JP4601974B2 - 芯温検出システム、及び、芯温検出方法 - Google Patents

芯温検出システム、及び、芯温検出方法 Download PDF

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Description

本発明は、被測定物の芯温を検出する芯温検出システム、及び、芯温検出方法に関する。
加工食品を生産する食品工場においては、生産ラインにおける各工程の衛生管理や品質管理を厳格に実施して、食中毒や品質低下等の危害が発生するのを未然に防止する必要がある。
近年、食品の安全性を確保するための管理システムとして、多くの食品会社において、HACCP(Hazard Analysis Critical Control Point 危険分析・重要管理点)が導入されている。HACCPとは、加工食品を生産する過程において、発生する可能性のある危害を分析し、その危害の発生を制御するための処置方法の基準をつくり、「いつ」、「どこで」、「だれが」、「何の目的で」、「どの基準にしたがって」、「どのような作業を行ったのか」を記録して証拠書類として残しておく衛生管理手法である。HACCPを導入している企業においては、各種作業や測定値を記録、管理しておく必要がある。
例えば、HACCPにおける管理項目が加工過程の食材の芯温である場合には、調理員は、食材の中心部まで温度センサを刺して、その温度センサで測定される温度の表示値が安定するまで待ち、安定したときの温度を芯温と判断していた。調理員は、当該芯温と判断した温度が、適正な値であるかどうかを確認した上で、食材の加工を進めていた(例えば、特許文献1参照)。また、他の芯温を管理する方法としては、芯温計によって測定された芯温のデータを生産監視装置に伝送し、芯温が予め設定された上下限値の範囲を超えている場合に警報を発することにより、加工食品に不良品が発生することを防止する技術が開示されている(例えば、特許文献2)。
特開2002−222248号公報(図41、図42、図45) 特開2001−238614号公報(段落0042)
しかしながら、このような特許文献1に記載されている従来技術においては、芯温であるかどうかの判定と、その芯温値が適正であるかどうかの判断とが、調理員個々人に委ねられているために、ばらつきや誤判定の可能性があった。また、芯温測定の時刻と測定値とが必ずしも調理員によって記録されないために、調理時の温度管理が適正に行われていたかどうかを調理後に過去に遡って検証することが難しいという問題点があった。
また、特許文献2に記載されている従来技術においては、調理員の判断によらず芯温計によって芯温が測定されてはいるが、当該芯温計が芯温を検出する方法や検出された芯温データの生産監視装置への伝送方法が開示されておらず、これらの検出方法や伝送方法によっては、芯温を正確に測定、記録管理できない場合が発生する。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、被測定物の芯温を正確に検出する芯温検出システム、及び、芯温検出方法を提供することである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、被測定物の芯温を検出する芯温検出システムにおいて、前記被測定物の表面より内部に刺されて該被測定物の温度を測定する温度センサと、前記温度センサにより測定された温度に基づいて前記被測定物の芯温を検出する芯温検出装置と、前記芯温検出装置により検出された芯温情報を記録・管理する芯温管理装置と、前記芯温検出装置と前記芯温管理装置とを接続するネットワークと、を備え、前記芯温検出装置は、芯温を検出する際に用いられる変数として、芯温判定有効温度、継続時間、温度変動範囲を記憶する変数記憶手段と、前記温度センサにより測定された温度を第1所定周期で収集し、収集した温度が、前記芯温判定有効温度以上で、且つ前記芯温判定有効温度からの変動が前記温度変動範囲以内である状態が前記継続時間の間継続した場合に、前記継続時間を経過した時点の温度を前記被測定物の芯温として判定する芯温判定手段と、前記芯温判定手段にて判定された複数の芯温情報をそれぞれ格納する複数の芯温格納領域を有する芯温記憶手段と、前記芯温判定手段にて判定された芯温情報を、前記芯温格納領域の未使用領域に格納する芯温情報処理手段と、前記芯温格納領域に格納されている芯温情報のクリア情報を前記芯温管理装置から受信すると、該芯温情報が格納されている前記芯温格納領域を未使用領域に戻すクリア手段と、前記芯温格納領域の芯温情報を含む芯温通知情報を、前記第1所定周期よりも長い第2所定周期で、前記ネットワークを介して前記芯温管理装置に送信する第1送信手段と、を有し、前記芯温管理装置は、前記芯温検出装置から送信されてきた前記芯温通知情報に含まれる芯温情報を格納する管理データベースと、複数の前記芯温格納領域に対応した複数のクリア情報格納領域を有し、該クリア情報格納領域に前記クリア情報が格納される芯温クリア情報記憶手段と、前記芯温通知情報を受信すると、受信した前記芯温格納領域の芯温情報を現在時刻とともに前記管理データベースに格納し、該芯温格納領域に対応する前記クリア情報格納領域に前記クリア情報を格納する芯温通知情報処理手段と、前記クリア情報格納領域に格納されている前記クリア情報を含む完了情報を、前記ネットワークを介して前記芯温検出装置に送信する第2送信手段と、を有することを特徴とする芯温検出システムを提供する。
請求項1に記載の発明によれば、芯温検出システムは、芯温検出装置において芯温情報を未使用の記憶領域に記憶しておき、所定周期で、記憶しておいた芯温情報を芯温管理装置に送信するため、所定周期が長い場合にも、記憶しておいた複数の芯温情報を一括して芯温管理装置に送信することができる。また、芯温検出装置は、芯温管理装置より芯温情報の受信が完了したことを示す情報を受信したときに、芯温情報が記憶された記憶領域を未使用領域に戻し、当該領域を再度芯温情報の記憶に使用することができるため、記憶領域を有効に利用することができる。芯温管理装置は、芯温検出装置より所定周期で芯温情報を受信することにより、正確な芯温情報を記録・管理することができる
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記芯温情報処理手段は、複数の前記芯温格納領域にそれぞれ対応して設けられ、各芯温格納領域の使用の有無を示す使用情報を格納する複数の芯温検出状態格納領域を有し、前記芯温検出状態格納領域の使用情報に基づいて、前記芯温判定手段にて判定された芯温情報を、前記芯温格納領域の未使用領域に格納するとともに、該芯温情報が格納された前記芯温格納領域に対応する前記芯温検出状態格納領域に使用中の情報を格納し、前記クリア手段は、前記芯温格納領域に格納されている芯温情報のクリア情報を前記芯温管理装置から受信すると、該芯温情報をクリアするとともに、該芯温情報が格納されていた前記芯温格納領域に対応する前記芯温検出状態格納領域に未使用の情報を格納し、前記第1送信手段は、前記芯温格納領域および前記芯温検出状態格納領域の情報を含む芯温通知情報を送信し、前記芯温通知情報処理手段は、前記芯温通知情報を受信すると、受信した前記芯温検出状態格納領域の情報に基づいて、使用中となっている前記芯温格納領域に格納されている芯温情報を現在時刻とともに前記管理データベースに格納することを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、芯温検出状態格納領域の情報に基づいて、芯温情報の記憶と消去を行うことができるため、記憶領域を有効に利用することができる。
請求項に記載の発明は、被測定物の芯温を検出する芯温検出方法において、前記被測定物の表面より内部に刺された温度センサが計測した該被測定物の温度を第1所定周期で収集する第1ステップと、 第1ステップで収集された温度が、予め設定された芯温判定有効温度以上で、且つ前記芯温判定有効温度からの変動が予め設定された温度変動範囲以内であるかを判定する第2ステップと、第2ステップにおいて、前記芯温判定有効温度以上で、且つ前記芯温判定有効温度からの変動が予め設定された温度変動範囲以内であると判定された状態が、予め設定された継続時間の間継続したかを判定する第3ステップと、第3ステップにおいて前記継続時間の間継続したと判定された場合に、前記継続時間を経過した時点の温度を芯温情報として検出する第4ステップと、ステップで検出された前記芯温情報を、複数の芯温格納領域の中で、未使用の芯温格納領域に格納する第ステップと、前記芯温格納領域の芯温情報を含む芯温通知情報を、ネットワークを介して前記第1所定周期よりも長い第2所定周期で送信する第ステップと、第ステップで送信された芯温通知情報を受信し、前記芯温格納領域に格納されている前記芯温情報を現在時刻とともに管理データベースに格納する第ステップと、複数の前記芯温格納領域にそれぞれ対応して設けられている複数のクリア情報格納領域の中で、第ステップで前記管理データベースに格納された前記芯温情報が格納されていた前記芯温格納領域に対応する前記クリア情報格納領域に、前記芯温情報のクリア情報を格納する第ステップと、複数の前記クリア情報格納領域のクリア情報を含む完了情報を、ネットワークを介して送信する第ステップと、第ステップで送信された完了情報を受信し、受信した完了情報に基づいて前記管理データベースに格納された芯温情報が格納されていた前記芯温格納領域を未使用領域に戻す第10ステップと、を有することを特徴とする芯温検出方法を提供する。
請求項に記載の発明によれば、芯温情報を未使用の記憶領域に記憶しておき、所定周期で、記憶しておいた芯温情報を送信するため、所定周期が長い場合にも、記憶しておいた複数の芯温情報を一括して芯温管理手段に送信することができる。また、芯温情報の受信が完了したことを示す情報を受信したときに、芯温情報が記憶された記憶領域を未使用領域に戻し、当該領域を再度芯温情報の記憶に使用することができるため、記憶領域を有効に利用することができる。さらに、所定の周期で芯温情報を受信することにより、正確な芯温情報を記録・管理することができる。
以上説明したように、本発明による芯温検出システムは、芯温検出装置において芯温情報を未使用の記憶領域に記憶しておき、所定周期で、記憶しておいた芯温情報を芯温管理装置に送信するため、所定周期が長い場合にも、記憶しておいた複数の芯温情報を一括して芯温管理装置に送信することができる。また、芯温検出装置は、芯温管理装置より芯温情報の受信が完了したことを示す情報を受信したときに、芯温情報が記憶された記憶領域を未使用領域に戻し、当該領域を再度芯温情報の記憶に使用することができるため、記憶領域を有効に利用することができる。芯温管理装置は、芯温検出装置より所定の周期で芯温情報を受信することにより、正確な芯温情報を現在時刻ととともに記録・管理することができる。
また、芯温を検出する際に用いられる変数として芯温判定有効温度、継続時間、温度変動範囲を用い、温度センサにより測定された温度が、芯温判定有効温度以上で、且つ芯温判定有効温度からの変動が温度変動範囲以内で予め定められた継続時間の間継続した場合に、継続時間内の何れかの温度を被測定物の芯温と判定するようにしたため、被測定物の芯温を正確に検出することができる。
次に、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の説明において参照する各図においては、他の図と同等部分に同一符号が付されている。
[1.構成]
まず、本発明の実施形態に係る構成について説明する。
[1.1.全体構成]
図1は、本発明の実施形態に係る芯温測定システム1全体の構成を示すブロック図である。同図に示すように、この芯温測定システム1は、芯温を検出する芯温検出器10と、当該芯温検出器10に接続された温度センサ20と、芯温データを記録・管理する芯温管理装置30と、芯温検出器10及び芯温管理装置30を接続するネットワーク40とを備えている。
同図においては、ひとつの芯温検出器10と、ひとつの温度センサ20とを図示しているが、実際には複数存在する。ネットワーク40は、例えば、分散制御ネットワーク環境を構築する技術であるLonworks(ロンワークス;登録商標)を利用したネットワークである。
[1.2.温度センサ]
温度センサ20は、被測定物の芯温を測定するためのセンサである。ここで、芯温とは、被測定物における中心部の温度である。
温度センサ20は、被測定物の表面から中心部に向かって刺すことができるように、細長い針状の構造となっている。例えば、被測定物が食材である場合には、調理員は、回転釜、スチームコンベクションオーブン、連続揚げ物機、及び、鍋等の調理器具によって調理する過程や仕上げ段階において、温度センサ20を食材の表面から中心部まで突き刺す。これにより、温度センサ20は、食材の表面内部に接触した状態で、当該接触した部分の温度を測定する。
食材を加熱調理する場合には、加熱されている食材の表面付近の温度に比べて、中心部の温度は低い。このため、温度センサ20を食材の表面から中心部まで刺した場合に、当該温度センサ20で測定される温度の変化は、例えば、図2に示すグラフのようになる。
同図においては、食材に温度センサ20を刺して芯温検出を行った後、温度センサ20を抜いて他の食材に刺して芯温検出を行ったため、2箇所の「開始」で示されている部分では温度が急激に変化しているが、当該部分の温度変化は、温度センサ20を食材の表面に刺し始めたときの温度変化である。その後、温度が一定の範囲内で推移しているが、このときの温度変化は、温度センサ20が食材の中心部に達しているときの温度変化である。急激に温度変化している箇所の温度変動が、最初の「開始」時の温度に対して予め設定された温度変動範囲を超えているので、当該一定の範囲内で安定している2箇所の温度がそれぞれの食材の芯温として判定される
図3には、温度センサ20により測定される温度変化の実験例を示す。
図3(a)は、温度センサ20を、加熱調理されている食材に刺してから所定時間後に抜いたときの温度変化を示すグラフである。
図3(b)は、まず、温度センサ20を、湯の中で煮ているジャガイモに刺してから、所定時間後に抜いて湯から出し、その後、再び、温度センサ20をジャガイモに刺し、所定時間後に抜いて湯から出したときの温度変化を示すグラフである。同図に示すように、一定時間以上90℃付近の温度で推移する部分は2ケ所存在する。当該部分の温度がジャガイモの芯温である。ジャガイモから抜いて湯から出してからの温度が、芯温1の開始時の温度に対して予め設定された温度変動範囲を超えているため、芯温1、2がジャガイモの芯温として判定される。
図3(c)は、まず、温度センサ20を、湯の中で煮ているジャガイモに刺してから、所定時間後に抜いて湯にいれたままにしておき、その後、再び、温度センサ20をジャガイモに刺し、所定時間後に抜いて湯から出したときの温度変化を示すグラフである。同図に示すように、一定時間以上安定した温度で推移する部分は3ケ所存在するが、グラフの中央部分の温度は湯の温度であり、それ以外の2ケ所の温度がジャガイモの芯温である。ジャガイモから抜いて湯に入れたままの状態での温度が、芯温1の開始時の温度に対して予め設定された温度変動範囲を超えているため、芯温1、2がジャガイモの芯温として判定される。
[1.3.芯温検出器]
次に、芯温検出器10について説明する。芯温検出器10は、温度センサ20で計測される温度に基づいて芯温を検出する装置である。芯温検出器10は、例えば、食品工場において、1種類の食品を大量に加熱調理している最中や仕上げ段階で、サンプルとなる食品の芯温測定を複数回行う場合に用いられる。
芯温検出器10は、通常のコンピュータのハードウェア構成を備えている。すなわち、芯温検出器10は、芯温検出器10を制御するCPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、及び、ハードディスク装置を含む記憶部と、利用者が各種データを入力するための操作ボタンを備えた入力部と、ネットワーク40を介して芯温管理装置30とのデータの授受を制御するネットワークインターフェースとを備えている。
芯温検出器10の記憶部には、図1に示すように、芯温検出部と芯温記憶部とが設けられている。芯温検出部には、芯温を検出する際に用いられる変数が記憶される。変数としては、以下の種類がある。
(1)芯温判定有効温度:n℃以上(実数値:設定可能範囲0.0〜100.0℃ 小数点以下第一位まで設定)
(2)継続時間:T秒(整数値:設定可能範囲1〜10秒)
(3)温度変動:±Δt℃(実数値:設定可能範囲0.0〜10.0℃ 小数点以下第一位まで設定)
図4に示すように、芯温検出器10は、温度センサ20で測定される温度がしきい値n℃以上であり、かつ、温度変動が、T秒の間継続して温度変化Δt℃以内で安定しているときに、当該安定している温度を芯温と判定する。なお、しきい値n℃が設けられているのは、芯温検出器10は芯温測定時以外には調理場等の常温の場所に置かれており、温度センサ20で測定される温度は常温で安定しているため、芯温検出器10が当該常温を芯温と判定するのを回避するためである。ここで、常温とは、加熱や冷却を行っていない温度をいう。これらの変数は、調理の形態(煮る、炒める、揚げるなど)や食材の特性に合わせて、最適な値が芯温検出器10の入力部より入力される。
また、芯温記憶部には、芯温検出器10によって検出された芯温データを格納するための領域である「芯温i」(iは整数)と、当該「芯温i」を格納する領域が使用中であるか否かを表すデータを格納するための領域である「芯温検出状態i」が、n個(nは整数;1≦i≦n)設けられている。「芯温検出状態i」は1ビットの領域であり、“0”または“1”を表すデータが格納される。以下、n個の「芯温検出状態1」、「芯温検出状態2」、・・・、「芯温検出状態n」で構成されるnビットの領域を、「芯温検出状態1〜n」と表す。「芯温検出状態1〜n」の上位からiビット目に“1”が格納されているということは、「芯温検出状態i」に“1”が格納されていることを表す。また、このことは、「芯温i」が使用中状態であることを表している。
また、記憶部には、各種プログラムが記憶されている。各種プログラムの中には、本発明に特徴的な、芯温を検出するためのプログラムが含まれている。芯温検出器10のCPUが、記憶部よりこれらのプログラムを読み出して実行することにより、図5に示す芯温判定手段101と、記憶手段102と、送信手段103と、クリア手段104とが実現される。
芯温判定手段101は、温度センサ20により計測される被測定物の温度変動が、ある時刻からT秒間の間、ある時刻における温度に対して±Δt℃以内の変動である場合に、当該ある時刻からT秒が経過した時刻における温度を、被測定物の芯温と判定する。
記憶手段102は、芯温判定手段101により芯温と判定された温度データを、芯温記憶部に設けられている「芯温1」、「芯温2」、・・・、「芯温n」(以下、「芯温1〜n」と表す)のn個の記憶領域のうち、未使用の領域に記憶する。ここでは、未使用であることは、「芯温i」と対応する「芯温検出状態i」に格納されたビットの値が“0”であることによって判定される。
送信手段103は、芯温記憶部の「芯温1〜n」と「芯温検出状態1〜n」とを含んだ芯温通知データを、1分の周期で、外部装置である芯温管理装置30に送信する。
クリア手段104は、芯温管理装置30より芯温通知データの受信完了を通知するための完了データが送信されてきた場合に、当該完了データに基づいて、使用状態となっている「芯温i」の領域を未使用状態に戻す。具体的には、クリア手段104は、完了データに含まれる指示の内容に基づいて、該当する「芯温検出状態i」に“0(未使用状態)”を格納する。
[1.4.芯温管理装置]
次に、芯温管理装置30の構成について説明する。芯温管理装置30は、一般的なサーバのハードウェア構成を備えている。
芯温管理装置30の記憶部には、芯温検出器10より受信した芯温通知データに含まれる情報を格納するための管理データベースが設けられている。また、芯温管理装置30の記憶部には、「芯温クリア信号i」を記憶する領域が、芯温検出器10の芯温記憶部に設けられている領域数“n”と同数設けられている。「芯温クリア信号i」は1ビットの領域であり、“0”または“1”を表すデータが格納される。「芯温クリア信号i」に格納されているデータが“1”である場合には、当該「芯温クリア信号i」が芯温検出器10に送信されると、芯温検出器10のクリア手段104によって「芯温検出状態i」を“0(未使用状態)”に戻す処理が行われる。以下、n個の「芯温クリア信号1」、「芯温クリア信号2」、・・・、「芯温クリア信号n」で構成されるnビットの領域を、「芯温クリア信号1〜n」と表す。
また、芯温管理装置30の記憶部には、各種プログラムが記憶されている。各種プログラムには、本発明に特徴的な、芯温検出器10より受信した芯温通知データに基づいて、管理データベースに芯温データを格納するためのプログラムや、芯温検出器10の芯温記憶部の「芯温i」を未使用領域に戻すための完了データを送信するためのプログラムが含まれている。
芯温管理装置30のCPUは、上記プログラムを実行することにより、以下の処理を行う。すなわち、芯温管理装置30のCPUは、1分周期で芯温検出器10より送信されてくる芯温通知データを受信する。そして、芯温管理装置30のCPUは、受信してから1分の間に、芯温通知データに含まれる「芯温検出状態1〜n」のビットのうち“1(使用中状態)”であるものを検索する。検索した結果、“1”の芯温検出状態iが存在した場合には、芯温管理装置30のCPUは、当該「芯温検出状態i」に対応する「芯温値i」を、受信した芯温通知データより取得する。そして、芯温管理装置30のCPUは、当該取得した「芯温値i」と現在時刻とを、管理データベースに格納する。なお、このときに「芯温クリア信号i」に“1(クリア)”が格納されていた場合には、芯温管理装置30のCPUは、「芯温値i」を取得対象から外す。
次の1分の間に、芯温管理装置30のCPUは、“1”の芯温検出状態iに対応する「芯温クリア信号i」に、“1(クリア)”を格納する。そして、芯温管理装置30のCPUは、「芯温クリア信号1〜n」を含んだ完了データを、芯温検出器10に送信する。
[1.4.データの入出力]
図6には、芯温検出器10と芯温管理装置30との間におけるデータの入出力を説明するための図を示す。
芯温検出器10には、しきい値n℃と温度変動Δt℃と継続時間T秒とが、入力部より入力される。
芯温検出器10からは、1分周期で、「芯温検出状態1〜n」と「芯温1〜n」とが出力される。芯温検出器10より出力された、「芯温検出状態1〜n」と「芯温1〜n」とは、ネットワーク40を経由して、芯温管理装置30に送信される。また、芯温検出器10には、1分周期で、芯温管理装置30からネットワーク40を介して送信された、「芯温クリア1〜n」が入力される。
芯温管理装置30には、1分周期で、芯温検出器10からネットワーク40を介して送信された、「芯温検出状態1〜n」と「芯温1〜n」とが入力される。また、芯温管理装置30からは、1分周期で、「芯温クリア信号1〜n」が出力される。出力された「芯温クリア信号1〜n」は、ネットワーク40を経由して芯温検出器10に送信される。
以上の1分周期での入出力を繰り返すことにより、芯温管理装置30は、芯温検出器10より芯温データを収集することが可能となる。
[1.5.芯温判定処理]
次に、図7を参照しながら、芯温検出器10の芯温判定手段101により、1秒周期で実行される芯温判定処理について説明する。
当該芯温判定処理を行うにあたって、「芯温判定有効温度n」℃と「継続時間T」秒と「温度変動Δt」℃とを表す値は、入力部より入力されて芯温検出部に記憶されているものとする。また、ここでは、変数「判定開始温度」と「現在温度」と「継続温度」を用いるが、当該変数には、初期値として“0”が設定されている。
芯温判定手段101は、1秒周期で温度センサ20より計測された温度データを収集し、当該温度データが表す温度である「芯温対象温度」に基づいて、以下の芯温判定処理を行う。
まず、芯温判定手段101は、「芯温対象温度」と、予め設定された「芯温判定有効温度n」とを比較する(ステップS101)。比較した結果、「芯温対象温度」が「芯温判定有効温度n」に満たない場合には(ステップS101;No)、「判定開始温度」と「現在温度」とに「芯温対象温度」を設定し、かつ、「継続回数」に“0”を設定して(ステップS102)、処理を終了する。
一方、「芯温対象温度」≧「芯温対象有効温度n」である場合には(ステップS101;Yes)、芯温判定手段101は、「現在温度」に「芯温対象温度」を設定する(ステップS103)。次に、芯温判定手段101は、「現在温度」が、「判定開始温度」に対して「温度変動Δt」の範囲内の温度であるか否かを判定する(ステップS104)。
「現在温度」が、「判定開始温度」に対して「温度変動Δt」の範囲内の温度でない場合には(ステップS104;No)、芯温判定手段101は、「現在温度」が芯温ではないと判定して、「判定開始温度」に「現在温度」を設定し、かつ、「継続回数」に“0”を設定して(ステップS105)、処理を終了する。
一方、「現在温度」が、「判定開始温度」に対して「温度変動Δt」の範囲を超えた温度である場合には(ステップS104;Yes)、芯温判定手段101は「継続回数」に“1”を加算する(ステップS106)。
次に、芯温判定手段101は、「判定開始温度」と「芯温判定有効温度n」とを比較する(ステップS107)。「判定開始温度」が「芯温判定有効温度n」を下回っている場合には(ステップS107;Yes)、芯温判定手段101は、「判定開始温度」に「現在温度」を設定し、かつ、「継続回数」に“0”を設定して(ステップS105)、処理を終了する。
一方、「判定開始温度」≧「芯温判定有効温度n」である場合には(ステップS107;Yes)、芯温判定手段101は、「継続回数」と予め設定された「継続時間T」との値が一致するか否かを比較する(ステップS108)。「継続回数」と「継続時間T」との値が一致しない場合には(ステップS108;No)、芯温判定手段101は処理を終了する。一方、「継続回数」と「継続時間」との値が一致する場合には(ステップS108;Yes)、芯温判定手段101は、「現在温度」が芯温であると判定して、芯温処理を行う(ステップS109)。
次に、ステップS109で行われる芯温処理について説明する。
芯温検出器10は、芯温記憶部の「芯温検出状態1〜n」に格納されているビットのうち、“0(未使用状態)”であるものを検索する。芯温検出器10は、「芯温検出状態1〜n」に格納されているビットのうち、“0”のビットが存在した場合には、記憶手段102により、“0”のビットが格納されている「芯温検出状態i」に対応する「芯温i」に、芯温と判定された「現在温度」を格納する。そして、芯温検出器10は、対応する「芯温検出状態i」に“1(使用中状態)”を格納する。
なお、芯温検出器10は、「芯温検出状態1〜n」のビットのうち、“0”のビットが存在しない(未使用状態の領域が1つもない)場合、処理を終了する。
また、芯温検出器10は、伝送異常等によって、温度センサ20より「芯温対象温度」が正常に取得できなかった場合には、「芯温対象温度」に基づいて芯温判定処理を行うことができないため、「継続回数」に“0”を設定して処理を終了する。[2.動作]
次に、図7〜9を参照しながら、上記構成における動作について説明する。
ここでは、食品会社の調理員が、調理場において、複数のジャガイモを湯で煮ている途中に、三つのジャガイモ各々に温度センサ20を刺したときの動作について説明する。
前提として、常温は25℃であるものとする。また、芯温検出部の「芯温判定有効温度n」℃には常温より高い温度である“50”℃、「継続時間T」秒には“2”秒、「温度変動Δt」℃には“5”℃が、調理員によって設定されているものとする。また、芯温記憶部に設けられている領域“n”の値は“4”であり、「芯温検出状態1〜4」には、“0,0,0,0(未使用状態)”が格納されているものとする。また、芯温管理装置30の「芯温クリア信号1〜4」にも“0,0,0,0”が格納されているものとする。
ここでは、温度センサ20によって、図8に示す温度変化が計測されるものとする。同図に示す経過時間0秒から4.2秒までは、芯温検出器10と温度センサ20とは電源が投入されたまま調理場に放置されている。経過時間4.2秒の時点で、調理員は、鍋の湯の中で長時間煮えている複数のジャガイモのうち、一つのジャガイモの中心部に温度センサ20を刺したものとする。次に、調理員は、経過時間11.5秒の時点で、温度センサ20をジャガイモから抜いて湯の外に出したものとする。そして、調理員は、経過時間13秒の時点で、二つ目のジャガイモの中心部に、温度センサ20を3秒以上刺した状態にしたものとする。また、経過時間1分から2分までの間に、調理員は、三つ目のジャガイモの中心部に、温度センサ20を3秒以上刺した状態にしたものとする。
また、温度センサ20が計測する温度は、経過時間5秒の時点では95℃、経過時間6秒の時点では106℃、経過時間7秒の時点では105℃、経過時間8秒の時点から11.5秒までの時点では103℃であるものとする。
また、芯温検出器10は、二つ目のジャガイモの芯温を104℃、三つ目のジャガイモの芯温を105℃と判定したものとする。
芯温検出器10は、経過時間0秒から1秒周期で、温度センサ20により計測された温度データを収集する。芯温検出器10の芯温判定手段101は、収集された温度データに基づいて、1秒周期で、図7に示す芯温判定処理を実行する。
まず、経過時間1秒の時点では、温度センサ20は調理場に放置されているため、温度センサ20は常温25℃を計測している。芯温検出器10は、経過時間1秒後に、温度センサ20より「芯温対象温度」“25”℃を表す温度データを受信したときに、図7に示す芯温判定処理を実行する。具体的には、芯温判定手段101は、「芯温対象温度」“25”℃と、「芯温判定有効温度n」“50”℃とを比較する(ステップS101)。ここでは、25<50であって「芯温対象温度」が「芯温判定有効温度n」に満たないため(ステップS101;No)、芯温判定手段101は、「判定開始温度」と「現在温度」とに「芯温対象温度」“25”℃を設定し、かつ、「継続回数」に“0”を設定して(ステップS102)、処理を終了する。
経過時間2秒後〜4秒後の時点においても、芯温検出器10は、経過時間1秒の時点における芯温判定処理と同様の処理を行うため、重複した説明を省略する。
経過時間4.2秒の時点において、調理員は、湯の中の一つのジャガイモに、温度センサ20を突き刺す。
経過時間5秒後の時点で、芯温検出器10は、温度センサ20より「芯温対象温度」“95”℃を表す温度データを受信すると、芯温判定手段101が芯温判定処理を実行する。まず、芯温判定手段101は、「芯温対象温度」“95”℃と「芯温判定有効温度n」“50”℃とを比較する(ステップS101;Yes)が、ここでは、95≧50であるため(ステップS101;Yes)、「現在温度」に「芯温対象温度」“95”℃を設定する(ステップS103)。
次に、芯温判定手段101は、「現在温度」“95”℃が、「判定開始温度」“25”℃から「温度変動Δt」“5”℃範囲内の温度であるか否かを判定する(ステップS104)。ここでは、「現在温度」“95”℃は、「判定開始温度」“25”℃との温度差は“70”℃であり、「温度変動Δt」“5”℃の範囲を超えた温度であるため(ステップS104;No)、芯温判定手段101は、「判定開始温度」に「現在温度」“95”℃を設定し、かつ、「継続回数」に“0”を設定して(ステップS105)、処理を終了する。
次に、経過時間6秒後の動作について説明する。
経過時間6秒後の時点で、芯温検出器10は、温度センサ20より「芯温対象温度」“106”℃を表す温度データを受信すると、芯温判定処理を実行する。まず、芯温判定手段101は、「芯温対象温度」“106”℃と、「芯温判定有効温度n」“50”℃とを比較する(ステップS101)が、106≧50であるため(ステップS101;Yes)、芯温判定手段101は、「現在温度」に「芯温対象温度」“106”℃を設定する(ステップS103)。
次に、芯温判定手段101は、「現在温度」“106”℃が、「判定開始温度」“95”℃に対して、「温度変動Δt」“5”℃範囲内の温度であるか否かを判定する(ステップS104)。ここでは、106℃と95℃との温度差は11℃であり、「温度変動Δt」“5”℃の範囲を超えているため(ステップS104;No)、芯温判定手段101は、「判定開始温度」に「現在温度」“106”℃を設定し、かつ、「継続回数」に“0”を設定して(ステップS105)、処理を終了する。
次に、経過時間7秒後の動作について説明する。
経過時間7秒後の時点で、芯温検出器10は、温度センサ20より芯温対象温度“105”℃を表す温度データを受信し、芯温判定処理を実行する。まず、芯温判定手段101は、「芯温対象温度」“105”℃と「芯温判定有効温度n」“50”℃とを比較し(ステップS101)、105≧50であるため(ステップS101;Yes)、「現在温度」に「芯温対象温度」“105”℃を設定する(ステップS103)。
次に、芯温判定手段101は、「現在温度」“105”℃が、「判定開始温度」“106”℃に対して「温度変動Δt」“5”℃範囲内の温度であるか否かを判定する(ステップS104)。ここでは、105℃と106℃との温度差は1℃であり、「温度変動Δt」“5”℃範囲内の温度であるため(ステップS104;Yes)、芯温判定手段101は、「継続回数」“0”に“1”を加算することにより、「継続回数」を“1”とする(ステップS106)。
次に、芯温判定手段101は、「判定開始温度」“106”℃と「芯温判定有効温度n」“50”℃とを比較する(ステップS106)。ここでは、106>50であるため(ステップS107;No)、芯温判定手段101は、「継続回数」で表される値“1”と、芯温検出部に予め設定された「継続時間T」で表される値“2”とが一致しているか否かを判定する(ステップS108)。ここでは、一致していないため(ステップS108;No)、芯温判定手段101は処理を終了する。
次に、経過時間8秒後の動作について説明する。
経過時間8秒後の時点において、芯温検出器10は、温度センサ20より「芯温対象温度」“103”℃を表す温度データを受信し、芯温判定処理を実行する。まず、芯温判定手段101は、「芯温対象温度」“103”℃と「芯温判定有効温度n」“50”℃との大きさを比較し(ステップS101)、103≧50であるため(ステップS101;Yes)、「現在温度」に「芯温対象温度」“103”℃を設定する(ステップS103)。
次に、芯温判定手段101は、「現在温度」“103”℃が、「判定開始温度」“106”℃に対して「温度変動Δt」“5”℃範囲内の温度であるか否かを判定する(ステップS104)。ここでは、103℃と106℃との温度差は3℃であり、「温度変動Δt」“5”℃の範囲内であるため(ステップS104;Yes)、芯温判定手段101は、「継続回数」“1”に“1”を加算することにより、「継続回数」を“2”とする(ステップS106)。
次に、芯温判定手段101は、「判定開始温度」“106”℃と「芯温判定有効温度n」“50”℃とを比較し(ステップS107)、106>50であるため(ステップS107;No)、「継続回数」で表される値“2”と予め設定された「継続時間T」で表される値“2”との大きさを比較する(ステップS108)。ここでは、「継続回数」で表される数値“2”と「継続時間T」で表される数値“2”とが一致するため(ステップS108;Yes)、芯温判定手段101は、「現在温度」“103”℃を芯温と判定して、芯温処理を行う(ステップS109)。
具体的には、芯温検出器10は、芯温記憶部の「芯温検出状態1〜4」に格納されているビットのうち、“0(未使用状態)”であるものを検索する。ここでは、「芯温検出状態1〜4」の全てのビットが“0”であるため、芯温検出器10は、全ての「芯温1〜4」を使用可能であると認識する。そこで、芯温検出器10は、記憶手段102により、「芯温検出状態1」に対応する「芯温1」に、芯温と判定された「現在温度」“103”℃を格納する。そして、芯温検出器10は、「芯温検出状態1」に“1(使用中状態)”を格納する。
次に、経過時間9秒後の動作について説明する。
経過時間9秒後の時点で、芯温検出器10は、温度センサ20より「芯温対象温度」“103”℃を表す温度データを受信すると、芯温判定処理を実行する。まず、芯温判定手段101は、「芯温対象温度」“103”℃と「芯温判定有効温度n」“50”℃とを比較し(ステップS101)、103≧50であるため(ステップS101;Yes)、「現在温度」に「芯温対象温度」“103”℃を設定する(ステップS103)。次に、芯温判定手段101は、「現在温度」“103”℃が、「判定開始温度」“106”℃に対して「温度変動Δt」“5”℃の範囲内の温度であるか否かを判定する(ステップS104)。ここでは、103℃と106℃との温度差は3℃であるため(ステップS104;Yes)、芯温判定手段101は、「継続回数」“2”に“1”を加算することにより、「継続回数」を“3”とする(ステップS106)。
次に、芯温判定手段101は、「判定開始温度」“106”℃と「芯温判定有効温度n」“50”℃とを比較し(ステップS107)、106>50であるため(ステップS107;No)、芯温判定手段101は、「継続回数」で表される値“3”と、「継続時間T」で表される値“2”とを比較する(ステップS108)。ここでは、“3”と“2”とは一致しないため(ステップS108;No)、芯温判定手段101は、1秒前と同じ温度を芯温と判定しないように、処理を終了する。
以降、上述したように、経過時間11.5秒までは、温度センサ20で計測される「芯温対象温度」は、経過時間9秒の時点と同様の温度である“103”℃である。このため、芯温判定手段101は、経過時間10秒、及び、11秒の時点においても、経過時間9秒の時点での芯温判定処理と同様の処理を行い、芯温を検出することはない。
経過時間11.5秒の時点において、調理員は、温度センサ20を一つ目ジャガイモから抜いてお湯の中から出す。
経過時間13秒の時点において、調理員は、温度センサ20を、二つ目のジャガイモの中心部まで突き刺す。
以降、芯温検出器10の芯温判定手段101は、上述した一つ目のジャガイモと同様の手順で芯温判定処理を行い、芯温を104℃と判定する。芯温検出器10は、二つ目のジャガイモの芯温を“104”℃と判定した後、芯温処理を行う(ステップS109)。
具体的には、芯温検出器10は、芯温記憶部の「芯温検出状態1〜4」に格納されているビットの値を確認する。ここでは、「芯温検出状態1」には“1(使用中状態)”が格納されており、それ以外の「芯温検出状態2〜4」には“0(未使用状態)”が格納されている。そこで、芯温検出器10は、記憶手段102により、“0(未使用状態)”が格納されている「芯温検出状態3」に対応する「芯温3」に、芯温と判定された温度“104”℃を格納する。そして、芯温検出器10は、「芯温検出状態3」に“1(使用中状態)”を格納する。
次に、経過時間1分後の動作について説明する。
経過時間1分の時点で、図9に示すように、芯温検出器10は「芯温検出状態1〜4」“1,0,1,0”と「芯温1〜4」(「芯温1」“103”℃、「芯温3」“104”℃)とを含んだ芯温通知データを、送信手段103により芯温管理装置30に送信する(プロセスP1)。
芯温管理装置30は、芯温検出器10より送信された芯温通知データを受信し、当該芯温通知データに含まれる「芯温検出状態1〜4」“1,0,1,0”のビットの値をチェックし、「芯温検出状態1〜4」が“1(使用中状態)”となっているビットに対応する「芯温i」を芯温通知データより取得する。
ここでは、芯温管理装置30は、「芯温検出状態1」と「芯温検出状態3」とに対応する「芯温1」“103”℃と「芯温3」“104”℃とを取得する。そして、芯温管理装置30は、取得した「芯温1」“103”℃と「芯温3」“104”℃と現在時刻とを、管理データベースに格納する(プロセスP2)。
次に、経過時間1分から2分までの間に、調理員は、別のジャガイモの芯温を測定するため、三つ目のジャガイモに温度センサ20を突き刺す。これにより、上述した手順と同様に、芯温検出器10は芯温測定処理を行い、三つ目のジャガイモの芯温を105℃と判定する。
芯温検出器10は、三つ目のジャガイモの芯温を105℃と判定した後、芯温処理を行う(図7のステップS109)。具体的には、芯温検出器10は、芯温記憶部の「芯温検出状態1〜4」1,0,1,0”のうち、“0”のビットを検索する。ここでは、「芯温検出状態2」が“0”であるため、芯温検出器10は、記憶手段102により、対応する「芯温2」に、芯温と判定された温度“105”℃を格納する。そして、芯温検出器10は、「芯温検出状態2」に“1(使用中状態)”を格納する(図9のプロセスP3)。これにより、「芯温検出状態1〜4」は“1,1,1,0”となる。
次に、経過時間2分後の動作を説明する。
経過時間2分の時点で、芯温検出器10は、「芯温検出状態1〜4」“1,1,1,0”と、「芯温1〜4」(「芯温1」“103”℃、「芯温2」“105”℃、「芯温3」“104”℃)とを含んだ芯温通知データを生成し、送信手段103により芯温管理装置30に送信する(プロセスP4)。
一方、芯温管理装置30は、プロセスP2において、「芯温1」と「芯温3」とを取得済であるため、「芯温クリア信号1」と「芯温クリア信号3」に“1”を格納する(プロセスP5)これにより、「芯温クリア信号1〜4」が“1,0,1,0”となる。そして、芯温管理装置30は、「芯温クリア信号1〜4」“1,0,1,0”を含んだ、芯温通知データの受信が完了したことを示す完了データを生成し、当該完了データを芯温検出器10に送信する(プロセスP6)。
次に、芯温管理装置30は、プロセスP4において、芯温検出器10より芯温通知データを受信しているため、受信した「芯温検出状態1〜4」“1,1,1,0”と、記憶部の「芯温クリア信号1〜4」“1,0,1,0”とに基づいて、「芯温クリア信号i」に格納されているビットが“1”でなく(クリアされていなく)、かつ、対応する「芯温検出状態i」が“1”であるiを判定する。ここでは、芯温管理装置30はi=2と判定して、「芯温検出状態2」に対応する「芯温2」“105”℃を、受信した芯温通知データより取得する(プロセスP7)。芯温管理装置30は、取得した「芯温2」“105”℃と現在時刻とを管理データベースに格納する。
芯温検出器10は、プロセスP6において芯温管理装置30より完了データを受信すると、クリア手段104により、送信済みの「芯温i」に対応する「芯温検出状態信号i」をクリアするための処理を行う。具体的には、クリア手段104は、受信した完了データに含まれる「芯温クリア信号1〜4」が“1,0,1,0”であることにより、「芯温クリア信号1」と「芯温クリア信号3」に対応する「芯温検出状態1」と「芯温検出状態3」とに “0(未使用状態)”を格納する(プロセスP8)。これにより、芯温記憶部の「芯温検出状態1〜4」に格納されているビットは“0,1,0,0”となる。
次に、経過時間3分後の動作について説明する。
芯温検出器10は、経過時間2〜3分の間に芯温を検出してはいないが、「芯温検出状態1〜4」“0,1,0,0”と「芯温1〜4」を含んだ芯温通データを生成し、芯温管理装置30に送信する(プロセスP9)。
一方、芯温管理装置30は、プロセスP7において「芯温2」を取得済みであるため、芯温検出器10の「芯温検出状態2」をクリアするために、「芯温クリア信号2」に“1”を格納する(プロセスP10)。また、芯温管理装置30は、プロセスP6において、送信済である芯温クリア信号を元の値に戻すために、「芯温クリア信号1」と「芯温クリア信号3」とに“0”を格納する(プロセスP11)。これにより、「芯温クリア信号1〜4」は“0,1,0,0”となる。
芯温管理装置30は、「芯温クリア信号1〜4」“0,1,0,0”を含んだ完了データを、芯温管理装置30に送信する(プロセスP12)。
芯温検出器10は、当該完了データを受信すると、クリア手段104により、完了データに含まれる「芯温クリア信号1〜4」“0,1,0,0”において、“1”のビットに対応する「芯温検出状態2」に “0(未使用状態)”を格納する(プロセスP13)。これにより、芯温記憶部の「芯温検出状態1〜4」は“0,0,0,0”となる。
次に、経過時間4分後の動作について説明する。
経過時間4分の時点において、芯温検出器10は、「芯温検出状態1〜4」“0,0,0,0”と「芯温1〜4」とを含んだ芯温通知データを生成し、送信手段103により芯温管理装置30に送信する(プロセスP14)。
芯温管理装置30は、当該芯温通知データを受信して、芯温通知データに含まれる「芯温検出状態1〜4」“0,0,0,0”のビットが“1”であるものを検索するが、ここでは、ビットが“1”であるものは存在しないため、「芯温i」を取得しない。
次に、芯温管理装置30は、プロセスP12において芯温検出器10に送信済の「芯温クリア信号2」のビットを元の値に戻すために、「芯温クリア信号2」に“0”を格納する。これにより、「芯温クリア信号1〜4」は“0,0,0,0”となる。そして、芯温管理装置30は、「芯温クリア信号1〜4」“0,0,0,0”を含んだ完了データを、芯温管理装置30に送信する(プロセスP15)。
このように、1分周期で芯温検出器10と芯温管理装置30との間において、データの授受が繰り返されることにより、芯温管理装置30の収集周期1分より短い間に、芯温検出器10が芯温を複数検出しても、芯温検出器10は複数の芯温を芯温記憶部に保持しておくことができる。芯温管理装置30は、芯温検出器10より正確な芯温データを取得して管理データベースに格納することにより、芯温を記録・管理することが可能となる。
また、温度変化Δt℃や継続時間T秒等の変数を、入力部より入力して設定可能とすることにより、調理の形態や食材の特性に合わせて微調整を行うことが可能となる。また、芯温検出器10は、Δt℃以内の温度変動がT秒継続した時点で、1回だけ芯温と判定するようにしたため、温度センサ20が食材に刺しっ放しになっていても、芯温検出器10が連続して芯温と判定することを防止できる。
[3.変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、その技術思想の範囲内で様々な変形が可能である。変形例としては、例えば、以下のようなものが考えられる。
(1)上述した実施形態においては、加熱した食材の芯温を測定する場合について説明したが、本発明は、加熱の場合のみに限定されず、冷却の場合にも適用することができる。また、芯温の測定対象である被測定物は、食材に限らず、例えば、粘土やゲル状の物であってもよい。
(2)上述した実施形態においては、Δt℃以内の温度変動がT秒継続したときに、T秒継続した時点での温度を芯温と判定するようにしたが、これに限定されず、Δt℃以内の温度変動がT秒継続している間の温度であれば、いずれの温度を芯温と判定してもよい。
具体的には、例えば、Δt℃以内の温度変動がT秒間継続している間における、最高温度、最低温度、平均温度、頻出温度のうちのいずれかを芯温と判定することができる。
(3)上述した実施形態においては、芯温記憶部の「芯温i」を未使用の領域に戻す方法として、芯温管理装置30より送信される完了データに含まれる「芯温クリア信号i」が“1”であるものに対応する「芯温検出状態i」のビットを“0”にクリアするようにしたが、「芯温i」を未使用の領域に戻す方法はこれに限定されない。例えば、「芯温検出状態1〜n」を使用せずに、「芯温i」に未使用となったことを表すデータを格納するようにしてもよい。
(4)上述した実施形態においては、芯温検出器10が温度センサ20より温度データを収集する周期を1秒、また、芯温検出器10と芯温管理装置30とのデータ授受の周期を1分としたが、これに限定されることはない。これらの周期や、芯温検出部に設定する変数の値や、芯温記憶部の記憶領域の数nは、芯温測定対象物や、食材の特性・調理方法や、ネットワーク環境や、使用可能な資源等に応じて、最適な値を設定することができる。例えば、芯温検出器10と芯温管理装置30とのデータ授受の周期を、10分等の長い時間周期とする場合には、芯温検出器10の芯温記憶部に多くの芯温データを格納しておけるように、芯温記憶部の記憶領域nの数を“50”等の大きい値にするとよい。
(5)上述した実施形態においては、常に芯温通知データと完了データとを1分周期で授受するようにしたが、「芯温検出状態1〜4」や「芯温クリア信号1〜4」が“0,0,0,0”である場合には、当該データを受信しても、芯温検出器10や芯温管理装置30は処理を行わないため、「芯温検出状態1〜4」や「芯温クリア信号1〜4」が“0,0,0,0”である場合には、芯温通知データや完了データを送信しないようにしてもよい。
(6)上述した実施形態における温度センサ20の形状や、ネットワーク40の種類は一例であり、これに限定されない。例えば、用途に合わせて、形状や性能の異なる温度センサ20を芯温検出器10に接続できるようにしてもよい。
本発明の実施の形態に係る芯温検出システムの構成を示すブロック図である。 同実施の形態に係る温度センサで測定される温度の時間変化を示す図である。 同実施の形態に係る温度センサで測定される温度変化の実験例を示すグラフである。 同実施の形態に係る芯温検出器に設定される変数を説明するための図である。 同実施の形態に係る芯温検出器の機能構成を説明するための図である。 同実施の形態に係る芯温検出器と芯温管理装置との間におけるデータの入出力を説明するための図である。 同実施の形態に係る芯温判定処理を説明するためのフローチャートである。 同実施の形態に係る動作を説明するための、温度センサで測定される温度と時間との関係を示すグラフである。 同実施の形態に係る芯温検出器と芯温管理装置とのデータ授受の動作を説明するための図である。
符号の説明
1 芯温測定システム
10 芯温検出器
101 芯温判定手段
102 記憶手段
103 送信手段
104 クリア手段
20 温度センサ
30 芯温管理装置
40 ネットワーク

Claims (3)

  1. 被測定物の芯温を検出する芯温検出システムにおいて、
    前記被測定物の表面より内部に刺されて該被測定物の温度を測定する温度センサと、
    前記温度センサにより測定された温度に基づいて前記被測定物の芯温を検出する芯温検出装置と、
    前記芯温検出装置により検出された芯温情報を記録・管理する芯温管理装置と、
    前記芯温検出装置と前記芯温管理装置とを接続するネットワークと、を備え、
    前記芯温検出装置は、
    芯温を検出する際に用いられる変数として、芯温判定有効温度、継続時間、温度変動範囲を記憶する変数記憶手段と、
    前記温度センサにより測定された温度を第1所定周期で収集し、収集した温度が、前記芯温判定有効温度以上で、且つ前記芯温判定有効温度からの変動が前記温度変動範囲以内である状態が前記継続時間の間継続した場合に、前記継続時間を経過した時点の温度を前記被測定物の芯温として判定する芯温判定手段と、
    前記芯温判定手段にて判定された複数の芯温情報をそれぞれ格納する複数の芯温格納領域を有する芯温記憶手段と、
    前記芯温判定手段にて判定された芯温情報を、前記芯温格納領域の未使用領域に格納する芯温情報処理手段と、
    前記芯温格納領域に格納されている芯温情報のクリア情報を前記芯温管理装置から受信すると、該芯温情報が格納されている前記芯温格納領域を未使用領域に戻すクリア手段と、
    前記芯温格納領域の芯温情報を含む芯温通知情報を、前記第1所定周期よりも長い第2所定周期で、前記ネットワークを介して前記芯温管理装置に送信する第1送信手段と、を有し、
    前記芯温管理装置は、
    前記芯温検出装置から送信されてきた前記芯温通知情報に含まれる芯温情報を格納する管理データベースと、
    複数の前記芯温格納領域に対応した複数のクリア情報格納領域を有し、該クリア情報格納領域に前記クリア情報が格納される芯温クリア情報記憶手段と、
    前記芯温通知情報を受信すると、受信した前記芯温格納領域の芯温情報を現在時刻とともに前記管理データベースに格納し、該芯温格納領域に対応する前記クリア情報格納領域に前記クリア情報を格納する芯温通知情報処理手段と、
    前記クリア情報格納領域に格納されている前記クリア情報を含む完了情報を、前記ネットワークを介して前記芯温検出装置に送信する第2送信手段と、を有する
    ことを特徴とする芯温検出システム。
  2. 前記芯温情報処理手段は、
    複数の前記芯温格納領域にそれぞれ対応して設けられ、各芯温格納領域の使用の有無を示す使用情報を格納する複数の芯温検出状態格納領域を有し、
    前記芯温検出状態格納領域の使用情報に基づいて、前記芯温判定手段にて判定された芯温情報を、前記芯温格納領域の未使用領域に格納するとともに、該芯温情報が格納された前記芯温格納領域に対応する前記芯温検出状態格納領域に使用中の情報を格納し、
    前記クリア手段は、
    前記芯温格納領域に格納されている芯温情報のクリア情報を前記芯温管理装置から受信すると、該芯温情報をクリアするとともに、該芯温情報が格納されていた前記芯温格納領域に対応する前記芯温検出状態格納領域に未使用の情報を格納し、
    前記第1送信手段は、
    前記芯温格納領域および前記芯温検出状態格納領域の情報を含む芯温通知情報を送信し、
    前記芯温通知情報処理手段は、
    前記芯温通知情報を受信すると、受信した前記芯温検出状態格納領域の情報に基づいて、使用中となっている前記芯温格納領域に格納されている芯温情報を現在時刻とともに前記管理データベースに格納する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の芯温検出システム。
  3. 被測定物の芯温を検出する芯温検出方法において、
    前記被測定物の表面より内部に刺された温度センサが計測した該被測定物の温度を第1所定周期で収集する第1ステップと、
    第1ステップで収集された温度が、予め設定された芯温判定有効温度以上で、且つ前記芯温判定有効温度からの変動が予め設定された温度変動範囲以内であるかを判定する第2ステップと、
    第2ステップにおいて、前記芯温判定有効温度以上で、且つ前記芯温判定有効温度からの変動が予め設定された温度変動範囲以内であると判定された状態が、予め設定された継続時間の間継続したかを判定する第3ステップと、
    第3ステップにおいて前記継続時間の間継続したと判定された場合に、前記継続時間を経過した時点の温度を芯温情報として検出する第4ステップと、
    第4ステップで検出された前記芯温情報を、複数の芯温格納領域の中で、未使用の芯温格納領域に格納する第5ステップと、
    前記芯温格納領域の芯温情報を含む芯温通知情報を、ネットワークを介して前記第1所定周期よりも長い第2所定周期で送信する第6ステップと、
    第6ステップで送信された芯温通知情報を受信し、前記芯温格納領域に格納されている前記芯温情報を現在時刻とともに管理データベースに格納する第7ステップと、
    複数の前記芯温格納領域にそれぞれ対応して設けられている複数のクリア情報格納領域の中で、第7ステップで前記管理データベースに格納された前記芯温情報が格納されていた前記芯温格納領域に対応する前記クリア情報格納領域に、前記芯温情報のクリア情報を格納する第8ステップと、
    複数の前記クリア情報格納領域のクリア情報を含む完了情報を、ネットワークを介して送信する第9ステップと、
    第9ステップで送信された完了情報を受信し、受信した完了情報に基づいて前記管理データベースに格納された芯温情報が格納されていた前記芯温格納領域を未使用領域に戻す第10ステップと、
    を有することを特徴とする芯温検出方法。
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