JP4603881B2 - 照明装置および撮影装置 - Google Patents

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Description

本発明は、デジタルカメラ等の撮影装置に搭載され、被写体を照明するフラッシュ等の照明装置に関する。
撮影装置に用いられている照明装置は、一般に、光源と、この光源から発せられた光束を前方(被写体側)に導く反射鏡と、光源の前方に配置され、所定の配光特性を得るためのフレネルレンズ等の光学部材とで構成されている。
このような照明装置では、反射鏡および光学部材の成形誤差や、光源、反射鏡および光学部材間の位置ずれ等に起因した配光むらを生じやすい。このため、特許文献1では、光学部材(プロテクタ)の入射面に、凹面状のシリンドリカルレンズ面を複数形成した照明装置が提案されている。このシリンドリカルレンズ面は、一般に、棒状の発光管と平行な向きに長く形成され、フラッシュ光を発散させることで、配光むらを緩和する。
ところで、撮影装置の小型化に伴い、照明装置自体の小型化も求められており、特に撮影装置の上下方向の高さを低く抑えつつ、光の利用効率(集光効率)を向上させたいという要望が強い。このため、光学部材として、プリズムやライトガイド等の全反射を利用した光学部材を用いることによって、集光効率の向上と上下方向の光学系の薄型化とを両立させた照明装置も提案されている。
また、最近の撮影装置では、デザイン上、照明装置の内部(発光管やその端子部等)が外部から見えないようにすることも求められている。
特開2001−337372号公報(段落0011〜0013、図2〜4等)
特許文献1の照明装置では、配光むらを緩和させるために光学部材の入射面に複数のシリンドリカルレンズ面を形成することで、照明装置の内部が外部から見え難くなっている。しかしながら、入射面に複数のシリンドリカルレンズ面を形成するため、前述したように全反射を利用する光学部材に適用して必要な配光特性や集光効率を得ることが難しい。すなわち、特に上下方向の小型化が求められている照明装置には不向きである。
本発明は、配光特性に大きな影響を与えることなく、外部から内部を見えにくくすることができ、全反射を利用する光学部材を用いる場合にも適用が容易な構成を有する照明装置およびこれを備えた撮影装置を提供することを目的の1つとしている。
上記課題を解決するために、本願発明に係る照明装置は、第1の方向に延びる発光管と、該発光管からの光束が入射する入射部および該光束を射出する射出部を備えた光学部材とを有し、前記射出部は、前記第1の方向に略直交しかつ前記発光管の照射光軸と略直交する第2の方向に、光軸方向に対して略直交又は傾斜しかつ該光軸方向での位置が異なる複数の平面を有していて、前記第2の方向において隣り合う前記平面間での前記光軸方向での位置差aと前記各平面の前記第2の方向での幅bとの関係がa/b≦0.35の条件を満たすことを特徴とする。
また、本願発明に係る撮影装置は、被写体像を撮影する撮影系を有する撮影装置であって、第1の方向に延びる発光管と、該発光管からの光束が入射する入射部および該光束を射出する射出部を備えた光学部材と、前記射出部を外観面に露出させる開口部を有する外装部材と、を有し、前記射出部は、前記第1の方向に略直交しかつ前記発光管の照射光軸とは異なる第2の方向に、光軸方向に対して略直交又は傾斜しかつ該光軸方向での位置が異なる複数の平面を有していて、前記射出部の第2の方向の傾斜は、前記開口部の近傍の前記外装部材の第2の方向の傾斜と略同一であり、前記第2の方向において隣り合う前記平面間での前記光軸方向での位置差aと前記各平面の前記第2の方向での幅bとの関係がa/b≦0.35の条件を満たすことを特徴とする。
本発明によれば、光学部材の射出部に光軸方向に略直交し、光軸方向位置が異なる複数の平面を設けているので、配光特性にほとんど影響を与えることなく、また光量ロスもほとんどなく、外部から内部が見え難い照明装置を実現することができる。また、本発明は、全反射を利用する光学部材を用いる場合にも適用し易く、照明装置および撮影装置の小型化を図る上で特に有効である。
以下、本発明の好ましい実施例について図面を参照しながら説明する。
図1には、本発明の実施例1である照明装置を備えたカメラ(撮像装置)を示している。図1において、1はカメラ本体である。2はカメラ本体1の前面に設けられたレンズ鏡筒であり、不図示の撮影レンズを保持している。3は光学ファインダである。4は撮影を実行するためのレリーズボタンであり、5は照明ユニット(照明装置)である。照明ユニット5は、カメラ本体1の前面における右上部に設けられており、撮影時に被写体を照明する。
また、10はCCDセンサ、CMOSセンサ等からなる撮像素子であり、撮影レンズにより形成された被写体像を光電変換し、撮像信号を生成する。撮像信号に対しては不図示の画像処理回路によって各種処理が施され、映像信号が生成される。レリーズボタンが操作されると、映像信号又はその一部がキャプチャされ、半導体メモリ等の記録媒体に記録(撮影)される。なお、撮像素子の代わりにフィルムを設け、該フィルムに被写体像を記録するようにしてもよい。
図2には、照明ユニット5の構成を示している。また、図3には、照明ユニット5を分解して示している。
照明ユニット5は、キセノン管等の円筒形状の閃光放電管(発光管)6と、該閃光放電管6から放射状に射出される光束のうち前方(被写体側)以外の後方や上下方向に放射される光束を、前方に向けて反射する反射鏡7とを有する。反射鏡7は、一次元方向(上下方向)に曲率を有し、その内面が高反射率を有する光輝アルミ等の金属材料や、金属蒸着面が内側に形成された樹脂材料等により構成されている。
さらに照明ユニット5は、閃光放電管5から直接入射する光束および反射鏡7で反射して入射する光束を、所定の配光特性の光束に変換又は制御して被写体側に効率良く照射する光学部材8を有する。光学部材8は、アクリル樹脂等の透過率の高い光学用樹脂材料やガラス材料により形成されている。
上記カメラにおいて、不図示の中央演算装置は、例えば「フラッシュオートモード」がセットされている場合には、レリーズボタン4がユーザーによって第1ストローク操作されることに応じて不図示の測光ユニットで被写体輝度を測定し、該測定輝度と撮像素子又はフィルムの感度とに基づいて、照明ユニット5を発光させるか否かを判断する。ここで、「発光させる」と判定した場合には、中央演算装置は発光信号を出力し、反射鏡7に取り付けられた不図示のトリガーリード線を介して閃光放電管6を発光させる。
ここで、照明ユニット5を構成する光学部材8の最も被写体側の面には、左右方向の配光特性を制御するフレネル面等が形成されていない。しかし、光学部材8および反射鏡7の形状を適切に設定することで、左右方向の配光特性を最適化している。また、上下方向の配光特性を最適化するために、反射鏡7および光学部材8の入射面の形状を適切に設定している。
図4には、照明ユニット5を閃光放電管6の中心軸(第1の方向である長手方向に延びる軸)を含む平面で切断したときの断面(上面断面)を示している。ここで、図4には、閃光放電管6から射出した光束のうち前方に発せられ、かつ照射面上で光軸AXLの方向(以下、単に光軸方向又はY方向という)に向かう光束のみを示している。これにより、照明ユニット5を構成する各部品において、実際に光の制御に使用する領域を示すとともに、照射面上において光軸方向に向かう光束がどのような経路で射出されるかを示している。
図4において、閃光放電管6から射出した光束は、光学部材8の最も発光管側に配置された第1の入射面8aから該光学部材8内に入射した後、最終的には最も被写体側に配置された第1の射出面8bから射出する。ここで、光学部材8における第1の入射面8aと第1の射出面8bとの間の左右(図4では上下方向:以下、X方向という)両側には、第2の射出面8d,8d′が形成され、さらに第2の入射面8e,8e′が形成されている。第2の射出面8d,8d′と第2の入射面8e,8e′との間には空間8c,8c’が形成されている。
図4において、閃光放電管6から射出した光束のうち光軸AXL近傍の第1の光束は、第1の入射面8aから該光学部材8内に入射した後、上記空間8c,8c’を通らずに、狭い照射角度のまま第1の射出面8bから射出される。この第1の光束の照射範囲は、撮影レンズを通した撮影範囲を満たす角度に設定されている。
一方、閃光放電管6から射出した光束のうち、光軸AXLに対して所定角度以上の角度を持って射出した第2の光束は、第1の入射面8aから光学部材8内に入射した後、第2の射出面8d,8d’から一旦空間8c,8c’に射出した後、第2の入射面8e,8e’から再び光学部材8内に入射する。そして、第1の射出面8bから射出する。
第2の射出面8d,8d’は、上下方向(図4においては紙面に垂直な方向:以下、Z方向という)に関して正の屈折力(光学的パワー=焦点距離の逆数)を持ったシリンドリカルレンズ面として形成されており、第2の光束をZ方向において収斂させる作用がある。第2の光束の照射範囲は、撮影レンズによる撮影範囲を満たす角度に設定されている。
図5には、照明ユニット5を閃光放電管6の中心軸に直交する平面(YZ面)で切断した場合の断面を示している。
ここで、図5には、閃光放電管6を構成するガラス管の内外径を示している。この種の放電管での実際の発光現象としては、効率を向上させるため、内径一杯に発光させる場合が多く、放電管の内径一杯の発光点からほぼ均一に発光していると考えて差し支えない。しかし、説明を容易にするため、放電管6の中心から射出した光束を代表光束と考え、図中では該代表光束のみを示している。
実際の配光特性としては、図に示したような代表光束に加え、放電管6の周辺部から射出した光束によって、配光特性は全体として若干広がる方向に変化するが、配光特性の傾向としてはほとんど一致するため、以下この代表光束に従って説明する。
図5において、放電管6から前方に射出した光束のうち光軸AXLに対して第1の角度範囲内で射出した光束は、直接第1の入射面8aに入射し、該第1の入射面8aの正の屈折力によって所望の配光特性を持つ光束に変換されて第1の射出面8bから射出される。
また、放電管6から前方に射出した光束のうち光軸AXLに対して第1の角度より大きく第2の角度より小さい角度で射出した光束は、直接第1の入射面8aに入射し、該第1の入射面8aで屈折し、さらに光学部材8の上下に形成された反射面8g,8g′で全反射した後、第1の射出面8bから射出する。この課程において、該光束は所望の配光特性を持つ光束に変換される。
さらに、放電管6から前方に射出した光束のうち光軸AXLに対して第2の角度より大きい角度で射出した光束は、反射鏡7で反射した後に第1の入射面8aに入射し、該第1の入射面8aで屈折した後、第1の射出面8bから射出する。該光束も、この課程において所望の配光特性を持つ光束に変換される。これら3つの光束の合成による照射範囲は、撮影レンズによる撮影範囲を満たす角度となる。
なお、図示していないが、放電管6から後方に射出した光束の光路について説明する。放電管6の後方には、反射鏡7のうち放電管6の中心と同心の半円筒形状の部分が配置されている。また、閃光放電管6のガラス管も放電管6の中心と同心の円筒形状であるため、放電管6の中心から後方に射出した光束はすべてガラス管による屈折の影響を受けずに再度放電管6の中心に戻ってくる。したがって、放電管6の中心に戻ってきた後の光線の振る舞いについては、図5に示した光線とほぼ同等となる。
このような各面形状が設定された照明ユニット5からは、放電管6からの光束が光学部材8と反射鏡7とによりほぼ均一な配光特性を持つ光束に変換されて被写体側に照射される。したがって、小型で、必要照射範囲外への光照射による光量損失の少ない、極めて効率の良い照明ユニットを構成することができる。
次に、図6を用いて光学部材8の第1の射出面(射出部)8bの形状について説明する。図6には、図5と同じYZ断面での第1の射出面8b付近を拡大して示している。
第1の射出面8bには、Z方向(第2の方向)に、略一定のピッチで複数の矩形状の溝部8fが形成されている。言い換えると、第1の射出面8bは、光軸方向における前側の位置に配置された第1の平面(以下、光軸直交平面という場合もある)8f1と、この第1の平面8f1よりも後方の位置に配置された第2の平面8f2とがZ方向に交互に並んだ形状に形成されている。そして、第1の平面8f1および第2の平面8f2はいずれも、光軸方向(Y方向)に対して略直交する平面である。また、図3から分かるように、第1の平面8f1および第2の平面8f2はいずれもX方向における該第1の射出面8bの全体に渡って延びている。
さらに、本実施例では、Z方向において互いに隣り合う第1の平面8f1と第2の平面8f2との間に、光軸方向に対して略平行な第3の平面8f3が、X方向における該第1の射出面8bの全体に渡って延びるように形成されている。
なお、ここにいう「略直交」や「略平行」とは、完全な直交又は平行だけでなく、配光特性に影響を及ぼさない許容誤差範囲で直交又は平行からずれている場合も含む意味である。
ここで、図6には、溝部8fの深さ、すなわち第3の平面8f3の光軸方向における幅をaとし、溝部8fの幅、すなわち第2の平面8f2のZ方向の幅をbとするとき、
a:b(アスペクト比)=1:5
の場合を図示している。
図7は、図6に示した場合において、閃光放電管6の中心から発せられた光線のトレース図である。図7に示すように、閃光放電管6の中心から発せられた光線はほぼすべて第1の射出面8bから被写体側に照射されている。また、溝部8fの第3の平面8f3で全反射した光線(例えば、破線で示したRAY1)は、上下対称に反射して、第3の平面8f3で反射せずに射出する光束の照射範囲内に進んでおり、該全反射により全体の配光特性への影響はほとんどないことが分かる。このように、溝部8fを矩形状とし、第1の射出面8bを前後に位置が異なる光軸直交平面である第1および第2の平面8f1,8f2と光軸平行面である第3の平面8f3とにより構成したことで、光束が発散することなく、第1の射出面8fが単一の平面である場合と同等の配光特性を示す。
図8Aの上側には、本実施例のように、第1の射出面8bに矩形状の溝部8fを形成した場合の配光シミュレーションを行った結果を示す配光特性図を示し、図8Aの下側には、そのときの配光特性表を示す。また、図8Bの上側には、第1の射出面8bを単一の平面として形成した場合の配光シミュレーションを行った結果を示す配光特性図を示し、図8Bの下側には、そのときの配光特性表を示す。
ここで、図8Aの配光シミュレーションは、第1の射出面8bのZ方向全高を4.5mm、溝部8fの深さ(第3の平面8f3のY方向幅)であるaを0.1mm、溝部8fの幅(第2の平面8f2のZ方向幅)であるbを0.5mm、溝部8fのZ方向のピッチを0.9mm、溝部8fの数を5として行った。図8Bの配光シミュレーションは、溝部8bがないこと以外は図8Aの配光シミュレーションと同条件で行った。
配光特性図は円グラフで示しており、横軸は照射角度を、縦軸は照射角度が0度のときの光度を1とする対数の値を示す。実線は左右方向(X方向)の光度、破線は上下方向(Z方向)の光度を示している。これらの図より、第1の射出面8bに溝部8fが形成されている本実施例の場合と、第1の射出面8bが溝部のない単一の平面である場合とで、ほぼ同等の配光特性が得られていることが分かる。したがって、本実施例の照明ユニット5によれば、溝部8fがないことのみ異なる照明ユニットにおいて撮影レンズの撮影範囲を満たすように設定した照射範囲とほぼ同等の照射範囲を得ることができる。
図9には、本実施例において、第1の射出面8bに形成した溝部8fのアスペクト比が、a:b=2:5の場合における第1の射出面8bの形状および光線トレース図を示している。また、図10には、第1の射出面8bに形成した溝部8fのアスペクト比が、a:b=3:5の場合における第1の射出面8bの形状および光線トレース図を示している。
これらの図において、破線で示した光線RAY2は、図7の場合に対して溝部8fのアスペクト比が変化したことの影響により、第1の射出面8b(第1の平面8f1)で全反射している。図7とこれら図9および図10とを比較すると分かるように、a/bの値が大きい方が第1の射出面8bで全反射する光線が増えている。したがって、照明ユニット5の配光特性や照射効率を溝部8fがない照明ユニットに対して変化させないためには、a/bをできるだけ小さい値にすることが望ましい。
具体的には、シミュレーション結果等より、
a/b≦0.35
であることが望ましい。
また、図7に示したように第1の射出面8bを構成することにより、射出面8bを光軸方向に見たとき、閃光放電管の外形線と溝部8fを構成する第3の平面8f3の線が重なり、またはZ方向に平行に並ぶことで、閃光放電管の存在を分かりづらくすることが可能となった。したがって、照明ユニット内部が外から見えづらくなり、照明ユニットの見栄えが良くなり、カメラ本体の外観の品位も上がることになる。
なお、上記実施例では、第1の射出面8bにおいて溝部8fを構成する第3の平面8f3を光軸方向に略平行な平面とした場合について説明したが、図11に示すように、該第3の平面8f3を光軸方向に対して被写体側に開いた(傾いた)平面として形成してもよい。例えば、光学部材8を樹脂成形する場合に、第3の平面8f3を上記のように傾斜平面とすることにより、型抜きが容易になる。但し、該第3の平面8f3の光軸方向に対する傾斜角度αは、溝部8fがない場合の配光特性や照射効率を悪化させない程度に抑える必要がある。
上記実施例1では、第1の射出面8bにおいて前後方向位置が異なる2つの平面を交互に形成した場合について説明したが、図12に示すように、光軸方向に対して略直交する複数の平面8f11〜8f15を、階段状に光軸方向位置が異なるように、つまりは位置が光軸方向一方に変化していくように形成してもよい。
図12において、破線でカメラ本体1′の外形を示す。カメラ本体1′の前面が傾斜面もしくは曲面として形成されている場合に、その傾斜面又は曲面に合わせて第1の射出面8bを構成する光軸直交平面8f11〜8f15が前方又は後方に移動していくようにすることで、照射ユニット6を含めたカメラ全体のデザイン性を高めることができる。この場合、各光軸直交平面の高さや各光軸直交平面間の光軸方向のピッチは一定でもよいし、異なってもよい。また、各光軸直交平面の間の平面8f3は、光軸方向に対して略平行な面でもよいし傾斜した面でもよい。
上記実施例1では、第1の射出面8bにおいて第1の平面8f1および第2の平面8f2はいずれも、光軸方向(Y方向)に対して略直交する平面である場合について説明したが、図13に示すように、光軸方向に対してある傾きを持った複数の平面8f21〜8f24を、光軸方向位置が異なるように、つまりは位置が光軸方向一方に変化していくように形成してもよい。
図13において、破線でカメラ本体1′の外形を示す。カメラ本体1′の前面が傾斜面として形成されている場合に、その傾斜面に合わせて第1の射出面8bを構成する傾斜面8f21〜8f24が前方又は後方に移動していくようにすることで、照射ユニット6を含めたカメラ全体のデザイン性を高めることができる。この場合、各傾斜面の高さや各傾斜面間の光軸方向のピッチは一定でもよいし、異なってもよい。また、各傾斜面の間の平面8f3は、光軸方向に対して略平行な面でもよいし傾斜した面でもよい。
上記実施例1では、第1の射出面8bにおいて第1の平面8f1および第2の平面8f2はいずれも、光軸方向(Y方向)に対して略直交する平面である場合について説明したが、また図14に示すように、光軸に対してある曲率を持った複数の曲面8f31〜8f34を、光軸方向位置が異なるように、つまりは位置が光軸方向一方に変化していくように形成してもよい。
図14において、破線でカメラ本体1′の外形を示す。カメラ本体1′の前面が曲面として形成されている場合に、その曲面に合わせて第1の射出面8bを構成する曲面8f31〜8f34が前方又は後方に移動していくようにすることで、照射ユニット6を含めたカメラ全体のデザイン性を高めることができる。この場合、各曲面の高さや各曲面間の光軸方向のピッチは一定でもよいし、異なってもよい。また、各光軸直交平面の間の平面8f3は、光軸方向に対して略平行な面でもよいし傾斜した面でもよい。
以上説明したように、上記各実施例によれば、特に照明ユニットの上下方向の薄型化を達成しつつ、必要照射範囲での均一な配光特性や良好な集光効率を得ることができ、さらに配光特性に影響をほとんど与えることなく外部からの見栄えを向上させることができる。
なお、上記各実施例では、溝部8fのピッチや幅(高さおよび深さ)が一定である場合について説明したが、該ピッチや幅を変化させてもよく、また、溝部の数は上記実施例で示した数に限られない。デザイン的に溝部のピッチや数を決めても構わない。
また、上記実施例では、入射面が光学的パワーを有し、光を全反射させる反射面を備えた光学部材を用いた場合について説明したが、例えば、フレネルレンズを光学部材として用いた場合に、該光学部材におけるフレネルレンズ面とは異なる面を、上記各実施例で説明したような形状に形成してもよい。
さらに、上記各実施例では、表面反射作用を有する反射鏡を用いた照明ユニットについて説明したが、該反射鏡に代えて、内部全反射作用により光束を前方に導く透明体からなる光学素子を用いることも可能である。
また、上記各実施例では、第1の射出面のX方向全体に延びる光軸直交平面を形成した場合について説明したが、X方向において、前後位置が異なる光軸直交平面を交互に形成したり、光軸直交平面を階段状に設けたりしてもよい。
また、本発明における光学部材の形状は、実施例にて説明したものに限られず、最初の入射面と最終の射出面を有する光学部材であればどのような形状のものでもよい。
本発明の実施例1である照明ユニットを備えたカメラの斜視図。 実施例1の照明ユニットの斜視図。 実施例1の照明ユニットの分解斜視図。 実施例1の照明ユニットの上面断面図。 実施例1の照明ユニットの側面断面図。 実施例1の照明ユニットにおける射出部の拡大断面図。 実施例1の照明ユニットにおける射出部の光線トレース図。 実施例1の照明ユニットの配光シミュレーション結果を示すグラフおよび表。 従来の照明ユニットの配光シミュレーション結果を示すグラフおよび表。 実施例1の照明ユニットにおける射出部の光線トレース図。 実施例1の照明ユニットにおける射出部の光線トレース図。 実施例1の変形例を示す断面図。 本発明の実施例2である照明ユニットの射出部の拡大断面図。 本発明の実施例3である照明ユニットの射出部の拡大断面図。 本発明の実施例4である照明ユニットの射出部の拡大断面図。
符号の説明
1 カメラ本体
2 レンズ鏡筒
5 照明ユニット
6 閃光放電管
7 反射鏡
8 光学部材
8a 第1の入射面
8b 第1の射出面
8f 矩形状の溝
8f1 第1の平面
8f2 第2の平面
8f3 第3の平面
8f11〜8f15 平面
10 撮像素子

Claims (6)

  1. 第1の方向に延びる発光管と、
    該発光管からの光束が入射する入射部および該光束を射出する射出部を備えた光学部材とを有し、
    前記射出部は、前記第1の方向に略直交しかつ前記発光管の照射光軸と略直交する第2の方向に、光軸方向に対して略直交又は傾斜しかつ該光軸方向での位置が異なる複数の平面を有していて、
    前記第2の方向において隣り合う前記平面間での前記光軸方向での位置差aと前記各平面の前記第2の方向での幅bとの関係が
    a/b≦0.35
    の条件を満たすことを特徴とする照明装置。
  2. 前記複数の平面は、前記光軸方向における第1の位置に配置された第1の平面と第2の位置に配置された第2の面とを含み、
    前記射出部において、前記第1および第2の平面が前記第2の方向に交互に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記複数の平面のうち前記第2の方向において互いに隣り合う平面間に、前記光軸方向に略平行な平面が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の照明装置。
  4. 前記光学部材は、前記入射面から入射した光を前記第2の方向に反射して前記射出面に導く反射面を有することを特徴とする請求項1からのいずれか1つに記載の照明装置。
  5. 請求項1からのいずれか1つに記載の照明装置と、
    該照明装置からの光により照明された被写体像を撮影する撮影系とを有することを特徴とする撮影装置。
  6. 被写体像を撮影する撮影系を有する撮影装置であって、
    第1の方向に延びる発光管と、
    該発光管からの光束が入射する入射部および該光束を射出する射出部を備えた光学部材と、
    前記射出部を外観面に露出させる開口部を有する外装部材と、を有し、
    前記射出部は、前記第1の方向に略直交しかつ前記発光管の照射光軸とは異なる第2の方向に、光軸方向に対して略直交又は傾斜しかつ該光軸方向での位置が異なる複数の平面を有していて、前記射出部の第2の方向の傾斜は、前記開口部の近傍の前記外装部材の第2の方向の傾斜と略同一であり、
    前記第2の方向において隣り合う前記平面間での前記光軸方向での位置差aと前記各平面の前記第2の方向での幅bとの関係が
    a/b≦0.35
    の条件を満たすことを特徴とする撮影装置。
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