JP4596429B2 - 端子取出構造 - Google Patents

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Description

本発明は、樹脂製のハウジングと、ハウジングにインサート成形された金属の板材からなる端子であって、一端部と他端部との間に位置する中胴部が該ハウジングに埋設される端子と、を備える端子取出構造に関するものである。
従来、端子を樹脂製のハウジングにインサート成形する場合、金属の板材からなる端子の一端部と他端部との間に位置する中胴部を、成形用金型内に配置し、その金型内に加熱溶融した樹脂を射出して、金型内を溶融した樹脂により充填し、その後冷却固化してハウジングを成形することが知られている。
しかしながら、端子のインサート成形時に、端子が射出される樹脂の圧力によって、厚さ方向に端子が変形する虞がある。より具体的に説明すると、成形用金型内に配置される中胴部のうち長さ方向の端部を支点として、射出される樹脂の圧力が力点となり、端子が厚さ方向に撓み変形する虞がある。
上記問題を解決する方法として、特許文献1には、2本の金属の板材からなる端子が、樹脂製のハウジングにインサート成形される端子取出構造において、ハウジングに埋設される端子の一部に、幅方向の両端縁を折り立てることにより、一対のリブが形成されることが開示されている。
また、上記問題を解決する方法として、特許文献2には、2本の金属の板材からなる端子が、樹脂製のハウジングにインサート成形される端子取出構造において、ハウジングに埋設される端子の一部に、幅方向の両端縁よりも内側の部分を厚さ方向に突出させた突出部が、端子の長さ方向に沿って一体に形成されることが開示されている。
特開平11−185855号公報 特開2001−110499号公報
しかしながら、端子の強度を補強する方法として、上記従来の方法では、インサート成形時の端子の変形の支点となる部分が、中胴部の端部だけにしかないので、インサート成形時に射出される樹脂の圧力が大きい場合には、中胴部の端部を支点として、端子が変形する虞が依然としてある。
本発明は、こうした問題点を解消するためになされたもので、その目的は、インサート成形時に、射出される樹脂の圧力による端子の変形を防止することができる端子取出構造を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、樹脂製のハウジングと、
前記ハウジングにインサート成形された金属の板材からなる端子であって、一端部と他端部との間に位置する中胴部が該ハウジングに埋設される端子と、を備える端子取出構造であって、前記中胴部は、幅方向の両端縁よりも内側に、当該中胴部の長さ方向に沿って延びる形態で、当該中胴部の厚み方向に凹んだ凹部と、前記凹部の周縁よりも内側の部分に、前記凹部の凹み方向とは反対方向に向かって突出する複数の凸部と、を有しており、前記複数の凸部のうち、前記中胴部の幅方向に沿って重ならないように当該中胴部の長さ方向に沿ってずれて形成されたずれ凸部群を含んでいることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、記ずれ凸部群は、前記端子の長さ方向に平行な直線を引いたとき、同一直線上にあることを特徴とする。
請求項1に記載の発明では、中胴部の幅方向の両端縁よりも内側にその厚み方向に凹んだ凹部を設けるとともに、その凹部の周縁よりも内側の部分にずれ凸部群を含んだ複数の凸部が設けられている。このような凹部と複数の凸部を設けることで、中胴部には自身の長さ方向の両端間および幅方向の両端間にわたって複数の支点が形成されることになり、中胴部の剛性を効果的に高めることができる。つまり、中胴部に複数の支点設けることにより、射出される樹脂の圧力が中胴部に及んだときの中胴部にかかるモーメントの総和を低くすることが可能となる。これにより、本発明によれば、インサート成形時に射出される樹脂の圧力が大きい場合でも、端子(中胴部)の変形を防止することができる。
請求項2に記載の発明によれば、ずれ凸部群が、中胴部(端子)の長さ方向に平行な直線を引いたとき同一直線上にある。このため、中胴部の長さ方向において、隣り合う支点と支点との距離がより短くなるので、端子の中胴部にかかるモーメントの総和が低くなり、より一層インサート成形時に射出される樹脂の圧力による端子の変形を防止することができる。
以下、本発明を具体化した電子部品収容ケースの一実施の形態について、図面を参照して説明する。本実施の形態では、自動車の排気管に取り付けられるガスセンサ(図示外)と、自動車の電子制御を司るECU(図示外)との間に介在されるセンサ制御回路を実装した回路基板40を収容するための収容ケース20を電子部品収容ケースの一例とし、その構造について説明する。
まず、図1、図2を参照し、収容ケース20の収容部21内に回路基板40を収容してなるセンサユニット10について説明する。図1は、収容ケース20の収容部21内に回路基板40を収容して形成したセンサユニット10を平面、背面および左側面から見た斜視図である。図2は、収容ケース20への保護カバー60の取り付けを行う前のセンサユニット10の様子を平面、背面および左側面から見た斜視図である。なお、本実施の形態のセンサユニット10は自動車の床下に取り付けられて使用されるものであり、収容ケース20を構成する構造体の各部の位置関係を容易に把握するため、取り付けられた自動車の上下方向、前後方向、左右方向を基準として六面方向を定めている。すなわち、本実施の形態において用いられる上下方向、前後方向および左右方向は、説明の便宜上定める方向であり、必ずしもその六面方向となるようにセンサユニット10が自動車に取り付けられることを限定するものではない。また、上下方向を垂直方向、前後方向および左右方向を水平方向とも称する。
図1に示す、センサユニット10は、ヒータ付きのガスセンサ(図示外)に接続される6本のセンサ側リード線89と、自動車の電子制御を行うECU(電子制御ユニット)に接続される4本のECU側リード線79との間を電気的に接続するための装置である。センサユニット10は、ガスセンサに電流を流して排気ガス中の特定成分のガス濃度に応じて大きさの変化する検出電流を得て、その検出電流を濃度信号に変換してECUに送信するためのセンサ制御回路(図示外)を実装した回路基板40を有している。回路基板40は樹脂からなる収容ケース20の収容部21内に収容され、ウレタン等のモールド樹脂50が収容部21内に充填されることにより、水密に封止されている。
図2に示すように、収容ケース20は、その外周面(具体的には後述するが、収容ケース20を構成する前側壁22、後側壁23、左側壁24、右側壁25および底壁26の各外周面)が金属製の保護カバー60により包まれるように覆われる。これにより、センサユニット10が自動車の床下に、収容ケース20の底壁26を下側にして取り付けて使用される際に、収容ケース20が石跳ね等による衝撃から保護される。また、保護カバー60には2つのブラケット61が設けられており、保護カバー60は、自動車の床下にセンサユニット10を固定する固定金具としても機能する。なお、収容ケース20の左側壁24および右側壁25には、保護カバー60を取り付けるための係合部27が2組ずつ設けられており、各係合部27に対応して設けられた保護カバー60の係合部62に係合されることで、図1に示すように、収容ケース20と保護カバー60とが強固に固定されるように構成されている。
また、収容ケース20の前側壁22および後側壁23にはそれぞれECU側コネクタ部70およびセンサ側コネクタ部80がそれぞれ設けられている。前述したように、ECU側リード線79とセンサ側リード線89とは回路基板40(図1参照)のセンサ制御回路(図示外)を介し、互いに電気的に接続される。そのための回路基板40とECU側リード線79およびセンサ側リード線89との電気的な接続は、収容ケース20の前側壁22および後側壁23に、それらを貫通した状態で埋設される後述の端子90(図7参照)を介して行われる。ECU側コネクタ部70およびセンサ側コネクタ部80では、端子90とECU側リード線79およびセンサ側リード線89との電気的な接続がなされる。
より詳細には、図2におけるセンサ側コネクタ部80の分解斜視図に示すように、6本の端子90が収容ケース20の後側壁23内に並んで埋設され、各端子90の後端部93が、後側壁23に突設された端子台231からそれぞれ露出される。そして、各後端部93には6本のセンサ側リード線89の芯線がそれぞれ加締め固定され、電気的に接続される。センサ側コネクタ部80の構造は、この接合部位を保護し水密性を維持するための構造であり、個々のセンサ側リード線89を挿通するための挿通孔831が設けられた端子台キャップ83が、端子台231との間にゴム製のパッキン82を介在させた状態で、後端部93とセンサ側リード線89と接続部位ごと端子台231を覆って、端子台231に固定される。また、端子台キャップ83の各挿通孔831内にはシールラバー84が挿入され、内部を挿通するセンサ側リード線89との間に介在されることで、端子台キャップ83の水密性の維持がなされる。更に、センサ側リード線89が挿通可能な孔が設けられた端子台キャップカバー81が挿通孔831を塞ぐようにして端子台キャップ83に嵌められ、シールラバー84の抜け防止がなされる。一方、ECU側コネクタ部70は、4本のECU側リード線79と、対応する端子90との接合部位の保護構造である。ECU側コネクタ部70の内部構造については図示しないが、センサ側コネクタ部80と同様の構造を有する。
図3〜図5に示すように、収容ケース20は、平面視、略正方形で角部が丸みを帯びた形状をなす底壁26を有し、この底壁26と、その外縁から直立させた4つの側壁、すなわち、前側壁22、後側壁23、左側壁24および右側壁25とで囲まれ、天部28(図5参照)が開口された収容部21を有する箱形のケースである。各側壁22〜25の底壁26に連結する側の縁端とは反対側の縁端211は、各側壁22〜25の直立方向と直交する平面に揃うように構成されている。また、収容ケース20が扁平な形状となるように、各側壁22〜25の板面の形状が横長に形成されている(図3参照)。
収容ケース20の収容部21内において、底壁26と側壁22〜25との4箇所の隅部分には基板載置台212が形成されている。この収容部21には、図6に示すように、前述したセンサ制御回路を実装した回路基板40が、その厚み方向を上下方向にして収容される。このとき、基板載置台212には回路基板40の4つ角が載置され、回路基板40の底壁26側の板面(主面41)と底壁26の内面261との間で一定の距離が保たれるように構成されている。なお、回路基板40の主面41にはセンサ制御回路を構成する比較的大きめの電部品(図示外)が実装され、この主面41とは反対側の裏面42にはセンサ制御回路を構成する比較的小さめの電子部品が実装される構成となっている。このため、収容部21内において回路基板40の主面41と底壁26の内面261との間の距離よりも、回路基板40の裏面42と側壁22〜25の縁端211との間の距離が大きくなるように、底壁26の内面261からの基板載置台212の高さが決められている。
また、図3〜図5に示すように、収容ケース20の前側壁22および後側壁23のそれぞれの外周面には、前述したECU側コネクタ部70およびセンサ側コネクタ部80を構成する端子台221および端子台231がそれぞれ突設されて一体的に設けられている。端子台221は、前側壁22の右側壁25寄りの位置(図4参照)で、上下方向の略中央の位置(図5参照)に形成されている。また、端子台231は、後側壁23の左側壁24寄りの位置(図4参照)で、上下方向の略中央の位置(図5参照)に形成されている。そして図5に示すように、端子台231が形成された位置の後側壁23内、および端子台221が形成された位置の前側壁22内に端子90が埋設され、端子台231を含む後側壁23、および端子台221を含む前側壁22をそれぞれ貫通している。
前述したように、収容部21内には回路基板40が収容される。この回路基板40には、図6に示すように、収容時の前後方向両端それぞれにおいて縁端に沿って、個々の端子90の接続端部911をそれぞれ挿通するためのスルーホール導体45が列設されており、それぞれ厚み方向に貫通して形成されている。これら各スルーホール導体45は、回路基板40上に実装されたセンサ制御回路(図示外)の回路末端に設けられており、センサ制御回路を構成する電子部品と電気的に接続されている。なお、スルーホール導体45とは、回路基板40の板厚方向に沿って形成された導体を指すものである。収容部21内で、回路基板40は、基板載置台212上に四つ角を載置した状態で各スルーホール導体45内に各端子90の接続端部911が挿通され、スルーホール導体45と接続端部911とがハンダ付けにより接合される。これにより、端子90を介し、ECU側リード線79およびセンサ側リード線89とセンサ制御回路との電気的な接続がなされると共に、回路基板40が収容部21内で、端子90により位置ずれ可能に支えられた状態となる。この状態で収容部21内には前述したモールド樹脂50(図1、2参照)が充填され、回路基板40は水密に封止される。
次に本発明の主要部である端子90について詳細に説明する。
図7〜図10に示すように、端子90はリン青銅(または真鍮)からなる板材に塑性加工を施し成形したものである。端子90は、端子台221が形成された位置の前側壁22の内部や端子台231が形成された位置の後側壁23の内部に埋設される中胴部92と、収容部21内に配置される先端部91と、図5に示すように端子台221もしくは端子台231から露出される後端部93とから構成される。
端子90の中胴部92は、収容ケース20に埋設されたときに収容部21側に配置される第1埋設部921と、その第1埋設部921から後端部93側に向けて、板材の幅方向(収容ケース20に埋設されたときの左右方向)を広げた状態で長く延びる第2埋設部922とから構成される。この第2埋設部922には、図7、図8に示すように、幅方向の両端縁よりも内側に、中胴部92の長さ方向に沿って延びる形態で、厚み方向に凹んだ長円形状の凹部923が形成されている。更に凹部923の底面には、長さ方向に沿って連なる長円形状の3つの凸部924が、板材の厚み方向(凹部923の凹み方向とは反対方向)に、突出して形成されている。この3つの凸部924は、中胴部92の幅方向に沿って重ならないように長さ方向にずれて形成されている。すなわち、この3つの凸部924が本発明でいうずれ凸部群に相当し、このずれ凸部群は中胴部92の長さ方向に平行な直線PL(図8参照)を引いたとき、同一直線上にある。
この構成により、中胴部92には、自身の長さ方向の両端間および幅方向の両端間にわたって、凹部923の端部と凸部924の端部が支点となることにより、複数の支点が形成されることになり、中胴部92の剛性を効果的に高めることができる。つまり、中胴部92に複数の支点を設けることにより、射出される樹脂の圧力が中胴部92に及んだときの中胴部92にかかるモーメントの総和を低くすることが可能となる。これにより、本発明によれば、インサート成形時に射出される樹脂の圧力が大きい場合でも、中胴部92(端子90)の変形を防止することができる。
次に、図7〜図10に示すように、端子90の先端部91は、中胴部92の板面と直交する方向に立設された接続端部911と、その接続端部911と中胴部92の第1埋設部921とを接続する先端胴部914とから構成される。更に先端胴部914は、中胴部92の第1埋設部921側の末端から中胴部92の延設方向と直交する方向に曲折された第1曲折部912と、第1曲折部912の末端から中胴部92の延設方向に曲折された第2曲折部913とから構成される。接続端部911は、第2曲折部913の末端から中胴部92の延設方向と直交する方向で第1曲折部912とは反対方向に曲折されており、第1曲折部912と第2曲折部913と接続端部911とで、図7に示すように、コの字形状をなしている。また、接続端部911には、第2曲折部913側に第2曲折部913と同じ幅の幅広部916が形成され、その幅広部916の先端側に幅広部916よりも細幅の幅狭部915が形成されている。
次いで、図7〜図10に示すように、端子90の後端部93には、中胴部92の第2埋設部922側の末端から連続して中胴部92の延設方向に延びる後端胴部931と、その後端胴部931に連結し、ECU側リード線79やセンサ側リード線89との接続を行う接続部932とが形成されている。接続部932は幅方向に広く形成され、その幅方向の両端が同一方向に折り曲げられて溝形状をなし、リード線の芯線を挟み込む(加締め固定できる)形態となっている。
このような形状を有する端子90は、図5に示すように、収容ケース20の前側壁22や後側壁23内に中胴部92が埋設され、後端部93が端子台221、231から外部に露出されると共に、先端部91が収容部21内に露出される。収容部21内では、図3〜図5に示すように、先端部91の前側壁22における突出位置222や後側壁23における突出位置232から先端胴部914の第1曲折部912が底壁26に向けて延びた状態に配置される。その第1曲折部912の末端に接続する第2曲折部913は、底壁26と一定距離だけ離間した状態を保って前側壁22や後側壁23から遠ざかる方向に延びるように配置される。そして接続端部911は、第2曲折部913の末端から上方(天部28側)に向けて直立した状態に配置される。従って、接続端部911は、突出位置222や突出位置232から突出した先端胴部914により、収容部21内で上下方向、左右方向および前後方向に位置ずれ可能に弾性保持されることとなる。接続端部911は上方に向けて直立され、先端胴部914が突出位置222、232から突出した状態であり、先端部91全体としてバネ性をもって撓むことができる形態となっている。
(変形例1)
次に、図11を参照して、本発明の端子取出構造における端子の変形例1について説明する。なお、端子の変形例1において、前述した実施例の端子取出構造の端子と同一の部分については、同一の符号を附して、重複した説明は省略する。
図11は、端子取出構造の端子の変形例1を示している。この変形例1の端子190では、中胴部92(第2埋設部922)の凹部923に、長さ方向に沿って連なる円形状の3つの凸部1924が形成されている。この3つの凸部1924は、中胴部92の幅方向に沿って重ならないように長さ方向にずれており、この3つの凸部1924がずれ凸部群に相当する。このずれ凸部群は中胴部92の長さ方向に平行な直線(図示しない)を引いたとき、同一直線上にある。この構成においても、収容ケース20の形成時に、金型内に射出される樹脂の圧力に中胴部92は変形することなく耐えることができる。
(変形例2)
次に、図12を参照して、本発明の端子取出構造における端子の変形例2について説明する。なお、端子の変形例2において、前述した実施例の端子取出構造の端子と同一の部分については、同一の符号を附して、重複した説明は省略する。
図12は、端子取出構造の端子の変形例2を示している。この変形例2の端子290では、中胴部92(第2埋設部922)の凹部923に、長円形状の6つ凸部2924が形成されている。この6つの凸部2924には、中胴部92の幅方向に沿って重ならないように長さ方向にずれている2つのずれ凸部群2925、2926が含まれる。この2つのずれ凸部群2925、2926は、中胴部92の長さ方向に平行な直線(図示しない)を引いたとき、同一直線上にある。また、この2つのずれ凸部群2925、2926は幅方向に沿って重なるように形成されている。この構成においても、収容ケース20の形成時に、金型内に射出される樹脂の圧力に中胴部92は変形することなく耐えることができる。
(変形例3)
次に、図13を参照して、本発明の端子取出構造における端子の変形例3について説明する。なお、端子の変形例3において、前述した実施例の端子取出構造の端子と同一の部分については、同一の符号を附して、重複した説明は省略する。
図13は、端子取出構造の端子の変形例3を示している。この変形例3の端子390では、中胴部92(第2埋設部922)の凹部923に、十字状の10ヶの凸部3924が形成されている。この10つの凸部3924には、中胴部92の幅方向に沿って重ならないように長さ方向にずれている2つのずれ凸部群3925、3926が含まれる。この2つのずれ凸部群3925、3926は、中胴部92の長さ方向に平行な直線(図示しない)を引いたとき、同一直線上にある。また、この構成のように、凸部3924はランダムに配置させても良い。この構成においても、収容ケース20の形成時に、金型内に射出される樹脂の圧力に中胴部92は変形することなく耐えることができる。
以上において、本発明を実施例に即して説明したが、本発明は上記実施例および変形例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることは言うまでもない。
例えば、凸部の形状は、上記実施例および変形例の形状に限らず、星状やO字状としてもよい。
また、凹部の形状および大きさ(深さ、長さ、幅)、凸部の数や大きさ(高さ、長さ、幅)等は、適宜変更して、中胴部を補強することができる。
収容ケース20の収容部21内に回路基板40を収容して形成したセンサユニット10を平面、背面および左側面から見た斜視図である。 収容ケース20への保護カバー60の取り付けを行う前のセンサユニット10の様子を平面、背面および左側面から見た斜視図である。 収容ケース20を平面、背面および左側面から矢視方向に見た斜視図である。 収容ケース20の平面図である。 図4の一点鎖線A−Aの収容ケース20の断面図である。 回路基板40を収容した収容ケース20の平面図である。 端子90の斜視図である。 端子90の平面図である。 図8の一点鎖線C−Cの端子90の断面図である。 図8の一点鎖線D−Dの端子90の断面図(a)および、一点鎖線E−Eの端子90の断面図(b)である。 本発明の端子取出構造における端子の変形例1を示す斜視図(a)及び平面図(b)である。 本発明の端子取出構造における端子の変形例2を示す斜視図(a)及び平面図(b)である。 本発明の端子取出構造における端子の変形例3を示す斜視図(a)及び平面図(b)である。
符号の説明
20・・・収容ケース、40・・・回路基板、50・・・モールド樹脂、90・・・端子、91・・・先端部、92・・・中胴部、93・・・後端部、222、232・・・突出位置、911・・・接続端部、912・・・第1曲折部、913・・・第2曲折部、914・・・先端胴部、922・・・第2埋設部、923・・・凹部、924・・・凸部

Claims (2)

  1. 樹脂製のハウジングと、
    前記ハウジングにインサート成形された金属の板材からなる端子であって、一端部と他端部との間に位置する中胴部が該ハウジングに埋設される端子と、
    を備える端子取出構造であって、
    前記中胴部は、
    幅方向の両端縁よりも内側に、当該中胴部の長さ方向に沿って延びる形態で、当該中胴部の厚み方向に凹んだ凹部と、
    前記凹部の周縁よりも内側の部分に、前記凹部の凹み方向とは反対方向に向かって突出する複数の凸部と、
    を有しており、
    前記複数の凸部は、前記中胴部の幅方向に沿って重ならないように当該中胴部の長さ方向に沿ってずれて形成されたずれ凸部群を含んでいる
    ことを特徴とする端子取出構造。
  2. 前記ずれ凸部群は、前記端子の長さ方向に平行な直線を引いたとき、同一直線上にあることを特徴とする請求項1に記載の端子取出構造。


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