JP4606701B2 - コントロールケーブルの締結部材 - Google Patents

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F16C1/10Means for transmitting linear movement in a flexible sheathing, e.g. "Bowden-mechanisms"
    • F16C1/22Adjusting; Compensating length
    • F16C1/223Adjusting; Compensating length by adjusting the effective length of the flexible member

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コントロールケーブルの締結部材に関するものであり、特に、コントロールケーブルの長さを調節することができる締結部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
コントロールケーブルは、例えば、自動車などのトランスミッション、アクセル、スロットル、クラッチ、ブレーキ、また、ウィンドウレギュレータ等の操作に用いられている。
【0003】
上記の各種装置にコントロールケーブルを用いる場合には、一端を従動側装置(例えばアクセルペダル)に、他端を駆動側装置(例えばスロットル)に固定する。したがって、コントロールケーブルを各種装置に設置する際には、コントロールケーブルの長さを調節することにより、取り付ける必要がある。
【0004】
コントロールケーブルの長さを調節できる装置を開示する文献に、特許文献1がある。特許文献1では、筒形部材に、ケーブルの端部に形成された鋸歯列部材を軸方向に挿入し、ケーブルの長さを調整後、筒形部材に形成された窓孔から係止部材を軸芯方向へ挿入することにより係止部材と鋸歯列部材とを係止し、ケーブルの長さを固定する。このとき、係止部材の側面に形成されたくさび状の突部が、筒形部材に形成された割り溝に嵌合する(特許文献1、図6参照)ことにより、係止部材は筒形部材に挿着される。
【0005】
特許文献1の装置は、係止部材に力を加えると突部が容易に移動するため、明細書には記載されていないが、係止部材を固定する別部材のストッパーを有する。このストッパーにより搬送中に係止部材と筒形部材とが嵌合したり、コントロールケーブルの使用中に係止部材と筒形部材との嵌合が解除されるなど、誤操作を防止することができる。
【0006】
しかしながら、ストッパーを用いると、係止部材を筒形部材へ着脱する際にストッパーを固定または解除する必要があるので操作回数が増加すると共に、装置の部品数が多くなるという問題がある。
【0007】
【特許文献1】
特開平10−82414号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、簡単な部品構成でありながら誤操作の少ないコントロールケーブルの締結部材を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明のコントロールケーブルの締結部材は、外周に第一係止歯をもつ棒状の係止端部を有するコントロールケーブルの該係止端部が挿着される挿着孔と、該挿着孔の奥側で該挿着孔と交差する窓孔と、を有する締結本体と、
前記窓孔に着脱自在で、かつ前記第一係止歯と挿着時に係止する第二係止歯を有するキー部材と、
を有するコントロールケーブルの締結部材であって、前記締結本体および前記キー部材は、該キー部材の挿着および脱着により該締結本体と該キー部材とを係合および開合する主ロック部と、該キー部材に設けられた操作部により該締結本体と該キー部材との固定と解除を行う副ロック部と、を有し、
前記主ロック部は、前記第一係止歯と前記第二係止歯とが係止しない位置で該キー部材を該締結本体に仮挿着する第一嵌合部と、該第一係止歯と該第二係止歯とが係止する位置で該キー部材を該締結本体に本挿着する第二嵌合部と、を備え、
前記副ロック部は、前記キー部材に設けられた断面方形状の突起部および前記締結本体に設けられ該突起部と係合して該キー部材の移動を規制する係合部からなり、
前記係合部は、仮挿着された前記キー部材が移動して本挿着することを規制する第一係合部と、本挿着された前記キー部材が移動することを規制する第二係合部と、を備え、前記操作部により該突起部と該係合部との係合を開合させてから前記キー部材を移動させて挿着位置を変更することを特徴とする。
【0010】
上記構成によれば、キー部材に設けられた操作部を作動させなければ副ロック部の固定・解除ができないので、別部材を用いることなく誤操作による締結本体とキー部材との着脱を防止できる。そのため、キー部材が締結本体に挿着または脱着した状態を保持するための別の部品や、その部品の固定や解除が不要となる。
【0011】
前記主ロック部は、前記締結本体および前記キー部材に設けられ互いに嵌合する凹部および凸部の一方および他方からなるのが好ましい。さらに、前記凹部および/または前記凸部は弾性部材に設けられているのが好ましく、また、前記凹部および前記凸部は断面扇形状であるのが好ましい。凹部と凸部が弾性部材に設けられていると、弾性部材の撓みの程度を適宜調節することによりキー部材の操作量や操作時の負荷を所望の大きさに設定することができる。また、凹部および凸部が断面扇形状であると、作動荷重以下の力を加えた場合でも、容易に移動することがないので、誤操作による締結本体とキー部材との着脱を防止できる。
【0012】
前記凹部は、軸方向に延びる溝状部からなるのが好ましい。そして、前記溝状部は、前記締結本体に前記キー部材を仮挿着する第一溝状部と本挿着する第二溝状部とから成り、両者は互いに平行であるのが好ましい。第一溝状部と第二溝状部とが互いに平行であると、同一方向への二段階の動きにより、キー部材が締結本体に仮に固定された仮挿着の状態や、第一係止歯と第二係止歯とが係止した本挿着の状態に着脱することができる。
【0013】
前記副ロック部は、前記締結本体および前記キー部材に設けられ互いに係合する突起部および係合部の一方および他方からなるのが望ましい。また、前記突起部および前記係合部は、断面方形状であるのが望ましい。断面方形状であれば、操作部を作動させなければ、突起部と係合部との係合が解けることはないので、誤操作による締結本体とキー部材との着脱を防止できる。
【0014】
また、前記操作部は、可撓性を有する板状であるのが望ましい。操作部が可撓性を有する板状であると、撓みの程度を適宜調節することにより操作部の操作量や操作時の負荷を所望の大きさに設定することができる。
【0015】
前記締結本体は、全体が筒状であるのが好ましい。また、前記キー部材は、前記締結本体へ挿着時に、前記締結本体と一体となって全体として筒状をなすのが好ましい。筒状の形状を有する締結本体にキー部材を挿着した時に、筒状の締結本体の周面からキー部材が突出することなく一体となるので、締結部材の設置場所をとらず、見た目にも優れる。
【0016】
前記キー部材は、U字形状であるのが好ましい。そして、前記キー部材は、前記U字形状の奥側の内周面に前記第一係止歯と係止する前記第二係止歯を有するのが好ましい。
【0017】
また、前記第一係止歯は、前記係止端部の外周面をリング状に一周し軸方向に延びる凹凸からなるのが望ましい。さらに、前記締結本体は、一端に他の部材を係止する係止部を有するのが望ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明のコントロールケーブルの締結部材は、締結本体とキー部材とを有する。
【0019】
締結本体は、コントロールケーブルの係止端部が挿着される挿着孔と、挿着孔の奥側で挿着孔と交差する窓孔とを有する。
【0020】
締結本体に挿着されるコントロールケーブル(以下「ケーブル」と記載する)は、一般にコントロールケーブルの内索として用いられているケーブルであれば特に限定はないが、外周に第一係止歯をもつ棒状の係止端部を有する。
【0021】
係止端部は、締結部材として望まれる機械的強度などを考慮して材料を適宜選択すればよい。また、係止端部の形状や大きさも、締結部材の大きさに合わせて適宜選択すればよい。
【0022】
係止端部は、その外周に第一係止歯を有する。第一係止歯は、キー部材が有する第二係止歯(後述)と係止した場合に、少なくともケーブルの軸方向への移動が規制できる形状であればよい。そのため、係止端部には、その外周面をリング状に一周し軸方向に延びる凹凸を、第一係止歯として形成しても良い。具体的には、雄螺子や軸方向に等間隔に形成された蛇腹状の凹凸などが挙げられる。
【0023】
さらに、係止端部の端部には、第一係止歯の外径よりも大きいガイド部を形成しても良い。ガイド部を形成することにより、係止端部を締結本体の挿着孔へ挿入する際に、第一係止歯が挿着孔に接触するのを防ぐことにより、係止端部を挿着孔へ滑らかに挿入することができ、適切な位置まで容易に挿入することができる。また、係止端部の先端部には、係止端部が締結本体の挿着孔から抜け出すのを防止するための突起を形成しても良い。
【0024】
さらに、係止端部の他端部には、ケーブルのプリテンション工程時に用いる、段差部を有するのが好ましい。プリテンション工程とは、ケーブルの両端部に引っ張り荷重を加えてケーブルの初期伸びを除去する工程である。
【0025】
締結本体は、締結部材として望まれる機械的強度などを考慮して材料を適宜選択すればよいが、好ましくはポリアセタール、ナイロン、ポリプロピレンなどの樹脂製である。締結本体の形状に特に限定はないが、全体が筒状であるのが好ましい。また、締結本体は、一端に、ピン、ボルト、リベットなどの他の部材を係止することができる係止部を有するのが望ましい。
【0026】
締結本体は、ケーブルの係止端部を挿着する挿着孔を有する。挿着孔の形状や大きさは、係止端部を挿着できれば特に限定はなく、係止端部の形状と大きさに合わせて適宜選択すればよい。また、締結本体は、挿着孔の奥側で挿着孔と交差する窓孔を有する。挿着孔の奥側とは、挿着孔の端部すなわちケーブルの出入り口となる部分以外の部分を指す。窓孔は、挿着孔の奥側で挿着孔と交差する位置にあれば、その形状や大きさに特に限定はない。
【0027】
キー部材は、締結本体の窓孔に着脱自在で、かつケーブルの第一係止歯と挿着時に係止する第二係止歯を有する。
【0028】
キー部材は、締結部材として望まれる機械的強度などを考慮して材料を適宜選択すればよいが、好ましくはポリアセタール、ナイロン、ポリプロピレンなどの樹脂製である。キー部材は、締結本体の窓孔に挿着できれば、その大きさに特に限定はない。また、キー部材は、U字形状であるのが好ましく、U字形状の内周面に第二係止歯を有するのが好ましい。
【0029】
第二係止歯は、ケーブルの係止端部に形成された第一係止歯と係止した場合に、少なくともケーブルの軸方向への移動が規制できる形状であればよい。例えば、第一係止歯が雄螺子であれば第二係止歯にはその雄螺子と螺合する雌螺子を、第一係止歯が蛇腹状の凹凸であれば第二係止歯にはその凹凸と嵌合する凹凸を用いれば、ケーブルの軸方向への移動が規制できる。また、多数の突起とその突起と係止する窪みとが係止する形態の係止歯の組み合わせであれば、ケーブルの軸方向への移動と共に回動も規制できる。
【0030】
本発明のコントロールケーブルの締結部材において、締結本体およびキー部材は、キー部材の挿着および脱着により締結本体とキー部材とを係合および開合する主ロック部を有する。
【0031】
主ロック部は、締結本体とキー部材とを着脱自在に係合および開合できる形態であれば特に限定はないが、締結本体およびキー部材に設けられ、互いに嵌合する凹部および凸部の一方および他方をそれぞれ有するのが好ましい。凹部および凸部は、互いに嵌合すれば締結本体とキー部材のどちらに設けられてもよく、その数にも限定はない。
【0032】
また、凹部・凸部の少なくとも一方は、弾性部材に設けられているのが好ましい。弾性部材は、締結本体にキー部材を挿着または脱着する際にかかる力により撓みを生じる。弾性部材に撓みが生じることで、凹部と凸部を滑らかに移動させ、嵌合することができる。また、撓みの程度を調節することで、キー部材の操作量や操作時の荷重を所望の大きさに設定することができる。操作時の荷重を小さくしたい場合には、弾性部材の厚みを薄くして撓みを生じやすくしたり、撓みを生じやすい弾性部材を選択するなどして適宜調節すればよい。
【0033】
凹部および凸部は、断面扇形状であるのが好ましい。凹部および凸部の形状を断面扇形状とした場合の効果を、他の形状とした場合と比較して説明する。図1は、凹部を有する部材および凸部を有する部材の形状と、凸部を有する部材を矢印の方向へ負荷した場合のP−δ特性を示す。図1(I)は半円状、(II)はくさび状の断面をもつ凹部および凸部を有する部材を用いている。位置を固定された凹部を有する部材に凸部が嵌合した状態から、凸部を有する部材を図の矢印の方向へ負荷し、凸部を有する部材に撓みを生じさせることにより凸部を矢印の方向へ移動する。また、P−δ特性を示すグラフにおいて、Pは負荷荷重、δは移動距離、PI ,PIIは作動荷重である。
【0034】
本発明の構成に相当する(I)では、負荷荷重がPI に達するまでのP−δ特性のグラフの傾きが、(II)よりも急で、作動荷重以下での凸部を有する部材の撓みが小さく移動距離が微小である。そのため、凹部と凸部との離脱強度も高くなる。したがって、凹部および凸部の形状を断面扇形状にする構成は、搬送中などに起こりうる誤操作による着脱の防止に有効である。なお、上記とは逆に、凸部を有する部材を図1の矢印とは反対方向へ負荷した場合も、同様である。
【0035】
断面扇形状を有する凹部および凸部は、互いに嵌合する形状であれば特に限定はなく、断面半円形で蒲鉾形状の凸部と溝状の凹部との組み合わせや、半球状の凸部と半球状面を有する凹部との組み合わせ等、いずれでもよい。
【0036】
また、着脱自在に嵌合する断面扇形状の凹部および凸部は、1つの凸部(または凹部)に対して複数の凹部(または凸部)を有するものでもよい。より好ましくは、1つの凸部に対して2つの凹部を有するものである。1つの凸部に対して2つの凹部を有する構成であれば、二段階の嵌合が可能となる。
【0037】
本発明のコントロールケーブルの締結部材は、キー部材に設けられた操作部により締結本体とキー部材との固定と解除を行う副ロック部を有する。
【0038】
副ロック部は、締結本体とキー部材とを係合および開合できる形態であれば特に限定はないが、操作部により締結本体とキー部材との固定と解除を行う点において、主ロック部と異なる。副ロック部は、締結本体および前記キー部材に設けられ互いに係合する突起部および係合部の一方および他方からなるのが望ましい。突起部および係合部は、互いに嵌合すれば締結本体とキー部材のどちらに設けられてもよく、その数にも限定はない。突起部と係合部は、締結本体とキー部材とを固定する際にも、固定を解除する際にも、操作部を用いなければ固定・解除が行えないものとする。そのため、突起部および係合部は、断面方形状であるのが望ましい。
【0039】
操作部は、キー部材に設けられ、操作部を作動させることで締結本体とキー部材との固定と解除を行うことができれば、その形態に限定はないが、可撓性を有する板状であるのが望ましい。操作部に力を加えることにより撓みを生じさせることにより、副ロック部の突起部と係合部とを係合させたり解除したりできる。
また、操作部に力を加え易くするために、操作部に取っ手を設けたり、操作部に力を加えたままキー部材の着脱が可能となる専用の器具を用いてもよい。
【0040】
上記以外にも、締結本体の窓孔に挿着されたキー部材が突出するのを防ぐためにキー部材に締結本体と係合するような突起を設けたり、挿着後の締結本体とキー部材との間のがたつきを少なくするために窓孔の入り口部分とキー部材とが係合するような凹凸部分を設けたりすることができる。
【0041】
【実施例】
(実施例1)
本発明のコントロールケーブルの締結部材の一実施例を、図を用いて説明する。
【0042】
図2〜5は、本発明のコントロールケーブルの締結部材の締結本体の斜視図および平面図と断面図である。図6〜9は、本発明のコントロールケーブルの締結部材のキー部材の斜視図および平面図と断面図である。
[締結本体]
図2は、本発明のコントロールケーブルの締結部材の締結本体の斜視図である。また、図3は本発明のコントロールケーブルの締結部材の締結本体の平面図であって、図3のA−A断面図を図4に、B−B断面図を図5に示す。
【0043】
本実施例のコントロールケーブルの締結部材において、締結本体20は、ガラス繊維強化ナイロン樹脂製である。締結本体20は、全体として円筒形をなす円筒部材28と、円筒部材28の一端に連結したドーナツ形状をなす係止部29からなる。円筒部材28と係止部29とは同じ外径を有し、互いに軸方向を垂直にして連結されている。円筒部材28と係止部29との連結部分には、空間部27を設けてある。この空間部27は、後に説明するケーブルの長さを調整するのに必要な空間であり、空間部27の軸方向の距離の分だけケーブルの長さを調整できる。
【0044】
円筒部材28の円筒の中空部分は、挿着孔21である。この挿着孔21は、後述するケーブル40の端部を挿着する孔である。そして、挿着孔21は、円筒部材28の軸方向に平行に延びており、空間部27と連通する。
【0045】
円筒部材28は、挿着孔21とその奥側で交差し、円筒部材28を貫通する窓孔22を有する。窓孔22は、後述するキー部材30を着脱可能に挿着する孔である。窓孔22は、円筒部材28の軸方向に平行かつ互いに平行に対向する2つの面221と、面221に垂直かつ互いに平行に対向する2つの面226を有する。
【0046】
2つの面221は、それぞれ、互いに平行な第一溝状部201と第二溝状部202とを有する。第一溝状部201と第二溝状部202は、円筒部材28の軸方向と平行となっている。なお、キー部材30は4つの面221,226で形成された窓孔22の長方形の窓孔口222から挿入されるが、窓孔口222に近い方が第一溝状部201である。また、向かい合う2つの第一溝状部201と、向かい合う2つの第二溝状部202は、窓孔口222から互いに同じ距離にある。そして、第一溝状部201は半円、第二溝状部202は4分の1円の円周部分を内周面とし、その半円と4分の1円は同一半径である。
【0047】
窓孔22の窓孔口222は、面221側に4つの凹部223を有する。また、2つの面226は、それぞれ長方形断面の係合溝228を有する。係合溝228は、窓孔口222よりも距離を隔てた位置から溝状部201,202と垂直方向で下方へに延びている。上記の第一溝状部201と第二溝状部202、凹部223、係合溝228は、それぞれキー部材30の一部と係合する。なお、図示しないが、長方形の窓孔口222は、面226側の辺に面取りが施されている。
【0048】
[キー部材]
図6は、本発明のコントロールケーブルの締結部材のキー部材の斜視図である。また、図7は本発明のコントロールケーブルの締結部材の締結本体の平面図であって、図7のC−C断面図を図8に、D−D断面図を図9に示す。
【0049】
本実施例のコントロールケーブルの締結部材において、キー部材30は、ガラス繊維強化ナイロン樹脂製である。キー部材30は、全体としてU字形状であり、締結本体20の円筒部材28の外周面と同一の曲率半径の外面をもった天井部31と、天井部31から直線的に延出する2つの脚部36とからなる。そして、脚部36の端面は、天井部31の外面と同一円周上にある。また、U字形状のキー部材30の内周面、すなわち、天井部31と2つの脚部36とで形成される空間の内周面には、雌螺子311が形成されている。
【0050】
キー部材30の外面をなす2つの脚部36の側面は、それぞれ外側に向かって突出した断面半円状の凸部301を有する。この凸部301は、締結本体20の第一溝状部201および第二溝状部202と嵌合する。すなわち、第一溝状部201と第二溝状部202、凸部301で主ロック部が構成される。凸部301は、脚部36の側面から薄片状に切り出された形状をもつ弾性片361の先端に位置する。弾性片361は薄片状で、かつ、弾性片361の周囲には隙間367が設けてあるので、弾性片361の先端に位置する凸部301に力が加わると弾性片361が隙間367側へ撓む。
【0051】
また、脚部36のそれぞれの側面は、天井部31の外面に連なって延出する突出部313を両端部に有する。
【0052】
キー部材30のU字形状を有する側面は、断面方形状の突起部338をもつ。
突起部338を有する側面は薄片状に切り出された板状の操作部318であり、天井部31から垂直に隙間317が設けてある。操作部318は、隙間317の方へ力を加えると撓みを生じるので、操作部318を動かすことにより突起部338が移動する。突起部338は、締結本体20の係合溝228と係合する。すなわち、操作部318、突起部338および係合溝228で副ロック部が構成される。
【0053】
[コントロールケーブル]
ケーブル40は、ワイヤケーブル42と係止端部41を有する(図11の軸方向の断面図を参照)。係止端部41は筒状の金属製で、外周面には雄螺子411を有する。この雄螺子411は、キー部材30の内周面の雌螺子311と螺合する形状である。
【0054】
ワイヤケーブル42は、その端部を係止端部41の筒内に挿入し、その部分をかしめてワイヤケーブル42と係止端部41とを固定している。
【0055】
また、係止端部41のワイヤケーブル42の挿入側の端部には、その外周面にケーブルのプリテンション工程時に用いる、治具を引っ掛けるための突起部44を有する。突起部44は、係止端部41と同軸的に円周状に形成されている。
【0056】
[締結操作]
図10および図11を用いて、本実施例のコントロールケーブルの締結部材の締結操作を説明する。
【0057】
ケーブル40の係止端部41は、締結本体20の挿着孔21より挿入され、係止端部41の先端部には、空間部27において挿着孔21よりも外径の大きいEリング412が固定されている(図11の軸方向の断面図を参照のこと。)。
【0058】
キー部材30は、締結本体20の窓孔口222より軸芯方向へ挿入される。この際、キー部材30の凸部301は窓孔22の面221よりも外側へ突出しているので、凸部301は面221に相対的に押されることにより弾性片361が隙間367の方へ撓む。そして、図10の断面図に示すように、キー部材30の凸部301は締結本体20の第一溝状部201に嵌合する(第一嵌合部)。これが、図10に示す仮挿着の状態である。仮挿着の状態では、キー部材30の突起部338は、その底辺が窓孔口222よりも外側に突出しているため、更に負荷してキー部材30を軸芯方向へ押し込んだとしても、突起部338が窓孔口222にぶつかるので、それ以上キー部材30が下方へ移動することはない。
【0059】
なお、上記仮挿着の状態で、ワイヤケーブルの両端部に引っ張り荷重を加えるプリテンションを行う。プリテンションを行う際は、ワイヤケーブル42の一端では突起部44にプリテンション用引っ掛け治具(図示せず)をワイヤケーブル42側から引っ掛け、ワイヤケーブル42の他端を固定し、引っ張り荷重を加える。プリテンションを各部品の組み付け後に行うことで、ワイヤケーブル42の性能を安定化すると共に、各部品の結合強度を確認できる。
【0060】
その後、コントロールケーブルをトランスミッションに使用する場合は、仮挿着の状態にある締結部材の係止部29をシフトレバー側に、他端をトランスミッション側に固定する。
【0061】
次に、ケーブル40の係止端部41を挿着孔21内で軸方向に摺動させ、ケーブル40の長さを調整する。この際、係止端部41の摺動距離は、空間部27で規制される。ケーブル40が適度な長さとなったら、キー部材30の上方から両端を押さえることにより操作部318を空間部317の方へ撓ませ、突起部338を窓孔口222よりも内側へ移動させる。そして、そのままの状態でキー部材30を軸芯方向へ挿入し、キー部材30の凸部301を締結本体20の第二溝状部202に嵌合させる(第二嵌合部)と同時に、突起部338を係合溝228に係合させる。こうして、キー部材30の雌螺子311とケーブル40の雄螺子411とが係止する。雌螺子311と雄螺子411とが係止することにより、ケーブル40が所望の長さを保って本発明の締結部材に固定される。これが、図11に示す本挿着の状態である。
【0062】
この際、キー部材30の4つの突出部313は、締結本体20の凹部223に嵌りこむ。これにより、キー部材30が窓孔22内でがたつくのを抑制できる。
さらに、キー部材30の突起部338は、締結本体20の係合溝228と係合し、操作部318を作動させない限り係合は解けないので、キー部材30の抜け出しを防止することができる。また、本挿着後の締結本体20とキー部材30は、天井部31や脚部36の端面が締結本体20の側面と同一円周上にあり、突出した部分がなく、締結部材全体として円筒状となる。
【0063】
本挿着から、再び仮挿着の状態に戻すには、窓孔口222の面取りされた部分からキー部材30の両側面を押さえて操作部318を隙間317の方へ撓ませる。キー部材30の側面が隙間317の方へ撓むことにより、突起部338と係合溝228との係合が解けるので、キー部材30を締結本体20から抜き出すと、仮挿着の状態となる。
【0064】
(実施例2)
本発明のコントロールケーブルの締結部材の他の実施例を、図を用いて説明する。
【0065】
図12〜14は、本発明のコントロールケーブルの締結部材の締結本体の斜視図および平面図と断面図である。図15〜18は、本発明のコントロールケーブルの締結部材のキー部材の斜視図および平面図と断面図である。
[締結本体]
図12は、本発明のコントロールケーブルの締結部材の締結本体の斜視図である。また、図13は本発明のコントロールケーブルの締結部材の締結本体の平面図であって、図13のX−X断面図を図14に示す。
【0066】
本実施例のコントロールケーブルの締結部材において、締結本体50は、窓孔を除いて、実施例1(締結本体20)と同一形状である。なお、締結本体50では、円筒部材58、係止部59、空間部57、挿着孔51とする。
【0067】
締結本体50の窓孔52は、挿着孔51とその奥側で交差し、円筒部材58を貫通する。窓孔52は、後述するキー部材60を着脱可能に挿着する孔である。窓孔52は、円筒部材58の軸方向に平行かつ互いに平行に対向する2つの面551と、面551に垂直かつ互いに平行に対向する2つの面556を有する。
【0068】
2つの面551は、それぞれ、互いに平行な第一溝状部501と第二溝状部502とを有する。第一溝状部501と第二溝状部502は、円筒部材58の軸方向と平行となっている。なお、キー部材60は4つの面551,556で形成された窓孔52の長方形の窓孔口552から挿入されるが、窓孔口552に近い方が第一溝状部501である。また、向かい合う2つの第一溝状部501と、向かい合う2つの第二溝状部502は、窓孔口552から互いに同じ距離にある。そして、第一溝状部501は半円、第二溝状部502は4分の1円の円周部分を内周面とし、その半円と4分の1円は同一半径である。
【0069】
さらに2つの面551は、それぞれ、両端部に断面長方形状の係合溝558を有する。窓孔口552の面551側には、段差部553が設けられているが、段差部553の底面と距離を隔てて係合溝558が形成される。係合溝558は、溝状部501,502とは垂直方向である。
【0070】
上記の第一溝状部501と第二溝状部502、係合溝558は、それぞれキー部材60の一部と係合する。
【0071】
[キー部材]
図15は、本発明のコントロールケーブルの締結部材のキー部材の斜視図である。また、図16は本発明のコントロールケーブルの締結部材の締結本体の平面図であって、図16のY−Y断面図を図17に、Z−Z断面図を図18に示す。
【0072】
本実施例のコントロールケーブルの締結部材において、キー部材60は、ガラス繊維強化ナイロン樹脂製である。キー部材60は、全体としてU字形状であり、締結本体50の円筒部材58の外周面と同一の曲率半径の外面をもった天井部61と、天井部61から直線的に延出する2つの脚部66とからなる。そして、脚部66の端面は、天井部61の外面と同一円周上にある。また、U字形状のキー部材60の内周面、すなわち、天井部61と2つの脚部66とで形成される空間の内周面には、雌螺子611が形成されている。
【0073】
キー部材60の外面をなす2つの脚部66の側面は、それぞれ外側に突出した断面半円状の凸部601を有する。この凸部601は、締結本体50の第一溝状部501および第二溝状部502と嵌合する。すなわち、第一溝状部501と第二溝状部502、凸部601で主ロック部が構成される。凸部601は、脚部66の側面に一体的に形成された薄片状の弾性片661の先端に位置する。弾性片661は薄片状で、かつ、脚部66と弾性片661との間には隙間667が設けてあるので、弾性片661の先端に位置する凸部601に力が加わると弾性片661が隙間667側へ撓む。
【0074】
また、弾性片661および凸部601が形成された両側には、操作部618を有する。操作部618は板状で、脚部66と一体的に形成されており、脚部66と操作部618との間には隙間617が設けてある。操作部618の先端部には、突出部638を有する。突出部638は、天井部61の外面と曲率の等しい扇形断面をもつ。また、操作部は外側に突出した断面方形状の突起部668をもつ。
【0075】
操作部618は、隙間617の方へ力を加えると撓みを生じるので、操作部618を動かすことにより突起部668が移動する。なお、突出部638に固定された操作棒648は、同一面に設けられた操作部318を同時に操作するための取っ手である。突起部668は、締結本体50の係合溝558と係合する。すなわち、操作部618、突起部668および係合溝558で副ロック部が構成される。
【0076】
[締結操作]
図19および図20を用いて、本実施例のコントロールケーブルの締結部材の締結操作を説明する。なお、ケーブル40は、係止端部41の外周面に円周状に形成された段差部45を有する他は、実施例1と同様である(図22参照)。
【0077】
キー部材60は、締結本体50の窓孔口552より軸芯方向へ挿入される。この際、キー部材60の凸部601は窓孔52の面551よりも外側へ突出しているので、凸部601は面551に相対的に押されることにより弾性片661が隙間667の方へ撓む。そして、図19の断面図に示すように、キー部材60の凸部601は締結本体50の第一溝状部501に嵌合する(第一嵌合部)。これが、図19に示す仮挿着の状態である。仮挿着の状態では、キー部材60の突起部668は、その底辺が窓孔口552よりも外側に突出しているため、更に負荷してキー部材60を軸芯方向へ押し込んだとしても、突起部668が窓孔口552にぶつかるので、それ以上キー部材60が下方へ移動することはない。
【0078】
なお、上記仮挿着の状態で、ワイヤケーブル42の両端部に引っ張り荷重を加えるプリテンションを行う。プリテンションを行う際は、ワイヤケーブル42の一端では段差部45にプリテンション用引っ掛け治具(図示せず)をワイヤケーブル42側から引っ掛け、ワイヤケーブル42の他端を固定し、引っ張り荷重を加える。
【0079】
ケーブル40を適度な長さに調節したら、キー部材60の操作棒648を押さえることにより操作部618を隙間617の方へ撓ませ、突起部668を窓孔口552よりも内側へ移動させる。そして、そのままの状態でキー部材60を軸芯方向へ挿入し、キー部材60の凸部601を締結本体50の第二溝状部502に嵌合させる(第二嵌合部)と同時に、突起部668を係合溝558に係合させる。こうして、キー部材60の雌螺子611とケーブル40の雄螺子411とが係止する。雌螺子611と雄螺子411とが係止することにより、ケーブル40が所望の長さを保って本発明の締結部材に固定される。これが、図20および図21に示す本挿着の状態である。
【0080】
この際、キー部材60の突起部668は、締結本体50の係合溝558と係合し、操作部618を作動させない限り係合は解けないため、キー部材60の抜け出しを防止することができる。また、本挿着後の締結本体50とキー部材60は、天井部61や脚部66の端面、突出部638が締結本体50の側面と同一円周上にあり、突出した部分がなく、締結部材全体として円筒状となる。
【0081】
本挿着から、再び仮挿着の状態に戻すには、窓孔口552の段差部553からキー部材60の操作棒648を押さえて操作部618を隙間617の方へ撓ませる。操作部618が隙間617の方へ撓むことにより、突起部668と係合溝558との係合が解けるので、キー部材60を締結本体50から抜き出すと、仮挿着の状態となる。
【0082】
【発明の効果】
本発明のコントロールケーブルの締結部材は、外周に第一係止歯をもつ棒状の係止端部を有するコントロールケーブルの該係止端部が挿着される挿着孔と、該挿着孔の奥側で該挿着孔と交差する窓孔と、を有する締結本体と、前記窓孔に着脱自在で、かつ前記第一係止歯と挿着時に係止する第二係止歯を有するキー部材と、を有するコントロールケーブルの締結部材であって、前記締結本体および前記キー部材は、該キー部材の挿着および脱着により該締結本体と該キー部材とを係合および開合する主ロック部と、前記キー部材に設けられた操作部により前記締結本体と前記キー部材との固定と解除を行う副ロック部とを有することを特徴とする。
【0083】
上記構成によれば、操作部を動かさない限り副ロック部の固定・解除ができないので、別部材を用いることなく誤操作による締結本体とキー部材との着脱を防止できる。そのため、キー部材が締結本体に挿着または脱着した状態を保持するための別の部品や、その部品の固定や解除が不要となる。
【0084】
特に、前記主ロック部は、互いに嵌合する前記締結本体に設けられた断面扇形状の凹部と、前記キー部材に設けられた断面扇形状の凸部からなり、また、断面扇形状の前記凹部は、前記締結本体に前記キー部材を仮挿着する第一溝状部と本挿着する第二溝状部とから成り、両者は互いに平行であるのが好ましい。第一溝状部と第二溝状部とが互いに平行であると、同一方向への二段階の動きにより、キー部材を締結本体に仮挿着した状態や本挿着した状態に着脱することができる。そのため、仮挿着の状態を保持するための別の部品や、その部品の固定や解除が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 互いに着脱自在に嵌合する凹部および凸部の形状を断面扇形状とした場合の効果を説明する図である。
【図2】 実施例1のコントロールケーブルの締結部材の締結本体の斜視図である。
【図3】 実施例1のコントロールケーブルの締結部材の締結本体の平面図である。
【図4】 実施例1のコントロールケーブルの締結部材の締結本体の断面図であって、図3のA−A断面図である。
【図5】 実施例1のコントロールケーブルの締結部材の締結本体の断面図であって、図3のB−B断面図である。
【図6】 実施例1のコントロールケーブルの締結部材のキー部材の斜視図である。
【図7】 実施例1のコントロールケーブルの締結部材のキー部材の平面図である。
【図8】 実施例1のコントロールケーブルの締結部材のキー部材の断面図であって、図7のC−C断面図である。
【図9】 実施例1のコントロールケーブルの締結部材のキー部材の断面図であって、図7のD−D断面図である。
【図10】 実施例1のコントロールケーブルの締結部材の断面図であって、締結本体にキー部材が仮挿着した状態を示す。
【図11】 実施例1のコントロールケーブルの締結部材の断面図であって、締結本体にキー部材が本挿着した状態を示す。
【図12】 実施例2のコントロールケーブルの締結部材の締結本体の斜視図である。
【図13】 実施例2のコントロールケーブルの締結部材の締結本体の平面図である。
【図14】 実施例2のコントロールケーブルの締結部材の締結本体の断面図であって、図3のX−X断面図である。
【図15】 実施例2のコントロールケーブルの締結部材のキー部材の斜視図である。
【図16】 実施例2のコントロールケーブルの締結部材のキー部材の平面図である。
【図17】 実施例2のコントロールケーブルの締結部材のキー部材の断面図であって、図16のY−Y断面図である。
【図18】 実施例2のコントロールケーブルの締結部材のキー部材の断面図であって、図16のZ−Z断面図である。
【図19】 実施例2のコントロールケーブルの締結部材の断面図であって、締結本体にキー部材が仮挿着した状態を示す。
【図20】 実施例2のコントロールケーブルの締結部材の断面図であって、締結本体にキー部材が本挿着した状態の主ロック部での断面を示す。
【図21】 実施例2のコントロールケーブルの締結部材の断面図であって、締結本体にキー部材が本挿着した状態の副ロック部での断面を示す。
【図22】 実施例2のコントロールケーブルの係止端部の断面図を示す。
【符号の説明】
20,50:締結本体
21,51:挿着孔
22,52:窓孔
201,202,501,502:凹部(主ロック部)
228,558:係合溝(副ロック部)
30,60:キー部材
311,611:第二係止歯(雌螺子)
301,501:凸部(主ロック部)
318,618:操作部
338,668:突起部(副ロック部)
40:ケーブル
411:第一係止歯(雄螺子)
41:係止端部

Claims (13)

  1. 外周に第一係止歯をもつ棒状の係止端部を有するコントロールケーブルの該係止端部が挿着される挿着孔と、該挿着孔の奥側で該挿着孔と交差する窓孔と、を有する締結本体と、
    前記窓孔に着脱自在で、かつ前記第一係止歯と挿着時に係止する第二係止歯を有するキー部材と、
    を有するコントロールケーブルの締結部材であって、前記締結本体および前記キー部材は、該キー部材の挿着および脱着により該締結本体と該キー部材とを係合および開合する主ロック部と、該キー部材に設けられた操作部により該締結本体と該キー部材との固定と解除を行う副ロック部と、を有し、
    前記主ロック部は、前記第一係止歯と前記第二係止歯とが係止しない位置で該キー部材を該締結本体に仮挿着する第一嵌合部と、該第一係止歯と該第二係止歯とが係止する位置で該キー部材を該締結本体に本挿着する第二嵌合部と、を備え、
    前記副ロック部は、前記キー部材に設けられた断面方形状の突起部および前記締結本体に設けられ該突起部と係合して該キー部材の移動を規制する係合部からなり、
    前記係合部は、仮挿着された前記キー部材が移動して本挿着することを規制する第一係合部と、本挿着された前記キー部材が移動することを規制する第二係合部と、を備え、前記操作部により該突起部と該係合部との係合を開合させてから前記キー部材を移動させて挿着位置を変更することを特徴とするコントロールケーブルの締結部材。
  2. 前記第一嵌合部は、前記締結本体に設けられた凹部および前記キー部材に設けられ該凹部と嵌合する凸部からなり、
    前記第二嵌合部は、前記キー部材に設けられた前記凸部および前記締結本体に設けられ該凸部と嵌合する別の凹部からなる請求項1記載のコントロールケーブルの締結部材。
  3. 前記キー部材に設けられた前記凸部は、弾性部材に設けられている請求項2記載のコントロールケーブルの締結部材。
  4. 前記凹部および前記凸部は、断面扇形状である請求項2記載のコントロールケーブルの締結部材。
  5. 前記第一嵌合部の凹部は、前記凸部と嵌合して前記締結本体に前記キー部材を仮挿着する第一溝状部であり、前記第二嵌合部の凹部は、該凸部と嵌合して該締結本体に該キー部材を本挿着する第二溝状部であり、両者は互いに平行である請求項2〜4のいずれかに記載のコントロールケーブルの締結部材。
  6. 前記突起部および前記第二係合部は、断面方形状である請求項1記載のコントロールケーブルの締結部材。
  7. 前記操作部は、可撓性を有する板状である請求項1記載のコントロールケーブルの締結部材。
  8. 前記締結本体は、全体が筒状である請求項1記載のコントロールケーブルの締結部材。
  9. 前記キー部材は、前記締結本体へ挿着時に、前記締結本体と一体となって全体として筒状をなす請求項8記載のコントロールケーブルの締結部材。
  10. 前記キー部材は、U字形状である請求項1記載のコントロールケーブルの締結部材。
  11. 前記キー部材は、前記U字形状の奥側の内周面に前記第二係止歯を有する請求項10記載のコントロールケーブルの締結部材。
  12. 前記第一係止歯は、前記係止端部の外周面をリング状に一周し軸方向に延びる凹凸からなる請求項1記載のコントロールケーブルの締結部材。
  13. 前記締結本体は、一端に他の部材を係止する係止部を有する請求項1記載のコントロールケーブルの締結部材。
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