JP4598205B2 - カメラ制御方法および記録媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラ制御方法および記録媒体、より詳しくは、通信可能に接続された電子カメラの動作を制御する情報処理装置のカメラ制御方法、およびカメラ制御方法を実現するためのプログラムが記録された記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
撮影モードや記録画質等の撮影条件、撮影枚数、あるいは撮影を行う時間間隔などを予めプログラムとして作成し、この作成したプログラムに従って電子カメラ等のカメラを自動的に動作させるためのシーケンスプログラムは、従来より種々のものが提案されている。
【0003】
このようなものの一例としては、パーソナルコンピュータ等でなる情報処理装置に電子カメラを通信可能に接続し、該パーソナルコンピュータ上でユーザが所望の動作を組み合わせるなどしてシーケンスプログラムを作成し、その作成したシーケンスプログラムに基づいて電子カメラに複数の動作を連続的に行わせて制御するものが挙げられる。
【0004】
ユーザは、自己の作成したシーケンスプログラムが正常に動作するか否かを確認することが望ましく、そのためにはシーケンスプログラムを実際に実行するのが最も確実な手段となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、作成したシーケンスプログラムが長時間に渡るものである場合には、実際にシーケンスプログラムを実行させて確認作業を行うのにも同等な時間が必要となって、効率が良いとはいえなかった。特に電子カメラでは、撮影した画像を記録媒体に記録する際にデータ量に応じたある程度の時間を要するために、こうした事情が顕著に現れる。さらに、電子カメラから情報処理装置に画像データを送信する際にも、その通信速度に応じたある程度の時間を要するという事情がある。加えて、例えば被写体を長時間に渡って定時的に撮影するようなシーケンスプログラムにおいては、電子カメラを非動作状態とする待機時間が含まれることが多いために、こうしたシーケンスプログラムを実際に実行させて動作確認を行うのは現実的とはいえなかった。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、作成したシーケンスプログラムの動作を短時間で確認することができるカメラ制御方法を提供することを目的としている。
【0007】
さらに本発明は、記録されたプログラムにより電子カメラの動作を制御することで、作成したシーケンスプログラムの動作を短時間で確認することが可能となる記録媒体を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、第1の発明によるカメラ制御方法は、通信可能に接続された電子カメラの動作を制御する情報処理装置のカメラ制御方法において、上記電子カメラに複数の動作を連続的に行わせるシーケンス動作であってこのシーケンス動作の手順を示すシーケンスプログラムを作成する作成ステップと、上記シーケンスプログラムで示される手順通りに電子カメラを動作させる通常モードと、該シーケンスプログラムに基づく電子カメラの動作を試験するために同シーケンスプログラムで示される手順に沿って電子カメラを動作させ上記通常モードにおける動作時間以下の動作時間で終了させるシミュレーションモードと、を選択するモード選択ステップと、選択された動作モードで上記電子カメラをシーケンス動作させる実行ステップと、を備え、上記シミュレーションモードが選択された場合は、上記シーケンスプログラムで設定された第1の画質モードより画像データ量が少なくなる第2の画質モードを設定し、上記第2の画質モードで撮影した画像のデータ量に基づいて、上記第1の画質モードで撮影する場合の画像データ量を推定し、上記推定した画像データ量と電子カメラの記録媒体に記録可能な残容量とを比較して、記録媒体の残容量が不足すると予測される場合にはその旨の警告を行う、方法である。
【0009】
また、第2の発明によるカメラ制御方法は、通信可能に接続された電子カメラの動作を制御する情報処理装置のカメラ制御方法において、上記電子カメラに複数の動作を連続的に行わせるシーケンス動作であってこのシーケンス動作の手順を示すシーケンスプログラムを作成する作成ステップと、上記シーケンスプログラムで示される手順通りに電子カメラを動作させる通常モードと、該シーケンスプログラムに基づく電子カメラの動作を試験するために同シーケンスプログラムで示される手順に沿って電子カメラを動作させ上記通常モードにおける動作時間以下の動作時間で終了させるシミュレーションモードと、を選択するモード選択ステップと、選択された動作モードで上記電子カメラをシーケンス動作させる実行ステップと、を備え、上記シミュレーションモードが選択された場合は、所定回数になるまで上記シーケンス動作を繰り返す、方法である。
【0010】
さらに、第3の発明による記録媒体は、請求項1または請求項2に記載のカメラ制御方法を実現するためのプログラムが記録されたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1から図6は本発明の一実施形態を示したものであり、図1はパーソナルコンピュータに電子カメラを接続した状態を示す図、図2はパーソナルコンピュータに電子カメラを接続したときの電気的な構成を示すブロック図、図3はパーソナルコンピュータにおいてシーケンスプログラムを作成するときの表示画面を示す図、図4はパーソナルコンピュータにおいてシーケンス撮影のシミュレーションを実行するときの表示画面を示す図、図5は(A)作成したシーケンスプログラム,(B)シーケンスプログラムのシミュレーションの各動作の流れを示すフローチャート、図6はメモリ確認の動作を示すフローチャートである。
【0015】
本実施形態におけるシステムの構成は、図1に示すように、情報処理装置であるパーソナルコンピュータ1に、電子カメラ2を例えば接続コード35により通信可能に接続し、該電子カメラ2の動作を該パーソナルコンピュータ1により制御するようにしたものである。
【0016】
上記パーソナルコンピュータ1および電子カメラ2は、図2に示すように構成されている。
【0017】
パーソナルコンピュータ1は、当該パーソナルコンピュータ1全体の制御を行うとともに後述するシーケンス作成プログラムを実行し、これにより作成したシーケンスプログラムに基づいたシミュレーションを上記電子カメラ2に行わせ、さらにそのシーケンスプログラムにより上記電子カメラ2の動作を制御するCPU11と、このCPU11の作業用メモリ空間となるメモリ部12と、各種の情報や画像を視覚的に表示するためのCRTモニタや液晶ディスプレイ等でなる表示装置14と、この表示装置14の制御を行う表示制御部13と、ハードディスクやフロッピーディスクあるいは光磁気ディスク等の情報を記憶する媒体でなり、上記シーケンス作成プログラムやこれにより作成したシーケンスプログラム、あるいはその他の各種情報等を記憶する記録媒体たるディスク媒体16と、このディスク媒体16への情報の読み書きを制御する記憶ドライブ装置15と、このパーソナルコンピュータ1に対して情報を入力するためのキーボード部17と、接続端子19を介して外部と情報の授受を行うためのインターフェース(I/F)18と、を有して構成されている。
【0018】
なお、上述では一例としてディスク媒体16を挙げているが、本発明はディスク状の記録媒体に限定されるものではなく、上述したシーケンス作成プログラムやその他の情報等を記憶することができるものであれば良く、例えばメモリカード等の半導体メモリなどであっても構わない。
【0019】
次に、電子カメラ2は、被写体像を結像するための撮影レンズ系21と、この撮影レンズ系21により結像された被写体像を光電変換して電気信号として出力する撮像系22と、この撮像系22からのアナログの電気信号をデジタルデータに変換するA/D変換回路23と、このA/D変換回路23から出力される画像データを一旦記憶しておく内蔵メモリ24と、この内蔵メモリ24に記憶された画像データに基づいて画像表示用の信号を生成する表示制御部25と、この表示制御部25の出力により画像の表示を行うLCD26と、上記内蔵メモリ24に記憶された画像データを記録時に圧縮するとともに再生を行うときには記録されている圧縮データの伸長を行う圧縮伸長回路27と、この圧縮伸長回路27により圧縮された画像データの記録を行うものでありこの電子カメラ2に着脱自在に構成された例えばメモリカード等でなる着脱メモリ28と、接続端子33を介して上記内蔵メモリ24に記憶された画像データを含む各種の情報を外部と授受するための外部インターフェース(外部I/F)32と、撮影用の補助光を被写体に照射するためのストロボ31と、この電子カメラ2に各種の指示を入力するための操作部30と、この操作部30からの指示入力を受けて上記内蔵メモリ24やストロボ31を含む当該電子カメラ2の各部を制御するシステムコントローラ29と、を有して構成されている。
【0020】
そして、上記パーソナルコンピュータ1の端子19と上記電子カメラ2の端子33とは、上述したように、接続コード35により互いに接続されるようになっている。
【0021】
なお、この実施形態においては、電子カメラ2の画質モードとして、高画質(ハイクオリティー:HQ)と、この高画質に比して撮影した画像データのデータ量が小さくなる標準画質(スタンダードクオリティー:SQ)との2種類が備えられている。
【0022】
また、上記電子カメラ2により撮影された画像は、該画像に関する各種の情報を格納するヘッダとともに上記着脱メモリ28に記録されるようになっており、ヘッダに格納される情報としては、例えば撮影コマ数、サムネイル画像、画質モード、連写フラグなどが挙げられる。
【0023】
次に、情報処理装置としてのパーソナルコンピュータ1により、通信可能に接続された電子カメラ2を制御する方法は、次のような手順をとるようになっている。
【0024】
すなわち、まず、電子カメラ2に複数の動作を連続的に行わせるシーケンス動作の手順を示すシーケンスプログラムを作成する作成ステップを行う。
【0025】
次に、上記シーケンスプログラムで示される手順通りに電子カメラ2を動作させる通常モード(後述する図5(A)参照)と、該シーケンスプログラムに基づく電子カメラ2の動作を試験するために、同シーケンスプログラムで示される手順に沿って電子カメラ2を動作させ上記通常モードにおける動作時間以下の動作時間で終了させるシミュレーションモード(後述する図5(B)参照)と、を選択するモード選択ステップを行う。
【0026】
そして、選択された動作モードで上記電子カメラ2をシーケンス動作させる実行ステップを行う。
【0027】
まず、パーソナルコンピュータ1において、シーケンス作成プログラムによりユーザが所望のシーケンスプログラムを作成するときの表示装置14の表示画面14aを示す図3を参照して、上記作成ステップについて説明する。
【0028】
表示画面14aの左端には、シーケンスプログラムを作成する際の時間軸の長さを選択するための時間軸選択表示41が設けられていて、例えば1時間の時間軸を選択するための表示41dと、15分の時間軸を選択するための表示41cと、5分の時間軸を選択するための表示41bと、1分の時間軸を選択するための表示41aと、が上から下に向かって各表示されている。
【0029】
また、表示画面14aの上部には、シーケンス表示42が設けられていて、上記時間軸選択表示41により選択された時間軸42aが目盛付きで表示されるとともに、ユーザにより選択されたコマンドを例えば棒グラフ状に並べたコマンドバー42bが表示されている。
【0030】
表示画面14aの中程には、コマンド表示43が設けられていて、複数のコマンドアイコンが例えば色分けをする等して配置されている。ユーザにより選択可能なコマンドの例としては、例えば、画質や上記撮影レンズ系21のズーム位置などの各種の設定と、撮影モードの1つであるオート(A)撮影と、上記ストロボ31を使用して撮影するか否かの設定となるストロボ(S)撮影と、複数の画像を連続して撮影する連写と、撮影前のプレビュー画像表示や撮影後の画像表示等を行う画面表示と、電子カメラ2から画像データをパーソナルコンピュータ1側に送信させるダウンロードなどが挙げられる。もちろん、選択可能なコマンドとしてはこれら例に挙げたものに限るものではなく、その他の各種機能もコマンドとして選択することができるようにしても良い。
【0031】
これらのコマンドの種類を選択するとともに、上記シーケンス表示42においてコマンドバー42bにその選択したコマンドを時間軸方向の長さを決めて順次並べることにより、図示のようなシーケンスプログラムが作成される。
【0032】
この例に示したシーケンスプログラムでは、設定、画面表示、オート撮影、設定、画面表示、設定、連写、ダウンロード、設定の各コマンドが、ユーザの選択した適宜の時間長さに応じて並べられている。
【0033】
また、表示画面14aの下部には、条件設定表示44が設けられていて、設定する撮影条件として、例えば絞りをオート(A)にするかマニュアル(M)にするかの項目と、シャッタスピードをオート(A)にするかマニュアル(M)にするかの項目と、ズームをテレ(T)、ワイド(W)、中間(M)の何れにするかの項目とが例えば表示されている。
【0034】
図5(A)は、このようにして作成したシーケンスプログラムの一例を示すフローチャートである。そして、上記モード選択ステップにおいて通常モードが選択された場合には、実行ステップにおいてこのシーケンスプログラムを実行する。
【0035】
この例に示すシーケンスプログラムは、テレの1コマ撮影とワイドの3コマ連写撮影を、略10分間隔で24時間の間、自動的に繰り返すものである。
【0036】
シーケンスプログラムがスタートすると、まず、モード設定や着脱メモリ28に既に記録されている撮影済みのコマ数や電源の状態、あるいは撮影レンズ系21の状態などの電子カメラ2の状態を検出することにより取得して(ステップS1)、画質モードを高画質(HQ)にセットし(ステップS2)、撮影レンズ系21のズーム位置をテレにセットする(ステップS3)。
【0037】
そして、撮像系22により被写体像を光電変換することでプレビュー画像を取得し(ステップS4)、取得したプレビュー画像を電子カメラ2のLCD26やパーソナルコンピュータ1の表示装置14に表示させる(ステップS5)。
【0038】
次に、測光や測距等を行ってその結果に基づいて露出値や撮影レンズ系21の焦点位置等を自動的に設定して撮影するオート撮影を行う(ステップS6)。この撮影により得られた画像データは、上記着脱メモリ28に記録される。
【0039】
このオート撮影が終了したら、今度は撮影レンズ系21のズーム位置をワイドにセットする(ステップS7)。
【0040】
そして、上述と同様にプレビュー画像を取得し(ステップS8)、取得したプレビュー画像の表示を行う(ステップS9)。
【0041】
その後、撮影モードを連写にセットして(ステップS10)、連写撮影を設定されたコマ数だけ例えば3コマ行う(ステップS11)。
【0042】
次に、撮影した最新の画像4コマを上記着脱メモリ28から読み出して電子カメラ2の外部インターフェース32とパーソナルコンピュータ1のインターフェース18を介して送信させることによりダウンロードし(ステップS12)、その後にこれら最新画像4コマを着脱メモリ28から消去して(ステップS13)、設定された時間だけ例えば10分間待機する(ステップS14)。
【0043】
その後、このシーケンスプログラムの実行を開始してから24時間が経過したか否かを判断し(ステップS15)、経過していない場合には上記ステップS1に戻って上述した動作を繰り返し、予め設定された終了時間である24時間が経過した場合には、電子カメラ2の電源を自動的にオフにして(ステップS16)終了する。
【0044】
なお、この図5(A)に示したようなシーケンスプログラムの各ステップと、上記図3に示したようなコマンドバー42bとの関係は、次のようになっている。
【0045】
すなわち、上記ステップS1からステップS3がコマンドバー42b中の「設定」のコマンドに相当し、上記ステップS4とステップS5が続く「画面表示」のコマンドに相当し、上記ステップS6が「オート撮影」のコマンドに相当し、上記ステップS7が「設定」のコマンドに相当し、上記ステップS8とステップS9が「画面表示」のコマンドに相当し、上記ステップS10が「設定」のコマンドに相当し、上記ステップS11が「連写」のコマンドに相当し、上記ステップS12が「ダウンロード」のコマンドに相当し、上記ステップS13が「設定」のコマンドに相当している。
【0046】
また、上記ステップS14,S15,S16も、図示はしないが、同様にコマンドとして設定されたものである。
【0047】
こうして作成したシーケンスプログラムは、シミュレーションを行うことにより実際の動作を確かめることができるようになっている。
【0048】
このときのシミュレーションは、作成したシーケンスプログラムをそのまま実行する代わりに、動作確認に際しては差し支えのない部分を変更して、実行に要する時間を短縮するようになっている。
【0049】
そのシミュレーション時の動作内容を示すのが図5(B)である。この図5(B)において、上記図5(A)と同様である部分については同一の符号を付している。このシーケンスは、上記モード選択ステップにおいてシミュレーションモードが選択された場合に、実行ステップにおいて実行される。
【0050】
このシミュレーション時に変更される部分は、まず、画質のモードである。すなわち、画質モードが高画質(HQ)である場合には、標準画質(SQ)に変更する(ステップS2’)。その後ステップS3からステップS6の動作を行った後に、後述するような着脱メモリ28の残量確認の動作を行う(ステップS17)。
【0051】
さらに、上記ステップS7からステップS11を行って、再び着脱メモリ28の残量確認を行い(ステップS18)、最新画像4コマについて、画像データ自体を電子カメラ2からパーソナルコンピュータ1にダウンロードする代わりに、各画像の画像データとしてサムネイル画像データのみをダウンロードする(ステップS12’)。
【0052】
その後、上記ステップS13を実行した後に、このシミュレーションにおいては10分間の待機を行うことなく(ステップS14’)、2回以上このルーチンを通過したか否かを判断する(ステップS15’)。
【0053】
まだ1度目である場合には、ルーチンの繰り返しが確実に実行されるか否かを確認するために上記ステップS1へ戻って再び動作の実行を行い、このステップS15’においてルーチンの実行が2回目である場合には、ステップS16で電子カメラ2の電源をオフにしてから終了する。
【0054】
このように、撮影時間やデータのダウンロードに要する時間を短縮するために、画質のモードを高画質から標準画質にするとともに、サムネイルをダウンロードするようにし、しかも待機時間をスキップ(短縮して0にする)することにより、さらにシミュレーションに要する時間を短縮している。そして、繰り返し回数を2回とすることにより、略10分間隔毎に同一の撮影ルーチンが何度も繰り返して行われるのを防いでさらに時間の短縮を図るとともに、繰り返しが正常に動作するか否かを確認することも可能である。
【0055】
なお、画角や画像の撮影範囲の確認などは、シミュレーションを実行する前に確認する場合が多いために、上述したS4,S5,S8,S9の各ステップは、その実行を省略することも可能であり、この場合にはより時間を短縮することが可能となる。
【0056】
また、この図5(B)に示したようなシミュレーション撮影を実行したときのパーソナルコンピュータ1の表示装置14の表示画面14aの様子を示すのが図4である。
【0057】
この表示画面14aにおいては、上述した時間軸選択用の表示41a,41b,41c,41dが各表示されているとともに、表示画面14aの上部には、上記ステップS5やステップS9におけるプレビュー画像を表示するプレビュー画面45が設けられていて、電子カメラ2のLCD26を見なくても、パーソナルコンピュータ1の表示装置14によりプレビュー画面を確認することができるようになっている。
【0058】
また、表示画面14aの中程には、上述したような時間軸42aとユーザにより選択されたシーケンスプログラムを示すコマンドバー42bとが表示されていて、さらに、シミュレーションを実行してからの経過時間が時間軸42aに沿って、バー42cとして表示されている。
【0059】
そして、表示画面14aの下部には、撮影を行って上記ステップS12においてダウンロードした最新画像46が表示されるようになっていて、図示の例では3コマ分の表示スペースを設けて各画像46a,46b,46cとして表示されている。
【0060】
また、上述したように、シミュレーション時には画質モードを標準画質に設定するようになっているために、そのままでは、着脱メモリ28に記録されるデータ量が実際の撮影時におけるデータ量と異なってしまう。しかも、同じ画素数の撮像系22により撮影を行っても、被写体によって圧縮伸長回路27による圧縮率が異なるために、撮影を行ってみないと、どのくらいのメモリ量が必要となるかを判断することは困難である。そこで、実際の撮影時におけるメモリ量を予想してこれを着脱メモリ28のメモリ残量と比較して確認等を行うメモリ確認のサブルーチンを示すのが図6である。
【0061】
このメモリ確認の処理に入ると、上記図5(A)に示したようなシーケンスプログラムにおいて、画質モードが高画質(HQ)に設定されているか否かを判断する(ステップS21)。ここで、高画質(HQ)ではなく標準画質(SQ)が設定されている場合には、実際のシーケンス撮影とシミュレーション撮影とでメモリ残量の相違が発生しないために、そのままリターンする。
【0062】
一方、作成したシーケンスプログラムにおいて高画質(HQ)に設定されている場合には、上述したように標準画質(SQ)で撮影を行い(ステップS22)、今回撮影した標準画質による画像のデータ量Mを算出し(ステップS23)、そのデータ量に基づいて実際のシーケンスにおいて高画質で撮影したときに得られると予想される画像データ量を例えばM×2により2倍して算出する。
【0063】
そして、推定した画像データ量を着脱メモリ28の残量と比較して(ステップS25)、その比較結果に基づき着脱メモリ28に残量の余裕があるか否かを判断し(ステップS26)、余裕がある場合にはそのままリターンし、残量が不足すると予測される場合には、割り込み処理を行ってパーソナルコンピュータ1により音声や表示等で警告を行う(ステップS27)。
【0064】
このような処理を行うことにより、画質モードを変化させてシミュレーションを行ったとしても、実際の撮影時に不都合が生じることはないようになっている。
【0065】
なお、上述では画質モードが高画質(HQ)と標準画質(SQ)との2種類ある場合に、シミュレーション時には標準画質に設定する例について説明したが、より多くの画質モードがある場合には、撮影した画像データのデータ量が最も小さくなる画質モードを選択すれば良い。
【0066】
このような実施形態によれば、作成したシーケンスプログラムを確認するためのシミュレーションを行う際に、作成したシーケンスプログラムよりも短時間で実行することができるシミュレーション用のシーケンスが実行されるために、シミュレーションの実用性が向上して、使い勝手が良好となる。
【0067】
すなわち、このシミュレーション用のシーケンスにおいては、作成したシーケンスプログラムの画質モードに関わらず、画質モードをデータ量の最も小さい標準画質に設定することにより、画像データを着脱メモリに記録するに要する時間を低減している。
【0068】
そして、電子カメラからパーソナルコンピュータにダウンロードする画像をサムネイル画像のみとしているために、画像データを送信する際の時間も短縮することができる。
【0069】
さらに、作成したシーケンスプログラム中に電子カメラを非動作とする待機時間がある場合には、この待機時間を短縮(待機時間を0にする場合も含む)しているために、シミュレーションの実行時間を短縮することができる。
【0070】
また、繰り返し回数に上限を設けることで同一撮影ルーチンが何度も繰り返し行われるのを防ぐことができるために、動作時間の短縮を図ることができる。そして、繰り返し回数を2回とした場合には、繰り返し動作が確実に行われることを確認することもできる。
【0071】
加えて、必要に応じてプレビュー画像の表示等も省略することができるために、さらなるシミュレーションの実行時間の短縮を図ることも可能である。
【0072】
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用が可能であることは勿論である。
【0073】
[付記]
以上詳述したような本発明の上記実施形態によれば、以下のごとき構成を得ることができる。
【0074】
(1) 通信可能に接続された電子カメラの動作を制御する情報処理装置のカメラ制御方法において、
上記電子カメラに複数の動作を連続的に行わせるシーケンス動作であって、このシーケンス動作の手順を示すシーケンスプログラムを作成する作成ステップと、
上記シーケンスプログラムで示される手順通りに電子カメラを動作させる通常モードと、該シーケンスプログラムに基づく電子カメラの動作を試験するために、同シーケンスプログラムで示される手順に沿って電子カメラを動作させ上記通常モードにおける動作時間以下の動作時間で終了させるシミュレーションモードと、を含む複数の動作モードを選択するモード選択ステップと、
選択された動作モードで上記電子カメラをシーケンス動作させる実行ステップと、
を具備したことを特徴とするカメラ制御方法。
【0075】
(2) シミュレーションモードが選択された場合は、シーケンスプログラムにおける同一撮影ルーチンの繰り返し回数が3回以上の設定となっていてもその設定に関わらず、該繰り返し回数が2回以下となるように上記電子カメラを制御することを特徴とする付記(1)に記載のカメラ制御方法。
【0076】
(3) 付記(2)に記載のカメラ制御方法を実現するためのプログラムが記録された記録媒体。
【0077】
従って、付記(1)に記載の発明によれば、作成したシーケンスプログラムの動作を短時間で確認することができる。
【0078】
また、付記(2)に記載の発明によれば、付記(1)に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、同一撮影ルーチンが何度も繰り返し行われるのを防ぐことができるために、動作時間の短縮を図ることができる。さらに、繰り返し回数を2回とした場合には、繰り返し動作が行われることを確認することもできる。
【0079】
さらに、付記(3)に記載の発明によれば、記録媒体に記録されたプログラムにより電子カメラを制御することで、上述した付記(2)に記載の発明とほぼ同様の効果を奏することが可能となる。
【0080】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1による本発明のカメラ制御方法によれば、作成したシーケンスプログラムの動作を短時間で確認することができる。
【0081】
また、請求項2による本発明のカメラ制御方法によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、送信する画像データをサムネイル画像データのみとしたために、送信に要する時間が短時間で済むという利点がある。
【0082】
さらに、請求項3による本発明のカメラ制御方法によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、データ量が最も小さくなる画質モードで記録を行うために、記録に要する時間を短縮することができ、さらには送信に要する時間も短縮することが可能となる。
【0083】
請求項4による本発明のカメラ制御方法によれば、請求項1または請求項3に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、シミュレーション動作時に、作成されたシーケンスプログラムとは異なる画質モードで撮影を行ったとしても、本来の画像データ量を推定して記録媒体の残容量と比較し、不足すると予測される場合にはその旨の警告を行うために、ユーザはそれを予め認識して、記録媒体の容量が不足しないように図ることができる。
【0084】
請求項5による本発明のカメラ制御方法によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、待機時間を短縮することにより、作成したシーケンスプログラムの動作を確認するための時間をさらに短縮することができる。
【0085】
請求項6による本発明の記録媒体によれば、記録媒体に記録されたプログラムにより電子カメラを制御することで、上述した請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、または請求項5の何れか1項に記載の発明とほぼ同様の効果を奏することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のパーソナルコンピュータに電子カメラを接続した状態を示す図。
【図2】上記実施形態のパーソナルコンピュータに電子カメラを接続したときの電気的な構成を示すブロック図。
【図3】上記実施形態のパーソナルコンピュータにおいてシーケンスプログラムを作成するときの表示画面を示す図。
【図4】上記実施形態のパーソナルコンピュータにおいてシーケンス撮影のシミュレーションを実行するときの表示画面を示す図。
【図5】上記実施形態において、(A)作成したシーケンスプログラム,(B)シーケンスプログラムのシミュレーション、の各動作の流れを示すフローチャート。
【図6】上記実施形態において、メモリ確認の動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…パーソナルコンピュータ
2…電子カメラ
11…CPU
12…メモリ部
14…表示装置
16…ディスク媒体(記録媒体)
24…内蔵メモリ
27…圧縮伸長回路
28…着脱メモリ
29…システムコントローラ
35…接続コード

Claims (3)

  1. 通信可能に接続された電子カメラの動作を制御する情報処理装置のカメラ制御方法において、
    上記電子カメラに複数の動作を連続的に行わせるシーケンス動作であって、このシーケンス動作の手順を示すシーケンスプログラムを作成する作成ステップと、
    上記シーケンスプログラムで示される手順通りに電子カメラを動作させる通常モードと、該シーケンスプログラムに基づく電子カメラの動作を試験するために、同シーケンスプログラムで示される手順に沿って電子カメラを動作させ上記通常モードにおける動作時間以下の動作時間で終了させるシミュレーションモードと、を選択するモード選択ステップと、
    選択された動作モードで上記電子カメラをシーケンス動作させる実行ステップと、
    を具備し
    上記シミュレーションモードが選択された場合は、上記シーケンスプログラムで設定された第1の画質モードより画像データ量が少なくなる第2の画質モードを設定し、
    上記第2の画質モードで撮影した画像のデータ量に基づいて、上記第1の画質モードで撮影する場合の画像データ量を推定し、
    上記推定した画像データ量と電子カメラの記録媒体に記録可能な残容量とを比較して、記録媒体の残容量が不足すると予測される場合にはその旨の警告を行う、
    ことを特徴とするカメラ制御方法。
  2. 通信可能に接続された電子カメラの動作を制御する情報処理装置のカメラ制御方法において、
    上記電子カメラに複数の動作を連続的に行わせるシーケンス動作であって、このシーケンス動作の手順を示すシーケンスプログラムを作成する作成ステップと、
    上記シーケンスプログラムで示される手順通りに電子カメラを動作させる通常モードと、該シーケンスプログラムに基づく電子カメラの動作を試験するために、同シーケンスプログラムで示される手順に沿って電子カメラを動作させ上記通常モードにおける動作時間以下の動作時間で終了させるシミュレーションモードと、を選択するモード選択ステップと、
    選択された動作モードで上記電子カメラをシーケンス動作させる実行ステップと、
    を具備し、
    上記シミュレーションモードが選択された場合は、所定回数になるまで上記シーケンス動作を繰り返す、
    ことを特徴とするカメラ制御方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載のカメラ制御方法を実現するためのプログラムが記録された記録媒体。
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