JP4602876B2 - 緩衝器の懸架スプリングにおける初期設定荷重の調整機構 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば、二輪車の車体側と後輪側との間に装着する緩衝器の懸架スプリングにおける初期設定荷重の調整機構の改良に関する。
二輪車の車体側と後輪側との間に装着する緩衝器は、ピストンに結合したピストンロッドをシリンダ内に摺動自在に収装し、その外側にコイルスプリングからなる懸架スプリングを外装してその一端をピストンロッド側、他端をシリンダ側でそれぞれ保持している。
そして、シリンダ側に懸架スプリングの初期設定荷重を調整する機構を設けて、運転者の好み或いは積載荷重の大小に応じて懸架スプリングの初期設定荷重を調整するようにしている。
例えば、特許文献1の第3図に示す懸架スプリングの調整機構では懸架スプリングの一端をシリンダ外周に螺合するスプリングシートで担持し、これを回転操作することで懸架スプリングの初期設定荷重を調整するとともに、スプリングシートの弛みをシリンダ外周に螺合するスプリングアジャスタで阻止している。
しかしこの調整機構ではスプリングシートにもねじ部を設けるためこれの肉厚を大きく確保することになるし、懸架スプリングの調整ではスプリングアジャスタとスプリングシートの両方の回転操作が必要で作業が面倒であるばかりか調整量を把握することが困難であるとしている。
そこで、特許文献1の第1図および第2図ではシリンダ外周のねじ部にスプリングアジャスタを螺合させるとともに、ねじ部には軸方向に長い溝を形成しこの溝にスプリングアジャスタの内周部に設けたスチールボールを係合するようにしてなり、スプリングアジャスタの回転操作で懸架スプリングの初期設定荷重を調整し、スチールボールの溝への係合でスプリングアジャスタの弛みを阻止するとともに調整量を把握するようにしている。
このため、調整作業が容易化し、スチールボールの溝への係合で調整量の把握が容易かつ正確になるとしている。
実開昭61‐128433号(実用新案登録請求の範囲 請求項1 明細書1頁17行目乃至3頁9行目 6頁7行目乃至12行目 図1 図2 図3)
しかしながら、特許文献1の第1図および第2図に示す調整機構にあっては、スプリングアジャスタの回転操作に伴ってスチールボールがねじ部を移動するために、ねじ部やスチールボールが損傷してスプリングアジャスタの回転操作を困難にする不具合がある。
更に、スプリングアジャスタの回転操作力が懸架スプリングの端面に作用するから、コイル径を拡大或いは縮小することになりスプリング特性が変化して安定しない要因となる可能性がある。
本発明は、スプリングアジャスタだけの回転操作で簡単に懸架スプリングの初期設定荷重の調整作業が行えるようにするとともにスチールボール等の回転位置決め機構がねじ部に損傷を与えることがなく、かつ調整時の操作力がスプリング特性に影響を与えない懸架スプリングの調整機構を提供することである。
上記した目的を達成するため、本発明の一つの手段は、緩衝器の本体外周ねじ部に当該本体の軸方向に沿って移動自在に螺合するスプリングシートと、同じく上記ねじ部に本体の軸方向に沿って移動自在に螺合すると共に上記スプリングシートの下面に当接するスプリングアジャスタとを有し、上記ねじ部外周に上記本体の軸方向に延びる溝を形成し、この溝と上記スプリングシートの内周に設けた突起とを係合させ、上記スプリングシートと上記スプリングアジャスタとの間に回転位置決め機構を設けてなる緩衝器の懸架スプリングにおける初期設定荷重の調整機構において、上記スプリングシートを懸架スプリングを担持するシート部と、このシート部から一体に垂設した筒状の延長部とで構成し、上記スプリングアジャスタをアジャスタ本体と、このアジャスタ本体から起立して上記延長部の外周に回転自在に嵌合すると共に上記シート部の下面に当接する負荷受部とで構成し、上記回転位置決め機構を上記延長部の外周に円周方向に沿って隔設した複数の凹部と、上記負荷部に半径方向に穿った穴と、この穴内に圧入したケースと、このケース内に組み込んだスプリングおよびこのスプリングで押圧されて上記凹部のいずれかに選択的に嵌合するスチールボールとで構成したことを特徴とする。
この場合、シート部と負荷部材との間に低摩擦材からなる摺接部材を介在させ、当該摺接部材を介して上記負荷部材を上記シート部の下面に当接しているのが好ましい。
同じく、他の手段は、緩衝器の本体外周ねじ部に当該本体の軸方向に沿って移動自在に螺合するスプリングシートと、同じく上記ねじ部に本体の軸方向に沿って移動自在に螺合すると共に上記スプリングシートの下面に当接するスプリングアジャスタとを有し、上記ねじ部外周に上記本体の軸方向に延びる溝を形成し、この溝と上記スプリングシートの内周に設けた突起とを係合させ、上記スプリングシートと上記スプリングアジャスタとの間に回転位置決め機構を設けてなる緩衝器の懸架スプリングにおける初期設定荷重の調整機構において、上記スプリングシートを懸架スプリングを担持するシート部と、このシート部から一体に垂設した筒状の延長部とで構成し、上記スプリングアジャスタを上記シート部の下面に当接するアジャスタ本体と、このアジャスタ本体から起立して上記延長部の内周に回転自在に嵌合する筒状の嵌合部とで構成し、上記回転位置決め機構を上記嵌合部の外周に円周方向に沿って隔設した複数の凹部と、上記延長部に半径方向に穿った穴と、この穴内に圧入したケースと、このケース内に組み込んだスプリングおよびこのスプリングで押圧されて上記凹部のいずれかに選択的に嵌合するスチールボールとで構成したことを特徴とする
この場合、シート部とアジャスタ本体との間に低摩擦材からなる摺接部材を介在させ、当該摺接部材を介して上記アジャスタ本体を上記シート部の下面に当接しているのが好ましい。
それゆえ、この発明にあっては、ねじ部に螺合するスプリングアジャスタの回転操作だけで懸架スプリングの初期設定荷重を調整することができこの調整作業が容易になる。またスプリングシートの突起がねじ部に形成した溝に嵌合することでスプリングシートの回転が規制され、スプリンアジャスタの回転操作力が懸架スプリングの端面に作用しないので懸架スプリングのスプリング特性が変化することなくを安定させることができる。
更に、スプリングアジャスタの弛みをスプリングシートとスプリングアジャスタの間に設けた回転位置決め機構で阻止する構成としたから、回転位置決め機構が本体側のねじ部に干渉することが無くその結果回転位置決め機構をスチールボール等で構成したとしても、特許文献1の図1、図2に示すばね調整機構のようにスチーボールやねじ部が損傷するような不具合を解消することができる。
特に、回転位置決め機構は、スプリングアジャスタの回転操作によってスチールボールがスプリングに抗して後退し、例えば、一つの凹部から脱して他の凹部の何れかに嵌入し、この際のクリック感によって明確に回転操作量を感知することができる。
また、スチールボールが凹部から脱する時の抵抗力でスプリングアジャスタが例えば振動等によって弛むのを阻止することができる。
そして、スプリングアジャスタの回転操作においてスチールボールは、ねじ部と干渉せず延長部又は嵌合部の外周を移動するから、特許文献1のようにスチールボールやねじ部を損傷するような不具合も解消される。
更に、上記のように構成された回転位置決め機構のスプリングやスチールボールは、ケースで覆われるようにしたから、例えば、走行中の砂や泥の侵入がないのでクリック感が長時間の使用で低下する等の不具合がない。
以下本発明の一実施の形態を図1乃至図3に基づいて説明する。
この実施の形態に係わる緩衝器の懸架スプリングにおける初期設定荷重の調整機構は、緩衝器の本体1外周ねじ部7に当該本体1の軸方向に沿って移動自在に螺合するスプリングシート5と、同じく上記ねじ部7に本体1の軸方向に沿って移動自在に螺合すると共に上記スプリングシート5の下面に当接するスプリングアジャスタ6とを有し、上記ねじ部7外周に上記本体1の軸方向に延びる溝8を形成し、この溝8と上記スプリングシート5の内周に設けた突起5Aとを係合させ、上記スプリングシート5と上記スプリングアジャスタ6との間に回転位置決め機構Aを設けてなるものである。
そして、本発明では、上記スプリングシート5を懸架スプリング4を担持するシート部5Bと、このシート部5Bから一体に垂設した筒状の延長部5Dとで構成している。
また、上記スプリングアジャスタ6をアジャスタ本体6Dと、このアジャスタ本体6Dから起立して上記延長部5Dの外周に回転自在に嵌合すると共に上記シート部5Bの下面に当接する負荷受部6Bとで構成している。
更に、上記回転位置決め機構Aを上記延長部5Dの外周に円周方向に沿って隔設した複数の凹部12a、12b、12cと、上記負荷部6Bに半径方向に穿った穴13と、この穴13内に圧入したケース16と、このケース16内に組み込んだスプリング14およびこのスプリング14で押圧されて上記凹部12a、12b、12cのいずれかに選択的に嵌合するスチールボール15とで構成している。
以下差に詳しく説明する。
そして、このように構成した緩衝器は、本体1とピストンロッド2の端部に設けたブラケット9、10を介して一方を車体側、他方を車輪側に連結するものである。
以下、スプリングシート5側の懸架スプリングにおける初期設定荷重の調整機構について詳細に説明するに、本体1の外周にはねじ部7とこのねじ部7には本体1の軸方向に延びる1つまたは複数の溝8を形成している。
懸架スプリング4を担持するスプリングシート5は、ねじ部7外周で本体1の軸方向に移動自在に嵌合してその内周側には図2に示すように溝8に夫々係合する突起5Aを有することで、本体1の軸方向には移動可能であるが回転方向の動きは規制されている。
また、スプリングシート5は、懸架スプリング4を担持するフランジ状のシート部5Bと懸架スプリング4の半径方向に動きを規制する筒状のガイド部5Cとスプリングアジャスタ6と嵌合する筒状の延長部5Dを一体に有している。
また、スプリングシート5の反懸架スプリング4側にはねじ部7に螺合するスプリングアジャスタ6を設け、このスプリングアジャスタ6にはねじ部7に螺合する雌ねじ部6Aと、スプリングシート5のシート部5B下面に当接する負荷受部6Bを有し、この負荷受部6Bの内周にはスプリングシート5の延長部5Dが回転可能に嵌合している。
従って、スプリングアジャスタ6を回転操作するとスプリンシート5が本体1の軸方向に沿って移動し、この移動量に応じて懸架スプリング4の初期設定荷重を大きくしたり小さくしたりすることができる。
そして、スプリングシート5のシート部5Bとこれに当接するスプリングアジャスタ6の負荷受部6Bとの間には、例えば、フッ素系樹脂等の低摩擦材からなる摺接部材11を配設し、スプリングアジャスタ6を回転操作した時の摩擦抵抗を小さくしてスプリングアジャスタ6の操作力の軽減を図っている。
スプリングシート5の延長部5Dとスプリングアジャスタ6の負荷受部6Bとの間にはスプリングアジャスタ6の回転操作位置を設定すると共にスプリングアジャスタ6の弛みを阻止するための位置決め機構Aを有する。
この回転位置決め機構Aは、図2および図3に示すように、延長部5D外周に円周方向に等間隔に隔設した適宜数の凹部12a、12b、12c、12dと、負荷受部6Bに穿った半径方向の穴13内に圧入したケース16と、このケース16内に組み込んだスプリング14と、このスプリング14で押圧されて凹部12a、12b、12c、12dの何れかに選択的に嵌入するスチールボール15によって構成されている。
なお、スプリング14とスチールボール15は、断面コ字状のケース16に収装された状態でケース16外周を穴13内に圧入することで組み付けられるから組付作業がやり易い利点がある。
回転位置決め機構Aは、スプリングアジャスタ6の回転操作によってスチールボール15がスプリング14に抗して後退し、例えば、凹部12aから脱して凹部12b、12c、12dの何れかに嵌入し、この際のクリック感によって明確に回転操作量を感知することができる。
また、スチールボール15が凹部12a、12b、12c、12dから脱する時の抵抗力でスプリングアジャスタ6が例えば振動等によって弛むのを阻止することができる。
そして、スプリングアジャスタ6の回転操作においてスチールボール14は、ねじ部7と干渉せず延長部5Dの外周を移動するから、特許文献1のようにスチールボールやねじ部を損傷するような不具合も解消される。
更に、上記のように構成された回転位置決め機構Aは、スプリングシート5との延長部5Dとスプリングアジャスタ6の負荷受部6Bとの間に構成されてケース16で覆われるようにしたから、例えば、走行中の砂や泥の侵入がないのでクリック感が長時間の使用で低下する等の不具合がない。
次に、懸架スプリング4の初期設定荷重を調整するについて説明するに、例えば、初期の設定荷重を大きく設定する場合は、懸架スプリング4を圧縮する方向にスプリングアジャスタ6を回転操作すると、スプリングシート5は、突起5Aが溝8に係合しているから回転が規制された状態で本体1の軸方向に移動し懸架スプリング4の端面を圧縮する。
この際、スプリングアジャスタ6の回転移動に伴う操作力が負荷受部6Bの摺接部材11を介してスプリングシート5に伝達するが、このスプリングシート5は、突起5Aと溝8との係合によって回転を規制されているから本体1の軸方向にのみ移動することになる。
したがって、回転方向の操作力が懸架スプリング4端面に伝達されることがないので、特許文献1のようにコイル径が変化して懸架スプリング4の特性が変化して不安定になるような危惧は解消される。
懸架スプリング4の初期設定荷重を小さくする場合は、スプリングアジャスタ6を上記とは逆方向に回転操作することにより、スプリングシート5を図上下方へ移動させて調整することになる。
図4は、他の実施の形態を示す。
この実施の形態に係わる緩衝器の懸架スプリングにおける初期設定荷重の調整機構は、図1の場合と同じく、緩衝器の本体1外周ねじ部7に当該本体1の軸方向に沿って移動自在に螺合するスプリングシート5と、同じく上記ねじ部7に本体1の軸方向に沿って移動自在に螺合すると共に上記スプリングシート5の下面に当接するスプリングアジャスタ6とを有し、上記ねじ部7外周に上記本体1の軸方向に延びる溝8を形成し、この溝8と上記スプリングシート5の内周に設けた突起5Aとを係合させ、上記スプリングシート5と上記スプリングアジャスタ6との間に回転位置決め機構Aを設けてなるものである。

そして、この実施の形態では、上記スプリングシート5を懸架スプリング4を担持するシート部5Bと、このシート部5Bから一体に垂設した筒状の延長部5Dとで構成している。
また、スプリングアジャスタ6を上記シート部5Bの下面に当接するアジャスタ本体6Eと、このアジャスタ本体6Eから起立して上記延長部5Dの内周に回転自在に嵌合する筒状の嵌合部6Cとで構成している。
更に、上記回転位置決め機構Aを上記嵌合部6Cの外周に円周方向に沿って隔設した複数の凹部12a、12b、12cと、上記延長部5Dに半径方向に穿った穴13と、この穴13内に圧入したケース16と、このケース16内に組み込んだスプリング14およびこのスプリング14で押圧されて上記凹部12a、12b、12cのいずれかに選択的に嵌合するスチールボール15とで構成している。たことを特徴とする
上記スプリングシート5を懸架スプリング4を担持するシート部5Bと、このシート部5Bから一体に垂設した筒状の延長部5Dとで構成している。
また、上記スプリングアジャスタ6をアジャスタ本体6Eと、このアジャスタ本体6Eから起立して上記延長部5Dの外周に回転自在に嵌合すると共に上記シート部5Bの下面に当接する負荷受部6Bとで構成している。
上記の何れの実施の形態もスチールボール15からなる回転位置決め機構Aについて説明したが、スプリングシート5とスプリングアジャスタ6との間に構成できる位置決め機構であればこれに特定するものではない。
上述のようにこの発明によれば、スプリングアジャスタ6だけの簡単な回転操作だけで懸架スプリング4の初期設定荷重の調整ができると共に、その回転操作力が懸架スプリング4端面に作用しないので安定したスプリング特性を得ることができる。
更に、回転位置決め機構Aをスプリングシート5とスプリンアジャスタ6との間に構成したからねじ部7を損傷するような不具合も生じない利点がある。
この発明の一実施の形態に係る懸架スプリングの調整機構を備えた緩衝器の一部縦断正面図である。 図1のF−F線横断平面図である。 一実施の形態に係る回転位置決め機構の拡大断面図である。 他の実施の形態に係る回転位置決め機構の拡大断面図である。
符号の説明
1 本体
2 ピストンロッド
4 懸架スプリング
5 スプリングシート
5A 突起
5D 延長部
6 スプリングアジャスタ
6C 嵌合部
7 ねじ部
8 溝
11 摺接部材
A 回転位置決め機構

Claims (4)

  1. 緩衝器の本体外周ねじ部に当該本体の軸方向に沿って移動自在に螺合するスプリングシートと、同じく上記ねじ部に本体の軸方向に沿って移動自在に螺合すると共に上記スプリングシートの下面に当接するスプリングアジャスタとを有し、上記ねじ部外周に上記本体の軸方向に延びる溝を形成し、この溝と上記スプリングシートの内周に設けた突起とを係合させ、上記スプリングシートと上記スプリングアジャスタとの間に回転位置決め機構を設けてなる緩衝器の懸架スプリングにおける初期設定荷重の調整機構において、上記スプリングシートを懸架スプリングを担持するシート部と、このシート部から一体に垂設した筒状の延長部とで構成し、上記スプリングアジャスタをアジャスタ本体と、このアジャスタ本体から起立して上記延長部の外周に回転自在に嵌合すると共に上記シート部の下面に当接する負荷受部とで構成し、上記回転位置決め機構を上記延長部の外周に円周方向に沿って隔設した複数の凹部と、上記負荷部に半径方向に穿った穴と、この穴内に圧入したケースと、このケース内に組み込んだスプリングおよびこのスプリングで押圧されて上記凹部のいずれかに選択的に嵌合するスチールボールとで構成したことを特徴とする緩衝器の懸架スプリングにおける初期設定荷重の調整機構。
  2. シート部と負荷部材との間に低摩擦材からなる摺接部材を介在させ、当該摺接部材を介して上記負荷部材を上記シート部の下面に当接している請求項1に記載の緩衝器の懸架スプリングにおける初期設定荷重の調整機構。
  3. 緩衝器の本体外周ねじ部に当該本体の軸方向に沿って移動自在に螺合するスプリングシートと、同じく上記ねじ部に本体の軸方向に沿って移動自在に螺合すると共に上記スプリングシートの下面に当接するスプリングアジャスタとを有し、上記ねじ部外周に上記本体の軸方向に延びる溝を形成し、この溝と上記スプリングシートの内周に設けた突起とを係合させ、上記スプリングシートと上記スプリングアジャスタとの間に回転位置決め機構を設けてなる緩衝器の懸架スプリングにおける初期設定荷重の調整機構において、上記スプリングシートを懸架スプリングを担持するシート部と、このシート部から一体に垂設した筒状の延長部とで構成し、上記スプリングアジャスタを上記シート部の下面に当接するアジャスタ本体と、このアジャスタ本体から起立して上記延長部の内周に回転自在に嵌合する筒状の嵌合部とで構成し、上記回転位置決め機構を上記嵌合部の外周に円周方向に沿って隔設した複数の凹部と、上記延長部に半径方向に穿った穴と、この穴内に圧入したケースと、このケース内に組み込んだスプリングおよびこのスプリングで押圧されて上記凹部のいずれかに選択的に嵌合するスチールボールとで構成したことを特徴とする緩衝器の懸架スプリングにおける初期設定荷重の調整機構。
  4. シート部とアジャスタ本体との間に低摩擦材からなる摺接部材を介在させ、当該摺接部材を介して上記アジャスタ本体を上記シート部の下面に当接している請求項3に記載の緩衝器の懸架スプリングにおける初期設定荷重の調整機構。
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