JP2006301431A - 画像形成装置、及び、画像形成システム - Google Patents

画像形成装置、及び、画像形成システム Download PDF

Info

Publication number
JP2006301431A
JP2006301431A JP2005125311A JP2005125311A JP2006301431A JP 2006301431 A JP2006301431 A JP 2006301431A JP 2005125311 A JP2005125311 A JP 2005125311A JP 2005125311 A JP2005125311 A JP 2005125311A JP 2006301431 A JP2006301431 A JP 2006301431A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode plate
contact portion
rotating body
developing
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005125311A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Kishigami
稔 岸上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2005125311A priority Critical patent/JP2006301431A/ja
Publication of JP2006301431A publication Critical patent/JP2006301431A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】現像装置に現像電圧を適切に印加できる画像形成装置、及び、画像形成システムを実現することにある。
【解決手段】潜像を担持するための像担持体と、該像担持体に担持された潜像を現像するための現像装置と、第一電極板を備え、前記現像装置を保持して回転可能な回転体と、該回転体が所定の位置に位置する際に前記第一電極板に接触する第一接触部及び第二接触部を備え、画像形成装置本体に設けられている第二電極板と、前記回転体が前記所定の位置に位置する際に、前記第一電極板と該第一電極板に接触する前記第二電極板とを介して、前記現像装置に現像電圧を印加するための現像電圧印加部と、前記回転体に設けられ、該回転体が回転する際に前記第一接触部と前記第二接触部のうち前記第一接触部のみが摺接する樹脂製の被摺接部と、を有することを特徴とする画像形成装置。
【選択図】 図9

Description

本発明は、画像形成装置、及び、画像形成システムに関する。
レーザビームプリンタ等の画像形成装置は既によく知られている。かかる画像形成装置は、例えば、潜像を担持するための像担持体と、現像剤によって像担持体に担持された潜像を現像する現像装置と、該現像装置を保持して回転可能な回転体と、を有している。この画像形成装置は、ホストコンピュータなどの外部装置から画像信号等が送信されると、回転体が回転することによって現像装置を像担持体と対向する現像位置に位置決めし、像担持体に担持された潜像を現像装置内の現像剤で現像して現像剤像を形成し、当該現像剤像を媒体に転写して、最終的に媒体に画像を形成する。
上記の画像形成装置は、現像剤像を形成する際に現像装置に現像電圧を印加するための現像電圧印加部、を有している。また、現像電圧印加部が現像装置に現像電圧を印加できるように、回転体に第一電極板が、画像形成装置本体に第二電極板が、それぞれ設けられている。この第二電極板は、回転体が所定の位置(現像装置が像担持体と対向する位置)に位置する際に、第一電極板に接触する第一接触部及び第二接触部を備えている。そして、現像電圧印加部は、回転体が前記所定の位置に位置する際に、第一電極板と該第一電極板に接触する第二電極板とを介して、現像装置に現像電圧を印加する。
特開2003−15409号公報
上記回転体には、該回転体が回転する際に前記第二電極板が摺接する樹脂製の被摺接部、が設けられている。そして、回転体が回転する際に、第二電極板は被摺接部を削ることがある。そして、第二電極板による被摺接部の削れ量が過大になると、第一電極板と第二電極板とが適切に通電できないことがある。かかる際には、現像電圧印加部が現像装置に現像電圧を適切に印加できない。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、現像装置に現像電圧が適切に印加される画像形成装置、及び、画像形成システムを実現することにある。
前記課題を解決するために、主たる本発明は、潜像を担持するための像担持体と、該像担持体に担持された潜像を現像するための現像装置と、第一電極板を備え、前記現像装置を保持して回転可能な回転体と、該回転体が所定の位置に位置する際に前記第一電極板に接触する第一接触部及び第二接触部を備え、画像形成装置本体に設けられている第二電極板と、前記回転体が前記所定の位置に位置する際に、前記第一電極板と該第一電極板に接触する前記第二電極板とを介して、前記現像装置に現像電圧を印加するための現像電圧印加部と、前記回転体に設けられ、該回転体が回転する際に前記第一接触部と前記第二接触部のうち前記第一接触部のみが摺接する樹脂製の被摺接部と、を有することを特徴とする画像形成装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本明細書及び添付図面の記載により少なくとも次のことが明らかにされる。
潜像を担持するための像担持体と、該像担持体に担持された潜像を現像するための現像装置と、第一電極板を備え、前記現像装置を保持して回転可能な回転体と、該回転体が所定の位置に位置する際に前記第一電極板に接触する第一接触部及び第二接触部を備え、画像形成装置本体に設けられている第二電極板と、前記回転体が前記所定の位置に位置する際に、前記第一電極板と該第一電極板に接触する前記第二電極板とを介して、前記現像装置に現像電圧を印加するための現像電圧印加部と、前記回転体に設けられ、該回転体が回転する際に前記第一接触部と前記第二接触部のうち前記第一接触部のみが摺接する樹脂製の被摺接部と、を有することを特徴とする画像形成装置。
このような画像形成装置によれば、回転体が回転する際に第二接触部が被摺接部に摺接しないことにより、第二電極板による樹脂製の被摺接部の削れを抑制できるから、現像装置に現像電圧が適切に印加される画像形成装置を実現することが可能となる。
また、かかる画像形成装置であって、前記回転体は、その回転軸と直交する回転体側面に、前記第一電極板と前記被摺接部を備え、前記第二電極板の一端側は前記画像形成装置本体に固定され、その他端側は二股に分かれており、前記第二電極板は、前記二股の一方に前記第一接触部を、前記二股の他方に前記第二接触部を、それぞれ備え、前記第一接触部は、前記回転体の半径方向において前記第二接触部よりも前記回転軸側に位置していることとしてもよい。
かかる場合には、被摺接部が回転体の側面に設けられている場合に比べて、回転体の一回転当たりに第二電極板によって摺接される被摺接部を少なくすることができる。このため、回転体が回転する際の第二電極板による被摺接部の削れを抑制することが可能となる。
また、かかる画像形成装置であって、前記回転体に保持された複数の前記現像装置を有し、前記回転体は、複数の前記現像装置の各々に対応した前記第一電極板を備え、前記被摺接部は、前記回転体の周方向に沿って前記第一電極板間に設けられており、前記第一接触部は、前記回転体の回転に伴って、前記被摺接部への摺接と前記第一電極板への接触とを交互に行い、前記現像電圧印加部は、前記回転体が前記所定の位置に位置する際に、一の現像装置に対応した前記第一電極板と該第一電極板に接触する前記第二電極板とを介して、前記一の現像装置に前記現像電圧を印加することとしてもよい。
回転体が複数の現像装置を保持し、現像電圧印加部が回転体の回転に伴って現像装置毎に現像電圧を印加する場合には、画像形成装置がカラー画像を形成可能である。そして、カラー画像が形成される際には、第二電極板が被摺接部に摺接する頻度が高まる。このため、上記の場合には、回転体が回転する際に第二電極板による被摺接部の削れを抑制するという効果がより有効に奏される。
また、かかる画像形成装置であって、前記被摺接部は、前記回転体の軸方向に突出した被摺接部突出面を備え、前記回転体が回転する際に、前記第一接触部は前記被摺接部突出面に摺接し、前記被摺接部突出面の前記回転体側面からの高さは、前記半径方向において、一定であることとしてもよい。
かかる場合には、回転体が回転する際に、第一接触部が被摺接部突出面全体に摺接することができる。このため、第一接触部によって被摺接部突出面の一部に偏荷重が作用し難いから、回転体が回転する際に第一接触部による被摺接部突出面の削れを抑制することが可能となる。
また、かかる画像形成装置であって、前記回転体は、前記第一電極板を取り付けるための樹脂製の取付部であって、前記回転体の軸方向に突出している取付部突出面と、該取付部突出面に形成され、前記第一電極板を取り付けるための取付穴と、を有する取付部、を備え、前記第一電極板は、前記取付部突出面よりも前記軸方向に突出し、前記回転体が前記所定の位置に位置する際に前記第二電極板が接触する被接触面、を有することとしてもよい。
被摺接面が取付部突出面よりも軸方向に突出している場合には、第二接触部が被接触面に接触する前に取付部突出面に摺接し難いから、第二接触部による取付部の削れを抑制することが可能となる。
また、かかる画像形成装置であって、前記回転体が回転する際に、前記被摺接部に摺接する前記第一接触部が、前記第二接触部よりも先に前第一電極板に接触することとしてもよい。
かかる場合には、第一接触部が回転体の回転の際に第一電極板に接触することで第二接触部が持ち上げられるから、第二接触部が第一電極板に接触する前に取付部を削ることを防止することが可能となる。
また、かかる画像形成装置であって、前記被摺接部の、前記回転体の回転方向の上流側の一端部は、前記取付部突出面よりも前記軸方向に突出した状態にて、前記取付部と繋がっていることとしてもよい。
かかる場合には、回転体が回転する際に第二接触部が取付部に接触し難いから、第二接触部による取付部の削れを抑制することが可能となる。
また、かかる画像形成装置であって、前記第一電極板には、導電性グリースが塗布されており、前記被摺接部の、前記回転体の回転方向の下流側の他端部は、前記取付部と繋がっていないこととしてもよい。
第一電極板に導電性グリースが塗布されている場合には、第一電極板と第二電極板との通電が効果的に行われる。そして、他端部と取付部が繋がっていない場合には、前記導電性グリースが、回転体の回転により二つの第一電極板の間に位置する被摺接部に付着して、二つの第一電極板が通電してしまうことを防止できる。このため、上記の場合には、現像電圧印加部が現像装置に現像電圧をより適切に印加することが可能となる。
また、潜像を担持するための像担持体と、該像担持体に担持された潜像を現像するための現像装置と、第一電極板を備え、前記現像装置を保持して回転可能な回転体と、該回転体が所定の位置に位置する際に前記第一電極板に接触する第一接触部及び第二接触部を備え、画像形成装置本体に設けられている第二電極板と、前記回転体が前記所定の位置に位置する際に、前記第一電極板と該第一電極板に接触する前記第二電極板とを介して、前記現像装置に現像電圧を印加するための現像電圧印加部と、前記回転体に設けられ、該回転体が回転する際に前記第一接触部と前記第二接触部のうち前記第一接触部のみが摺接する樹脂製の被摺接部と、を有し、前記回転体は、その回転軸と直交する回転体側面に、前記第一電極板と前記被摺接部を備え、前記第二電極板の一端側は前記画像形成装置本体に固定され、その他端側は二股に分かれており、前記第二電極板は、前記二股の一方に前記第一接触部を、前記二股の他方に前記第二接触部を、それぞれ備え、前記第一接触部は、前記回転体の半径方向において前記第二接触部よりも前記回転軸側に位置しており、前記回転体に保持された複数の前記現像装置を有し、前記回転体は、複数の前記現像装置の各々に対応した前記第一電極板を備え、前記被摺接部は、前記回転体の周方向に沿って前記第一電極板間に設けられており、前記第一接触部は、前記回転体の回転に伴って、前記被摺接部への摺接と前記第一電極板への接触とを交互に行い、前記現像電圧印加部は、前記回転体が前記所定の位置に位置する際に、一の現像装置に対応した前記第一電極板と該第一電極板に接触する前記第二電極板とを介して、前記一の現像装置に前記現像電圧を印加し、前記被摺接部は、前記回転体の軸方向に突出した被摺接部突出面を備え、前記回転体が回転する際に、前記第一接触部は前記被摺接部突出面に摺接し、前記被摺接部突出面の前記回転体側面からの高さは、前記半径方向において、一定であり、前記回転体は、前記第一電極板を取り付けるための樹脂製の取付部であって、前記回転体の軸方向に突出している取付部突出面と、該取付部突出面に形成され、前記第一電極板を取り付けるための取付穴と、を有する取付部、を備え、前記第一電極板は、前記取付部突出面よりも前記軸方向に突出し、前記回転体が前記所定の位置に位置する際に前記第二電極板が接触する被接触面、を有し、前記回転体が回転する際に、前記被摺接部に摺接する前記第一接触部が、前記第二接触部よりも先に前第一電極板に接触し、前記被摺接部の、前記回転体の回転方向の上流側の一端部は、前記取付部突出面よりも前記軸方向に突出した状態にて、前記取付部と繋がっており、前記第一電極板には、導電性グリースが塗布されており、前記被摺接部の、前記回転体の回転方向の下流側の他端部は、前記取付部と繋がっていないことを特徴とする画像形成装置。
このような画像形成装置によれば、現像装置に現像電圧が適切に印加される画像形成装置を実現することが可能な効果が、最も有効に奏される。
また、コンピュータ、並びに、このコンピュータに接続可能な画像形成装置であって、潜像を担持するための像担持体と、該像担持体に担持された潜像を現像するための現像装置と、第一電極板を備え、前記現像装置を保持して回転可能な回転体と、該回転体が所定の位置に位置する際に前記第一電極板に接触する第一接触部及び第二接触部を備え、画像形成装置本体に設けられている第二電極板と、前記回転体が前記所定の位置に位置する際に、前記第一電極板と該第一電極板に接触する前記第二電極板とを介して、前記現像装置に現像電圧を印加するための現像電圧印加部と、前記回転体に設けられ、該回転体が回転する際に前記第一接触部と前記第二接触部のうち前記第一接触部のみが摺接する樹脂製の被摺接部と、を有する画像形成装置、を具備ことを特徴とする画像形成システム。
このような画像形成システムによれば、回転体が回転する際に第二接触部が被摺接部に摺接しないことにより、第二電極板による樹脂製の被摺接部の削れを抑制できるから、現像装置に現像電圧が適切に印加される画像形成システムを実現することが可能となる。
===画像形成装置の概要===
図1〜図3を用いて、画像形成装置としてレーザビームプリンタ(以下、「プリンタ」ともいう。)10を例にとって、その構成例及び動作例について説明する。図1は、プリンタ10を構成する主要構成要素を示した図である。図2は、プリンタ10の制御ユニット100を示すブロック図である。図3は、イエロー現像器54を示した斜視図である。図1には、矢印にて上下方向を示しており、例えば、給紙トレイ92は、プリンタ10の下部に配置されており、定着ユニット90は、プリンタ10の上部に配置されている。
<プリンタ10の構成例>
本実施の形態に係るプリンタ10は、図1に示すように、潜像を担持するための像担持体の一例としての感光体20の回転方向に沿って、帯電ユニット30、露光ユニット40、回転体の一例としての現像器保持ユニット50、一次転写ユニット60、中間転写体70、クリーニングブレード76を有し、さらに、二次転写ユニット80、定着ユニット90、及び、これらのユニット等を制御しプリンタとしての動作を司る制御ユニット100を有している。
感光体20は、円筒状の導電性基材とその外周面に形成された感光層を有し、中心軸を中心に回転可能であり、本実施の形態においては、図1中の矢印で示すように時計回りに回転する。
帯電ユニット30は、感光体20を帯電するための装置であり、露光ユニット40は、レーザを照射することによって帯電された感光体20上に潜像を形成する装置である。この露光ユニット40は、半導体レーザ、ポリゴンミラー、F−θレンズ等を有しており、パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ等の不図示のホストコンピュータから入力された画像信号に基づいて、変調されたレーザを帯電された感光体20上に照射する。
現像器保持ユニット50は、感光体20上に形成された潜像を、現像装置の一例としての現像器51、52、53、54に収容されたトナーT、すなわち、ブラック現像器51に収容されたブラック(K)トナー、マゼンタ現像器52に収容されたマゼンタ(M)トナー、シアン現像器53に収容されたシアン(C)トナー及びイエロー現像器54に収容されたイエロー(Y)トナーを用いて現像するための装置である。
この現像器保持ユニット50は、前記4つの現像器51、52、53、54が装着された状態で回転することにより、前記4つの現像器51、52、53、54の位置を動かすことを可能としている。すなわち、この現像器保持ユニット50は、前記4つの現像器51、52、53、54を4つの着脱部50a、50b、50c、50dにより保持しており、前記4つの現像器51、52、53、54は、回転軸50eを中心として、それらの相対位置を維持したまま回転可能となっている。そして、1ページ分の画像形成が終了する毎に選択的に感光体20に対向し、それぞれの現像器51、52、53、54に収容されたトナーにて、感光体20上に形成された潜像を順次現像する。なお、現像器保持ユニット50の詳細な構成については、後述する。
4つの現像器51、52、53、54の各々は、画像形成装置本体の一例としてのプリンタ本体10a、より具体的には、現像器保持ユニット50の着脱部50a、50b、50c、50d、に対して着脱可能となっている。4つの現像器51、52、53、54の構成は同様であるから、以下においては、イエロー現像器54の構成について説明する。このイエロー現像器54は、図3に示すように、現像ローラ510と、ハウジング540と、位置決めピン588と、現像器電極板590と、を備えている。
現像ローラ510は、金属製であり、トナーを担持して感光体20と対向する現像位置に搬送し、該現像位置に搬送されたトナーによって感光体20に担持された潜像を現像する。より具体的には、現像電圧印加部の一例としての現像バイアス印加部125(図2)から、第一電極板の一例としてのユニット電極板280(図5)と、該ユニット電極板280に接触する第二電極板の一例としてのプリンタ本体電極板300(図7)とを介して、現像ローラ510に現像バイアスが印加されると、現像ローラ510と感光体20との間に交番電界が形成され、感光体20上に形成された潜像が現像される。なお、ユニット電極板280とプリンタ本体電極板300の詳細については、後述する。
ハウジング540は、トナーを収容している。位置決めピン588は、イエロー現像器54を現像器保持ユニット50(詳しくは着脱部50d)に位置決めするためのものであり、位置決め凹部250(図5)と嵌合している。現像器電極板590は、イエロー現像器54の長手方向一端側(図3)に設けられ、現像ローラ510の軸端に接触している。また、現像器電極板590は、イエロー現像器54の長手方向一端側に設けられたカバー585から露出している電極板露出部591、を備えている。この電極板露出部591は、イエロー現像器54に対応したユニット電極板280と接触している。
一次転写ユニット60は、感光体20に形成された単色トナー像を中間転写体70に転写するための装置であり、4色のトナーが順次重ねて転写されると、中間転写体70にフルカラートナー像が形成される。この中間転写体70は、エンドレスのベルトであり、感光体20とほぼ同じ周速度にて回転駆動される。
二次転写ユニット80は、中間転写体70上に形成された単色トナー像やフルカラートナー像を紙、フィルム、布等の記録媒体に転写するための装置である。定着ユニット90は、記録媒体上に転写された単色トナー像やフルカラートナー像を紙等の記録媒体に融着させて永久像とするための装置である。
クリーニングブレード76は、ゴム製であり、感光体20の表面に当接している。このクリーニングブレード76は、一次転写ユニット60によって中間転写体70上にトナー像が転写された後に、感光体20上に残存するトナーを掻き落として除去する。
感光体ユニット75は、一次転写ユニット60と露光ユニット40との間に設けられ、感光体20、帯電ユニット30、クリーニングブレード76、及び、クリーニングブレード76により掻き落とされたトナーを収容する不図示の廃トナー収容部を有している。
制御ユニット100は、図2に示すようにメインコントローラ101と、ユニットコントローラ102とで構成され、メインコントローラ101には画像信号が入力され、この画像信号に基づく指令に応じてユニットコントローラ102が前記各ユニット等を制御して画像を形成する。
<プリンタ10の動作例>
次に、このように構成されたプリンタ10の動作について、他の構成要素にも言及しつつ説明する。
まず、不図示のホストコンピュータからの画像信号がインターフェイス(I/F)112を介してプリンタ10のメインコントローラ101に入力されると、このメインコントローラ101からの指令に基づくユニットコントローラ102の制御により感光体20、現像器51、52、53、54に設けられた現像ローラ510、及び、中間転写体70が回転する。感光体20は、回転しながら、帯電位置において帯電ユニット30により順次帯電される。
感光体20の帯電された領域は、感光体20の回転に伴って露光位置に至り、露光ユニット40によって、第1色目、例えばイエローYの画像情報に応じた潜像が該領域に形成される。また、現像器保持ユニット50は、イエロー(Y)トナーを収容したイエロー現像器54を、感光体20に対向した現像位置に位置させる。
感光体20上に形成された潜像は、感光体20の回転に伴って現像位置に至り、イエロー現像器54によってイエロートナーで現像される。すなわち、現像バイアス印加部125から現像バイアスが印加された現像ローラ510によって、感光体20上の潜像が現像される。これにより、感光体20上にイエロートナー像が形成される。
感光体20上に形成されたイエロートナー像は、感光体20の回転に伴って一次転写位置に至り、一次転写ユニット60によって、中間転写体70に転写される。この際、一次転写ユニット60には、トナーの帯電極性とは逆の極性の一次転写電圧が印加される。なお、この間、二次転写ユニット80は、中間転写体70から離間している。
上記の処理が、第2色目、第3色目、及び、第4色目について繰り返して実行されることにより、各画像信号に対応した4色のトナー像が、中間転写体70に重なり合って転写される。これにより、中間転写体70上にはフルカラートナー像が形成される。
中間転写体70上に形成されたフルカラートナー像は、中間転写体70の回転に伴って二次転写位置に至り、二次転写ユニット80によって記録媒体に転写される。なお、記録媒体は、給紙トレイ92から、給紙ローラ94、レジローラ96を介して二次転写ユニット80へ搬送される。また、転写動作を行う際、二次転写ユニット80は中間転写体70に押圧されるとともに二次転写電圧が印加される。
記録媒体に転写されたフルカラートナー像は、定着ユニット90によって加熱加圧されて記録媒体に融着される。一方、感光体20は一次転写位置を経過した後に、クリーニングブレード76によって、その表面に付着しているトナーが掻き落とされ、次の潜像を形成するための帯電に備える。掻き落とされたトナーは、廃トナー収容部に回収される。
===制御ユニットの概要===
次に、制御ユニット100の構成について、図2を参照しつつ説明する。制御ユニット100のメインコントローラ101は、インターフェイス112を介してホストコンピュータと接続され、このホストコンピュータから入力された画像信号を記憶するための画像メモリ113を備えている。ユニットコントローラ102は、各ユニット(帯電ユニット30、露光ユニット40、現像器保持ユニット50、一次転写ユニット60、感光体ユニット75、二次転写ユニット80、定着ユニット90)と電気的に接続され、それらが備えるセンサからの信号を受信することによって、各ユニットの状態を検出しつつ、メインコントローラ101から入力される信号に基づいて、各ユニットを制御する。
===現像器の現像位置、通信位置、及び、着脱位置===
前述したように、現像器51、52、53、54は、着脱部50a、50b、50c、50dの移動に伴って移動する。この際、各現像器が所定の現像位置、着脱位置に位置するように、着脱部は移動する。各現像器の現像位置、及び、着脱位置は同じであるから、以下においては、イエロー現像器54の現像位置、及び、着脱位置について、図4A〜図4Cを用いて説明する。図4Aは、イエロー現像器54が現像位置に位置している際の現像器保持ユニット50等を示した図である。図4Bは、イエロー現像器54が着脱位置に位置している際の現像器保持ユニット50等を示した図である。図4Cは、現像器保持ユニット50が、ホームポジションに位置している状態を示した図である。
図4Aに示した状態では、イエロー現像器54は、現像ローラ510が感光体20と対向している現像位置に位置している。この状態では、現像ローラ510が、感光体20に担持された潜像を現像することが可能である。
また、図4Aに示した状態から、現像器保持ユニット50が回転軸50eを中心に図4Aに示すZ方向に所定角度回転すると、図4Bに示した状態となる。図4Bに示した状態では、イエロー現像器54が着脱位置に位置している。この状態では、イエロー現像器54が、現像器着脱開口10eを介して着脱可能、即ち、着脱部50dに装着又は着脱部50dから取り外し可能である。
なお、プリンタ10に電源が投入されて初期化動作が行われた後や、プリンタ10が画像を形成する前に、現像器保持ユニット50は、図4Cに示すホームポジションに位置している。
===現像器保持ユニット50とユニット電極板280とプリンタ本体電極板300の詳細な構成===
次に、現像器保持ユニット50とユニット電極板280とプリンタ本体電極板300の詳細な構成について、図5〜図13を用いて説明する。図5は、現像器保持ユニット50を示した斜視図である。図6は、現像器保持ユニット50の正面図である。図7は、プリンタ本体電極板300がユニット電極板280に接触した状態を示した図である。図8は、内側接触部312が被摺接リブ230に摺接していない状態を示した図である。図9は、内側接触部312が被摺接リブ230に摺接している状態を示した図である。図10は、プリンタ本体電極板300がユニット電極板280に接触した状態を示した模式図である。図11は、円形側板200の正面図である。図12は、円形側板200の背面図である。図13は、被摺接リブ230の、円形側板200の半径方向における断面を示した模式図である。なお、図5〜図7には矢印にて上下方向を、図5と図7と図10と図13では矢印にて現像器保持ユニット50の軸方向を、図9と図11と図13では矢印にて現像器保持ユニット50の半径方向を、図5と図11では矢印にて現像器保持ユニット50の周方向を、それぞれ示している。
プリンタ本体電極板300は、金属製であり、プリンタ本体10aに設けられている(図7参照)。現像器保持ユニット50は、図5に示すように、プリンタ本体電極板300と接触可能な金属製のユニット電極板280と、4つの着脱部50a、50b、50c、50dを構成するメインフレーム58と、該ユニット電極板280が取り付けられた円形の円形側板200と、を備えている。
プリンタ本体電極板300は、該現像器保持ユニット50が所定の位置に位置する(すなわち、現像器が現像位置に位置する)際に、ユニット電極板280に接触する。プリンタ本体電極板300の一端側は、プリンタ本体10aにネジ(不図示)等で固定され、導線等を介して現像バイアス印加部125と繋がっている。一方、プリンタ本体電極板300の他端側は、二股に分かれている。そして、プリンタ本体電極板300は、二股の一方310が円形側板200の半径方向の内側に、二股の他方320が前記半径方向の外側に位置するように、設けられている。これらの二股の一方310及び他方320は、それぞれ、湾曲した湾曲部311、321を備えている。
また、プリンタ本体電極板300は、二股の一方310の湾曲部311に第一接触部の一例としての内側接触部312を、二股の他方320の湾曲部321に第二接触部の一例としての外側接触部322を、それぞれ備えている。内側接触部312及び外側接触部322は、図7に示すように、該現像器保持ユニット50が所定の位置に位置する際に前記ユニット電極板280に接触する。なお、内側接触部312は、図9に示すように、現像器保持ユニット50の半径方向において外側接触部322よりも回転軸50e側に位置している。
ユニット電極板280は、プリンタ本体電極板300が接触可能な本体側電極部281(図6)と、現像器と接触している現像器側電極部282(図7)と、を備えている。そして、現像器保持ユニット50は、4つの現像器51、52、53、54の各々に対応したユニット電極板280を備えている。
本体側電極部281は、現像器保持ユニット50が所定の位置に位置している際に、プリンタ本体電極板300と接触している。この本体側電極部281は、前記軸方向に突出し、現像器保持ユニット50が前記所定の位置に位置する際にプリンタ本体電極板300が接触する被接触面281a、を有している。この被接触面281aには、該被接触面281aとプリンタ本体電極板300との通電が適切に行われるように、図10に示すように導電性グリースGが塗布されている。
現像器側電極部282は、現像器保持ユニット50の位置に関係無く、現像器の現像器電極板590(図3)と接触している。この現像器側電極部282は、図6に示すように、現像器電極板590と接触する接触部282aを有している。前述したように、現像器電極板590は現像ローラ510の軸端に接触しているので、プリンタ本体電極板300とユニット電極板280とが接触している際に、現像バイアス印加部125は、現像ローラ510に現像バイアスを印加する。
円形側板200は、樹脂製であり、その外周面に歯201(図5)が形成されている。また、図11に示すように、円形側板200の、プリンタ本体電極板300に対向する回転体側面の一例としての本体対向面202には、取付部の一例としての電極板取付部220と、被摺接部の一例としての被摺接リブ230と、が設けられている。また、図12に示すように、円形側板200の、現像器に対向する現像器対向面203には、現像器の位置決めピン588と嵌合している位置決め凹部250と、ユニット電極板280を支持する電極板支持部252と、が設けられている。また、円形側板200には、回転軸50eと嵌合している嵌合穴204、が設けられている。なお、本体対向面202と現像器対向面203は、回転軸50eと直交している。
歯201は、プリンタ本体10aに設けられ円形側板200に動力を伝達するための歯車(不図示)、と噛合している。このため、円形側板200は、現像器保持ユニット50を回転駆動させる歯車としての機能を有している。
電極板取付部220は、ユニット電極板280を取り付けるためのものである。この電極板取付部220は、図11に示すように、現像器保持ユニット50の周方向に沿って、4つ設けられており、各電極板取付部220は、本体対向面202から軸方向一端側(図10)へ突出している。そして、各電極板取付部220は、軸方向に直交した取付部突出面221と、該取付部突出面221と繋がっており軸方向に平行な第一側面222及び第二側面223と、ユニット電極板280の本体側電極部281を取り付けるための取付穴224と、を備えている。
取付部突出面221は、軸方向一端側に突出している面である。また、取付部突出面221は、図10に示すように、本体側電極部281の被接触面281aが該取付部突出面221よりも軸方向一端側に突出するように、設けられている。取付穴224は、取付部突出面221に形成されており、本体側電極部281と嵌合している。なお、取付穴224は、取付部突出面221から現像器対向面203に向かって貫通している貫通穴である。
被摺接リブ230は、本体対向面202から軸方向一端側へ突出している。この被摺接リブ230は、図11に示すように、現像器保持ユニット50の周方向に沿ってユニット電極板280間に設けられている。より具体的には、被摺接リブ230は、該現像器保持ユニット50が回転する際に、内側接触部312と外側接触部322のうち内側接触部312のみが該被摺接リブ230に摺接するように(図9参照)、現像器保持ユニット50の周方向に沿って設けられている。
また、被摺接リブ230は、現像器保持ユニット50の軸方向に突出した被摺接部突出面の一例としてのリブ突出面231を備えている。内側接触部312は、現像器保持ユニット50が回転する際に、リブ突出面231に摺接する。また、図13に示すように、リブ突出面231は、該リブ突出面231の本体対向面202からの高さが前記半径方向において一定となるように、形成されている。
また、被摺接リブ230の、現像器保持ユニット50の回転方向の上流側の一端部232は、図11に示すように、取付部突出面221よりも前記軸方向に突出した状態にて、電極板取付部220と繋がっている。具体的には、一端部232は、電極板取付部220の第一側面222及び取付部突出面221、と繋がっている。また、一端部232におけるリブ突出面231は、取付部突出面221よりも軸方向一端側に突出している。
また、被摺接リブ230の、現像器保持ユニット50の回転方向の下流側の他端部233は、図11に示すように、電極板取付部220と繋がっていない。具体的には、他端部233は、電極板取付部220の第二側面223及び取付部突出面221、と繋がっていない。このため、他端部233と第二側面223との間に空隙が形成されている。また、被摺接リブ230の他端側には、テーパー部234が形成されている。このテーパー部234は、図10に示すように、リブ突出面231の本体対向面202からの高さが、一端部232側へ向かう程高くなるように、形成されている。
===現像バイアスが印加される前の現像器保持ユニット50回転動作===
現像バイアス印加部125は、現像位置に位置している現像器の現像ローラ510に現像バイアスを印加する。このため、現像器保持ユニット50は、現像器の現像ローラ510に現像バイアスが印加される前に、現像器が現像位置に位置するように、回転動作を行う。そこで、現像ローラ510に現像バイアスが印加される前の、現像器保持ユニット50の回転動作について説明する。
以下においては、現像器保持ユニット50の回転動作の一例として、イエロー現像器54の現像ローラ510に現像バイアスが印加されてから、ブラック現像器51の現像ローラ510に現像バイアスが印加されるまでの、現像器保持ユニット50の回転動作について説明する。
図4Aに示すようにイエロー現像器54が現像位置に位置している際には、現像器保持ユニット50は所定の位置にて回転を停止しており、プリンタ本体電極板300の内側接触部312及び外側接触部322は、図7に示すように、イエロー現像器54の現像器電極板590に接触しているユニット電極板280、に接触している。具体的には、内側接触部312及び外側接触部322は、該ユニット電極板280の本体側電極部281の被接触面281a、に接触している。かかる際に、現像バイアス印加部125は、プリンタ本体電極板300とユニット電極板280と現像器電極板590とを介して、イエロー現像器54の現像ローラ510に現像バイアスを印加する。
次に、現像器保持ユニット50は、ブラック現像器51の現像ローラ510に現像バイアスを印加するために、図1に示すZ方向に回転する。現像器保持ユニット50が回転する際に、内側接触部312及び外側接触部322は、被接触面281aに摺接する。そして、現像器保持ユニット50がさらに回転すると、図8に示すように、内側接触部312及び外側接触部322は、被接触面281aに接触しなくなる。
次に、現像器保持ユニット50がさらに回転すると、内側接触部312は、被摺接リブ230の他端部233に接触する。そして、現像器保持ユニット50がさらに回転する際に、内側接触部312は、他端部233(具体的には、テーパー部234)に摺接する。そして、現像器保持ユニット50がさらに回転する際に、内側接触部312は、他端部233に引き続き一端部232に摺接する(図9参照)。一方、外側接触部322は、現像器保持ユニット50が回転する際に、被摺接リブ230に摺接しない。
次に、現像器保持ユニット50がさらに回転すると、一端部232に摺接する内側接触部312が、ブラック現像器51の現像器電極板590に接触しているユニット電極板280、に接触する。そして、現像器保持ユニット50がさらに回転する際に、内側接触部312がユニット電極板280の被接触面281aに摺接し、被摺接リブ230に摺接しない外側接触部322が、前記ユニット電極板280に接触する。すなわち、現像器保持ユニット50が回転する際に、被摺接リブ230に摺接する内側接触部312が、外側接触部322よりも先にユニット電極板280に接触する。また、内側接触部312は、現像器保持ユニット50の回転に伴って、被摺接リブ230への摺接とユニット電極板280への接触とを交互に行う。
次に、現像器保持ユニット50がさらに回転する際に、内側接触部312及び外側接触部322は、被接触面281aに摺接する。そして、現像器保持ユニット50が所定の位置にて回転を停止すると、ブラック現像器51が現像位置に位置し、内側接触部312及び外側接触部322が被接触面281aに接触することとなる。かかる際に、現像バイアス印加部125は、プリンタ本体電極板300とユニット電極板280と現像器電極板590とを介して、ブラック現像器51の現像ローラ510に現像バイアスを印加する。
===本実施形態に係るプリンタ10の有効性===
本実施形態に係る画像形成装置(プリンタ10)は、潜像を担持するための像担持体(感光体20)と、該感光体20に担持された潜像を現像するための現像装置(現像器51、52、53、54)と、第一電極板(ユニット電極板280)を備え、現像器51、52、53、54を保持して回転可能な回転体(現像器保持ユニット50)と、現像器保持ユニット50が所定の位置に位置する(現像器が現像位置に位置する)際にユニット電極板280に接触する第一接触部(内側接触部312)及び第二接触部(外側接触部322)を備え、画像形成装置本体(プリンタ本体10a)に設けられている第二電極板(プリンタ本体電極板300)と、現像器保持ユニット50が前記所定の位置に位置する際に、ユニット電極板280と該ユニット電極板280に接触するプリンタ本体電極板300とを介して、現像器に現像電圧(現像バイアス)を印加するための現像電圧印加部(現像バイアス印加部125)と、現像器保持ユニット50に設けられ、該現像器保持ユニット50が回転する際に内側接触部312と外側接触部322のうち内側接触部312のみが摺接する樹脂製の被摺接部(被摺接リブ230)と、を有している。これにより、現像器に現像バイアスが適切に印加されるプリンタ10を実現することが可能となる。以下において、詳細に説明する。
前述したように、現像器の現像ローラ510に現像バイアスを印加するために、現像器保持ユニット50は、現像器が現像位置に位置するように、所定の位置まで回転する。そして、現像器保持ユニット50が回転する際に、プリンタ本体電極板300は、被摺接リブ230に摺接する。かかる際に、プリンタ本体電極板300が、樹脂製の被摺接リブ230を削ることがある。そして、プリンタ本体電極板300による被摺接リブ230の削れ量が過大になると、現像バイアス印加部125が現像器に現像バイアスを適切に印加できない恐れがある。
具体的に説明する。樹脂製の被摺接リブ230の削れ量が過大になると、ユニット電極板280の被接触面281aに、削れた樹脂による膜が形成されてしまうことがある。そして、被接触面281aに該膜が形成されると、プリンタ本体電極板300と被接触面281aとが適切に通電できない状態となる。このため、現像バイアス印加部125が現像器に現像バイアスを印加しようとしても、現像ローラ510に適切に現像バイアスが印加されない恐れがある。
一方、本実施形態においては、図9に示すように、現像器保持ユニット50が回転する際に、内側接触部312と外側接触部322とのうち内側接触部312のみが、被摺接リブ230に摺接することとしている。
かかる場合には、現像器保持ユニット50が回転する際に、プリンタ本体電極板300の外側接触部322が被摺接リブ230に摺接しない。このため、外側接触部322による被摺接リブ230の削れを防止できるから、現像器保持ユニット50が回転する際のプリンタ本体電極板300による被摺接リブ230の削れを抑制できる。
従って、本実施形態に係るプリンタ10の場合には、現像器保持ユニット50が回転する際のプリンタ本体電極板300による被摺接リブ230の削れを抑制できるから、現像器に現像バイアスが適切に印加されるプリンタ10を実現することが可能となる。
===その他の実施形態===
以上、上記実施の形態に基づき本発明に係る画像形成装置等を説明したが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
なお、上記実施の形態において、画像形成装置として中間転写型のフルカラーレーザビームプリンタを例にとって説明したが、本発明は、中間転写型以外のフルカラーレーザビームプリンタ、モノクロレーザビームプリンタ、複写機、ファクシミリなど、各種の画像形成装置に適用可能である。
なお、上記実施の形態において、像担持体である感光体は、円筒状の導電性基材の外周面に感光層を設けた構成として説明したが、これに限定されるものではない。例えば、ベルト状の導電性基材の表面に感光層を設けて構成した、いわゆる感光ベルトであってもよい。
さらに、上記実施の形態において、現像器保持ユニット50は、図7に示すように、その回転軸50eと直交する回転体側面(本体対向面202)に、ユニット電極板280と被摺接リブ230を備えていることとした。また、図7に示すように、プリンタ本体電極板300の一端側はプリンタ本体10aに固定され、その他端側は二股に分かれていることとした。また、図7に示すように、プリンタ本体電極板300は、前記二股の一方310に内側接触部312を、前記二股の他方320に外側接触部322を、それぞれ備えていることとした。そして、図9に示すように、内側接触部312は、現像器保持ユニット50の半径方向において外側接触部322よりも回転軸50e側に位置していることとした。しかし、上記に限定されるものではない。例えば、現像器保持ユニット50は、その外周面に、ユニット電極板280と被摺接リブ230とを備えていることとしてもよい。
ただし、被摺接リブ230が本体対向面202に設けられている場合には、被摺接リブ230が外周面に設けられている場合に比べて、現像器保持ユニット50の一回転当たりにプリンタ本体電極板300によって摺接される被摺接リブ230を少なくすることができる。このため、現像器保持ユニット50が回転する際のプリンタ本体電極板300による被摺接リブ230の削れを抑制することが可能となる。従って、上記実施の形態の方がより望ましい。
さらに、上記実施の形態において、プリンタ10は、図1に示すように、現像器保持ユニット50に保持された複数の現像器51、52、53、54を有することとした。また、図6に示すように、現像器保持ユニット50は、複数の現像器51、52、53、54の各々に対応したユニット電極板280を備えることとした。また、図11に示すように、被摺接リブ230は、現像器保持ユニット50の周方向に沿ってユニット電極板280間に設けられていることとした。また、図7〜図9に示すように、内側接触部312は、現像器保持ユニット50の回転に伴って、被摺接リブ230への摺接とユニット電極板280への接触とを交互に行うこととした。そして、現像バイアス印加部125は、現像器保持ユニット50が前記所定の位置に位置する際に、一の現像器に対応したユニット電極板280と該ユニット電極板280に接触するプリンタ本体電極板300とを介して、前記一の現像器に現像バイアスを印加することとした。しかし、上記に限定されるものではない。例えば、現像器保持ユニット50は、一つの現像器のみを保持して回転することとしてもよい。
現像器保持ユニット50が複数の現像器を保持し、現像バイアス印加部125が現像器保持ユニット50の回転に伴って現像器毎に現像バイアスを印加する場合には、プリンタ10がカラー画像を形成可能である。そして、カラー画像が形成される際には、プリンタ本体電極板300が被摺接リブ230に摺接する頻度が高まる。このため、上記の場合には、現像器保持ユニット50が回転する際にプリンタ本体電極板300による被摺接リブ230の削れを抑制するという効果がより有効に奏される。従って、上記実施の形態の方がより望ましい。
さらに、上記実施の形態において、被摺接リブ230は、図7に示すように、現像器保持ユニット50の軸方向に突出した被摺接部突出面(リブ突出面231)を備えることとした。また、図9に示すように、現像器保持ユニット50が回転する際に、内側接触部312はリブ突出面231に摺接することとした。そして、図13に示すように、リブ突出面231の本体対向面202からの高さは、現像器保持ユニット50の半径方向において、一定であることとした。しかし、上記に限定されるものではない。例えば、リブ突出面231の本体対向面202からの高さは、前記半径方向において、一定でないこととしてもよい。
リブ突出面231の本体対向面202からの高さが、前記半径方向において一定でない場合には、現像器保持ユニット50が回転する際に、内側接触部312がリブ突出面231の一部に偏って摺接する。このため、該一部に偏荷重が作用することで、内側接触部312によるリブ突出面231の削れが生じやすくなる。一方、リブ突出面231の本体対向面202からの高さが、前記半径方向において一定である場合(本実施形態の場合)には、現像器保持ユニット50が回転する際に、内側接触部312がリブ突出面231全体に摺接することができる。このため、リブ突出面231に前記偏荷重が作用し難いから、内側接触部312によるリブ突出面231の削れを抑制することが可能となる。従って、上記実施の形態の方がより望ましい。
さらに、上記実施の形態において、現像器保持ユニット50は、図7に示すように、ユニット電極板280を取り付けるための樹脂製の取付部(電極板取付部220)を備えることとした。また、図11に示すように、該電極板取付部220は、前記回転体の軸方向に突出している取付部突出面221と、該取付部突出面221に形成され、ユニット電極板280を取り付けるための取付穴224と、を有することとした。そして、図10に示すように、ユニット電極板280は、取付部突出面221よりも前記軸方向に突出し、現像器保持ユニット50が前記所定の位置に位置する際にプリンタ本体電極板300が接触する被接触面281a、を有することとした。しかし、上記に限定されるものではない。例えば、被接触面281aが取付部突出面221と同じだけ軸方向に突出していることとしてもよい。
被接触面281aが取付部突出面221と同じだけ軸方向に突出している場合には、外側接触部322が、被接触面281aに接触する前に取付部突出面221を摺接して、該取付部突出面221を削る恐れがある。一方、被接触面281aが取付部突出面221よりも軸方向に突出している場合(本実施形態の場合)には、外側接触部322が被接触面281aに接触する前に取付部突出面221に摺接し難いから、外側接触部322による電極板取付部220の削れを抑制することが可能となる。従って、上記実施の形態の方がより望ましい。
さらに、上記実施の形態において、現像器保持ユニット50が回転する際に、被摺接リブ230に摺接する内側接触部312が外側接触部322よりも先にユニット電極板280に接触することとしたが、これに限定されるものではない。例えば、外側接触部322が、内側接触部312よりも先にユニット電極板280に接触することとしてもよい。
ただし、内側接触部312が外側接触部322よりも先にユニット電極板280に接触する場合には、現像器保持ユニット50の回転の際に内側接触部312がユニット電極板280に接触することによって外側接触部322が持ち上げられるから、外側接触部322がユニット電極板280に接触する前に電極板取付部220を削ることを防止することが可能となる。従って、上記実施の形態の方がより望ましい。
さらに、上記実施の形態において、図10に示すように、被摺接リブ230の、現像器保持ユニット50の回転方向(Z方向)の上流側の一端部232は、取付部突出面221よりも前記軸方向に突出した状態にて、電極板取付部220と繋がっていることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、被摺接リブ230の一端部232は、取付部突出面221と同じだけ軸方向に突出していることとしてもよい。
ただし、被摺接リブ230の一端部232が取付部突出面221よりも軸方向に突出している場合には、現像器保持ユニット50が回転する際に外側接触部322が電極板取付部220に接触し難いから、外側接触部322による電極板取付部220の削れを抑制することが可能となる。従って、上記実施の形態の方がより望ましい。
さらに、上記実施の形態において、図10に示すように、ユニット電極板280には、導電性グリースGが塗布されていることとした。そして、図9に示すように、被摺接リブ230の、現像器保持ユニット50の回転方向(Z方向)の下流側の他端部233は、電極板取付部220と繋がっていないこととした。しかし、上記に限定されるものではない。例えば、ユニット電極板280には、導電性グリースGが塗布されていないこととしてもよい。
ユニット電極板280に導電性グリースが塗布されている場合には、ユニット電極板280とプリンタ本体電極板300との通電が効果的に行われる。そして、他端部233と電極板取付部220とが繋がっていない場合には、導電性グリースGが、現像器保持ユニット50の回転により二つのユニット電極板280の間に位置する被摺接リブ230に付着して、二つのユニット電極板280が通電してしまうことを防止できる。このため、上記の場合には、現像バイアス印加部125が現像器に現像バイアスをより適切に印加することが可能となる。従って、上記実施の形態の方がより望ましい。
===画像形成システム等の構成===
次に、本発明に係る実施の形態の一例である画像形成システムの実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図14は、画像形成システムの外観構成を示した説明図である。画像形成システム700は、コンピュータ702と、表示装置704と、プリンタ10と、入力装置708と、読取装置710とを備えている。
コンピュータ702は、本実施形態ではミニタワー型の筐体に収納されているが、これに限られるものではない。表示装置704は、CRT(Cathode Ray Tube:陰極線管)やプラズマディスプレイや液晶表示装置等が用いられるのが一般的であるが、これに限られるものではない。プリンタ10は、上記に説明されたプリンタが用いられている。入力装置708は、本実施形態ではキーボード708Aとマウス708Bが用いられているが、これに限られるものではない。読取装置710は、本実施形態ではフレキシブルディスクドライブ装置710AとCD−ROMドライブ装置710Bが用いられているが、これに限られるものではなく、例えばMO(Magneto Optical)ディスクドライブ装置やDVD(Digital Versatile Disk)等の他のものであっても良い。
図15は、図14に示した画像形成システムの構成を示すブロック図である。コンピュータ702が収納された筐体内にRAM等の内部メモリ802と、ハードディスクドライブユニット804等の外部メモリがさらに設けられている。
なお、以上の説明においては、プリンタ10が、コンピュータ702、表示装置704、入力装置708、及び、読取装置710と接続されて画像形成システムを構成した例について説明したが、これに限られるものではない。例えば、画像形成システムが、コンピュータ702とプリンタ10から構成されても良く、画像形成システムが表示装置704、入力装置708及び読取装置710のいずれかを備えていなくても良い。
また、例えば、プリンタ10が、コンピュータ702、表示装置704、入力装置708、及び、読取装置710のそれぞれの機能又は機構の一部を持っていても良い。一例として、プリンタ10が、画像処理を行う画像処理部、各種の表示を行う表示部、及び、デジタルカメラ等により撮影された画像データを記録した記録メディアを着脱するための記録メディア着脱部等を有する構成としても良い。
このようにして実現された画像形成システムは、システム全体として従来システムよりも優れたシステムとなる。
プリンタ10を構成する主要構成要素を示した図である。 プリンタ10の制御ユニット100を示すブロック図である。 イエロー現像器54の斜視図である。 図4Aは、イエロー現像器が現像位置に位置している際の現像器保持ユニット等を示した図である。図4Bは、イエロー現像器が着脱位置に位置している際の現像器保持ユニット等を示した図である。図4Cは、現像器保持ユニットがホームポジションに位置している際の現像器保持ユニット等を示した図である。 現像器保持ユニット50を示した斜視図である。 現像器保持ユニット50の正面図である。 プリンタ本体電極板300がユニット電極板280に接触した状態を示した図である。 内側接触部312が被摺接リブ230に摺接していない状態を示した図である。 内側接触部312が被摺接リブ230を摺接している状態を示した図である。 プリンタ本体電極板300がユニット電極板280に接触した状態を示した模式図である。 円形側板200の正面図である。 円形側板200の背面図である。 被摺接リブ230の、円形側板200の半径方向における断面を示した模式図である。 画像形成システムの外観構成を示した説明図である。 図14に示した画像形成システムの構成を示すブロック図である。
符号の説明
10 プリンタ、10a プリンタ本体、10e 現像器着脱開口、20 感光体、
30 帯電ユニット、40 露光ユニット、50 現像器保持ユニット、
50a、50b、50c、50d 着脱部、50e 回転軸、51 ブラック現像器、
52 マゼンタ現像器、53 シアン現像器、54 イエロー現像器、
58 メインフレーム、60 一次転写ユニット、70 中間転写体、
75 感光体ユニット、76 クリーニングブレード、80 二次転写ユニット、
90 定着ユニット、92 給紙トレイ、94 給紙ローラ、
95 表示ユニット、96 レジローラ、
100 制御ユニット、101 メインコントローラ、
102 ユニットコントローラ、112 インターフェイス、113 画像メモリ、
125 現像バイアス印加部、
200 円形側板、201 歯、202 本体対向面、203 現像器対向面、
220 電極板取付部、221 取付部突出面、222 第一側面、
223 第二側面、224 取付穴、230 被摺接リブ、231 リブ突出面、
232 一端部、233 他端部、234 テーパー部、250 位置決め凹部、
252 電極板支持部、252a ねじ穴、280 ユニット電極板、
281 本体側電極部、281a 被接触面、282 現像器側電極部、
282a 接触部、
300 プリンタ本体電極板、310 二股の一方、311 湾曲部、
312 内側接触部、320 二股の他方、321 湾曲部、322 外側接触部、
510 現像ローラ、540 ハウジング、585 カバー、
588 位置決めピン、590 現像器電極板、591 電極板露出部、
700 画像形成システム、702 コンピュータ、704 表示装置、
708 入力装置、708A キーボード、708B マウス、710 読取装置、
710A フレキシブルディスクドライブ装置、
710B CD−ROMドライブ装置、
802 内部メモリ、804 ハードディスクドライブユニット、
G 導電性グリース、T トナー

Claims (10)

  1. 潜像を担持するための像担持体と、
    該像担持体に担持された潜像を現像するための現像装置と、
    第一電極板を備え、前記現像装置を保持して回転可能な回転体と、
    該回転体が所定の位置に位置する際に前記第一電極板に接触する第一接触部及び第二接触部を備え、画像形成装置本体に設けられている第二電極板と、
    前記回転体が前記所定の位置に位置する際に、前記第一電極板と該第一電極板に接触する前記第二電極板とを介して、前記現像装置に現像電圧を印加するための現像電圧印加部と、
    前記回転体に設けられ、該回転体が回転する際に前記第一接触部と前記第二接触部のうち前記第一接触部のみが摺接する樹脂製の被摺接部と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    前記回転体は、その回転軸と直交する回転体側面に、前記第一電極板と前記被摺接部を備え、
    前記第二電極板の一端側は前記画像形成装置本体に固定され、その他端側は二股に分かれており、
    前記第二電極板は、前記二股の一方に前記第一接触部を、前記二股の他方に前記第二接触部を、それぞれ備え、
    前記第一接触部は、前記回転体の半径方向において前記第二接触部よりも前記回転軸側に位置していることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置であって、
    前記回転体に保持された複数の前記現像装置を有し、
    前記回転体は、複数の前記現像装置の各々に対応した前記第一電極板を備え、
    前記被摺接部は、前記回転体の周方向に沿って前記第一電極板間に設けられており、
    前記第一接触部は、前記回転体の回転に伴って、前記被摺接部への摺接と前記第一電極板への接触とを交互に行い、
    前記現像電圧印加部は、前記回転体が前記所定の位置に位置する際に、一の現像装置に対応した前記第一電極板と該第一電極板に接触する前記第二電極板とを介して、前記一の現像装置に前記現像電圧を印加することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3に記載の画像形成装置であって、
    前記被摺接部は、前記回転体の軸方向に突出した被摺接部突出面を備え、
    前記回転体が回転する際に、前記第一接触部は前記被摺接部突出面に摺接し、
    前記被摺接部突出面の前記回転体側面からの高さは、前記半径方向において、一定であることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項3または請求項4に記載の画像形成装置であって、
    前記回転体は、
    前記第一電極板を取り付けるための樹脂製の取付部であって、前記回転体の軸方向に突出している取付部突出面と、該取付部突出面に形成され、前記第一電極板を取り付けるための取付穴と、を有する取付部、
    を備え、
    前記第一電極板は、
    前記取付部突出面よりも前記軸方向に突出し、前記回転体が前記所定の位置に位置する際に前記第二電極板が接触する被接触面、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項5に記載の画像形成装置であって、
    前記回転体が回転する際に、前記被摺接部に摺接する前記第一接触部が、前記第二接触部よりも先に前記第一電極板に接触することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項5または請求項6に記載の画像形成装置であって、
    前記被摺接部の、前記回転体の回転方向の上流側の一端部は、前記取付部突出面よりも前記軸方向に突出した状態にて、前記取付部と繋がっていることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項5〜請求項7のいずれかに記載の画像形成装置であって、
    前記第一電極板には、導電性グリースが塗布されており、
    前記被摺接部の、前記回転体の回転方向の下流側の他端部は、前記取付部と繋がっていないことを特徴とする画像形成装置。
  9. 潜像を担持するための像担持体と、
    該像担持体に担持された潜像を現像するための現像装置と、
    第一電極板を備え、前記現像装置を保持して回転可能な回転体と、
    該回転体が所定の位置に位置する際に前記第一電極板に接触する第一接触部及び第二接触部を備え、画像形成装置本体に設けられている第二電極板と、
    前記回転体が前記所定の位置に位置する際に、前記第一電極板と該第一電極板に接触する前記第二電極板とを介して、前記現像装置に現像電圧を印加するための現像電圧印加部と、
    前記回転体に設けられ、該回転体が回転する際に前記第一接触部と前記第二接触部のうち前記第一接触部のみが摺接する樹脂製の被摺接部と、
    を有し、
    前記回転体は、その回転軸と直交する回転体側面に、前記第一電極板と前記被摺接部を備え、
    前記第二電極板の一端側は前記画像形成装置本体に固定され、その他端側は二股に分かれており、
    前記第二電極板は、前記二股の一方に前記第一接触部を、前記二股の他方に前記第二接触部を、それぞれ備え、
    前記第一接触部は、前記回転体の半径方向において前記第二接触部よりも前記回転軸側に位置しており、
    前記回転体に保持された複数の前記現像装置を有し、
    前記回転体は、複数の前記現像装置の各々に対応した前記第一電極板を備え、
    前記被摺接部は、前記回転体の周方向に沿って前記第一電極板間に設けられており、
    前記第一接触部は、前記回転体の回転に伴って、前記被摺接部への摺接と前記第一電極板への接触とを交互に行い、
    前記現像電圧印加部は、前記回転体が前記所定の位置に位置する際に、一の現像装置に対応した前記第一電極板と該第一電極板に接触する前記第二電極板とを介して、前記一の現像装置に前記現像電圧を印加し、
    前記被摺接部は、前記回転体の軸方向に突出した被摺接部突出面を備え、
    前記回転体が回転する際に、前記第一接触部は前記被摺接部突出面に摺接し、
    前記被摺接部突出面の前記回転体側面からの高さは、前記半径方向において、一定であり、
    前記回転体は、
    前記第一電極板を取り付けるための樹脂製の取付部であって、前記回転体の軸方向に突出している取付部突出面と、該取付部突出面に形成され、前記第一電極板を取り付けるための取付穴と、を有する取付部、
    を備え、
    前記第一電極板は、
    前記取付部突出面よりも前記軸方向に突出し、前記回転体が前記所定の位置に位置する際に前記第二電極板が接触する被接触面、
    を有し、
    前記回転体が回転する際に、前記被摺接部に摺接する前記第一接触部が、前記第二接触部よりも先に前記第一電極板に接触し、
    前記被摺接部の、前記回転体の回転方向の上流側の一端部は、前記取付部突出面よりも前記軸方向に突出した状態にて、前記取付部と繋がっており、
    前記第一電極板には、導電性グリースが塗布されており、
    前記被摺接部の、前記回転体の回転方向の下流側の他端部は、前記取付部と繋がっていないことを特徴とする画像形成装置。
  10. コンピュータ、並びに、
    このコンピュータに接続可能な画像形成装置であって、潜像を担持するための像担持体と、該像担持体に担持された潜像を現像するための現像装置と、第一電極板を備え、前記現像装置を保持して回転可能な回転体と、該回転体が所定の位置に位置する際に前記第一電極板に接触する第一接触部及び第二接触部を備え、画像形成装置本体に設けられている第二電極板と、前記回転体が前記所定の位置に位置する際に、前記第一電極板と該第一電極板に接触する前記第二電極板とを介して、前記現像装置に現像電圧を印加するための現像電圧印加部と、前記回転体に設けられ、該回転体が回転する際に前記第一接触部と前記第二接触部のうち前記第一接触部のみが摺接する樹脂製の被摺接部と、を有する画像形成装置、
    を具備ことを特徴とする画像形成システム。

JP2005125311A 2005-04-22 2005-04-22 画像形成装置、及び、画像形成システム Pending JP2006301431A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005125311A JP2006301431A (ja) 2005-04-22 2005-04-22 画像形成装置、及び、画像形成システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005125311A JP2006301431A (ja) 2005-04-22 2005-04-22 画像形成装置、及び、画像形成システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006301431A true JP2006301431A (ja) 2006-11-02

Family

ID=37469768

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005125311A Pending JP2006301431A (ja) 2005-04-22 2005-04-22 画像形成装置、及び、画像形成システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006301431A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113176720A (zh) * 2015-12-25 2021-07-27 兄弟工业株式会社 显影盒

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113176720A (zh) * 2015-12-25 2021-07-27 兄弟工业株式会社 显影盒
CN113176720B (zh) * 2015-12-25 2023-09-01 兄弟工业株式会社 显影盒

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1394629A1 (en) Developer charging unit
US7257347B2 (en) Developer containing device, image forming apparatus, and image forming system with housing sections welded together by vibration welding
JP2004177452A (ja) 現像装置、間隔保持部材、画像形成装置、及び、コンピュータシステム
JP2006301431A (ja) 画像形成装置、及び、画像形成システム
JP4765327B2 (ja) 現像装置、画像形成装置、及び、画像形成システム
JP4639695B2 (ja) 現像装置、画像形成装置、及び、画像形成システム
JP4655631B2 (ja) 現像装置、画像形成装置、及び、画像形成システム
JP3772857B2 (ja) 画像形成装置、画像形成システム
JP4254205B2 (ja) 現像剤収容装置、画像形成装置、及び、コンピュータシステム
JP2004170683A (ja) 現像剤担持体、現像装置、画像形成装置、及び、コンピュータシステム
JP3791513B2 (ja) 画像形成装置、及び、画像形成システム
JP3885752B2 (ja) 画像形成装置、及び、画像形成システム
JP2011138174A (ja) 現像装置、画像形成装置、及び、画像形成システム
JP2005227604A (ja) 現像装置、画像形成装置、及び、画像形成システム
JP2006065174A (ja) 現像装置、画像形成装置、及び、画像形成システム
JP2006220972A (ja) 現像装置、画像形成装置、及び、画像形成システム
JP2005227602A (ja) 現像装置、画像形成装置、及び、画像形成システム
JP2005024859A (ja) 画像形成装置、及び、画像形成システム
JP2006065099A (ja) 層厚規制部材の再取り付け方法、現像装置、画像形成装置、及び、画像形成システム
JP2006103342A (ja) 画像形成システム、及び、画像形成装置
JP2007034204A (ja) 画像形成装置、及び、画像形成システム
JP2005049499A (ja) 現像装置、弾性部材、画像形成装置、及び、画像形成システム
JP2003255685A (ja) 画像形成装置、コンピュータプログラム、及び、コンピュータシステム
JP2004170813A (ja) 現像装置、現像剤担持体、画像形成装置、及び、コンピュータシステム
JP2006065173A (ja) 現像装置、画像形成装置、及び、画像形成システム