JP4603769B2 - 液状体噴射器具 - Google Patents

液状体噴射器具 Download PDF

Info

Publication number
JP4603769B2
JP4603769B2 JP2003111613A JP2003111613A JP4603769B2 JP 4603769 B2 JP4603769 B2 JP 4603769B2 JP 2003111613 A JP2003111613 A JP 2003111613A JP 2003111613 A JP2003111613 A JP 2003111613A JP 4603769 B2 JP4603769 B2 JP 4603769B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
liquid material
port
connection port
storage device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003111613A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004313941A (ja
Inventor
浩二 野見山
裕司 小松崎
敬信 関
潤也 高見澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daizo Corp
Original Assignee
Daizo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2003111613A priority Critical patent/JP4603769B2/ja
Application filed by Daizo Corp filed Critical Daizo Corp
Priority to KR1020057015635A priority patent/KR20050106451A/ko
Priority to DE602004020323T priority patent/DE602004020323D1/de
Priority to EP04713660A priority patent/EP1598117B1/en
Priority to PCT/JP2004/002061 priority patent/WO2004076073A1/ja
Priority to AT04713660T priority patent/ATE427164T1/de
Priority to US10/545,898 priority patent/US20060157584A1/en
Publication of JP2004313941A publication Critical patent/JP2004313941A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4603769B2 publication Critical patent/JP4603769B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B7/00Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas
    • B05B7/24Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas with means, e.g. a container, for supplying liquid or other fluent material to a discharge device
    • B05B7/2402Apparatus to be carried on or by a person, e.g. by hand; Apparatus comprising containers fixed to the discharge device
    • B05B7/2481Apparatus to be carried on or by a person, e.g. by hand; Apparatus comprising containers fixed to the discharge device with a flexible container for liquid or other fluent material

Landscapes

  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
  • Nozzles (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗浄液、塗料、塗装液、ムース剤、防錆剤、錆黒化液状体などの各種液状体供給、その他各種の油、各種の水或いは水溶液など、各種の液状体を噴射させるのに用いる液状体噴射器具及びこの液状体噴射器具に液状体を供給する液状体供給貯液具、詳しくは、エアガン等の圧縮ガス供給手段の噴射口に接続しその圧縮ガスを利用して液状体を噴射させる液状体噴射アダプター及びこの液状体噴射アダプターに液状体を供給する液状体供給貯液具に関する。
【0002】
【発明の背景】
現在、機械製造工場、プラスチック成形工場、自動車修理工場など、様々な工場や工業施設において、各種液状体を充填したエアゾール容器が様々な用途に使われている。しかし、この種のエアゾール容器は、簡便に液状体を噴射させることができ、携帯性にも優れているから大変便利に使用できる反面、使用済のエアゾール容器を廃棄する必要があり、しかも近頃では、エアゾール容器の廃棄に当たっては内容物を完全に排出させることが求められるようになり、工場などでは多量に発生する使用済エアゾール容器の処理に頭を抱えている。
【0003】
そこで本発明者は、エアゾール容器に代わり得る新たな液状体噴射器具として、エアガン等の圧縮ガス供給手段の噴射口に接続しその圧縮ガスを利用して液状体を噴射させることができる液状体噴射器具と共に、この液状体噴射器具に液状体を供給する液状体供給貯液具を提供せんとするものである。
【0004】
【従来の技術】
特許文献1は、吹き付け塗装用スプレーガンの塗料容器に樹脂性ジャバラ容器を用いて構成した密閉式スプレーガンを開示している。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−28394号公報
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、プラスチック成形工場、自動車修理工場など、業態を問わずほとんどの工場や工業施設等にエアガン等の圧縮ガス供給手段が設置されていることに着目し、既存の圧縮ガス供給手段をそのまま利用して各種液状体を簡便に噴射させることができる器具を開発した。
即ち、図11に示すように、エアガン50の噴射口51に接続し得る液状体噴射アダプター100であって、エアガン50の噴射口51に着脱可能に接続する接続口部101と、液状体を噴射する液状体噴射口部102と、液状体を収容した貯液具110を着脱可能に連結し得る貯液具連結口部103と、前記接続口部101、液状体噴射口部102間を連通する連通路104と、当該連通路104、貯液具連結口部103間を連通し、連通路104内に圧縮ガスが流通すると貯液具110内の液状体を吸引し得る液状体供給路105とを備えた液状体噴射アダプター(以下、貯液具を除いた構成のものを「アダプター本体」ともいう。)100、並びに、当該液状体供給アダプター100の貯液具連結口部103に連結する貯液具として、液状体を収容可能で、かつ膨縮可能な貯液部111(例えば図のように蛇腹状)と、連結口部112とを備え、当該連結口部112から吸引されると貯液部111が縮むと共に内部の液状体が当該連結口部112から流出する構成を備えた液状体供給貯液具(「貯液具」ともいう)110を開発した。
【0007】
このような構成の液状体噴射アダプター100であれば、ほとんどの工場や工業施設に既に設置されているエアガン50の噴射口51に接続するだけで各種液状体を噴射させることができ、極めて安価かつ簡便に使用することができる。しかも、貯液具110に液状体を補給すれば永続的に使用することができるし、又、貯液具110を取り替えることで異なる液状体を噴射させることもできるから、エアゾール容器の廃棄処理の問題を解決することができる。更には、エアガン50の圧縮ガスを利用するため、エアゾール容器に比べて強力に液状体を噴射させることができるなど、エアゾール容器に比べてより広い用途に利用することができる。
【0008】
しかしながら、更なる開発を進めるうちに、液状体を収容した状態で貯液具110を持ち運ぶと、貯液部111が膨縮可能であるがゆえに貯液部111が縮んで連結口部112から液状体が溢れ出る場合があることが明らかになってきた。また、貯液具110を液状体供給アダプター100に連結する際には、かなり慎重に行わない限り貯液部111が縮んで連結口部112から液状体が漏れ出てしまうことも明らかになった。
【0009】
そこで本発明は、液状体を収容可能で、かつ膨縮可能な貯液部と、連結口兼液状体供給口部(「連結口部」ともいう)とを備え、当該連結口部から貯液部内を吸引されると、貯液部が縮むと共に内部の液状体を連結口部から送出する構成の液状体供給貯液具(「貯液具」とも言う)において、当該連結口部の開口部を開口可能に閉塞することとした。
このように構成すれば、通常状態では連結口部の開口部は閉塞しているから、貯液部が縮んでも液状体が溢れ出ることがなく、又、必要に応じてその閉塞部を開口することで液状体を液状体供給アダプターに供給することができる。また、液状体の揮発も防ぐことができる。
更に、連結口部の開口部を閉塞した状態で貯液具を、例えば図11に示すような液状体供給アダプターに連結し、エアガン50から圧縮ガスを噴射させれば、圧縮ガスのみを液状体供給アダプター内の連通路及び液状体供給路内に流通させることができるから、連通路及び液状体供給路内の洗浄を行うことができる。
【0010】
連結口部の開口部を開口可能に閉塞する構造は特に限定するものではない。例えば当該開口部をプラスチックシート乃至フィルム等で閉塞して(即ち、肉薄部で被覆するようにして)開口可能に閉塞することができる。この際、プラスチックシート乃至フィルム等は、貯液具と一体に成形することも可能であるが、別体のプラスチックシート乃至フィルム等を当該開口部に被着させて構成することもできる。
【0011】
また、天面を開口可能に形成してなるキャップ体、例えば天面の肉厚を薄く形成して開口可能としてなるキャップ体を着脱可能に装着し得るように連結口部を構成し、当該キャップ体を装着することにより連結口部の開口部を開口可能に閉塞するようにも構成することができる。但し、キャップ体を装着した状態で、液状体噴射アダプターの貯液具連結口部と連結し得るように構成する必要があるから、例えばキャップ体の外周面にネジ部を設けるなど、液状体噴射アダプターの貯液具連結口部との連結構造を設ける必要がある。
このように天面を開口可能に形成されたキャップ体を装着する構成とすれば、キャップ体を取り替えることで開口部の閉塞部を再生することができるから、貯液具の本体を繰り返し使用することができる。また、上述のようにアダプター内の洗浄目的で使用する場合も、キャップ体を装着するだけでよいから極めて簡単である。
【0012】
本発明の貯液具は、図11に示すような液状体噴射アダプター、即ち貯液具の連結口部の閉塞部を開口する手段を有さない貯液具連結口部を備えた液状体噴射アダプターに連結させて使用することも可能であるが、連結時の液状体の溢れを防止するという観点からは、貯液具の連結口部の閉塞部を開口する手段を備えた液状体噴射アダプターに連結させるようにするのが好ましい。
【0013】
そこで本発明は、貯液具の連結口部の閉塞部を開口する手段を有する液状体噴射アダプターとして、圧縮ガス供給手段の噴射口に着脱可能に接続する接続口部と、液状体を噴射する液状体噴射口部と、液状体を収容した貯液具を着脱可能に連結し得る貯液具連結口部と、前記接続口部、液状体噴射口部間を連通する連通路と、当該連通路、貯液具連結口部間を連通し、連通路内に圧縮ガスが流通すると貯液具内の液状体を吸引し得る液状体供給路とを備えた液状体噴射アダプターであって、前記貯液具連結口部は、内部に液状体供給路を有する先尖状の管状突出部を備えた液状体噴射アダプターを提案する。この際、当該管状突出部は連結凹部内に設けるのが好ましい。
【0014】
このような構成を備えた液状体噴射アダプターの貯液具連結口部に本発明の貯液具を連結するようにすれば、連結時までは貯液具の連結口部は閉塞されているから液状体が溢れ出ることがなく、しかも、連結と同時に、貯液具の連結口部の閉塞部を管状突出部で破って開口させることができるから、液状体噴射アダプターに液状体を供給可能とすることができる。
【0015】
なお、本発明において「圧縮ガス供給手段」とは、コンプレッサ、ポンプ、エアガン、スプレーガンなど、圧縮ガスを供給するあらゆる装置乃至具(圧縮ガス供給装置乃至具)を包含する意であり、その「噴射口」とは、圧縮ガス供給装置乃至具から供給される圧縮ガスを噴射する噴射具の先端部、例えばエアガン等の噴射口等である。
「エアガン」は、コンプレッサ等からの圧縮空気を噴射する噴射具であって、通常、グリップ部、トリガー部、噴射口及び空気ニップルなどを備え、圧縮空気を空気ニップルから送り込み、トリガー部の操作によって圧縮空気を噴射口から噴射させることができるようになっている。塗料等の液状体を収容した容器やホースを接続するニップルを備え、圧縮空気の噴出によって塗料等の液状体を霧化させて噴射口から液状体を噴射する所謂「スプレーガン」もエアガンの一種であるが、このタイプの場合は、切替弁等によって圧縮空気のみを噴射口から噴射できる構造を備える必要がある。
本発明において「液状体」とは、洗浄液、塗料、塗装液、ムース剤、防錆剤、錆黒化液状体、その他各種油、各種水或いは水溶液など、形状を問わず任意用途に用いられる各種の液状体を包含する。
「圧縮ガス供給手段の噴射口に接続し得る」とは、圧縮ガスが漏れないように連結し得るあらゆる接続構造を包含し、例えば螺合式に接続する構造、嵌合式に接続する構造のほか、例えば接続口部に圧縮ガス供給手段の噴射口を押付けて圧縮ガスが漏れないように連結する構造なども包含する。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明するが、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。
【0017】
図1は、本発明の一例に係る液状体供給貯液具1(「貯液具1」とも言う)と、本発明の一例に係る液状体噴射アダプター20と、圧縮ガス供給手段の一例としてのエアガン50を示している。
【0018】
(液状体供給貯液具)
貯液具1は、液状体を収容可能で、かつ膨縮可能な貯液部2と、連結口兼液状体供給口部3(「連結口部3」とも言う)とを備え、当該連結口部3から貯液部2内が吸引されると、貯液部2が縮むと共に内部の液状体を連結口部3から送り出すように構成してある。
【0019】
貯液具1は、合成樹脂から形成でき、合成樹脂の種類は収容する液状体の種類により適宜選択すればよく、特に限定するものではないが、貯液部2がある程度の保形性を備え得るものが好ましい。例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートなどを好ましい例として挙げることができる。
【0020】
貯液部2は、天面2a及び底面2bを備えた円筒体の側面に蛇腹部4を設けた如き構成であり、その蛇腹部4は、谷折部間に挟まれた山折部からなる膨出段部(言い換えれば「ひだ」)6を、上下方向(即ち連結口部3と底部2bとを結ぶ方向)に連続して2段以上(即ち複数段、図では5段)備えるように構成してある。
各膨出段部6は、外側方向(即ち、上下方向と直交する方向において貯液部2の中心から外側に向う方向)に三角状に膨出した山折部が上下に開閉することにより、貯液部2全体が上下方向に伸縮するようになっている。
但し、蛇腹部4は、内部に液状体を収容しても蛇腹部4が上下方向に伸びない程度の保形性を備えているのが好ましい。
【0021】
連結口部3は、図2に示すように、貯液部2の天面2aから円管部3を突設し、この円管部5の天面の肉厚を薄くして開口可能な閉塞部10として構成してある。
【0022】
閉塞部10は、肉厚が薄くなるように貯液部2等と一体成形することも可能であるが、別体のプラスチックシート乃至フィルム等を当該開口部に被着させるように構成することもできる。
好ましくは、図4に示すように、貯液部2の天面2aから円管部11を突設し、この円管部11の外周面にネジ部11aを設ける一方、これとは別体のキャップとして、この円管部11の外側に着脱可能に装着することができ、かつ天面12の肉厚を薄く形成した円筒状のキャップ体13を用意し、上記円管部11にキャップ体13を装着することにより、連結口部3を構成する。
この際、キャップ体13は、その内周面に、上記円管部11のネジ部11aと螺合可能なネジ部13aを設け、その外周面にもネジ部13b(上記3aに相当)を設けるのが好ましい。
【0023】
なお、キャップ体13の天面12は、天面12の肉厚のみが薄くなるように周側部等と一体に成形することも可能であるが、図5に示すように、キャップ体13とは別体のプラスチックシート乃至フィルム等14をキャップ体13の開口部13cに被着させるように構成してもよい。
【0024】
図7〜図9に示す如く、蛇腹部4を構成する複数の膨出段部6のうち最も底に位置する膨出段部6Aの一部、詳しくは周縁部の一部を半径方向外側に突出させて突出部7を設けるようにしてもよい。この際、突出部7の形状は、上面から見た場合の形状として三角形状、円弧形状、四角形状、その他の任意形状に形成可能である。
このように膨出段部6Aに突出部7を設ければ、図9に示すように、突出部7の適宜中間部を切断することによって、内部に残留した液状体を容易に排出させることができ、液状体を完全に排出させた状態で貯液具1を廃棄することができる。
なお、突出部7の切断は、はさみやカッターなどを使用して切断すればよいが、予め切れ目部8を切れ易いように形成しておくこともできる。例えば、切れ目部8の肉厚を薄くして切れ易いように形成することができる。
また、突出部7の切断は、図9に示すように、突出部7の先端を完全に切り離すようにしてもよいが、完全には切り離さずに液状体を排出できるように切れ目を入れる程度でもよい。
【0025】
(液状体噴射アダプター)
液状体噴射アダプター20は、図1及び図10に示すように、エアガン50の噴射口51に着脱可能に接続し得る接続口部21と、液状体を噴射する液状体噴射口部22と、貯液具1を着脱可能に連結させ得る貯液具連結口部23と、前記接続口部21、液状体噴射口部22間を連通する連通路24と、連通路24、貯液具連結口部23間を連通する液状体供給路25とを備えている。
【0026】
アダプター20の材料は特に限定するものではなく、例えば熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂などの合成樹脂や金属、ゴム、エラストマ(弾性を備えた樹脂体)などから形成可能である。
合成樹脂や金属などから一体成形することも可能であるが、一体成形に限定するものではない。
【0027】
接続口部21は、エアガン50の噴射口51に着脱可能で、かつ気密を保持し得るように連結できるように形成する。例えば本例の場合、アダプター本体20Aに円管状の突出部21aを設け、噴射口51の内周面部に設けられたネジ部と螺合し得るネジ部21bを前記突出部21aの外周面に設け、突出部21aの内部には連通路24と連通する開口部21cを設けて構成してある。
但し、接続口部21は、エアガン50の噴射口51に着脱可能で、かつ気密を保持し得るように接続できれば、その接続構造は任意に形成可能である。例えば、図示はしないが、連通路24の開口端から連続して外側に向って開拡したテーパ面を備えた噴射口当接開口部を設け、エアガン50の先端部(噴射口51)を前記テーパ面に略気密状態で当接できる構成とすることもできる。
【0028】
液状体噴射口部22は、連通路24(詳しくは後述する大径通路24B)がそのままの大きさで開口した構造でもよいし、その他任意に形成可能である。例えば液状体を噴射させる形状に合わせてその開口部の形状及び大きさを適宜変更して形成することができる。また、噴射量、噴射形状などを調整し得るように、開口部を自在に開閉できる絞り機構を設けることも可能である。また、例えば開口部内周面或いは外周面にネジ部を形成するなどして、噴射量、噴射形状などを調整し得る噴射調整具その他のアダプターを接続可能に形成することもできる。
【0029】
貯液具連結口部23は、図2及び図10に示すように、本体部20Aの下面に突出部23aを設け、突出部23a内に下向きに開口した連結凹部23bを設け、この連結凹部23bの内周面にネジ部23cを設けると共に、連結凹部23b内の中央部に管状突出部26を突出させて設けてある。
この管状突出部26は、上記貯液具1の連結口部3の閉塞部10を突き破ることができるように先端部26aを先細状(先尖状)に形成してあり、内部には連通路24が貫通し先端部26aで開口している。
【0030】
連通路24は、接続口部21、液状体噴射口部22間を連通する穴として形成してあり、詳しくは、図2及び図10に示すように、中間部に段差部24Cを設け、この段差部24Cの接続口部21側をより径小の穴からなる小径通路24Aとし、段差部24Cの液状体噴射口部22側をより径大の穴からなる大径通路24Bとして形成してある。
この際、段差部24Cの大きさ、すなわち小径通路24Aと大径通路24Bの径の差は約5mm以上とするのが好ましい。
なお、小径通路24Aは、接続口部21の開口部21cから窄まって小径となるように形成してもよい。
【0031】
液状体供給路25は、連通路24、貯液具連結口部23間を連通路24と略直交するように連通し、詳しくは大径通路24B内の段差部24Cの近傍に連通し、連通路24内に圧縮ガスが流れると液状体供給路25内が負圧となり、貯液具1内を吸引し得るように構成してある。
なお、図の場合には、段差部24Cの段差面と液状体供給路25の接続口部21側の内周面が面一になるように連通しているが、段差部24Cの近傍範囲内であれば連通させることができる。即ち、小径通路24A内を流通してきた圧縮ガスが大径通路24Bに入って一気に拡散した際、段差部24Cの懐部分で負圧になる範囲(前記の近傍範囲)内に液状体供給路25を連通させれば、連通路24内に圧縮ガスが流れると液状体供給路25内を負圧とすることができ、貯液具1内を吸引することができる。
要するに、連通路24内に圧縮ガスを流通させると貯液具1内の液状体を連通路24内に吸引し得るように形成するためには、連通路24の径を段差部24Cを介してその液状体噴射口部22側をより大きくすると共に、連通路24の拡径した大径通路24B内の段差部24C近傍に液状体供給路25を連結させるように構成すればよい。
この際、液状体供給路25が連通路24に交わる角度は、特に限定するものではなく、本例のように略直交状に交わるように形成するようにしてもよいし、又、更にいずれかに傾いた角度で交わるように形成するようにしてもよい。
【0032】
液状体供給路25の径の大きさは、貯液具1内の液状体を吸引するのに適した適宜大きさに設計するのが好ましい。一般的には、例えば大径通路24Bの径が約4mm程度の場合、液状体供給路25の内径は約1.5mm程度とするのが好ましい。但し、これに限定するものではない。
【0033】
(使用方法)
次に、貯液具1を液状体噴射アダプター20に装着して使用する方法について説明する。
【0034】
予め貯液具1の貯液部2内に所望の液状体Aを充填し、連結口部3の開口部は閉塞部10で開口可能に被覆する。
この際、液状体の充填は、閉塞部10を貯液部2等と一体に成形する場合には、例えば貯液部2の適宜箇所に注入用の孔を開けてそこから液状体を注入した後、その孔を閉塞するようにすればよい。
また、別体のプラスチックシート乃至フィルム等を被着させる場合には、液状体を充填した後プラスチックシート乃至フィルム等を連結口部3の開口部に被着させればよい。
さらにまた、キャップ体13を装着する構成の場合には、液状体を充填した後キャップ体13を装着すればよい。
【0035】
このように液状体Aを収容した貯液具1を、図2及び図3に示すように、液状体噴射アダプター20の貯液具連結口部23に連結する。この際、貯液具連結口部23の連結凹部23b内に必要に応じてパッキンを入れ、連結凹部23b内に連結口部3の円管部5を差し入れ、ネジ部23cとネジ部3aとを螺合させながらネジ込むんでいく。この過程で、管状突出部26の先端部が閉塞部10を突き破って閉塞部10を開口させ、円管部5の先端部は貯液部2内に侵入する。更に所定の箇所まで貯液具連結口部23の連結凹部23b内に連結口部3の円管部5をネジ込むことにより、貯液具1の連結口部3と液状体噴射アダプター20の貯液具連結口部23とを気密状態を確保するように連結することができる。
このようにして貯液具1を液状体噴射アダプター20に連結すれば、貯液具連結口部23の連結凹部23b内に連結口部3の円管部5を差し入れてネジ部23cとネジ部3aとを螺合させ始めた段階で、貯液具1の連結口部3と液状体噴射アダプター20の貯液具連結口部23とを密着状態に接合できるから、そのあとで閉塞部10を開口しても液状体が漏れ出すことがない。
【0036】
次いで、図6に示すように、液状体噴射アダプター20の接続口部21にエアガン50の噴射口51を接続させれば、噴射準備は完了である。
【0037】
あとは、図6に示すように、エアガン50のトリガー部52を操作して噴射口51から圧縮ガス(圧縮空気)を噴射させれば、圧縮ガスを連通路24内を通して液状体噴射口部22から噴出させることができ、同時に、連通路24内を流通する圧縮ガスが貯液具1内を吸引する。この時、貯液具1の貯液部2内は密閉状態となっているから、連結口部3から吸引されると貯液部2が縮むと共に内部の液状体Aが連結口部3から液状体供給路25に流出し(内部の液状体が連結口部3から送出されるとともに貯液部2が縮むとも言える)、圧縮ガス(圧縮空気)と共に連通路24(大径通路24B)を介して液状体噴射口部22から噴出させることができる。
【0038】
貯液具1及び液状体噴射アダプター20は上記のように機能するから、既に工場その他の工業施設等に設置されているエアガンなどの圧縮ガス供給装置乃至具を利用して液状体を連続的に噴射させることができる。しかも、貯液具1内は密閉状態となるから、貯液具1を天地無用で使用することができ、エアガン及び液状体噴射アダプター20を360°いずれの角度でも同様に液状体を噴射させることができる。
更には、液状体噴射アダプター20に連結しない状態の時はもちろん、液状体噴射アダプター20に連結する際にも、貯液具1内の液状体が外に漏れるのを防ぐことができる。
【0039】
なお、連結口部3及びキャップ体13は、液状体噴射アダプター20の連結部との関係で適宜形成すればよく、例えば液状体噴射アダプター20の貯液具連結口部が外周面にネジ部を備えたものであれば、連結口部3はこれに連結できるように内周面にネジ部を設ける必要がある。そのためには、例えば内周面にネジ部を備えたキャップ体13を円管部11内に装着するように構成すればよい。
また、貯液具1の連結口部と液状体噴射アダプター20の連結部との連結構造は、上記の如くネジ着する構造に限定するものではなく、例えば嵌着構造、その他の連結構造を採用することが可能である。
【0040】
図示はしないが、蛇腹部4を構成する複数の膨出段部6のうちの最も底の膨出段部6Aの底面2bに穴を設け、この穴を開口可能に閉塞するように構成するようにしても、その穴を開口することにより使用後に貯液部内に残留する液状体を容易に排出させることができる。
また、蛇腹部4を構成する膨出段部6の数を2段若しくは1段とすれば、蛇腹部4が収縮した時の内容積を小さくすることができるから、使用後に貯液部内に残留する液状体の量を少なくすることができる。。
【0041】
また、蛇腹部4が縮んだ状態を保持し得るホルダー部材を付設することもできる。例えば、貯液部2の底面2bにホルダー部材の一端部を固着する一方、貯液部2の天面2a若しくは円管部5に、ホルダー部材の他端部を係止する係止部を形成し、蛇腹部4を最も縮ませた状態でホルダー部材の他端部を係止部に係止させるようにして蛇腹部4の最も縮んだ状態を保持できるように構成することができる。
この際、ホルダー部材は、紐状、ベルト状或いはテープ状、その他の任意形状のものでよい。係止部の構造も、ホルダー部材を巻き付ける構造、フック部を引っ掛ける構造、ボタン式に止める構造、ベルベットファスナーで止める構造など任意に形成可能である。
また、上記とは逆に、貯液部2の天面若しくは円管部5にホルダー部材の一端部を固着し、底面2bに係止部を形成するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る液状体供給貯液具の一例と、液状体噴射アダプターの一例と、圧縮ガス供給手段の一例としてのエアガンとを、分解状態で示した側面図である。
【図2】 液状体供給貯液具及び液状体噴射アダプターの連結部分を分解状態で示した要部拡大断面図である。
【図3】 液状体供給貯液具及び液状体噴射アダプターの連結部分を連結状態で示した要部拡大断面図である。
【図4】 液状体供給貯液具の連結口兼液状体供給口部の構成例を分解状態で示した要部拡大断面図である。
【図5】 液状体供給貯液具の連結口兼液状体供給口部の構成例を分解状態で示した要部拡大斜視図である。
【図6】 図1に示した液状体供給貯液具及び液状体噴射アダプターの使用状態を示した部分断面側面図である。
【図7】 液状体供給貯液具の変形例を示した側面図である。
【図8】 図7に示した液状体供給貯液具の上面図である。
【図9】 図7に示した液状体供給貯液具の使用状態の一例を示した側面図である。
【図10】 本発明の液状体供給貯液具の一例を示した断面図である。
【図11】 本発明者が開発した未公開の液状体供給貯液具及び液状体噴射アダプターの一例と、圧縮ガス供給手段の一例としてのエアガンとを分解状態で示した側面図である。
【符号の説明】
1 液状体供給貯液具(貯液具)
2 貯液部
3 連結口兼液状体供給口部(連結口部)
3a ネジ部
4 蛇腹部
5 円管部
6 膨出段部
7 突出部
10 閉塞部
11 円管部
11a ネジ部
12 天面
13 キャップ体
13a ネジ部
13b ネジ部
13c 開口部
14 プラスチックシート乃至フィルム等
20 液状体噴射アダプター
21 接続口部
22 液状体噴射口部
23 貯液具連結口部
23a突出部
23b 連結凹部
24 連通路
24A 小径通路
24B 大径通路
24C 段差部
25 液状体供給路
26 管状突出部
26a 先端部
50 エアガン

Claims (1)

  1. 液状体を収容可能で、かつ膨縮可能な貯液部と、連結口兼液状体供給口部とを備え、当該連結口兼液状体供給口部から貯液部内を吸引されると、貯液部が縮むと共に内部の液状体を連結口兼液状体供給口部から送出する構成を備えた液状体供給貯液具と
    圧縮ガス供給手段の噴射口に着脱可能に接続する接続口部と、液状体を噴射する液状体噴射口部と、前記液状体供給貯液具を着脱可能に連結し得る貯液具連結口部と、前記接続口部、液状体噴射口部間を連通する連通路と、当該連通路、貯液具連結口部間を連通し、連通路内に圧縮ガスが流通すると前記液状体供給貯液具内の液状体を吸引し得る液状体供給路とを備えた液状体噴射アダプターと、を備えた液状体噴射器具であって、
    前記連結口兼液状体供給口部は、円管部を備え、該円管部の外周面にネジ部を設けると共に、円管部の開口部はプラスチックフィルム乃至シートで閉塞され、
    前記貯液具連結口部は、連結凹部を備え、該連結凹部の内周面にネジ部を設けると共に、連結凹部の内側部に、内部に液状体供給路を有する先尖状の管状突出部を備えた液状体噴射器具。
JP2003111613A 2003-02-25 2003-04-16 液状体噴射器具 Expired - Lifetime JP4603769B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003111613A JP4603769B2 (ja) 2003-04-16 2003-04-16 液状体噴射器具
DE602004020323T DE602004020323D1 (de) 2003-02-25 2004-02-23 Flüssigkeitssprühadapter
EP04713660A EP1598117B1 (en) 2003-02-25 2004-02-23 Liquid-spraying adapter
PCT/JP2004/002061 WO2004076073A1 (ja) 2003-02-25 2004-02-23 液状体噴射アダプター及び液状体供給貯液具
KR1020057015635A KR20050106451A (ko) 2003-02-25 2004-02-23 액상체 분사 어댑터 및 액상체 공급 액체 저장구
AT04713660T ATE427164T1 (de) 2003-02-25 2004-02-23 Flussigkeitsspruhadapter
US10/545,898 US20060157584A1 (en) 2003-02-25 2004-02-23 Liquid-like body-jetting adapter and liquid-like body feeder/container

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003111613A JP4603769B2 (ja) 2003-04-16 2003-04-16 液状体噴射器具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004313941A JP2004313941A (ja) 2004-11-11
JP4603769B2 true JP4603769B2 (ja) 2010-12-22

Family

ID=33472110

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003111613A Expired - Lifetime JP4603769B2 (ja) 2003-02-25 2003-04-16 液状体噴射器具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4603769B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007154940A (ja) * 2005-12-01 2007-06-21 Soft99 Corporation 液化ガス容器
CN116550492A (zh) * 2019-10-11 2023-08-08 广州丹绮环保科技有限公司 一种防漏液喷雾设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004313941A (ja) 2004-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4339610B2 (ja) 液状体噴射アダプター
US7448557B2 (en) Application and method to disperse substance contained in a replaceable cartridge
US6685056B1 (en) Dispensing device comprising a reservoir and attachment means provided with protected piercing means
US20070095943A1 (en) Liquid reservoir, and kit, spray assembly and method using same
WO2004076073A1 (ja) 液状体噴射アダプター及び液状体供給貯液具
ZA200200704B (en) A dispensing device comprising a reservoir and attachment means provided with protected piercing means.
JP6359289B2 (ja) 泡吐出容器
JP2548115Y2 (ja) スプレー装置
JP4603769B2 (ja) 液状体噴射器具
JP2007105365A (ja) 鼻腔用噴射器
KR102273076B1 (ko) 휴대용 미스트 분사기
US7229030B2 (en) Single valve ready to use hose end sprayer
US20100181347A1 (en) Handheld spray receptor
KR100632143B1 (ko) 트리거식 분무장치
JP4589667B2 (ja) 流体ブローガン
US20200261933A1 (en) Paint sprayer
US5474210A (en) Fluid dispensing device
JP2004313940A (ja) 液状体供給貯液具
JP6484032B2 (ja) スプレーガンアダプター
JP4339633B2 (ja) 金型内部通液路への処理液供給器具及びその蓋具
JP3929631B2 (ja) トリガー式液体噴出容器
JPH11253842A (ja) 吹付装置
JP3058468U (ja) ローラー式泡状薬液塗布具
JP4955730B2 (ja) 処理液供給器具及びそれ用の蓋具
JP6837849B2 (ja) ホルダー付き噴霧機構

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060331

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090303

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090402

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090602

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101004

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131008

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4603769

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term