JP2007047316A - 現像装置の再生方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】現像装置を再生させるための手順を簡略化することにある。
【解決手段】現像剤を担持するための現像剤担持体と、該現像剤担持体に当接部にて当接して該現像剤担持体に担持された現像剤の層厚を規制するための層厚規制部材と、が設けられている現像装置であって、前記現像剤担持体の表面粗さを示す表面粗さ情報が記録されている現像装置、に現像剤を再充填するステップと、現像剤が再充填される際に前記現像装置に設けられている現像剤担持体の表面粗さの値を取得するステップと、取得された前記値と前記表面粗さ情報とに基づいて、前記層厚規制部材の前記現像剤担持体に対する相対位置を変更するステップと、を有することを特徴とする。
【選択図】 図9

Description

本発明は、現像装置の再生方法に関する。特に、現像剤を担持するための現像剤担持体が設けられている現像装置、に現像剤を再充填するステップ、を有する現像装置の再生方法に関する。
レーザビームプリンタ等の画像形成装置は既によく知られている。かかる画像形成装置は、例えば、潜像を担持するための感光体と、現像剤によって感光体に担持された潜像を現像する現像装置と、を有しており、ホストコンピュータなどの外部装置から画像信号等が送信されると、現像装置を感光体と対向する現像位置に位置決めし、感光体に担持された潜像を、現像装置内の現像剤で現像して現像剤像を形成し、当該現像剤像を媒体に転写して、最終的に媒体に画像を形成する。
上記の現像装置は、感光体に担持された潜像を現像するという既述の機能等を実現するために、例えば、現像剤を担持するための現像剤担持体と、前記現像剤担持体に当接部にて当接して該現像剤担持体に担持された現像剤の層厚を規制するための層厚規制部材等を有している。かかる現像装置は、現像ローラに担持され、かつ、層厚規制部材によりその層厚が規制された現像剤、で感光体に担持された潜像を現像する。
ところで、当該現像装置における現像剤の特性(例えば、現像剤の搬送性や現像剤の帯電性)の良否は、層厚規制部材の現像剤担持体に対する相対位置、現像剤担持体の表面粗さ、現像装置に充填される現像剤の種類(ロット)等、に依存することが知られている。
したがって、現像装置が製造される際には、当該特性が良好となるように、上記3つのパラメータが選定される場合がある。例えば、調整される前記相対位置の選択肢として複数個の選択肢が、現像装置に取り付けられる現像剤担持体の前記表面粗さの選択肢として複数個の選択肢が、現像装置に充填される現像剤の選択肢として複数個の選択肢が、それぞれ用意されており、各々の選択肢の中から適切なものを1つずつ選定することにより、前記特性が良好となるような組み合わせが選択されることとなる。
特開2003−270934号公報
ところで、資源の節約及び環境保護やコストの低減化等の観点から、現像装置の再利用(リユース)が、一般的に行われている。現像装置が使用されることにより現像装置内の現像剤がなくなった際に、当該現像装置は、現像装置の供給者等により回収される。そして、現像剤が、当該供給者等により再充填(リフィル)され、現像装置が再生されることとなる。
また、かかる際には、再生された現像装置に設けられている前記現像剤担持体の表面粗さが、現像装置が新規な現像装置として(すなわち、再利用された現像装置としてではなく)製造された際の現像剤担持体の表面粗さとは異なる場合がある。例えば、現像剤担持体の磨耗が顕著なため、現像装置が再生される際に現像剤担持体が交換された場合には、かかる状況が発生し得る。また、現像装置が再生される際に再充填される現像剤の種類(ロット)が、現像装置が新規な現像装置として製造される際に充填された現像剤の種類(ロット)と異なる場合もある。
そして、このような状況が生じた場合には、前記特性が良好となるような組み合わせを再度選択し直す必要があるが、当該組み合わせを一から選択し直すのでは、現像装置を再生させるための手順が、複雑化することとなる。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、現像装置を再生させるための手順を簡略化することにある。
主たる本発明は、現像剤を担持するための現像剤担持体と、該現像剤担持体に当接部にて当接して該現像剤担持体に担持された現像剤の層厚を規制するための層厚規制部材と、が設けられている現像装置であって、前記現像剤担持体の表面粗さを示す表面粗さ情報が記録されている現像装置、に現像剤を再充填するステップと、現像剤が再充填される際に前記現像装置に設けられている現像剤担持体の表面粗さの値を取得するステップと、取得された前記値と前記表面粗さ情報とに基づいて、前記層厚規制部材の前記現像剤担持体に対する相対位置を変更するステップと、を有することを特徴とする現像装置の再生方法である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。
現像剤を担持するための現像剤担持体と、該現像剤担持体に当接部にて当接して該現像剤担持体に担持された現像剤の層厚を規制するための層厚規制部材と、が設けられている現像装置であって、前記現像剤担持体の表面粗さを示す表面粗さ情報が記録されている現像装置、に現像剤を再充填するステップと、現像剤が再充填される際に前記現像装置に設けられている現像剤担持体の表面粗さの値を取得するステップと、取得された前記値と前記表面粗さ情報とに基づいて、前記層厚規制部材の前記現像剤担持体に対する相対位置を変更するステップと、を有することを特徴とする現像装置の再生方法。
かかる現像装置の再生方法によれば、現像装置を再生させるための手順が簡略化される。
また、前記値を取得するステップにおいては、現像剤が再充填される際に前記現像装置に設けられている現像剤担持体の表面粗さを測定することにより該表面粗さの値を取得することとしてもよい。
かかる場合には、正確な表面粗さの値を取得することができる。
次に、現像剤を担持するための現像剤担持体と、該現像剤担持体に当接部にて当接して該現像剤担持体に担持された現像剤の層厚を規制するための層厚規制部材と、が設けられている現像装置であって、前記現像剤を特定する現像剤情報が記録されている現像装置、に現像剤を再充填するステップと、再充填される現像剤を特定する第二現像剤情報を取得するステップと、前記現像装置に記録されている前記現像剤情報と、取得された前記第二現像剤情報とに基づいて、前記層厚規制部材の前記現像剤担持体に対する相対位置を変更するステップと、を有することを特徴とする現像装置の再生方法。
かかる現像装置の再生方法によれば、現像装置を再生させるための手順が簡略化される。
また、前記現像装置には、前記相対位置が変更される前の該相対位置を示す相対位置情報が記録されており、前記相対位置を変更するステップにおいては、前記相対位置情報を用いて、前記相対位置を変更することとしてもよい。
かかる場合には、現像装置を再生させるための手順がより一層簡略化される。
また、前記相対位置情報は、前記層厚規制部材の先端から前記当接部までの長さ、を示す情報であり、前記相対位置を変更するステップにおいては、前記長さを示す情報を用いて、該長さを変更することとしてもよい。
また、前記層厚規制部材は、前記現像剤担持体に当接する当接部材と、その一端部で前記当接部材を支持するための支持部材と、を有し、前記相対位置情報は、前記当接部材から前記現像剤担持体へ向かう方向における、基準位置から前記支持部材の他端部までの距離、を示す情報であり、前記相対位置を変更するステップにおいては、前記距離を示す情報を用いて、該距離を変更することとしてもよい。
次に、現像剤を担持するための現像剤担持体が設けられている現像装置であって、前記現像剤担持体の表面粗さを示す表面粗さ情報が記録されている現像装置、に現像剤を再充填するステップ、を有する現像装置の再生方法であって、現像剤が再充填される際に前記現像装置に設けられている現像剤担持体の表面粗さの値を取得するステップを有し、前記現像剤を再充填するステップにおいては、取得された前記値と前記表面粗さ情報とに基づいて選定された現像剤、を再充填することを特徴とする現像装置の再生方法。
かかる現像装置の再生方法によれば、現像装置を再生させるための手順が簡略化される。
また、前記値を取得するステップにおいては、現像剤が再充填される際に前記現像装置に設けられている現像剤担持体の表面粗さを測定することにより該表面粗さの値を取得することとしてもよい。
かかる場合には、正確な表面粗さの値を取得することができる。
また、前記現像装置には、現像剤が再充填される前に該現像装置に充填されていた現像剤、を特定する現像剤情報が記録されており、前記現像剤を再充填するステップにおいては、前記現像剤情報を用いて、前記現像装置に再充填される現像剤を選定することとしてもよい。
かかる場合には、現像装置を再生させるための手順がより一層簡略化される。
次に、現像剤を担持するための現像剤担持体が設けられている現像装置であって、前記現像剤を特定する現像剤情報が記録されている現像装置、に現像剤を再充填するステップと、再充填される現像剤を特定する第二現像剤情報を取得するステップと、前記現像剤担持体を、前記現像装置に記録されている前記現像剤情報と取得された前記第二現像剤情報とに基づいて、互いに異なる表面粗さを有する複数の現像剤担持体、の中から選定された他の現像剤担持体と、交換するステップと、を有することを特徴とする現像装置の再生方法。
かかる現像装置の再生方法によれば、現像装置を再生させるための手順が簡略化される。
また、前記現像装置には、前記現像剤担持体の交換前に該現像装置に設けられていた現像剤担持体の表面粗さであって、該現像剤担持体が前記現像装置に取り付けられた際の表面粗さ、を示す表面粗さ情報が記録されており、前記現像剤担持体を前記他の現像剤担持体と交換するステップにおいては、前記表面粗さ情報を用いて、互いに異なる表面粗さを有する複数の現像剤担持体、の中から前記他の現像剤担持体を選定することとしてもよい。
かかる場合には、現像装置を再生させるための手順がより一層簡略化される。
また、現像剤を担持するための現像剤担持体と、該現像剤担持体に当接部にて当接して該現像剤担持体に担持された現像剤の層厚を規制するための層厚規制部材と、が設けられている現像装置であって、前記現像剤担持体の表面粗さを示す表面粗さ情報が記録されている現像装置、に現像剤を再充填するステップと、現像剤が再充填される際に前記現像装置に設けられている現像剤担持体の表面粗さの値を取得するステップと、取得された前記値と前記表面粗さ情報とに基づいて、前記層厚規制部材の前記現像剤担持体に対する相対位置を変更するステップと、を有し、前記値を取得するステップにおいては、現像剤が再充填される際に前記現像装置に設けられている現像剤担持体の表面粗さを測定することにより該表面粗さの値を取得し、前記現像装置には、前記相対位置が変更される前の該相対位置を示す相対位置情報が記録されており、前記相対位置を変更するステップにおいては、前記相対位置情報を用いて、前記相対位置を変更し、前記相対位置情報は、前記層厚規制部材の先端から前記当接部までの長さ、を示す情報であり、前記相対位置を変更するステップにおいては、前記長さを示す情報を用いて、該長さを変更し、前記層厚規制部材は、前記現像剤担持体に当接する当接部材と、その一端部で前記当接部材を支持するための支持部材と、を有し、前記相対位置情報は、前記当接部材から前記現像剤担持体へ向かう方向における、基準位置から前記支持部材の他端部までの距離、を示す情報であり、前記相対位置を変更するステップにおいては、前記距離を示す情報を用いて、該距離を変更することを特徴とする現像装置の再生方法も実現可能である。
このようにすれば、既述の殆どの効果を奏するため、本発明の目的がより有効に達成される。
===画像形成装置の全体構成例===
次に、図1を用いて、画像形成装置としてレーザビームプリンタ(以下、プリンタともいう)10を例にとって、その概要について説明する。図1は、プリンタ10を構成する主要構成要素を示した図である。なお、図1には、矢印にて上下方向を示しており、例えば、給紙トレイ92は、プリンタ10の下部に配置されており、定着ユニット90は、プリンタ10の上部に配置されている。
本実施の形態に係るプリンタ10は、図1に示すように、感光体20の回転方向に沿って、帯電ユニット30、露光ユニット40、YMCK現像ユニット50、一次転写ユニット60、中間転写体70、クリーニングユニット75を有し、さらに、二次転写ユニット80、定着ユニット90、ユーザへの報知手段をなし液晶パネルでなる表示ユニット95、及び、これらのユニット等を制御しプリンタとしての動作を司る制御ユニット100を有している。
感光体20は、円筒状の導電性基材とその外周面に形成された感光層を有し、中心軸を中心に回転可能であり、本実施の形態においては、図1中の矢印で示すように時計回りに回転する。
帯電ユニット30は、感光体20を帯電するための装置であり、露光ユニット40は、レーザを照射することによって帯電された感光体20上に潜像を形成する装置である。この露光ユニット40は、半導体レーザ、ポリゴンミラー、F−θレンズ等を有しており、パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ等の不図示のホストコンピュータから入力された画像信号に基づいて、変調されたレーザを帯電された感光体20上に照射する。
YMCK現像ユニット50は、感光体20上に形成された潜像を、現像装置に収容された現像剤の一例としてのトナーT(本明細書において、トナーTとは、トナー粒子に種々の外添剤を混合したものをいう)、すなわち、ブラック現像装置51に収容されたブラック(K)トナー、マゼンタ現像装置52に収容されたマゼンタ(M)トナー、シアン現像装置53に収容されたシアン(C)トナー、及び、イエロー現像装置54に収容されたイエロー(Y)トナーを用いて現像するための装置である。
このYMCK現像ユニット50は、前記4つの現像装置51、52、53、54が装着された状態で回転することにより、前記4つの現像装置51、52、53、54の位置を動かすことを可能としている。すなわち、このYMCK現像ユニット50は、前記4つの現像装置51、52、53、54を4つの保持部55a、55b、55c、55dにより保持しており、前記4つの現像装置51、52、53、54は、中心軸50aを中心として、それらの相対位置を維持したまま回転可能となっている。そして、1ページ分の画像形成が終了する毎に選択的に感光体20に対向し、それぞれの現像装置51、52、53、54に収容されたトナーTにて、感光体20上に形成された潜像を順次現像する。なお、前述した4つの現像装置51,52,53,54の各々は、YMCK現像ユニット50の前記保持部に対して着脱可能となっている。また、各現像装置の詳細については後述する。
一次転写ユニット60は、感光体20に形成された単色トナー像を中間転写体70に転写するための装置であり、4色のトナーが順次重ねて転写されると、中間転写体70にフルカラートナー像が形成される。
この中間転写体70は、PETフィルムの表面にアルミ蒸着層を設けさらにその表層に半導電塗料を形成、積層したエンドレスのベルトであり、感光体20とほぼ同じ周速度にて回転駆動される。
二次転写ユニット80は、中間転写体70上に形成された単色トナー像やフルカラートナー像を紙、フィルム、布等の媒体に転写するための装置である。
定着ユニット90は、媒体上に転写された単色トナー像やフルカラートナー像を媒体に融着させて永久像とするための装置である。
クリーニングユニット75は、一次転写ユニット60と帯電ユニット30との間に設けられ、感光体20の表面に当接されたゴム製のクリーニングブレード76を有し、一次転写ユニット60によって中間転写体70上にトナー像が転写された後に、感光体20上に残存するトナーTをクリーニングブレード76により掻き落として除去するための装置である。
制御ユニット100は、図2に示すようにメインコントローラ101と、ユニットコントローラ102とで構成され、メインコントローラ101には画像信号及び制御信号が入力され、この画像信号及び制御信号に基づく指令に応じてユニットコントローラ102が前記各ユニット等を制御して画像を形成する。
次に、このように構成されたプリンタ10の動作について説明する。
まず、不図示のホストコンピュータからの画像信号及び制御信号がインターフェイス(I/F)112を介してプリンタ10のメインコントローラ101に入力されると、このメインコントローラ101からの指令に基づくユニットコントローラ102の制御により感光体20、現像剤担持体の一例としての現像ローラ、及び、中間転写体70が回転する。感光体20は、回転しながら、帯電位置において帯電ユニット30により順次帯電される。
感光体20の帯電された領域は、感光体20の回転に伴って露光位置に至り、露光ユニット40によって、第1色目、例えばイエローYの画像情報に応じた潜像が該領域に形成される。また、YMCK現像ユニット50は、イエロー(Y)トナーを収容したイエロー現像装置54が、感光体20に対向した現像位置に位置している。
感光体20上に形成された潜像は、感光体20の回転に伴って現像位置に至り、イエロー現像装置54によってイエロートナーで現像される。これにより、感光体20上にイエロートナー像が形成される。
感光体20上に形成されたイエロートナー像は、感光体20の回転に伴って一次転写位置に至り、一次転写ユニット60によって、中間転写体70に転写される。この際、一次転写ユニット60には、トナーTの帯電極性とは逆の極性の一次転写電圧が印加される。なお、この間、感光体20と中間転写体70とは接触しており、また、二次転写ユニット80は、中間転写体70から離間している。
上記の処理が、第2色目、第3色目、及び、第4色目について、各々の現像装置毎に順次実行されることにより、各画像信号に対応した4色のトナー像が、中間転写体70に重なり合って転写される。これにより、中間転写体70上にはフルカラートナー像が形成される。
中間転写体70上に形成されたフルカラートナー像は、中間転写体70の回転に伴って二次転写位置に至り、二次転写ユニット80によって媒体に転写される。なお、媒体は、給紙トレイ92から、給紙ローラ94、レジローラ96を介して二次転写ユニット80へ搬送される。また、転写動作を行う際、二次転写ユニット80は中間転写体70に押圧されるとともに二次転写電圧が印加される。
媒体に転写されたフルカラートナー像は、定着ユニット90によって加熱加圧されて媒体に融着される。
一方、感光体20は一次転写位置を経過した後に、クリーニングユニット75に支持されたクリーニングブレード76によって、その表面に付着しているトナーTが掻き落とされ、次の潜像を形成するための帯電に備える。掻き落とされたトナーTは、クリーニングユニット75が備える残存トナー回収部に回収される。
===制御ユニットの概要===
次に、制御ユニット100の構成について図2を参照しつつ説明する。制御ユニット100のメインコントローラ101は、インターフェイス112を介してホストコンピュータと電気的に接続され、このホストコンピュータから入力された画像信号を記憶するための画像メモリ113を備えている。ユニットコントローラ102は、装置本体の各ユニット(帯電ユニット30、露光ユニット40、YMCK現像ユニット50、一次転写ユニット60、クリーニングユニット75、二次転写ユニット80、定着ユニット90、表示ユニット95)と電気的に接続され、それらが備えるセンサからの信号を受信することによって、各ユニットの状態を検出しつつ、メインコントローラ101から入力される信号に基づいて、各ユニットを制御する。
また、ユニットコントローラ102が備えるCPU120は、シリアルインターフェイス(I/F)121を介して、EEPROM等の不揮発性記憶素子(以下、本体側メモリ122とする)に電気的に接続されている。またCPU120には、本体側メモリ122のみならず、各現像装置51、52、53、54に設けられた後述する現像装置側メモリ51a、52a、53a、54aにもシリアルインターフェイス121を介して電気的に接続されている。
このことにより、本体側メモリ122と現像装置側メモリ51a、52a、53a、54aとが通信可能となっている。すなわち、本体側メモリ122に記録されている情報の、現像装置側メモリ51a、52a、53a、54aへの転送や、現像装置側メモリ51a、52a、53a、54aに記録されている情報の、本体側メモリ122への転送が実現されるようになっている。
なお、現像装置側メモリ51a、52a、53a、54aとCPU120(シリアルインターフェイス121)との電気的接続は、現像装置51、52、53、54がYMCK現像ユニット50に装着された際に現像装置側と本体側の情報転送ラインが連結されることにより、実現されることとしてもよいし、また、無線により実現されることとしてもよい。
===現像装置の構成例===
次に、図3及び図4を用いて、現像装置の構成例について説明する。図3は、現像装置の概念図である。図4は、現像装置の主要構成要素を示した断面図である。図5は、規制ブレード560の斜視図である。図6は、ホルダー526の斜視図である。図7は、ホルダー526に、上シール部材520、規制ブレード560、及び、現像ローラ510が組み付けられている様子を示した斜視図である。図8は、ホルダー526が、ハウジング540に取付けられている様子を示した斜視図である。なお、図4に示す断面図は、図3に示す長手方向に垂直な面で現像装置を切り取った断面を表したものである。また、図4においては、図1同様、矢印にて上下方向を示しており、例えば、現像ローラ510の中心軸は、感光体20の中心軸よりも下方にある。また、図4では、イエロー現像装置54が、感光体20と対向する現像位置に位置している状態にて示されている。
YMCK現像ユニット50には、ブラック(K)トナーを収容したブラック現像装置51、マゼンタ(M)トナーを収容したマゼンタ現像装置52、シアン(C)トナーを収容したシアン現像装置53、及び、イエロー(Y)トナーを収容したイエロー現像装置54が設けられているが、各現像装置の構成は同様であるので、以下、イエロー現像装置54について説明する。
イエロー現像装置54は、現像ローラ510、上シール部材520、トナー収容体530、ハウジング540、トナー供給ローラ550、層厚規制部材の一例としての規制ブレード560、ホルダー526、現像装置側メモリ54a(図2)、等を有している。
現像ローラ510は、トナーTを担持して感光体20と対向する現像位置に搬送する。この現像ローラ510は、5056アルミ合金や6063アルミ合金等のアルミ合金、STKM等の鉄合金等により製造されており、必要に応じて、ニッケルメッキ、クロムメッキ等が施されている。
現像ローラ510は、軸部510aと大径部510bとを有しており、当該軸部510aが後述するホルダー526の現像ローラ支持部526bによって軸受け576を介して支持されることにより(図7)、現像ローラ510が回転自在に支持される。図4に示すように、現像ローラ510は、感光体20の回転方向(図4において時計方向)と逆の方向(図4において反時計方向)に回転する。その中心軸は、感光体20の中心軸よりも下方にある。
また、イエロー現像装置54が感光体20と対向している状態で、現像ローラ510と感光体20との間には空隙が存在する。すなわち、イエロー現像装置54は、感光体20上に形成された潜像を非接触状態で現像する。なお、感光体20上に形成された潜像を現像する際には、現像ローラ510と感光体20との間に交番電界が形成される。
ハウジング540は、一体成型された複数の樹脂製のハウジング部、すなわち、上ハウジング部542と下ハウジング部544、とを溶着して製造されたものであり、その内部に、トナーTを収容するためのトナー収容体530が形成されている。トナー収容体530は、内壁から内方へ(図4の上下方向)突出させたトナーTを仕切るための仕切り壁545により、二つのトナー収容部、すなわち、第一トナー収容部530aと第二トナー収容部530bと、に分けられている。そして、第一トナー収容部530aと第二トナー収容部530bとは、上部が連通され、図4に示す状態で、仕切り壁545によりトナーTの移動が規制されている。しかしながら、YMCK現像ユニット50が回転する際には、第一トナー収容部530aと第二トナー収容部530bとに収容されていたトナーが、現像位置における上部側の連通している部位側に一旦集められ、図4に示す状態に戻るときには、それらのトナーが混合されて第一トナー収容部530a及び第二トナー収容部530bに戻されることになる。すなわち、YMCK現像ユニット50が回転することにより現像装置内のトナーTは適切に撹拌されることになる。
このため、本実施の形態では、トナー収容体530に攪拌部材を設けていないが、トナー収容体530に収容されたトナーTを攪拌するための攪拌部材を設けてもよい。また、図4に示すように、ハウジング540(すなわち、第一トナー収容部530a)は下部に開口572を有しており、現像ローラ510が、この開口572に臨ませて設けられている。
トナー供給ローラ550は、前述した第一トナー収容部530aに設けられ、当該第一トナー収容部530aに収容されたトナーTを現像ローラ510に供給するとともに、現像後に現像ローラ510に残存しているトナーTを、現像ローラ510から剥ぎ取る。このトナー供給ローラ550は、ポリウレタンフォーム等からなり、弾性変形された状態で現像ローラ510に当接している。トナー供給ローラ550は、第一トナー収容部530aの下部に配置されており、第一トナー収容部530aに収容されたトナーTは、該第一トナー収容部530aの下部にてトナー供給ローラ550によって現像ローラ510に供給される。トナー供給ローラ550は、中心軸を中心として回転可能であり、その中心軸は、現像ローラ510の回転中心軸よりも下方にある。また、トナー供給ローラ550は、現像ローラ510の回転方向(図4において反時計方向)と逆の方向(図4において時計方向)に回転する。
上シール部材520は、現像ローラ510にその軸方向に沿って当接して、現像位置を通過後に現像ローラ510上に残留しているトナーTのハウジング540内への移動を許容し、かつ、ハウジング540内のトナーTのハウジング540外への移動を規制する。この上シール部材520は、ポリエチレンフィルム等からなるシールである。上シール部材520は、後述するホルダー526の上シール支持部526aによって支持されており、また、その長手方向が現像ローラ510の軸方向に沿うように設けられている(図7)。上シール部材520が現像ローラ510に当接する当接位置は、現像ローラ510の中心軸よりも上方である。
また、上シール部材520の、現像ローラ510に当接する当接面520b、とは反対側の面(当該面を、反対面520cとも呼ぶ)と、前記上シール支持部526aとの間には、モルトプレーン等の弾性体からなる上シール付勢部材524が圧縮した状態で設けられている。この上シール付勢部材524は、その付勢力で上シール部材520を現像ローラ510側へ付勢することにより、上シール部材520を現像ローラ510に押しつけている。
規制ブレード560は、現像ローラ510にその軸方向に沿って当接部562aにて当接して、現像ローラ510に担持されたトナーTの層厚を規制し、また、現像ローラ510に担持されたトナーTに電荷を付与する。この規制ブレード560は、図4及び図5に示すように、当接部材の一例としてのゴム部562と、支持部材の一例としてのゴム支持部564と、を有している。
ゴム部562は、シリコンゴム、ウレタンゴム等からなり、現像ローラ510に当接している。
ゴム支持部564は、薄板564aと薄板支持部564bとから構成されており、その短手方向一端部564d(すなわち、薄板564a側の端部)でゴム部562を支持する。薄板564aは、リン青銅、ステンレス等からなり、バネ性を有している。薄板564aは、ゴム部562を支持しており、その付勢力によってゴム部562を現像ローラ510に押しつけている。薄板支持部564bは、ゴム支持部564の短手方向他端部564eに配置された金属製の板金であり、当該薄板支持部564bは、前記薄板564aの、ゴム部562を支持している側とは逆側の端、を支持した状態で、当該薄板564aに取り付けられている。
そして、規制ブレード560は、薄板支持部564bの長手方向両端部564cが後述するホルダー526の規制ブレード支持部526cによって支持された状態で、当該規制ブレード支持部526cに取付けられている。
規制ブレード560の、薄板支持部564b側とは逆側の端、すなわち、先端560aは、現像ローラ510に接触しておらず、該先端560aから所定距離だけ離れた部分(すなわち、当接部562a)が、現像ローラ510に幅を持って接触している。すなわち、規制ブレード560は、現像ローラ510にエッジにて当接しておらず、腹当たりにて当接している。また、規制ブレード560は、その先端560aが現像ローラ510の回転方向の上流側に向くように配置されており、いわゆるカウンタ当接している。なお、規制ブレード560が現像ローラ510に当接する当接位置は、現像ローラ510の中心軸よりも下方であり、かつ、トナー供給ローラ550の中心軸よりも下方である。また、当該規制ブレード560は、現像ローラ510にその軸方向に沿って当接することにより、トナー収容体530からのトナーTの漏れを防止する機能も発揮する。
また、規制ブレード560のゴム部562の長手方向外側には、端部シール574(図7)が設けられている。当該端部シール574は、不織布により形成されており、現像ローラ510の軸方向端部にて、当該現像ローラ510の周方向に沿って当接して、その周面とハウジング540との間からのトナーTの漏れを防止する機能を発揮する。
ホルダー526は、現像ローラ510等の種々の部材を組み付けるための金属製の部材であり、図6に示すように、その長手方向(すなわち、現像ローラ510の軸方向)に沿った上シール支持部526aと、前記長手方向(前記軸方向)において上シール支持部526aの外側に設けられ、前記長手方向(前記軸方向)と交差する現像ローラ支持部526bと、当該現像ローラ支持部と交差し、前記上シール支持部526aの長手方向端部に対向する規制ブレード支持部526cと、を有している。
そして、図7に示すように、上シール部材520は、その短手方向端部520a(図4)にて、上シール支持部526aによって支持されており、また、現像ローラ510は、その軸方向端部510cにて、現像ローラ支持部526bにより支持されている。
さらに、規制ブレード560は、その長手方向両端部564cにて、規制ブレード支持部526cにより、支持されている。規制ブレード560は、規制ブレード支持部526cにネジ止めされることにより、ホルダー526に固定されている。なお、規制ブレード560の、ホルダー526に対する位置調整のために、前記長手方向両端部564cと規制ブレード支持部526cとの間には、必要に応じて、一又は複数のスペーサー570(図10)が設けられている。
このように、上シール部材520と、現像ローラ510と、規制ブレード560とが組付けられたホルダー526は、図8に示すように、ホルダー526とハウジング540との間からのトナーTの漏れを防止するためのハウジングシール546(図4)を介して、前述したハウジング540に取り付けられている。
このように構成されたイエロー現像装置54において、トナー供給ローラ550がトナー収容体530に収容されているトナーTを現像ローラ510に供給する。現像ローラ510に供給されたトナーTは、現像ローラ510の回転に伴って、規制ブレード560の当接位置に至り、該当接位置を通過する際に、層厚が規制されるとともに、電荷が付与される。層厚が規制され、電荷が付与された現像ローラ510上のトナーTは、現像ローラ510のさらなる回転によって、感光体20に対向する現像位置に至り、該現像位置にて交番電界下で感光体20上に形成された潜像の現像に供される。現像ローラ510のさらなる回転によって現像位置を通過した現像ローラ510上のトナーTは、上シール部材520を通過して、上シール部材520によって掻き落とされることなく現像装置内に回収される。さらに、未だ現像ローラ510に残存しているトナーTは、前記トナー供給ローラ550によって剥ぎ取られうる。
なお、イエロー現像装置54は、さらに、前述した現像装置側メモリ54a(図2)を備えている。当該現像装置側メモリ54aは、種々の情報を記録可能なEEPROM等の不揮発性記憶素子である。当該現像装置側メモリ54aは、当該種々の情報を記録するための記憶領域を有している。本実施の形態に係る現像装置側メモリ54aにおいては、当該情報として、イエロー現像装置54のID情報、製造年月日情報、仕向地情報、製造ライン情報、対応機種名、トナー残量情報、後述する相対位置情報の一例としての規制ブレード関連情報、後述する表面粗さ情報、後述する現像剤情報の一例としての第一トナー情報等が、前記記憶領域に記録されている。
===現像装置の再生方法===
背景技術の項、発明が解決しようとする課題の項等で説明したとおり、現像装置におけるトナーの特性(例えば、トナーの搬送性やトナーの帯電性)の良否は、規制ブレード560の現像ローラ510に対する相対位置、現像ローラ510の表面粗さ、現像装置に充填されるトナーの種類(ロット)等、に依存することが知られている。
したがって、現像装置が製造される際には、当該特性が良好となるように、上記3つのパラメータが選定される場合がある。例えば、調整される前記相対位置の選択肢として複数個の選択肢が、現像装置に取り付けられる現像ローラ510の前記表面粗さの選択肢として複数個の選択肢が、現像装置に充填されるトナーの選択肢として複数個の選択肢が、それぞれ用意されており、各々の選択肢の中から適切なものを1つずつ選定することにより、前記特性が良好となるような組み合わせが選択されることとなる。
ところで、資源の節約及び環境保護やコストの低減化等の観点から、現像装置の再利用(リユース)が、一般的に行われている。現像装置が使用されることにより現像装置内のトナーがなくなった際に、当該現像装置は、現像装置の供給者等により回収される。そして、トナーが、当該供給者等により再充填(リフィル)され、現像装置が再生されることとなる。
また、かかる際には、再生された現像装置に設けられている現像ローラ510の表面粗さが、現像装置が新規な現像装置として(すなわち、再利用された現像装置としてではなく)製造された際の現像ローラ510の表面粗さとは異なる場合がある。例えば、現像ローラ510の磨耗が顕著なため、現像装置が再生される際に現像ローラ510が交換された場合には、かかる状況が発生し得る。
そして、このような状況が生じた場合には、前記特性が良好となるような組み合わせを再度選択し直す必要があるが、当該組み合わせを一から選択し直すのでは、現像装置を再生させるための手順が、複雑化することとなる。
本実施の形態においては、当該課題を解決するために、前記特性が良好となるような組み合わせを再度選択し直す際に、当該組み合わせを一から選択し直すことは行わず、トナーが再充填される際に現像装置に設けられている現像ローラ510(すなわち、再生された現像装置に設けられている現像ローラ510)の表面粗さの値を取得し、取得された当該値と、現像装置に記録されている現像ローラの表面粗さ(すなわち、例えば、現像装置が新規な現像装置として製造された際の現像ローラ510の表面粗さ)を示す前記表面粗さ情報と、に基づいて、前記相対位置の変更や再充填するトナーの選定(変更)を実施することにより、前記特性が良好となるような組み合わせを再度選択し直す。
さらに、現像装置が再生される際には、かかる際に再充填されるトナーの種類(ロット)が、現像装置が新規な現像装置として製造される際に充填されたトナーの種類(ロット)と異なる場合もある。
そして、このような状況が生じた場合にも、前記特性が良好となるような組み合わせを再度選択し直す必要があるが、当該組み合わせを一から選択し直すのでは、現像装置を再生させるための手順が、複雑化することとなる。
本実施の形態においては、当該課題を解決するために、前記特性が良好となるような組み合わせを再度選択し直す際に、当該組み合わせを一から選択し直すことは行わず、再充填されるトナーを特定するトナー情報(当該トナー情報を、第二現像剤情報の一例としての第二トナー情報とする)を取得し、取得された第二トナー情報と、現像装置に記録されている前記第一トナー情報(すなわち、例えば、現像装置が新規な現像装置として製造される際に充填されたトナーのトナー情報)と、に基づいて、前記相対位置の変更や他の現像ローラ510の選定(他の現像ローラ510への交換)を実施することにより、前記特性が良好となるような組み合わせを再度選択し直す。
以下では、前者に係る現像装置の再生方法について、二つの例(第一実施例及び第二実施例とする)を、後者に係る現像装置の再生方法について、二つの例(第三実施例及び第四実施例とする)を、それぞれ挙げて説明する。なお、以下では、ブラック現像装置51、マゼンタ現像装置52、シアン現像装置53、及び、イエロー現像装置54のうち、イエロー現像装置54を例に挙げて、説明する。
<<<第一実施例について>>>
ここでは、イエロー現像装置54の再生方法に係る第一実施例について、図9乃至図12を用いて説明する。図9は、イエロー現像装置54の再生方法に係る第一実施例を示すフローチャートである。図10は、規制ブレード560の取り付け位置の調整方法を説明するための説明図である。図11は、現像ローラ510に係る4つのレベルを示した図である。図12は、相対位置に係る4つのレベルを示した図である。なお、イエロー現像装置54に設けられている現像ローラ510は、イエロー現像装置54が使用されることにより磨耗するため、本実施例においては、イエロー現像装置54を再生させる際に、現像ローラ510を他の現像ローラ510と交換することとする。また、イエロー現像装置54に再充填されるトナーの種類(ロット)は、トナーが再充填される前にイエロー現像装置54に充填されていたトナーの種類(ロット)と同じであることとする。
先ず、作業者は、イエロー現像装置54の現像装置側メモリ54aに記録されている前述した表面粗さ情報を参照して、交換前の現像ローラ510の表面粗さに係る情報を取得する(ステップS2)。
なお、当該表面粗さ情報は、現像ローラ510の交換前にイエロー現像装置54に設けられていた現像ローラ510の表面粗さであって、当該現像ローラ510がイエロー現像装置54に取り付けられた際の表面粗さ、を示す情報であり、例えば、イエロー現像装置54が新規な現像装置として(すなわち、再利用された現像装置としてではなく)製造された際に、製造者により現像装置側メモリ54aの所定の記憶領域に記録される。
また、イエロー現像装置54が新規な現像装置として製造される際等には、互いに異なる表面粗さを有する複数の現像ローラ510の中から、現像ローラ510が選定され、選定された現像ローラ510がイエロー現像装置54に取り付けられるが、本実施例においては、図11に示すように、現像ローラ510が、その表面粗さ(ここでは、十点平均粗さRzとするが、これに限定されない)に基づいて、4つのレベルに分けられており、いずれかのレベルに属する現像ローラ510がイエロー現像装置54に取り付けられる。そして、前記表面粗さ情報として、現像ローラ510が属する前記レベル、すなわち、レベル1からレベル4までのいずれか、が現像装置側メモリ54aに記録されている。
次に、作業者は、交換後の前記他の現像ローラ510、すなわち、トナーが再充填される際にはイエロー現像装置54に設けられている現像ローラ510、の表面粗さの値を取得する(ステップS4)。本実施例においては、正確な値を得るために、当該表面粗さを測定することにより当該表面粗さの値を取得する。
次に、作業者は、ステップS2で取得された表面粗さ情報と、ステップS4で取得された表面粗さの値に基づいて、規制ブレード560の現像ローラ510に対する相対位置を変更する(ステップS6:ケースB、ケースC)。
かかる際には、先ず、当該変更を容易にするために、以下の手順が実施される。すなわち、初めに、イエロー現像装置54を、規制ブレード560及び現像ローラ510が取り付けられているホルダー526と、ハウジング540とに、分解する。次に、当該ホルダー526から、現像ローラ510を取り外す。そして、現像ローラ510が取り外されたホルダー526から、規制ブレード560を取り外す(ステップS8、ステップS10)。
次に、規制ブレード560が取り外されたホルダー526(すなわち、図6に示されたホルダー526)に、当該規制ブレード560(すなわち、図5に示された規制ブレード560)を再度取り付ける手順が実施されるが、当該取り付けの際に、ホルダー526に対する規制ブレード560の取り付け位置が変更される(換言すれば、規制ブレード560の現像ローラ510に対する相対位置が変更される)。
ここで、当該取り付け位置(相対位置)の変更方法について説明するが、当該変更方法を説明する前に、先ず、イエロー現像装置54が新規な現像装置として(すなわち、再利用された現像装置としてではなく)製造される際等に実施される前記取り付け位置(相対位置)の調整方法について、図10を用いて説明し、引き続いて、当該取り付け位置(相対位置)の変更方法について説明する。
イエロー現像装置54が新規な現像装置として(すなわち、再利用された現像装置としてではなく)製造される際等には、ホルダー526に規制ブレード560が取り付けられるが、かかる取り付けの前に、ホルダー526に対する規制ブレード560の取り付け位置(相対位置)が調整される。かかる調整としては、二種類の調整、すなわち、規制ブレード560の先端560aから当接部562aまでの長さ(以下、当該長さを、突き出し量とも呼ぶ)、の調整と、前記ゴム部562から現像ローラ510へ向かう方向における、基準位置からゴム支持部564の短手方向他端部564eまでの距離、の調整と、が実施される。
先ず、前記ゴム部562から現像ローラ510へ向かう方向(当該方向を、図10中、記号Xで示す)における、基準位置(当該位置を、図10中、記号Bで示す)からゴム支持部564の短手方向他端部564eまでの距離h、が調整される。ここで、調整される距離hの選択肢として、図12に示される4つの選択肢(レベル1〜レベル4)が用意されており、距離hは、これらのうちの一に調整される。
なお、規制ブレード560の取り付け位置の調整は、規制ブレード560の長手方向両端部564cと、ホルダー526の規制ブレード支持部526cとの間にスペーサー570を挿入することにより行われる。すなわち、ここでは、ホルダー526に対する規制ブレード560の高さが調整されることとなる。また、前記基準位置は、どの位置でも構わない。本実施例においては、当該基準位置を、現像ローラ支持部526bの、軸受け576が嵌合する穴、の中心に対応する位置(図10中、記号Bで示される位置)としているが、例えば、規制ブレード支持部526cの最上部(図10中、記号B´で示される位置)としてもよい。
次に、突き出し量が調整される。図10に示されるように、当該突き出し量を調整するために、前述した方向Xに交差する方向(当該方向を、図10中、記号Yで示す)において、規制ブレード560の取り付け位置が調整される。本実施例においては、突き出し量を調整するために、方向Yにおける基準位置Bから規制ブレード560の先端560aまでの距離l、が調整される。また、距離hと同様、調整される距離lの選択肢として、図12に示される4つの選択肢(レベル1〜レベル4)が用意されており、距離lは、これらのうちの一に調整される。
次に、イエロー現像装置54が再生される際の当該取り付け位置(相対位置)の変更方法について説明する。当該取り付け位置を変更する際には、先ず、ステップS4で取得された表面粗さの値が、図11に示した4つのレベルのうちのどのレベルに属するかを特定する。そして、特定されたレベル(すなわち、交換後の他の現像ローラ510が属するレベル)に係る数字が、ステップS2で取得された表面粗さ情報(すなわち、交換前の現像ローラ510が属する前記レベル)に係る数字と比べて、どれ位減少(増加)しているかを把握する。そして、特定されたレベルに係る数字が減少(増加)している場合には、前述した距離h及び距離lのうちの少なくともどちらか一方を、逆方向へ、すなわち、図11に示したレベルに係る数字が増加(減少)する方向へ、変更する。
交換後の他の現像ローラ510が属するレベルに係る数字が、交換前の現像ローラ510が属するレベルに係る数字と比べて減少している場合、すなわち、交換後の他の現像ローラ510の十点平均粗さRzが、交換前の現像ローラ510の十点平均粗さRzよりも大きい場合には、再生されたイエロー現像装置54におけるトナーの搬送量が、イエロー現像装置54が新規な現像装置として製造された際等に適切に調整された適正搬送量よりも大きくなってしまい、再生されたイエロー現像装置54における、前記当接部562aと現像ローラ510の間を通過するトナーの帯電量が、イエロー現像装置54が新規な現像装置として製造された際等に適切に調整された適正帯電量よりも低くなってしまう可能性がある。
距離hを、当該レベルに係る数字が増加する方向へ変更すると、距離hが小さくなるから、規制ブレード560の現像ローラ510に対する荷重が大きくなり、前記当接部562aと現像ローラ510の間を通過するトナーの帯電量が高くなる。したがって、上記状況で、距離hを、当該レベルに係る数字が増加する方向へ変更すれば、再生されたイエロー現像装置54における前記帯電量を、適正帯電量とすることができる。また、距離lを、前記レベルに係る数字が増加する方向へ変更すると、距離lが大きくなる(突き出し量が小さくなる)から、トナーの搬送量が小さくなり、かつ、前記当接部562aと現像ローラ510の間を通過するトナーの帯電量が(当接部562aが少ないトナーを効率的に帯電することが可能となることに起因して)高くなる。したがって、上記状況で、距離lを、前記レベルに係る数字が増加する方向へ変更すれば、再生されたイエロー現像装置54における前記帯電量及び前記搬送量を、それぞれ適正帯電量及び適正搬送量とすることができる。
逆に、交換後の他の現像ローラ510が属するレベルに係る数字が、交換前の現像ローラ510が属するレベルに係る数字と比べて増加している場合、すなわち、交換後の他の現像ローラ510の十点平均粗さRzが、交換前の現像ローラ510の十点平均粗さRzよりも小さい場合には、再生されたイエロー現像装置54におけるトナーの搬送量が、イエロー現像装置54が新規な現像装置として製造された際等に適切に調整された適正搬送量よりも小さくなってしまい、再生されたイエロー現像装置54における、前記当接部562aと現像ローラ510の間を通過するトナーの帯電量が、イエロー現像装置54が新規な現像装置として製造された際等に適切に調整された適正帯電量よりも高くなってしまう可能性がある。
距離hを、当該レベルに係る数字が減少する方向へ変更すると、距離hが大きくなるから、規制ブレード560の現像ローラ510に対する荷重が小さくなり、前記当接部562aと現像ローラ510の間を通過するトナーの帯電量が低くなる。したがって、上記状況で、距離hを、当該レベルに係る数字が減少する方向へ変更すれば、再生されたイエロー現像装置54における前記帯電量を、適正帯電量とすることができる。また、距離lを、前記レベルに係る数字が減少する方向へ変更すると、距離lが小さくなる(突き出し量が大きくなる)から、トナーの搬送量が大きくなり、かつ、前記当接部562aと現像ローラ510の間を通過するトナーの帯電量が(トナーの搬送量の増加により、当接部562aがトナーを効率的に帯電することができなくなることに起因して)低くなる。したがって、上記状況で、距離lを、前記レベルに係る数字が減少する方向へ変更すれば、再生されたイエロー現像装置54における前記帯電量及び前記搬送量を、それぞれ適正帯電量及び適正搬送量とすることができる。
また、本実施例においては、交換後の他の現像ローラ510が属するレベルに係る数字が、交換前の現像ローラ510が属する前記レベルに係る数字と比べて、どれ位減少(増加)しているか、に基づいて、前記相対位置(取り付け位置)の変更度合いを変化させる。例えば、1レベル分の減少である場合には、距離h及び距離lのうちのどちらか一方を、前記レベルに係る数字が1つだけ増加するように変更し、2レベル分の減少である場合には、距離h及び距離lのうちのどちらか一方を、前記レベルに係る数字が2つ増加するように変更するか、距離h及び距離lの双方を、前記レベルに係る数字が1つだけ増加するように変更する。
なお、前述した相対位置(取り付け位置)の変更が円滑に行われるためには、相対位置が変更される前の当該相対位置についての情報が必要である。本実施例においては、当該情報として、イエロー現像装置54の現像装置側メモリ54aに記録されている規制ブレード関連情報、が用いられる。すなわち、当該規制ブレード関連情報は、前記相対位置(取り付け位置)が変更される前の前記相対位置(取り付け位置)を示す相対位置情報であり、例えば、イエロー現像装置54が新規な現像装置として(すなわち、再利用された現像装置としてではなく)製造された際に、前述した表面粗さ情報と同様、製造者により現像装置側メモリ54aの所定の記憶領域に記録される。本実施例においては、当該規制ブレード関連情報として、前記突き出し量を示す情報(すなわち、距離l)と、前記距離を示す情報(すなわち、距離h)と、が現像装置側メモリ54aに記録されている。
突き出し量を示す情報として、l3(レベル3)が、距離を示す情報として、h2(レベル2)が、現像装置側メモリ54aに記録されているものとして、フローチャートに戻って、イエロー現像装置54の再生方法の説明を続ける。
交換後の他の現像ローラ510が属するレベルに係る数字が、交換前の現像ローラ510が属するレベルに係る数字と比べて減少していた場合には(ステップS6:ケースB)、規制ブレード560の取り外し後に(ステップS8)、相対位置(取り付け位置)、すなわち、距離h及び距離lのうちの少なくともどちらか一方を、前記レベルに係る数字が増加するように変更する(ステップS12)。例えば、交換前の現像ローラ510が属するレベルがレベル3であり、交換後の他の現像ローラ510が属するレベルがレベル2であった場合に、距離lをh2(レベル2)からh3(レベル3)へ変更する。
また、交換後の他の現像ローラ510が属するレベルに係る数字が、交換前の現像ローラ510が属するレベルに係る数字と比べて増加していた場合には(ステップS6:ケースC)、規制ブレード560の取り外し後に(ステップS10)、相対位置(取り付け位置)、すなわち、距離h及び距離lのうちの少なくともどちらか一方を、前記レベルに係る数字が減少するように変更する(ステップS14)。例えば、交換前の現像ローラ510が属するレベルがレベル2であり、交換後の他の現像ローラ510が属するレベルがレベル4であった場合に、距離lをl3(レベル3)からl1(レベル1)へ変更する。
このように、相対位置(取り付け位置)が変更された規制ブレード560は、ホルダー526の規制ブレード支持部526cにネジ止めされることにより、最終的に、当該ホルダー526に固定される。そして、規制ブレード560が固定されたホルダー526に前記他の現像ローラ510を取り付けて、当該他の現像ローラ510が取り付けられたホルダー526をハウジング540に取り付けることにより、規制ブレード560の再取り付け、現像ローラ510の他の現像ローラ510への交換等(イエロー現像装置54の再組み立て)が完了する(ステップS16)。
そして、組み立てられたイエロー現像装置54にトナーが再充填されて(ステップS20)、イエロー現像装置54が再生されることとなる。
なお、ステップS6で、交換後の他の現像ローラ510が属するレベルに係る数字が、交換前の現像ローラ510が属するレベルに係る数字と同じであった場合には(ステップS6:ケースA)、前記相対位置を変更しない。かかる際には、現像ローラ510が前記他の現像ローラ510に交換された後(ステップS18)、イエロー現像装置54にトナーが再充填されて(ステップS20)、イエロー現像装置54が再生されることとなる。
上述したように、本実施例に係る現像装置の再生方法は、トナーが再充填される際にイエロー現像装置54に設けられている現像ローラ510の表面粗さの値を取得するステップと、取得された前記値とイエロー現像装置54に記録されている表面粗さ情報とに基づいて、規制ブレード560の現像ローラ510に対する相対位置を変更するステップ、を有している。したがって、再生されたイエロー現像装置54に設けられている現像ローラ510の表面粗さが、イエロー現像装置54が新規な現像装置として製造された際の現像ローラ510の表面粗さとは異なる状況等において、前記特性が良好となるような組み合わせを再度選択し直す際に、当該組み合わせを一から選択し直す必要はなくなり、イエロー現像装置54を再生させるための手順が簡略化されることとなる。
なお、上記例のステップS4においては、交換後の他の現像ローラ510の表面粗さの値を、測定により取得することとしたが、これに限定されるものではない。例えば、別途保管されている当該他の現像ローラ510に係る資料から表面粗さの値を取得することとしてもよい。
ただし、正確な表面粗さの値を取得することができる点で、上記例の方がより望ましい。
また、上記例において、イエロー現像装置54には、前記相対位置が変更される前の該相対位置を示す規制ブレード関連情報が記録されており、前記相対位置を変更するステップにおいては、規制ブレード関連情報を用いて、前記相対位置を変更することとしたが、これに限定されるものではない。
例えば、イエロー現像装置54には、規制ブレード関連情報が記録されておらず、ステップS8、ステップS10で規制ブレード560をイエロー現像装置54から取り外す前に、前記相対位置が変更される前の該相対位置を、測定により取得し、取得された当該相対位置を用いて、前記相対位置を変更することとしてもよい。
ただし、イエロー現像装置54の再生方法に係る手順が簡略化される点で、上記例の方がより望ましい。
<<<第二実施例について>>>
次に、イエロー現像装置54の再生方法に係る第二実施例について、図11、図13、及び、図14を用いて説明する。図13は、イエロー現像装置54の再生方法に係る第二実施例を示すフローチャートである。図14は、トナーに係る4つのレベルを示した図である。なお、本実施例においてもイエロー現像装置54を再生させる際に、現像ローラ510を他の現像ローラ510と交換することとする。
先ず、作業者は、前述した第一実施例に係るステップS2とステップS4と同様の手順を実施する(ステップS102、ステップS104)。そして、ステップS102で取得された表面粗さ情報と、ステップS104で取得された表面粗さの値と、に基づいて、イエロー現像装置54に再充填されるトナーを選定する(ステップS106)。
ここで、イエロー現像装置54に再充填されるトナーの選定方法について、より具体的に説明する。
イエロー現像装置54が新規な現像装置として(すなわち、再利用された現像装置としてではなく)製造される際等には、複数種類のロットの中から、イエロー現像装置54に充填されるトナーが選定される。本実施例においては、図14に示すように、4つのレベルのロットが用意されており、これらのうちのいずれかがイエロー現像装置54に充填されることとなる。
そして、イエロー現像装置54にトナーを再充填する際には、ステップS102で取得された表面粗さ情報と、ステップS104で取得された表面粗さの値と、に基づいてイエロー現像装置54に再充填されるトナーが、前記4つのレベルのロットから選定される。当該トナーの選定の際には、先ず、ステップS4で取得された表面粗さの値が、図11に示した4つのレベルのうちのどのレベルに属するかを特定する。そして、特定されたレベル(すなわち、交換後の他の現像ローラ510が属するレベル)に係る数字が、ステップS102で取得された表面粗さ情報(すなわち、交換前の現像ローラ510が属する前記レベル)に係る数字と比べて、どれ位減少(増加)しているかを把握する。そして、特定されたレベルに係る数字が減少(増加)している場合には、トナーが再充填される前にイエロー現像装置54に充填されていたトナーが属する前記レベルに係る数字と比べて、イエロー現像装置54に再充填されるトナーに係る当該数字が増加(減少)するように、イエロー現像装置54に再充填されるトナーが選定される。
前述したとおり、交換後の他の現像ローラ510が属するレベルに係る数字が、交換前の現像ローラ510が属するレベルに係る数字と比べて減少(増加)している場合には、再生されたイエロー現像装置54におけるトナーの搬送量が、イエロー現像装置54が新規な現像装置として製造された際等に適切に調整された適正搬送量よりも大きく(小さく)なってしまい、再生されたイエロー現像装置54における、前記当接部562aと現像ローラ510の間を通過するトナーの帯電量が、イエロー現像装置54が新規な現像装置として製造された際等に適切に調整された適正帯電量よりも低く(高く)なってしまう可能性がある。
一方、前記4つのレベルのロットは、トナーに含まれる外添剤の種類や量が互いに相違しており、当該相違に起因して、トナーの搬送性や帯電性が異なっている。本実施例においては、前記レベルに係る数字が大きくなるにつれて、トナーの搬送量が小さくなり、かつ、トナーの帯電量が高くなりやすくなっている。
したがって、イエロー現像装置54に再充填されるトナーが、上述した方法で選定されると、再生されたイエロー現像装置54における前記帯電量及び前記搬送量を、それぞれ適正帯電量及び適正搬送量とすることができる。
また、本実施例においては、イエロー現像装置54に再充填されるトナー、を選定する際に、交換後の他の現像ローラ510が属するレベルに係る数字が、交換前の現像ローラ510が属する前記レベルに係る数字と比べて、どれ位減少(増加)しているか、を加味する。例えば、1レベル分の減少である場合には、トナーが再充填される前にイエロー現像装置54に充填されていたトナーが属する前記レベルに係る数字と比べて、イエロー現像装置54に再充填されるトナーに係る当該数字が1つだけ増加するように、イエロー現像装置54に再充填されるトナーが選定され、2レベル分の減少である場合には、トナーが再充填される前にイエロー現像装置54に充填されていたトナーが属する前記レベルに係る数字と比べて、イエロー現像装置54に再充填されるトナーに係る当該数字が2つ増加するように、イエロー現像装置54に再充填されるトナーが選定される。
なお、交換後の他の現像ローラ510が属するレベルに係る数字が、交換前の現像ローラ510が属するレベルに係る数字と同じであった場合には、トナーが再充填される前にイエロー現像装置54に充填されていたトナーのロットと同様のロットが、イエロー現像装置54に再充填されるトナーとして選定される。
また、前述したトナーの選定が円滑に行われるためには、トナーが再充填される前にイエロー現像装置54に充填されていたトナー、に係る情報が必要である。本実施例においては、当該情報として、イエロー現像装置54の現像装置側メモリ54aに記録されている第一トナー情報、が用いられる。すなわち、当該第一トナー情報は、トナーが再充填される前にイエロー現像装置54に充填されていたトナー、を特定する情報であり、例えば、イエロー現像装置54が新規な現像装置として(すなわち、再利用された現像装置としてではなく)製造された際に、前述した表面粗さ情報と同様、製造者により現像装置側メモリ54aの所定の記憶領域に記録される。本実施例においては、当該トナー情報として、トナーのロット情報、すなわち、第一ロット(レベル1)から第四ロット(レベル4)までのいずれか、が現像装置側メモリ54aに記録されている。
トナー情報として、第二ロット(レベル2)が、現像装置側メモリ54aに記録されているものとして、フローチャートに戻って、イエロー現像装置54の再生方法の説明を続ける。
交換後の他の現像ローラ510が属するレベルに係る数字が、交換前の現像ローラ510が属するレベルに係る数字と同じであった場合には(ステップS106:ケースA)、トナーが再充填される前にイエロー現像装置54に充填されていたトナーのロットと同様の(と同レベルの)ロットが、イエロー現像装置54に再充填されるトナーとして選定される(ステップS108)。すなわち、ここでは、第二ロット(レベル2)が選定されることとなる。
交換後の他の現像ローラ510が属するレベルに係る数字が、交換前の現像ローラ510が属するレベルに係る数字と比べて減少していた場合には(ステップS106:ケースB)、トナーが再充填される前にイエロー現像装置54に充填されていたトナーが属する前記レベルに係る数字と比べて、イエロー現像装置54に再充填されるトナーに係る当該数字が増加するように、イエロー現像装置54に再充填されるトナーが選定される(ステップS110)。例えば、交換前の現像ローラ510が属するレベルがレベル3であり、交換後の他の現像ローラ510が属するレベルがレベル1であった場合には、第四ロット(レベル4)が選定されることとなる。
交換後の他の現像ローラ510が属するレベルに係る数字が、交換前の現像ローラ510が属するレベルに係る数字と比べて増加していた場合には(ステップS106:ケースC)、トナーが再充填される前にイエロー現像装置54に充填されていたトナーが属する前記レベルに係る数字と比べて、イエロー現像装置54に再充填されるトナーに係る当該数字が減少するように、イエロー現像装置54に再充填されるトナーが選定される(ステップS112)。例えば、交換前の現像ローラ510が属するレベルがレベル2であり、交換後の他の現像ローラ510が属するレベルがレベル3であった場合には、第一ロット(レベル1)が選定されることとなる。
そして、現像ローラ510が前記他の現像ローラ510に交換された後(ステップS114)、ステップS108、ステップS110、又は、ステップS112で選定されたトナーが再充填されて(ステップS116)、イエロー現像装置54が再生されることとなる。
上述したように、本実施例に係る現像装置の再生方法は、トナーが再充填される際にイエロー現像装置54に設けられている現像ローラ510の表面粗さの値を取得するステップと、取得された前記値とイエロー現像装置54に記録されている表面粗さ情報とに基づいて選定されたトナー、を再充填するステップと、を有している。したがって、再生されたイエロー現像装置54に設けられている現像ローラ510の表面粗さが、イエロー現像装置54が新規な現像装置として製造された際の現像ローラ510の表面粗さとは異なる状況等において、前記特性が良好となるような組み合わせを再度選択し直す際に、当該組み合わせを一から選択し直す必要はなくなり、イエロー現像装置54を再生させるための手順が簡略化されることとなる。
なお、上記例において、イエロー現像装置54には、トナーが再充填される前にイエロー現像装置54に充填されていたトナー、を特定する第一トナー情報が記録されており、トナーを再充填するステップにおいては、前記第一トナー情報を用いて、イエロー現像装置54に再充填されるトナーを選定することとしたが、これに限定されるものではない。
例えば、イエロー現像装置54には、第一トナー情報が記録されておらず、トナーが再充填される前にイエロー現像装置54に充填されていたトナーを特定する情報を、別途保管されている当該トナーに係る資料から取得し、取得された当該情報を用いて、イエロー現像装置54に再充填されるトナーを選定することとしてもよい。
ただし、イエロー現像装置54の再生方法に係る手順が簡略化される点で、上記例の方がより望ましい。
<<<第三実施例について>>>
次に、イエロー現像装置54の再生方法に係る第三実施例について、図10、図12、図14、及び、図15を用いて説明する。図15は、イエロー現像装置54の再生方法に係る第三実施例を示すフローチャートである。なお、イエロー現像装置54に設けられている現像ローラ510は、イエロー現像装置54が使用されることにより磨耗するが、本実施例においては、イエロー現像装置54の供給者等により回収されたイエロー現像装置54のうち、当該磨耗が軽微なイエロー現像装置54のみが再生の対象とされることとする。
先ず、作業者は、イエロー現像装置54の現像装置側メモリ54aに記録されている前述した第一トナー情報を参照して、トナーが再充填される前にイエロー現像装置54に充填されていたトナーに係る情報を取得する(ステップS202)。すなわち、当該トナーのロット(当該トナーが属するレベル)を把握する。
次に、作業者は、再充填されるトナーを特定する前記第二トナー情報を取得する(ステップS204)。本実施例においては、別途保管されている当該トナーに係る資料から、当該トナーのロット(当該トナーが属するレベル)についての情報を取得する。
次に、作業者は、ステップS202で取得された第一トナー情報と、ステップS204で取得された第二トナー情報と、に基づいて、規制ブレード560の現像ローラ510に対する相対位置を変更する(ステップS206:ケースB、ケースC)。
かかる際には、先ず、当該変更を容易にするために、以下の手順が実施される。すなわち、初めに、イエロー現像装置54を、規制ブレード560及び現像ローラ510が取り付けられているホルダー526と、ハウジング540とに、分解する。次に、当該ホルダー526から、現像ローラ510を取り外す。そして、現像ローラ510が取り外されたホルダー526から、規制ブレード560を取り外す(ステップS208、ステップS210)。
次に、規制ブレード560が取り外されたホルダー526(すなわち、図6に示されたホルダー526)に、当該規制ブレード560(すなわち、図5に示された規制ブレード560)を再度取り付ける手順が実施されるが、当該取り付けの際に、ホルダー526に対する規制ブレード560の取り付け位置が変更される(換言すれば、規制ブレード560の現像ローラ510に対する相対位置が変更される)。
ここで、当該取り付け位置(相対位置)の変更方法について説明する。当該取り付け位置を変更する際には、先ず、第二トナー情報(すなわち、イエロー現像装置54に再充填されるトナーが属するレベル)に係る数字が、第一トナー情報(すなわち、トナーが再充填される前にイエロー現像装置54に充填されていたトナーが属する前記レベル)に係る数字と比べて、どれ位減少(増加)しているかを把握する。そして、特定されたレベルに係る数字が減少(増加)している場合には、前述した距離h及び距離lのうちの少なくともどちらか一方を、逆方向へ、すなわち、図11に示したレベルに係る数字が増加(減少)する方向へ、変更する。
前述したとおり、トナーについては、4つのレベルのロットが用意されており、前記レベルに係る数字が大きくなるにつれて、トナーの搬送量が小さくなり、かつ、トナーの帯電量が高くなりやすくなっている。したがって、イエロー現像装置54に再充填されるトナーが属するレベルに係る数字が、トナーが再充填される前にイエロー現像装置54に充填されていたトナーが属するレベルに係る数字と比べて減少している場合には、再生されたイエロー現像装置54におけるトナーの搬送量が、イエロー現像装置54が新規な現像装置として製造された際等に適切に調整された適正搬送量よりも大きくなってしまい、再生されたイエロー現像装置54における、前記当接部562aと現像ローラ510の間を通過するトナーの帯電量が、イエロー現像装置54が新規な現像装置として製造された際等に適切に調整された適正帯電量よりも低くなってしまう可能性がある。
距離hを、当該レベルに係る数字が増加する方向へ変更すると、距離hが小さくなるから、規制ブレード560の現像ローラ510に対する荷重が大きくなり、前記当接部562aと現像ローラ510の間を通過するトナーの帯電量が高くなる。したがって、上記状況で、距離hを、当該レベルに係る数字が増加する方向へ変更すれば、再生されたイエロー現像装置54における前記帯電量を、適正帯電量とすることができる。また、距離lを、前記レベルに係る数字が増加する方向へ変更すると、距離lが大きくなる(突き出し量が小さくなる)から、トナーの搬送量が小さくなり、かつ、前記当接部562aと現像ローラ510の間を通過するトナーの帯電量が(当接部562aが少ないトナーを効率的に帯電することが可能となることに起因して)高くなる。したがって、上記状況で、距離lを、前記レベルに係る数字が増加する方向へ変更すれば、再生されたイエロー現像装置54における前記帯電量及び前記搬送量を、それぞれ適正帯電量及び適正搬送量とすることができる。
逆に、イエロー現像装置54に再充填されるトナーが属するレベルに係る数字が、トナーが再充填される前にイエロー現像装置54に充填されていたトナーが属するレベルに係る数字と比べて増加している場合には、再生されたイエロー現像装置54におけるトナーの搬送量が、イエロー現像装置54が新規な現像装置として製造された際等に適切に調整された適正搬送量よりも小さくなってしまい、再生されたイエロー現像装置54における、前記当接部562aと現像ローラ510の間を通過するトナーの帯電量が、イエロー現像装置54が新規な現像装置として製造された際等に適切に調整された適正帯電量よりも高くなってしまう可能性がある。
距離hを、当該レベルに係る数字が減少する方向へ変更すると、距離hが大きくなるから、規制ブレード560の現像ローラ510に対する荷重が小さくなり、前記当接部562aと現像ローラ510の間を通過するトナーの帯電量が低くなる。したがって、上記状況で、距離hを、当該レベルに係る数字が減少する方向へ変更すれば、再生されたイエロー現像装置54における前記帯電量を、適正帯電量とすることができる。また、距離lを、前記レベルに係る数字が減少する方向へ変更すると、距離lが小さくなる(突き出し量が大きくなる)から、トナーの搬送量が大きくなり、かつ、前記当接部562aと現像ローラ510の間を通過するトナーの帯電量が(トナーの搬送量の増加により、当接部562aがトナーを効率的に帯電することができなくなることに起因して)低くなる。したがって、上記状況で、距離lを、前記レベルに係る数字が減少する方向へ変更すれば、再生されたイエロー現像装置54における前記帯電量及び前記搬送量を、それぞれ適正帯電量及び適正搬送量とすることができる。
また、本実施例においては、イエロー現像装置54に再充填されるトナーが属するレベルに係る数字が、トナーが再充填される前にイエロー現像装置54に充填されていたトナーが属するレベルに係る数字と比べて、どれ位減少(増加)しているか、に基づいて、前記相対位置(取り付け位置)の変更度合いを変化させる。例えば、1レベル分の減少である場合には、距離h及び距離lのうちのどちらか一方を、前記レベルに係る数字が1つだけ増加するように変更し、2レベル分の減少である場合には、距離h及び距離lのうちのどちらか一方を、前記レベルに係る数字が2つ増加するように変更するか、距離h及び距離lの双方を、前記レベルに係る数字が1つだけ増加するように変更する。
なお、前述した相対位置(取り付け位置)の変更が円滑に行われるためには、相対位置が変更される前の当該相対位置についての情報が必要であり、本実施例においても、当該情報として、イエロー現像装置54の現像装置側メモリ54aに記録されている前記突き出し量を示す情報(すなわち、距離l)と前記距離を示す情報(すなわち、距離h)とが用いられる。
突き出し量を示す情報として、l3(レベル3)が、距離を示す情報として、h2(レベル2)が、現像装置側メモリ54aに記録されているものとして、フローチャートに戻って、イエロー現像装置54の再生方法の説明を続ける。
イエロー現像装置54に再充填されるトナーが属するレベルに係る数字が、トナーが再充填される前にイエロー現像装置54に充填されていたトナーが属するレベルに係る数字と比べて減少していた場合には(ステップS206:ケースB)、規制ブレード560の取り外し後に(ステップS208)、相対位置(取り付け位置)、すなわち、距離h及び距離lのうちの少なくともどちらか一方を、前記レベルに係る数字が増加するように変更する(ステップS212)。例えば、トナーが再充填される前にイエロー現像装置54に充填されていたトナーが属するレベルがレベル3であり、イエロー現像装置54に再充填されるトナーが属するレベルがレベル2であった場合に、距離lをh2(レベル2)からh3(レベル3)へ変更する。
また、イエロー現像装置54に再充填されるトナーが属するレベルに係る数字が、トナーが再充填される前にイエロー現像装置54に充填されていたトナーが属するレベルに係る数字と比べて増加していた場合には(ステップS206:ケースC)、規制ブレード560の取り外し後に(ステップS210)、相対位置(取り付け位置)、すなわち、距離h及び距離lのうちの少なくともどちらか一方を、前記レベルに係る数字が減少するように変更する(ステップS214)。例えば、トナーが再充填される前にイエロー現像装置54に充填されていたトナーが属するレベルがレベル2であり、イエロー現像装置54に再充填されるトナーが属するレベルがレベル4であった場合に、距離lをl3(レベル3)からl1(レベル1)へ変更する。
このように、相対位置(取り付け位置)が変更された規制ブレード560は、ホルダー526の規制ブレード支持部526cにネジ止めされることにより、最終的に、当該ホルダー526に固定される。そして、規制ブレード560が固定されたホルダー526に現像ローラ510を再取り付けし、当該現像ローラ510が取り付けられたホルダー526をハウジング540に取り付けることにより、規制ブレード560等の再取り付け(イエロー現像装置54の再組み立て)が完了する(ステップS216)。
そして、組み立てられたイエロー現像装置54にトナーが再充填されて(ステップS218)、イエロー現像装置が再生されることとなる。
なお、ステップS206で、イエロー現像装置54に再充填されるトナーが属するレベルに係る数字が、トナーが再充填される前にイエロー現像装置54に充填されていたトナーが属するレベルに係る数字と同じであった場合には(ステップS206:ケースA)、前記相対位置を変更しない。かかる際には、前記相対位置の変更をすることなく、イエロー現像装置54にトナーが再充填されて(ステップS218)、イエロー現像装置54が再生されることとなる。
上述したように、本実施例に係る現像装置の再生方法は、再充填されるトナーを特定する第二トナー情報を取得するステップと、イエロー現像装置54に記録されている第一トナー情報と取得された第二トナー情報とに基づいて規制ブレード560の現像ローラ510に対する相対位置を変更するステップと、を有している。したがって、再充填されるトナーのロットが、イエロー現像装置54が新規な現像装置として製造された際に充填されたトナーのロットとは異なる状況等において、前記特性が良好となるような組み合わせを再度選択し直す際に、当該組み合わせを一から選択し直す必要はなくなり、イエロー現像装置54を再生させるための手順が簡略化されることとなる。
<<<第四実施例について>>>
次に、イエロー現像装置54の再生方法に係る第四実施例について、図11、図14、及び、図16を用いて説明する。図16は、イエロー現像装置54の再生方法に係る第四実施例を示すフローチャートである。なお、本実施例においも、イエロー現像装置54の供給者等により回収されたイエロー現像装置54のうち、当該磨耗が軽微なイエロー現像装置54のみが再生の対象とされることとする。
先ず、作業者は、前述した第三実施例に係るステップS202とステップS204と同様の手順を実施する(ステップS302、ステップS304)。そして、現像ローラ510を、ステップS302で取得された第一トナー情報とステップS304で取得された第二トナー情報とに基づいて互いに異なる表面粗さを有する複数の現像ローラ510の中から選定された他の現像ローラ510と、交換する(ステップS306:ケースB、ケースC)。
ここで、現像ローラ510の他の現像ローラ510への交換方法について説明する。現像ローラ510を他の現像ローラ510と交換する際には、先ず、第二トナー情報(すなわち、イエロー現像装置54に再充填されるトナーが属するレベル)に係る数字が、第一トナー情報(すなわち、トナーが再充填される前にイエロー現像装置54に充填されていたトナーが属する前記レベル)に係る数字と比べて、どれ位減少(増加)しているかを把握する。そして、特定されたレベルに係る数字が減少(増加)している場合には、交換前の現像ローラ510が属する前記レベルに係る数字と比べて、交換後の他の現像ローラ510に係る当該数字が増加(減少)するように、現像ローラ510の交換を行う。
前述したとおり、トナーについては、4つのレベルのロットが用意されており、前記レベルに係る数字が大きくなるにつれて、トナーの搬送量が小さくなり、かつ、トナーの帯電量が高くなりやすくなっている。したがって、イエロー現像装置54に再充填されるトナーが属するレベルに係る数字が、トナーが再充填される前にイエロー現像装置54に充填されていたトナーが属するレベルに係る数字と比べて減少(増加)している場合には、再生されたイエロー現像装置54におけるトナーの搬送量が、イエロー現像装置54が新規な現像装置として製造された際等に適切に調整された適正搬送量よりも大きく(小さく)なってしまい、再生されたイエロー現像装置54における、前記当接部562aと現像ローラ510の間を通過するトナーの帯電量が、イエロー現像装置54が新規な現像装置として製造された際等に適切に調整された適正帯電量よりも低く(高く)なってしまう可能性がある。
そして、交換前の現像ローラ510が属する前記レベルに係る数字と比べて、交換後の他の現像ローラ510に係る当該数字が増加(減少)するように、現像ローラ510の交換を行うと、交換前の現像ローラ510の十点平均粗さRzよりも交換後の現像ローラ510の十点平均粗さRzの方が小さく(大きく)なるから、トナーの搬送量が小さく(大きく)なり、かつ、前記当接部562aと現像ローラ510の間を通過するトナーの帯電量が高く(低く)なる。したがって、上記状況で、交換前の現像ローラ510が属する前記レベルに係る数字と比べて、交換後の他の現像ローラ510に係る当該数字が増加(減少)するように、現像ローラ510の交換を行えば、再生されたイエロー現像装置54における前記帯電量及び前記搬送量を、それぞれ適正帯電量及び適正搬送量とすることができる。
また、本実施例においては、前記他の現像ローラ510を選定する際に、イエロー現像装置54に再充填されるトナーが属するレベルに係る数字が、トナーが再充填される前にイエロー現像装置54に充填されていたトナーが属するレベルに係る数字と比べて、どれ位減少(増加)しているか、を加味する。例えば、1レベル分の減少である場合には、交換前の現像ローラ510が属する前記レベルに係る数字と比べて、交換後の他の現像ローラ510に係る当該数字が1つだけ増加するように、前記他の現像ローラ510が選定され、2レベル分の減少である場合には、交換前の現像ローラ510が属する前記レベルに係る数字と比べて、交換後の他の現像ローラ510に係る当該数字が2つ増加するように、前記他の現像ローラ510が選定される。
なお、前述した現像ローラ510の交換が円滑に行われるためには、交換前の現像ローラ510の表面粗さに係る情報が必要である。本実施例においては、当該情報として、イエロー現像装置54の現像装置側メモリ54aに記録されている前述した表面粗さ情報、が用いられる。
表面粗さ情報として、レベル2が、現像装置側メモリ54aに記録されているものとして、フローチャートに戻って、イエロー現像装置54の再生方法の説明を続ける。
イエロー現像装置54に再充填されるトナーが属するレベルに係る数字が、トナーが再充填される前にイエロー現像装置54に充填されていたトナーが属するレベルに係る数字と比べて減少していた場合には(ステップS306:ケースB)、交換前の現像ローラ510が属する前記レベルに係る数字と比べて、交換後の他の現像ローラ510に係る当該数字が増加するように、前記他の現像ローラ510が選定される(ステップS308)。例えば、トナーが再充填される前にイエロー現像装置54に充填されていたトナーが属するレベルがレベル3であり、イエロー現像装置54に再充填されるトナーが属するレベルがレベル1であった場合に、レベル4に属する前記他の現像ローラ510が選定されることとなる。
また、イエロー現像装置54に再充填されるトナーが属するレベルに係る数字が、トナーが再充填される前にイエロー現像装置54に充填されていたトナーが属するレベルに係る数字と比べて増加していた場合には(ステップS306:ケースC)、交換前の現像ローラ510が属する前記レベルに係る数字と比べて、交換後の他の現像ローラ510に係る当該数字が減少するように、前記他の現像ローラ510が選定される(ステップS310)。例えば、トナーが再充填される前にイエロー現像装置54に充填されていたトナーが属するレベルがレベル2であり、イエロー現像装置54に再充填されるトナーが属するレベルがレベル3であった場合に、レベル1に属する前記他の現像ローラ510が選定されることとなる。
そして、現像ローラ510を選定された他の現像ローラ510と交換するために、先ず、イエロー現像装置54を、現像ローラ510が取り付けられているホルダー526と、ハウジング540とに、分解し、当該ホルダー526から、現像ローラ510を取り外す。そして、当該ホルダー526に、ステップS308、又は、ステップS310で選定された現像ローラ510を取り付けて、さらに、当該現像ローラ510が取り付けられたホルダー526をハウジング540に取り付けることにより、イエロー現像装置54の再組み立て(現像ローラ510の交換)が完了する(ステップS312)。
そして、組み立てられたイエロー現像装置54にトナーが再充填されて(ステップS314)、イエロー現像装置が再生されることとなる。
なお、ステップS306で、イエロー現像装置54に再充填されるトナーが属するレベルに係る数字が、トナーが再充填される前にイエロー現像装置54に充填されていたトナーが属するレベルに係る数字と同じであった場合には(ステップS6:ケースA)、現像ローラ510を交換しない。かかる際には、現像ローラ510が前記他の現像ローラ510に交換されることなく、イエロー現像装置54にトナーが再充填されて(ステップS314)、イエロー現像装置54が再生されることとなる。
上述したように、本実施例に係る現像装置の再生方法は、再充填されるトナーを特定する第二トナー情報を取得するステップと、現像ローラ510を、イエロー現像装置54に記録されている第一トナー情報と取得された第二トナー情報とに基づいて互いに異なる表面粗さを有する複数の現像ローラ510の中から選定された他の現像ローラ510と、交換するステップと、を有している。したがって、再充填されるトナーのロットが、イエロー現像装置54が新規な現像装置として製造された際に充填されたトナーのロットとは異なる状況等において、前記特性が良好となるような組み合わせを再度選択し直す際に、当該組み合わせを一から選択し直す必要はなくなり、イエロー現像装置54を再生させるための手順が簡略化されることとなる。
なお、上記例において、イエロー現像装置54には、現像ローラ510の交換前にイエロー現像装置54に設けられていた現像ローラ510の表面粗さであって、該現像ローラ510が前記イエロー現像装置54に取り付けられた際の表面粗さ、を示す表面粗さ情報が記録されており、現像ローラ510を他の現像ローラ510と交換するステップにおいては、前記表面粗さ情報を用いて、互いに異なる表面粗さを有する複数の現像ローラ510、の中から前記他の現像ローラ510を選定することとしたが、これに限定されるものではない。
例えば、イエロー現像装置54には、表面粗さ情報が記録されておらず、現像ローラ510の交換前にイエロー現像装置54に設けられていた現像ローラ510の表面粗さに係る情報を、別途保管されている当該現像ローラ510に係る資料から取得し、取得された当該情報を用いて、前記他の現像ローラ510を選定することとしてもよい。
ただし、イエロー現像装置54の再生方法に係る手順が簡略化される点で、上記例の方がより望ましい。
===その他の実施の形態===
以上、上記実施の形態に基づき本発明に係る現像装置の再生方法を説明したが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
上記実施の形態においては、画像形成装置として中間転写型のフルカラーレーザビームプリンタを例にとって説明したが、本発明は、中間転写型以外のフルカラーレーザビームプリンタ、モノクロレーザビームプリンタ、複写機、ファクシミリなど、各種の画像形成装置に適用可能である。
また、感光体についても、円筒状の導電性基材の外周面に感光層を設けて構成した、いわゆる感光ローラに限られず、ベルト状の導電性基材の表面に感光層を設けて構成した、いわゆる感光ベルトであってもよい。
また、上記においては、現像装置の再生方法の例として、4つの実施例を示したが、これらを組み合わせることとしてもよい。例えば、交換後の他の現像ローラ510が属するレベルに係る数字が、交換前の現像ローラ510が属するレベルに係る数字と比べて2つ減少していた場合には、トナーが再充填される前にイエロー現像装置54に充填されていたトナーが属する前記レベルに係る数字と比べて、イエロー現像装置54に再充填されるトナーに係る当該数字が1つだけ増加するように、イエロー現像装置54に再充填されるトナーを選定し、かつ、距離h及び距離lのうちのどちらか一方を、前記レベルに係る数字が1つだけ増加するように変更することとしてもよい。
また、第一実施例及び第二実施例においては、イエロー現像装置54を再生させる際に、現像ローラ510を他の現像ローラ510と交換することとしたが、これに限定されるものではなく、現像ローラ510を交換しないこととしてもよい。かかる際には、ステップS104やステップS204にて、回収された現像装置に設けられている現像ローラ510の表面粗さの値が測定により取得された後、以降のステップが実行されることとなる。
また、上記実施の形態においては、規制ブレード関連情報、表面粗さ情報、トナー情報が、現像装置に備えられた現像装置側メモリ51a、52a、53a、54aに記録されていることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、現像装置に筆記具やスタンプ等により情報が書き込まれていることとしてもよい。ただし、現像装置を汚さないで済む点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
プリンタ10を構成する主要構成要素を示した図である。 図1のプリンタ10の制御ユニットを示すブロック図である。 現像装置の概念図である。 現像装置の主要構成要素を示した断面図である。 規制ブレード560の斜視図である。 ホルダー526の斜視図である。 ホルダー526に、上シール部材520、規制ブレード560、及び、現像ローラ510が組み付けられている様子を示した斜視図である。 ホルダー526が、ハウジング540に取付けられている様子を示した斜視図である。 イエロー現像装置54の再生方法に係る第一実施例を示すフローチャートである。 規制ブレード560の取り付け位置の調整方法を説明するための説明図である。 現像ローラ510に係る4つのレベルを示した図である。 相対位置に係る4つのレベルを示した図である。 イエロー現像装置54の再生方法に係る第二実施例を示すフローチャートである。 トナーに係る4つのレベルを示した図である。 イエロー現像装置54の再生方法に係る第三実施例を示すフローチャートである。 イエロー現像装置54の再生方法に係る第四実施例を示すフローチャートである。
符号の説明
10 レーザビームプリンタ 20 感光体
30 帯電ユニット 40 露光ユニット
50 YMCK現像ユニット 50a 中心軸
51 ブラック現像装置 51a 現像装置側メモリ
52 マゼンタ現像装置 52a 現像装置側メモリ
53 シアン現像装置 53a 現像装置側メモリ
54 イエロー現像装置 54a 現像装置側メモリ
55a、55b、55c、55d 保持部
60 一次転写ユニット 70 中間転写体
75 クリーニングユニット 76 クリーニングブレード
80 二次転写ユニット 90 定着ユニット
92 給紙トレイ 94 給紙ローラ
95 表示ユニット 96 レジローラ
100 制御ユニット 101 メインコントローラ
102 ユニットコントローラ 112 インターフェイス
113 画像メモリ 120 CPU
121 シリアルインターフェイス 122 本体側メモリ
510 現像ローラ 510a 軸部
510b 大径部 510c 軸方向端部
520 上シール部材 520a 短手方向端部
520b 当接面 520c 反対面
524 上シール付勢部材 526 ホルダー
526a 上シール支持部 526b 現像ローラ支持部
526c 規制ブレード支持部 530 トナー収容体
530a 第一トナー収容部 530b 第二トナー収容部
540 ハウジング 542 上ハウジング部
544 下ハウジング部 545 仕切り壁
546 ハウジングシール 550 トナー供給ローラ
560 規制ブレード 560a 先端
562 ゴム部 562a 当接部
564 ゴム支持部 564a 薄板
564b 薄板支持部 564c 長手方向両端部
564d 短手方向一端部 564e 短手方向他端部
570 スペーサー 572 開口
574 端部シール 576 軸受け
T トナー

Claims (12)

  1. 現像剤を担持するための現像剤担持体と、該現像剤担持体に当接部にて当接して該現像剤担持体に担持された現像剤の層厚を規制するための層厚規制部材と、が設けられている現像装置であって、前記現像剤担持体の表面粗さを示す表面粗さ情報が記録されている現像装置、
    に現像剤を再充填するステップと、
    現像剤が再充填される際に前記現像装置に設けられている現像剤担持体の表面粗さの値を取得するステップと、
    取得された前記値と前記表面粗さ情報とに基づいて、前記層厚規制部材の前記現像剤担持体に対する相対位置を変更するステップと、
    を有することを特徴とする現像装置の再生方法。
  2. 請求項1に記載の現像装置の再生方法において、
    前記値を取得するステップにおいては、
    現像剤が再充填される際に前記現像装置に設けられている現像剤担持体の表面粗さを測定することにより該表面粗さの値を取得することを特徴とする現像装置の再生方法。
  3. 現像剤を担持するための現像剤担持体と、該現像剤担持体に当接部にて当接して該現像剤担持体に担持された現像剤の層厚を規制するための層厚規制部材と、が設けられている現像装置であって、前記現像剤を特定する現像剤情報が記録されている現像装置、
    に現像剤を再充填するステップと、
    再充填される現像剤を特定する第二現像剤情報を取得するステップと、
    前記現像装置に記録されている前記現像剤情報と、取得された前記第二現像剤情報とに基づいて、前記層厚規制部材の前記現像剤担持体に対する相対位置を変更するステップと、
    を有することを特徴とする現像装置の再生方法。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の現像装置の再生方法において、
    前記現像装置には、前記相対位置が変更される前の該相対位置を示す相対位置情報が記録されており、
    前記相対位置を変更するステップにおいては、
    前記相対位置情報を用いて、前記相対位置を変更することを特徴とする現像装置の再生方法。
  5. 請求項4に記載の現像装置の再生方法において、
    前記相対位置情報は、前記層厚規制部材の先端から前記当接部までの長さ、を示す情報であり、
    前記相対位置を変更するステップにおいては、
    前記長さを示す情報を用いて、該長さを変更することを特徴とする現像装置の再生方法。
  6. 請求項4に記載の現像装置の再生方法において、
    前記層厚規制部材は、前記現像剤担持体に当接する当接部材と、その一端部で前記当接部材を支持するための支持部材と、を有し、
    前記相対位置情報は、前記当接部材から前記現像剤担持体へ向かう方向における、基準位置から前記支持部材の他端部までの距離、を示す情報であり、
    前記相対位置を変更するステップにおいては、
    前記距離を示す情報を用いて、該距離を変更することを特徴とする現像装置の再生方法。
  7. 現像剤を担持するための現像剤担持体が設けられている現像装置であって、前記現像剤担持体の表面粗さを示す表面粗さ情報が記録されている現像装置、
    に現像剤を再充填するステップ、を有する現像装置の再生方法であって、
    現像剤が再充填される際に前記現像装置に設けられている現像剤担持体の表面粗さの値を取得するステップを有し、
    前記現像剤を再充填するステップにおいては、
    取得された前記値と前記表面粗さ情報とに基づいて選定された現像剤、を再充填することを特徴とする現像装置の再生方法。
  8. 請求項7に記載の現像装置の再生方法において、
    前記値を取得するステップにおいては、
    現像剤が再充填される際に前記現像装置に設けられている現像剤担持体の表面粗さを測定することにより該表面粗さの値を取得することを特徴とする現像装置の再生方法。
  9. 請求項7又は請求項8に記載の現像装置の再生方法において、
    前記現像装置には、現像剤が再充填される前に該現像装置に充填されていた現像剤、を特定する現像剤情報が記録されており、
    前記現像剤を再充填するステップにおいては、
    前記現像剤情報を用いて、前記現像装置に再充填される現像剤を選定することを特徴とする現像装置の再生方法。
  10. 現像剤を担持するための現像剤担持体が設けられている現像装置であって、前記現像剤を特定する現像剤情報が記録されている現像装置、
    に現像剤を再充填するステップと、
    再充填される現像剤を特定する第二現像剤情報を取得するステップと、
    前記現像剤担持体を、
    前記現像装置に記録されている前記現像剤情報と取得された前記第二現像剤情報とに基づいて、互いに異なる表面粗さを有する複数の現像剤担持体、の中から選定された他の現像剤担持体と、
    交換するステップと、
    を有することを特徴とする現像装置の再生方法。
  11. 請求項10に記載の現像装置の再生方法において、
    前記現像装置には、前記現像剤担持体の交換前に該現像装置に設けられていた現像剤担持体の表面粗さであって、該現像剤担持体が前記現像装置に取り付けられた際の表面粗さ、を示す表面粗さ情報が記録されており、
    前記現像剤担持体を前記他の現像剤担持体と交換するステップにおいては、
    前記表面粗さ情報を用いて、互いに異なる表面粗さを有する複数の現像剤担持体、の中から前記他の現像剤担持体を選定することを特徴とする現像装置の再生方法。
  12. 現像剤を担持するための現像剤担持体と、該現像剤担持体に当接部にて当接して該現像剤担持体に担持された現像剤の層厚を規制するための層厚規制部材と、が設けられている現像装置であって、前記現像剤担持体の表面粗さを示す表面粗さ情報が記録されている現像装置、
    に現像剤を再充填するステップと、
    現像剤が再充填される際に前記現像装置に設けられている現像剤担持体の表面粗さの値を取得するステップと、
    取得された前記値と前記表面粗さ情報とに基づいて、前記層厚規制部材の前記現像剤担持体に対する相対位置を変更するステップと、
    を有し、
    前記値を取得するステップにおいては、
    現像剤が再充填される際に前記現像装置に設けられている現像剤担持体の表面粗さを測定することにより該表面粗さの値を取得し、
    前記現像装置には、前記相対位置が変更される前の該相対位置を示す相対位置情報が記録されており、
    前記相対位置を変更するステップにおいては、
    前記相対位置情報を用いて、前記相対位置を変更し、
    前記相対位置情報は、前記層厚規制部材の先端から前記当接部までの長さ、を示す情報であり、
    前記相対位置を変更するステップにおいては、
    前記長さを示す情報を用いて、該長さを変更し、
    前記層厚規制部材は、前記現像剤担持体に当接する当接部材と、その一端部で前記当接部材を支持するための支持部材と、を有し、
    前記相対位置情報は、前記当接部材から前記現像剤担持体へ向かう方向における、基準位置から前記支持部材の他端部までの距離、を示す情報であり、
    前記相対位置を変更するステップにおいては、
    前記距離を示す情報を用いて、該距離を変更することを特徴とする現像装置の再生方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016105151A (ja) * 2014-11-21 2016-06-09 株式会社リコー 現像装置及び画像形成装置

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