JP4601352B2 - 装飾装置 - Google Patents

装飾装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4601352B2
JP4601352B2 JP2004220155A JP2004220155A JP4601352B2 JP 4601352 B2 JP4601352 B2 JP 4601352B2 JP 2004220155 A JP2004220155 A JP 2004220155A JP 2004220155 A JP2004220155 A JP 2004220155A JP 4601352 B2 JP4601352 B2 JP 4601352B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base material
decorative
light
decoration device
electroluminescent panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004220155A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006039285A (ja
Inventor
康幸 安藤
明彦 小塚
浩司 津田
弘 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kojima Industries Corp
Original Assignee
Kojima Industries Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kojima Industries Corp filed Critical Kojima Industries Corp
Priority to JP2004220155A priority Critical patent/JP4601352B2/ja
Publication of JP2006039285A publication Critical patent/JP2006039285A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4601352B2 publication Critical patent/JP4601352B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)

Description

本発明は、例えば車両室内や家電機器、オーディオ機器等の装飾のために使用される装飾装置に関する。
自動車または他の車両の室内などに設置される照明装置は車両内を照らす役目を有している。ところが、近年では、このような室内を単に照らす照明機能だけでなく、室内の美観を向上、つまり室内を加飾する装飾機能を備えた装飾装置も使用されている。
例えば自動車内におけるインストルメントパネル下の足下照明、もしくはセンタークラスタまたはピラーに対する間接照明は、カラフルな複数の色を選択でき、イルミネーションとして使用されている。
また、自動車の内装に用いられる部品としては、木目模様を呈するために用いられる本物の木板、および木目模様が印刷されたフィルムなどが存在している。これら部品は、自動車のセンタークラスタまたはハンドルに使用されたり、オーナメントとしてインパネまたはドアトリムとして使用されている。
例えば特許文献1においては、本物の木板を複数のLED(light−emitting diode)によって側方から照らし、この光を導光体を介して木板を通過させることにより、木板の木目模様に基づく装飾効果を高めると共に、外部照明が無い状態、例えば夜間においても装飾効果を得ることのできる発光装飾装置が開示されている。
また、特許文献2においては、エレクトロルミネセンス(electroluminescence、EL)パネルを基材とファブリックとの間に配置し、エレクトロルミネセンスパネルからの光をファブリック越しに供給するようにした照明システムが開示されている。
特開2002−205500号公報(第1図) 特表2003−523891号公報(第1図)
しかしながら、特許文献1に記載の発光装飾装置においては、光源としてLEDを用いているため、発光装飾装置を例えば自動車の内装部品として使用する場合には、内装部品全体の厚さがかなり大きくなる。このため、これら内装部品を例えば自動車の室内に取り付ける場合を想定すると、室内に予め設けられた取付構造部にこの内装部品を適用できない場合も生じうる。また、このような内装部品をドアトリムまたはヘッドライナに使用する場合には、これらドアトリム等と車両外板との間のスペースがわずかであるので、自動車の室内に取り付けるのが困難となる可能性がある。さらに、特許文献1の発光装飾装置は、LEDを木板の側方に配置して発光させているので発光ムラが生じる上に、木板が比較的広面積である場合には、側方からの光が木板の中央付近まで到達せず、装飾装置としての機能を果たせない場合もある。
一方、特許文献2に記載の照明システムの点灯時には光がファブリック越しに通過して装飾装置としての役目を果たすものの、照明システムの消灯時には、使用者には単にファブリックが見えるだけである。ファブリックは織物、編物などの布地であり、ファブリック自体に模様を施すことも可能であるが、布地の表面状態、例えば表面粗さなどは布地に固有のものであるので、布地によって生じる美観には限界があり、他の基材、例えば木板を用いた場合に得られる美観までを引き起こすことはできない。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、発光ムラを抑えつつ省スペースを図ることが可能であると共に、照明による装飾機能を備えた装飾装置を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために1番目に記載の発明によれば、化粧基材と、該化粧基材の一方の面側に取り付けられたエレクトロルミネセンスパネルとを具備し、該エレクトロルミネセンスパネルからの光が前記化粧基材を通じて透過するようにしており、さらに、前記化粧基材の他方の面を被覆する透明塗膜と、前記化粧基材の前記一方の面に接合する透過性の接合基材と、細長状の複数のリブから形成された補強部とを具備し、前記接合基材は前記エレクトロルミネセンスパネルと前記化粧基材との間に配置されていると共に、前記補強部は前記接合基材と前記エレクトロルミネセンスパネルとの間に配置されている、装飾装置が提供される。
すなわち1番目の発明においては、化粧基材の一方の面側にエレクトロルミネセンスパネルを取り付けた構成としているために、LEDを使用する場合と比較して省スペース化が可能であると共に、発光ムラも抑えることができる。さらに、エレクトロルミネセンスパネルが化粧基材を通じて発光することにより、照明による装飾機能を果たすことも可能となる。そして、1番目の発明においては、エレクトロルミネセンスパネルの消灯時においても化粧基材が見える構成となるので、優れた美観を生じさせることができる。なお、化粧基材は、例えば突板または該突板が貼付られた化粧板、もしくは幾何学模様や木目、金属調等の特定模様が印刷されている化粧フィルムでありうる。
さらに、1番目の発明においては、透明塗膜によって化粧基材を保護することが可能となる。
さらに、1番目の発明においては、補強部を用いることにより装飾装置全体の剛性を比較的高くすることができる。補強部として、例えば長手方向および/または横断方向に延びる複数のリブを採用することができる。
番目の発明によれば、1番目の発明において、合基材が乳白色の材料から形成されている。
番目の発明によれば、1番目の発明において、合基材は、微細粒子からなる光拡散材が混入された透明材料から形成されている。
番目の発明によれば、1番目の発明において、合基材は透明材料から形成されており、前記接合基材の表面は所定の手法により荒らされている。
エレクトロルミネセンスパネルに部分的に孔が形成されている場合、および/またはエレクトロルミネセンスパネルの光が局所的に弱い場合には発光ムラとなる可能性があるが、番目から番目の発明においては、エレクトロルミネセンスパネルからの光が接合基材によって拡散されるので発光ムラの発生を抑えることができる。特に、番目の発明に関連したときのように補強部が存在する場合であっても、番目から番目の発明においては、光を適切に拡散し、発光ムラが生じるのを抑えることができる。
番目の発明によれば、1番目の発明において、合基材は所定色の透明材料から形成されている。
番目の発明によれば、1番目の発明において、記化粧基材と前記接合基材との間には、所定色の透明シートが挿入されている。
すなわち番目および番目の発明においては、エレクトロルミネセンスパネルからの本来の光とは異なる色の光を化粧基材に通過させられ、それにより、新たな装飾効果を得ることができる。
番目の発明によれば、番目の発明において、前記補強部が前記エレクトロルミネセンスパネル側に延びる少なくとも一つの柱状部を具備し、前記エレクトロルミネセンスパネルには前記柱状部を受容する少なくとも一つの開口部が形成されており、前記補強部と前記エレクトロルミネセンスパネルとを組付ける際には、前記柱状部の先端が前記エレクトロルミネセンスパネルの前記開口部から突出するようにした。
すなわち番目の発明においては、組付時に柱状部がエレクトロルミネセンスパネルから突出するようになるので、柱状部の突出部分を用いて装飾装置の取付け、例えば自動車の内部への取付けを容易に行うことができるようになる。
各発明によれば、発光ムラを抑えつつ省スペースを図ることが可能であると共に、照明による装飾機能を備えた装飾装置を提供できるという共通の効果を奏しうる。
さらに、番目の発明によれば、化粧基材を保護することが可能となるという効果を奏しうる。
さらに、番目の発明によれば、装飾装置全体の剛性を比較的高くすることができるという効果を奏しうる。
さらに、番目から番目の発明によれば、発光ムラの発生を抑えることができるという効果を奏しうる。
さらに、番目および番目の発明によれば、エレクトロルミネセンスパネルからの本来の光とは異なる色の光を化粧基材に通過させられ、それにより、新たな装飾効果を得ることができるという効果を奏しうる。
さらに、番目の発明によれば、装飾装置の取付けを容易に行うことができるという効果を奏しうる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下の図面において同一の部材には同一の参照符号が付けられている。理解を容易にするために、これら図面は縮尺を適宜変更している。
図1は、本発明の実施形態に基づく装飾装置の分解斜視図である。また、図2は、図1に示される装飾装置の他の分解斜視図である。さらに、図3は、本発明の実施形態に基づく装飾装置の組立時の状態を示す側面図である。図3に示される組み立てられた装飾装置100においては、後述する各部材が互いに接合されている。このときには、各部材は接着剤により互いに接着されるか、または図示しない適切な留め具、例えばネジなどにより連結されるが、これらは公知であるので説明を省略する。これら図面に示される装飾装置100は、エレクトロルミネセンスパネル50を含んでおり、従って、エレクトロルミネセンスパネル50を点灯することにより照明装置としての役目も果たしうる。
装飾装置100は、例えば自動車の車内の内装として用いることができ、この場合には本発明に基づく装飾装置100をドアトリムパネル、計器パネル、フロアカーペット類、フロアマット類、トランクパネル、乗客座席、ヘッドライナ、サンバイザおよびリヤデッキと関連して使用することができる。当然のことながら、本発明に基づく装飾装置100を他の用途、例えば住宅の部屋の壁、天井、床の他、ドアノブ、手すり、さらに各種の家具、AV機器のハウジングなどに使用することも可能である。
図1から図3に示されるように、本発明に基づく装飾装置100は、化粧単板20と、これに対応した外形のエレクトロルミネセンスパネル50とを含んでいる。図示されるように、エレクトロルミネセンスパネル50は化粧単板20の一面22側に配置されている。
図示される実施形態における化粧単板20は突板である。突板は天然木を薄く切削することにより形成されている。本発明においては、種々の木目模様、例えば板目、柾目、コブ杢、サバ杢、玉杢、鳥目杢等を有する突板を化粧単板20として使用することができる。これら突板は、エレクトロルミネセンスパネル50からの光を透過するのに十分に薄く形成されている。好ましい実施形態においては、化粧単板20として使用される突板の厚さは、約0.08mmから約1.0mmの範囲にありうる。
また、特定模様、例えば前述した木目模様が印刷されている化粧フィルムを化粧単板20として使用するようにしてもよい。この場合には、化粧フィルム単独で化粧単板20としてもよく、または化粧フィルムと、この化粧フィルムが貼り付けられた適切な基材(図示しない)とをまとめて化粧単板20としてもよい。さらに、当然のことながら、特定模様が印刷されたプラスチックパネルを化粧単板20として使用することも可能である。
周知であるように、エレクトロルミネセンスパネル50は種々の寸法形状に形成することができる略平坦なパネルである。本発明においてはエレクトロルミネセンスパネル50を採用しているために、装飾装置100の面積が比較的大きい場合であっても、発光ムラを生じることがなしに、エレクトロルミネセンスパネルからの光が化粧単板20に均等に透過可能となっている。また、周知であるように、エレクトロルミネセンスパネルの発光色は種々のものが存在しており、用途などに応じて特定の発光色のエレクトロルミネセンスパネル50を選択することができる。
エレクトロルミネセンスパネル50は、コントローラ(図示しない)およびエレクトロルミネセンスパネル50に関連するスイッチ(図示しない)を含む電子回路(図示しない)に接続されている。このコントローラは、例えば自動車に設置されたバッテリ(図示しない)に接続されているので、スイッチを操作することによりエレクトロルミネセンスパネル50を点灯または消灯することができる。図示しないスイッチは、例えば自動車の乗員が容易に操作できる場所にある手動式スイッチであるのが好ましい。また、エレクトロルミネセンスパネル50を自動車に設置された図示しない電子制御ユニット(Electronic control unit)に接続し、エレクトロルミネセンスパネル50が電子制御ユニットにより制御される構成としてもよい。さらに、電子回路またはコントローラがエレクトロルミネセンスパネル50の点灯時間を制御するためのタイマ回路、および/またはエレクトロルミネセンスパネル50の輝度を制御する輝度レベル回路を備えていてもよい。
また、図1から図3においては、化粧単板20の他面21が透明塗膜10によって被覆されている。透明塗膜10の厚さは100μm〜1000μm、より望ましくは350μm〜600μmがよい。前述したように化粧単板20として突板を使用した場合には突板の厚さが小さいので使用者の不注意などにより化粧単板20が比較的容易に損傷する可能性があるものの、化粧単板20を透明塗膜10で被覆することにより化粧単板20が保護され、従って、化粧単板20が損傷するのを防止することができる。なお、透明塗膜10の代わりに、比較的剛性の高い透明なプラスチック材料から形成した板材や透明フィルムを貼り合わせてもよい。
さらに、図1から図3に示されるように、化粧単板20とエレクトロルミネセンスパネル50との間には、補強部40が配置されている。図4は、本発明に基づく装飾装置の補強部の斜視図である。図4に示されるように、本発明の装飾装置100に使用される補強部40は化粧単板20の長手方向に延びる複数の細長状部材41と、化粧単板20の横断方向に延びる複数の細長状部材42とから構成されている。図4などから分かるように、これら細長状部材41、42は互いに交差している。また、これら細長状部材41、42の高さは概ね等しいので、図面に示される補強部40は略格子状の部材になっている。補強部40は装飾装置100全体の剛性を高める役目を果たしており、補強部40はあらゆる材料から形成されうるが、軽量化の観点からは補強部40をプラスチック材料から形成するのが好ましい。なお、補強部40は必ずしも格子状とする必要はなく、例えば細長状部材41および42のいずれか一方だけでもよいし、同心円状や放射状に細長状部材を設けてもよい。
また、図4に示されるように、補強部40には柱状部68が設けられている。補強部40の一側に設けられるこれら柱状部68は装飾装置100全体を支持すると共に他の部材、例えば自動車の車内に装飾装置100自体を取り付ける役目を果たしている。このため、柱状部68は比較的剛性の高い材料から形成するのが好ましい。図示されるように、柱状部68の高さは長手方向の細長状部材41および横断方向の細長状部材42よりも高くされている。これら柱状部68は装飾装置100全体を適切に支持するのに適した位置に配置されており、また柱状部68の数を装飾装置100の寸法に応じて変化させてもよい。つまり、装飾装置100が比較的大面積である場合には柱状部68の数をさらに増やし、装飾装置100が比較的小面積である場合には柱状部68の数をさらに減らす。なお、柱状部68が後述する接合基材30に取り付けられる構成としてもよい。
図3に示されるように、装飾装置100の組立時には、柱状部68の先端がエレクトロルミネセンスパネル50の開口部58を通って突出する。開口部58から突出した柱状部68の先端は、例えば自動車の車内に予め形成された取付部(図示しない)に係合可能に形成されている。従って、開口部58から突出した柱状部68の先端を用いることにより、装飾装置100全体を容易に取り付けることが可能となる。
なお、補強部40がエレクトロルミネセンスパネル50の他面52側に配置されていてもよいが、光源であるエレクトロルミネセンスパネル50を外部の衝撃から保護するために、補強部40がエレクトロルミネセンスパネル50の一面51側に位置しているのが好ましい。
さらに、図4に示されるように、補強部40の一側には、接合基材30が接合している。接合基材30は化粧単板20に対応した外形を有しており、図1および図2に示されるように、化粧単板20の一面22と接合基材30の一面31とが接合している。接合基材30は、例えば乳白色の材料から形成されている。接合基材30を形成するのに使用される乳白色の材料としては、乳白色のプラスチック材料、例えばポリプロピレン、ポリカーボネート、ABSまたはアクリルなどが選択される。
また、接合基材30は必ずしもこれら乳白色の材料から形成する必要はなく、乳白色ではない他の材料を特定の方法により略乳白色にした後で、当該他の材料から接合基材30を形成するようにしてもよい。乳白色でない材料を略乳白色にする方法としては、例えば透明材料内部に微細粒子からなる光拡散材を混入することが挙げられる。このような場合には、光、つまりエレクトロルミネセンスパネル50からの光が接合基材30内を通過するときに拡散する。従って、例えばエレクトロルミネセンスパネル50が局所的に破損、例えばエレクトロルミネセンスパネル50に開口部58が形成されているような場合であっても、接合基材30によって光を拡散することにより発光ムラの発生を抑えた状態で光を化粧単板20に透過させられる。
また、他の実施形態においては、透明材料からなる接合基材30の表面を荒らすことにより略乳白色の接合部材30を簡易的に形成することもできる。この場合には研掃材を高速投射するショットブラストにより透明材料からなる接合基材30の表面を荒らしてもよく、また、透明材料からなる接合基材30に金型から梨地模様を転写するようにしてもよい。さらに、透明材料からなる接合基材30の化粧単板20側に、光を拡散させることのできる光透過材料からなる光透過基材を配置してもよい。当然のことながら、このような光透過材料から接合基材30を単に形成することも可能である。このような場合にも、エレクトロルミネセンスパネル50からの光が接合部材30によって拡散され、それにより、発光ムラの発生を抑えた状態で光を化粧単板20に透過させられる。なお接合基材30の表面を荒らす場合であって接合基材30と化粧単板20を接着剤により接合する場合には、その接着性をより確実とするために、接合基材30の化粧単板20との接着面となる一面31を平滑面とし、反対側の一面32側の表面を荒らすことが望ましい。
さらに、所定色の透明材料から接合基材30を形成してもよく、または所定色の透明シートを化粧単板20と接合基材30との間に挿入するようにしてもよい。このような場合であっても同様に、エレクトロルミネセンスパネル50からの光を接合基材30内部において拡散させ、それにより、発光ムラの発生を抑えた状態で光を化粧単板20に透過させられる。特に、所定色の透明材料から接合基材30を形成した場合、および所定色の透明シートを使用している場合には、エレクトロルミネセンスパネル50からの本来の光とは異なる色の光を化粧単板20に通過させられ、それにより、新たな装飾効果を得ることも可能となる。また所定色の透明シートを使用する場合、例えば透明シートの周縁部の光透過率を中央部よりも下げることにより、中央から周縁に向かって明るさが徐々に暗くなるという演出することもできる。
接合基材30を設けることは、エレクトロルミネセンスパネル50と接合基材30との間に補強部40が配置されている場合に特に有利である。このような場合には、エレクトロルミネセンスパネル50からの光は細長状部材41、42自体を通過して接合基材30に到達するか、または隣り合う細長状部材41、42の間の隙間を通って接合基材30に到達する。つまり、エレクトロルミネセンスパネル50からの光が接合基材30に到達したときには、光が通過した経路に応じて光の強度が異なっている。しかしながら、光は接合基材30内部を通過するときに拡散するので、光が化粧単板20に到達するときにはこのような光の強度差は解消され、発光ムラが抑えられた光を化粧単板20に到達させられる。従って、補強部40が設けられている場合であっても、エレクトロルミネセンスパネル50からの光は接合基材30内部において拡散されるので、発光ムラが抑えられた状態で光を化粧単板20に透過させられる。つまり、本発明においては、接合基材30が補強部40と化粧単板20との間に配置されているので、補強部40が三次元構造であったとしても、それにより生じる発光ムラを接合基材30において吸収し、光を化粧単板20に均等に到達させることが可能となる。
さらに、本発明においては、エレクトロルミネセンスパネル50の一面51側に化粧単板20が配置される構成であるために、エレクトロルミネセンスパネル50の点灯時にはエレクトロルミネセンスパネル50からの光が化粧単板20越しに見られる。そして、エレクトロルミネセンスパネル50の消灯時には化粧単板20自体を見ることができる。化粧単板20には特定模様が予め備えられているので、エレクトロルミネセンスパネル50の点灯時にはエレクトロルミネセンスパネル50と化粧基板20とによって、照明による装飾機能を生じさせられる。そして、エレクトロルミネセンスパネル50の消灯時においても、特定模様を備えた化粧基材20が装飾機能を果たすので、本発明においては、従来技術で説明したようなファブリックにより形成されうる美観よりも高い美観を生じさせることが可能となる。
本発明の実施形態に基づく装飾装置の分解斜視図である。 図1に示される装飾装置の他の分解斜視図である。 本発明の実施形態に基づく装飾装置の側面図である。 本発明に基づく装飾装置の補強部の斜視図である。
符号の説明
10 透明塗膜
20 化粧単板
30 接合基材
40 補強部
41、42 細長状部材
50 エレクトロルミネセンスパネル
58 開口部
68 柱状部
100 装飾装置

Claims (7)

  1. 化粧基材と、該化粧基材の一方の面側に取り付けられたエレクトロルミネセンスパネルとを具備し、該エレクトロルミネセンスパネルからの光が前記化粧基材を通じて透過するようにしており、
    さらに、前記化粧基材の他方の面を被覆する透明塗膜と、
    前記化粧基材の前記一方の面に接合する透過性の接合基材と、
    細長状の複数のリブから形成された補強部とを具備し、
    前記接合基材は前記エレクトロルミネセンスパネルと前記化粧基材との間に配置されていると共に、前記補強部は前記接合基材と前記エレクトロルミネセンスパネルとの間に配置されている、装飾装置。
  2. 前記接合基材が乳白色の材料から形成されている請求項1に記載の装飾装置。
  3. 前記接合基材は、微細粒子からなる光拡散材が混入された透明材料から形成されている請求項1に記載の装飾装置。
  4. 前記接合基材は透明材料から形成されており、前記接合基材の表面は所定の手法により荒らされている請求項1に記載の装飾装置。
  5. 前記接合基材は所定色の透明材料から形成されている請求項1に記載の装飾装置。
  6. 記化粧基材と前記接合基材との間には、所定色の透明シートが挿入されている請求項1に記載の装飾装置。
  7. 前記補強部が前記エレクトロルミネセンスパネル側に延びる少なくとも一つの柱状部を具備し、前記エレクトロルミネセンスパネルには前記柱状部を受容する少なくとも一つの開口部が形成されており、前記補強部と前記エレクトロルミネセンスパネルとを組付ける際には、前記柱状部の先端が前記エレクトロルミネセンスパネルの前記開口部から突出するようにした請求項1に記載の装飾装置。
JP2004220155A 2004-07-28 2004-07-28 装飾装置 Expired - Fee Related JP4601352B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004220155A JP4601352B2 (ja) 2004-07-28 2004-07-28 装飾装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004220155A JP4601352B2 (ja) 2004-07-28 2004-07-28 装飾装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006039285A JP2006039285A (ja) 2006-02-09
JP4601352B2 true JP4601352B2 (ja) 2010-12-22

Family

ID=35904335

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004220155A Expired - Fee Related JP4601352B2 (ja) 2004-07-28 2004-07-28 装飾装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4601352B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4905105B2 (ja) 2006-04-28 2012-03-28 株式会社豊田自動織機 表示装置
EP1932726A3 (en) 2006-12-13 2009-12-16 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Display device
JP2008174133A (ja) * 2007-01-19 2008-07-31 Ichikoh Ind Ltd 車両用室内照明装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS568182A (en) * 1979-07-03 1981-01-27 Sony Corp Display panel
JPH07108084A (ja) * 1993-10-13 1995-04-25 Daikoku Denki Co Ltd パチンコゲーム機
JPH07198867A (ja) * 1993-12-30 1995-08-01 Citizen Watch Co Ltd 時計用表示板
JPH10206560A (ja) * 1997-01-23 1998-08-07 Casio Comput Co Ltd 化粧部材およびその製造方法並びにその化粧部材を用いた時 計装置
JP2002205500A (ja) * 2000-11-13 2002-07-23 Toyoda Gosei Co Ltd 発光装飾装置
JP2003045644A (ja) * 2001-07-31 2003-02-14 Kawaguchiko Seimitsu Co Ltd エレクトロルミネッセンス

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS568182A (en) * 1979-07-03 1981-01-27 Sony Corp Display panel
JPH07108084A (ja) * 1993-10-13 1995-04-25 Daikoku Denki Co Ltd パチンコゲーム機
JPH07198867A (ja) * 1993-12-30 1995-08-01 Citizen Watch Co Ltd 時計用表示板
JPH10206560A (ja) * 1997-01-23 1998-08-07 Casio Comput Co Ltd 化粧部材およびその製造方法並びにその化粧部材を用いた時 計装置
JP2002205500A (ja) * 2000-11-13 2002-07-23 Toyoda Gosei Co Ltd 発光装飾装置
JP2003045644A (ja) * 2001-07-31 2003-02-14 Kawaguchiko Seimitsu Co Ltd エレクトロルミネッセンス

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006039285A (ja) 2006-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8353602B2 (en) Compartment
US10919447B2 (en) Vehicle decorative component and vehicle decorative component installing method
US10562446B2 (en) Interior trim element for a motor vehicle
US8506141B2 (en) Trim means for a motor vehicle having integrated lighting system
US20170291536A1 (en) Interior trim part of a motor vehicle
US10974644B2 (en) Vehicle seat including illuminated feature
US9889791B2 (en) Illuminated badge for a vehicle
JP2003210308A (ja) フロアマット
US8387257B2 (en) Vehicle interior panel and method to manufacture
JP2009101840A (ja) 車両用照明装置
RU2676180C2 (ru) Система освещения транспортного средства (варианты)
JP4601352B2 (ja) 装飾装置
US9499096B2 (en) Photoluminescent vehicle reading lamp
TWM446122U (zh) 可調控光源之車用門檻發光踏板
JP5578476B2 (ja) 車両用照明装置
JP4578110B2 (ja) 本木イルミネーション
JP2017089374A (ja) 建築物壁面の装飾成形品
CN107810126B (zh) 用于车辆的发光车顶棚
JP2009101841A (ja) 車両用照明装置
US20060272187A1 (en) Lighted wall panel
TR201609277A2 (tr) Işikli gösterge
EP2305457A1 (en) Covering element
CN218805624U (zh) 一种朦胧透光型汽车内饰发光件
KR102439619B1 (ko) 장식판의 교체가 자유로운 모빌리티용 실내장식재
KR102685915B1 (ko) 차량 조명 기구 및 이를 포함하는 차량

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070322

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100617

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100622

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100730

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100831

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100928

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131008

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees