JP4598294B2 - 成長装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は成長装置に関し、特に、FED(Field emission display)に用いられる電子放出源や、二次電池の充填材等の材料、あるいは水素貯蔵材料として、近年注目が高まっているグラファイトナノファイバ粉体の成長装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
グラファイトナノファイバ粉体を製造する方法として、熱CVD法が一般的に用いられている。
図4の符号101に、従来のグラファイトナノファイバの成長装置を示す。
この成長装置101は、反応槽111と、二枚の金属プレート1131、1132と、真空排気系114と、ガス導入手段115と、ヒータ116とガス排気系117と大気導入バルブ119を有している。
【0003】
反応槽111の内部には、二枚の金属プレート1131、1132が互いに一定間隔をおいて水平に配置されている。各金属プレート1131、1132は、グラファイトナノファイバの成長時に触媒として作用する金属板で構成されている。ここでは金属プレート1131、1132はインバー42部材(Niを42%含有する鉄材)から成るものとしている。
【0004】
反応槽111の外部壁面には、線状のヒータ116が密着配置されている。このヒータ116は抵抗発熱体からなり、通電すると発熱して、反応槽111を加熱できるように構成されている。
【0005】
反応槽111には開閉可能な扉112が設けられており、扉112を閉じると反応槽111の内部を外気と遮断し、開くと内部を外気に曝すことができるように構成されている。
【0006】
反応槽111の外部には、真空排気系114と、ガス導入手段115と、ヒータ116とガス放出系117と大気導入バルブ119とが配置されている。
真空排気系114は、真空ポンプ136とバルブ137を有しており、扉112を閉じた状態で真空ポンプ136を起動してバルブ137を開くと、反応槽111の内部を真空排気することができるように構成されている。
【0007】
ガス導入手段115は、二個のガスボンベ1311、1312を有している。各ガスボンベ1311、1312は、それぞれ、レギュレータ1321、1322と、仕切バルブ1331、1332と、流量調整器1341、1342と、導入バルブ1351、1352と導入管130とを介して反応槽111に接続されている。各ガスボンベ1311、1312内には、それぞれ一酸化炭素ガスと水素ガスが入れられており、各仕切バルブ1331、1332と、各導入バルブ1351、1352をそれぞれ開くと、一酸化炭素ガスと水素ガスは、それぞれ各レギュレータ1321、1322と各流量調整器1341、1342とを通り、導入管130で混合された後に反応槽111内部へと導入されるようになっている。このとき一酸化炭素ガスと水素ガスは各レギュレータ1321、1322で所定の圧力に調整され、各流量調整器1341、1342で所定の流量に調整された後に、反応槽130へ導入されるようになっている。
【0008】
上述した成長装置101でグラファイトナノファイバを生成するには、まず扉112を閉じた状態で反応槽111内部の気体を排気し、内部の圧力を所定圧力(ここでは13.3Pa程度)まで減圧した後、ヒータ116を発熱させて反応槽111を加熱すると、加熱された反応槽111により、その内部に配置された金属プレート1131、1132が間接的に加熱され、昇温する。
【0009】
金属プレート1131、1132の温度が550℃程度まで昇温したら、ガス導入手段115を動作させ、一酸化炭素ガスと水素ガスとを、予め定められた所定の流量で反応槽111内に導入するとともに、真空排気系114の動作を停止させる。すると、反応槽111内部の圧力は上昇しはじめる。
【0010】
反応槽111の外部には、逆止弁138と、逆止弁138に接続された排出用バルブ139とを備えたガス排出系117が配置されており、一酸化炭素ガスと水素ガスとの流量を減少させた後に排出用バルブ139を開くと、反応槽111内に導入された一酸化炭素ガスと水素ガスとの混合ガスは、逆止弁138と、排出用バルブ139とを順次通って反応槽111外部へと放出される。このとき反応槽111内部では、一酸化炭素ガス及び水素ガスが垂れ流された状態になり、反応槽111の内部圧力は1気圧で維持される。
【0011】
このように反応槽111の内部圧力が1気圧の状態で、一酸化炭素ガスと水素ガスとの混合ガスが、グラファイトナノファイバの成長時に触媒として作用するインバー42で構成された金属プレート1131、1132の表面に流されると、金属プレート1131、1132の表面にグラファイトナノファイバが成長する。
【0012】
かかる成長処理を所定時間(ここでは1時間程度)続けたら、一酸化炭素ガス及び水素ガスの導入を停止し、ガス排気系117を停止させた後に再び真空排気系114を動作させ、反応槽111内部に残留する一酸化炭素ガス及び水素ガスを抜き取る。一酸化炭素ガス及び水素ガスが完全に抜き取られたらガス排気系117の動作を停止させる。
【0013】
反応槽111の外部には大気導入バルブ119が配置されており、ガス排気系117の動作を停止させた後に、大気導入バルブ119を開くと、大気が大気導入バルブ119を介して反応槽111内部に導入され、内部圧力が上昇する。反応槽111の内部圧力が1気圧まで上昇したら、扉112を開いて金属プレート1131、1132を反応槽111外部へと取り出す。取り出された金属プレート1131、1132の表面には、成長したグラファイトナノファイバが付着しており、これをヘラ等でこそげ落とすことにより、粉体状のグラファイトナノファイバを得ることができる。
【0014】
従来装置では、ヒータ116で反応槽111内部を加熱し、加熱された反応槽111によって間接的に金属プレート1131、1132を昇温させていたので、効率良く金属プレート1131、1132を加熱することができない。従ってグラファイトナノファイバが成長可能な温度まで金属プレート1131、1132を昇温させるのに長時間を要し、ヒータ116に通電する際に必要な電力が多大になってしまっていた。
【0015】
また、反応槽111の内部壁面が、グラファイトナノファイバの成長時に触媒として作用する金属(例えば鉄を含む金属)で構成された場合には、反応槽111の内部壁面にもグラファイトナノファイバが成長してしまい、反応槽111内部壁面が侵食されてしまう。
【0016】
また、金属プレート1131、1132の表面に付着したグラファイトナノファイバが多量になると、グラファイトナノファイバの成長速度は著しく低下してしまい、ほとんど成長が進行しなくなってしまうので、長時間成長を続行しても、成長時間に見合った大量のグラファイトナノファイバを得ることができなかった。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記従来技術の不都合を解決するために創作されたものであり、その目的は、金属プレートの加熱に要する電力消費を低減し、また、成長速度の低下を防止して大量のグラファイトナノファイバを生産することが可能な技術を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は成長装置であって、反応槽と、前記反応槽内に配置された板状部材と、前記板状部材内部に配置された加熱機構と、前記反応槽内部に原料ガスを導入するガス導入手段とを有し、前記反応槽内を真空排気し、前記加熱機構で前記板状部材を加熱し、前記ガス導入手段で前記反応槽内に前記原料ガスを導入して、前記板状部材の表面に、前記原料ガスに応じた成長物質を成長させられるように構成されている。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の成長装置であって、前記板状部材を複数有する。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2のいずれか1項記載の成長装置であって、前記板状部材は、その両面に前記成長物質を成長させられるように構成されている。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の成長装置であって、こそげ部材と、前記こそげ部材に接続された移動手段とを有し、前記移動手段は、前記反応槽内部が大気に曝されない状態を維持しながら、前記こそげ部材を、前記板状部材の表面に密着した状態で移動させられるように構成されている。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の成長装置であって、前記板状部材の下方に配置された容器を有する。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の成長装置であって、前記板状部材と、前記容器との間に配置され、斜面を有する回収部を有し、前記板状部材の表面から前記成長物質が落下すると、該成長物質が前記斜面を伝って前記容器内部へと落下させられるように構成されている。
請求項7記載の発明は、請求項5又は請求項6のいずれか1項記載の成長装置であって、前記反応槽と前記容器との間に配置された仕切バルブを有し、前記仕切バルブは、開いた状態で前記反応槽の内部を前記容器の内部と接続し、閉じた状態で前記反応槽の内部を前記容器の内部と遮断するように構成されている。
請求項8記載の発明は、請求項1乃至請求項7のいずれか1項記載の成長装置であって、前記反応槽を振動させられるように構成された振動機構を有する。
請求項9記載の発明は、請求項1乃至請求項8のいずれか1項記載の成長装置であって、前記成長物質は、グラファイトナノファイバである。
【0019】
本発明の成長装置によれば、板状部材の内部に加熱機構を設けている。
このように構成することにより、加熱機構を発熱させると板状部材のみが加熱されて昇温する。従って、まず反応槽を加熱し、加熱された反応槽で間接的に板状部材を加熱していた従来に比して効率良く板状部材を加熱でき、短時間で成長可能な温度まで昇温させることができるので、加熱に要する電力消費量を大幅に低減することができる。
【0020】
なお、本発明において、複数の板状部材を設けてもよい。この場合には、板状部材のそれぞれに成長物質が成長するので、同じ成長条件で、1枚の板状部材を用いて成長させる場合に比して、多量の成長物質を成長させることができる。同じ理由で、板状部材の両面に成長物質を成長させられるように構成してもよい。この場合には片面のみに成長させる場合に比して約二倍の成長物質を得ることができる。
【0021】
なお、本発明において、こそげ部材と、移動手段を設けてもよい。このように構成し、移動手段が反応槽内部を大気に曝さない状態を維持しながら、こそげ部材を板状部材の成長面に密着させて移動させることにより、原料ガスに応じた成長物質の成長途中においても、成長物質を板状部材からこそげ落とすことができる。
【0022】
特に、グラファイトナノファイバを成長させる場合には、板状部材表面に付着するグラファイトナノファイバの量が多くなると、成長速度が低下してしまうという問題があったが、本発明ではグラファイトナノファイバの成長途中でも成長したグラファイトナノファイバを板状部材表面からこそげ落とすことができるので、板状部材にグラファイトナノファイバが付着することにより一旦低下した成長速度を再び高くさせることができる。従って、長時間成長させても成長速度が著しく低下しないようにすることができるので、多量のグラファイトナノファイバを成長させることができる。
【0023】
また、本発明において、板状部材の下方に配置された容器を設けてもよい。
このように構成すると、成長中にこそげ部材でこそげ落とされた成長物質を反応槽の下方に配置された容器へと落下させて貯蔵することができ、成長が終了した後には、容器から成長物質を回収することができる。
【0024】
また、本発明において、板状部材と、容器との間に配置され、斜面を有する回収部を有し、板状部材の表面から成長物質が落下すると、その成長物質が斜面を伝って容器へと落下できるように構成してもよい。
【0025】
このように構成することにより、こそげ落とされた成長物質が直接容器内へと落下しなくとも、斜面に落下した後に斜面を伝って容器内へと落下するので、こそげ落とされた成長物質のほとんどを容器内に落下させて貯蔵することができる。
【0026】
また、本発明において、反応槽を振動させる振動機構を設けてもよい。
このように構成することにより、こそげ落とされた成長物質が飛散すること等により、反応槽の内部壁面に成長物質が付着した場合でも、振動機構で反応槽を振動させることで、付着した成長物質を反応槽の内部壁面から振い落とすことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下で図面を参照し、本発明の実施の形態について説明する。
図1の符号1に、本実施形態のグラファイトナノファイバの成長装置を示す。
この成長装置1は、反応槽11と、複数の金属プレート131、132、133とを有している。
【0028】
反応槽11は筒状に形成され、その内部の天井側には、複数の金属プレート131、132、133が配置されている。ここでは3枚の金属プレート131、132、133が配置されている。各金属プレート131、132、133は、本発明の板状部材の一例であって、グラファイトナノファイバの成長時に触媒として作用する金属で構成されている。ここではインバー42部材で構成されている。
【0029】
このうち1個の金属プレート131の構造を図2に示す。この金属プレート131の一側面にはフランジ部671が設けられ、そのフランジ部671の表面から、フランジ部671と反対側の側面近くまで達する複数の収納孔63が設けられている。
【0030】
反応槽11の天井側には、反応槽11と気密に固定された天板21が配置されている。天板21には、収納孔63に対応する数の貫通孔(図示せず)が設けられており、この貫通孔と収納孔63とが連通した状態で、各フランジ部671、672、673は天板21の底面に固定されており、各金属プレート131、132、133は鉛直方向を向き、互いに平行な状態で反応槽11内部に配置されている。
【0031】
各収納孔63の内部には、天板21の各貫通孔から棒状のヒータが1本ずつ挿入されている。これらのヒータは本発明の加熱機構の一例であり、それぞれランプヒータで構成されている。図1には、そのうち3本のヒータ161、162、163を示している。各ヒータ161、162、163の上端は、天板21の貫通孔を挿通して天板21の上方に突出しており、それぞれの上端から導線801、802、803が引き出されている。
【0032】
天板21上には、有底容器状の上蓋22が配置されている。この上蓋22は、真空封止シール23により天板21上に気密に取り付けられている。上蓋22の上部には複数の導入端子401、402、403が気密に挿通されており、各導入端子401、402、403は、各導線801、802、803にそれぞれ接続されている。
【0033】
各導入端子401、402、403は、反応槽11の外部に配置された電源83に接続されており、電源83を起動すると各ヒータ161、162、163に通電し、各ヒータ161、162、163を発熱させられるようになっている。
【0034】
鉛直に配置された各金属プレート131〜133の側面に面する反応槽11の側壁には、各金属プレート131〜133の表面及び裏面に応じた数(ここでは6個)の図示しない貫通孔が設けられており、各貫通孔をそれぞれシール部材が挿通して配置されている。各シール部材にはそれぞれ支持棒が水平な状態で挿通されている。その状態を図3に示す。図中の符号661〜666はシール部材を示し、符号621〜626は支持棒を示している。
【0035】
各支持棒621〜626の、反応槽11内部に位置する側の端部は、それぞれ矩形板状のこそげ部材611〜616に固定されている。他方、各支持棒621〜626の、反応槽11外部に位置する側の端部は、それぞれが図示しない水平移動機構に接続されている。
【0036】
各こそげ部材611〜616は、各金属プレート131〜133の表面及び裏面と密着した状態で配置されており、水平移動機構を駆動すると、各支持棒621〜626が軸方向に水平移動し、それぞれの先端に固定された各こそげ部材611〜616が各金属プレート131〜133の表面及び裏面に密着した状態で水平移動できるように構成されている。
【0037】
反応槽11には、例えば内径13φの石英チューブ92が気密に挿入されていおり、石英チューブ92と反応槽11との間から大気が反応槽11内に入り込まないようになっている。この石英チューブ92の先端部には、SiC(シリコンカーバイド)製の小片90(φ7×10mm)内に埋め込まれた熱電対91の先端部が挿入され、熱電対91の先端部は金属プレート133の近傍に位置している。熱電対91には電源83が接続され、電源83は、熱電対91の両端の電圧を検出して金属プレート133近傍の温度を測定し、測定された金属プレート133の温度に応じて各ヒータ161、162、163の通電状態を制御することで、各金属プレート161、162、163の温度を調整できるようになっている。
【0038】
反応槽11と各シール部材661〜666との間では気密性が保たれ、また各シール部材661〜666と各支持棒621〜626との間でも気密性が保たれており、各支持棒621〜626が水平移動しても、各シール部材661〜666と各支持棒621〜626との間から反応槽11内部に大気が入り込まず、反応槽11の内部が大気に曝されない状態で、各支持棒621〜626を軸方向に水平移動させられるようになっている。各支持棒621〜626と、各シール部材661〜666と、水平移動機構とは本発明の移動手段の一例を構成している。
【0039】
また、図中には記載されていないが、反応槽11の外壁には水冷パイプが巻かれており、反応槽11を100℃以下に保つように冷却されている。これは反応槽11内壁が高温(400℃以上)になるとグラファイトナノファイバーが反応槽11の内壁にも成長し、内壁を侵食してしまうからであり、これを防止するためである。
【0040】
反応槽11の下方には漏斗状の回収部11aが設けられている。この回収部11aは、その内部側面が斜面71で構成されている。回収部11aの下端には仕切バルブ50が接続されている。仕切バルブ50の下方には、有底形状の容器51が取り付けられており、仕切バルブ50を開くと、反応槽11の内部と容器51の内部とが仕切バルブ50と回収部11aとを介して接続されるようになっている。なお、容器51は仕切バルブ50に対して着脱可能に構成されており、仕切バルブ50から切り離すことができる。
【0041】
反応槽11の外部には、真空排気系14と、ガス導入手段15とが配置されている。
真空排気系14は、バルブ37と、バルブ37を介して反応槽11に接続された真空ポンプ36とを有しており、バルブ37を開いた状態で真空ポンプ36を起動すると、反応槽11の内部を真空排気することができるように構成されている。
【0042】
ガス導入手段15は、二個のガスボンベ311、312を有している。各ガスボンベ311、312は、それぞれ、レギュレータ321、322と、仕切バルブ331、332と、流量調整器341、342と、導入バルブ351、352と導入管30とを介して反応槽11に接続されている。各ガスボンベ311、312内には、それぞれ一酸化炭素ガスと水素ガスが入れられており、各仕切バルブ331、332と、各導入バルブ351、352をそれぞれ開くと、一酸化炭素ガスと水素ガスは、それぞれ各レギュレータ321、322を通って各流量調整器341、342とを通った後に導入管30内で混合され、反応槽11内部へと導入されるようになっている。このとき一酸化炭素ガスと水素ガスの圧力は各レギュレータ321、322で所定圧力に調整され、それぞれの流量は各流量調整器341、342で所定流量に調整された後に反応槽11内部に導入される。
【0043】
上述した成長装置1を用いて、熱CVD法によりグラファイトナノファイバを生成するには、予め仕切バルブ50を開き、容器51内部と反応槽11内部との内部を接続させておき、真空排気系14を起動して反応槽11内部の気体を排気する。反応槽11内部の圧力が13.3Pa(0.1Torr)程度になったら、真空排気系14の動作を停止させ、排気を中止する。その後ガス導入手段15を動作させ、各レギュレータ321、322を1気圧より少し高めの圧力(ここでは1.1気圧)に設定するとともに、各流量調整器341、342で一酸化炭素ガスと水素ガスの流量を所定値に設定して、一酸化炭素ガスと水素ガスとの混合ガスを反応槽11内に導入する。ここでは、一酸化炭素ガスと水素ガスの流量をそれぞれ35リットル/分、15リットル/分に設定している。この状態で各ヒータ16に通電して各ヒータ16を発熱させる。各ヒータ16は金属プレート131、132、133の内部に配置されているので、各ヒータ16は各金属プレート131、132、133のみを直接加熱し、各金属プレート131、132、133が昇温する。
【0044】
各金属プレート131、132、133の温度が、グラファイトナノファイバが成長可能な温度(ここでは550℃程度)まで昇温する。
こうして一酸化炭素ガスと水素ガスとの混合ガスが導入されると、反応槽11の内部圧力は上昇する。反応槽11内部の圧力が1気圧に達したら、各流量調整器341、342で一酸化炭素ガスと水素ガスとの流量を減少させる。ここでは一酸化炭素ガスと水素ガスの流量を、それぞれ2リットル/分と1リットル/分に減少させている。
【0045】
反応槽11の外部には、逆止弁38と、逆止弁38に接続された排出用バルブ39とを備えたガス排出系17が配置されており、一酸化炭素ガスと水素ガスとの流量を減少させた後に排出用バルブ39を開くと、反応槽11内に導入された一酸化炭素ガスと水素ガスとの混合ガスは、逆止弁38と、排出用バルブ39とを順次通って反応槽11外部へと放出される。このとき反応槽11内部では、一酸化炭素ガス及び水素ガスが垂れ流された状態になり、反応槽11の内部圧力は1気圧に維持される。
【0046】
上述したように、各金属プレート131、132、133は、グラファイトナノファイバの成長時に触媒として作用するインバー42部材で構成されており、反応槽11の内部圧力が1気圧の状態を維持しつつ、一酸化炭素ガスと水素ガスとの混合ガスが各金属プレート131、132、133に流されると、各金属プレート131、132、133の表面及び裏面に、粉体状のグラファイトナノファイバが成長する。
【0047】
こうして、反応槽11の内部圧力が1気圧の状態を維持させながら一酸化炭素ガスと水素ガスとの混合ガスを流し続け、各金属プレート131、132、133の表面及び裏面に所定時間(ここでは1時間)だけグラファイトナノファイバを成長させたら、図示しない移動機構を動作させて各支持棒621〜626を水平移動させ、各こそげ部材611〜614を各金属プレート131、132、133の表面及び裏面と密着した状態で水平移動させる。
【0048】
各金属プレート131、132、133の表面及び裏面には成長したグラファイトナノファイバが付着しており、各こそげ部材611〜616が各金属プレート131、132、133の両面と密着した状態で移動すると、グラファイトナノファイバが各金属プレート131、132、133の表面及び裏面からそれぞれこそげ落とされる。こうしてグラファイトナノファイバをこそげ落としている間にも、ガス導入手段15は動作しており、一酸化炭素ガス及び水素ガスの混合ガスは、反応槽11内部に導入され続けている。
【0049】
こそげ落とされたグラファイトナノファイバは、反応槽11の下方へと落下する。落下したグラファイトナノファイバの一部は、反応槽11の下方に配置された容器51へと落下し、残りは回収部11aの斜面71に落下するが、斜面71に落下したグラファイトナノファイバは、斜面71を伝って容器51へと落としこまれ、その結果成長したグラファイトナノファイバは容器51内に落下して貯蔵される。容器51内部に貯蔵された状態のグラファイトナノファイバを符号70に示す。
【0050】
こうして、各こそげ部材611〜616でグラファイトナノファイバがこそげ落とされた後には、各金属プレート131、132、133の表面及び裏面には未成長なグラファイトナノファイバが付着しており、成長開始前に近い状態に復帰する。
【0051】
成長開始から所定時間が経過し、こそげ部材611〜616でグラファイトナノファイバをこそげ落とした後にも、ヒータ16で各金属プレート131、132、133を直接加熱し、反応槽11内に一酸化炭素ガスと水素ガスを各金属プレート131、132、133に流し続ける。すると、各金属プレート131、132、133の表面及び裏面に、再びグラファイトナノファイバが成長する。
【0052】
各金属プレート131、132、133の表面及び裏面に、成長したグラファイトナノファイバが多量に付着すると成長速度は低下してしまうが、上述したように所定時間が経過したらグラファイトナノファイバを各金属プレート131、132、133からこそげ落として、金属プレート131、132、133の表面及び裏面を成長開始前に近い状態に復帰させることにより、一旦低下した成長速度は再び高くなる。
【0053】
その後、グラファイトナノファイバがこそげ落とされた時刻からさらに所定時間(ここでは1時間)が経過し、グラファイトナノファイバが各金属プレート131、132、133の表面に成長したら、再びこそげ部材611〜616で各金属プレート131、132、133の表面のグラファイトナノファイバをこそげ落とす。こそげ落とされたグラファイトナノファイバは、上述したと同様に、容器51へと落下し、容器51内に貯蔵される。
【0054】
以上のように、グラファイトナノファイバを成長させながら、所定時間(ここでは1時間)経過するごとに各金属プレート131、132、133の表面のグラファイトナノファイバをこそげ落とす工程を複数回繰り返す。成長を開始させてから予め定められた時間が経過したら、ガス導入手段15を停止させて反応槽11内への混合ガスの導入を停止する。ここでは成長開始から8時間が経過したらガスの導入を停止させている。
【0055】
次いで、仕切バルブ50を閉じ、反応槽11の内部と容器51の内部とを遮断する。容器51の外部には、排気ポンプ77と仕切バルブ75とを備えた排気系56が配置されており、仕切バルブ50が閉じた後に、排気ポンプ77を駆動して仕切バルブ75を開いて、容器51内部をスロー排気し、容器51内部に溜まっている一酸化炭素ガスと水素ガスを抜き取る。完全に一酸化炭素ガスと水素ガスが抜き取られたら排気系56の動作を停止する。
【0056】
容器51には大気導入バルブ52が接続されており、排気系56の動作を停止した後に大気導入バルブ52を開くと、容器51内部に大気が導入されて容器51の内部圧力が上昇する。容器51の内部圧力が1気圧に達したら、容器51を仕切バルブ50から切り離し、容器51内部からグラファイトナノファイバを採取する。
【0057】
以上説明したように本実施形態では、各ヒータ161〜163は、各金属プレート131、132、133の内部に配置され、各金属プレート131、132、133を直接加熱しているので、反応槽111を加熱し、加熱された反応槽111で間接的に金属プレートを加熱していた従来に比して効率良く金属プレート131、132、133を加熱することができる。従って、従来に比して短時間で金属プレート131、132、133を成長可能な温度まで昇温させることができ、ヒータ16に通電する電力を大幅に低減することができる。
【0058】
また、反応槽11は直接加熱されず、さらに冷却パイプにより水冷されているため、その温度は各金属プレート131、132、133の表面温度より低いので、反応槽11の内部壁面はグラファイトナノファイバが成長可能な温度までは上昇せず、反応槽11の内部壁面が、グラファイトナノファイバの成長時に触媒として作用する金属で構成された場合でも、その内部壁面にグラファイトナノファイバは成長しない。従って、グラファイトナノファイバの成長により反応槽11の内部壁面が侵食されて減ることもない。
【0059】
また、上述した実施形態では、こそげ部材611〜616を用いて、成長中に、所定時間が経過するごとに金属プレート131〜133の表面及び裏面からグラファイトナノファイバをこそげ落とし、一旦低下した成長速度を高くさせているので、連続して長時間成長を続けた場合でも、成長速度が著しく低下することはなく、成長時間に見合った多量のグラファイトナノファイバを得ることができる。
【0060】
従来装置では、金属プレートとして294mm×210mm×30mmのインコネル板を用いた場合のグラファイトナノファイバは20gしか得られなかったが、本発明の発明者等が、上述した実施形態の成長装置1に、従来と同じ大きさで同じ材料の金属プレートを備え付けてグラファイトナノファイバを成長させたところ、1時間で120g、8時間で960gのグラファイトナノファイバを得ることができた。
【0061】
なお、上述した成長装置1では、上述したように反応槽11の内部壁面には、グラファイトナノファイバは成長しないが、グラファイトナノファイバは粉体なので、こそげ落とされたときに飛散したグラファイトナノファイバが反応槽11の内部壁面に付着してしまうことがある。
【0062】
これを防止するため、成長装置1には、振動機構45が設けられている。
振動機構45は反応槽11の外部に配置され、モータ43と、振動ディスク44とを有している。振動ディスク44はモータ43の回転軸43aに固定され、反応槽11の外部壁面と接触するように配置されており、モータ43を駆動して駆動軸43aを回転させると、振動ディスク44が振動して反応槽11全体を振動させられるように構成されている。
【0063】
上述したグラファイトナノファイバの成長が終了したら、仕切バルブ50を閉じて、反応槽11の内部と容器51の内部とを遮断する前に振動機構45を駆動して、反応槽11全体を振動させる。すると、反応槽11の内部壁面に付着したグラファイトナノファイバは、振動により振るい落とされるので、反応槽11の内部壁面には付着しない。
【0064】
こうして振るい落とされたグラファイトナノファイバは、回収部11aの斜面71に落下し、斜面71を伝って容器51内部へと落とし込まれるので、金属プレートの表面に成長したグラファイトナノファイバとともに、容器51から回収することができる。
【0065】
なお、上述した実施形態では、金属プレート131〜133の材料として、グラファイトナノファイバの成長時に触媒として作用する金属であるインバー42部材を用いたが、金属プレート131〜133の材料はこれに限られるものではなく、鉄又はニッケル又はコバルトのうち少なくとも一種を含む合金であればよい。本発明の発明者等は、SUS304を金属プレートの材料として用いた実験を行ったが、本実施形態のインバー42部材と同様、その表面にグラファイトナノファイバを成長させることができた。
【0066】
また、上述した実施形態では、グラファイトナノファイバの成長時に触媒として作用する金属で、金属プレートを構成したが、本発明はこれに限らず、例えば触媒として作用しない金属板の片面又は両面に、触媒として作用する金属板を張り付けることで金属プレートを構成してもよい。
【0067】
また、ヒータ16をランプヒータで構成しているが、本発明はこれに限らず、例えば抵抗発熱体でヒータを構成し、各金属プレート内の収納孔とヒータを密着させ、熱伝導により金属プレートを加熱するように構成してもよい。
【0068】
また、上述した実施形態では、原料ガスである一酸化炭素ガスとしてガスボンベ中の一酸化炭素ガスを用いたが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば製鉄所から排出される高温(例えば700℃程度)の一酸化炭素ガスを真空槽内に導入するように構成してもよい。
【0069】
この場合、高温の一酸化炭素ガスが金属プレートに吹き付けられることで金属プレートが加熱され、金属プレートが成長可能な温度まで昇温してグラファイトナノファイバが成長する。従って、この場合にはヒータを設ける必要がない。
【0070】
また、上述した実施形態では原料ガスとして一酸化炭素ガスと水素ガスとの混合ガスを用いているが、本発明の原料ガスはこれに限られるものではない。
また、上述した実施形態では反応槽11内に3枚の金属プレート131〜133を配置しているが、金属プレートの枚数はこれに限られるものではなく、3枚以上、例えば5枚の金属プレートを反応槽11内に配置してもよいし、3枚以下、例えば1枚の金属プレートを反応槽11内に配置してもよい。
【0071】
また、上述した実施形態では、こそげ部材611〜616を板状に形成しているが、こそげ部材611〜616の形状はこれに限られるものではなく、例えば棒状に形成してもよい。
【0072】
また、上述した実施形態では、振動機構45は、モータ43と振動ディスク44で構成されているが、本発明の振動機構はこれに限られるものではなく、反応槽11を振動できるように構成されていればよい。
【0073】
また、上述した実施形態では、振動機構45は、グラファイトナノファイバの成長が終了した後に反応槽11を振動させているが、反応槽を振動させる期間はこれに限られるものではなく、成長中に終始反応槽11を振動させるように構成してもよいし、また、金属プレート131〜133表面からグラファイトナノファイバをこそげ落とす際に反応槽11を振動させるように構成してもよい。
【0074】
さらに、上述した実施形態では、成長物質としてグラファイトナノファイバを成長させているが、本発明の成長物質はこれに限られるものではなく、いかなる成長物質を成長させてもよい。
【0075】
【発明の効果】
従来に比して成長速度が低下することなく大量のグラファイトナノファイバを成長させることが出来る。また、従来に比して消費電力を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の成長装置を示す断面図
【図2】本発明の一実施形態の成長装置に用いられる金属プレート及びこそげ機構を示す斜視図
【図3】本発明の一実施形態の成長装置を示す斜視図
【図4】従来の成長装置を示す断面図
【符号の説明】
1……成長装置 11……反応槽 11a……回収部 131〜133……金属プレート(板状部材) 16……ヒータ(加熱機構) 45……振動機構 611〜616……こそげ部材 51……容器 71……斜面
Claims (9)
- 反応槽と、
前記反応槽内に配置された板状部材と、
前記板状部材内部に配置された加熱機構と、
前記反応槽内部に原料ガスを導入するガス導入手段とを有し、
前記反応槽内を真空排気し、前記加熱機構で前記板状部材を加熱し、前記ガス導入手段で前記反応槽内に前記原料ガスを導入して、前記板状部材の表面に、前記原料ガスに応じた成長物質を成長させられるように構成された成長装置。 - 前記板状部材を複数有する請求項1記載の成長装置。
- 前記板状部材は、その両面に前記成長物質を成長させられるように構成された請求項1又は請求項2のいずれか1項記載の成長装置。
- こそげ部材と、
前記こそげ部材に接続された移動手段とを有し、
前記移動手段は、前記反応槽内部が大気に曝されない状態を維持しながら、前記こそげ部材を、前記板状部材の表面に密着した状態で移動させられるように構成された請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の成長装置。 - 前記板状部材の下方に配置された容器を有する請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の成長装置。
- 前記板状部材と、前記容器との間に配置され、斜面を有する回収部を有し、
前記板状部材の表面から前記成長物質が落下すると、該成長物質が前記斜面を伝って前記容器内部へと落下させられるように構成された請求項5記載の成長装置。 - 前記反応槽と前記容器との間に配置された仕切バルブを有し、
前記仕切バルブは、開いた状態で前記反応槽の内部を前記容器の内部と接続し、閉じた状態で前記反応槽の内部を前記容器の内部と遮断するように構成された請求項5又は請求項6のいずれか1項記載の成長装置。 - 前記反応槽を振動させられるように構成された振動機構を有する請求項1乃至請求項7のいずれか1項記載の成長装置。
- 前記成長物質は、グラファイトナノファイバである請求項1乃至請求項8のいずれか1項記載の成長装置。
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