JP4599949B2 - 現像装置、及び、画像形成装置 - Google Patents

現像装置、及び、画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4599949B2
JP4599949B2 JP2004267024A JP2004267024A JP4599949B2 JP 4599949 B2 JP4599949 B2 JP 4599949B2 JP 2004267024 A JP2004267024 A JP 2004267024A JP 2004267024 A JP2004267024 A JP 2004267024A JP 4599949 B2 JP4599949 B2 JP 4599949B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
conductive agent
developing device
toner
developing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004267024A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006084550A (ja
Inventor
克巳 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2004267024A priority Critical patent/JP4599949B2/ja
Priority to US11/221,580 priority patent/US7330684B2/en
Priority to EP05019764A priority patent/EP1635227A3/en
Priority to CNB2005101028626A priority patent/CN100424590C/zh
Publication of JP2006084550A publication Critical patent/JP2006084550A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4599949B2 publication Critical patent/JP4599949B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Description

本発明は、現像装置、画像形成装置、画像形成システム、帯電部材、及び、現像装置の
製造方法に関する。
レーザビームプリンタ等の画像形成装置は、既によく知られている。かかる画像形成装置は、例えば、潜像を担持するための像担持体と、現像剤によって像担持体に担持された潜像を現像する現像装置と、を有している。この画像形成装置は、ホストコンピュータなどの外部装置から画像信号等が送信されると、現像装置を像担持体と対向する現像位置に位置決めし、像担持体に担持された潜像を、現像装置内の現像剤で現像して現像剤像を形成し、当該現像剤像を媒体に転写して、最終的に媒体に画像を形成する。
上記の現像装置は、例えば、現像剤を担持するための現像剤担持体と、前記現像剤担持体に当接して、前記現像剤担持体に担持された現像剤を帯電するための帯電部材と、を有する。
特開2000−214659号公報
上記の帯電部材は、導電性を有するために、導電剤を含む。そして、現像剤担持体に担持されている現像剤を所望の帯電量に帯電させるためには、帯電部材中に、全体として十分な量の導電剤が分散されている必要がある。
一方、帯電部材の、現像剤担持体への当接部分に着目すると、現像装置の使用が進むにつれて、現像剤担持体に当接している表面が削れてしまい、導電剤が露出する。かかる場合に、現像剤が露出した導電剤と接触することにより、現像剤の帯電量の低下が促進される。そして、現像剤の帯電量が低下しすぎると、帯電量の小さな現像剤が現像剤担持体に担持されてしまい、かぶりが発生する恐れがある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、かぶりの発生を抑えることである。
前記課題を解決するために、主たる本発明は、現像剤を担持するための現像剤担持体と、前記現像剤担持体に担持された前記現像剤を帯電するための導電剤を含む帯電部材と、を備え、前記帯電部材は、前記導電剤の密度が大きな第一層導電剤密集部と、前記導電剤の密度が前記第一層導電剤密集部よりも小さな第一層導電剤非密集部と、を有する第一層と、前記第一層から見て前記現像剤担持体とは反対側で前記第一層に接しており、前記第一層よりも前記導電剤の密度が大きい第二層と、を有し、前記第一層導電剤密集部が、前記現像剤担持体に当接されることを特徴とする現像装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本明細書及び添付図面の記載により少なくとも次のことが明らかにされる。
現像剤を担持するための現像剤担持体と、前記現像剤担持体に当接し、導電剤を含む第一層と、前記第一層から見て前記現像剤担持体とは反対側に位置し、その密度が前記第一層に含まれている導電剤の密度より大きい導電剤、を含む第二層と、を備え、前記現像剤担持体に担持された現像剤を帯電するための帯電部材と、を有することを特徴とする現像装置。
このような現像装置によれば、現像剤担持体に担持された現像剤を適切に帯電させることができるから、かぶりの発生を抑えることが可能となる。
また、かかる現像装置であって、前記帯電部材は、該帯電部材の材料を内壁を有する中空の型に流し込み、該型を回転させて該帯電部材を成形する遠心成形法、により成形されることとしてもよい。
かかる場合には、簡易に、帯電部材を得ることが可能となる。
また、かかる現像装置であって、前記帯電部材を前記遠心成形法により成形する際には、前記第一層の材料を前記型に流し込んで該型を回転させ、その後、前記第二層の材料を前記型に流し込んで該型を回転させることとしてもよい。
かかる場合には、第一層の、現像剤担持体に当接する面の近傍にて、導電剤が均一に分散しているから、現像剤担持体に担持された現像剤を均一に帯電させることが可能となり、スジの発生を抑えることが可能となる。
また、かかる現像装置であって、前記導電剤は、カーボンブラックであることとしてもよい。
カーボンブラックは、コストメリットが高く、さらに、環境の変化があっても導電性を適切に維持することが可能となる。
また、かかる現像装置であって、前記第一層は、イオン導電剤を含むこととしてもよい。
かかる場合には、導電剤(イオン導電剤を除く)の量を少なくすることができるから、露出する導電剤の量が減り、現像剤担持体に担持された現像剤の帯電量の低下を有効に防止できる。そのため、第一層がイオン導電剤を含む場合には、有効に、かぶりの発生を抑えることが可能となる。
また、現像剤を担持するための現像剤担持体と、前記現像剤担持体に当接し、導電剤を含む第一層と、前記第一層から見て前記現像剤担持体とは反対側に位置し、その密度が前記第一層に含まれている導電剤の密度より大きい導電剤、を含む第二層と、を備え、前記現像剤担持体に担持された現像剤を帯電するための帯電部材と、を有し、
前記帯電部材は、該帯電部材の材料を内壁を有する中空の型に流し込み、該型を回転させて該帯電部材を成形する遠心成形法、により成形され、
前記帯電部材を前記遠心成形法により成形する際には、前記第一層の材料を前記型に流し込んで該型を回転させ、その後、前記第二層の材料を前記型に流し込んで該型を回転させ、
前記導電剤は、カーボンブラックであり、
前記第一層は、イオン導電剤を含むことを特徴とする現像装置。
このような現像装置によれば、かぶりの発生を抑えることが可能という効果、が最も有効に奏される。
さらに、潜像を担持するための像担持体、及び、前記像担持体に担持された潜像を現像するための現像装置であって、現像剤を担持するための現像剤担持体と、前記現像剤担持体に当接し、導電剤を含む第一層と、前記第一層から見て前記現像剤担持体とは反対側に位置し、その密度が前記第一層に含まれている導電剤の密度より大きい導電剤、を含む第二層と、を備え、前記現像剤担持体に担持された現像剤を帯電するための帯電部材と、を有する現像装置、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
このような画像形成装置によれば、かぶりの発生を抑えることが可能となり、従来よりも優れた画像形成装置を実現することが可能となる。
さらに、コンピュータ、並びに、このコンピュータに接続可能な画像形成装置であって、潜像を担持するための像担持体、及び、前記像担持体に担持された潜像を現像するための現像装置であって、現像剤を担持するための現像剤担持体と、前記現像剤担持体に当接し、導電剤を含む第一層と、前記第一層から見て前記現像剤担持体とは反対側に位置し、その密度が前記第一層に含まれている導電剤の密度より大きい導電剤、を含む第二層と、を備え、前記現像剤担持体に担持された現像剤を帯電するための帯電部材と、を有する現像装置、を備えた画像形成装置、を具備したことを特徴とする画像形成システム。
このような画像形成システムによれば、かぶりの発生を抑えることが可能となり、従来よりも優れた画像形成システムを実現することが可能となる。
さらに、現像剤担持体に担持された現像剤を帯電するための帯電部材であって、前記現像剤担持体に当接し、導電剤を含む第一層と、前記第一層から見て前記現像剤担持体とは反対側に位置し、その密度が前記第一層に含まれている導電剤の密度より大きい導電剤、を含む第二層と、を有することを特徴とする帯電部材。
このような帯電部材によれば、かぶりの発生を抑えることが可能となる。
さらに、現像剤を担持するための現像剤担持体、及び、導電剤を含む第一層と、その密度が前記第一層に含まれている導電剤の密度より大きい導電剤、を含む第二層と、を備え、前記現像剤担持体に担持された現像剤を帯電するための帯電部材、を備えた現像装置の製造方法であって、前記第一層の材料を内壁を有する中空の型に流し込んで該型を回転させ、その後、前記第二層の材料を前記型に流し込んで該型を回転させて、遠心成形法により前記帯電部材を成形するステップと、前記遠心成形法により成形された前記帯電部材の前記第一層を前記現像剤担持体に当接させ、かつ、前記帯電部材の前記第二層を前記第一層から見て前記現像剤担持体とは反対側に位置させるステップと、を有することを特徴とする現像装置の製造方法。
このような現像装置の製造方法によれば、かぶりの発生を抑えるとともに、スジの発生を抑えることが可能となる。
===画像形成装置の概要===
次に、図1を用いて、画像形成装置としてレーザビームプリンタ(以下、プリンタともいう)10を例にとって、その概要について説明する。図1は、プリンタ10を構成する主要構成要素を示した図である。なお、図1には、矢印にて上下方向を示しており、例えば、給紙トレイ92は、プリンタ10の下部に配置されており、定着ユニット90は、プリンタ10の上部に配置されている。
本実施の形態に係るプリンタ10は、図1に示すように、像担持体の一例としての感光体20の回転方向に沿って、帯電ユニット30、露光ユニット40、現像器保持ユニット50、一次転写ユニット60、中間転写体70、クリーニングユニット75を有し、さらに、二次転写ユニット80、定着ユニット90、ユーザへの報知手段をなし液晶パネルでなる表示ユニット95、及び、これらのユニット等を制御しプリンタとしての動作を司る制御ユニット100を有している。
感光体20は、円筒状の導電性基材とその外周面に形成された感光層を有し、中心軸を中心に回転可能であり、本実施の形態においては、図1中の矢印で示すように時計回りに回転する。
帯電ユニット30は、感光体20を帯電するための装置であり、露光ユニット40は、レーザを照射することによって帯電された感光体20上に潜像を形成する装置である。この露光ユニット40は、半導体レーザ、ポリゴンミラー、F−θレンズ等を有しており、パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ等の不図示のホストコンピュータから入力された画像信号に基づいて、変調されたレーザを帯電された感光体20上に照射する。
現像器保持ユニット50は、感光体20上に形成された潜像を、現像器に収容された現像剤の一例としてのトナーT、すなわち、ブラック現像器51に収容されたブラック(K)トナー、マゼンタ現像器53に収容されたマゼンタ(M)トナー、シアン現像器52に収容されたシアン(C)トナー、及び、イエロー現像器54に収容されたイエロー(Y)トナーを用いて現像するための装置である。
この現像器保持ユニット50は、現像装置の一例としての前記4つの現像器51、52、53、54が装着された状態で回転することにより、前記4つの現像器51、52、53、54の位置を動かすことを可能としている。すなわち、この現像器保持ユニット50は、前記4つの現像器51、52、53、54を4つの着脱部50a、50b、50c、50dにより保持しており、前記4つの現像器51、52、53、54は、回転軸50eを中心として、それらの相対位置を維持したまま回転可能となっている。そして、1ページ分の画像形成が終了する毎に選択的に感光体20に対向し、それぞれの現像器51、52、53、54に収容されたトナーTにて、感光体20上に形成された潜像を順次現像する。なお、前述した4つの現像器51,52,53,54の各々は、現像器保持ユニット50の前記着脱部に対して着脱可能となっている。また、各現像器の詳細については後述する。
一次転写ユニット60は、感光体20に形成された単色トナー像を中間転写体70に転写するための装置であり、4色のトナーが順次重ねて転写されると、中間転写体70にフルカラートナー像が形成される。この中間転写体70は、PETフィルムの表面にアルミ蒸着層を設けさらにその表層に半導電塗料を形成、積層したエンドレスのベルトであり、感光体20とほぼ同じ周速度にて回転駆動される。二次転写ユニット80は、中間転写体70上に形成された単色トナー像やフルカラートナー像を紙、フィルム、布等の媒体に転写するための装置である。
定着ユニット90は、媒体上に転写された単色トナー像やフルカラートナー像を媒体に融着させて永久像とするための装置である。クリーニングユニット75は、一次転写ユニット60と帯電ユニット30との間に設けられ、感光体20の表面に当接されたゴム製のクリーニングブレード76を有し、一次転写ユニット60によって中間転写体70上にトナー像が転写された後に、感光体20上に残存するトナーTをクリーニングブレード76により掻き落として除去するための装置である。
制御ユニット100は、図2に示すようにコントローラ部101と、ユニット制御部102とで構成され、コントローラ部101には画像信号及び制御信号が入力され、この画像信号及び制御信号に基づく指令に応じてユニット制御部102が前記各ユニット等を制御して画像を形成する。
次に、このように構成されたプリンタ10の動作について説明する。
まず、不図示のホストコンピュータからの画像信号及び制御信号がインターフェイス(I/F)112を介してプリンタ10のコントローラ部101に入力されると、このコントローラ部101からの指令に基づくユニット制御部102の制御により感光体20、現像ローラ、及び、中間転写体70が回転する。感光体20は、回転しながら、帯電位置において帯電ユニット30により順次帯電される。
感光体20の帯電された領域は、感光体20の回転に伴って露光位置に至り、露光ユニット40によって、第1色目、例えばイエローYの画像情報に応じた潜像が該領域に形成される。また、現像器保持ユニット50は、イエロー(Y)トナーを収容したイエロー現像器54が、感光体20に対向した現像位置に位置している。感光体20上に形成された潜像は、感光体20の回転に伴って現像位置に至り、イエロー現像器54によってイエロートナーで現像される。これにより、感光体20上にイエロートナー像が形成される。
感光体20上に形成されたイエロートナー像は、感光体20の回転に伴って一次転写位置に至り、一次転写ユニット60によって、中間転写体70に転写される。この際、一次転写ユニット60には、トナーTの帯電極性とは逆の極性の一次転写電圧が印加される。なお、この間、感光体20と中間転写体70とは接触しており、また、二次転写ユニット80は、中間転写体70から離間している。
上記の処理が、第2色目、第3色目、及び、第4色目について、各々の現像器毎に順次実行されることにより、各画像信号に対応した4色のトナー像が、中間転写体70に重なり合って転写される。これにより、中間転写体70上にはフルカラートナー像が形成される。
中間転写体70上に形成されたフルカラートナー像は、中間転写体70の回転に伴って二次転写位置に至り、二次転写ユニット80によって媒体に転写される。なお、媒体は、給紙トレイ92から、給紙ローラ94、レジローラ96を介して二次転写ユニット80へ搬送される。また、転写動作を行う際、二次転写ユニット80は中間転写体70に押圧されるとともに二次転写電圧が印加される。
媒体に転写されたフルカラートナー像は、定着ユニット90によって加熱加圧されて媒体に融着される。一方、感光体20は一次転写位置を経過した後に、クリーニングユニット75に支持されたクリーニングブレード76によって、その表面に付着しているトナーTが掻き落とされ、次の潜像を形成するための帯電に備える。掻き落とされたトナーTは、クリーニングユニット75が備える残存トナー回収部に回収される。
===制御ユニットの概要===
次に、制御ユニット100の構成について図2を参照しつつ説明する。制御ユニット100のコントローラ部101は、インターフェイス112を介してホストコンピュータと接続され、このホストコンピュータから入力された画像信号を記憶するための画像メモリ113を備えている。ユニット制御部102は、装置本体の各ユニット(帯電ユニット30、露光ユニット40、現像器保持ユニット50、一次転写ユニット60、クリーニングユニット75、二次転写ユニット80、定着ユニット90、表示ユニット95)と電気的に接続され、それらが備えるセンサからの信号を受信することによって、各ユニットの状態を検出しつつ、コントローラ部101から入力される信号に基づいて、各ユニットを制御する。
===現像器の構成例===
次に、図3、図4、図5A、図5Bを用いて、現像器の構成例について説明する。図3は、現像器の概念図である。図4は現像器の主要構成要素を示した断面図である。図5Aは、規制ブレード560周辺を示した模式図である。図5Bは、第一層561と第二層562との境界部(図5AのA部に対応)を示した模式図である。なお、図4に示す断面図は、図3に示す長手方向に垂直な面で現像装置を切り取った断面を表したものである。また、図4においては、図1同様、矢印にて上下方向を示しており、例えば、現像ローラ510の中心軸は、感光体20の中心軸よりも下方にある。また、図4では、イエロー現像器54が、感光体20と対向する現像位置に位置している状態を示している。
現像器保持ユニット50には、ブラック(K)トナーを収容したブラック現像器51、マゼンタ(M)トナーを収容したマゼンタ現像器53、シアン(C)トナーを収容したシアン現像器52、及び、イエロー(Y)トナーを収容したイエロー現像器54が設けられているが、各現像器の構成は同様であるので、以下、イエロー現像器54について説明する。
イエロー現像器54は、現像剤担持体の一例としての現像ローラ510、シール部材520、トナー収容部530、ハウジング540、トナー供給ローラ550、帯電部材の一例としての規制ブレード560等を有している。
現像ローラ510は、トナーTを担持して感光体20と対向する現像位置に搬送する。この現像ローラ510は、金属製であり、5056アルミ合金や6063アルミ合金等のアルミ合金、STKM等の鉄合金等により製造されており、必要に応じて、ニッケルメッキ、クロムメッキ等が施されている。
また、現像ローラ510は、図3に示すとおり、その長手方向両端部で支持されており、中心軸を中心として回転可能である。図4に示すように、現像ローラ510は、感光体20の回転方向(図4において時計方向)と逆の方向(図4において反時計方向)に回転する。その中心軸は、感光体20の中心軸よりも下方にある。
また、図4に示すように、イエロー現像器54が感光体20と対向している状態では、現像ローラ510と感光体20との間には空隙が存在する。すなわち、イエロー現像器54は、感光体20上に形成された潜像を非接触状態で現像する。
また、感光体20上に形成された潜像を現像する際には、現像器保持ユニット駆動制御回路に設けられた現像バイアス発生装置126(図2参照)により、現像ローラ510に、直流電圧に交流電圧を重畳した電圧である現像バイアスが印加され、現像ローラ510と感光体20との間に交番電界が形成される。すなわち、本実施の形態においては、感光体20に担持された潜像を、ジャンピング現像方式を用いて現像する。なお、現像器保持ユニット駆動制御回路には、現像バイアスのオンオフの制御や適切な現像バイアス値の設定を行う役割を果たす現像バイアス制御回路125が設けられている。
シール部材520は、イエロー現像器54内のトナーTが器外に漏れることを防止するとともに、現像位置を通過した現像ローラ510上のトナーTを、掻き落とすことなく現像器内に回収する。このシール部材520は、ポリエチレンフィルム等からなるシールである。シール部材520は、シール支持板金522によって支持されており、シール支持板金522を介してハウジング540に取り付けられている。また、シール部材520の現像ローラ510側とは逆側には、モルトプレーン等からなるシール付勢部材524が設けられており、シール部材520は、シール付勢部材524の弾性力によって、現像ローラ510に押しつけられている。なお、シール部材520が現像ローラ510に当接する当接位置は、現像ローラ510の中心軸よりも上方である。
ハウジング540は、一体成型された複数のハウジング部、すなわち、上ハウジング部542と下ハウジング部544、とを溶着して製造されたものであり、その内部に、トナーTを収容するためのトナー収容部530が形成されている。トナー収容部530は、内壁から内方へ(図4の上下方向)突出させたトナーTを仕切るための仕切り壁545により、二つのトナー収容部、すなわち、第一トナー収容部530aと第二トナー収容部530bと、に分けられている。そして、第一トナー収容部530aと第二トナー収容部530bとは、上部が連通され、図4に示す状態で、仕切り壁545によりトナーTの移動が規制されている。
しかしながら、現像器保持ユニット50が回転する際には、第一トナー収容部530aと第二トナー収容部530bとに収容されていたトナーが、現像位置における上部側の連通している部位側に一旦集められ、図4に示す状態に戻るときには、それらのトナーが混合されて第一トナー収容部530a及び第二トナー収容部530bに戻されることになる。すなわち、現像器保持ユニット50が回転することにより現像器内のトナーTは適切に撹拌されることになる。
このため、本実施の形態では、トナー収容部530に攪拌部材を設けていないが、トナー収容部530に収容されたトナーTを攪拌するための攪拌部材を設けてもよい。また、図4に示すように、ハウジング540(すなわち、第一トナー収容部530a)は下部に開口572を有しており、現像ローラ510が、この開口572に臨ませて設けられている。
トナー供給ローラ550は、前述した第一トナー収容部530aに設けられ、当該第一トナー収容部530aに収容されたトナーTを現像ローラ510に供給するとともに、現像後に現像ローラ510に残存しているトナーTを、現像ローラ510から剥ぎ取る。このトナー供給ローラ550は、ポリウレタンフォーム等からなり、弾性変形された状態で現像ローラ510に当接している。
トナー供給ローラ550は、第一トナー収容部530aの下部に配置されており、第一トナー収容部530aに収容されたトナーTは、該第一トナー収容部530aの下部にてトナー供給ローラ550によって現像ローラ510に供給される。トナー供給ローラ550は、中心軸を中心として回転可能であり、その中心軸は、現像ローラ510の回転中心軸よりも下方にある。また、トナー供給ローラ550は、現像ローラ510の回転方向(図4において反時計方向)と逆の方向(図4において時計方向)に回転する。
規制ブレード560は、現像ローラ510に担持されたトナーTに電荷を付与することによって該トナーTを帯電させ、また、現像ローラ510に担持されたトナーTの層厚を規制する。この規制ブレード560は、該規制ブレード560の材料を、内壁を有する中空の型に流し込み、該型を回転させて規制ブレード560を成形する遠心成形法、により成形されたものである。なお、遠心成形法の詳細については、後述する。
また、規制ブレード560は、規制ブレード560の母材である高分子弾性体Eに導電剤を分散させたものであり、導電性を有している。高分子弾性体Eとしては、各種エラストマー、ポリウレタンやシリコンゴム、その他のゴム材を挙げることができる。また、導電剤として、本実施の形態においては、カーボンブラックCB(図5A及び図5B中の黒点)を用いている。
また、規制ブレード560は、現像ローラ510に当接し、カーボンブラックCBを含む第一層561と、該第一層561から見て現像ローラ510とは反対側に位置し、カーボンブラックCBを含む第二層562と、を備えている。なお、第一層561の母材と第二層562の母材とには、それぞれ同一の高分子弾性体Eが用いられている。
ここで、第二層562に含まれているカーボンブラックCBの密度は、第一層561に含まれているカーボンブラックCBの密度より大きい。カーボンブラックCBの密度が大きい程、第一層561及び第二層562の抵抗値が小さくなる。そのため、本実施形態において、第一層561の抵抗値は、例えば1.0×10(Ω)であり、第二層562の抵抗値は、例えば1.0×10(Ω)である。
また、第一層561は、カーボンブラックCBに加えて、高分子弾性体E中にイオン導電剤(不図示)を含んでいる。一方、第二層562は、イオン導電剤を含まない。ここで、イオン導電剤としては、テトラエチルアンモニウム、テトラブチルアンモニウム等を挙げることができる。
また、第一層561の厚みは第二層562の厚みより小さく、本実施形態において、第一層561の厚みは0.5(mm)であり、第二層562の厚みは1.5(mm)である。
規制ブレード560(第二層エアー面562b(後述))は、金属製のブレード支持薄板565に支持されている。ブレード支持薄板565は、リン青銅、ステンレス等のバネ性を有する薄板である。ブレード支持薄板565は、その一端部が支持板金568に支持された状態で、支持板金568を介してハウジング540に取付けられている。また、規制ブレード560の現像ローラ510側とは逆側には、モルトプレーン等からなるブレード裏部材570が設けられている。
ここで、ブレード支持薄板565の撓みによる弾性力によって、規制ブレード560が現像ローラ510に押しつけられている。また、ブレード裏部材570は、ブレード支持薄板565とハウジング540との間にトナーTが入り込むことを防止して、ブレード支持薄板565の撓みによる弾性力を安定させるとともに、規制ブレード560の真裏から規制ブレード560を現像ローラ510の方向へ付勢することによって、規制ブレード560を現像ローラ510に押しつけている。したがって、ブレード裏部材570は、規制ブレード560の現像ローラ510への均一当接性を向上させている。
規制ブレード560(第一層561)の、支持板金568に支持されている側とは逆側の端、すなわち、先端は、現像ローラ510に接触しておらず、該先端から所定距離だけ離れた部分が、現像ローラ510に幅を持って接触している。すなわち、規制ブレード560(第一層561)は、現像ローラ510にエッジにて当接しておらず、腹当たりにて当接している。また、規制ブレード560は、その先端が現像ローラ510の回転方向の上流側に向くように配置されており、いわゆるカウンタ当接している。なお、規制ブレード560(第一層561)が現像ローラ510に当接する当接位置は、現像ローラ510の中心軸よりも下方であり、かつ、トナー供給ローラ550の中心軸よりも下方である。
また、規制ブレード560には、その電位が現像ローラ510の電位と同電位となるように、現像バイアス発生装置126(図2参照)から、ブレード支持薄板565を介して電圧が印加されている。
このように構成されたイエロー現像器54において、トナー供給ローラ550がトナー収容部530に収容されているトナーTを現像ローラ510に供給する。現像ローラ510に供給されたトナーTは、現像ローラ510の回転に伴って、規制ブレード560の当接位置に至り、該当接位置を通過する際に、電荷が付与されるとともに、層厚が規制される。帯電された現像ローラ510上のトナーTは、現像ローラ510のさらなる回転によって、感光体20に対向する現像位置に至り、該現像位置にて交番電界下で感光体20上に形成された潜像の現像に供される。現像ローラ510のさらなる回転によって現像位置を通過した現像ローラ510上のトナーTは、シール部材520を通過して、シール部材520によって掻き落とされることなく現像装置内に回収される。さらに、未だ現像ローラ510に残存しているトナーTは、前記トナー供給ローラ550によって剥ぎ取られうる。
===規制ブレード560の製造例===
前述したように、規制ブレード560は、該規制ブレード560の材料(母材、導電剤等)を、内壁を有する中空の型に流し込み、該型を回転させて規制ブレード560を成形する遠心成形法、により成形される。ここで、規制ブレード560が第一層561と第二層562とを有しているため、該規制ブレード560を遠心成形法により成形する際には、第一層561の材料を前記型に流し込んで該型を回転させ、その後、第二層562の材料を前記型に流し込んで該型を回転させる。以下において、遠心成形法による、規制ブレード560の製造例について説明する。
まず、遠心成形法に用いられる遠心成形機について、図6を用いて説明する。図6は、規制ブレード560の製造装置である遠心成形機の一例を示した図である。図6に示すように、この遠心成形機は、モータ921により回転駆動される回転軸922の一端に底部の中央部が固定された円筒型923を有する。なお、円筒型923の内壁923aの面は、研磨等により、鏡面になっている。また、円筒型923は、箱形の加熱ジャケット924内に保持され、加熱ジャケット924の開口は蓋925で塞がれるようになっている。また、加熱ジャケット924の外周には、加熱用流体を流すための加熱用通路926が設けられ、その外側は保温層927で覆われている。なお、上記の円筒型923が、「中空の型」の一例である。
続いて、上記の遠心成形機による規制ブレード560の製造例について、図7A及び図7Bを用いて説明する。図7Aは、第一層561が成形された状態を示した模式図である。図7Bは、第一層561及び第二層562が成形された状態を示した模式図である。なお、図7A及び図7Bは、図6のB部を拡大した図でもある。
まず、図7Aに示すように、第一層561を成形する。具体的には、円筒型923内に、第一層561の材料(高分子弾性体、カーボンブラックCB、及び、イオン導電剤を混合した材料)を流し込んで、該円筒型923を回転させる。すると、第一層561の材料が内壁923aの面にへばりついた後、該材料が硬化する。こうして、内壁923aの面に沿った円筒状の第一層561が形成される。
なお、第一層561を成形する際には、以下の現象が発生する。すなわち、円筒型923の回転による遠心力によって、カーボンブラックCBが、円筒型923の内壁923aの面側へ移動する。そのため、円筒型923の内壁923aの面に対向する型対向面561a側にいくほどカーボンブラックCBの分布密度が大きくなり、該型対向面561aとは反対側の第一層エアー面561b側で該分布密度が十分に小さいか又はカーボンブラックCBがほとんど存在しなくなる。以下において、説明の便宜上、型対向面561a側の、カーボンブラックCBの分布密度が大きい部分を密集部Iと、第一層エアー面561b側の、カーボンブラックCBの分布密度が小さいか又はカーボンブラックCBがほとんど存在しない部分を非密集部IIと、呼ぶ。
一方、イオン導電剤は、カーボンブラックCBに比べて、比較的均一に分散しており、非密集部IIにも存在する。また、前述したように、内壁923aの面が鏡面になっているから、型対向面561aは平滑状態になっている。
次に、第一層561が硬化した後に、図7Bに示すように、第一層561の内側に第二層562を成形する。具体的には、円筒型923内に、第二層562の材料(高分子弾性体とカーボンブラックCBとを混合した材料)を流し込んで、該円筒型923を回転させる。すると、第二層562の材料が第一層エアー面561bにへばりついた後、該材料が硬化する。こうして、内壁923aの面に沿った第一層561及び第二層562が形成される。ここで、第二層562に含まれるカーボンブラックの密度が、第一層561に含まれているカーボンブラックの密度より大きくなるように、円筒型923内に、所定量のカーボンブラックが流し込まれる。
なお、第二層562を成形する際には、以下の現象が発生する。すなわち、円筒型923の回転による遠心力によって、カーボンブラックCBが第一層エアー面561b側へ移動する。そのため、第一層エアー面561bと接触する接触面562a側にいくほどカーボンブラックCBの分布密度が大きくなり、該接触面562aとは反対側の第二層エアー面562b側で該分布密度が十分に小さいか又はカーボンブラックCBがほとんど存在しなくなる。以下において、説明の便宜上、第一層561の場合と同様に、接触面562a側の、カーボンブラックCBの分布密度が大きい部分を密集部Iと、第二層エアー面562b側の、カーボンブラックCBの分布密度が小さいか又はカーボンブラックCBがほとんど存在しない部分を非密集部IIと、呼ぶ。
次に、円筒型923の回転を停止したのち、円筒状の第一層561及び第二層562を取り出して切断することによってシート状にする。そして、シート状の第一層561及び第二層562を所望の大きさに裁断することによって、規制ブレード560を得ることが可能となる。なお、円筒型923に流し込む材料の量で、第一層561及び第二層562の厚みをコントロールすることができる。
ここで、前述した密集部I及び非密集部IIについて説明を加える。第一層561及び第二層562において、非密集部IIの厚みは、密集部Iの厚みより十分小さく、例えば、第一層561の非密集部IIの厚みは、約100(μm)となる。また、第一層561の非密集部IIの厚みは、第二層562の非密集部IIの厚みより小さくなる。また、密集部Iと非密集部IIとの境界(図5A等中の波線が境界を示している)では、カーボンブラックCBが不均一に分散することとなる(図5B参照)。
なお、本実施形態においては、第一層561の密集部Iの型対向面561aが、現像ローラ510に当接することとなる。
===第一層561と第二層562とを備えた規制ブレード560の働き===
上述したように、規制ブレード560は、現像ローラ510に当接し、導電剤(例えば、カーボンブラックCB)を含む第一層561と、第一層561から見て現像ローラ510とは反対側に位置し、その密度が第一層561に含まれている導電剤の密度より大きい導電剤、を含む第二層562と、を備えている。これにより、かぶりの発生を抑えることが可能となる。以下において詳細に説明する。
規制ブレード560は、導電性を有するために、導電剤を含む。そして、現像ローラ510に担持されているトナーTを所望の帯電量に帯電させるためには、規制ブレード560中に、全体として十分な量の導電剤が分散されている必要がある。
一方、規制ブレード560の、現像ローラ510への当接部分に着目すると、現像器51、52、53、54の使用が進むにつれて、現像ローラ510の回転による摩擦等により、現像ローラ510に当接している表面が削れてしまい、導電剤が露出する。かかる場合に、トナーTが露出した導電剤と接触することにより、該トナーTの帯電量の低下が促進される。そして、現像ローラ510に担持されたトナーTの帯電量が低下しすぎると、本来なら感光体20に担持されない筈の帯電量の小さなトナーTが感光体20に担持されていまい、結果として、かぶりが発生する恐れがある。さらに、かぶりが発生した場合には、画像の品質の低下を招くこととなる。
本実施形態に係る規制ブレード560は、図5Aに示すように、現像ローラ510に当接している第一層561と、該第一層561から見て現像ローラ510とは反対側に位置している第二層562と、を備えている。そして、第一層561に含まれている導電剤の密度は、第二層562に含まれている導電剤の密度より小さい。
かかる場合には、第一層561と第二層562との二つの層に分けて、現像ローラ510に当接する第一層561に含まれている導電剤の密度を小さくするから、現像ローラ510に当接している第一層561の表面が削れても、導電剤が露出する可能性が低下する。そのため、本実施形態においては、導電剤の露出によるトナーTの帯電量の低下を抑えることが可能となる。一方で、第一層561に含まれている導電剤の密度のみを小さくするから、全体として十分な量の導電剤を確保することが可能となる。
これにより、規制ブレード560が上述の第一層561と第二層562とを備えた場合には、全体として十分な量の導電剤を確保しつつ、現像ローラ510に担持されたトナーTを適切に帯電させることができるから、本来なら感光体20に担持されない筈の帯電量の小さいトナーTが感光体20に担持されることを防止でき、結果として、かぶりの発生を抑えることが可能となる。
===その他の実施形態===
以上、上記実施の形態に基づき本発明に係る画像形成装置等を説明したが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
本発明は、トナーT(現像剤)を担持するための現像ローラ510(現像剤担持体)と、現像ローラ510に当接し、導電剤を含む第一層561と、前記第一層561から見て現像ローラ510とは反対側に位置し、その密度が第一層561に含まれている導電剤の密度より大きい導電剤、を含む第二層562と、を備え、現像ローラ510に担持されたトナーTを帯電するための規制ブレード560(帯電部材)と、を有する現像器51、52、53、54(現像装置)に関するものである。
なお、上記実施の形態において、画像形成装置として中間転写型のフルカラーレーザビームプリンタを例にとって説明したが、本発明は、中間転写型以外のフルカラーレーザビームプリンタ、モノクロレーザビームプリンタ、複写機、ファクシミリなど、各種の画像形成装置に適用可能である。
なお、上記実施の形態において、ロータリー方式の現像器を備えた画像形成装置を例に説明したが、これに限定されるものではない。例えば、タンデム方式の現像器を備えた画像形成装置にも、本発明を適用することができる。
なお、上記実施の形態において、像担持体である感光体は、円筒状の導電性基材の外周面に感光層を設けた構成として説明したが、これに限定されるものではない。例えば、ベルト状の導電性基材の表面に感光層を設けて構成した、いわゆる感光ベルトであってもよい。
なお、上記実施の形態において、現像剤担持体は、金属製の現像ローラ510であることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、現像剤担持体は、樹脂製のベルト状の基材からなる現像ベルトであってもよい。
さらに、上記実施の形態において、図6に示すように、規制ブレード560は、規制ブレード560の材料(母材等)を、内壁923aを有する円筒型923(中空の型)に流し込み、該円筒型923を回転させて該規制ブレード560を成形する遠心成形法、により成形されることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、規制ブレード560は、遠心成形法以外の方法で成形されることとしてもよい。
ただし、規制ブレード560が遠心成形法により成形されている場合には、簡易に、規制ブレード560を得ることが可能となる。従って、上記実施の形態の方がより望ましい。
また、上記実施の形態において、規制ブレード560の母材として高分子弾性体が用いられたが、可撓性の材料が用いられてもよい。なお、この可撓性の材料としては、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、その他の有機材料が挙げられる。
さらに、上記実施の形態において、図7A及び図7Bに示すように、規制ブレード560を遠心成形法により成形する際には、第一層561の材料(高分子弾性体、カーボンブラック、イオン導電剤を混合した材料)を円筒型923に流し込んで該円筒型923を回転させ(すなわち、第一層561を成形し)、その後、第二層562の材料(高分子弾性体、カーボンブラックを混合した材料)を円筒型923に流し込んで該円筒型923を回転させる(すなわち、第二層562を成形する)こととした。かかる場合には、図5Aに示すように、第一層561の型対向面561aが、現像ローラ510に当接することとなる。以下、このように成形された規制ブレード560を第一実施例の規制ブレード560とも呼ぶ。
しかし、上記に限定されるものではない。例えば、図8に示すように、規制ブレード560を遠心成形法により成形する際には、第二層562の材料を円筒型923に流し込んで該円筒型923を回転させ、その後、第一層561の材料を円筒型923に流し込んで該円筒型923を回転させることとしてもよい。かかる場合には、図9に示すように、第一層561の非密集部II側の第一層エアー面561bが、現像ローラ510に当接することとなる。なお、図8は、第二実施例の規制ブレード560が成形された状態を示した図である。図9は、図8に示す第二実施例の規制ブレード560を現像ローラ510に当接させた状態を示した図である。
ただし、導電剤が不均一に分散している場合には、規制ブレード560の抵抗値が不均一になる。そして、現像ローラ510に当接する面側にて導電剤が不均一に分散している場合には、該面近傍にて抵抗値がばらつくことにより、トナーTの帯電量が不均一になり易い。かかる場合には、帯電量が不均一なトナーTを用いて感光体20に形成されたトナー像中に、スジ(感光体20に回転方向に沿ったスジ)が発生する恐れがある。ところで、型対向面561a近傍では、導電剤が均一に分散している。そのため、型対向面561aが現像ローラ510に当接する第一実施例の規制ブレード560を用いた場合には、現像ローラ510に担持されたトナーTを適切に帯電させることが可能となり、スジの発生を抑えることが可能となる。従って、上記実施の形態の方がより望ましい。
また、図10に示すように、第一層561と第二層562とを別々に遠心成形法により成形し、第一層561と第二層562とを接着させることとしてもよい。なお、図10は、第三実施例の規制ブレード560を示した図である。
また、現像器51、52、53、54を製造する際に、図11に示す工程、すなわち、第一層561の材料を円筒型923に流し込んで該円筒型923を回転させ、その後、第二層562の材料を円筒型923に流し込んで該円筒型923を回転させて、遠心成形法により規制ブレード560を成形して(ステップs202)、該遠心成形法により成形された規制ブレード560の第一層561を現像ローラ510に当接させ、第二層562を第一層561から見て現像ローラ510とは反対側に位置させる(ステップs204)場合には、かぶりの発生を抑えるとともに、スジの発生を抑えることが可能となる。なお、図11は、現像器51、52、53、54の製造方法を説明するためのフローチャートである。
さらに、上記実施の形態において、図5Aに示すように、導電剤は、カーボンブラックCBであることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、導電剤は、金属粉や金属酸化物等導電性を有するものであることとしてもよい。
ただし、カーボンブラックCBは、コストメリットが高く、さらに、環境の変化があっても導電性を適切に維持することが可能となる。従って、上記実施の形態の方がより望ましい。
さらに、上記実施の形態において、第一層561は、イオン導電剤を含むこととしたが、これに限定されるものではない。例えば、第一層561は、イオン導電剤を含まないこととしてもよい。
ただし、第一層561がカーボンブラックCBに加えてイオン導電剤を含む場合には、イオン導電剤を含まない場合に比べて、カーボンブラックCBの量を少なくすることができるから、露出するカーボンブラックCBの量が減り、現像ローラ510に担持されたトナーTの帯電量の低下を有効に防止できる。そのため、第一層561がイオン導電剤を含む場合には、有効に、かぶりの発生を抑えることが可能となる。従って、上記実施の形態の方がより望ましい。
また、上記実施の形態において、第二層562はイオン導電剤を含まないこととしたが、第二層562はイオン導電剤を含むこととしてもよい。
また、第一層561の材料として、母材、導電剤、イオン導電剤以外の材料が含まれ、第二層562の材料として、母材、導電剤以外の材料が含まれていることとしてもよい。また、第一層561の母材と第二層562の母材が異なることとしてもよい。
===画像形成システム等の構成===
次に、本発明に係る実施の形態の一例である画像形成システムの実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図12は、画像形成システムの外観構成を示した説明図である。画像形成システム700は、コンピュータ702と、表示装置704と、プリンタ10と、入力装置708と、読取装置710とを備えている。
コンピュータ702は、本実施形態ではミニタワー型の筐体に収納されているが、これに限られるものではない。表示装置704は、CRT(Cathode Ray Tube:陰極線管)やプラズマディスプレイや液晶表示装置等が用いられるのが一般的であるが、これに限られるものではない。プリンタ10は、上記に説明されたプリンタが用いられている。入力装置708は、本実施形態ではキーボード708Aとマウス708Bが用いられているが、これに限られるものではない。読取装置710は、本実施形態ではフレキシブルディスクドライブ装置710AとCD−ROMドライブ装置710Bが用いられているが、これに限られるものではなく、例えばMO(Magneto Optical)ディスクドライブ装置やDVD(Digital Versatile Disk)等の他のものであっても良い。
図13は、図12に示した画像形成システムの構成を示すブロック図である。コンピュータ702が収納された筐体内にRAM等の内部メモリ802と、ハードディスクドライブユニット804等の外部メモリがさらに設けられている。
なお、以上の説明においては、プリンタ10が、コンピュータ702、表示装置704、入力装置708、及び、読取装置710と接続されて画像形成システムを構成した例について説明したが、これに限られるものではない。例えば、画像形成システムが、コンピュータ702とプリンタ10から構成されても良く、画像形成システムが表示装置704、入力装置708及び読取装置710のいずれかを備えていなくても良い。
また、例えば、プリンタ10が、コンピュータ702、表示装置704、入力装置708、及び、読取装置710のそれぞれの機能又は機構の一部を持っていても良い。一例として、プリンタ10が、画像処理を行う画像処理部、各種の表示を行う表示部、及び、デジタルカメラ等により撮影された画像データを記録した記録メディアを着脱するための記録メディア着脱部等を有する構成としても良い。
このようにして実現された画像形成システムは、システム全体として従来システムよりも優れたシステムとなる。
プリンタ10の主要構成要素を示した図である。 制御ユニット100を示すブロック図である。 現像器の概念図である。 現像器の主要構成要素を示した断面図である。 図5Aは、規制ブレード560周辺を示した模式図である。図5Bは、第一層561と第二層562との境界部(図5AのA部に対応)を示した模式図である。 規制ブレード560の製造装置である遠心成形機の一例を示した図である。 図7Aは、第一層が成形された状態を示した模式図である。図7Bは、第一層及び第二層が成形された状態を示した模式図である。 第二実施例の規制ブレード560が成形された状態を示した図である。 図8に示す第二実施例の規制ブレード560を現像ローラ510に当接させた状態を示した図である。 第三実施例の規制ブレード560を示した図である。 現像器51、52、53、54の製造方法を説明するためのフローチャートである。 画像形成システムの外観構成を示した説明図である。 図12に示した画像形成システムの構成を示すブロック図である。
符号の説明
10 プリンタ、20 感光体、30 帯電ユニット、40 露光ユニット、
50 現像器保持ユニット、
50a、50b、50c、50d 着脱部、50e 回転軸、
51 ブラック現像器、52 シアン現像器、53 マゼンタ現像器、
54 イエロー現像器、60 一次転写ユニット、70 中間転写体、
75 クリーニングユニット、76 クリーニングブレード、
80 二次転写ユニット、90 定着ユニット、92 給紙トレイ、
94 給紙ローラ、95 表示ユニット、96 レジローラ、
100 制御ユニット、101 コントローラ部、102 ユニット制御部、
112 インターフェイス、113 画像メモリ、125 現像バイアス制御回路、
126 バイアス発生装置、
510 現像ローラ、520 シール部材、522 シール支持板金、
524 シール付勢部材、530 トナー収容部、530a 第一トナー収容部、
530b 第二トナー収容部、540 ハウジング、542 上ハウジング部、
544 下ハウジング部、550 トナー供給ローラ、560 規制ブレード、
561 第一層、561a 型対向面、561b 第一層エアー面、
562 第二層、562a 接触面、562b 第二層エアー面、
565 ブレード支持薄板、568 支持板金、
570 ブレード裏部材、572 開口、
700 画像形成システム、702 コンピュータ、704 表示装置、
708 入力装置、708A キーボード、708B マウス、710 読取装置、
710A フレキシブルディスクドライブ装置、710B CD−ROMドライブ装置、
802 内部メモリ、804 ハードディスクドライブユニット、
921 モータ、922 回転軸、923 円筒型、923a 内壁、
924 加熱ジャケット、925 蓋、926 加熱用通路、927 保温層、
CB カーボンブラック、I 密集部、II 非密集部、T トナー

Claims (10)

  1. 現像剤を担持するための現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体に担持された前記現像剤を帯電するための導電剤を含む帯電部材と、
    を備え、
    前記帯電部材は、
    前記導電剤の密度が大きな第一層導電剤密集部と、前記導電剤の密度が前記第一層導電剤密集部よりも小さな第一層導電剤非密集部と、を有する第一層と、
    前記第一層から見て前記現像剤担持体とは反対側で前記第一層に接しており、前記第一層よりも前記導電剤の密度が大きい第二層と、を有し、
    前記第一層導電剤密集部が、前記現像剤担持体に当接される
    ことを特徴とする現像装置。
  2. 請求項1に記載の現像装置であって、
    前記第二層が、前記導電剤の密度が大きな第二層導電剤密集部と、前記導電剤の密度が前記第二層導電剤密集部よりも小さな第二層導電剤非密集部と、を有することを特徴とする現像装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の現像装置であって、
    前記第一層導電剤非密集部に接する側の前記第二層の前記導電剤の密度が、前記第一層導電剤密集部の前記導電剤の密度よりも大きいことを特徴とする現像装置。
  4. 請求項1または請求項2に記載の現像装置であって、
    前記第一層導電剤非密集部に接する側の前記第二層の前記導電剤の密度が、前記第一層導電剤密集部の前記導電剤の密度よりも小さいことを特徴とする現像装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の現像装置であって、
    前記第一層の厚さが、前記第二層の厚さよりも小さいことを特徴とする現像装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の現像装置であって、
    少なくとも、前記第一層導電剤密集部の厚さが、前記第一層非密集部の厚さよりも厚いこと、または、前記第二層導電剤密集部の厚さが、前記第二層非密集部の厚さよりも厚いことを特徴とする現像装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の現像装置であって、
    前記導電剤、カーボンブラックであることを特徴とする現像装置。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の現像装置であって、
    前記第一層のみにイオン導電剤が含まれることを特徴とする現像装置。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の現像装置であって、
    前記帯電部材は、
    該帯電部材の材料を内壁を有する中空の型に流し込み、該型を回転させて該帯電部材を成形する遠心成形法により成形され、前記内壁に近い側の面が前記現像剤担持体に当接することを特徴とする現像装置。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載の現像装置を少なくとも備えることを特徴とする画像形成装置。
JP2004267024A 2004-09-14 2004-09-14 現像装置、及び、画像形成装置 Expired - Fee Related JP4599949B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004267024A JP4599949B2 (ja) 2004-09-14 2004-09-14 現像装置、及び、画像形成装置
US11/221,580 US7330684B2 (en) 2004-09-14 2005-09-07 Developing device, image forming apparatus, image forming system, charging member, and method for manufacturing developing device
EP05019764A EP1635227A3 (en) 2004-09-14 2005-09-12 Developing device, image forming apparatus, image forming system, charging member, and method for manufacturing developing device
CNB2005101028626A CN100424590C (zh) 2004-09-14 2005-09-13 显影装置及制造方法、成像设备、成像系统和充电构件

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004267024A JP4599949B2 (ja) 2004-09-14 2004-09-14 現像装置、及び、画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006084550A JP2006084550A (ja) 2006-03-30
JP4599949B2 true JP4599949B2 (ja) 2010-12-15

Family

ID=36163142

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004267024A Expired - Fee Related JP4599949B2 (ja) 2004-09-14 2004-09-14 現像装置、及び、画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4599949B2 (ja)
CN (1) CN100424590C (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7636538B2 (en) 2006-04-27 2009-12-22 Seiko Epson Corporation Layer-thickness restriction member, developing device, method for manufacturing restriction blade, and blade-forming mold

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000039755A (ja) * 1998-07-24 2000-02-08 Hokushin Ind Inc 導電部材
JP2003062843A (ja) * 2001-08-28 2003-03-05 Bando Chem Ind Ltd 電子写真装置用シート材およびその製造方法
JP2003280383A (ja) * 2002-03-20 2003-10-02 Seiko Epson Corp 現像装置、画像形成装置、及び、コンピュータシステム

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60176069A (ja) * 1984-02-23 1985-09-10 Konishiroku Photo Ind Co Ltd 現像装置
CN1038277C (zh) * 1987-12-28 1998-05-06 佳能公司 成象设备
FR2653241B1 (fr) * 1989-10-13 1994-03-11 Ricoh Cy Ltd Procede de developpement et appareil associe utilisant un support de revelateur qui peut former des micro-champs a sa surface.
DE69636376T2 (de) * 1995-05-31 2007-07-26 Canon K.K. Elastische Schneide um Entwicklerzufuhr zu Steuern, und diese benutzendes Entwicklungsgerät
JP3315595B2 (ja) * 1996-06-10 2002-08-19 キヤノン株式会社 現像剤規制部材および現像装置
JPH10198158A (ja) * 1997-01-10 1998-07-31 Fuji Xerox Co Ltd 現像装置
JP3889891B2 (ja) * 1999-01-21 2007-03-07 北辰工業株式会社 ブレード

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000039755A (ja) * 1998-07-24 2000-02-08 Hokushin Ind Inc 導電部材
JP2003062843A (ja) * 2001-08-28 2003-03-05 Bando Chem Ind Ltd 電子写真装置用シート材およびその製造方法
JP2003280383A (ja) * 2002-03-20 2003-10-02 Seiko Epson Corp 現像装置、画像形成装置、及び、コンピュータシステム

Also Published As

Publication number Publication date
CN100424590C (zh) 2008-10-08
JP2006084550A (ja) 2006-03-30
CN1749876A (zh) 2006-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7330684B2 (en) Developing device, image forming apparatus, image forming system, charging member, and method for manufacturing developing device
US7324775B2 (en) Image forming apparatus having developing device with sealing members and method of manufacture
JP4599949B2 (ja) 現像装置、及び、画像形成装置
JP4396305B2 (ja) 現像装置、及び現像装置の製造方法
JP4765327B2 (ja) 現像装置、画像形成装置、及び、画像形成システム
JP2006084551A (ja) 現像装置、画像形成装置、画像形成システム、帯電部材、及び、現像装置の製造方法
JP4655631B2 (ja) 現像装置、画像形成装置、及び、画像形成システム
JP4501468B2 (ja) 現像装置、画像形成装置、及び、画像形成システム
JP2007298558A (ja) 帯電部材、帯電ブレード、現像装置、画像形成装置、画像形成システム
JP3952980B2 (ja) 画像形成装置、及び、画像形成システム
JP2006065099A (ja) 層厚規制部材の再取り付け方法、現像装置、画像形成装置、及び、画像形成システム
JP2005227602A (ja) 現像装置、画像形成装置、及び、画像形成システム
JP4016864B2 (ja) 画像形成装置、及び、画像形成システム
JP2011138174A (ja) 現像装置、画像形成装置、及び、画像形成システム
JP4513401B2 (ja) 現像装置、及び、画像形成装置
JP4784273B2 (ja) 現像剤担持ローラ、現像装置、画像形成装置、及び、画像形成システム
JP4289077B2 (ja) 画像形成装置、画像形成システム、及び、画像形成方法
JP2006220972A (ja) 現像装置、画像形成装置、及び、画像形成システム
JP2004170683A (ja) 現像剤担持体、現像装置、画像形成装置、及び、コンピュータシステム
JP2005049499A (ja) 現像装置、弾性部材、画像形成装置、及び、画像形成システム
JP2007047316A (ja) 現像装置の再生方法
JP2006301431A (ja) 画像形成装置、及び、画像形成システム
JP2007034204A (ja) 画像形成装置、及び、画像形成システム
JP2006065175A (ja) 現像装置、画像形成装置、及び、画像形成システム
JP2005091885A (ja) 画像形成装置、及び、画像形成システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070906

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100611

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100615

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100806

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100831

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100913

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131008

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4599949

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees