JP4601532B2 - サーモモジュール用制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ペルチェ素子を用いたサーモモジュールを通電制御するサーモモジュール用制御装置に関する。
従来、ペルチェ素子を用いたサーモモジュールを通電制御することにより温調制御を行うようにしたサーモモジュール用制御装置としては、特開昭59−71519号公報で開示される制御装置(温度制御装置)が知られている。
同公報で開示されるペルチェ素子を利用した温度制御装置(制御装置)は、サーモモジュールを構成するペルチェ素子による熱の吸収または発生の作用により被制御体温度を制御する装置において、ペルチェ素子の一端に一対の双方向性制御整流素子を並列接続し、当該整流素子をゼロクロススイッチング制御する制御回路を当該整流素子のゲートに接続することにより、ペルチェ素子に流す電流量および電流方向を制御するようにしたものである。
特開昭59−71519号
しかし、上述した従来のサーモモジュール用制御装置(温度制御装置)は、次のような問題点があった。
第一に、トライアック等を用いた電源部自体を直接制御したり或いは低雑音化を図る観点からゼロクロススイッチング制御を行う必要があるなど、制御の煩雑化及び動作の不安定化を招きやすいとともに、耐久性及び信頼性の面からも難がある。
第二に、整流回路及び平滑回路を含む電源部自体を制御するため、制御装置全体を専用装置として構成する必要があるなど、回路構成の複雑化及び部品点数の増加によるコストアップを招きやすい。
本発明は、このような背景技術に存在する課題を解決したサーモモジュール用制御装置の提供を目的とするものである。
本発明は、ペルチェ素子C…を用いたサーモモジュール30を通電制御するサーモモジュール用制御装置1を構成するに際して、交流入力部2i,2i及び直流出力部2p,2nを有する直流電源部2と、直流出力部2p,2nとサーモモジュール30間に接続することにより当該サーモモジュール30に対する直流出力部2p,2nからの極性を切換えるリレースイッチ3と、交流入力部2i…に流れる入力電流Iiを制御するSSR(ソリッドステートリレー)4と、少なくとも極性を切換える際にSSR4を所定のオフ時間tiにわたってオフ制御し、このオフ制御の開始後、所定の遅延時間tdが経過したタイミングによりリレースイッチ3を切換制御するリレースイッチ制御機能を備える制御部5を備えることを特徴とする。
この場合、発明の好適な態様により、サーモモジュール30は、通過する液体L又は気体Gを加熱又は冷却する熱交換器31a,31bに付設することができる。したがって、制御部5には、温度センサ7により検出した液体L又は気体Gの温度(検出温度Td)と予め設定した目標温度Tsに基づいて、SSR4をパルス幅制御するとともにリレースイッチ3を切換制御する温度制御機能を設けることができる。
このような構成を有する本発明に係るサーモモジュール用制御装置によれば、次のような顕著な効果を奏する。
(1) 電源部自体は、交流入力部2i,2i及び直流出力部2p,2nを有する単純構成の直流電源部2で足りるとともに、直流電源部2を含まない前段或いは後段で電流制御及び極性切換制御を行うため、制御の簡易化、更には動作の安定化を図れるとともに、耐久性向上及び信頼性向上に寄与できる。
(2) 整流回路及び平滑回路を含む直流電源部2は、汎用的な構成で足りるため、回路構成の単純化及び部品点数の削減によりコストダウンを図ることができる。また、直流電源ユニット等の別途の市販ユニットを組込むことができるなど、装置全体の性能向上や安定性向上に寄与できるとともに、設計自由度を高めることができる。
(3) 制御部5には、極性を切換える際にSSR4を所定のオフ時間tiにわたってオフ制御し、このオフ時間tiの間にリレースイッチ3を切換制御するリレースイッチ制御機能を設けたため、リレースイッチ3は開閉容量の最大値が低い部品で足り、更なる低コスト化及び小型化に寄与できるとともに、リレースイッチ3の耐久性向上(長寿命化)にも寄与できる。
(4) リレースイッチ制御機能により、SSR4に対するオフ制御の開始後、所定の遅延時間tdが経過したタイミングによりリレースイッチ3を切換制御するようにしたため、直流電源部2における平滑回路の影響を排除できる。即ち、SSR4をオフにしても直流電源部2における平滑回路の影響によりリレースイッチ3に付加される電圧は徐々に低下するが、この電圧が十分に低下してからリレースイッチ3を切換制御できる。
(5) 好適な態様により、サーモモジュール30を、通過する液体L又は気体Gを加熱又は冷却する熱交換器31a,31bに付設すれば、液体温調装置や圧縮空気温調装置に用いて好適なサーモモジュール用制御装置1を構成できる。
(6) 好適な態様により、制御部5に、温度センサ7により検出した液体L又は気体Gの温度(検出温度Td)と予め設定した目標温度Tsに基づいて、SSR4をパルス幅制御するとともにリレースイッチ3を切換制御する温度制御機能を設ければ、液体温調装置や圧縮空気温調装置において的確で安定した温調制御を行うことができる。
次に、本発明に係る最良の実施形態を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
まず、本実施形態に係るサーモモジュール用制御装置1の構成について、図1〜図3を参照して説明する。
制御装置1の全体構成を図1に示す。制御装置1は、大別して、直流電源部2、リレースイッチ3、SSR(ソリッドステートリレー)4及び制御部5を備える。制御装置1からはAC100V用の電源プラグ11が導出する。また、制御装置1の出力部Pa,Pbには、サーモモジュール30を接続して使用する。なお、サーモモジュール30は、複数(例えば、12個)のペルチェ素子C…を順次直列接続して構成したものである。
直流電源部2は、四つのダイオードをブリッジ接続したブリッジ整流回路13を有するとともに、このブリッジ整流回路13の出力側に接続したコンデンサ14及び抵抗15からなる平滑回路16を有する。そして、ブリッジ整流回路13の入力側は、直流電源部2の交流入力部2i,2iとなり、一方の交流入力部2iは、直接AC100V用の電源プラグ11に接続するとともに、他方の交流入力部2iは、SSR4を介して電源プラグ11に接続する。このSSR4は、交流入力部2i,2iに流れる入力電流Iiを制御(パルス幅制御)する。
また、平滑回路16の出力側は、直流電源部2の直流出力部2p,2nとなり、この直流出力部2p,2nとサーモモジュール30間には、リレースイッチ3におけるスイッチ部3s,3sを接続する。なお、3c,3cは、各スイッチ部3s,3sの切換を行う励磁コイルである。リレースイッチ3は、サーモモジュール30に対する直流出力部2p,2nからの極性を切換える機能を有する。この場合、リレースイッチ3には、二回路二接点の二つのリレースイッチ部品を使用し、図1に示すように結線することができる。なお、四回路二接点の一つのリレースイッチ部品を使用してもよい。
これにより、励磁コイル3c,3cに対する励磁を解除したときは、リレースイッチ3の可動接点は、図1の状態となり、直流出力部2pが出力部Pbに、直流出力部2nが出力部Paにそれぞれ接続されるとともに、励磁コイル3c,3cを励磁したときは、リレースイッチ3の可動接点は、他方の固定接点にそれぞれ切換わり、直流出力部2pが出力部Paに、直流出力部2nが出力部Pbにそれぞれ接続される。即ち、サーモモジュール30に対する直流出力部2p,2nからの極性が反転するように切換えられる。
一方、制御部5は、各種制御処理及び演算処理等を行い、制御装置1における全体の制御を司る制御部本体5mを備え、この制御部本体5mには、電源プラグ11からAC100V電源が供給される。したがって、制御部本体5mは、直流低電圧を得る別途の電源部が内蔵されている。また、制御部本体5mの出力ポートには、SSR4及びリレースイッチ3の励磁コイル3c,3cを接続する。これにより、SSR4及びリレースイッチ3は、制御部本体5m(制御部5)からの制御信号により制御される。さらに、7はサーモモジュール30により加熱又は冷却される後述する気体G又は液体Lの温度を検出する温度センサであり、制御部本体5mの入力ポートに接続する。したがって、制御部5には、少なくとも制御部本体5mと温度センサ7が含まれる。
図2には、制御部本体5mの、より具体化したブロック系統図を示す。制御部本体5mは、温度センサ7から得る検出信号を増幅する増幅部21、PID定数(P定数,I定数,D定数)を設定するPID設定部22、PID演算を行うPID演算部23、各種出力条件を設定する条件設定部24、SSR4及びリレースイッチ3に制御信号を供給する出力制御部25を備える。この場合、増幅部21の出力及びPID設定部22のPID定数は、PID演算部23に付与されるとともに、PID演算部23の出力は、出力制御部25に付与される。また、出力制御部25における各種出力条件は、条件設定部24により設定される。
これにより、温度センサ7の検出信号は制御部本体5mに付与されることにより検出温度Tdに変換され、予め設定した目標温度Tsとの偏差Eが求められるとともに、検出温度Tdが目標温度Tsに一致するように、SSR4によるパルス幅制御及びリレースイッチ3による極性切換制御が行われる。即ち、温度に対する基本的なフィードバック制御が行われるとともに、PID制御が行われ、目標温度Tsに検出温度Tdが短時間で達したり適切なタイミングによりリレースイッチ3が切換えられるなど、高精度の制御が可能になる。
このように、制御部5には、少なくとも、温度センサ7により検出した温度(検出温度Td)と予め設定した目標温度Tsに基づいてSSR4をパルス幅制御するとともにリレースイッチ3を切換制御する温度制御機能と、後に詳述するリレースイッチ制御機能、即ち、直流出力部2p,2nからの極性を切換える際にSSR4を所定のオフ時間tiにわたってオフ制御し、このオフ時間tiの間にリレースイッチ3を切換制御するリレースイッチ制御機能を備えている。
他方、本実施形態に係る制御装置1は、基本的に、ペルチェ素子C…を用いたサーモモジュール30を通電制御する機能を有するため、例えば、図3に示すような液体温調装置Maに接続して使用する。図3は、温調した液体Lを被温調部32に循環させる機能を備える。液体温調装置Maは、熱交換器31aを備え、この熱交換器31aにサーモモジュール30を付設する。熱交換器31aには、液体(冷却水等)Lが通過し、この通過時にサーモモジュール30により冷却又は加熱、即ち、熱交換される。なお、33はサーモモジュール30の放熱面に付設した放熱部を示し、この放熱部は空冷式又は水冷式により冷却(又は加熱)される。また、前述したように、サーモモジュール30は、制御装置1における出力部Pa,Pbに接続する。さらに、液体Lの温度を検出する温度センサ7を熱交換器31aに付設するとともに、必要によりサーモモジュール30に付設し、この温度センサ7を制御部本体5mの入力ポートに接続する。その他、液体温調装置Maは、液体Lを収容する液タンク34、この液タンク34の液体Lを熱交換器31aに供給する送液ポンプ35等を備えている。
次に、本実施形態に係るサーモモジュール用制御装置1及び同制御装置1を用いた液体温調装置Maの動作について、図1〜図4を参照して説明する。
まず、図3に示す液体温調装置Maでは、運転開始により、送液ポンプ35が作動し、液タンク34内の液体Lは、送液ポンプ35を介して熱交換器31aに供給され、熱交換器31aにおいて熱交換される。そして、熱交換された液体Lは、供給配管Xiを介して被温調部32に供給されるとともに、被温調部32で使用され、熱交換された液体Lは、戻り配管Xoを介して液タンク34に戻される。
また、熱交換器31aでは液体Lの温度が温度センサ7により検出され、検出された温度(検出温度Td)は、制御装置1における制御部本体5m(制御部5)に付与される。制御部5では、温度制御機能により、検出温度Tdと予め設定した目標温度Tsに基づいて、SSR4がパルス幅制御されるとともにリレースイッチ3が切換制御される。この場合、制御部本体5mでは、目標温度Tsと検出温度Tdの偏差Eが求められ、この偏差Eに基づき生成された制御信号がSSR4に付与されることにより、入力電流Iiに対するパルス幅制御が行われる。即ち、検出温度Tdが目標温度Tsに一致するように、温度に対する基本的なフィードバック制御が行われる。パルス幅制御では、偏差Eが大きくなることによりスイッチングされたパルス信号(パルス電流)のパルス幅が広くなりサーモモジュール30に対する給電量が増加するとともに、偏差Eが小さくなることによりパルス幅が狭くなりサーモモジュール30に対する給電量が低下する。そして、この際、検出温度Tdが目標温度Tsに短時間で到達できるようにするなど、高精度の温調制御実現のためのPID制御が行われる。
図4は、具体的な制御状態を示している。同図(a)に示すように、検出温度Tdが目標温度Tsよりも高いときは、冷却モードとなり、リレースイッチ3は、同図(b)に示すように、オフ状態、即ち、励磁コイル3c,3cの励磁が解除された状態にある。冷却モードでは、サーモモジュール30(熱交換器31a)により液体Lに対する冷却が行われるとともに、冷却の強弱は、上述したように、SSR4により制御される(同図(c)参照)。他方、検出温度Tdが目標温度Tsよりも低いときは、加熱モードとなり、リレースイッチ3は、オン状態、即ち、励磁コイル3c,3cが励磁される状態となる。加熱モードでは、サーモモジュール30(熱交換器31a)により液体Lに対する加熱が行われるとともに、加熱の強弱は、SSR4により制御される。
一方、今、検出温度Tdが目標温度Tsよりも高い状態から目標温度Tsよりも低い状態になった場合を想定する。この場合、制御部5には、リレースイッチ制御機能を備えるため、図4に示すように、高い状態から低い状態に変わった時点tcdで、リレースイッチ制御機能による制御が行われる。即ち、時点tcdが生じたなら、SSR4を所定のオフ時間tiにわたってオフ制御し、このオフ時間tiの間にリレースイッチ3を切換制御する。このオフ時間ti(例えば、4秒程度)は、予め設定されている。具体的には、tcd時点が生じた後、予め設定した遅延時間td(例えば、3秒程度)が経過したなら、このタイミングによりリレースイッチ3を切換制御し、直流出力部2p,2nからの極性を反対側に切換える。これにより、SSR4がオフ制御された状態でリレースイッチ3の切換制御が行われるため、リレースイッチ3は開閉容量の最大値が低い部品で足り、更なる低コスト化及び小型化に寄与できるとともに、リレースイッチ3の耐久性向上(長寿命化)にも寄与できる利点がある。
なお、遅延時間tdを設定する理由は、次のとおりである。tcd時点でSSR4をオフ制御しても、直流電源部2には平滑回路16を備えるため、図4(d)に示すように、直流電源部2の出力電圧Voは徐々に低下する(同図中、符号Vos参照)。この場合、tcd時点から所定時間(例示では1秒程度)経過することにより、ほぼオフレベルVodに達するため、このオフレベルVodに達したタイミングによりリレースイッチ3を切換制御するようにした。これにより、出力電圧Voが十分に低下してからリレースイッチ3を切換制御できるため、直流電源部2における平滑回路16の影響を排除できる利点がある。この際、適切なタイミングによりリレースイッチ3が切換えられるようにするなど、高精度の温調制御実現のためのPID制御が行われる。
他方、検出温度Tdが目標温度Tsよりも低い状態から目標温度Tsよりも高い状態になった場合も同様である。この場合、図4に示すように、低い状態から高い状態に変わった時点tcuで、リレースイッチ制御機能による制御が行われる。即ち、時点tcuが生じたなら、SSR4を所定のオフ時間tiにわたってオフ制御し、このオフ時間tiの間にリレースイッチ3を切換制御する。具体的には、tcu時点が生じた後、予め設定した遅延時間td(例えば、3秒程度)が経過したなら、このタイミングによりリレースイッチ3を切換制御し、直流出力部2p,2nからの極性を反対側に切換える。
このように、本実施形態に係るサーモモジュール用制御装置1によれば、電源部自体は、交流入力部2i,2i及び直流出力部2p,2nを有する単純構成の直流電源部2で足りるとともに、直流電源部2を含まない前段或いは後段で電流制御及び極性切換制御を行うため、制御の簡易化、更には動作の安定化を図れるとともに、耐久性向上及び信頼性向上に寄与することができる。また、整流回路及び平滑回路を含む直流電源部2は、汎用的な構成で足りるため、回路構成の単純化及び部品点数の削減によりコストダウンを図ることができる。
次に、本発明に係る変更実施形態について、図6を参照して説明する。
図6は、サーモモジュール用制御装置1を、圧縮空気温調装置Mbに利用した場合の変更実施形態を示す。圧縮空気温調装置Mbは、温調した気体Gを被温調部37に供給するものである。この圧縮空気温調装置Mbは、熱交換器31bを備え、この熱交換器31bにサーモモジュール30を付設する。熱交換器31bには、気体(空気等)Gが通過し、この通過時にサーモモジュール30により冷却又は加熱される。即ち、圧縮空気温調装置Mbでは、外気となる気体Gが、エアコンプレッサ39,ドライヤ(空気乾燥器)40,フィルタ(塵芥フィルタ)41を介して熱交換器31bに供給される。熱交換器31bでは、気体Gに対する熱交換が行われ、熱交換された気体Gは、供給配管Xiを介して被温調部37に供給される。そして、被温調部32において使用され、熱交換された気体Gは、外気として外部に放出される。なお、その他、図6において、図3と同一部分には同一符号を付してその構成を明確にした。
このように、サーモモジュール用制御装置1は、圧縮空気温調装置Mbや前述した液体温調装置Maに用いて好適であり、圧縮空気温調装置Mbや液体温調装置Maにおいて的確で安定した温調制御を行うことができる。
なお、図5には、本発明に関連する参考例を示す。図5は、一般に市販されている直流電源ユニットやAC/DCコンバータユニット等の市販ユニット2gを直流電源部2として利用するとともに、SSR4の接続個所を直流電源部2の出力側(二次側)に変更したサーモモジュール用制御装置1を示す。なお、他の構成は、図1に示した制御装置1と同じである。このため、図5において、図1と同一部分には同一符号を付してその構成を明確にした。前述したように、本発明に係る制御装置1は、直流電源部2を含まない前段で電流制御及び極性切換制御が可能となるため、直流電源部2には、市販ユニット2gを利用することができる。これにより、装置全体の性能向上や安定性向上に寄与できるとともに、設計自由度を高めることができる利点がある。
一方、SSR4の接続個所の変更は、直流電源部2の直流出力部2p,2nに流れる出力電流Ioを制御するとともに、SSR4として直流タイプを使用できることを意味する。なお、直流タイプの場合、現時点では大容量となる汎用品が実用化されておらず、コスト面で不利になる。したがって、SSR4は、図1のように、直流電源部2の入力側(一次側)に接続する交流タイプの方がコスト面で有利である。
以上、最良の実施形態について詳細に説明したが、本発明は、このような実施形態に限定されるものではなく、細部の構成,数量,数値等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更,追加,削除することができる。例えば、リレースイッチ3及びSSR4は、それぞれ同様の機能を有する他の部品に置換可能である。なお、サーモモジュール用制御装置1を利用する対象として、液体温調装置Maと圧縮空気温調装置Mbを例示したが、他の同種の装置にも同様に利用できる。また、サーモモジュール30は、通過する液体L又は気体Gを加熱又は冷却する熱交換器31a,31bに付設する場合を例示したが、熱交換器31a,31b以外の他の対象物を加熱又は冷却する用途にも同様に利用できる。
本発明の最良の実施形態に係るサーモモジュール用制御装置の電気回路構成図、 同制御装置における制御部本体のブロック系統図、 同制御装置を用いた液体温調装置のブロック構成図、 同制御装置の各部における信号波形のタイムチャート、 本発明に関連する参考例に係る制御装置の一部を示す電気回路構成図、 本発明に係る制御装置を圧縮空気温調装置に利用した変更実施形態のブロック構成図、
符号の説明
1:サーモモジュール用制御装置,2:直流電源部,2i:交流入力部,2i:交流入力部,2p:直流出力部,2n:直流出力部,3:リレースイッチ,4:SSR(ソリッドステートリレー),5:制御部,7:温度センサ,30:サーモモジュール,31a:熱交換器,31b:熱交換器,Ii:入力電流,C…:ペルチェ素子,G:気体,L:液体,Td:検出温度,Ts:目標温度,ti:オフ時間,td:遅延時間

Claims (3)

  1. ペルチェ素子を用いたサーモモジュールを通電制御するサーモモジュール用制御装置において、交流入力部及び直流出力部を有する直流電源部と、前記直流出力部と前記サーモモジュール間に接続することにより当該サーモモジュールに対する前記直流出力部からの極性を切換えるリレースイッチと、前記交流入力部に流れる入力電流を制御するSSR(ソリッドステートリレー)と、少なくとも前記極性を切換える際に前記SSRを所定のオフ時間にわたってオフ制御し、かつこのオフ制御の開始後、所定の遅延時間が経過したタイミングにより前記リレースイッチを切換制御するリレースイッチ制御機能を備える制御部を備えることを特徴とするサーモモジュール用制御装置。
  2. 前記サーモモジュールは、通過する液体又は気体を加熱又は冷却する熱交換器に付設することを特徴とする請求項1記載のサーモモジュール用制御装置。
  3. 前記制御部は、温度センサにより検出した前記液体又は前記気体の温度(検出温度)と予め設定した目標温度に基づいて、前記SSRをパルス幅制御するとともに前記リレースイッチを切換制御する温度制御機能を備えることを特徴とする請求項2記載のサーモモジュール用制御装置。
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