JP4605421B2

JP4605421B2 - How to create seaweed beds

Info

Publication number: JP4605421B2
Application number: JP2001046751A
Authority: JP
Inventors: 行幸前川; 利春芳田; 哲文伊藤; 正男遠藤; 鐘一森
Original assignee: Toyo Construction Co Ltd
Current assignee: Toray Engineering Co Ltd
Priority date: 2001-02-22
Filing date: 2001-02-22
Publication date: 2011-01-05
Anticipated expiration: 2021-02-22
Also published as: JP2002238384A

Description

【０００１】
【発明が属する技術分野】
本発明は、カジメ、アカモクなどの岩礁性藻場を人工的に造成する方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、海洋環境の改善、漁場の拡大等を目的に人工的に藻場を造成することが活発に行われている。そして従来、アマモが繁殖するいわゆるアマモ場の造成に関しては、例えば、種苗を付着させた大型の播種シート、マット、ネット等を海底に展張敷設する造成方法が開発実施され（例えば、特開平１１−３０８９０４号公報、特開平０９−１４０２８４号公報、特開平０８−２４２７１６号公報等参照）、それなりの成果を上げている。
【０００３】
しかし、藻場の造成に関しては、上記した播種シート等の使用は、むしろ石、岩、人造ブロック等を含む岩礁構造物に対する根の着生の障害となり、そこで従来は、計画造成域の海中にカジメ、アカモクなどの海藻種苗を放流して自然な着生を期待するか、人造ブロックを着生し易い形状にして自然な着生を期待するか（例えば、特開平０８−２１４７２５号公報）、あるいは既存の藻場に資材を仮置きしてこれに種苗を着生、生育させた後、この資材を移設して新たな藻場を造成するか（例えば、特開平１１−０６９９２４号公報）していた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記海藻種苗を放流する方法によれば、潮流などの影響により計画造成域外へ流出してしまう種苗の割合がかなり高いため、費用対効果の面で問題が多く、また、上記人造ブロックの形状変更によれば、自然な着生を期待するだけであるため、その効果は小さく、さらに、上記仮置き資材を移設する方法によれば、種苗の着生、生育に長期間を要するばかりか、資材の仮置き、回収、移設に多くの工数を要し、何れの方法ともに、効率よく藻場を造成することは困難である、という問題があった。
なお、一部では、種苗を付着させた合成繊維製ロープ（種糸）を岩礁構造物に添設することが試みられているが、この方法では、前記種糸を岩礁構造物に位置固定的に添わせるのが極めて困難で、実質、その利用は断念せざるを得ない状況にあった。
【０００５】
本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされたもので、その課題とするところは、自然石、人造ブロック等の岩礁構造物表面にカジメ、アカモクなどの海藻種苗を容易かつ確実に着生させることを可能にし、もって効率よく藻場を造成できる造成方法を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、生分解性の下地シートの小片を岩礁構造物表面に予め接着剤により張付け、海藻種苗を付着させてなる種苗シートの小片を前記下地シートの小片に接合して、該小片の多数を計画造成域内に分散させることを特徴とする。
このように行う藻場造成方法においては、予め下地シートの小片を岩礁構造物表面に張付けておくことで、種苗シートの小片を岩礁構造物に直接張付ける場合よりも簡単に張付けを行うことができる。
この場合、種苗シートの小片を下地シートの小片に接合する方法としては、接着剤による接合はもとより、超音波融着による接合を採用することができる。
【０００７】
本発明において、前記種苗シートの小片は生分解性のシート状基材に海藻種苗を付着させてなるものであり、前記岩礁構造物は、自然石、人造ブロックであることを特徴とする。
ここで、種苗とは、胞子、遊走子、若い胞子体、配偶体、接合子、葉状体、卵、幼体、精子などの種を意味する。
そして、上記のように行う藻場造成方法においては、種苗シートの小片を介して海藻種苗が岩礁構造物表面に取付けられるので、その位置は不動となり、この不動状態で、その根が拡張して小片周りの岩礁構造物表面に着生する。しかも、種苗シートを構成するシート状基材は生分解性となっているので、所定期間経過後は、小片は分解消滅し、根の全体が岩礁構造物表面に着生する。
【０００８】
本発明において、上記種苗シートを構成する生分解性のシート状基材の種類は任意であり、例えば、アセチルセルロース、セルロース、でんぷん等を始め、それらの複合材料からなる不織布を用いることができる。この場合、不織布の目の粗さとしては、あまり細かいと種苗が付着し難く、逆に粗すぎると付着する種苗の絶対数が減じるので、目付量として30〜100ｇ／ｍ^２程度のものを用いるのが望ましい。
また、上記種苗シートの小片は、その形状を特定するものではないが、幅広シートを碁盤目状に裁断することにより多量に製作できることから、正方形、長方形等の四角形状とするのが望ましい。この場合、小片の大きさは、付着させる海藻種苗により左右される。カジメなどの海藻では、糸条根と呼ばれる根の形状を持ち、直径50〜80ｍｍ程度に複数の根が張り出すため、一辺の大きさを30〜40ｍｍとする。しかし、アカモクなどは盤状根と呼ばれる薄い円盤状であり、その直径は、10〜20ｍｍほどであるために種苗シートの大きさも一辺を10〜20ｍｍ程度の長さとする必要がある。
【０００９】
本発明は、種苗シートの小片を、海中で岩礁構造物表面に張付けても、陸上で岩礁構造物表面に張付けてもよいものである。海中で張付ける場合は、張付け対象となる岩礁構造物としては、海陸を形成する岩盤はもとより、既存の自然石、消波ブロック等の既存の人造ブロックが存在するが、事前にこれら岩礁構造物の張付け場所を研削して肌を露出させておくようにする。一方、陸上で張付ける場合は、主として自然石、人造ブロックが対象となり、この場合は、小片を張付けた後、これら岩礁構造物を可及的速やかに計画造成域に沈設する。
【００１０】
本発明において、上記種苗シートの小片を岩礁構造物表面に張付ける接着剤としては、ある程度耐水性を有するもの、すなわちカジメ、アカモクなどの海藻種苗が岩礁構造物に定着するまでの期間、十分なる接着力を維持するものを選択するが、種苗シートの小片を水中で岩礁構造物表面に張付ける場合は、当然のこととして水中使用可能な接着剤を用いる必要がある。このような接着剤としては、例えば、エポキシ樹脂系水中ボンド（コニシ社製、Ｅ３８０、Ｅセット）水中硬化型エポキシ樹脂（ダイトー社製、ＡＣマリンコート）等がある。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基いて説明する。
【００１２】
図１は、本発明に係る藻場造成方法の一つの実施の形態を示したものである。本実施の形態は、陸上作業で、カジメ種苗１を付着させてなる種苗シート２の小片３を、下地シートの小片４を介して岩礁構造物であるコンクリート製ブロック（人造ブロック）５の表面に張付け、この種苗シート付きブロック５を海底に沈設して藻場を造成しようとするものである。
【００１３】
しかして、その実施に際しては、予め陸上に設置された水槽内に、母藻から放出されたカジメ種苗を放流し、この水槽内に、生分解性の不織布からなる所定大きさの（幅広の）シート基材６を浸漬して、このシート基材６に一様にカジメ種苗を付着（着床）させる。そして、シート基材６は、そのまま水槽内に一定期間浸漬させておく。すると、シート基材６に着床していたカジメ種苗が、次第に発芽、生育して、その根をシート基材６にからみ着かせ、これにより、図１の上段に示したように一面に多数のカジメ種苗１を植立させた種苗シート２が完成する。
【００１４】
その後、上記種苗シート２を水槽から取出し、適宜乾燥させないように留意しながら、これを碁盤目状に裁断して、例えば、一辺が約25ｍｍとなる正方形の小片３を製作する。一方、この種苗シート２の小片３の製作と平行して、同じ生分解性の不織布からなる下地シートを裁断して、前記種苗シート２の小片３と同等かそれよりわずか大きい小片４を製作し、この下地シートの小片４を、対象となるブロック５の表面に接着剤７（図２参照）を用いて貼着しておく。次に、この小片４を貼着したブロック５を作業船上に搬入し、さらに、この作業船に前記種苗シート２の小片３も搬入して、藻場の計画造成域に作業船を移動させる。そして、作業船上において、前記ブロック５に予め貼着された下地シートの小片４に種苗シート２の小片３を接合し、その後、この種苗シート２の小片３を接合したブロック５を順次計画造成域の海底に沈設する。
【００１５】
ここで、カジメ種苗１が乾燥しないように留意しながら、上記種苗シート付きブロック５の沈設に合せて、種苗シート２およびその小片３の製作、下地シートの小片４のブロック５への貼着、下地シート小片４への種苗シート小片３の接合をそれぞれ実施する。この場合、種苗シート２およびその小片３の製作を作業船上で行うようにしてもよく、これにより施工が長期にわたる場合でも、連続施工が可能になる。また、下地シートの小片４への種苗シート小片３の接合は、接着剤を用いて行ってもよいが、接合後、直ちに沈設可能であることから、その接合には超音波融着を利用するのが望ましい。超音波融着を行う場合は、下地シートの小片４としては、種苗シート２の小片３よりも厚いものを用いるのが望ましく、これにより超音波融着をより安定して行うことができる。
【００１６】
このようにして、計画造成域内への種苗シート付きブロック５の沈設を終えるが、沈設後のブロック５上のカジメ種苗１は、図２に示すように着生、生育する。すなわち、海底にブロック５を沈設した直後の種苗シート２は、同図（Ａ）に示すように、多数のカジメ種苗１を有する状態となっている。この状態から所定期間経過すると、多数のカジメ種苗１のうちのいくつかが、何らかの理由により死滅し、同図（Ｂ）に示すように、勢力の強いカジメ種苗１が、その根１ａを次第に種苗シート２の小片３に沿って拡張させると共に、その茎を生長させる。その後、さらに期間が経過すると、同図（Ｃ）に示すように、カジメ種苗１の根１ａが、種苗シート２の小片３および下地シートの小片４を乗り越えて拡張し、条件によっては、一枚の小片３に対して、図示のように１つのカジメ種苗１が生き延びて、その根１ａがこれら小片３、４の周りのブロック表面に着生する。そして、この段階になると、生分解性の不織布からなる各小片３、４が分解消滅し、根１ａの全体が岩礁構造物としてのブロック５の表面に着生し、以降、ブロック５上の各カジメが大きく生長して藻場が完成する。
【００１７】
本実施の形態においては、陸上（あるいは作業船上）で、種苗シート２の小片３を、下地シートの小片４を介して岩礁構造物であるブロック５の表面に張付けるようにしているので、一連の作業は容易となり、水中作業が不要になる分、施工能率が向上する。また、種苗シート２の基材６および下地シートとして不織布を用いているので、ブロック５の表面によく倣い、それらの小片３、４をより確実にブロック５の表面に張付かせることができる。
【００１８】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明に係る藻場造成方法によれば、自然石、人造ブロック等の岩礁構造物表面にカジメ、アカモクなどの海藻種苗を容易かつ確実に着生させることができ、藻場を効率よく造成できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一つの実施の形態としての、カジメによる藻場造成における作業手順を示す模式図である。
【図２】沈設後のブロック上におけるカジメ種苗の着生、生育状況を示す模式図である。
【符号の説明】
１カジメ種苗（海藻種苗）
２種苗シート
３種苗シートの小片
４下地シートの小片
５ブロック（岩礁構造物）
６生分解性のシート状基材
７接着剤[0001]
[Technical field to which the invention belongs]
The present invention relates to a method for artificially constructing a reef algae such as Kajime and Akamoku.
[0002]
[Prior art]
In recent years, artificially creating seaweed beds for the purpose of improving the marine environment and expanding fishing grounds has been actively carried out. Conventionally, with regard to the creation of so-called eelgrass farms where sea eels breed, for example, a construction method has been developed and implemented in which a large seeding sheet, mat, net, etc., to which seedlings are attached, are laid and laid on the seabed (for example, Japanese Patent Laid-Open No. Hei 11- No. 308904, Japanese Patent Laid-Open No. 09-140284, Japanese Patent Laid-Open No. 08-242716, etc.), and some results have been achieved.
[0003]
However, regarding the creation of seaweed beds, the use of the above-mentioned seeding sheets, etc., rather hinders the root formation of reef structures including stones, rocks, artificial blocks, etc. Whether to expect natural growth by releasing seaweed seedlings such as Kajime and Akamoku, or to make artificial blocks form easy to grow (for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 08-214725), Alternatively, after temporarily placing a material in an existing seaweed bed and growing seedlings and seedlings on it, this material is transferred to create a new seaweed bed (for example, Japanese Patent Laid-Open No. 11-069924). It was.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, according to the above method of releasing seaweed seedlings, the ratio of seedlings that flow out of the planned development area due to the influence of tidal currents is quite high, so there are many problems in terms of cost effectiveness, and According to the shape change, the effect is small because only natural growth is expected. Furthermore, according to the method of transferring the temporary storage material, it takes not only a long time for seedling to grow and grow. In addition, there is a problem that it takes a lot of man-hours for temporary placement, collection and transfer of materials, and it is difficult to efficiently create a seaweed bed with any of the methods.
In some cases, attempts have been made to attach a synthetic fiber rope (seed yarn) to which seedlings are attached to the reef structure. In this method, the seed yarn is fixed to the reef structure. It was extremely difficult to be attached to, and in fact, the use had to be abandoned.
[0005]
The present invention has been made to solve the above-mentioned conventional problems, and the problem is that the seaweed seedlings such as Kajime and Akamoku can be easily and reliably placed on the surface of reef structures such as natural stones and artificial blocks. An object of the present invention is to provide a construction method that enables the seedling to grow and thus can create a seaweed bed efficiently.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, the present invention is to bond a small piece of a biodegradable base sheet to the reef structure surface in advance with an adhesive and bond a small piece of a seedling sheet obtained by adhering seaweed seedlings to the small piece of the base sheet. Then, a large number of the small pieces are dispersed in the planned creation area.
In the seaweed bed construction method carried out in this way, it is possible to perform pasting more easily than pasting a small piece of seedling sheet directly on the reef structure by pasting a small piece of the base sheet on the surface of the reef structure in advance. it can.
In this case, as a method for joining the small piece of the seedling sheet to the small piece of the base sheet, it is possible to employ joining by ultrasonic fusion as well as joining by an adhesive.
[0007]
In the present invention, a small piece of the seed sheets are those formed by depositing the seaweed seedling biodegradable sheet-shaped base, the reef structure is characterized in that natural stone is a man-made block.
Here, the seedling means seeds such as spores, zoospores, young spores, gametophytes, zygotes, fronds, eggs, juveniles, and sperm.
And in the seaweed bed construction method performed as described above, since the seaweed seedling is attached to the surface of the reef structure through a small piece of the seedling sheet, its position becomes immobile, and in this immobile state, its root expands. It grows on the surface of reef structures around small pieces. And since the sheet-like base material which comprises a seedling sheet | seat sheet is biodegradable, after progress for a predetermined period, a small piece will decompose | dissolve and extinguish and the whole root will settle on the surface of a reef structure.
[0008]
In the present invention , the kind of the biodegradable sheet-like base material constituting the seedling sheet is arbitrary, and for example, non-woven fabric made of a composite material thereof such as acetylcellulose, cellulose, starch and the like can be used. In this case, as the coarseness of the nonwoven fabric, seeds and seedlings are difficult to adhere if they are too fine. Conversely, if the surface is too coarse, the absolute number of seedlings that adhere is reduced, so that the basis weight is about 30 to 100 g / m ^2. Is desirable.
In addition, although the shape of the seedling sheet seed piece is not specified, it can be produced in a large amount by cutting the wide sheet into a grid pattern, and therefore it is desirable to form a square shape such as a square or a rectangle. In this case, the size of the small piece depends on the seaweed seedling to be attached. Seaweeds such as Kajime have a root shape called a thread root, and a plurality of roots overhang with a diameter of about 50 to 80 mm, so the size of one side is 30 to 40 mm. However, Akamoku has a thin disk shape called a disk-shaped root, and its diameter is about 10 to 20 mm. Therefore, the size of the seedling sheet needs to be about 10 to 20 mm on one side.
[0009]
In the present invention , a small piece of a seedling sheet may be attached to the surface of the reef structure in the sea or may be attached to the surface of the reef structure on land. In the case of stretching in the sea, there are existing artificial blocks such as existing natural stones and wave-dissipating blocks as well as the rocks that form the sea and land. Grind the area of the skin to expose the skin. On the other hand, when it is laid on land, natural stones and artificial blocks are mainly targeted. In this case, after attaching small pieces, these reef structures are laid in the planned development area as soon as possible.
[0010]
In the present invention , the adhesive for sticking the seed piece sheet pieces to the surface of the reef structure is sufficiently water-resistant, that is, a period until the seaweed seedlings such as Kajime and Akamok settle on the reef structure is sufficient. A material that maintains the adhesive force is selected. When a small piece of a seedling sheet is stuck on the surface of a reef structure in water, it is naturally necessary to use an adhesive that can be used in water. Examples of such an adhesive include an epoxy resin-based underwater bond (manufactured by Konishi Co., Ltd., E380, E set) and an underwater curing type epoxy resin (manufactured by Daito Co., Ltd., AC Marine Coat).
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
[0012]
FIG. 1 shows one embodiment of the seaweed bed construction method according to the present invention. In this embodiment, a small piece 3 of a seedling sheet 2 formed by adhering a scalloped seedling 1 is landed on a surface of a concrete block (artificial block) 5 which is a reef structure via a small piece 4 of a base sheet. The block 5 with a seedling sheet is attached to the seabed to create a seaweed bed.
[0013]
Therefore, in the implementation, the scallop seedlings released from the mother algae are discharged into a water tank previously set on land, and a predetermined size (wide) made of a biodegradable nonwoven fabric is released in this water tank. The sheet base material 6 is immersed, and the caulking seedlings are uniformly attached (implanted) to the sheet base material 6. And the sheet | seat base material 6 is immersed in a water tank as it is for a fixed period. Then, the Kajime seedlings that had landed on the sheet base material 6 were germinated and grew gradually, and the roots were entangled with the sheet base material 6, and as a result, as shown in the upper part of FIG. The seedling sheet 2 in which the Kajime seedling 1 is planted is completed.
[0014]
Then, taking out the seedling sheet 2 from the water tank and cutting it into a grid pattern while taking care not to dry it appropriately, for example, a square piece 3 having a side of about 25 mm is produced. On the other hand, in parallel with the production of the small piece 3 of the seedling sheet 2, a base sheet made of the same biodegradable nonwoven fabric is cut to produce a small piece 4 that is equal to or slightly larger than the small piece 3 of the seedling sheet 2. The small piece 4 of the base sheet is adhered to the surface of the target block 5 using an adhesive 7 (see FIG. 2). Next, the block 5 to which the small piece 4 is adhered is carried onto the work ship, and the small piece 3 of the seedling sheet 2 is also carried onto the work ship, and the work ship is moved to the planned creation area of the seaweed basin. Then, on the work boat, the small piece 3 of the seedling sheet 2 is joined to the small piece 4 of the base sheet previously attached to the block 5, and then the block 5 in which the small piece 3 of the seedling sheet 2 is joined is sequentially planned and created. Sink on the ocean floor.
[0015]
Here, while taking care not to dry the scabbard seedling 1, the seedling sheet 2 and its small piece 3 are produced in accordance with the settling of the block 5 with the seedling sheet, and the base sheet small piece 4 is attached to the block 5. The seedling sheet piece 3 is joined to the base sheet piece 4 respectively. In this case, the seedling sheet 2 and the small piece 3 thereof may be manufactured on a work boat, which enables continuous construction even when the construction takes a long time. In addition, the seedling sheet piece 3 may be bonded to the base sheet piece 4 using an adhesive. However, since it can be immediately set after the bonding, ultrasonic fusion is used for the bonding. Is desirable. In the case of performing ultrasonic fusion, it is desirable to use a thicker piece 4 than the small piece 3 of the seedling sheet 2 as the small piece 4 of the base sheet, so that ultrasonic fusion can be performed more stably.
[0016]
In this way, the laying of the block 5 with the seedling sheet into the planned creation area is completed, but the caulking seedling 1 on the block 5 after laying grows and grows as shown in FIG. That is, the seedling seedling sheet 2 immediately after the block 5 is laid on the seabed is in a state having a large number of caulking seedlings 1 as shown in FIG. When a predetermined period has elapsed from this state, some of the large number of Kajime seedlings 1 die for some reason, and as shown in FIG. 5B, the powerful Kajime seedling 1 gradually seeds its root 1a. While expanding along the small piece 3 of the sheet | seat 2, the stem is grown. Thereafter, when the period further elapses, as shown in FIG. 5C, the root 1a of the caulking seedling 1 extends over the small piece 3 of the seedling sheet 2 and the small piece 4 of the base sheet, and depending on the conditions, one piece As shown in the figure, a single sword seedling 1 survives, and its root 1a grows on the block surface around these small pieces 3 and 4. At this stage, the small pieces 3 and 4 made of a biodegradable non-woven fabric are decomposed and extinguished, and the entire root 1a is deposited on the surface of the block 5 as a reef structure. Kajime grows big and the seaweed bed is completed.
[0017]
In the present embodiment, the small seed 3 of the seedling sheet 2 is stuck on the surface of the block 5 that is a reef structure via the small piece 4 of the base sheet on land (or on a work boat). This makes the work easier, and the work efficiency is improved because the underwater work becomes unnecessary. Moreover, since the nonwoven fabric is used as the base material 6 and the base sheet of the seedling sheet 2, it is possible to closely follow the surface of the block 5 and to stick the small pieces 3 and 4 to the surface of the block 5 more reliably.
[0018]
【The invention's effect】
As described above, according to the algae bed construction method according to the present invention, seaweed seedlings such as Kajime and Akamoku can be easily and reliably grown on the surface of reef structures such as natural stones and artificial blocks, It becomes possible to create a seaweed bed efficiently.
[Brief description of the drawings]
BRIEF DESCRIPTION OF DRAWINGS FIG. 1 is a schematic diagram showing an operation procedure in the construction of an algae bed by caulking as one embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a schematic diagram showing the growth and growth of Kajime seedlings on the block after settling.
[Explanation of symbols]
1 Kajime seedling (seaweed seedling)
2 Seedling sheet 3 Seedling sheet small piece 4 Base sheet small piece 5 Block (reef structure)
6 Biodegradable sheet-like substrate 7 Adhesive

Claims

A small piece of a biodegradable base sheet is previously attached to the surface of a reef structure with an adhesive, and a seed piece sheet formed by adhering seaweed seedlings is joined to the small piece of the base sheet. A method for constructing a seaweed basin characterized in that it is dispersed in an aqueous solution.

2. The method for creating a seaweed bed according to claim 1 , wherein the seed piece sheet piece is joined to the base sheet piece by an adhesive.

The method for constructing a seaweed bed according to claim 1 , wherein the seedling sheet piece is joined to the base sheet piece by heat welding.

The seedling sheet pieces are those formed by depositing the seaweed seedling biodegradable sheet-shaped base, the reef structure, natural stone, of claims 1 to 3, characterized in that a man-made block The seaweed bed construction method according to any one of the above .

The said biodegradable sheet-like base material is a nonwoven fabric, The seaweed bed creation method of any one of the Claims 1 thru | or 4 characterized by the above-mentioned.

6. The seaweed bed construction method according to any one of claims 1 to 5, wherein the seedling sheet has a square shape with sides of 15 to 40 mm.

Seaweed Construction method according to any one of claims 1 to 6, characterized in that pasting pieces of the seedling sheet, into pieces of the underlying sheet in the sea.

A small piece of the seed sheet, shore affixed to small pieces of the base sheet, according to any one of claims Koko 1 to 6, characterized in that sinking reefs Structures affixed to said small pieces to plan reclamation zone How to create a seaweed bed.