JP4598596B2 - 車載通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、他の車載通信装置を用いて中継送信を行う車載通信装置に関する。
数多くの車両が走行する道路上においては、他の車両の位置情報や速度情報等の走行情報を取得することができれば、他の車両との衝突を回避して自らの車両を安全に運転することができる。また、自らが運転する車両の近傍で交通事故等が生じた際に、他の車両の運転者にその旨を通知すれば、その運転者が道路状況を把握するための利便に供することができる。そこで、各車両に無線通信装置を搭載し、無線通信によって各車両の情報を提供し合う車載通信システムが従来から研究されている。
従来から研究されてきた車載通信システムでは、各車両に搭載された車載通信装置のそれぞれを中継送信装置としたパケット通信を行う。パケットの送信元となる車載通信装置は、不特定の車載通信装置に対してパケットを送信する。また、パケットを受信した車載通信装置は、受信したパケットに含まれる情報を抽出して運転者の利用に供すると共に、さらに不特定の車載通信装置にパケットを中継送信する。
なお、次の文献には、各車両に搭載された装置がGPS受信機によって位置情報を取得し、取得した位置情報を他の車両に搭載された装置に提供する衝突防止システムが開示されている。
森岡裕一、曽田敏弘、中川正雄、「見通し外交差点におけるDGPSと車々間通信を利用した衝突防止システム」、電子情報通信学会技術報告ITS2000−4、2000年5月、p.19−24
このように、従来から研究されてきた車載通信システムにおいて不特定の車載通信装置にパケットを中継送信しているのは、できるだけ多数の運転者に対して情報を提供するためである。しかしながら、車両密度が高い環境では、情報内容が重複するパケットが多数の車載通信装置によって中継送信されるため、各車載通信装置で処理すべき情報量がその処理能力を超えてしまい、各車載通信装置での処理が滞ってしまうおそれがある。本発明は、このような課題に対してなされたものであり、中継送信装置として用いる通信装置を指定して中継送信を行う車載通信装置を提供する。
本発明に係る車載通信装置は、送信元の車両の走行状況を示す車両情報を取得する情報取得部と、前記情報取得部で取得された車両情報に基づいて、前記送信元の車両を分類する車両分類部と、前記車両分類部の分類結果に基づいて、送信情報の中継を依頼する車両を指定する車両指定部と、前記車両指定部において指定された車両を識別する中継車両識別子を含む送信情報を送信する送信部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る車載通信装置においては、前記車両分類部は、前記車両情報から車両の位置を示す情報を取得する位置情報取得手段を備え、前記位置情報取得手段が取得した車両の位置を示す情報に基づいて、車両を分類する構成とすることが好適である。また、本発明に係る車載通信装置においては、前記車両分類部は、前記車両情報から車両の速度を示す情報を取得する速度情報取得手段を備え、前記速度情報取得手段が取得した車両の速度を示す情報に基づいて、車両を分類する構成とすることが好適である。
また、本発明に係る車載通信装置は、送信元の車両の走行状況と、情報の中継を依頼する車両を示す中継車両識別子と、を含む送信情報を取得する情報取得部と、前記送信情報から中継車両識別子を抽出する識別子抽出部と、前記識別子抽出部で抽出された中継車両識別子と予め登録された車両識別子とが一致する場合には、前記送信情報を中継送信する送信部と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る車載通信装置によれば、車両指定部によって指定された車両が搭載する車載通信装置が中継送信の対象となる。そのため、情報内容が重複したパケットが、多数の車載通信装置によって中継送信される状況を回避し、各車載通信装置で処理すべき情報量をその処理能力内に抑えることができる。
図1は本発明の第1の実施形態に係る車載通信装置1の構成を示す。この車載通信装置1は他の車載通信装置1との間でパケットの送受信を行う。車載通信装置1が送信するパケットには、車載通信装置1を搭載する車両に関する車両情報を含ませる。これによって、そのパケットを受信した他の車載通信装置1を搭載する車両の運転者は、送信元の車載通信装置1を搭載する車両に関する情報を把握することができる。また、車載通信装置1が送信するパケットには、中継送信の対象とする他の車載通信装置1を指定するための情報を含ませる。パケットを受信した車載通信装置1は、その情報に基づいてパケットを中継送信すべきか否かを判断し、中継送信すべきであると判断した場合には、当該パケットを中継送信する。
車載通信装置1が送受信するパケットは図2に示すように、車両識別符号、中継依頼車両識別符号、走行情報、付加情報、および送信時刻情報から構成される。車両識別符号は、送信元の車載通信装置1を搭載する車両を識別するための符号であり、予め車両に割り当てられる。中継依頼車両識別符号は、送信元の車載通信装置1が中継送信の対象とする車載通信装置1を搭載する車両である中継車両を指定するための符号である。パケットを受信した車載通信装置1は、中継依頼車両識別符号に基づいて、受信したパケットを中継送信すべきか否かを判断する。走行情報は送信元の車載通信装置1を搭載する車両の位置情報および速度情報を含む。位置情報は緯度、経度、および高度で表される位置座標を以て表され、速度情報は移動速度の絶対値と方向とを表す速度ベクトルを以て表される。付加情報は、送信元の車載通信装置1がパケットにより送信する任意の情報であり、例えば、車載通信装置1を搭載する車両の種類(乗用自動車、貨物自動車等、用途別に分類したもの。)、メーカ、外観形状等の車両の属性に関する情報等、送信先の車載通信装置1を搭載する車両の運転車に報知したい任意の情報を含ませることができる。
中継車両は、車載通信装置1のテーブル記憶部42に記憶された中継車両候補テーブル42aに基づいて指定される。中継車両候補テーブル42aは、受信したパケットの送信元の車両を走行分類に従って分類し、分類ごとに優先度の高い順序で車両識別符号を配置したものである。ここで、走行分類とは、分類の対象とする車両が存在する方向および進行方向に基づいて、車両を複数の区分に分類したものをいう。このように車両を分類することによって、中継車両を指定する際の指標を規定することができる。
ここでは、まず、車載通信装置1における中継車両候補テーブル42aを生成するための構成および動作について図1を参照して説明する。
受信部22はアンテナ20を介してパケットによって変調された無線信号を受信する。そして、これを復調してパケットを取得し、符号付き他車走行情報抽出部36に入力する。符号付き他車走行情報抽出部36は、受信部22が取得して入力したパケットに含まれる車両識別符号と車両識別符号記憶部46に記憶されている車両識別符号とを比較照合する。車両識別符号記憶部46は、予め自らに割り当てられた車載識別符号を記憶するものである。入力されたパケットに含まれる車両識別符号と車両識別符号記憶部46に記憶されている車両識別符号とが一致することは、受信部22が取得したパケットが、以前に車載通信装置1自らが送信したパケットと同一のものであることを意味する。このような場合、パケットが含む車両識別符号を中継車両候補テーブル42aに配置することは、自らを中継送信の対象とし、情報内容が重複するパケットを再度送信してしまうこととなるため、以下に説明する中継車両候補テーブル42aを生成する処理は行わない。
受信部22が取得して入力したパケットに含まれる車両識別符号と車両識別符号記憶部46に記憶されている車両識別符号とが一致しない場合、符号付き他車走行情報抽出部36は、受信部22が取得して入力したパケットから車両識別符号、走行情報、および送信時刻情報を含む符号付き走行情報を取得して走行情報差算出部38に入力する。
走行情報取得部10は、車載通信装置1を搭載する車両(以下、自車両とする。)の走行情報を走行情報差算出部38に入力する。走行情報取得部10は、位置情報取得手段10aと速度情報取得手段10bとを備えており、位置情報取得手段10aは、走行情報のうち位置情報を走行情報差算出部38に入力し、速度情報取得手段10bは、走行情報のうち速度情報を走行情報差算出部38に入力する。位置情報取得手段10aは、GPS等の衛星測位システムによって構成することができる。また、衛星からの電磁波信号を安定して受信することができない環境に対応するため、衛星測位システムとジャイロ装置とを組み合わせることによって位置情報取得手段10aを構成することもできる。ジャイロ装置は速度計および加速度計を備え、これらの計測器によって測定された速度ベクトルの時間積分値を算出し、これに位置座標の初期値を加算することで測位を行うものである。この場合、衛星測位システムにより位置座標の初期値を取得できればよく、衛星からの電磁波信号を常に良好に受信する必要はない。このような構成は、高層ビル街や山岳地帯等、衛星からの電磁波信号が頻繁に遮断されるような環境下での使用に好適である。また、速度情報取得手段10bについても同様に、衛星測位システム、ジャイロ装置等によって構成することができる。
走行情報差算出部38は、符号付き他車走行情報抽出部36から入力された符号付き走行情報から送信元の車両(以下、他車両とする。)の速度ベクトルを取得し、走行情報取得部10から入力された走行情報より自車両の速度ベクトルを取得する。そして、他車両の速度ベクトルと自車両の速度ベクトルとのなす角である進行方向差角θを算出する。進行方向差角θは、自車両の進行方向を0度とし、上空から自車両を見て自車両を回転の中心とする動径が時計回りに回転する方向を正方向とする。すなわち、他車両の進行方向が自車両の進行方向と一致する場合θ=0°、他車両の進行方向が自車両の進行方向から見て右方向である場合θ=90°となる。
また、走行情報差算出部38は、符号付き他車走行情報抽出部36から入力された符号付き走行情報より他車両の位置座標を取得し、走行情報取得部10から入力された走行情報より自車両の位置座標を取得する。そして、他車両の位置座標から自車両の位置座標を減算した相対位置座標Rを算出する。自車両の位置座標を原点Oとすれば、他車両が存在する方向は、位置ベクトルROと自車両の進行方向とのなす角度である他車両方位角Φで表すことができる。他車両方位角Φは、上空から自車両を見て位置ベクトルROが時計回りに回転する方向を正方向とする。すなわち、他車両が自車両の進行方向に向かって右側に存在している場合Φ=90°となる。走行情報差算出部38は、自車両の速度ベクトルと相対位置座標Rに基づいて他車両方位角Φを算出する。
走行情報差算出部38は、さらに垂直方向変位Dを算出する。垂直方向変位Dは、位置ベクトルROを自車両の進行方向に対して垂直な方向へ射影した成分として定義され、D=|RO|sinΦによって算出される。図3に進行方向差角θが180度、他車両方位角Φが30度である場合の自車両と他車両との位置関係を示す。図3では車両701が自車両であり車両702が他車両である。他車両方位角Φが30度であることから、車両702は車両701が走行する道路からおよそ|RO|の半分の距離だけ隔てた経路を走行しており、進行方向差角θが180度であることから車両702は車両701に対して対向する方向に走行していることを把握することができる。
走行情報差算出部38は、このように算出された他車両の進行方向差角θ、他車両方位角Φ、および垂直方向変位Dに、これらを算出する元となった符号付き走行情報に含まれていた車両識別符号および送信時刻情報を対応付けた上で分類判定部40に入力する。この車両識別符号は、進行方向差角θ、他車両方位角Φ、および垂直方向変位Dの算出に係る他車両の車両識別符号であり、送信時刻情報は、当該他車両が搭載する車載通信装置1がパケットを送信した時刻を表す。
分類判定部40では、自車両を囲む領域を、当該領域に存在する点を表す位置ベクトルと自車両の進行方向とのなす角度φに基づいて次の(1)から(6)のように分類して定義している。
(1)0°<φ≦45°を満足する領域を前方右領域とする。
(2)45°<φ≦135°を満足する領域を右領域とする。
(3)135°<φ≦180°を満足する領域を後方右領域とする。
(4)180°<φ≦225°を満足する領域を後方左領域とする。
(5)225°<φ≦315°を満足する領域を左領域とする。
(6)315°<φ≦360°を満足する領域を前方左領域とする。
また、分類判定部40では、自車両を囲む領域を、自車両の進行方向に対して垂直な方向への変位dに基づいて次の(1)から(4)のように分類して定義している。
(1)0<d≦dthRを満足する領域を右近傍領域とする。
(2)d>dthRを満足する領域を右遠方領域とする。
(3)−dthL≦d<0を満足する領域を左近傍領域とする。
(4)d<−dthLを満足する領域を左遠方領域とする。
ここで、dthRおよびdthLは予め定められた閾値であり、以下、dthRを右領域境界距離と、dthLを左領域境界距離とする。
分類判定部40は、走行情報差算出部38から入力された他車両方位角Φに基づいて、他車両が前方右領域、右領域、後方右領域、後方左領域、左領域、前方左領域のうちいずれの領域に存在するかを判定する。さらに、走行情報差算出部38から入力された垂直方向変位Dに基づいて、他車両が右近傍領域、右遠方領域、左近傍領域、左遠方領域のうちいずれの領域に存在するかを判定する。
また、分類判定部40は走行情報差算出部38から入力された進行方向差角θに基づいて、他車両の自車両に対する進行方向を次の(1)から(4)の基準に従って判定する。
(1)315°<θ≦360°または0°<θ≦45°のとき他車両は自車両と同一方向に走行している。
(2)45°<θ≦135°のとき他車両は右方向に走行している。
(3)135°<θ≦225°のとき他車両は自車両とは逆方向に走行している。
(4)225°<θ≦315°のとき他車両は左方向に走行している。
分類判定部40は、他車両が存在する領域および他車両の進行方向の判定結果に従って、他車両の車両識別符号と送信時刻情報とを対応付けた時刻情報付き符号情報42cをテーブル記憶部42に入力する。
テーブル記憶部42は、入力された時刻情報付き符号情報42cを走行分類に基づいて分類し、図4(a)に示す中継車両候補テーブル42aが呈する区分に従って時刻情報付き符号情報42cを記憶する。中継車両候補テーブル42aは、複数のテーブル要素42bからなり、それぞれのテーブル要素42bには、走行分類に対応したi−jのように表される走行分類符号が付されている。ここに、iは1から12の整数、jは1から4の整数であり48種類の走行分類符号がある。
図5は、中継車両候補テーブル42aにおける走行分類符号と車両70の位置関係を示したものである。矢印の起点の位置は車両70が存在する位置を示し、矢印の方向は車両70の進行方向を示す。自車両700は、中央分離帯82が設けられた幹線道路80aを走行している。幹線道路80aには、自車両700に対して左領域境界距離dthLより遠方にある道路80b、自車両700に対して左領域境界距離dthLより近傍にある道路80d、および自車両700に対して右領域境界距離dthRより遠方にある道路80cがほぼ平行に設けられているものとする。また、幹線道路80aと道路80dとを結び、道路80dと道路80bとを結ぶ道路として道路80e、道路80fおよび道路80gが設けられており、幹線道路80aと道路80cとを結ぶ道路として道路80h、道路80pおよび道路80qが設けられているものとする。それぞれの道路80を走行する車両70i-jの添え字符号i−jは、中継車両候補テーブル42aにおける走行分類符号i−jを示す。ここにiは1から12の整数、jは1から4の整数である。
図5より、車両70が属する走行分類を知ることによって、その車両70が自車両700が走行する道路80aに対し、どのような幾何学的関係にある道路80を走行しているのかを予測することができることがわかる。例えば、走行分類符号2−2に分類される車両は、前方右領域でありかつ右近傍領域である領域を、自車両700とは逆方向に走行している車両であるため、道路80aの対向車線を走行する車両である蓋然性が高い。また、走行分類符号10−1に分類される車両は、左領域でありかつ左近傍領域である領域を、自車両700と同一方向に走行している車両であるため、道路80aの左側を並走する道路80dを自車両700と同一方向に走行する車両である蓋然性が高い。このような、走行分類による車両の走行道路の予測は、右領域境界距離dthRまたは左領域境界距離dthLを自車両700が走行する道路80aの幅、曲率等を考慮して決定することで、その信頼性を高めることができる。
分類判定部40は、他車両が存在する領域および他車両の進行方向の判定結果に基づいて、他車両の車両識別符号と送信時刻情報とを対応付けた時刻情報付き符号情報42cを、走行分類に従ったテーブル要素42bに配置する。車載通信装置1は、他の複数の車載通信装置1が送信したパケットを受信し、パケットの送信元の車両の走行分類に従って、順次そのパケットに基づいて生成された時刻情報付き符号情報42cを配置する。テーブル要素42bでは、図4(b)のように予め定められた時間tIの範囲で時刻情報付き符号情報42cを配置しており、過去に遡ること時間tIまでの情報を配置する。この配置は、時刻情報付き符号情報42cが新しいものである程、後述の処理において選択される優先度が高くなるような規則性に従うものである。図4(b)においては、このような意義の下、時刻情報付き符号情報42cが新しいものである程、上欄の領域に記載している。
新たに取得された時刻情報付き符号情報42cは、それまでに配置されていた時刻情報付き符号情報42cの優先度を繰り下げた上で、最も優先度の高い時刻情報付き符号情報42cとしてテーブル要素42bに配置される。そして、時間tIより前に配置された時刻情報付き符号情報42cはテーブル要素42bから削除される。このような処理によって、車載通信装置1は、パケットの受信と共に、中継車両候補テーブル42aを更新する。
次に、車載通信装置1がパケットを送信する構成および動作について説明する。送信パケット生成部12は、車両識別符号、中継依頼車両識別符号、走行情報、付加情報、および送信時刻情報を取得することによってパケットを生成する。
車両情報記憶部14は、入力部16から入力された付加情報を記憶しており、その付加情報を送信パケット生成部12に入力する。また、走行情報取得部10は走行情報を、車両識別符号記憶部46は車両識別符号を、時計48は送信時刻情報を送信パケット生成部12に入力する。
中継車両選択部44は、テーブル記憶部42に記憶されている中継車両候補テーブル42aを参照することによって、中継車両の車両識別符号を取得し、これを中継依頼車両識別符号として送信パケット生成部12に入力する。
中継車両選択部44は、中継車両候補テーブル42aを走行分類符号1−1が付されたテーブル要素42bから走行分類符号12−4が付されたテーブル要素42bまでを個々に監視し、配置されている時刻情報付き符号情報42cの数が最も小さいテーブル要素42bを選択する。ただし、その数が零であるものは選択対象から除外し、その数が互いに等しい複数のテーブル要素42bについては、走行分類符号について定義された比較値の大小関係に基づいて選択するものとする。例えば、走行分類符号s−tと走行分類符号u−vの2つの走行分類符号については、数値tと数値vとを比較して数値の小さい方の走行分類符号を選択する。また、数値tと数値vとが等しいときには、数値sと数値uとを比較して数値の小さい方の走行分類符号を選択する。テーブル要素42bに配置されている時刻情報付き符号情報42cの数は、一定時間tIの間に現れたその走行分類に属する他車両の数を表すため、この数が小さい程その走行分類に属する他車両の発生頻度が低いといえる。
中継車両選択部44は、選択したテーブル要素42bにおいて最も優先度の高い時刻情報付き符号情報42cから車両識別符号を抽出し、中継依頼車両識別符号として送信パケット生成部12に入力する。
例として、分類符号1−1,3−2,8−2,10−4を除くテーブル要素42bには、時刻情報付き符号情報42cが配置されておらず、図6に示すテーブル要素42b1-1,42b3-2,42b8-2,42b10-4のそれぞれに時刻情報付き符号情報42cが配置されている場合について説明する。テーブル要素42b1-1,42b3-2,42b8-2,42b10-4には、それぞれ4個、2個、2個、3個の時刻情報付き符号情報42cが配置されており、その数が最も少ないものはテーブル要素42b3-2および42b8-2である。ところが、テーブル要素42b3-2とテーブル要素42b8-2とでは、配置されている時刻情報付き符号情報42cの数が等しい。そこで、先の例による比較値に基づいてテーブル要素42b3-2とテーブル要素42b8-2とを比較し、テーブル要素42b3-2を選択する。そして、テーブル要素42b3-2に配置されている時刻情報付き符号情報42cのうち最も新しいものに含まれる車両識別符号、すなわち車両識別符号「duy34」を抽出し、中継依頼車両識別符号として送信パケット生成部12に入力する。
このように、配置されている時刻情報付き符号情報42cの数が最も小さいテーブル要素42bを選択し、当該テーブル要素42bにおいて最も優先度の高い時刻情報付き符号情報42cから車両識別符号を抽出する処理を、以下、最小発生頻度車両選択処理とする。
中継車両選択部44は、最小発生頻度車両選択処理の他、ランダム選択処理によっても車両識別符号を抽出する。ランダム選択処理とは、すべてのテーブル要素42bのうち一つをランダムに選択し、選択したテーブル要素42bにおいて最も優先度の高い時刻情報付き符号情報42cから車両識別符号を抽出する処理をいう。ただし、配置されている時刻情報付き符号情報42cの数が零であるものは選択対象から除外する。
中継車両選択部44は、最小発生頻度車両選択処理によって抽出した車両識別符号を中継依頼車両識別符号として送信パケット生成部12に入力する処理と、ランダム選択処理よって抽出した車両識別符号を中継依頼車両識別符号として送信パケット生成部12に入力する処理とを予め定められた頻度で切り換えて行う。この頻度は、例えば、ランダム処理に基づく処理をn回行った後は、最小発生頻度車両選択処理に基づく処理をm回行う等、定量的に定めておくことが好適である。このような切り換えを行うのは、特定の領域のみにパケットが中継送信されることを回避し、広い領域にパケットを中継送信するためである。特に、最小発生頻度車両選択処理では発生頻度が最も低い走行分類に属する車両が指定されるので、車両密度の低い領域に存在する車両が中継車両として指定される蓋然性が高くなる。
送信パケット生成部12は、入力された車両識別符号、中継依頼車両識別符号、走行情報、付加情報、および送信時刻情報に基づいて、これらの情報を含むパケットを生成し、送信部18に入力する。送信部18は入力されたパケットを無線信号に変換し、アンテナ20を介して他の車載通信装置1へ送信する。
次に、車載通信装置1がパケットを受信する構成および動作について説明する。受信部22はアンテナ20を介してパケットによって変調された無線信号を受信する。そして、これを復調してパケットを取得し、中継処理部24、受信データ取得部26、および符号付き他車走行情報抽出部36に入力する。符号付き他車走行情報抽出部36が入力されたパケットに基づいて、中継車両候補テーブル42aを生成する動作を担うことは上述の通りである。
中継処理部24は、受信したパケットから中継依頼車両識別符号を抽出し、車両識別符号記憶部46に記憶されている車両識別符号と比較照合する。中継依頼車両識別符号と車両識別符号記憶部46に記憶されている車両識別符号とが一致することは、自らに対して中継依頼がなされていることを意味する。そこで、中継依頼車両識別符号と当該車両識別符号とが一致した場合には、中継処理部24は、受信したパケットを中継送信すべきパケットとして送信部18へ入力する。この際、中継処理部24は、他の車載通信装置1で再びパケットの中継送信が行われないよう、受信したパケットに含まれている中継依頼車両識別符号を、車両を識別できない符号、例えばヌル符号に置き換え中継送信すべきパケットとする。
送信部18は、中継処理部24から入力された中継送信すべきパケットを無線信号に変換し、アンテナ20を介して他の不特定の車載通信装置1に送信する。
なお、中継依頼車両識別符号と車両識別符号記憶部46に記憶されている車両識別符号とが一致しないことは、自らに対して中継依頼がなされていないことを意味する。そこで、中継依頼車両識別符号と当該車両識別符号とが一致しない場合には、中継処理部24は、中継送信すべきパケットを送信部18へ入力する処理を行わないこととする。
中継依頼車両識別符号と車両識別符号記憶部46に記憶されている車両識別符号とが一致するか否かにかかわらず、受信データ取得部26は、受信したパケットから走行情報や付加情報を含む受信データを取得する。表示部34は受信データ取得部26から受信データを受けて、他車両の位置および速度を表示する。表示部34としては、ディスプレイ装置等を適用することが好適である。表示部34は、走行情報に加えて地図情報を地図情報記憶部32から読み込んでおり、他車両の位置および速度を地図に重ねて表示する。また、受信データに含まれる付加情報には、他車両の属性に関する情報が含まれるので、当該車両の位置および速度に加えて車種、メーカ、外観形状等を表示部34に表示することもできる。しかしながら、運転中に運転者が表示部34を参照することは危険であるため、表示部34は車両の停止中に運転者によって参照されるか、運転者に同乗する者によって参照されることとなる。そこで、車載通信装置1は、次に説明する自動運転装置28、危険通知装置30等をさらに備えることが好ましい。
自動運転装置28には、走行情報取得部10から車載通信装置1を搭載する車両の走行情報が入力される。自動運転装置28は、受信データ取得部26から入力された受信データから他車両の走行情報を抽出し、抽出した他車両の走行情報と走行情報取得部10から入力された自車両の走行情報とに基づいて、自車両と他車両との間の距離や、自車両に対する他車両の相対速度等を算出する。
一般に、車両は制御回路によってアクセル、ブレーキ、トランスミッション等を制御することで走行制御を行う構成となっている。自動運転装置28は、算出した自車両と他車両との間の距離や、自車両に対する他車両の相対速度等に基づいて、他車両との衝突を回避するようアクセル、ブレーキ、トランスミッション等を制御するための制御信号を生成する。そして、当該制御信号を制御回路に入力することで自車両を制御する。
また、危険通知装置30にも走行情報取得部10から車載通信装置1を搭載する車両の走行情報が入力される。危険通知装置30は、走行情報取得部10から入力された走行情報および受信データ取得部26から入力された受信データに基づいて、他車両の急減速による衝突の危険性や、交差点や曲がり角における他車両との出会い頭事故の危険性を判断し、危険であると判断した場合にはその旨を危険通知情報として運転者に通知する。危険通知情報は、表示部34への警告表示に加えて警告音や音声案内によって運転者に通知される。
このように構成された車載通信装置1を車両に搭載することによって、次に示すようないわゆる車々間通信が可能となる。
図7に示す道路80を走行する車両703〜706は、それぞれ車載通信装置13〜16を搭載する。車載通信装置13〜16は、予め定められた時間間隔tpごとに、または予め定められた距離を走行するごとにパケットの送受信またはパケットの中継送信を行う。
車載通信装置13は車載通信装置14〜16からパケットを受信して中継車両候補テーブル42aを生成し、テーブル記憶部42に記憶する。車載通信装置13は、送信するパケットを生成する際に中継車両候補テーブル42aを参照して、中継車両の車両識別符号を取得し、中継依頼車両識別符号としてパケットの情報に含ませる。これにより車載通信装置14の車両識別符号が取得されたものとすると、車載通信装置13から送信されたパケットを受信した車載通信装置14は、パケットを受信すると共に自らが中継送信の対象として指定されたことを認識する。車載通信装置14は、車載通信装置13から送信されたパケットを、他の不特定の車両704〜706に搭載された車載通信装置14〜16に中継送信する。また、車載通信装置14は、受信したパケットが含む情報に基づいて、車両703の走行情報の表示、車両704の走行制御、衝突の危険性等の運転者への警告等を行う。なお、ここでは車載通信装置13がパケットを送信する際の動作に着目して説明したが、車載通信装置14〜16がパケットを送信する際の動作についても同様である。
本実施形態によれば、車載通信装置1が中継車両とすべき車両を指定する際には、上述の最小発生頻度車両選択処理が行われるため、発生頻度の低い走行分類に属する車両が中継車両として選択されるような配慮がなされる。これによって、特定の領域に存在する車両のみが中継車両として指定されることがなく、情報内容が重複したパケットが多数の車載通信装置1によって中継送信される状況を回避することができ、各車載通信装置1で処理すべき情報量を低減することができる。
次に、第2の実施形態に係る車載通信装置3について説明する。第1の実施形態に係る車載通信装置1では、中継車両の選択は中継車両選択部44によって自動的に行われている。しかしながら、パケットに含ませる付加情報の内容によっては、特定の走行分類に属する車両を中継車両として選択した方が好ましい場合がある。第2の実施形態は、このような問題に鑑み、中継車両の選択を操作者に行わせる構成としたものである。
図8に本実施形態に係る車載通信装置3の構成を示す。第1の実施形態に係る車載通信装置1と同一の構成部については同一の符号を付してその説明を省略する。車載通信装置3が送受信するパケットは車載通信装置1と同様、図2に示すように、車両識別符号、中継依頼車両識別符号、走行情報、付加情報、および送信時刻情報から構成される。送信パケット生成部12は、車両識別符号、中継依頼車両識別符号、走行情報、付加情報、および送信時刻情報を取得することによってパケットを生成する。
車載通信装置3では、入力部16を介して車両情報記憶部14に予め記憶された情報の他、入力部16から直接入力された情報を付加情報に含ませることができる。第1の実施形態に係る車載通信装置1では、それを搭載する車両の種類、メーカ、外観形状等の情報を付加情報に含ませることとしているが、本実施形態では、これらの情報に加え、近傍で交通事故が生じた旨の情報、近傍で道路工事が行われている旨の情報等の、近傍の道路状況に関する情報を付加情報に含ませることができる。近傍の道路状況は随時変化するため、そのような情報を入力部16から送信パケット生成部12に直接入力する構成とすることが好ましい。この際、道路状況の分類に応じて状況番号を予め定義しておき、その状況番号を入力するものとしておけば入力操作が容易になる。
分類指定中継車両選択部50は、入力部16を介して走行分類符号を取得する。分類指定中継車両選択部50は、テーブル記憶部42が記憶する中継車両候補テーブル42aのテーブル要素42bのうち、入力部16を介して取得した走行分類符号が付されたものを選択し、選択したテーブル要素42bにおいて最も優先度の高い時刻情報付き符号情報42cから車両識別符号を抽出して送信パケット生成部12に入力する。車両識別符号を取得した送信パケット生成部12は、その車両識別符号を中継依頼車両識別符号としてパケットに含ませる。
次に、車載通信装置3がパケットを受信する際の動作について説明する。車載通信装置3が中継送信を行う動作処理は、車載通信装置1が行うものと同一である。以下では、受信データ取得部26が、受信したパケットから受信データを取得した後の動作処理について説明する。
受信データ取得部26は、受信したパケットから走行情報や付加情報を含む受信データを取得する。表示部34は、受信データ取得部26から受信データを受けて、送信元の車両の走行情報、およびその近傍における道路状況を表示する。表示部34は、走行情報および付加情報に加えて地図情報を地図情報記憶部32から読み込んでおり、送信元の車両の走行情報、および送信元の車両の近傍における道路状況に地図を重ねて表示する。また、受信データに含まれる付加情報には、送信元の車両の属性に関する情報が含まれているので、当該車両の走行情報およびその近傍における道路状況に加えて車種、メーカ、外観形状等を表示部34に表示させることもできる。
本実施形態に係る車載通信装置3によれば、車載通信装置3の操作者は、走行分類符号を入力部16を介して分類指定中継車両選択部50に入力することにより、近傍の道路状況に関する情報を含むパケットを中継送信させるのに適した車載通信装置3を指定することができる。例えば、前方で事故が発生し、後続の車両の運転者にその旨を伝える必要がある場合、操作者は、前方で事故が発生した旨を示す状況番号を送信パケット生成部12に入力して付加情報に含ませる。そして、後方右領域であって右近傍領域である領域を逆方向に走行しているという走行分類に対応する走行分類符号6−1を分類指定中継車両選択部50に入力する。これによって、後方において反対車線を走行する車両が中継車両として指定される蓋然性が高くなり、後方への情報伝達が促進される。
また、見通しの悪い交差点では、前方の交差点を横切る車両を中継車両として指定することで、車載通信装置3の間での見通し外通信を可能とし、出会い頭事故を回避することができる。この場合、操作者は、前方右領域であって右近傍領域である領域または前方左領域であって左近傍領域である領域を、右方向または左方向に走行している車両の走行分類符号2−3、2−4、12−3、または12−4を分類指定中継車両選択部50に入力する。これによって、前方の交差点を横切る車両が中継車両として指定される蓋然性が高くなり、交差点の見通し外に存在する車両の運転者への情報伝達が可能となる。例えば、図5に示す自車両700に対して車両7011-3が見通し外にあり、自車両700が搭載する車載通信装置3から、車両7011-3が搭載する車載通信装置3にパケットを直接送信することができない状況を考える。このとき、自車両700が搭載する車載通信装置3の入力部16から走行分類符号12−3を入力すると、車両7012-3が中継車両として指定される。車両7011-3は車両7012-3の後方を走行しており、車両7011-3は車両7012-3の見通し内に存在しているため、車両7012-3が搭載する車載通信装置3から車両7011-3が搭載する車載通信装置3へ直接パケットを送信することは可能であると考えられる。したがって、自車両700が搭載する車載通信装置3は、車両7012-3が搭載する車載通信装置3が行う中継送信によって、車両7011-3が搭載する車載通信装置3にパケットを送信することができる。車両7011-3では自車両700の走行情報が表示部34に表示され、衝突を回避するよう自動運転装置28や危険通知装置30が動作するため、自車両700との衝突が回避される。
さらに、本実施形態に係る車載通信装置3によれば、情報内容が重複したパケットが多数の車載通信装置3によって中継送信される状況を回避し、各車載通信装置3で処理すべき情報量を低減することができることは第1の実施形態に係る車載通信装置1と同様である。
上述の第1の実施形態および第2の実施形態では、他車両を48種類の走行分類に分類した中継車両候補テーブル42aを生成している。先述のように、車載通信装置1および車載通信装置3が送受信するパケットに含まれる走行情報には位置情報が含まれており、これは緯度、経度、および高度の3次元の量で表される。したがって、位置ベクトルROの高さ方向の成分に基づいて、他車両の走行分類をさらに、上方、水平、および下方の3種類に分類することができる。これによって走行分類は3×48=144種類となり、さらに詳細な中継車両の選択を行うことが可能となる。
第1の実施形態に係る車載通信装置の構成を示す図である。 パケットの構成を示す図である。 進行方向差角θが180度、他車両方位角Φが30度である場合の2台の車両の位置関係を示す図である。 中継車両候補テーブルの構成を示す図である。 中継車両保存テーブルにおける走行分類符号と車両の位置関係を示す図である。 中継車両選択部がテーブル要素を選択する処理を説明するための図である。 車載通信装置が搭載された車両が道路上に位置している状態を示す図である。 第2の実施形態に係る車載通信装置の構成を示す図である。
符号の説明
1,3 車載通信装置、10 走行情報取得部、10a 位置情報取得手段、10b 速度情報取得手段、12 送信パケット生成部、14 車両情報記憶部、16 入力部、18 送信部、20 アンテナ、22 受信部、24 中継処理部、26 受信データ取得部、28 自動運転装置、30 危険通知装置、32 地図情報記憶部、34 表示部、36 符号付き他車走行情報抽出部、38 走行情報差算出部、40 分類判定部、42 テーブル記憶部、42a 中継車両候補テーブル、42b テーブル要素、42c 時刻情報付き符号情報、44 中継車両選択部、46 車両識別符号記憶部、48 時計、50 分類指定中継車両選択部、70,701〜706,701-1〜7012-4 車両、700 自車両、80a〜80j 道路、82 中央分離帯。

Claims (4)

  1. 送信元の車両の走行状況を示す車両情報を取得する情報取得部と、
    前記情報取得部で取得された車両情報に基づいて、前記送信元の車両を分類する車両分類部と、
    前記車両分類部の分類結果に基づいて、送信情報の中継を依頼する車両を指定する車両指定部と、
    前記車両指定部において指定された車両を識別する中継車両識別子を含む送信情報を送信する送信部と、
    を備えることを特徴とする車載通信装置。
  2. 請求項1に記載の車載通信装置であって、
    前記車両分類部は、
    前記車両情報から車両の位置を示す情報を取得する位置情報取得手段を備え、
    前記位置情報取得手段が取得した車両の位置を示す情報に基づいて、車両を分類することを特徴とする車載通信装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の車載通信装置であって、
    前記車両分類部は、
    前記車両情報から車両の速度を示す情報を取得する速度情報取得手段を備え、
    前記速度情報取得手段が取得した車両の速度を示す情報に基づいて、車両を分類することを特徴とする車載通信装置。
  4. 送信元の車両の走行状況と、情報の中継を依頼する車両を示す中継車両識別子と、を含む送信情報を取得する情報取得部と、
    前記送信情報から中継車両識別子を抽出する識別子抽出部と、
    前記識別子抽出部で抽出された中継車両識別子と予め登録された車両識別子とが一致する場合には、前記送信情報を中継送信する送信部と、
    を備えることを特徴とする車載通信装置。
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