JP2003255685A - 画像形成装置、コンピュータプログラム、及び、コンピュータシステム - Google Patents

画像形成装置、コンピュータプログラム、及び、コンピュータシステム

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JP2003255685A
JP2003255685A JP2002057479A JP2002057479A JP2003255685A JP 2003255685 A JP2003255685 A JP 2003255685A JP 2002057479 A JP2002057479 A JP 2002057479A JP 2002057479 A JP2002057479 A JP 2002057479A JP 2003255685 A JP2003255685 A JP 2003255685A
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JP
Japan
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toner
image forming
forming apparatus
fluidity
developing
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JP2002057479A
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English (en)
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Takayuki Shiraki
貴幸 白木
Yoichi Yamada
陽一 山田
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナーの流動性の悪化による不具合を回避す
る画像形成装置、コンピュータプログラム、及び、コン
ピュータシステムを実現することにある。 【解決手段】 トナーを収容するためのトナー収容体が
着脱可能であって移動可能な移動体、を有する画像形成
装置において、前記トナー収容体に収容されたトナーの
流動性を促進させるために、前記トナー収容体が装着さ
れた前記移動体を動作させるためのトナー流動性促進動
作モードを備え、所定のタイミングで、該トナー流動性
促進動作モードが実行されることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置、コ
ンピュータプログラム、及び、コンピュータシステムに
関する。
【0002】
【背景技術】この種の画像形成装置としては、例えば、
トナーによって感光体上に形成された潜像を現像するト
ナー収容体の一例としての複数の現像ユニットを有し、
これらの現像ユニットを回転軸を中心として放射状に配
置したロータリー方式の現像装置や、前記現像ユニット
を並列に配置したスライド方式の現像装置を備えた画像
形成装置等が知られている。これらの画像形成装置は、
ホストコンピュータなどの外部装置から画像信号が送信
されると、ロータリー方式の現像装置については、回転
軸まわりに現像装置を回転させることによって、スライ
ド方式の現像装置については、並列に配置された現像ユ
ニットをスライドさせることによって、複数の現像ユニ
ットのうちの一を感光体と対向する現像位置に位置決め
する。そして、感光体上に形成された潜像を現像してト
ナー像を形成し、中間媒体上に転写する。このとき、複
数の現像ユニットを順次切り替えながら、同様に現像、
転写を繰り返し複数のトナー像を重ね合わせてカラー画
像を形成する。
【0003】ところで、前記現像ユニットが長時間移動
(回転も含む)されない状況におかれると、現像ユニッ
トに収容されたトナーは重力方向に沈降していく。この
ような状況は、例えば、画像形成装置を長時間使用しな
い場合や、使用する場合でも、モノクロ画像形成モード
を用いた画像形成のように同じ現像ユニット(モノクロ
画像形成モードの場合は、ブラック現像ユニット)を用
いて長時間現像する場合に起こり得る。
【0004】このようなトナーの沈降は、トナーの流動
性の悪化を招き、かかるトナーの流動性の悪化は、様々
な不具合を引き起こす。例えば、当該トナーの流動性の
悪化により、トナーの帯電不良が発生し、最終的には、
所望の画像を得ることができないという問題が生じる。
【0005】このような問題を回避するために、現像ユ
ニットにトナーを撹拌するための撹拌部材を設けて、当
該撹拌部材によりトナーを撹拌することによりトナーの
流動性を促進する方法が提案されているが、現像ユニッ
ト内のスペース上の問題等により撹拌部材を設けること
ができる位置は限定されており、駆動輪列が必要とな
る。よって、このような方法では、トナーの流動性を促
進するのに不十分である。
【0006】したがって、トナーの流動性の悪化による
不具合を回避するための他の手法が望まれる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる課題
に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、トナーの流動性の悪化による不具合を回避する画像
形成装置、コンピュータプログラム、及び、コンピュー
タシステムを実現することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】主たる本発明は、トナー
を収容するためのトナー収容体が着脱可能であって移動
可能な移動体、を有する画像形成装置において、前記ト
ナー収容体に収容されたトナーの流動性を促進させるた
めに、前記トナー収容体が装着された前記移動体を動作
させるためのトナー流動性促進動作モードを備え、所定
のタイミングで、該トナー流動性促進動作モードが実行
されることを特徴とする画像形成装置である。
【0009】本発明の他の特徴については、本明細書及
び添付図面の記載により明らかにする。
【0010】
【発明の実施の形態】===開示の概要=== 本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも次のこ
とが明らかにされる。トナーを収容するためのトナー収
容体が着脱可能であって移動可能な移動体、を有する画
像形成装置において、前記トナー収容体に収容されたト
ナーの流動性を促進させるために、前記トナー収容体が
装着された前記移動体を動作させるためのトナー流動性
促進動作モードを備え、所定のタイミングで、該トナー
流動性促進動作モードが実行されることを特徴とする画
像形成装置。
【0011】前記トナー収容体に収容されたトナーの流
動性を促進させるために、前記トナー収容体が装着され
た前記移動体を動作させるためのトナー流動性促進動作
モードを備え、所定のタイミングで、該トナー流動性促
進動作モードが実行されることにより、トナーの流動性
の悪化による不具合を回避することができる。
【0012】また、前記所定のタイミングとは、前記画
像形成装置に電力が供給されたときであることとしても
よい。画像形成装置に電力が供給される前には電源がO
FFになっているため、この場合には、トナー収容体が
長時間移動されない状況におかれていたことによるトナ
ーの流動性の悪化が発生している可能性が高い。したが
って、このようにすれば、本発明の目的がより有効に達
成されることとなる。
【0013】また、前記移動可能な移動体は、前記トナ
ー収容体が複数着脱可能であり、かつ、回転可能な回転
体であることとしてもよい。このようにすれば、移動体
の移動(回転)方向を一方向とすることができるため、
トナー流動性促進動作モードにおける移動体の動作を簡
略化させることができる。また、現像ユニットが複数あ
れば、トナーの流動性の促進が画像形成装置の性能によ
り大きな影響を与えるため、本発明の目的がより有効に
達成されることとなる。
【0014】また、前記トナー流動性促進動作モードに
おける前記回転体の動作は、前記回転体の回転と停止を
繰り返す間欠動作であることとしてもよい。このように
すれば、回転体に装着されたトナー収容体内のトナーに
かかる重力により、より効果的にトナーの流動性を促進
させることができる。
【0015】また、前記トナー収容体は、前記トナーを
撹拌するためのトナー撹拌部材を備えていないこととし
てもよい。トナー撹拌部材が備わっていない場合には、
本発明の重要度が増すこととなり、したがって、本発明
の目的がより有効に達成されることとなる。
【0016】また、トナーを収容するためのトナー収容
体が複数着脱可能であって回転可能な回転体、を有する
画像形成装置において、前記トナー収容体に収容された
トナーの流動性を促進させるために、前記トナー収容体
が装着された前記回転体を動作させるためのトナー流動
性促進動作モードを備え、前記トナー流動性促進動作モ
ードにおける前記回転体の動作は、前記回転体の回転と
停止を繰り返す間欠動作であり、前記画像形成装置に電
力が供給されたときに、前記トナー流動性促進動作モー
ドが実行され、前記トナー収容体は、前記トナーを撹拌
するためのトナー撹拌部材を備えていないことを特徴と
する画像形成装置。このようにすれば、既述の総ての効
果を奏するため、本発明の目的が最も有効に達成され
る。
【0017】また、トナーの流動性の悪化による不具合
を回避することができるという前記効果を奏する上記方
法を画像形成装置に実行させるためのコンピュータプロ
グラムを実現することも可能である。
【0018】また、コンピュータ本体、コンピュータ本
体に接続可能な表示装置、及び、コンピュータ本体に接
続可能な画像形成装置であって、トナーを収容するため
のトナー収容体が着脱可能であって移動可能な移動体、
を有する画像形成装置であって、前記トナー収容体に収
容されたトナーの流動性を促進させるために、前記トナ
ー収容体が装着された前記移動体を動作させるためのト
ナー流動性促進動作モードを備え、所定のタイミング
で、該トナー流動性促進動作モードが実行される画像形
成装置、を具備することを特徴とするコンピュータシス
テム。このようにして実現されたコンピュータシステム
は、システム全体として従来システムよりも優れたシス
テムとなる。
【0019】===装置の全体構成例=== 次に、図1を用いて、画像形成装置としてレーザビーム
プリンタ(以下、プリンタともいう)10を例にとっ
て、その概要について説明する。図1は、プリンタ10
を構成する主要構成要素を示した図である。なお、図1
には、矢印にて上下方向を示しており、例えば、給紙ト
レイ92は、プリンタ10の下部に配置されており、定
着ユニット90は、プリンタ10の上部に配置されてい
る。
【0020】本実施の形態に係るプリンタ10は、図1
に示すように、潜像を担持する潜像担持体である感光体
20の回転方向に沿って、帯電ユニット30、露光ユニ
ット40、回転可能な回転体の一例としてのYMCK現
像装置50、一次転写ユニット60、中間転写体70、
クリーニングユニット75を有し、さらに、二次転写ユ
ニット80、定着ユニット90、ユーザへの報知手段を
なし液晶パネルでなる表示ユニット95、及び、これら
のユニット等を制御しプリンタとしての動作を司る制御
ユニット(図2)を有している。
【0021】感光体20は、円筒状の導電性基材とその
外周面に形成された感光層を有し、中心軸を中心に回転
可能であり、本実施の形態においては、図1中の矢印で
示すように時計回りに回転する。
【0022】帯電ユニット30は、感光体20を帯電す
るための装置であり、露光ユニット40は、レーザを照
射することによって帯電された感光体20上に潜像を形
成する装置である。この露光ユニット40は、半導体レ
ーザ、ポリゴンミラー、F−θレンズ等を有しており、
パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ等の不図示
のホストコンピュータから入力された画像信号に基づい
て、変調されたレーザを帯電された感光体20上に照射
する。
【0023】YMCK現像装置50は、感光体20上に
形成された潜像を、ブラック現像ユニット51に収容さ
れたブラック(K)トナー、マゼンタ現像ユニット52
に収容されたマゼンタ(M)トナー、シアン現像ユニッ
ト53に収容されたシアン(C)トナー、及び、イエロ
ー現像ユニット54に収容されたイエロー(Y)トナー
を用いて現像するための装置である。
【0024】このYMCK現像装置50は、本実施例に
おいては、回転することにより、前記4つの現像ユニッ
ト51、52、53、54の位置を動かすことを可能と
している。すなわち、このYMCK現像装置50は、前
記4つの現像ユニット51、52、53、54を4つの
保持部55a、55b、55c、55dにより保持して
おり、前記4つの現像ユニット51、52、53、54
は、中心軸50aを中心として、それらの相対位置を維
持したまま回転可能となっている。そして、1ページ分
の画像形成が終了する毎に選択的に感光体20に対向
し、それぞれの現像ユニット51、52、53、54に
収容されたトナーにて、感光体20上に形成された潜像
を現像する。なお、各現像ユニットの詳細については後
述する。
【0025】一次転写ユニット60は、感光体20に形
成された単色トナー像を中間転写体70に転写するため
の装置であり、4色のトナーが順次重ねて転写される
と、中間転写体70にフルカラートナー像が形成され
る。この中間転写体70は、エンドレスのベルトであ
り、感光体20と同じ周速度にて回転駆動される。二次
転写ユニット80は、中間転写体70上に形成された単
色トナー像やフルカラートナー像を紙、フィルム、布等
の記録媒体に転写するための装置である。
【0026】定着ユニット90は、記録媒体上に転写さ
れた単色トナー像やフルカラートナー像を紙等の記録媒
体に融着させて永久像とするための装置である。
【0027】クリーニングユニット75は、一次転写ユ
ニット60と帯電ユニット30との間に設けられ、感光
体20の表面に当接されたゴム製のクリーニングブレー
ド76を有し、一次転写ユニット60によって中間転写
体70上にトナー像が転写された後に、感光体20上に
残存するトナーをクリーニングブレード76により掻き
落として除去するための装置である。
【0028】制御ユニット100は、図2に示すように
メインコントローラ101と、ユニットコントローラ1
02とで構成され、メインコントローラ101には画像
信号が入力され、この画像信号に基づく指令に応じてユ
ニットコントローラ102が前記各ユニット等を制御し
て画像を形成する。
【0029】次に、このように構成されたプリンタ10
の動作について、他の構成要素にも言及しつつ説明す
る。まず、不図示のホストコンピュータからの画像信号
がインターフェイス(I/F)112を介してプリンタ
10のメインコントローラ101に入力されると、この
メインコントローラ101からの指令に基づくユニット
コントローラ102の制御により感光体20、現像ユニ
ットに設けられたトナー担持体としての現像ローラ、及
び、中間転写体70が回転する。感光体20は、回転し
ながら、帯電位置において帯電ユニット30により順次
帯電される。
【0030】感光体20の帯電された領域は、感光体2
0の回転に伴って露光位置に至り、露光ユニット40に
よって、第1色目、例えばイエローYの画像情報に応じ
た潜像が該領域に形成される。また、YMCK現像装置
50は、イエロー(Y)トナーを収容したイエロー現像
ユニット54を、感光体20に対向した現像位置に位置
させる。
【0031】感光体20上に形成された潜像は、感光体
20の回転に伴って現像位置に至り、イエロー現像ユニ
ット54によってイエロートナーで現像される。これに
より、感光体20上にイエロートナー像が形成される。
【0032】感光体20上に形成されたイエロートナー
像は、感光体20の回転に伴って一次転写位置に至り、
一次転写ユニット60によって、中間転写体70に転写
される。この際、一次転写ユニット60には、トナーの
帯電極性とは逆の極性の一次転写電圧が印加される。な
お、この間、二次転写ユニット80は、中間転写体70
から離間している。
【0033】上記の処理が、第2色目、第3色目、及
び、第4色目について繰り返して実行されることによ
り、各画像信号に対応した4色のトナー像が、中間転写
体70に重なり合って転写される。これにより、中間転
写体70上にはフルカラートナー像が形成される。
【0034】中間転写体70上に形成されたフルカラー
トナー像は、中間転写体70の回転に伴って二次転写位
置に至り、二次転写ユニット80によって記録媒体に転
写される。なお、記録媒体は、給紙トレイ92から、給
紙ローラ94、レジローラ96を介して二次転写ユニッ
ト80へ搬送される。また、転写動作を行う際、二次転
写ユニット80は中間転写体70に押圧されるとともに
二次転写電圧が印加される。
【0035】記録媒体に転写されたフルカラートナー像
は、定着ユニット90によって加熱加圧されて記録媒体
に融着される。
【0036】一方、感光体20は一次転写位置を経過し
た後に、クリーニングユニット75に支持されたクリー
ニングブレード76によって、その表面に付着している
トナーが掻き落とされ、次の潜像を形成するための帯電
に備える。掻き落とされたトナーは、クリーニングユニ
ット75が備える残存トナー回収部に回収される。
【0037】===現像ユニットの概要=== 次に、図3を用いて、現像ユニットの概要について説明
する。図3は、現像ユニットの主要構成要素を示した断
面図である。なお、図1同様、図3にも、矢印にて上下
方向を示しており、例えば、現像ローラ510の中心軸
は、感光体20の中心軸よりも下方にある。また、図3
では、イエロー現像ユニット54が、感光体20と対向
する現像位置に位置している状態にて示されている。
【0038】YMCK現像装置50には、ブラック
(K)トナーを収容したブラック現像ユニット51、マ
ゼンタ(M)トナーを収容したマゼンタ現像ユニット5
2、シアン(C)トナーを収容したシアン現像ユニット
53、及び、イエロー(Y)トナーを収容したイエロー
現像ユニット54が設けられているが、各現像ユニット
の構成は同様であるので、以下、イエロー現像ユニット
54について説明する。
【0039】イエロー現像ユニット54は、トナー担持
体としての現像ローラ510、シール部材520、トナ
ー収容部530、フレーム540、トナー供給部材とし
てのトナー供給ローラ550、層厚規制部材としての規
制ブレード560、規制ブレードを付勢するためのブレ
ード裏部材570を有している。
【0040】トナー担持体としての現像ローラ510
は、トナーTを担持して感光体20と対向する現像位置
に搬送する。この現像ローラ510は、アルミニウム、
ステンレス、鉄等により製造されており、必要に応じ
て、ニッケルメッキ、クロムメッキ等が施されている。
また、現像ローラ510は、中心軸を中心として回転可
能であり、図3に示すように、感光体20の回転方向
(図3において時計方向)と逆の方向(図3において反
時計方向)に回転する。その中心軸は、感光体20の中
心軸よりも下方にある。また、図3に示すように、イエ
ロー現像ユニット54が感光体20と対向している状態
では、現像ローラ510と感光体20との間には空隙が
存在する。すなわち、イエロー現像ユニット54は、感
光体20上に形成された潜像を非接触状態で現像する。
なお、感光体20上に形成された潜像を現像する際に
は、現像ローラ510と感光体20との間に交番電界が
形成される。
【0041】シール部材520は、イエロー現像ユニッ
ト54内のトナーTが器外に漏れることを防止するとと
もに、現像位置を通過した現像ローラ510上のトナー
Tを、掻き落とすことなく現像器内に回収する。このシ
ール部材520は、ポリエチレンフィルム等からなるシ
ールである。シール部材520は、シール支持板金52
2によって支持されており、シール支持板金522を介
してフレーム540に取り付けられている。また、シー
ル部材520の現像ローラ510側とは逆側には、モル
トプレーン等からなるシール付勢部材524が設けられ
ており、シール部材520は、シール付勢部材524の
弾性力によって、現像ローラ510に押しつけられてい
る。なお、シール部材520が現像ローラ510に当接
する当接位置は、現像ローラ510の中心軸よりも上方
である。
【0042】トナー収容部530は、トナーTを収容す
る部分であり、フレーム540の一部により構成されて
いる。なお、トナー収容部530に収容されたトナーT
を攪拌するための攪拌部材を設けてもよいが、本実施の
形態では、トナー収容部530には攪拌部材を設けてい
ない。
【0043】トナー供給ローラ550は、トナー収容部
530に収容されたトナーTを現像ローラ510に供給
する。このトナー供給ローラ550は、ポリウレタンフ
ォーム等からなり、弾性変形された状態で現像ローラ5
10に当接している。トナー供給ローラ550は、トナ
ー収容部530の下部に配置されており、トナー収容部
530に収容されたトナーTは、該トナー収容部530
の下部にてトナー供給部材530によって現像ローラ5
10に供給される。トナー供給ローラ550は、中心軸
を中心として回転可能であり、その中心軸は、現像ロー
ラ510の回転中心軸よりも下方にある。また、トナー
供給ローラ550は、現像ローラ510の回転方向(図
3において反時計方向)と逆の方向(図3において時計
方向)に回転する。なお、トナー供給ローラ550は、
トナー収容部530に収容されたトナーTを現像ローラ
510に供給する機能を有するとともに、現像後に現像
ローラ510に残存しているトナーを、現像ローラ51
0から剥ぎ取る機能をも有している。
【0044】層厚規制部材としての規制ブレード560
は、現像ローラ510に担持されたトナーTの層厚を規
制し、また、現像ローラ510に担持されたトナーTに
電荷を付与する。この規制ブレード560は、ゴム部5
60aと、ゴム支持部560bとを有している。ゴム部
560aは、シリコンゴム、ウレタンゴム等からなり、
ゴム支持部560bは、リン青銅、ステンレス等のバネ
性を有する薄板である。ゴム部560aは、ゴム支持部
560bに支持されており、ゴム支持部560bは、そ
の一端部が一対のブレード支持板金562に挟まれて支
持された状態で、ブレード支持板金562を介してフレ
ーム540に取り付けられている。また、規制ブレード
560の現像ローラ510側とは逆側には、モルトプレ
ーン等からなるブレード裏部材570が設けられてい
る。
【0045】ここで、ゴム支持部560bの撓みによる
弾性力によって、ゴム部560aが現像ローラ510に
押しつけられている。また、ブレード裏部材570は、
ゴム支持部560bとフレーム540との間にトナーが
入り込むことを防止して、ゴム支持部560bの撓みに
よる弾性力を安定させるとともに、ゴム部560aの真
裏からゴム部560aを現像ローラ510の方向へ付勢
することによって、ゴム部560aを現像ローラ510
に押しつけている。したがって、ブレード裏部材570
は、ゴム部560aの現像ローラ510への均一当接性
を向上させている。
【0046】規制ブレード560の、ブレード支持板金
562に支持されている側とは逆側の端、すなわち、先
端は、現像ローラ510に接触しておらず、該先端から
所定距離だけ離れた部分が、現像ローラ510に幅を持
って接触している。すなわち、規制ブレード560は、
現像ローラ510にエッジにて当接しておらず、腹当た
りにて当接している。また、規制ブレード560は、そ
の先端が現像ローラ510の回転方向の上流側に向くよ
うに配置されており、いわゆるカウンタ当接している。
なお、規制ブレード560が現像ローラ510に当接す
る当接位置は、現像ローラ510の中心軸よりも下方で
あり、かつ、トナー供給ローラ550の中心軸よりも下
方である。
【0047】フレーム540は、一体成型された複数の
フレーム(上フレーム、下フレーム等)を接合して製造
されたものであり、下部に開口部を有している。この開
口部には、現像ローラ510がその一部が露出した状態
で配置されている。
【0048】このように構成されたイエロー現像ユニッ
ト54において、トナー供給ローラ550がトナー収容
部530に収容されているトナーTを現像ローラ510
に供給する。現像ローラ510に供給されたトナーT
は、現像ローラ510の回転に伴って、規制ブレード5
60の当接位置に至り、該当接位置を通過する際に、層
厚が規制されるとともに、電荷が付与される。層厚が規
制された現像ローラ510上のトナーTは、現像ローラ
510のさらなる回転によって、感光体20に対向する
現像位置に至り、該現像位置にて交番電界下で感光体2
0上に形成された潜像の現像に供される。現像ローラ5
10のさらなる回転によって現像位置を通過した現像ロ
ーラ510上のトナーTは、シール部材520を通過し
て、該シール部材520によって掻き落とされることな
く現像ユニット内に回収される。
【0049】===YMCK現像装置の概要=== 次に、YMCK現像装置50の概要について、図4を用
いて説明する。
【0050】YMCK現像装置50は、その中心に位置
する回転軸50aを有し、この回転軸50aには現像装
置を保持するための支持フレーム55が固定され、回転
軸50aは、プリンタ10の筐体をなす2枚のフレーム
側板(図示せず)の間に架け渡されて、その両端部が支
持されている。
【0051】この支持フレーム55は、前述した4色の
現像ユニット51、52、53、54が、前記回転軸5
0aを中心として着脱自在に保持される4つの保持部5
5a、55b、55c、55dを周方向に90°間隔で
備えている。
【0052】回転軸50aには不図示のパルスモータが
クラッチを介して接続されており、このパルスモータを
駆動することで支持フレーム55を回転させ、上記4つ
の現象装置51、52、53、54を所定の位置に位置
決めできるようになっている。
【0053】図4は、回転するYMCK現像装置50の
2つの停止位置を示した図であり、図4(a)は、YM
CK現像装置50の回転方向の基準位置となるホームポ
ジション位置(以下「HP位置」という)を、図4
(b)は、YMCK現像装置50に装着されたイエロー
現像ユニット54が、感光体20と対向する現像位置
を、それぞれ示している。
【0054】ここで、図4(b)において、現像位置は
イエロー現像ユニット54を対象として示したが、YM
CK現像装置50を90°づつ回転させると、各現像ユ
ニットの現像位置となる。
【0055】図4(a)に示すように、YMCK現像装
置50の回転軸50aの一方端側には、HP位置を検出
するためのHP検出部31が設けられている。このHP
検出部31は、回転軸50aの一方端に固着された信号
生成用の円盤と、発光部、受光部を備えたフォト・イン
タラプター等からなるHPセンサとで構成されている。
円盤の周縁部は、HPセンサの発光部と受光部との間に
位置するように配置され、円盤に形成されたスリット部
がHPセンサの検出位置に移動してくると、HPセンサ
からの出力信号が「L」から「H」に変化する。そし
て、この信号レベルの変化とパルスモータのパルス数に
基づきYMCK現像装置50のHP位置を検出し、この
HP位置を基準として、各現像ユニットの現像位置等に
位置決めすることができるように構成されている。
【0056】図4(b)は、前記HP位置から所定のパ
ルス数分だけ、前記パルスモータを回転させたイエロー
現像ユニット54の現像位置である。この現像位置で、
イエロー現像ユニット54の現像ローラ510と感光体
20とが対向して、イエロートナーによる現像が可能と
なる。また、パルスモータがYMCK現像装置50を9
0°反時計方向に回転させるとブラック現像ユニット5
1の現像位置となり、YMCK現像装置50を90°回
転する毎に順次各現像ユニットの現像位置となる。ま
た、前記YMCK現像装置50を支持し、プリンタ10
の筐体をなす2枚のフレーム側板の一方には、1つの現
像ユニットが通過可能な着脱専用口37が設けられてい
る。この着脱専用口37は、YMCK現像装置50を回
転させて、現像ユニットごとにそれぞれ設定された現像
ユニット着脱位置に停止させた際に、図4に示すよう
に、該当する現像ユニットのみを、回転軸50aに沿う
方向に引き出すことが可能な位置に形成されている。ま
た、着脱専用口37は、現像ユニットの外形より僅かに
大きく形成され、現像ユニット着脱位置では、この着脱
専用口37を通して回転軸50aに沿う方向に新しい現
像ユニットを進入させ、支持フレーム55に現像ユニッ
トを装着することができる。そして、現像ユニットが現
像ユニット着脱位置以外に位置する間は、その現像ユニ
ットの装着はフレーム側板によって規制されている。
【0057】なお、YMCK現像装置50を上記した現
像位置、及び、着脱専用位置で確実に位置決め固定する
ために、不図示のロック機構が設けられている。
【0058】===制御ユニットの概要=== 次に、制御ユニット100の構成について図2を参照し
つつ説明する。制御ユニット100のメインコントロー
ラ101は、インターフェイス112を介してホストコ
ンピュータと接続され、このホストコンピュータから入
力された画像信号を記憶するための画像メモリ113を
備えている。ユニットコントローラ102は、装置本体
の各ユニット(帯電ユニット30、露光ユニット40、
一次転写ユニット60、クリーニングユニット75、二
次転写ユニット80、定着ユニット90、表示ユニット
95)及びYMCK現像装置50と電気的に接続され、
それらが備えるセンサからの信号を受信することによっ
て、各ユニット及びYMCK現像装置50の状態を検出
しつつ、メインコントローラ101から入力される信号
に基づいて、各ユニット及びYMCK現像装置50を制
御する。また、前記HP検出部31は、入出力ポート1
23を介してCPU120に接続されている。
【0059】===第一の実施の形態=== 次に、図5及び図6を用いて、本発明の第一の実施の形
態について説明する。図5は、現像ユニットの位置と重
力方向の相対関係を示した図であり、図6は、第一の実
施の形態を説明するためのフローチャートである。
【0060】先ず、最初に、ユーザは、プリンタ10を
使用するためにプリンタ10の電源をONする(ステッ
プS2)。ユーザによるかかる操作により、プリンタ1
0に電力が供給される。なお、本実施例においては、プ
リンタ10に電力を供給したときのYMCK現像装置5
0の位置は、図4(b)に示したようなイエロー現像ユ
ニット54の現像位置とする。
【0061】ユニットコントローラ102は、プリンタ
10に電力が供給されたことを感知し、現像ユニットに
収容されたトナーの流動性を促進させるために、現像ユ
ニットが装着されたYMCK現像装置50を動作させる
ための動作モードを実行する。なお、本明細書において
は、かかる動作モードをトナー流動性促進動作モードと
呼ぶ。
【0062】以下、トナー流動性促進動作モードに係る
手順について説明する。先ず、ユニットコントローラ1
02は、YMCK現像装置駆動制御回路を制御して、所
定のパルス分だけパルスモータを回転させることによ
り、YMCK現像装置50を90度回転(本実施の形態
においては、反時計回りの回転)させる(ステップS
4)。そして、この位置で、YMCK現像装置50を、
所定時間停止させる(ステップS6)。
【0063】ここで、図5を用いて、各現像ユニットの
位置と重力方向の相対関係について説明する。既述の通
り、プリンタ10に電力を供給したときのYMCK現像
装置50の位置は、イエロー現像ユニット54の現像位
置であるから、イエロー現像ユニット54の位置と重力
方向との相対関係は、図5(a)に示す状態から、図5
(b)に示す状態へ移行することとなる。そして、YM
CK現像装置50は、前記相対関係が変更された図5
(b)に示す状態で所定時間停止するから、沈降してい
たトナーが重力の力により解され、トナーの流動性が促
進されることとなる。
【0064】また、ブラック現像ユニット51について
の前記相対関係は、図5(d)に示す状態から、図5
(a)に示す状態へ移行し、マゼンタ現像ユニット52
についての前記相対関係は、図5(c)に示す状態か
ら、図5(d)に示す状態へ移行し、シアン現像ユニッ
ト53についての前記相対関係は、図5(b)に示す状
態から、図5(c)に示す状態へ移行する。したがっ
て、イエロー現像ユニット54に収容されたトナーと同
様、各現像ユニットに収容されたトナーの流動性も促進
される。
【0065】次に、ユニットコントローラ102は、所
定のパルス分だけパルスモータを回転させることによ
り、YMCK現像装置50をさらに90度回転させる
(ステップS8)。そして、この位置で、YMCK現像
装置50を所定時間停止させる(ステップS10)。
【0066】このことにより、イエロー現像ユニット5
4の位置と重力方向との相対関係は、図5(b)に示す
状態から、図5(c)に示す状態へ移行することとな
る。そして、YMCK現像装置50は、前記相対関係が
変更された図5(c)に示す状態で所定時間停止するか
ら、沈降していたトナーが重力の力により解され、トナ
ーの流動性が促進されることとなる。また、イエロー現
像ユニット54に収容されたトナーと同様、各現像ユニ
ットに収容されたトナーの流動性も促進される。
【0067】次に、ユニットコントローラ102は、所
定のパルス分だけパルスモータを回転させることによ
り、YMCK現像装置50をさらに90度回転させる
(ステップS12)。そして、この位置で、YMCK現
像装置50を所定時間停止させる(ステップS14)。
【0068】このことにより、イエロー現像ユニット5
4の位置と重力方向との相対関係は、図5(c)に示す
状態から、図5(d)に示す状態へ移行することとな
る。そして、YMCK現像装置50は、前記相対関係が
変更された図5(d)に示す状態で所定時間停止するか
ら、沈降していたトナーが重力の力により解され、トナ
ーの流動性が促進されることとなる。また、イエロー現
像ユニット54に収容されたトナーと同様、各現像ユニ
ットに収容されたトナーの流動性も促進される。
【0069】次に、ユニットコントローラ102は、所
定のパルス分だけパルスモータを回転させることによ
り、YMCK現像装置50をさらに90度回転させて、
(ステップS16)、YMCK現像装置50を所定時間
停止させる(ステップS18)。これにより、YMCK
現像装置50は電源をONしたときの位置に戻り、プリ
ンタ10は、トナー流動性促進動作モードから抜ける。
【0070】そして、ユニットコントローラ102は、
YMCK現像装置駆動制御回路を制御することにより、
YMCK現像装置50を回転させて、HP位置へ位置決
めする(ステップS20)。そして、プリンタ10はプ
リント待ち状態となる(ステップS22)。
【0071】なお、上記ステップS16及びステップS
18においては、電源をONしたときの位置で一旦YM
CK現像装置50を停止させることとしたが、上記ステ
ップS16及びステップS18を省略して、ステップS
14の後にYMCK現像装置50をHP位置へ位置決め
してもよい。
【0072】また、以上の処理を行うためのプログラム
は、ユニットコントローラ102に備えられたROMに
格納されており、かかるプログラムはCPU120によ
り実行される。
【0073】このように、現像ユニットに収容されたト
ナーの流動性を促進させるために、現像ユニットが装着
されたYMCK現像装置50を動作させるためのトナー
流動性促進動作モードを備え、所定のタイミングで、該
トナー流動性促進動作モードが実行されることにより、
トナーの流動性の悪化による不具合を回避することがで
きる。
【0074】すなわち、背景技術の項で説明したとお
り、現像ユニットが長時間移動(回転も含む)されない
状況におかれると、現像ユニットに収容されたトナーは
重力方向に沈降していく。このようなトナーの沈降は、
トナーの流動性の悪化を招き、かかるトナーの流動性の
悪化は、様々な不具合を引き起こす。例えば、当該トナ
ーの流動性の悪化により、トナーの帯電不良が発生し、
最終的には、所望の画像が得られないという問題が生じ
る。
【0075】そこで、このようなトナーの流動性の悪化
による不具合を回避するために、トナーの流動性を促進
させるようにYMCK現像装置50を動作させるよう
な、通常の(換言すれば、現像のための)YMCK現像
装置50の動作とは異なる動作モードを設け、かかる、
動作モードを所定のタイミングで実行することにより前
記問題を解消することが可能となる。
【0076】===その他の実施の形態=== 以上、幾つかの上記実施の形態に基づき本発明に係る画
像形成装置等を説明したが、上記した発明の実施の形態
は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発
明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱
することなく、変更、改良され得ると共に、本発明には
その等価物が含まれることはもちろんである。
【0077】上記実施の形態においては、画像形成装置
として中間転写型のフルカラーレーザビームプリンタを
例にとって説明したが、本発明は、中間転写型以外のフ
ルカラーレーザビームプリンタ、モノクロレーザビーム
プリンタ、複写機、ファクシミリなど、各種の画像形成
装置に適用可能である。
【0078】また、感光体についても、円筒状の導電性
基材の外周面に感光層を設けて構成した、いわゆる感光
ローラに限られず、ベルト状の導電性基材の表面に感光
層を設けて構成した、いわゆる感光ベルトであってもよ
い。
【0079】また、上記実施の形態においては、プリン
タに電力が供給されたときに、前記トナー流動性促進動
作モードが実行されることとしたが、これに限定される
ものではなく、例えば、トナーの沈降によるトナーの流
動性の悪化が生ずると考えられる他のタイミングで実行
してもよい。ただし、プリンタに電力が供給される前に
は電源がOFFになっているため、この場合には、現像
ユニットが長時間回転されない状況におかれていたこと
によるトナーの流動性の悪化が発生している可能性が高
い。したがって、本発明の目的がより有効に達成される
という点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
【0080】また、上記実施の形態においては、YMC
K現像装置が回転して、各現像ユニットが選択的に感光
体と対向するロータリー方式の現像装置を備えたプリン
タについて説明したが、これに限定されるものではな
く、例えば、現像ユニットが並列配置されてスライドす
る方式の現像装置を備えたプリンタであってもよい。
【0081】ただし、ロータリー方式の現像装置を備え
たプリンタの場合には、YMCK現像装置の移動(回
転)方向を一方向とすることができるため、トナー流動
性促進動作モードにおけるYMCK現像装置の動作を簡
略化させることができるという点で、上記実施の形態の
方がより望ましい。
【0082】また、上記実施の形態においては、複数の
現像ユニットがYMCK現像装置に着脱可能であること
としたが、これに、限定されるものではなく、例えば、
唯一の現像ユニットが現像装置に着脱可能である場合で
もよい。
【0083】ただし、現像ユニットが複数あれば、トナ
ーの流動性の促進がプリンタの性能により大きな影響を
与えることとなるため、本発明の目的がより有効に達成
されるという点で、上記実施の形態の方がより望まし
い。
【0084】また、上記実施の形態においては、ブラッ
ク、マゼンタ、シアン、イエローの4色の現像ユニット
を例に説明したが、現像ユニットの数は4つに限定され
るものではなく、その数はこれよりも多くても、少なく
てもよい。
【0085】また、上記実施の形態においては、トナー
流動性促進動作モードにおけるYMCK現像装置の動作
は、回転と停止を繰り返す間欠動作であることとした
が、これに限定されるものではなく、トナーの流動性を
促進させる動作であればよい。
【0086】ただし、YMCK現像装置の動作を、回転
と停止を繰り返す間欠動作とすれば、YMCK現像装置
に装着された現像ユニット内のトナーにかかる重力によ
り、より効果的にトナーの流動性を促進させることがで
きるという点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
【0087】また、上記実施の形態においては、トナー
流動性促進動作モードにおけるYMCK現像装置を90
度づつ回転させることとしたが、これに限定されるもの
ではなく、その回転させる角度は任意である。また、ト
ナー流動性促進動作モードにおいて、常に等しい角度で
YMCK現像装置を回転させる必要もない。
【0088】また、上記実施の形態においては、現像ユ
ニットは、トナーを撹拌するためのトナー撹拌部材を備
えていないこととしたが、これに限定されるものではな
く、トナー撹拌部材を備えていてもよい。
【0089】ただし、トナー撹拌部材が備わっていない
場合には、本発明の重要度が増すこととなり、したがっ
て、本発明の目的がより有効に達成されるという点で、
上記実施の形態の方がより望ましい。
【0090】また、コンピュータ本体と、このコンピュ
ータ本体に接続可能な表示装置と、前記コンピュータ本
体に接続可能な前述の実施形態に係る画像形成装置と、
必要に応じて備えられるマウスやキーボード等の入力装
置、フレキシブルディスクドライブ装置、及び、CD−
ROMドライブ装置を有するコンピュータシステムも実
現可能であり、このようにして実現されたコンピュータ
システムは、システム全体として従来システムよりも優
れたシステムとなる。
【0091】
【発明の効果】本発明によれば、トナーの流動性の悪化
による不具合を回避する画像形成装置、コンピュータプ
ログラム、及び、コンピュータシステムを実現すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る画像形成装置を構成する主
要構成要素を示した図である。
【図2】図1の画像形成装置の制御ユニットを示すブロ
ック図である。
【図3】現像ユニットの主要構成要素を示した断面図で
ある。
【図4】YMCK現像装置の概略と停止位置を示す図で
ある。
【図5】現像ユニットの位置と重力方向の相対関係を示
した図である。
【図6】第一の実施の形態を説明するためのフローチャ
ートである。
【符号の説明】
10 レーザビームプリンタ(本体) 20 感光体 30 帯電ユニット 31 HP検
出部 37 着脱専用口 40 露光ユ
ニット 50 YMCK現像装置 50a 回転
軸 51 ブラック現像ユニット 52 マゼン
タ現像ユニット 53 シアン現像ユニット 54 イエロ
ー現像ユニット 55 支持フレーム 55a、55b、55c、55d 保持部 60 一次転写ユニット 70 中間転
写体 75 クリーニングユニット 76 クリー
ニングブレード 80 二次転写ユニット 90 定着ユ
ニット 92 給紙トレイ 94 給紙ロ
ーラ 95 表示ユニット 96 レジロ
ーラ 100 制御ユニット 101 メイ
ンコントローラ 102 ユニットコントローラ 112 イン
ターフェイス 113 画像メモリ 120 CP
U 123 入出力ポート 510 現像
ローラ 520 シール部材 522 シー
ル支持板金 524 シール付勢部材 530 トナ
ー収容部 540 フレーム 550 トナ
ー供給ローラ 560 規制ブレード 560a ゴ
ム部 560b ゴム支持部 562 ブレ
ード支持板金 570 ブレード裏部材 T トナー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 EB04 ED08 EF01 2H030 AD17 BB02 BB24 BB33 BB42 2H077 AA02 AA12 AA33 AC04 AD06 BA08 BA09 BA10 DA01 DB25 GA13

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナーを収容するためのトナー収容体が
    着脱可能であって移動可能な移動体、を有する画像形成
    装置において、 前記トナー収容体に収容されたトナーの流動性を促進さ
    せるために、前記トナー収容体が装着された前記移動体
    を動作させるためのトナー流動性促進動作モードを備
    え、 所定のタイミングで、該トナー流動性促進動作モードが
    実行されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像形成装置におい
    て、 前記所定のタイミングとは、前記画像形成装置に電力が
    供給されたときであることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の画像形成
    装置において、 前記移動可能な移動体は、前記トナー収容体が複数着脱
    可能であり、かつ、回転可能な回転体であることを特徴
    とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の画像形成装置におい
    て、 前記トナー流動性促進動作モードにおける前記回転体の
    動作は、前記回転体の回転と停止を繰り返す間欠動作で
    あることを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4に記載のいずれか
    の画像形成装置において、 前記トナー収容体は、前記トナーを撹拌するためのトナ
    ー撹拌部材を備えていないことを特徴とする画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 トナーを収容するためのトナー収容体が
    複数着脱可能であって回転可能な回転体、を有する画像
    形成装置において、 前記トナー収容体に収容されたトナーの流動性を促進さ
    せるために、前記トナー収容体が装着された前記回転体
    を動作させるためのトナー流動性促進動作モードを備
    え、 前記トナー流動性促進動作モードにおける前記回転体の
    動作は、前記回転体の回転と停止を繰り返す間欠動作で
    あり、 前記画像形成装置に電力が供給されたときに、前記トナ
    ー流動性促進動作モードが実行され、 前記トナー収容体は、前記トナーを撹拌するためのトナ
    ー撹拌部材を備えていないことを特徴とする画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】 トナーを収容するためのトナー収容体が
    着脱可能であって移動可能な移動体、を有する画像形成
    装置に、前記トナー収容体に収容されたトナーの流動性
    を促進させるために、前記トナー収容体が装着された前
    記移動体を動作させるためのトナー流動性促進動作モー
    ドを、所定のタイミングで実行させるためのコンピュー
    タプログラム。
  8. 【請求項8】 コンピュータ本体、コンピュータ本体に
    接続可能な表示装置、及び、コンピュータ本体に接続可
    能な画像形成装置であって、トナーを収容するためのト
    ナー収容体が着脱可能であって移動可能な移動体、を有
    する画像形成装置であって、前記トナー収容体に収容さ
    れたトナーの流動性を促進させるために、前記トナー収
    容体が装着された前記移動体を動作させるためのトナー
    流動性促進動作モードを備え、所定のタイミングで、該
    トナー流動性促進動作モードが実行される画像形成装
    置、を具備することを特徴とするコンピュータシステ
    ム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009020325A (ja) * 2007-07-12 2009-01-29 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
US7853179B2 (en) 2007-06-27 2010-12-14 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Method and apparatus for regulating toner amount in developing chamber of image forming apparatus

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