JP4596990B2 - 液体噴射記録ヘッドおよびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、微細な吐出口から記録液の液滴を吐出して記録媒体に記録を行なう液体噴射記録ヘッドとその製造方法に関する。
液体噴射記録装置は、いわゆるノンインパクト記録方式の記録装置であり、高速で様々な記録媒体に対して記録することが可能であり、記録時における騒音がほとんど生じないという特徴を有している。このようなことから、液体噴射記録装置は、プリンタ、ワードプロセッサ、ファクシミリ、複写機などの記録機能を担う装置として広く採用されている。
この種の液体噴射記録装置で用いられる液体噴射記録方式の代表的な例としては、吐出エネルギー発生素子として電気熱変換素子を用いる方式がある。この方式は、熱エネルギーを利用して微小な吐出口から記録液の液滴を吐出して記録媒体に記録を行なうものであり、一般に、液滴を形成するための吐出ノズルを持つ液体噴射記録ヘッドと、この液体噴射記録ヘッドに対して記録液を供給する記録液供給システムとが用いられる。この液体噴射記録ヘッドは加圧室内に電気熱変換素子を有しており、記録信号である電気パルスを電気熱変換素子に印加して発熱させることによって、周囲の記録液に熱エネルギーを与え、その時の記録液の相変化により生じる記録液の発泡時(沸騰時)の気泡圧力を利用して、記録液滴を吐出するものである。
さらに、電気熱変換素子を有する液体噴射記録ヘッドには、電気熱変換素子が配列された基板に対して平行に記録液を吐出する方式(エッジシューター方式)のものと、電気熱変換素子が配列された基板に対して垂直に記録液を吐出する方式(サイドシューター方式)のものとがある。
図13は、一般的な電気熱変換素子が配列され記録液を吐出する機能を有する基板(以下、「記録素子基板101」という。)を示す図であり、図13(a)はその平面図、図13(b)は底面図、図13(c)は側面図である。また、図14は、図13に示す記録素子基板101がフレキシブル配線ケーブル111に接続されて構成された記録素子ユニット120を示す図である。
図13に示すように、記録素子基板101の基板102には、その裏面から記録液を供給するための貫通穴(記録液供給口)103が形成され、基板102の表面には、記録液に吐出エネルギーを付与するための記録素子(電気熱変換素子)104(図15(b)参照)が、貫通穴103の両側にそれぞれ複数配列されている。また、基板102上には吐出プレート105が接合されており、この吐出プレート105には、複数の電気熱変換素子104にそれぞれ対向するように複数の吐出口106が形成されている。そして、基板102の表面の両端部には複数の電気熱変換素子にそれぞれ電気的に接続された複数の電極パッド107が配置されている。
また、図14に示すように、記録素子基板101に設けられた複数の電極パッド107と、フレキシブル配線ケーブル111に設けられた複数の電極リード113とが、例えばTAB(Tape Automated Bonding)技術等を利用して接続されて、記録素子ユニット120が構成されている。この電極パッド107と電極リード113の接続部は、記録液による腐食やワイピングなどの外部から作用する力による断線から保護されるように、全体が第2の封止樹脂119によって被覆されて保護されている。
図15は、図14に示す記録素子ユニット120が組み込まれた従来の液体噴射記録ヘッドの一例を示す図であり、図15(a)はその外観斜視図、図15(b)は図15(a)のH−H線に沿う断面の部分拡大図である。
図15に示すように、支持部材108の上面に記録素子基板101と支持板109が、支持板109の上面にフレキシブル配線ケーブル111が、接着剤123によりそれぞれ接着されて固定されている。また、支持部材108の一側面には、記録装置本体側から液体噴射記録ヘッドへ記録情報などの電気信号を与えるための外部入力パッド115が設けられている第2の配線基板116が固定されて保持されている。第2の配線基板116と各記録素子基板101とは、フレキシブル配線ケーブル111を介して電気接続されている。
そして、図15(b)に示すように、支持板109と記録素子基板101との間の隙間117に、記録液による腐食および記録液を介してのショートを防止するために、第1の封止樹脂118が充填されている。
図16は、従来の他の液体噴射記録ヘッドの断面図である。
図16に示す液体噴射記録ヘッドでは、図13〜15に示す構成と同様に、基板102に、貫通穴(記録液供給口)103と、吐出エネルギーを発生する複数の記録素子(例えば電気熱変換素子など)104と、複数の電極パッド(不図示)が設けられ、基板102上には、複数の吐出口106が形成されている吐出プレート105が接合されている。そして、支持部材108の上面には支持板109と記録素子基板101が接着されて固定され、支持板109の上面には、フレキシブル配線ケーブル111のベースフィルム124がレジスト125を介して接着されて固定されている。記録素子基板101の電極パッド(不図示)とフレキシブル配線ケーブル111の電極リード(不図示)は接続されている。
支持板109と記録素子基板101との間の隙間117には、記録液による腐食および記録液を介してのショートを防止するために、第1の封止樹脂118が充填されている。さらに、図示しないが、記録素子基板101の電極パッドとフレキシブル配線ケーブル111の電極リードとの接続部は、第2の封止樹脂により被覆保護されている。また、支持板109上に接着固定されたフレキシブル配線ケーブル111の外周部は、記録液による腐食を防止するために第3の封止樹脂127により被覆されて保護されている。
このような第1の封止樹脂118と第2の封止樹脂を使用した樹脂封止構造は特許文献1にも開示されている。
特許文献1に記載されている構成では、図17に示すように、支持板109の開口部109aの内周縁部と記録素子基板101の外周縁部との間の隙間に、硬化後に弾性を有する第1の封止樹脂118が充填されている。そして、記録素子基板101の電極パッド107とフレキシブル配線ケーブル111の電極リード113の接続部が、硬化後に強固な接着力を持ち、かつ硬く、塗布形状を保ち、接続部を十分に覆うことができる第2の封止樹脂119で被覆されている。
このように構成された液体噴射記録ヘッドによれば、第1の封止樹脂118は硬化後に弾性を有するものであるため、記録素子基板101の周囲の隙間を埋めるように十分な量の第1の封止樹脂118を充填しても、その硬化収縮による記録素子基板101の破壊、例えばクラック等の発生のおそれがない。さらに、記録素子基板101の電極パッド107とフレキシブル配線ケーブル111の電極リード113との接続部が、強固な第2の封止樹脂119で十分に被覆されるため、この接続部は、記録素子基板101の前面(吐出口106の形成面)をワイパで拭き取るワイピング等による外力から保護される。
第1の封止樹脂118としては、フレキシブル配線ケーブル111の開口部111aおよび支持板109の開口部109aと記録素子基板101の周囲との間の隙間に充填されて、電極リード113の裏側などの狭い空間にも回り込むように、流動性のよい樹脂、一般的にはシリコーン変性のエポキシ樹脂が好適に使用される。一方、第2の封止樹脂119としては、接続部をワイピング時などの外力から保護しつつワイパの破損も防ぐために、凹凸のある接続部を覆って平滑にすることができる、例えば熱硬化性のエポキシ樹脂、その中でも、硬化後に強固な状態になり、塗布後に硬化しても塗布形状を維持できる樹脂剤であるダム剤が最適である。
なお、このような樹脂封止は以下の手順で行なわれる。すなわち、まず、支持部材108上の支持板109の開口部109a内に記録素子基板101を配置する。そして、支持板109上にフレキシブル配線ケーブル111を配置し、電極パッド107と電極リード113を接続(ボンディング)する。
それから、第1の封止樹脂118を、支持板109の開口部109aの内周縁部と記録素子基板101の外周縁部との間の隙間に充填する。次に、第1の封止樹脂118を仮硬化させる。これは、第1の封止樹脂118のガス抜きのためと、後述する第2の封止樹脂119の塗布時に、両封止樹脂の境界部において互いに溶け合うのを防ぐためである。
次に、第2の封止樹脂119を、電極パッド107と電極リード113の接続部を覆うように塗布して硬化させる。このとき、第2の封止樹脂119は、その両端部がフレキシブル配線ケーブル111の開口部の角隅部にある樹脂支持用突出部139上にそれぞれ位置するように塗布される。
特開2002−19120号公報
しかしながら、前述した従来の液体噴射記録ヘッドによると、図18に示すように、第2の封止樹脂119とフレキシブル配線ケーブル111の間に剥離が生じる問題が生じる。図18(a)は、第2の封止樹脂119の剥離が生じた状態の、電極リード113に平行な断面を示す図であり、図18(b)は、第2の封止樹脂119の剥離が生じる前の、電極リード113に垂直な断面を示す図であり、図18(c)は図18(b)の状態から第2の封止樹脂119の剥離が生じた状態を示す図である。
従来の液体噴射記録ヘッドにおいては、図17,18(b)に示すように、第1の封止樹脂118の上でフレキシブル配線ケーブル111と第2の封止樹脂119が互いに密着するように配置されている。そして、第1の封止樹脂118の硬化収縮や実装工程中の加熱または冷却に伴う応力が、図18(a),(c)の矢印方向に作用すると、フレキシブル配線ケーブル111がこの応力を受けて引っ張られ、硬化済みの第2の封止樹脂119から剥離する。この剥離部分110が図18(a),(c)に示されている。このようにして、フレキシブル配線ケーブル111と第2の封止樹脂119との間に発生した剥離は、電極パッド107や電極リード113の接続部の位置まで伝播し、剥離部分110からインクが浸入することによって、短絡また接続遮断などの電気的な接続不良が発生する。
これに対し、図17に示すように、フレキシブル配線ケーブル111の開口部111aの角隅部(四隅部)に、第2の封止樹脂119の端部を置くための樹脂支持用突出部139を設けるのに加えて、図19に示すように、支持板109の開口部109aの角隅部(四隅部)に、樹脂支持用突出部139と重なるケーブル支持用突出部140を設ける構成が考えられる。この構成によると、図20(a)に示すように、フレキシブル配線ケーブル111の樹脂支持用突出部139の大部分を支持板109のケーブル支持用突出部140にて支持し、第1の封止樹脂118にて支持する部分が小さくなる。その結果、第1の封止樹脂118からフレキシブル配線ケーブル119に加わる応力が小さくなり、第2の封止樹脂119から剥離しにくくなる。
しかし、組立公差や部品公差の影響もあって、フレキシブル配線ケーブル111の樹脂支持用突出部139の全域を支持板109のケーブル支持用突出部140にて支持することは困難であり、通常は樹脂支持用突出部139の一部がケーブル支持用突出部140からさらに突出した状態(図20(a)参照)になる。特に、この樹脂支持用突出部139のケーブル支持用突出部140から突出した部分上に第2の封止樹脂119の端部が位置すると、ケーブル支持用突出部140のその部分に、第1の封止樹脂118の硬化収縮等による応力が直接加わり、第2の封止樹脂119の端部との間で剥離を生じ易くなる。そして、この剥離が電極パッド107と電極リード113の接続部の位置まで伝播して電気的な接続不良を生じる可能性が高くなる。
そこで本発明の目的は、第2の封止樹脂とフレキシブル配線ケーブルの間の剥離が広がるのを抑え、電気的な接続不良を生じにくくした液体噴射記録ヘッドとその製造方法を提供することにある。
本発明の特徴は、開口部と開口部の内周縁部に設けられた電極端子とを有するフレキシブル配線ケーブルと、フレキシブル配線ケーブルの開口部と少なくとも部分的に重なっている開口部を有し、フレキシブル配線ケーブルを支持している支持板と、両開口部の内部に配置されており、フレキシブル配線ケーブルの電極端子に接続された電極端子を外周縁部に有し、記録液を吐出するための複数の記録素子が設けられた記録素子基板と、支持板の開口部の内周縁部と記録素子基板の外周縁部との間の隙間に充填されている第1の樹脂剤と、フレキシブル配線ケーブルの電極端子と記録素子基板の電極端子との接続部を被覆している第2の樹脂剤とを含む液体噴射記録ヘッドであって、フレキシブル配線ケーブルの開口部の角隅部に第2の樹脂剤の一部を支持する樹脂支持用突出部が設けられ、樹脂支持用突出部と電極端子が設けられている部分との間に、スリット部が設けられているところにある。
本発明のもう1つの特徴は、開口部と開口部の内周縁部に設けられた電極端子とを有するフレキシブル配線ケーブルと、フレキシブル配線ケーブルの開口部と少なくとも部分的に重なる開口部を有する支持板と、フレキシブル配線ケーブルの電極端子に接続される電極端子を外周縁部に有し、記録液を吐出するための複数の記録素子が設けられた記録素子基板とを含む液体噴射記録ヘッドの製造方法であって、支持板の開口部の内部に記録素子基板を配置する工程と、フレキシブル配線ケーブルを支持板上に、開口部同士が少なくとも部分的に重なり、記録素子基板が両開口部の内部に位置するように配置する工程と、フレキシブル配線ケーブルの電極端子と、記録素子基板の電極端子とを接続する工程と、支持板の開口部の内周縁部と記録素子基板の外周縁部との間の隙間に第1の樹脂剤を充填する工程と、フレキシブル配線ケーブルの電極端子と記録素子基板の電極端子との接続部を被覆するとともに、フレキシブル配線ケーブルの開口部の角隅部に設けられた樹脂支持用突出部を少なくとも部分的に覆い、かつ樹脂支持用突出部と電極端子が設けられている部分との間に設けられたスリット部を覆うように、第2の樹脂剤を塗布する工程とを含むところにある。
本発明によると、第1の樹脂剤の硬化収縮等のために加わる応力によってフレキシブル配線ケーブルと第2の樹脂剤との間に発生する剥離の伝播を抑え、特に、フレキシブル配線ケーブルと記録素子基板との電気接続部に至らないようにすることができる。それによって、電気的な接続不良を防ぎ、信頼性を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に述べる。
まず、本実施形態の液体噴射記録ヘッドの構成について、図1〜3を参照して説明する。図1はこの液体噴射記録ヘッドの要部の平面図であり、図2はその一部拡大図、図3は図2のA−A線断面図である。
この液体噴射記録ヘッドは、支持部材8上に、記録素子基板1とその記録素子基板に電気接続されたフレキシブル配線ケーブル11とからなる記録素子ユニットと、記録素子ユニットを支持する支持板9が固定されており、第1の封止樹脂(第1の樹脂剤)18と第2の封止樹脂(第2の樹脂剤)19によって、記録素子ユニットと支持板9との接続部分が保護されている。
図2に示すように、支持部材8上に固定されている支持板9には開口部9aが設けられており、その開口部9aの角隅部(本実施形態では四角形の開口部9aが設けられているため四隅部)にケーブル支持用突出部40が設けられ、さらに、フレキシブル配線ケーブル11が取り付けられた時に電極リード(電極端子)13に対向する位置に、段差部41が設けられている。段差部41は、フレキシブル配線ケーブル11を固定するための接着剤23がはみ出した際に、それを溜めておくことができる構造になっている。
支持板9の開口部9a内に配置されている記録素子基板1は、詳述しないが、図13に示す従来の構成と同様に、貫通穴(記録液供給口)と電気熱変換素子と電極パッド(電極端子)7等が設けられた基板上に、吐出口6が設けられた吐出プレートが接合された構成である。そして、図3に示すように、支持板9の開口部9aの内周縁部と、記録素子基板1の外周縁部との間の隙間に、第1の封止樹脂18が充填されている。第1の封止樹脂18は段差部41にまで回り込んでいる。なお、便宜上、図2には第1の封止樹脂18は図示されておらず、第2の封止樹脂19は想像線(2点鎖線)で図示されている。
フレキシブル配線ケーブル11は、支持板9の開口部9aとほぼ重なる開口部11aを有し、その開口部11aの角隅部に「耳部」とも称される樹脂支持用突出部39が設けられている。この樹脂支持用突出部39にはスリット部43が設けられている。またフレキシブル配線ケーブル11には、支持板9の電極パッド7と接続される電極リード13が設けられ、開口部11a内に突出している。
フレキシブル配線ケーブル11は接着剤23によって支持板9上に固定されており、電極リード13が電極パッド7に接続されている。この電極リード13と電極パッド7の接続部が、第2の封止樹脂19によって被覆されて保護されている。第2の封止樹脂19の端部は、フレキシブル配線ケーブル11の樹脂支持用突出部39上に載り、スリット部43を覆った状態で硬化されている。樹脂支持用突出部39によって、第2の封止樹脂19の下方への垂れ込みが防止されている。
仮に、第1の封止樹脂18の硬化収縮時の応力を受けてフレキシブル配線ケーブル11が第2の封止樹脂19から部分的に剥離しても、スリット部43によって剥離の伝播が阻止され、それにより、電極パッド7と電極リード13の接続部の近傍における剥離は防止できる。従って、第2の封止樹脂19とフレキシブル配線ケーブル11の間から接続部への記録液(インク)の浸入を抑制することができ、電気接続の信頼性を高めることができる。
次に、本実施形態の液体噴射記録ヘッドの製造方法について、図1〜10を参照して説明する。
本実施形態の液体噴射記録ヘッドの組立に際して、まず、図4に示すように、支持部材8上の所定の位置に支持板9を固定する。次に、図5に示すように、開口部9a内に記録素子基板1を配置し、支持部材8上の所定の位置に固定する。支持板9および記録素子基板1の固定は、支持部材8の位置決め基準に対して位置合わせした状態で、接着剤23(図3参照)等を用いて行なわれる。記録素子基板1は、予め設けられたアライメントマークの画像を読み取って位置合わせしてもよい。
次に、図6に示すように、フレキシブル配線ケーブル11を、記録素子基板1に対して位置合わせして固定する。このとき、フレキシブル配線ケーブル11を記録素子基板1に対して、電極リード13と電極パッド7とが重なり合うように位置合わせし、接着剤23(図3参照)を用いて、フレキシブル配線ケーブル11を支持板9上に接合する。接着剤23は支持板9上に転写または塗布によって予め形成されており、フレキシブル配線ケーブル11の位置決め後に加圧および加熱されて硬化する。この時、接着剤23は、フレキシブル配線ケーブル11、記録素子基板1の間から多少はみ出すことがあるが、図3に示すように、はみ出した接着剤23は支持板9の段差部41に溜まるため、記録素子基板1の外周縁部と開口部9aの内周縁部の間の隙間が小さくても、接着剤23が電極リ−ド13まで伝わってボンディング不良の原因になることは防げる。
それから、電極リード13を記録素子基板1の電極パッド7にボンディングして結合させる。
次に、図1,3に示すように、支持板9の開口部9aの内周縁部と記録素子基板1の外周縁部の間の隙間に、第1の封止樹脂18を塗布する。具体的には、図7に示すように、第1の封止樹脂18となる第1の樹脂剤を収容した図示しないシリンジの先端のニードルを、開口部9a,11aの内部の塗布開始位置Bに位置させる。そして、ニードルから第1の封止樹脂18を吐出させながら塗布終了位置B’までニードルを移動させる。同様に、ニードルを塗布開始位置Cに位置させ、第1の封止樹脂18を吐出させながら塗布終了位置C’まで移動させる。第1の封止樹脂18として流動性の良好な樹脂材料を用いているため、第1の封止樹脂18は、開口部9a,11aの内周縁部と記録素子基板1の外周縁部の間の隙間において電極リード13の下側に流れ込む。こうして第1の封止樹脂18が充填された状態が、図8に示されている。図8(a)は第1の封止樹脂18が充填された状態を図7のD−D線に沿って断面した図であり、図8(b)は図7のE−E線に沿って断面した図である。このように、第1の封止樹脂18が、記録素子基板1と支持板9の間の隙間に充填されている。この充填時に、これらの部品全体を加熱しておくと、第1の封止樹脂18の流動性がさらによくなって良好な回り込みおよび充填が可能になる。その後、第1の封止樹脂18を仮硬化させる。
第1の封止樹脂18の仮硬化は、第1の封止樹脂18のガス抜きのためと、後述する第2の封止樹脂19の塗布時に両封止樹脂18,19の境界部において互いに溶け合うのを防ぐためである。すなわち、完全な未硬化状態にて第1および第2の封止樹脂18,19が接して、硬化阻害によって相溶部(互いに溶け合う部分)が生じ、シール性が保てなくなって信頼性が低下することを防ぐためである。
なお、支持板9の角隅部にケーブル支持用突出部40が設けられていることによって、支持板9と記録素子基板1の隙間が狭くなって、ニードルから第1の封止樹脂18を塗布し易く、かつ少量で隙間を充填し易い構成になっている。
第1の封止樹脂18の材料である第1の樹脂剤としては、例えば日本レック株式会社製の熱硬化型シリコーン変性エポキシ樹脂(NR200C)のような、硬化後にも弾性を有し、かつ塗布時に電極リード13の下方にも万遍なく充填し易いように流動性の良好な熱硬化型樹脂が好ましい。
次に、電極リード13と電極パッド7を上方から覆うように、第2の封止樹脂19を塗布する。具体的には、第2の封止樹脂19となる第2の樹脂剤を収容したシリンジの先端のニードル28(図9参照)を塗布開始位置F(図10参照)に位置させ、ニードル28から第2の封止樹脂19を吐出させながら塗布終了位置F’までニードル28を移動させる。同様に、ニードル28を塗布開始位置Gに位置させ、第2の封止樹脂19を吐出させながら塗布終了位置G’まで移動させる。この時、第2の封止樹脂19の塗布開始位置F,Gと塗布終了位置F’,G’は、フレキシブル配線ケーブル11の樹脂支持用突出部(耳部)39上またはその外側に位置している。したがって、第2の封止樹脂19の両端部近傍はいずれも、少なくとも部分的にフレキシブル配線ケーブル11の突出部39上に載った状態になる。それによって、第2の封止樹脂19、特にその両端部が下方に垂れ落ちることが防げる。また、図2に示すように、第2の封止樹脂19はスリット部43を覆うように塗布されている。
第2の封止樹脂19の塗布時に、これらの部品全体をヒータブロック上に置くなどして加熱しておくと、第2の封止樹脂19の粘度が低下して、電気接続部の隅々まで、エアーなどのガスを封入することなく良好な塗布が行なえ、十分な封止状態が達成できる。その後、第2の封止樹脂19を硬化させる。
フレキシブル配線ケーブル11の、第2の封止樹脂19(特にその両端部)が塗布された部分は、支持板9のケーブル支持用突出部40上および段差部41の上方に位置しているので、第1の封止樹脂18の硬化収縮時に受ける応力が小さい。すなわち、フレキシブル配線ケーブル11は、ケーブル支持用突出部40上に位置している部分では第1の封止樹脂18と直接接触していないため応力を受けることがなく、段差部41の上方に位置している部分では、段差部41上の狭い部分に回り込んだ少量の第1の封止樹脂18のみに直接接触しているので、第1の封止樹脂18から受ける応力は小さい。従って、これらの部分においてフレキシブル配線ケーブル11は変形しにくく、第2の封止樹脂19との間で剥離を生じる可能性が小さい。また、支持板9に段差部41が設けられていることによって、開口部9aの内周縁部と記録素子基板1の外周縁部の間の隙間も小さくなっているため、第2の封止樹脂19が第1の封止樹脂18から受ける応力が小さく、フレキシブル配線ケーブル11との間の剥離が生じにくい。
さらに、仮に第2の封止樹脂19とフレキシブル配線ケーブル11の間の剥離が生じたとしても、スリット部43の位置で剥離の伝播が遮断される。従って、第2の封止樹脂19とフレキシブル配線ケーブル11とが広い範囲に亘って剥離することが防げる。剥離は、第2の封止樹脂19の両端部において特に生じ易いと考えられるが、両端部にて生じた剥離はスリット部43によって伝播が阻止されて、電極リード13と電極パッド7の接続部には到達しない。従って、電気的な接続不良が生じるおそれが小さい。
なお、第2の封止樹脂19の材料である第2の樹脂剤としては、記録素子基板1の前面(吐出口6の形成面)をワイパで拭き取るワイピング等による外力から接続部を保護しつつワイパの破損も防ぐために、凹凸のある電気接続部を覆って平滑にすることができる、例えば熱硬化性のエポキシ樹脂、その中でも、硬化後に強固な状態になり、塗布後に硬化しても塗布形状を維持できる樹脂剤であるダム剤が最適である。
図11,12には、本発明の液体噴射記録ヘッドの他の実施形態が示されている。これらの実施形態では、フレキシブル配線ケーブル11の樹脂支持用突出部39に設けられたスリット部43の形状が異なっている。スリット部43は、剥離が比較的発生し易い個所、具体的には第2の封止樹脂19の両端部近傍を、電気接続部を構成する電極リード13が設けられている個所から分離する位置に設けられればよく、それによって、剥離が電気接続部まで伝播するのを阻止し、接続不良を防ぐことができる。すなわち、スリット部43は、図2に示すように樹脂支持用突出部39内に、または、図11,12に示すように、樹脂支持用突出部39と、電極リード13が設けられている部分との間に設けられるのが好ましく、図2,11,12に示されている構成以外にも図示しないが様々な変更例が可能である。
本発明の一実施形態の液体噴射記録ヘッドの概略平面図である。 図1に示す液体噴射記録ヘッドの要部拡大平面図である。 図2のA−A線断面図である。 図1に示す液体噴射記録ヘッドの製造方法の一工程を説明する平面図である。 図1に示す液体噴射記録ヘッドの製造方法の、図4に続く工程を説明する平面図である。 図1に示す液体噴射記録ヘッドの製造方法の、図5に続く工程を説明する平面図である。 図1に示す液体噴射記録ヘッドの製造方法における第1の樹脂剤塗布工程を説明する平面図である。 (a)は図1に示す液体噴射記録ヘッドの製造方法において第1の樹脂剤を塗布した状態を示す、図7のD−D線断面図、(b)はそのE−E線断面図である。 図1に示す液体噴射記録ヘッドの製造方法における第2の樹脂剤塗布工程を説明する断面図である。 図1に示す液体噴射記録ヘッドの製造方法における第2の樹脂剤塗布工程を説明する平面図である。 本発明の他の実施形態の液体噴射記録ヘッドの要部拡大平面図である。 本発明の他の実施形態の液体噴射記録ヘッドの要部拡大平面図である。 (a)は従来の液体噴射記録ヘッドの記録素子基板の平面図、(b)はその底面図、(c)はその側面図である。 図13に示す記録素子基板を組み込んだ記録素子ユニットの平面図である。 (a)は図14に示す記録素子ユニットを組み込んだ従来の液体噴射記録ヘッドの斜視図、(b)はそのH−H線断面図である。 従来の他の液体噴射記録ヘッドの断面図である。 (a)は従来のさらに他の液体噴射記録ヘッドの断面図、(b)はその平面図である。 (a)は図17に示す液体噴射記録ヘッドの第2の封止樹脂とフレキシブル配線ケーブルとの間の剥離状態を示す、電極リードに平行な断面図、(b)はその剥離前の状態を示す、電極リードに垂直な断面図、(c)はその剥離状態を示す、電極リードに垂直な断面図である。 従来の液体噴射記録ヘッドの支持板の一例を示す平面図である。 (a)は図19に示す支持板を組み込んだ液体噴射記録ヘッドの電極リードに垂直な断面図、(b)はその電極リードに平行な断面図である。
符号の説明
1 記録素子基板
6 吐出口
7 電極パッド(電極端子)
8 支持部材
9 支持板
9a 開口部
11 フレキシブル配線ケーブル
11a 開口部
13 電極リード(電極端子)
18 第1の封止樹脂(第1の樹脂剤)
19 第2の封止樹脂(第2の樹脂剤)
39 樹脂支持用突出部
40 ケーブル支持用突出部
41 段差部
43 スリット部

Claims (9)

  1. 開口部と該開口部の内周縁部に設けられた電極端子とを有するフレキシブル配線ケーブルと、
    前記フレキシブル配線ケーブルの前記開口部と少なくとも部分的に重なっている開口部を有し、前記フレキシブル配線ケーブルを支持している支持板と、
    前記両開口部の内部に配置されており、前記フレキシブル配線ケーブルの前記電極端子に接続された電極端子を外周縁部に有し、記録液を吐出するための複数の記録素子が設けられた記録素子基板と、
    前記支持板の前記開口部の内周縁部と前記記録素子基板の前記外周縁部との間の隙間に充填されている第1の樹脂剤と、
    前記フレキシブル配線ケーブルの前記電極端子と前記記録素子基板の前記電極端子との接続部を被覆している第2の樹脂剤とを含む液体噴射記録ヘッドであって、
    前記フレキシブル配線ケーブルの前記開口部の角隅部に前記第2の樹脂剤の一部を支持する樹脂支持用突出部が設けられ、該樹脂支持用突出部と前記電極端子が設けられている部分との間に、スリット部が設けられていることを特徴とする液体噴射記録ヘッド。
  2. 前記第2の樹脂剤は、前記フレキシブル配線ケーブルの前記スリット部を覆っている、請求項1に記載の液体噴射記録ヘッド。
  3. 前記第2の樹脂剤は、端部が前記樹脂支持用突出部上に位置している、請求項1または2に記載の液体噴射記録ヘッド。
  4. 前記支持板の前記開口部の角隅部に、前記フレキシブル配線ケーブルの前記樹脂支持用突出部を少なくとも部分的に支持するケーブル支持用突出部が形成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の液体噴射記録ヘッド。
  5. 前記支持板の前記開口部の前記内周縁部には、前記フレキシブル配線ケーブルの前記開口部の前記内周縁部よりも内側に延び、前記電極端子の下方に間隔をおいて位置する段差部が設けられており、前記第1の樹脂剤の一部が前記段差部上に支持されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の液体噴射記録ヘッド。
  6. 複数の前記記録素子基板を有し、前記フレキシブル配線ケーブルおよび前記支持板には、前記記録素子基板と同数の前記開口部が設けられている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の液体噴射記録ヘッド。
  7. 開口部と該開口部の内周縁部に設けられた電極端子とを有するフレキシブル配線ケーブルと、
    前記フレキシブル配線ケーブルの前記開口部と少なくとも部分的に重なる開口部を有する支持板と、
    前記フレキシブル配線ケーブルの前記電極端子に接続される電極端子を外周縁部に有し、記録液を吐出するための複数の記録素子が設けられた記録素子基板とを含む液体噴射記録ヘッドの製造方法であって、
    前記支持板の前記開口部の内部に前記記録素子基板を配置する工程と、
    前記フレキシブル配線ケーブルを前記支持板上に、前記開口部同士が少なくとも部分的に重なり、前記記録素子基板が前記両開口部の内部に位置するように配置する工程と、
    前記フレキシブル配線ケーブルの前記電極端子と、前記記録素子基板の前記電極端子とを接続する工程と、
    前記支持板の前記開口部の前記内周縁部と前記記録素子基板の前記外周縁部との間の隙間に第1の樹脂剤を充填する工程と、
    前記フレキシブル配線ケーブルの前記電極端子と前記記録素子基板の前記電極端子との接続部を被覆するとともに、前記フレキシブル配線ケーブルの前記開口部の角隅部に設けられた樹脂支持用突出部を少なくとも部分的に覆い、かつ該樹脂支持用突出部と前記電極端子が設けられている部分との間に設けられたスリット部を覆うように、第2の樹脂剤を塗布する工程とを含む、液体噴射記録ヘッドの製造方法。
  8. 前記支持板の前記開口部の角隅部にケーブル支持用突出部が形成されており、前記フレキシブル配線ケーブルを配置する工程で、前記樹脂支持用突出部の少なくとも一部を前記ケーブル支持用突出部上に配置する、請求項7に記載の液体噴射記録ヘッドの製造方法。
  9. 前記支持板の前記開口部の前記内周縁部には、前記フレキシブル配線ケーブルの前記開口部の前記内周縁部よりも内側に延び、前記電極リードの下方に間隔をおいて位置する段差部が設けられており、前記第1の樹脂剤を充填する工程で、該第1の樹脂剤の一部を前記段差部上に進入させる、請求項7または8に記載の液体噴射記録ヘッドの製造方法。
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