦続接続した縦続接続型フィルタにおいて、 前記２つの縦結合多重モードＳＡＷフィルタが相隣接す
る側のグレーティング反射器として1つのグレーティン
グ反射器を共有するように構成したことを特徴とする弾
性表面波フィルタ。 - 【請求項２】 圧電基板上に３個のＩＤＴ電極とその両
側にグレーティング反射器を配置してなる１次−３次縦
結合二重モードＳＡＷフィルタを、前記ＩＤＴ電極が励
起する表面波の伝搬路がほぼ同一直線上に位置するよう
に２対配置し、両者を縦続接続した縦続接続型フィルタ
において、 前記２つの１次−３次縦結合二重モードＳＡＷフィルタ
が相隣接する側のグレーティング反射器として1つのグ
レーティング反射器を共有するように構成したことを特
徴とする弾性表面波フィルタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP243199A JP2000201048A (ja) | 1999-01-08 | 1999-01-08 | 弾性表面波フィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP243199A JP2000201048A (ja) | 1999-01-08 | 1999-01-08 | 弾性表面波フィルタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000201048A true JP2000201048A (ja) | 2000-07-18 |
Family
ID=11529083
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP243199A Pending JP2000201048A (ja) | 1999-01-08 | 1999-01-08 | 弾性表面波フィルタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000201048A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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