JP4599422B2 - 車両の減衰力可変式ダンパ - Google Patents

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Description

本発明は、流路中に配置されたバルブを電磁ソレノイドによる磁気の吸引力で開閉し、ダンパの減衰力を変化させることができる車両の減衰力可変式ダンパに関するものである。
車両の減衰力可変式ダンパとして、ピストンにポートが形成され、このポートに流れる油を流通させ、この油が流通するときの抵抗で減衰力を発生させるものが実用に供されている。
実用の車両の減衰力可変式ダンパは、ポートに流れる油の流量を変化させて減衰力を変えるようにするのが一般的なものであった。
このような車両の減衰力可変式ダンパとして、電磁石を用いてポートを適宜開閉し、ダンパの減衰力を変化させるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特公平1−47323号公報(第5頁、第4図)
特許文献1の技術を説明する。
図9は従来の減衰力可変式ダンパの基本構成を説明する図である。
従来の減衰力可変式ダンパ300は、筒状のシリンダ301と、このシリンダ301にスライド可能に取付けたピストン302と、このピストン302のポート303を介してシリンダ301内を流動するダンパオイル(不図示)と、一端がピストン302に取付けられ、他端をロッドガイド(不図示)を介してシリンダ301外に突出させたロッド306と、ピストン302にロッド306の一端と同軸に取付けられ、ポート303,303を開閉するバルブ308と、ピストン302に設けられ、バルブ308を駆動する電磁ソレノイド(電磁石)309とから構成される。
車両の減衰力可変式ダンパ300は、バルブ308を開状態にしたときに、バルブ308の開閉端がピストン302から離れた位置となる。バルブ308を開状態から閉状態に移行させるために、電磁ソレノイド309に通電すると、ピストン302、バルブ308及び電磁ソレノイド309に磁気回路が構成される。
しかし、バルブ308がピストン302から離れた状態では、バルブ308がピストン302に密着している場合に比べ、磁気回路の磁路面積が少ない。従って、流体(ダンパオイル)の流れに抗して、バルブ308を開状態から閉状態に戻すときに、バルブ308の復帰力が十分に発生することができず、バルブ308の応答性の低下を招くことがあった。
本発明は、バルブが開状態のときにも磁気回路の磁路面積が確保され、バルブに十分な復帰力を発生させることができ、バルブの応答性の向上を図ることができる車両の減衰力可変式ダンパを提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、ダンパオイルを収容した筒状のシリンダと、このシリンダに摺動可能に収容され、シリンダを二つの室に区画するピストンと、このピストンの摺動作用によりダンパオイルが流動する流動経路の一部に配置され、ダンパオイルの流動を制御するバルブと、このバルブを駆動する電磁ソレノイドとを備えた減衰力可変式ダンパにおいて、バルブ、ピストンのポートを開閉する開閉部と、この開閉部を開閉自在に支持する支持部と開閉部の開状態で電磁ソレノイドに通電したときに、電磁ソレノイドと磁気回路が構成され、バルブに磁束の受け渡しをする磁性材料で設けられたリング状の磁束受け渡し部材と、を有し、磁束受け渡し部材が、開閉部の開状態で、開閉部の開閉端に臨む位置に配置されることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、バルブ及び電磁ソレノイドが、ピストンに配置されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、シリンダが、ピストンが摺動する内筒と、この内筒と同軸に且つ外側に設けられた外筒とからなる複筒式で構成される場合に、バルブ及び電磁ソレノイドは、内筒の端部に若しくは内筒と外筒との間に設けられる連通路に配置されたことを特徴とする。
請求項に係る発明は、支持部が、ピストンの中心に設けられたことを特徴とする。
請求項に係る発明は、支持部が、ピストンの外周部に寄せて設けられたことを特徴とする。
請求項に係る発明は、開閉部及び支持部が、ピストンの直径を通る直線を挟んでこの直線の両側に配置されたことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、ダンパオイルを収容した筒状のシリンダと、このシリンダに摺動可能に収容され、シリンダを二つの室に区画するピストンと、このピストンの摺動作用によりダンパオイルが流動する流動経路の一部に配置され、ダンパオイルの流動を制御するバルブと、このバルブを駆動する電磁ソレノイドとを備える。
バルブに、ピストンのポートを開閉する開閉部と、この開閉部を開閉自在に支持する支持部と開閉部の開状態で電磁ソレノイドに通電したときに、電磁ソレノイドと磁気回路が構成され、バルブに磁束の受け渡しをする磁性材料で設けられたリング状の磁束受け渡し部材と、を有したので、バルブが開状態のときにも磁気回路の磁路面積が確保され、バルブに十分な復帰力を発生させることができる。この結果、バルブの応答性の向上を図ることができる。
また、磁束受け渡し部材が、開閉部の開状態で、開閉部の開閉端に臨む位置に配置されたので、バルブが開状態のときに、磁束受け渡し部材、バルブ及びピストンの間に強い磁束を発生することができる。この結果、応答性のよいバルブ制御を実現することができる。
請求項2に係る発明では、バルブ及び電磁ソレノイドが、ピストンに配置されすることで、単筒式のダンパの応答性の向上を図ることができる。
請求項3に係る発明は、シリンダが、ピストンが摺動する内筒と、この内筒と同軸に且つ外側に設けられた外筒とからなる複筒式で構成される場合に、バルブ及び電磁ソレノイドを、内筒の端部に若しくは内筒と外筒との間に設けられる連通路に配置することで、複筒式のダンパにおいても、バルブの応答性の向上を図ることができる。
請求項に係る発明では、支持部が、ピストンの中心に設けられたので、ピストンにバルブを容易に支持することができる。
請求項に係る発明では、支持部が、ピストンの外周部に寄せて設けられたので、支持部をピストンの中心に設ける場合に比べ、開閉部と支持部との距離を長く設定することができる。
請求項に係る発明では、開閉部及び支持部が、ピストンの直径を通る直線を挟んでこの直線の両側に配置されたので、開閉部(力点)と支持部(支点)との距離(スパン)を長く設定する(十分に稼ぐ)ことができる。これにより、バルブの耐久性の向上が図れるとともに、開閉力を低減して応答性のよいバルブを実現することができる。この結果、車両の減衰力可変式ダンパの減衰力の良好な制御をすることができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る車両の減衰力可変式ダンパを採用したダンパユニットの断面図である。
ダンパユニット10は、減衰力可変式ダンパ(車両の減衰力可変式ダンパ)20と、コイルスプリング12とからなる。
減衰力可変式ダンパ20は、単筒式のダンパであって、筒状のシリンダ21と、このシリンダ21にスライド可能に取付けられ、シリンダ21を二つの室に区画するピストン22と、このピストン22に取付けられ、シリンダ21の一端からロッドガイド23を介して突出するロッド24と、シリンダ21内に密封され、ピストン22のポート75,76(図2参照)を介して二つの室(上室・下室)25,26を流動するダンパオイル27とからなり、下端がサスペンションアーム(不図示)に固定され、上端がアッパマウント40を介して車体側に固定されている。
図2は図1の2部拡大図であり、図3は図2の3−3線矢視図であり、図4は図2の4−4線矢視図である。
図2〜図4に示されるように、ピストン組立体50は、ロッド24の段部63に、カラー部材57を介してナット58で取付けられる組立体であり、ロッド24に貫通され、ロッド24の段部63に設置される上押さえ部材51と、この上押さえ部材51の下部に配置される上の磁束受け渡し部材53と、ロッド24に貫通され、ダンパオイル27の流動を許容若しくは阻止する上のバルブ55と、ロッド24に貫通され、磁性体で形成されたピストン22と、ロッド24に貫通され、ダンパオイル27の流動を許容若しくは阻止する下のバルブ56と、この下のバルブ56の下部に配置される下の磁束受け渡し部材54と、ロッド24に貫通され、カラー部材57を介してナット58でロッドに取付けられる下押さえ部材52とからなる。
ロッド24は、ロッド本体61と、このロッド本体61よりも小径に形成された小径部62と、この小径部62の根本に形成され、上押さえ部材51が当接する段部63と、小径部62の先端に形成され、ナット58がねじ込まれる雄ねじ部64と、電磁ソレノイド73のリード線74を外部に導くために、軸方向に開けたリード案内孔65と、電磁ソレノイド73のリード線74を内部に導くために、リード案内孔65に径方向から開けたリード導入孔66と、リード案内孔65の先端を塞ぐキャップ67とからなる。
ピストン22は、磁性体で形成されたピストン本体71と、このピストン本体71の外周部71aに取付けられ、シリンダ21の内周部21aに摺動するとともにダンパオイル27をシールするシール部材72と、ピストン本体71に設けられ、上・下のバルブ55,56を駆動する電磁ソレノイド(電磁石)73と、ピストン本体71に形成され、ダンパオイル27の流入を許容するポート75,76とからなる。
電磁ソレノイド73は、リード線74を備える。
上押さえ部材51は、上の磁束受け渡し部材53を支持し、ピストン本体71に上のバルブ55の環状部92を押圧し、且つダンパオイル27を通過させる部材であり、ロッド24の小径部62に貫通させる貫通孔81と、この貫通孔81の周りに形成され、ロッド24の段部63に嵌合する鍔部82と、ピストン本体71に上のバルブ55の中心を押圧する押圧部83と、ダンパオイル27の流動を促す複数の流体孔84とを備える。
下押さえ部材52は、上押さえ部材51に略同一構造であって、下の磁束受け渡し部材54を支持し、ピストン本体71に下のバルブ56の環状部102を押圧し、且つダンパオイル27通過させる部材であり、ロッド24の小径部62に貫通させる貫通孔85と、この貫通孔85の周りに形成され、カラー部材57が対面する鍔部86と、ピストン本体71に下のバルブ56を押圧する押圧部87と、ダンパオイル27の流動を促す複数の流体孔88とを備える。
上の磁束受け渡し部材53は、上押さえ部材51に支持されるとともに、ピストン本体71に当接させる磁性材料で形成されたリング状の部材であり、上のバルブ55の開状態において電磁ソレノイド73に通電したときに、ピストン本体71、上のバルブ55及び上の磁束受け渡し部材53の間で磁気回路が構成され、この磁気回路の磁束を強め、上のバルブ55をピストン本体71に吸着させる。この結果、上のバルブ55に十分な復帰力を発生させ、上のバルブの応答性の向上を図ることができる。
なお、上の磁束受け渡し部材53は、例えば、孔が形成されるとともに、上押さえ部材51にボスが形成されることで、上押さえ部材51側に支持される。
下の磁束受け渡し部材54は、上の磁束受け渡し部材53に同一構成の部材であって、下押さえ部材52に支持されるとともに、ピストン本体71に当接させる磁性材料で形成されたリング状の部材であり、下のバルブ56の開状態において電磁ソレノイド73に通電したときに、ピストン本体71、下のバルブ56及び下の磁束受け渡し部材54の間で磁気回路が構成され、この磁気回路の磁束を強め、下のバルブ56をピストン本体71に吸着させる。この結果、下のバルブ56に十分な復帰力を発生させ、上のバルブの応答性の向上を図ることができる。
また、下の磁束受け渡し部材54は、例えば、孔が形成されるとともに、下押さえ部材52にボスが形成されることで、下押さえ部材52側に支持される。
図3に示されるように、上のバルブ55は、磁性体且つ弾性材にて形成されるものであり、円形状のプレートに略外径に沿わせた円弧状のスリット91を開けられ、円形状のプレートの外部分にピストン本体71に固定される環状部92が形成され、円形状のプレートの内部分に内舌部93が形成され、内舌部93と環状部92との連続部分に支持部(ヒンジ)94が形成される。
内舌部93の一部である開閉部95と、支持部94とは、ピストン22の直径を通る直線C1を挟んでこの直線C1の両側に配置される。
内舌部93は、ポート75を開閉する開閉部95と、ロッド24の外径よりも大きく形成され、ロッド24が貫通するロッド貫通孔96と、ポート75が開放された際にダンパオイル27の流れを許容するオイル流出孔97,97と、ポート75に沿って開けられ、ポート76へダンパオイル27の流入を許容するオイル流入孔98とが形成される。
開閉部95は、ポート75に相当する位置に内舌部93の一部のエリアが割り当てられる部分である。
オイル流出孔97,97とポート75とは、平面視で互いにずれた位置関係にあり、オイル流入孔98とポート75とは、平面視で略同一の位置関係にある。
上のバルブ55は、環状部92と内舌部93と支持部94で繋いだ状態で形成される。 これにより、スリット91を設けた場合にも、電磁ソレノイド73の磁路を繋げることができ、電磁ソレノイド73は十分な吸引力を得ることができる。
図4に示されるように、下のバルブ56は、上のバルブ55に同一の材質及び構造であり、円弧状のスリット101と、環状部102と、内舌部103と、支持部(ヒンジ)104とが形成される。
内舌部103の一部である開閉部105と、支持部104とは、ピストン22の直径を通る直線C1を挟んでこの直線C1の両側に配置される。
内舌部103は、開閉部105と、ロッド貫通孔106と、ポート76が開放された際にダンパオイル27の流れを許容するオイル流出孔107,107と、ポート76に沿って開けられ、ポート75へダンパオイル27の流入を許容するオイル流入孔108とが形成される。
開閉部105は、ポート76に相当する位置に内舌部103の一部のエリアが割り当てられる部分である。
オイル流出孔107,107とポート76とは、平面視で互いにずれた位置関係にあり、オイル流入孔108とポート76とは、平面視で略同一の位置関係にある。
図2に戻って、カラー部材57は、ロッド24の小径部62に貫通され、下押さえ部材52の貫通孔85に嵌め込まれる。
ナット58は、小径部62の先端に形成された雄ねじ部64にねじ込まれる。
すなわち、減衰力可変式ダンパ20では、ダンパオイル27を収容した筒状のシリンダ21と、このシリンダ21に摺動可能に収容され、シリンダ21を二つの室25,26に区画するピストン22と、このピストン22の摺動作用によりダンパオイル27が流動する流動経路の一部に配置され、ダンパオイル27の流動を制御するバルブ55,56と、バルブ55,56を駆動する電磁ソレノイド73とを備える。また、バルブ55,56に、ピストン22のポート75,76を開閉する開閉部95,105と、開閉部95,105を開閉自在に支持する支持部94,104とを備える。
開閉部95,105の開状態で電磁ソレノイド73に通電したときに、バルブ55,56及びピストン22(電磁ソレノイド73)と磁気回路が構成され、バルブ55,56に磁束の受け渡しをする磁束受け渡し部材53,54が設けられたので、バルブ55,56が開状態のときにも磁気回路の磁路面積が確保され、バルブ55,56に十分な復帰力を発生させることができる。この結果、バルブ55,56の応答性の向上を図ることができる。
また、バルブ55,56及び電磁ソレノイド73を、ピストン22に配置されすることで、単筒式のダンパの応答性の向上を図ることができる。
減衰力可変式ダンパ20では、磁束受け渡し部材53,54が、開閉部95,105の開状態で、開閉部95,105の開閉端に臨む位置に配置されたので、バルブ55,56が開状態のときに、磁束受け渡し部材53,54、バルブ55,56及びピストン22(電磁ソレノイド73)の間に強い磁束を発生することができる。この結果、応答性のよいバルブ制御を実現することができる。
図2〜図4に示されるように、減衰力可変式ダンパ20では、支持部94,104が、ピストン22の外周部22aに寄せて設けられたので、例えば、支持部をピストンの中心に設ける場合に比べ、開閉部95,105と支持部94,104との距離を長く設定することができる。
減衰力可変式ダンパ20では、開閉部95,105及び支持部94,104が、ピストン22の直径を通る直線C1,C1を挟んでこの直線の両側に配置されたものとも言える。すなわち、開閉部(力点)95,105と支持部(支点)94,104との距離(スパン)を長く設定する(十分に稼ぐ)ことができる。これにより、バルブ55,56の耐久性の向上が図れるとともに、開閉力を低減して応答性のよいバルブ55,56を実現することができる。この結果、減衰力可変式ダンパ20の減衰力の良好な制御をすることができる。
図5(a)〜(c)は図1に示される車両の減衰力可変式ダンパのピストンが下方に移動する力を受けた場合(ダンパの縮み行程)を説明する動作説明図である。(a)は上のバルブ55が開状態で非通電時の減衰力可変式ダンパ20が示され、(b)は上のバルブ55が開状態で電磁ソレノイド73に通電開始時の車両の減衰力可変式ダンパが示され、(c)は上のバルブ55の通電時の減衰力可変式ダンパ20が示される。
(a)において、ピストン22が矢印a1の如く下方に移動する力を受けた場合には、ダンパオイル27がポート75を介して下室26から上室25へ移動しようとする。電磁ソレノイド73は非通電であるので、ダンパオイル27の圧力で上のバルブ55の開閉部95は開状態となり、ダンパオイル27はピストン本体71と開閉部95とに発生した隙間S1を経由し、矢印a2の如く下室26から上室25へ移動することができる。
(b)において、ピストン22が矢印b1の如く下方に移動する状態で、電磁ソレノイド73に通電が開始されると、上のバルブ55の開閉部95の開閉端95aは、磁束受け渡し部材53を介してピストン22(ピストン本体71)及び下のバルブ56で、矢印b2の如く磁気回路(磁路に閉ループ)が形成され、電磁ソレノイド73に十分な吸引力を発生させる。
また、上のバルブ55の支持部94近傍においても、上のバルブ55、ピストン22(ピストン本体71)及び下のバルブ56で矢印b3の如く磁気回路が形成されている。
(c)において、同様にピストン22が矢印c1の如く下方に移動する力を受けた場合に、電磁ソレノイド73が通電されているので、上のバルブ55は、開閉部95がピストン本体71に吸着されて閉状態であり、矢印c2の如くダンパオイル27の下室26から上室25への移動が阻止される。なお、下のバルブ56の開閉部105も同時にピストン本体71に吸着されている。
また、電磁ソレノイド73に、ピストン本体71及び上下のバルブ55,56で矢印c3,c4の如く磁路に閉ループが形成されている。
図6(a)〜(c)は図1に示される車両の減衰力可変式ダンパのピストンが上方に移動する力を受けた場合(ダンパの伸び行程)を説明する動作説明図である。(a)は下のバルブ56が開状態で非通電時の減衰力可変式ダンパ20が示され、(b)は下のバルブ56が開状態で電磁ソレノイド73に通電開始時の減衰力可変式ダンパ20が示され、(c)は下のバルブ56の通電時の減衰力可変式ダンパ20が示される。
(a)において、ピストン22が矢印a4の如く上方に移動する力を受けた場合には、ダンパオイル27がポート76を介して上室25から下室26へ移動しようとする。電磁ソレノイド73は非通電であるので、ダンパオイル27の圧力で下のバルブ56の開閉部105は開状態となり、ダンパオイル27はピストン本体71と開閉部105とに発生した隙間S2を経由し、矢印a5の如く上室25から下室26へ移動することができる。
(b)において、ピストン22が矢印b5の如く上方に移動する状態で、電磁ソレノイド73に通電が開始されると、下のバルブ56の開閉部105の開閉端105aは、磁束受け渡し部材54を介してピストン本体71及び上のバルブ55で、矢印b6の如く磁気回路(磁路に閉ループ)が形成され、電磁ソレノイド73に十分な吸引力を発生させる。
また、下のバルブ56の支持部104近傍においても、下のバルブ56、ピストン本体71及び上のバルブ55で矢印b7の如く磁気回路が形成されている。
(c)において、同様にピストン22が矢印c6の如く上方に移動する力を受けた場合に、電磁ソレノイド73が通電されているので、下のバルブ56は、開閉部105がピストン本体71に吸着されて閉状態であり、矢印c7の如くダンパオイル27の上室25から下室26への移動が阻止される。なお、上のバルブ55の開閉部95も同時にピストン本体71に吸着されている。
また、電磁ソレノイド73に、ピストン本体71及び上下のバルブ55,56で矢印c8,c9の如く磁路に閉ループが形成されている。
図7は本発明に係る第2実施例の車両の減衰力可変式ダンパの断面図である。
減衰力可変式ダンパ(車両の減衰力可変式ダンパ)120は、単筒式のダンパであって、筒状のシリンダ121と、このシリンダ121にスライド可能に取付けられ、シリンダ121を二つの室に区画するピストン122と、このピストン122に取付けられ、シリンダ121の一端から突出するロッド124と、シリンダ121内に密封され、ピストン122のポート175,176を介して二つの室(上室・下室)125,126を流動するダンパオイル127とからなる。
ピストン組立体150は、ロッド124の段部163に、カラー部材157を介してナット158で取付けられた組立体であり、ロッド124に貫通され、ロッド124の段部163に設置される上押さえ部材151と、この上押さえ部材151の下部に配置される上の磁束受け渡し部材153と、ロッド124に貫通され、ダンパオイル127の流動を許容若しくは阻止する上のバルブ155と、ロッド124に貫通され、磁性体で形成されたピストン122と、ロッド124に貫通され、ダンパオイル127の流動を許容若しくは阻止する下のバルブ156と、この下のバルブ156の下部に配置される下の磁束受け渡し部材154と、ロッド124に貫通され、カラー部材157を介してナット158でロッドに取付けられる下押さえ部材152とからなる。
ロッド124は、ロッド本体161と、このロッド本体161よりも小径に形成された小径部162と、この小径部162の根本に形成され、上押さえ部材151が当接する段部163と、小径部162の先端に形成され、ナット158がねじ込まれる雄ねじ部164と、電磁ソレノイド173のリード線174を外部に導くために、軸方向に開けたリード案内孔165と、電磁ソレノイド173のリード線174を内部に導くために、リード案内孔165に径方向から開けたリード導入孔166と、リード案内孔165の先端を塞ぐキャップ167とからなる。
ピストン122は、ロッド124の小径部162に貫通し、磁性体で形成されたピストン本体171と、このピストン本体171の外周部171aに取付けられ、シリンダ121の内周部121aに摺動するとともにダンパオイル127をシールするシール部材172と、ピストン本体171に取付けられ、上・下のバルブ155,156を駆動する電磁ソレノイド(電磁石)173と、ピストン本体171に形成され、ダンパオイル127の流入を許容するポート175,176とからなる。
電磁ソレノイド173は、リード線174を備える。
上押さえ部材151は、上の磁束受け渡し部材153を支持し、ピストン本体171に上のバルブ155の中心部を押圧し、且つダンパオイル127の移動を許容する部材であり、ピストン本体171に上のバルブ155のロッド孔191の周りを押圧する押圧部183と、ダンパオイル127の流動を促す複数の流体孔184とを備える。
下押さえ部材152は、上押さえ部材151に略同一構造であって、下の磁束受け渡し部材154を支持し、ピストン本体171に下のバルブ156のロッド孔195の周りを押圧し、且つダンパオイル127の移動を許容する部材であり、ピストン本体171に下のバルブ156を押圧する押圧部187と、ダンパオイル127の流動を促す複数の流体孔188とを備える。
上の磁束受け渡し部材153は、上押さえ部材151に支持されるとともに、ピストン本体171に当接させる磁性材料で形成されたリング状の部材であり、上のバルブ155の開状態において電磁ソレノイド173に通電したときに、ピストン本体171、上のバルブ155及び上の磁束受け渡し部材153の間で磁気回路が構成され、この磁気回路の磁束を強め、上のバルブ155をピストン本体171に吸着させる。この結果、上のバルブ155に十分な復帰力を発生させ、上のバルブの応答性の向上を図ることができる。
また、上の磁束受け渡し部材153は、例えば、孔が形成されるとともに、上押さえ部材151にボスが形成されることで、上押さえ部材151側に支持される。
下の磁束受け渡し部材154は、上の磁束受け渡し部材153に同一構成の部材であって、下押さえ部材152に支持されるとともに、ピストン本体171に当接させる磁性材料で形成されたリング状の部材であり、下のバルブ156の開状態において電磁ソレノイド173に通電したときに、ピストン本体171、下のバルブ156及び下の磁束受け渡し部材154の間で磁気回路が構成され、この磁気回路の磁束を強め、下のバルブ156をピストン本体171に吸着させる。この結果、下のバルブ156に十分な復帰力を発生させ、上のバルブの応答性の向上を図ることができる。
また、下の磁束受け渡し部材154は、例えば、孔が形成されるとともに、下押さえ部材152にボスが形成されることで、下押さえ部材152側に支持される。
上のバルブ155は、磁性材料で形成された円板状の部材であり、上のバルブ155の中心に設けられ、ロッド124が貫通するロッド孔191と、ピストン本体171のポート175に臨まし、ダンパオイル127の移動を許容する若しくは阻止する開閉部193と、上押さえ部材151の押圧部で押圧され、開閉部193を開閉自在に支持する支持部192と、ポート176へのダンパオイル127の流入を許容するオイル流入孔194とが形成される。
下のバルブ156は、上のバルブ155と同一構成の部材であって、磁性材料で形成された円板状の部材であり、下のバルブ156の中心に設けられ、ロッド124が貫通するロッド孔195と、ピストン本体171のポート176に臨まし、ダンパオイル127の移動を許容する若しくは阻止する開閉部197と、下押さえ部材152の押圧部187で押圧され、開閉部197を開閉自在に支持する支持部196と、ポート176へのダンパオイル127の流入を許容するオイル流入孔198とが形成される。
すなわち、減衰力可変式ダンパ120では、支持部192,196が、ピストン122の中心に設けられたので、ピストン122にバルブ155,156を容易に支持することができる。
図8(a),(b)は本発明に係る第3実施例の車両の減衰力可変式ダンパの断面図である。
減衰力可変式ダンパ(車両の減衰力可変式ダンパ)220は、複筒式のダンパであって、シリンダ221が、ピストン(不図示)が摺動する内筒223と、この内筒223と同軸に且つ外側に設けられた外筒224と、内筒223の端部227に若しくは内筒223と外筒225との間に設けられる連通路225,226に配置される上下のバルブ体228,229とを備える。
上のバルブ体228は、内筒223の端部227若しくは設けられる連通路225に設けられる機体231と、この機体231のポート232に設けられるバルブ233と、機体231に設けられ、バルブ233を制御する電磁ソレノイド235と、機体231に設けられ、バルブ233の開閉部236の開状態で電磁ソレノイド235に通電したときに、電磁ソレノイド235と磁気回路が構成され、バルブ233に磁束の受け渡しをする磁束受け渡し部材237とで構成される。
上のバルブ体228は、内筒223の端部227にボルト238及びナット239で支持される。
下のバルブ体229は、上のバルブ体228と同一構成の部材であり、241は機体、242はポート、243はバルブ、245は電磁ソレノイド、246はバルブ243の開閉部、247は磁束受け渡し部材である。
下のバルブ体229は、内筒223の端部227にボルト238及びナット239で支持される。
なお、図8(a)に示されたように、上のバルブ228が開状態のときは、外筒224から内筒223へ矢印d1の如くダンパオイルの移動が許容され、図8(b)に示されたように、下のバルブ229の開状態のときは内筒223から外筒224へ矢印d2の如くダンパオイルの移動が許容される。
すなわち、シリンダ221が、ピストン(不図示)が摺動する内筒223と、この内筒223と同軸且つ外側に設けられた外筒224とからなる複筒式で構成される場合にも、バルブ233,243及び電磁ソレノイド235,236を、内筒223の端部227に若しくは内筒223と外筒224との間に設けられる連通路225,226に配置することで、複筒式のダンパにおいても、バルブ233,243の応答性の向上を図ることができる。
尚、本発明に係る車両の減衰力可変式ダンパ20では、磁束受け渡し部材53,54は、上・下押さえ部材51,52側に支持するようにしたが、これに限るものではなく、磁束受け渡し部材はピストンから一体的に延出されたものであってもよい。車両の減衰力可変式ダンパ120についても同様である。
本発明に係る車両の減衰力可変式ダンパは、セダンやワゴンなどの乗用車に採用するのに好適である。
本発明に係る車両の減衰力可変式ダンパを採用したダンパユニットの断面図である。 図1の2部拡大図である。 図2の3−3線矢視図である。 図2の4−4線矢視図である。 図1に示される車両の減衰力可変式ダンパのピストンが下方に移動する力を受けた場合(ダンパの縮み行程)を説明する動作説明図である。 図1に示される車両の減衰力可変式ダンパのピストンが上方に移動する力を受けた場合(ダンパの伸び行程)を説明する動作説明図である。 本発明に係る第2実施例の車両の減衰力可変式ダンパの断面図である。 本発明に係る第3実施例の車両の減衰力可変式ダンパの断面図である。 従来の減衰力可変式ダンパの基本構成を説明する図である。
符号の説明
20…減衰力可変式ダンパ、21…シリンダ、22…ピストン、22a…外周部、25,26…上・下室、27…ダンパオイル、53,54…上・下の磁束受け渡し部材、55,56…上・下のバルブ、73…電磁ソレノイド、75,76…ポート、94,104…支持部、95,105…開閉部、95a,105a…開閉端、120…減衰力可変式ダンパ、122…ピストン、155,156…上・下のバルブ、192,196…支持部、220…減衰力可変式ダンパ、221…シリンダ、223…内筒、224…外筒、225,226…連通路、227…端部、233,343…バルブ、235,245…電磁ソレノイド。

Claims (6)

  1. ダンパオイルを収容した筒状のシリンダと、このシリンダに摺動可能に収容され、シリンダを二つの室に区画するピストンと、このピストンの摺動作用によりダンパオイルが流動する流動経路の一部に配置され、ダンパオイルの流動を制御するバルブと、このバルブを駆動する電磁ソレノイドとを備えた減衰力可変式ダンパにおいて、
    前記バルブは、前記ピストンのポートを開閉する開閉部と、この開閉部を開閉自在に支持する支持部と
    前記開閉部の開状態で前記電磁ソレノイドに通電したときに、前記電磁ソレノイドと磁気回路が構成され、前記バルブに磁束の受け渡しをする磁性材料で設けられたリング状の磁束受け渡し部材と、を有し、
    前記磁束受け渡し部材は、前記開閉部の開状態で、前記開閉部の開閉端に臨む位置に配置されることを特徴とする車両の減衰力可変式ダンパ。
  2. 前記バルブ及び電磁ソレノイドは、前記ピストンに配置されていることを特徴とする請求項1記載の減衰力可変式ダンパ。
  3. 前記シリンダが、前記ピストンが摺動する内筒と、この内筒と同軸に且つ外側に設けられた外筒とからなる複筒式で構成される場合に、
    前記バルブ及び電磁ソレノイドは、前記内筒の端部に若しくは前記内筒と前記外筒との間に設けられる連通路に配置されたことを特徴とする請求項1記載の減衰力可変式ダンパ。
  4. 前記支持部は、前記ピストンの中心に設けられたことを特徴とする請求項1記載の車両の減衰力可変式ダンパ。
  5. 前記支持部は、前記ピストンの外周部に寄せて設けられたことを特徴とする請求項1記載の車両の減衰力可変式ダンパ。
  6. 前記開閉部及び支持部は、前記ピストンの直径を通る直線を挟んでこの直線の両側に配置されたことを特徴とする請求項1記載の車両の減衰力可変式ダンパ。
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