JP4602699B2 - スプレーコート装置及びスプレーコート方法 - Google Patents

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Description

本発明は、スプレーコート装置及びスプレーコート方法にかかり、シリコン基板などのワーク上に塗布液を塗布して塗膜を形成するスプレーコートに用いて好適な技術に関する。
基板へのレジスト塗布工程等、ワーク上に塗膜を形成する際に、塗布チャンバ内に配置された回転台と、この回転台に着脱自在に固定されたワークの表面に塗布液を滴下する塗布ノズルと、塗布チャンバ内に濃度の濃い溶剤を噴霧する溶剤噴霧ノズルが備えられたものが知られている。このような塗膜形成処理をおこなう前後に処理室からのワークの搬送をおこなうロード室、アンロード室を設けることは一般的におこなわれている。
特開平10−202153号公報 請求項13等
本発明者らは、スプレーコートによる塗膜の品質には、処理室での塗布条件だけでなく塗布前後の処理が大きく影響することを見出した。その知見から、ロード室、アンロード窒でそれぞれ適当な前処理、後処理を行うことにより、塗膜品質、特に均一性と平担性を大きく向上させることができた。その効果は、凹凸を有する基板にレジストを塗布するような、均一性を得るのが難しい場合に、特に顕箸であった。また、最適な前処理、後処理を行うためには、ロード室、アンロード室を、塗布処理を行う塗布チャンバ室とは別に、個別の最適条件に制御することが必要であった。
本発明は、上記の背景からなされたもので、コーティング膜の均一性、平坦性を向上するとともに、同時に、コーティング加工をおこなうチャンバとロード室、アンロード室とを独立に制御することを実現するという目的を達成しようとするものである。
本発明のスプレーコート装置は、塗布チャンバ内に配置されたワークに塗布液を噴きかけて該ワーク表面に塗膜を成膜するスプレーコート装置であって、
所定の待機位置に複数の前記ワークが搬入可能とされ、前記塗布チャンバに連接して前記塗布チャンバへと前記ワークを気密状態で移送可能なロード室と、前記塗布チャンバに連接し前記塗布チャンバから前記ワークを気密状態で移送可能なアンロード室とを有し、
前記ロード室には、該ロード室内に前記塗布液に含まれている溶剤を噴霧する溶剤供給ノズルと、前記ロード室内の溶剤濃度を検知して該溶剤濃度を制御する濃度制御手段と、が設けられており、
前記アンロード室には、該アンロード室内の前記ワークに前記塗布液に含まれている溶剤を噴射する溶剤噴射ノズルが設けられており、
前記塗布チャンバは、前記ロード室、前記アンロード室の少なくとも一方よりも圧力が低く設定されたことにより上記課題を解決した。
本発明は、塗布チャンバ内に配置されたワークに塗布液を噴きかけて該ワーク表面に塗膜を成膜するスプレーコート装置であって、
前記塗布チャンバに連接し前記塗布チャンバへと前記ワークを気密状態で移送可能なロード室を有し、
前記ロード室には、該ロード室内に前記塗布液に含まれている溶剤を噴霧する溶剤供給ノズルと、前記ロード室内の溶剤濃度を検知して該溶剤濃度を制御する濃度制御手段と、
が設けられたことにより上記課題を解決した。
このように本発明のスプレーコート装置は、ロード室内に溶剤供給ノズルから溶剤を噴霧するとともに、前記ロード室内の前記溶剤濃度を制御することで、このロード室を通じてワークを塗布チャンバに送り込むことにより、スプレーコート処理によって塗膜を形成する前処理として、ワーク( 基板) のコーティング性能を向上して、レジスト等の塗膜コーティング前におけるワークの表面状態をコート時と同じ、または、適性な溶剤雰囲気下におくことで、塗膜コーティング時の濡れ性を向上させて、均一なスプレーコートを実現することが可能となる。
本発明は、前記ロード室の前記待機位置は、前記塗布チャンバに設けられた塗布用ノズルよりも上側位置に設定されている手段や、前記アンロード室内には前記ワークの待機位置が設定されており、前記アンロード室の待機位置は、前記塗布チャンバに設けられた塗布用ノズルよりも上側位置に設定されている手段を採用することができる。
ここで、ロード室の溶剤供給ノズルとしては、超音波霧化ノズルを採用することができ、これにより、溶剤をミスト(霧状)としてこのミストがロード室内に浮遊する状態を実現でき、所望の状態に噴霧をおこなうことができる。
本発明のスプレーコート装置は、塗布チャンバ内に配置されたワークに塗布液を噴きかけて該ワーク表面に塗膜を成膜するスプレーコート装置であって、
前記塗布チャンバに連接し前記塗布チャンバから前記ワークを気密状態で移送可能なアンロード室を有し、
前記アンロード室には、該アンロード室内の前記ワークに前記塗布液に含まれている溶剤を噴射する溶剤噴射ノズルが設けられたことにより上記課題を解決した。
このように本発明のスプレーコート装置は、塗布チャンバ内でレジスト等の塗膜を成膜した後にアンロード室で溶剤のみをワーク表面に溶剤噴射ノズルから噴射することで、ワーク上の塗膜(レジスト)表面を再溶解して、この塗膜表面を平坦化することが可能となる。
また、本発明において、前記溶剤噴射ノズルを2流体混合ノズルとすることで、方向性を持ってワーク表面に溶剤を直接噴射することができる。
本発明のスプレーコート装置は、塗布チャンバ内に配置されたワークに塗布液を噴きかけて該ワーク表面に塗膜を成膜するスプレーコート装置であって、
上記ロード室と上記アンロード室とをともに有する手段を採用することでコーティング膜の均一性、平坦性のさらなる向上を図ることができる。
本発明は、前記塗布チャンバは、前記ロード室、前記アンロード室の少なくとも一方よりも圧力が低く設定されることで、塗布チャンバで塗布した塗布液のミストがロード室、アンロード室に進入することを防止して、コーティング処理の前後でワークのクリーン度を維持し、コーティング処理前後のワークが塗布液ミストの影響で塗膜の平坦性、均一性が低減してしまうことを防止できる。
本発明のスプレーコート方法においては、ワークに塗布液を噴きかけて前記ワーク表面に塗膜を成膜する塗布チャンバと、前記塗布チャンバへと前記ワークを気密状態で移送可能なロード室と、前記塗布チャンバから前記ワークを気密状態で移送可能なアンロード室とを有するスプレーコート装置において、 前記ロード室内に前記塗布液に含まれている溶剤を噴霧して所定の溶剤濃度に制御しながら前記ワークを待機させる工程と、 前記ロード室および前記アンロード室よりも陰圧に設定された前記塗布チャンバ内で塗布液を噴きかけて前記ワーク表面に塗膜を成膜する工程と、 前記アンロード室内で前記ワーク表面に前記塗布液に含まれている溶剤を噴射する工程と、を有することにより上記課題を解決した。
本発明は、前記ロード室内において、前記塗布チャンバに設けられた塗布用ノズルよりも上側位置にて前記ワークが待機される手段か、前記アンロード室内において、前記塗布チャンバに設けられた塗布用ノズルよりも上側位置にて前記ワークが待機される手段を採用することができる。
本発明は、ワークに塗布液を噴きかけて前記ワーク表面
に塗膜を成膜する塗布チャンバと、前記塗布チャンバへと前記ワークを気密状態で移送可能なロード室と、前記塗布チャンバから前記ワークを気密状態で移送可能なアンロード室とを有するスプレーコート装置において、 前記ロード室内に前記塗布液に含まれている溶剤を噴霧して所定の溶剤濃度に制御する工程と、前記塗布チャンバ内で塗布液を噴きかけて前記ワーク表面に塗膜を成膜する工程と、 前記アンロード室内で前記ワーク表面に前記塗布液に含まれている溶剤を噴射する工程と、を有することが望ましい。

また、回路基板の製造方法において、上記のいずれか記載のスプレーコート装置を用いて、上記のスプレーコート方法によりスプレーコートをおこなう方法で、前記塗膜をレジスト膜とし、フォトリソグラフィー工程によって回路パターンを形成することがある。
本発明によれば、コーティング膜の均一性、平坦性を向上することが可能であり、コーティング加工をおこなうチャンバとロード室、アンロード室とを独立に制御することが実現可能となる。
以下、本発明に係る一実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態におけるスプレーコート装置の概略構成を示す図であり、 図2は、本実施形態におけるスプレーコート装置の塗布チャンバを示す概略図であり、図において、符号1は、スプレーコート装置、Wはワークである。
本実施形態のスプレーコート装置1は、図1に示すように、ワークWに塗布液を噴きかけてワークW表面に塗膜W1を成膜する塗布チャンバ10と、塗布チャンバ10に連接し塗布チャンバ10へとワークWを気密状態で移送可能なロード室20と、塗布チャンバ10に連接し塗布チャンバ10からワークWを気密状態で移送可能なアンロード室30とを有する構成とされている。
塗布チャンバ10内には、ワークWを載置されたワークWを吸引により保持するワーク支持台13と、ワーク支持台13上のワークWに塗布液を噴霧する塗布用ノズル15と、塗布チャンバ10内をロード室20およびアンロード室30に比べて負圧にする圧力制御手段(排気手段)16とが設けられる。ワーク支持台13の下側には、モータ(図示略)の回転軸13aが取り付けられており、上記モータを駆動すると回転軸13aによりワーク支持台13も回転駆動するようになっている。
ワーク支持台13の上方に塗布用ノズル15が配置されている。この塗布用ノズル15には塗布液供給源(図示略)から塗布液14が供給される塗布液供給管15aが接続され、また、この塗布液供給管15aには塗布液の流量をコントロールするバルブ15bが設けられている。塗布液14としては、ワーク支持台13上に載置するワークW及びこのワークWに施す処理によって異なるが、レジストとレジストシンナー(溶剤)を含んでおり、レジストとしてはネガレジスト、ポジレジスト、ソルダレジストなどが用いられる。
ワーク支持台13の下方には、塗布チャンバ10内をロード室20およびアンロード室30よりも陰圧にする排気手段16としての排気管および排気ポンプ等が配設され、この排気管の排気口が塗布チャンバ10に開口している。
塗布チャンバ10とロード室20との仕切D1、および、塗布チャンバ10とアンロード室30との仕切D2は、いずれも開閉自在の扉や、あるいは、エアーを噴き出すエアーカーテンとすることもできる。
ロード室20には、上記塗布液に含まれている溶剤を噴霧する溶剤供給ノズル21と、ロード室20内の溶剤の濃度を検出する手段(溶剤濃度検出手段)としての半導体方式の有機溶剤センサ22と、ロード室20内の溶剤の濃度を制御する手段(溶剤濃度制御手段)としてのコントローラ23が設けられる。
溶剤供給ノズル21は塗布チャンバ10の塗布用ノズル15に比べてその高さ位置が上側となるように設定されるとともに、ロード室20内におけるワークWの待機位置も塗布チャンバ10の塗布用ノズル15よりも上側位置に設定されている。
溶剤供給ノズル21には溶剤供給源から溶剤25が供給される溶剤供給管21aが接続され、また、溶剤供給管21aには溶剤の流量をコントロールする溶剤供給バルブが設けられている。
これら溶剤濃度検出手段及び溶剤濃度制御手段は、ロード室20内において基板(ワーク)W上の雰囲気の溶剤蒸気を調節をおこなうものとされ、必要な所望の溶剤蒸気レベルを予期する予想モデルに基づいて、正確な溶剤蒸気様相をワークW表面上で実現するもので、センサー/フィードバックシステムにガス流の混合体を組み合わせて、ワークW面上の溶剤蒸気濃度を測定し、流入する溶剤蒸気濃度の調節を行って、所望の溶剤蒸気濃度を得るもので、フィードバック回路は、溶剤飽和のガスと無溶剤ガスとの比を制御し、予想モデルに必要な正確な溶剤蒸気濃度をワークW面へ送る。これは、高レベルの精度をワークW上の溶剤蒸気の制御に与えるものである。
具体的には、ロード室20内の噴霧エリアには半導体方式の有機溶剤センサ22が設けられており、噴霧エリア内の溶剤の濃度を検出できるようになっている。さらに、この有機溶剤センサ22はロード室20の外側に設けられたコントローラ23と接続されており、溶剤の濃度の検出値をコントローラ23に送るようになっている。
コントローラ23は、溶剤供給バルブや霧状の溶剤排出手段(図示せず)と接続されており、溶剤濃度の検出値が所望の範囲外である場合は、溶剤供給バルブを制御して溶剤供給ノズル21から噴霧する溶剤の噴霧量をコントロールしたり、溶剤排出手段を制御して溶剤排出手段から排出する霧状の溶剤の排出量をコントロールすることにより、塗布液を噴霧中、あるいは塗布液の噴霧前後のロード室20内の溶剤濃度が所望の濃度になるように制御することができるようになっている。
ロード室20の溶剤の濃度はワークWに対して溶剤25、塗布液14等の種類に依存する最適な状態に設定され、具体的には、0以上飽和濃度までの範囲に制御されていることが好ましい。
溶剤25としては、塗布液14に含まれている溶剤が用いられ、例えば、キシレン、乳酸エチル、3メチルメトキシプロピオネ―ト(MMP)、エチルエトキシプロピオネート(EEP)、アセトン、n−ブチルアセテート(NBA)、エチルセロソルブアセテート(ECA)、プロピレングリコールモノメチルエーテル(PGNEA)などレジストシンナーとして使用される溶剤が用いられる。
図3は、本実施形態における溶剤供給ノズルの概略構成を示す図である。
溶剤供給ノズル21は、ロード室20内の気流に影響を及ぼさない超音波霧化ノズルから構成されている。この超音波霧化ノズル21内には、振動子21cが設けられており、超音波霧化ノズル21に液状の溶剤25を供給中に振動子21cを駆動して超音波を発振すると、溶剤25の粒子からなる溶剤ミスト25aが発生し、ノズル21の吐出口から溶剤ミスト25aが噴霧される。
振動子21cとしては、ソリッドタイプ振動子、ボルト締めランジュバン型振動子、圧電高分子膜、圧電ZnO薄膜等が用いられる。
上記溶剤供給ノズル21から噴霧される溶剤のミスト25aの粒径は、1.0μm以上100μm以下であることが好ましい。溶剤のミスト25aの粒径が1.0μm未満であると、基板(ワーク)W表面へのミストの付着が起こりにくくなるため好ましくなく、粒径が100μmを超えると斜めスロープのような形状の基板(ワーク)W表面に付着したミストが下方に流動する割合が増え、基板(ワーク)W表面状態が不均一となってしまうため好ましくない。
図4は、本実施形態におけるアンロード室の概略構成を示す図である。
アンロード室30には、図1,図4に示すように、アンロード室30内のワークWに前記塗布液に含まれている溶剤を噴射する溶剤噴射ノズル31が設けられる。
アンロード室30内におけるワークWの待機位置は塗布チャンバ10の塗布用ノズル15よりも上側位置に設定されている。
アンロード室30内の中心部の上方には溶剤噴射ノズル31が配設されている。この溶剤噴射ノズル31は二流体ノズルからなり、2つの注入口31a,31bおよび1つの噴射口31cを有する。ワークWの寸法が例えば8インチである場合には、ワークWの表面から溶剤噴射ノズル31の噴射口31cまでの距離は150mm程度に設定される。
ワークW保持位置と溶剤噴射ノズル31との間の空間および、溶剤噴射ノズル31より上方のワークW待機位置は、アンロード室30として密閉状態とされる。アンロード室30の下部の排気口32は排気経路(図示せず)に接続されている。また、アンロード室30の下部には廃液を排出するためのドレイン口33が設けられている。
図において溶剤噴射ノズル31は内部混合ノズルとして記載されているが、外部混合ノズルとしてもかまわない。
溶剤噴射ノズル31には溶剤供給源34および気体供給源35が接続されている。
溶剤供給源34においては、その容器内に前述した溶剤25と同種の溶剤が収容されている。気体供給源35においては、その容器内に空気等の加圧用気体が収容されている。溶剤供給源34からの溶剤は、レギュレータ34a、流量計34bおよびバルブ34cを経由して溶剤噴射ノズル31の注入口31aに注入される。また、気体供給源35の容器内の気体は、エアオペレーションバルブ35aを経由してスプレーノズル31の注入口31bに注入される。
アンロード室30には、エアオペレーションバルブ36を介して空気が供給されるとともに、排気口32から排気される。
本実施形態のスプレーコート方法においては、上述したスプレーコート装置1において、塗布チャンバ10内を排気手段16によってロード室20およびアンロード室30よりも陰圧にする。そして、ロード室20内の待機位置に複数のワークWを搬入した後、溶剤供給ノズル21から塗布液14に含まれている溶剤を噴霧するとともに、溶剤濃度検出手段及び溶剤濃度制御手段によって上述した所定の溶剤濃度に設定して、ワークW表面における塗布液14に対する濡れ性を向上する。
次いで、一枚のワークWを塗布チャンバ10に移動してワーク支持台13により支持した状態でワークWを回転させながら、塗布用ノズル15から塗布液14を噴きかけて、図5Aに示すように、ワークW表面に塗膜W1を成膜する。
図5は本実施形態のスプレーコート方法を工程順に示す図である。
次いで、アンロード室30内の待機位置にワークWを移動する。このアンロード室30の待機位置にあるワークWから一枚を保持位置に移動するとともに、このワークW表面に塗布液14に含まれている溶剤25を溶剤噴射ノズル31からワークW表面に直接噴射して、図5Bに示すように、凹凸のある塗膜W1表面を再溶解し、図5Cに示すように、表面が平坦な塗膜W1として、表面状態を改善した後乾燥させる。
本実施形態のスプレーコート装置1によれば、塗膜W1を形成する塗布チャンバ10に連接し塗布チャンバ10へとワークWを気密状態で移送可能なロード室20を有し、ロード室20には、ロード室20内に塗布液14に含まれている溶剤25を噴霧する溶剤供給ノズル21と、ロード室20内の溶剤濃度を検知して溶剤濃度を制御する濃度制御手段22〜23とが設けられ、ロード室20内に溶剤供給ノズル21から溶剤25を噴霧するとともに、ロード室20内の溶剤濃度を制御することで、このロード室20の待機位置にワークWを待機させた後に塗布チャンバ10に送り込んで塗膜W1を形成することにより、前処理としてロード室20内で適性な溶剤雰囲気下におくことで、塗膜W1コーティング前におけるワークWの表面状態をコート時と同じに設定することができるか、または、塗膜W1コーティング時の濡れ性を向上させることができ、これにより、ワークWのコーティング性能を向上して、厚さの均一な塗膜W1を形成することができ、均一なスプレーコートを実現することが可能となる。
本実施形態のスプレーコート装置1は、塗布チャンバ10から塗膜W1成膜後のワークWを気密状態で移送可能なアンロード室30を有し、アンロード室30には、アンロード室30内のワークWに塗布液14に含まれている溶剤25を噴射する溶剤噴射ノズル31が設けられ、塗布チャンバ10内で塗膜W1を成膜した後にアンロード室30で溶剤25のみをワークW表面に溶剤噴射ノズル31から噴射することで、ワークW上の塗膜W1表面を再溶解して、この塗膜W1表面を平坦化することが可能となる。
本実施形態のスプレーコート装置1は、排気手段16によってロード室20およびアンロード室30よりも塗布チャンバ10が陰圧に設定されることで、塗布チャンバ10で塗膜W1成膜時に塗布チャンバ10内に塗布液のミストが発生した場合であっても、このミストがロード室20、アンロード室30に進入することを防止することができる。つまり、塗布液のミストがロード室20、アンロード室30においてワークW表面に付着することを防止することができ、これにより、コーティング処理の前後でワークWのクリーン度を維持し、コーティング処理前後のワークWにおいて塗布液ミストの影響で塗膜の平坦性、均一性が低減してしまうことを防止できる。
同時に、ロード室20内におけるワークWの待機位置も塗布チャンバ10の塗布用ノズル15よりも上側位置に設定され、アンロード室30内におけるワークWの待機位置は塗布チャンバ10の塗布用ノズル15よりも上側位置に設定されていることにより、塗布液のミストがロード室20、アンロード室30に進入した場合でも、このミストがワークW表面に付着することを防止して、コーティング処理の前後でワークWのクリーン度を維持し、コーティング処理前後のワークWにおいて塗布液ミストの影響で塗膜の平坦性、均一性が低減してしまうことを防止できる。
また、上記実施形態のスプレーコート方法は立体回路基板の製造方法に適用することも可能で、その場合には、塗布液14としてレジストとその溶剤からなる塗布液を用い、ワーク支持台13に載置するワークWとして表面に凹凸や斜面を有するワークが用いられる。
また、この立体回路基板の製造方法においては、ワークの表面に塗膜を形成する工程の後に、フォトリソグラフィー技術により回路パターンを形成する工程が備えられることで立体回路基板が得られる。
本実施形態のスプレーコート装置1およびスプレーコート方法においては、従来の塗膜形成に比べて、ロード室20での処理をおこなって塗膜W1形成後には表面粗さRaが従来数10〜数μmのものが一桁以上小さくなり、さらに、アンロード室30での処理をおこなうことで二桁以上小さくなる。
本発明に係るスプレーコート装置の一実施形態における概略構成を示す図である。 図1のスプレーコート装置におけるスプレーコート装置の塗布チャンバを示す概略構成図である。 図1のスプレーコート装置における溶剤供給ノズルを示す拡大断面図である。 図1のスプレーコート装置におけるアンロード室を示す概略構成図である。 本発明の実施形態のスプレーコート方法を工程順に示す図である。
符号の説明
1 スプレーコート装置
10 塗布チャンバ
13 ワーク支持台
13a 回転軸
14 塗布液
15b バルブ
15a 塗布液供給管
15 塗布用ノズル
16 圧力制御手段(排気手段)
20 ロード室
21 ノズル
21c 振動子
21 溶剤供給ノズル
21a 溶剤供給管
22 有機溶剤センサ(濃度制御手段)
23 コントローラ(濃度制御手段)
25 溶剤
25a 溶剤ミスト
25 溶媒
30 アンロード室
31c 噴射口
31a,31b 注入口
31 溶剤噴射ノズル
32 排気口
33 ドレイン口
34c バルブ
34a レギュレータ
34b 流量計
34 溶剤供給源
35a エアオペレーションバルブ
35 気体供給源
36 エアオペレーションバルブ
D1 仕切
D2 仕切
W ワーク
W1 塗膜

Claims (9)

  1. 塗布チャンバ内に配置されたワークに塗布液を噴きかけて該ワーク表面に塗膜を成膜するスプレーコート装置であって、
    所定の待機位置に複数の前記ワークが搬入可能とされ、前記塗布チャンバに連接して前記塗布チャンバへと前記ワークを気密状態で移送可能なロード室と、前記塗布チャンバに連接し前記塗布チャンバから前記ワークを気密状態で移送可能なアンロード室とを有し、
    前記ロード室には、該ロード室内に前記塗布液に含まれている溶剤を噴霧する溶剤供給ノズルと、前記ロード室内の溶剤濃度を検知して該溶剤濃度を制御する濃度制御手段と、が設けられており、
    前記アンロード室には、該アンロード室内の前記ワークに前記塗布液に含まれている溶剤を噴射する溶剤噴射ノズルが設けられており、
    前記塗布チャンバは、前記ロード室、前記アンロード室の少なくとも一方よりも圧力が低く設定されたことを特徴とするスプレーコート装置。
  2. 前記溶剤供給ノズルは、超音波霧化ノズルであることを特徴とする請求項1記載のスプレーコート装置。
  3. 前記溶剤噴射ノズルは、2流体混合ノズルであることを特徴とする請求項記載のスプレーコート装置。
  4. 前記ロード室の前記待機位置は、前記塗布チャンバに設けられた塗布用ノズルよりも上側位置に設定されていることを特徴とする請求項1記載のスプレーコート装置。
  5. 前記アンロード室内には前記ワークの待機位置が設定されており、前記アンロード室の待機位置は、前記塗布チャンバに設けられた塗布用ノズルよりも上側位置に設定されていることを特徴とする請求項1記載のスプレーコート装置。
  6. ワークに塗布液を噴きかけて前記ワーク表面に塗膜を成膜する塗布チャンバと、前記塗布チャンバへと前記ワークを気密状態で移送可能なロード室と、前記塗布チャンバから前記ワークを気密状態で移送可能なアンロード室とを有するスプレーコート装置において、
    前記ロード室内に前記塗布液に含まれている溶剤を噴霧して所定の溶剤濃度に制御しながら前記ワークを待機させる工程と、
    前記ロード室および前記アンロード室よりも陰圧に設定された前記塗布チャンバ内で塗布液を噴きかけて前記ワーク表面に塗膜を成膜する工程と、
    前記アンロード室内で前記ワーク表面に前記塗布液に含まれている溶剤を噴射する工程と、
    を有することを特徴とするスプレーコート方法。
  7. 前記ロード室内において、前記塗布チャンバに設けられた塗布用ノズルよりも上側位置にて前記ワークが待機されることを特徴とする請求項6記載のスプレーコート方法。
  8. 前記アンロード室内において、前記塗布チャンバに設けられた塗布用ノズルよりも上側位置にて前記ワークが待機されることを特徴とする請求項6記載のスプレーコート方法。
  9. 請求項記載のスプレーコート装置を用いて、請求項6ないし8記載のスプレーコート方法によりスプレーコートをおこなう方法で、前記塗膜をレジスト膜とし、フォトリソグラフィー工程によって回路パターンを形成することを特徴とする回路基板の製造方法。
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