JP4598491B2 - ポケット付き椅子 - Google Patents

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Description

本発明は、主に車両や航空機等の客室内において、前後方向に列設されて使用される椅子の背面にポケットを設けたポケット付き椅子に関する。
従来、この種の座席の背面などに配置されるポケットには、矩形状に形成されたネットの三辺の周縁を略コ字形状の支持部材に縫着あるいは溶着することで結合させ、その支持部材を座席の背面の所定面に固着された略コ字形状のフレームに取り付けることで、座席の背面にポケットを形成するようにしているものがあり、このポケットの開口部におけるネットの周縁に伸縮可能な紐体を設け、更にこの紐体の両端部に設けた係止部をフレームの開口端に設けられた止め溝に掛け止めることで、紐体がポケットの開口部の形状を保つようにしている(例えば、特許文献1参照)。
また、自動車のシートバックのポケット構造において、ポケットの開口縁部内に沿って長尺状の合成樹脂製の芯プレートを装入して、この芯プレートの左右両端部を折曲可能に形成し、ポケットの開口縁部を後方に引いて開口させる際に、開口縁部内に装入されたプレートの両端部が折曲されることで、開口縁部の形状を保持するようにしているものがある(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−316669号公報(第3頁、第1図) 特開2001−211967号公報(第2頁、第6図)
しかしながら、特許文献1にあっては、ポケットの開口部(上辺)に設けられた紐体の両端部に設けられた係止部が、ネットの左右端部を支持するフレームに設けられた止め溝に係合されるとともに、ネットの左右端部がフレームに固着されているので、ポケットを開口させる際に、紐体が伸縮可能となっていても、ネットが伸長される長さの伸び幅しか確保できず、ポケットを大きく開口させることができない。尚、ポケットを大きく開口させるために、ネットを伸縮できるようにしたり、ネットにゆとりを持たせたりすると、ポケットの開口部に垂れや皺が発生するようになり、ポケットの見栄えが悪くなる。
また、特許文献2にあっては、ポケット構造の開口縁部(上辺)の形状が芯プレートによって保持されているので、開口縁部が伸縮することができず、かつポケット生地の左右の側辺が、シートバックを構成する表生地に接ぎ合わされており、ポケットを大きく開口させることができない。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、ポケットの上辺を大きく開口させることができ、かつポケットの上辺の形状を保つことができるポケット付き椅子を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載のポケット付き椅子は、前後方向に列設されて使用される椅子の背面に、略矩形状を成す布状部材を用いて上辺が開口されるポケットが形成されたポケット付き椅子において、
前記布状部材の左右側辺の少なくとも上部には、前方側に折曲された側辺マチ部が形成され、かつ前記布状部材の上辺に設けた帯布には、左右方向を向く中空部が形成され、前記中空部内に芯プレートおよび伸縮可能な紐材が挿設されるとともに、前記中空部内から前記紐材の左右端部を前方側に突出させるための通孔が、前記側辺マチ部の付け根がネジによって前記椅子の背面に螺着される螺着位置よりも内方側に穿設され、前記紐材の左右端部が、前記ネジに係合されることを特徴としている。
この特徴によれば、布状部材の左右両側辺の上部に形成された前方側に折曲された側辺マチ部の付け根が、ネジによって椅子の背面に螺着されることで、ポケットを開口させる際に、布状部材の左右両側辺を椅子の背面から離せるようになり、ポケットを大きく開口させることができる。そして布状部材の上辺に設けた中空部内に芯プレートおよび伸縮可能な紐材が挿設されているので、布状部材の上辺の左右方向全体が後方に移動されてポケットの上辺が大きく開口できる。また、布状部材の前方側に折り曲げられた側辺マチ部にネジが設けられるので、ポケットを椅子の背面に取り付けた際に、ネジが布状部材によって椅子の背面に直接露出しないようになり、ポケットの見栄えを向上させることができる。更に布状部材の左右側辺を、椅子の背面から所定間隔を開けて離せるとともに、紐材に初期張力を容易に設定することができる。
本発明の請求項に記載のポケット付き椅子は、請求項に記載のポケット付き椅子であって、
前記側辺マチ部が中空状に形成されており、該側辺マチ部内に、前記ネジが挿通される挿通孔が設けられた板部材が挿設されることを特徴としている。
この特徴によれば、側辺マチ部が中空状に形成され、その側辺マチ部内に板部材が挿設されることで、ポケットを開口させる際に、側辺マチ部が弛んだり、側辺マチ部がネジの挿通孔から破れることを防ぐことができる。
本発明の請求項に記載のポケット付き椅子は、請求項に記載のポケット付き椅子であって、
前記側辺マチ部が、前記布状部材の左右側辺の全長に渡って形成されるとともに、前記板部材の上下方向の長さが、前記側辺マチ部内の上下方向の長さと略同一に形成されており、前記紐材が係合されるネジ以外のネジが挿通される挿通孔が、前記板部材の下部に設けられ、前記側辺マチ部の上部及び下部が、ネジによって前記椅子の背面に螺着されることを特徴としている。
この特徴によれば、側辺マチ部の上下方向の全長に渡って板部材が設けられることで、側辺マチ部の全体が弛まなくなり、更に側辺マチ部の上部及び下部が、ネジによって椅子の背面に螺着されることで、ポケットを大きく開口させても、ポケットの左右側辺に隙間が生じたりすることがなくなる。
本発明の請求項に記載のポケット付き椅子は、請求項1ないしのいずれかに記載のポケット付き椅子であって、
前記布状部材の左右両側辺に、上下方向を向く芯部材が取り付けられることを特徴としている。
この特徴によれば、布状部材の左右両側辺の形状が崩れ難くなり、ポケットを大きく開口させてもポケットの全体の形状を保つことができる。
本発明の実施例を以下に説明する。
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、先ず図1は、ポケット付き椅子の全体像を示す斜視図である。図1の符号1は、主に車両や航空機等の客室内において使用される乗客用の椅子であり、この椅子1は、客室内の床面に固定された略T字形状を成す脚体2の上面に設置されている。1つの脚体2の上面には、2つの椅子1が設置されており、客室内の床面には、同様の形状を成す脚体2が前後方向に列設されて複数設置され、それぞれの脚体2の上面に配置された椅子1が前後方向に列設されている。
図1に示すように、椅子1の背面には、各々の椅子1の後方に配置される椅子1に座る使用者(乗客)が使用するための折畳み式の簡易テーブル3が設けられるとともに、この簡易テーブル3の下方には、新聞や雑誌やペットボトル等の収納物を収納することができるポケット4が設けられている。椅子1の背面には、ポケット4を取り付けるための4つのネジ孔5、6が穿設されており、更に椅子1の背面におけるポケット4の下辺が取り付けられる位置には、長手方向が左右を向く面ファスナー7が接着剤等を用いて固着されている。
次に、椅子1の背面に設けられたポケット4について図2から図5に基づいて詳述すると、図2は、ポケット4を示す分解斜視図であり、図3は、ポケット4を示す正面図であり、4(a)は、図3におけるポケット4のA−A横断平面図であり、図4(b)は、ポケット4の上辺を開口させた状態を示す横断平面図であり、図5(a)は、図3におけるポケット4のB−B縦断側面図であり、図5(b)は、ポケット4の下辺を開口させた状態を示す縦断側面図である。以下、図2及び図3の紙面手前側をポケット4の前方側とし、図4の下方をポケット4の前方側とし、図5の左側をポケット4の前方側として説明する。
図2に示すように、このポケット4は、略矩形状の網で構成された本実施例における布状部材としてのネット部材8を有し、このネット部材8の上辺には、上辺のほぼ全長に渡って布地で構成された帯布9が縫着されており、この帯布9の内部には、布地が折り曲げられることで形成された長手方向が左右方向を向く中空部10が設けられている。帯布9の中空部10内及びネット部材8の上辺には、左右方向の長さが中空部10とほぼ同じ長さを成す芯プレート11が挿設されている。
この帯布9の前面の左右端部近傍には、通孔12が穿設されており、この通孔12には鳩目金具13が取り付けられている。帯布9の中空部10内には、ゴム等の材質で形成された伸縮可能な紐材14が挿設されており、この帯布9の通孔12から紐材14の左右端部が通孔12から前方側に突出されている。
図2及び図3に示すように、紐材14の左右端部には、紐材14の端部が屈曲されて止め金15で係止されることで形成された係合輪16が設けられており、この係合輪16には、ネジ17(六角穴付き低頭ボルト)が挿通される。ネジ17を係合輪16に挿通する際に、ネジ17と紐材14との間には、座金部材19と係合部材21が設けられ、係合部材21は座金部材19とほぼ同一形状を成し、係合部材21は座金部材19よりも大きな直径を有している。紐材14の左右端部に形成された係合輪16の内径は、係合部材21の外径よりも小さくなるように形成されており、そのため紐材14の左右端部が係合部材21を介してネジ17と係合されるようになっている。
図2及び図3に示すように、ネット部材8の左右側辺には、それぞれの側辺のほぼ全長に渡って略矩形状の布地で構成された側辺マチ部22が縫着されており、この側辺マチ部22の内部には、布地が袋綴じ状に形成されることで、長手方向が上下方向を向く中空部23が設けられている。
この側辺マチ部22はポケット4の前方側に折り曲げられており、側辺マチ部22の中空部23には、上下方向の長さが中空部23とほぼ同じ長さの略矩形状を成す板部材24が挿設される。板部材24の上下両端は、側辺マチ部22を突き破らないように、丸みを帯びた形状になっている。この板部材24の上方と下方に位置する側辺マチ部22の箇所は、左右方向に縫われており、そのため板部材24が、側辺マチ部22内で上下方向に移動しないようになっている。
図2及び図3に示すように、板部材24の上部及び下部には、ネジ17、18が挿通される挿通孔25、26が設けられるとともに、側辺マチ部22の上部及び下部にも、板部材24に設けられた挿通孔25、26に対応する位置に、ネジ17、18が挿通される挿通孔27、28が形成されている。板部材24が側辺マチ部22内に挿設され、板部材24及び側辺マチ部22に設けられた挿通孔25、26、27、28に後方側からネジ17、18が挿通できる。
また図2及び図3に示すように、側辺マチ部22の中空部23におけるネット部材8が縫着される位置には、上下方向を向く本実施例における芯部材としての芯棒29が挿設されている。芯棒29の上下両端は、側辺マチ部22を突き破らないように屈曲されている。この芯棒29の側方に位置する側辺マチ部22の箇所は、上下方向に縫われており、そのため芯棒29が、側辺マチ部22内で左右方向に移動しないようになっている。この芯棒29がネット部材8の左右両側辺に設けられていることで、ポケットを開閉させる際に、ネット部材8の側辺の形状を保つことができ、ポケット4全体の形状が崩れ難くなっている。
更に図3に示すように、側辺マチ部22の上辺には、テーパ22aが形成されており、そのため側辺マチ部22がネット部材8の前方側に折り曲げられた状態であっても、側辺マチ部22の上辺が、ポケット4の上辺から突出しないようになっている。
図2及び図4(a)及び図5(a)に示すように、側辺マチ部22及び板部材24の下部に設けられた挿通孔26、28には、座金部材20を介してネジ18が挿通されるとともに、側辺マチ部22及び板部材24の上部に設けられた挿通孔25、27には、紐材14が係合されたネジ17が挿通され、それぞれのネジ17、18が、椅子1の背面のネジ孔5、6に螺着されることで、ネット部材8が椅子1の背面に取り付けられる。
そして、図1に示すように、ネット部材8の前方側に折り曲げられた側辺マチ部22にネジ17、18が設けられるので、ポケット4を椅子1の背面に取り付けた際に、ネジ17、18がネット部材8によって椅子1の背面に直接露出しないようになり、ポケット4の見栄えを向上させることができる。
また図4(a)に示すように、椅子1の背面にネジ17、18が螺着されたときに、ネジ17、18と係合部材21との間に紐材14の係合輪16が挟み込まれるようになっており、強固に紐材14が椅子1の背面に固着される。
図2及び図5に示すように、ネット部材8の下辺には、下辺のほぼ全長に渡って略矩形状の布地で構成された下辺マチ部30が縫着されており、この下辺マチ部30の内部には、布地が袋綴じ状に形成されることで、長手方向が左右方向を向く中空部31が設けられている。この下辺マチ部30はポケット4の前方側に折り曲げられており、下辺マチ部30の中空部31には、左右方向の長さが中空部31とほぼ同じ長さを成す芯プレート32が挿設される。
図3及び図4に示すように、側辺マチ部22は、下辺マチ部30よりも前方側に重なっており、折曲された下辺マチ部30の前方側には、面ファスナー33が縫着されている。この面ファスナー33は、側辺マチ部22の内端部よりも内方側の下辺マチ部30の前面側の領域に設けられている。そのため下辺マチ部30と側辺マチ部22とが重なる部位に、面ファスナー33を設けないようにでき、使用する面ファスナー33の長さが短くて済むようになり、製造時に使用する面ファスナー33のコストを低減させることができる。
また、図1に示すように、ポケット4が椅子1の背面にネジ17、18を用いて取り付けられた際に、下辺マチ部30の面ファスナー33は、椅子1の背面に接着された面ファスナー7に接合されるようになっている。
図4(a)に示すように、ネット部材8の上辺に配置されている帯布9に設けられた通孔12は、ネジ17が椅子1の背面に螺着される位置よりも内方側の位置に設けられており、紐材14の左右端部が、ネジ17の螺着位置よりも内方側から前方に突出されている。
ポケット4が椅子1の背面に取り付けられた状態では、中空部10に挿設された紐材14が、椅子1の背面に直接固着されているので、ネット部材8の上辺の形状が、紐材14に沿って保持されるようになっている。そのため別途ネット部材8の上辺の形状を保つためのフレーム等の部材を使用することなくネット部材8の上辺の形状が保たれる。また、強い張力を有する紐材14を張設することもできるようになり、紐材14の張力を強くすることで、ネット部材8の上辺で収納物を挟み込んで保持することもできるようになる。
次に、ポケット4の使用例について図4及び図5を参照して説明すると、図4(b)に示すように、使用者がネット部材8の上辺の中央部を掴んで後方に引くと、ネット部材8の上辺に芯プレート11が配置されているため、ネット部材8の上辺の左右方向全体が後方に移動されてポケット4の上辺が開口される。
また図4(b)に示すように、ネット部材8は、側辺マチ部22の付け根を介して椅子1の背面に取り付けられているので、ポケット4の上辺が開口される際に、ネット部材8の左右側辺を、椅子1の背面から所定間隔Dを開けて離せるようになっており、この所定間隔D分だけ、ネット部材8の上辺を後方に引けるようになる。そのためポケット4が大きく開口される。
更に図4(b)に示すように、ネット部材8の上辺に縫着された帯布9内の中空部10に紐材14が挿設されていることで、紐材14はネット部材8に対して固着されることなく、中空部10内で自在に左右方向に伸縮されるようになっている。かつ帯布9の通孔12が、ネジ17の螺着位置よりも内方側の位置に設けられ、紐材14の左右端部が、ネジ17の螺着位置よりも内方側から前方に突出されていることで、紐材14に初期張力を容易に設定できる。
そして、図4(b)に示すように、側辺マチ部22内に中空部23が形成され、その側辺マチ部22の中空部23内に板部材24が挿設されていることで、ポケット4を開口させる際に、側辺マチ部22全体が弛んだり、側辺マチ部22がネジ17、18の挿通孔27、28から破れることを防ぐことができ、かつ側辺マチ部22の上部及び下部が、ネジ17、18によって椅子1の背面に螺着されることで、ポケット4を大きく開口させても、ポケット4の左右側辺に隙間が生じたりすることがなくなる。
図5(a)に示すように、ポケット4がネジ17、18によって椅子1の背面に取り付けられると、下辺マチ部30の前面側に設けられた面ファスナー33と、椅子1の背面に設けられた面ファスナー7が接合される。更に、この面ファスナー7、33同士は自在に脱着できるようになっている。使用者がポケット4の上辺から収納物を収納した際には、ネット部材8と下辺マチ部30との間に収納物の下端が当接されて保持されるようになっている。
また、長期間ポケット4を使用していると、ネット部材8と下辺マチ部30との間に埃やゴミ等が溜まるようになる。次に、ポケット4に溜まった埃やゴミ等の取り除き方について説明する。図5(b)に示すように、ポケット4内に溜まった埃やゴミ等を取り除く際には、使用者がネット部材8の下辺の中央部を掴んで後方に引くと、椅子1の背面に設けられた面ファスナー7から下辺マチ部30に設けられた面ファスナー33が引き離され、ポケット4の下辺が開口される。
また、下辺マチ部30の面ファスナー33を、椅子1の背面の面ファスナー7から引き離す際に、下辺マチ部30の形状が芯プレート32によって保持されていることで、ポケット4の下辺の中央部(一部分)を掴んで後方に引くだけで、下辺マチ部30の左右方向の全体の面ファスナー33が、椅子1の背面の面ファスナー7から離れるようになっている。
更に図5(b)に示すように、ネット部材8及び下辺マチ部30は、側辺マチ部22の付け根を介して椅子1の背面に取り付けられているので、下辺マチ部30を椅子1の背面から引き離す際に、下辺マチ部30の左右側端を、椅子1の背面から離せるようになっており、側辺マチ部22が設けられている分だけ、ポケット4の下辺が大きく開口される。
そして、ポケット4の下辺を引いた状態で、下辺マチ部30の上端を下方に捲るようにすると、ネット部材8と下辺マチ部30との間に溜まった埃やゴミ等が、ポケット4の下方に落ちるようになっている。
椅子1の背面と下辺マチ部30の前面とが、互いに脱着可能な面ファスナー7、33によって取り付けられていることで、下辺マチ部30を椅子1の背面から引き離すことができ、ポケット4全体を椅子1の背面から取り外すことなく、ポケット4内部に溜まった埃やゴミ等を、ポケット4の下辺から下方に落として容易に除去することができる。
尚、清掃作業者が、ネット部材8の上辺と下辺の両方を掴んで後方に引くと、側辺マチ部22の付け根を介してネット部材8が椅子1の背面に取り付けられていることで、ネット部材8全体が後方に大きく椅子1の背面から引き離され、ポケット4の上辺の開口から清掃作業者が手を挿入して、ポケット4の下辺に溜まった埃やゴミ等を、ポケット4の下辺から下方に落とすこともできる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、側辺マチ部22が、ネット部材8の側辺の上下方向の全長に渡って設けられていたが、これに限るものではなく、側辺マチ部22がネット部材8の側辺における上部のみに設けられていても、ポケット4を開口させる際に、ネット部材8の上辺の左右両端部を、椅子1の背面から引き離すことができるので、ポケット4の上辺を大きく開口させることができる。
また、前記実施例では、座金部材19とほぼ同一形状を成す係合部材21を用いて、この係合部材21を、紐材14の左右端部に形成された係合輪16に係合されることで、紐材14がネジ17に係合されるようにしていたが、これに限らず、座金部材の側方からフック等を延設させ、このフックに紐材14の係合輪16を係止させて、紐材14をネジ17に係合させるようにしてもよい。
ポケット付き椅子の全体像を示す斜視図である。 ポケットを示す分解斜視図である。 ポケットを示す正面図である。 (a)は、図3におけるポケットのA−A横断平面図であり、(b)は、ポケットの上辺を開口させた状態を示す横断平面図である。 (a)は、図3におけるポケットのB−B縦断側面図であり、(b)は、ポケットの下辺を開口させた状態を示す縦断側面図である。
符号の説明
1 椅子
4 ポケット
7 面ファスナー
8 ネット部材(布状部材)
10 中空部
12 通孔
14 紐材
17、18 ネジ
22 側辺マチ部
23 中空部
24 板部材
25、26 挿通孔
27、28 挿通孔
29 芯棒(芯部材)
30 下辺マチ部
31 中空部
32 芯プレート
33 面ファスナー

Claims (4)

  1. 前後方向に列設されて使用される椅子の背面に、略矩形状を成す布状部材を用いて上辺が開口されるポケットが形成されたポケット付き椅子において、
    前記布状部材の左右側辺の少なくとも上部には、前方側に折曲された側辺マチ部が形成され、かつ前記布状部材の上辺に設けた帯布には、左右方向を向く中空部が形成され、前記中空部内に芯プレートおよび伸縮可能な紐材が挿設されるとともに、前記中空部内から前記紐材の左右端部を前方側に突出させるための通孔が、前記側辺マチ部の付け根がネジによって前記椅子の背面に螺着される螺着位置よりも内方側に穿設され、前記紐材の左右端部が、前記ネジに係合されることを特徴とするポケット付き椅子。
  2. 前記側辺マチ部が中空状に形成されており、該側辺マチ部内に、前記ネジが挿通される挿通孔が設けられた板部材が挿設されることを特徴とする請求項に記載のポケット付き椅子。
  3. 前記側辺マチ部が、前記布状部材の左右側辺の全長に渡って形成されるとともに、前記板部材の上下方向の長さが、前記側辺マチ部内の上下方向の長さと略同一に形成されており、前記紐材が係合されるネジ以外のネジが挿通される挿通孔が、前記板部材の下部に設けられ、前記側辺マチ部の上部及び下部が、ネジによって前記椅子の背面に螺着されることを特徴とする請求項に記載のポケット付き椅子。
  4. 前記布状部材の左右両側辺に、上下方向を向く芯部材が取り付けられることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載のポケット付き椅子。
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