JP4595502B2 - 換気制御装置 - Google Patents

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本発明は、調理機器の稼働状況に応じて排気ファンの排気量を変更する換気制御装置に関するものである。
従来より、室内空間などの清浄性、あるいは快適性を維持するための換気装置が知られている。この換気装置は、例えば室内空間の空気を排気ファンなどで室外に排出する一方、この排出した空気に相当する室外空気を自然給気によって室内に取り込み室内空間の換気を行うようにしている。
ところで、上記換気装置を使用する場合、室内空気の換気が充足しているにも拘わらず、過剰の換気を行ってしまうことがある。この場合、排気ファンの動力が無駄となる、あるいは、この室内空間の空調を行う空気調和機の空調負荷の増大を招くという問題があった。
この問題を解決する従来技術としては、特許文献1に開示されている換気制御装置がある。この換気制御装置は、温度センサ、制御部、及び排気ファンを備えている。温度センサは、例えば二酸化炭素や水蒸気等などの換気対象物を発生するガスレンジに備え付けられている。また、制御部は、ケーブル配線を介して温度センサ及び排気ファンと接続されている。そして、制御部は、ガスレンジの稼働に伴う温度変化を上記温度センサで検知し、この検出温度に基づいて排気ファンの排気風量を変更するように構成されている。
このように特許文献1の換気制御装置は、ガスレンジの稼働状況を温度センサで検知し、室内空間の換気負荷に応じた換気を行うようにしている。そして、この換気制御装置は、室内空間の快適性を確保しながら、排気ファンの動力、あるいは空気調和機の空調負荷の低減を図るようにしている。
特開昭62−213628号公報
ところで、上述したような換気制御装置が適用される空間としては、レストランやホテルなどの飲食店の厨房空間が想定される。このような厨房空間で利用される調理機器は、その種類、使用状況、設置環境などが店舗によって千差万別である。また、調理機器から発生する換気対象物の種類や発生量も、調理方法等によって変化する。このため、上述の換気制御装置で調理機器の稼働状況を検知し、これに応じて排気ファンの排気風量を所定風量増加させたとしても、それ以上に換気対象物が多く発生する場合等には、この厨房空間の清浄性が損なわれしまう。また、例えば厨房空間に設けられる空気調和機から生じる横風などの影響で、排気フードの捕集率が低下してしまい、充分な換気が行えなくなる場合にも、やはり厨房空間の清浄性が損なわれてしまう。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、調理機器の稼働状況に応じて排気ファンの排気風量を変更する換気制御装置において、換気対象物の発生状況、換気対象物の捕集率などが変化してしまう場合にも、この変化に追随して確実な換気を行える換気制御装置を提供することである。
第1の発明は、調理機器が配置される厨房空間の空気を室外に排出する排気手段(20)と、調理機器の稼働状況に応じて上記排気手段(20)の排気風量を変更する制御手段(40)とを備えた換気制御装置を前提としている。そして、この換気制御装置は、上記制御手段(40)に、手動操作で排気手段(20)の排気風量を設定するスイッチ(60)が設けられ、検知対象となる調理機器(a,b)の稼働の有無を判別する検知手段(31,32)を備え、制御手段(40)は、検知手段(31,32)の検知対象の調理機器(a,b)が未稼働状態であるとみなされる場合に排気手段(20)の排気風量を最低排気風量とする一方、検知手段(31,32)の検知対象の調理機器(a,b)が稼働状態であるとみなされる場合に排気手段(20)の排気風量を上記最低排気風量と加算風量との和とするように構成されスイッチ(60)は、上記最低排気風量を変更して増大させるように構成され、上記制御手段(40)は、スイッチ(60)の操作によって上記最低排気風量が変化しても、該最低排気風量と該加算風量との和が一定になるように、上記加算風量を変更するように構成されることを特徴とするものである。
上記第1の発明では、例えば温度センサなどの検知手段により調理機器の稼働状況が検知されると、制御手段(40)は、この検知結果に基づいて排気手段(20)の排気風量を変更する。このため、調理機器の稼働状況に応じた厨房空間の換気が行われる。
ところが、調理機器で扱う料理の種類、調理機器の設置状況などに起因して調理機器から発生する換気対象物の発生量が変化すると、上記制御手段(40)による排気風量の制御だけでは、これらの換気対象物を充分室外に排気できない可能性がある。
ここで、制御手段(40)には、手動操作により排気手段(20)の排気風量を変更可能なスイッチ(60)が設けられる。このため、利用者がスイッチ(60)を切り換えて排気手段(20)の排気風量を変更することができる。したがって、仮に調理機器の使用状況や設置状況などの影響により、換気対象物を充分室外に排気できなくなった場合にも、スイッチ(60)を切り換えることで換気対象物を効果的に室外に排気できる。
上記第1の発明では、検知手段(31,32)で検知対象となる調理機器の稼働状態の有無が検知されると、制御手段(40)は、この検知結果に基づいて排気手段(20)の排気風量を変更する。ここで、制御手段(40)には、最低排気風量と加算風量とが設定されている。最低排気風量は、例えば厨房空間に設けられる排気フードの型式や形状、調理機器から排気フードまでの距離、調理機器の発熱量等に応じて任意に設定されるものであり、厨房空間の換気を必要最小限行うための風量である。また、この最低排気風量は、厨房空間に複数の調理機器(a,b,c)があり、これらの調理機器(a,b,c)のうち検知手段(31,32)の検知対象外となる調理機器(c)がある場合には、この調理機器(c)の発熱量も加味して決定されるものである。一方、加算風量は、検知手段の検知対象となる調理機器(a,b)の発熱量などに応じて任意に設定されるものであり、調理機器(a,b)が稼働しているとみなされる場合に、排気手段(20)の排気風量に加えられる風量である。
そして、制御手段(40)は、検知対象となる調理機器が稼働していない場合、排気手段(20)の排気風量を最低排気風量とする一方、検知対象となる調理機器が稼働している場合、排気手段(20)の排気風量を大きくし、この排気風量を最低排気風量と加算風量との和とする。
ここで、本発明では、スイッチ(60)を手動操作で切り換えることにより上記最低排気風量を変更して増大させることができる。このため、最低排気風量を大きくすることで、排気手段(20)の排気風量を底上げすることができる。
上記第1の発明によれば、スイッチ(60)により排気手段(20)の排気風量を手動操作で変更可能としている。このため、制御手段(40)による排気手段(20)の排気風量制御だけでは、調理機器から発生する換気対象物を充分排気できない場合にも、スイッチ(60)を切り換えて排気風量を大きくすることで、これらの換気対象物を確実に室外に排気することができる。したがって、例えば調理方法によっては調理機器から換気対象物が大量に発生する場合や、空気調和機の横風の影響を受けて排気フードの捕集率が低下した場合などにおいても、確実な換気を行い厨房空間の快適性を確保することができる。
また、逆に、稼働中の調理機器から発生する換気対象物が比較的少量の場合には、スイッチ(60)を切り換えて排気風量を小さくすることもできる。この場合には、換気対象物を必要最小限の排気風量で室外に排出するとともに、排気手段(20)の動力、及び空気調和機の空調負荷を一層低減することができる。すなわち、利用者のニーズに応じて省エネ性を重視した換気運転を行うことができる。
上記第1の発明によれば、制御手段(40)に設定された最低排気風量をスイッチ(60)による手動操作で変更できるようにしている。このため、例えば最低排気風量を所定量大きくすることで、排気手段(20)の排気風量を全体的に大きくすることができる。したがって、調理機器の使用状況や設置状況などに起因して調理機器から発生する換気対象物が増大した場合、あるいは排気フードの捕集率が低下した場合などにおいても、充分な換気を行うことができる。
また、本発明によれば、排気手段(20)の排気風量を常に最低排気風量以上に制御しているため、調理機器の稼働状態の有無に拘わらず、厨房空間の快適性を確実に保つことができる。
以下、本発明の前提となる参考形態について図面に基づいて詳細に説明する。
《発明の参考形態1》
参考形態1に係る換気制御装置(10)は、図1に示すように、レストランやホテルなどの厨房空間の換気を行うものである。この換気制御装置(10)は、調理機器の使用時に発生する換気対象物(二酸化炭素、水蒸気、臭気物質等)を含んだ空気を室外に排出する排気ユニット(5)と、この排出した空気に相当する量の室外空気を室内に供給する給気ユニット(6)と備えている。
給気ユニット(6)は、給気ダクト(16)と給気ファン(21)とを備えている。給気ダクト(16)は、2本の分岐ダクト(16a,16b)及び集合ダクト(16c)で構成されている。
分岐ダクト(16a,16b)は、第1分岐ダクト(16a)と第2分岐ダクト(16b)とで構成されている。第1分岐ダクト(16a)は、その下端が客室空間に開口している。そして、第1分岐ダクト(16a)の下端開口が客室空間への第1給気口を構成している。第2分岐ダクト(16b)は、その下端が厨房空間に開口している。そして、第2分岐ダクト(16b)の下端開口が厨房空間への第2給気口を構成している。
両ダクト(16a,16b)の上端は、集合ダクト(16c)の下端と接続されている。一方、集合ダクト(16c)の上端は室外空間に開口している。そして、集合ダクト(16c)の上端開口が室外空間からの室外吸込口を構成している。この室外吸込口には、給気ファン(21)が接続されている。この給気ファン(21)は、室外空気を室内空間となる客室空間及び厨房空間に導入するための給気手段を構成している。
排気ユニット(5)は、排気ダクト(15)と排気ファン(20)とを備えている。
排気ダクト(15)は、下端が厨房空間に開口している。この排気ダクト(15)の下端開口には、排気フード(11)が接続されている。排気フード(11)は、厨房空間に配置される2つの調理機器(a,b)の上部に位置し、これらの調理機器(a,b)に跨って配置されている。そして、排気フード(11)は、調理機器(a,b)から発生する換気対象物を捕集可能に構成されている。なお、本参考形態において、調理機器(a,b)は、ガスの燃焼熱を利用して調理対象を加熱するスープレンジで構成されている。
排気ダクト(11)の上端は、室外空間に開口している。そして、排気ダクト(11)の上端開口が排気口を構成している。この排気口には、排気ファン(20)が接続されている。この排気ファン(20)は、厨房空間の空気を室外に排出するための排気手段を構成している。
換気制御装置(10)は、温度センサ(31,32)及びコントローラ(40)を備えている。
温度センサ(31,32)は、第1温度センサ(31)と第2温度センサ(32)とで構成される。第1温度センサ(31)は、調理機器(a)の近傍に配置されている。そして、第1温度センサ(31)は、調理機器(a)を検知対象として該調理機器(a)の近傍の検出温度T1を検出する。第2温度センサ(32)は、調理機器(b)の近傍に配置されている。そして、第2温度センサ(32)は、調理機器(b)を検知対象として該調理機器(b)の近傍の検出温度T2を検出する。各温度センサ(31,32)は、調理機器(a,b)の稼働の有無に伴い変化する温度を検出し、調理機器(a,b)毎の稼働状況を検知する検知手段を構成している。
コントローラ(40)は、上記温度センサ(31,32)の検出温度に応じて排気ファン(20)及び給気ファン(21)の風量を変更する制御手段を構成している。このコントローラ(40)は、図1の破線で示すケーブル配線を介して、給気ファン(21)、排気ファン(20)、第1温度センサ(31)、及び第2温度センサ(32)とそれぞれ接続されている。なお、排気ファン(20)と給気ファン(21)とは互いに協調制御されるように構成されている。つまり、コントローラ(40)が排気ファン(20)の排気風量を変更すると、給気ファン(21)の給気風量はこれに連動して排気風量と等量となるように変更される。
コントローラ(40)は、設定部(41)と、風量変更部(42)とを備えている。
設定部(41)には、排気ファン(20)の最低排気風量が設定されている。この最低排気風量は、例えば排気フード(11)のタイプ、排気フード(11)の捕集率、調理機器(a,b)の発熱量等に基づいて任意に定められるものである。本参考形態において、設定部(42)には、排気フード(11)の大きさや形状、調理機器から排気フード(11)までの距離などに応じて定められるフード定数と、調理機器(a,b)の発熱量とに基づいて最低排気風量Qminが設定されている。
設定部(41)には、加算風量も設定されている。この加算風量は、調理機器(a,b)が稼働している場合に、最低排気風量に加えられる風量である。本参考形態において、設定部(41)には、調理機器(a)の稼働時に加算される第1加算風量Q1と、調理機器(b)の稼働時に加算される第2加算風量Q2とが設定されている。第1加算風量Q1は、調理機器(a)の発熱量等に基づいて任意に決定された風量である。第2加算風量Q2は、調理機器(b)の発熱量等に基づいて任意に決定された風量である。
風量変更部(42)は、上記温度センサ(31,32)の検出温度、つまり調理機器(a,b)の稼働状況にあわせて上記最低排気風量Qminに加算風量を加え、排気ファン(20)の排気風量を変更するものである。この風量変更部(42)による排気風量の制御動作の詳細は、後述するものとする。
また、コントローラ(40)には、操作パネル(50)が設けられている。この操作パネル(50)は、コントローラ(40)の外部に形成されている。そして、この操作パネル(50)は、利用者によって手動で操作可能となっている。この操作パネル(50)には、図2に示すように、運転ボタン(51)、停止ボタン(52)、運転表示ランプ(53)、及び停止表示ランプ(54)が設けられている。
運転ボタン(51)は、換気制御装置(10)を起動するためのボタンである。停止ボタン(52)は、換気制御装置(10)を停止させるためのボタンである。運転表示ランプ(53)は、換気制御装置(10)が運転中であることを知らせるためのランプである。停止表示ランプ(54)は、換気制御装置(10)が停止中であることを知らせるためのランプである。
操作パネル(50)には、本発明の特徴である切換スイッチ(60)が設けられている。切換スイッチ(60)は、利用者が操作することで、上述した最低排気風量を変更するスイッチである。切換スイッチ(60)は、「低」、「中」、「高」、及び「最大速」の4段階に切換可能に構成されている。切換スイッチ(60)を「低」に設定すると、最低排気風量は、上述したように、例えば排気フード(11)のタイプ、排気フード(11)の捕集率、調理機器(a,b)の発熱量等に基づいて予め設定部(40)に設定されたQminとなる。切換スイッチ(60)を「中」に切り換えると、最低排気風量はQminよりも所定量大きいQmin1となる。さらに、切換スイッチ(60)を「高」にすると、最低排気風量はQmin1よりも所定量大きいQmin2となる。また、切換スイッチ(60)を「最大速」に切り換えると、排気ファン(20)の排気風量が定格風量になるとともに、調理機器(a.b)の稼働状況に拘わらず一定風量となる。つまり、「最大速」モードは、排気ファン(20)を最大かつ固定風量として厨房空間の換気を行うモードである。
−運転動作−
次に、参考形態1に係る換気制御装置(10)の運転動作について図3を参照しながら説明する。なお、図3(A)は、換気制御装置(10)が運転される厨房空間内の概略構成図であり、図3(B)は、換気制御装置(10)の動作時における各調理機器(a,b)の稼働状況と排気ファン(20)の排気風量との関係を示す表である。
使用者が操作パネル(50)の運転ボタン(51)を押すと、排気ファン(20)及び給気ファン(21)が起動し、厨房空間の換気が行われる。以下には、切換スイッチ(60)が「低」に設定されている場合について説明する。
調理機器(a)及び調理機器(b)が停止(OFF)状態の場合、第1温度センサ(31)及び第2温度センサ(32)の検出温度T1,T2が所定温度未満となる。このため、風量変更部(42)は、各調理機器(a,b)が停止状態であるとみなし、加算風量をゼロとする。したがって、排気ファン(20)の排気風量は最低排気風量Qminとなる。
調理機器(a)が稼働(ON)状態であり、調理機器(b)が停止状態の場合、第1温度センサ(31)の検出温度T1が所定温度以上となり、第2温度センサ(32)の検出温度T2が所定温度未満となる。このため、風量変更部(42)は、調理機器(a)が稼働状態である一方、調理機器(b)が停止状態であるとみなし、加算風量をQ1とする。したがって、排気ファン(20)の排気風量は、Qmin+Q1となる。
調理機器(a)が停止状態であり、調理機器(b)が稼働状態の場合、第1温度センサ(31)の検出温度T1が所定温度未満となり、第2温度センサ(32)の検出温度T2が所定温度以上となる。このため、風量変更部(42)は、調理機器(a)が停止状態である一方、調理機器(b)が稼働状態であるとみなし、加算風量をQ2とする。したがって、排気ファン(20)の排気風量は、Qmin+Q2となる。
調理機器(a)及び調理機器(b)が稼働状態の場合、第1温度センサ(31)及び第2温度センサ(32)の検出温度T1,T2が所定温度以上となる。このため、風量変更部(42)は、各調理機器(a,b)が稼働状態であるとみなし、加算風量をQ1+Q2とする。したがって、排気ファン(20)の排気風量は最低排気風量Qmin+Q1+Q2となる。
以上のように、コントローラ(40)は、調理機器(a,b)の稼働状況に応じて排気ファン(20)の排気風量を適宜変更することで、調理機器(a,b)の稼働状況に応じた換気を行うようにしている。
しかしながら、例えば調理機器(a,b)で扱う料理によっては、換気対象物が多量に発生する場合もある。また、調理機器(a,b)で扱う料理によっては調理機器(a,b)から水蒸気が発生し、この水蒸気が排気フード(11)に溜まってしまうことも考えられる。さらに、厨房空間に設けられた空気調和機の横風等によって排気フード(11)の捕集率が低下してしまうことも考えられる。つまり、調理機器(a,b)の使用状況や設置環境などによって調理機器(a,b)から発生する換気対象物を充分排気できず、この厨房空間の快適性が損なわれてしまう可能性がある。
そこで、本参考形態の換気制御装置では、利用者が操作パネル(50)の切換スイッチ(60)を操作することで、換気対象物の発生状況や、換気対象物の捕集率の変化などに応じて確実な換気を行えるようにしている。
具体的に、例えば調理機器(a,b)から過剰に換気対象物が発生する場合、利用者は切換スイッチ(60)を「低」から「中」に切り換える。その結果、設定部(41)に設定された最低排気風量Qminが所定量増加する。したがって、排気ファン(20)の排気風量が底上げされ、過剰に発生する換気対象物を効果的に捕集することができる。
さらに、このようにしても調理機器(a,b)からの換気対象物が充分捕集できない場合、利用者は切換スイッチ(60)を「中」から「高」に切り換える。その結果、最低排気風量が更に所定量増加する。したがって、排気ファン(20)の排気風量も更に底上げされ、過剰に発生する換気対象物を一層効果的に捕集することができる。
参考形態1の効果−
上記参考形態1によれば、設定部(41)に設定された最低排気風量Qminを切換スイッチ(60)による手動操作で変更できるようにしている。このため、例えば最低排気風量Qminを所定量大きくすることで、排気ファン(20)の排気風量を全体的に大きくすることができる。したがって、調理機器(a,b)の使用状況や設置状況などに起因して調理機器(a,b)から発生する換気対象物が増大した場合、あるいは空気調和機からの横風の影響などで排気フードの捕集率が低下した場合においても、充分な換気を行うことができる。すなわち、この換気制御装置(10)が適用される厨房空間の快適性を確実に確保することができる。
<参考形態1の変形例1>
変形例1の換気制御装置(10)は、切換スイッチを操作することで、上記参考形態1の加算風量Q1,Q2を変更可能としたものである。以下に、上記参考形態と異なる点について説明する。
この変形例1では、図4に示すように、操作パネル(50)に切換スイッチとして、第1加算風量Q1を変更可能な第1切換スイッチ(60a)と、第2加算風量Q2を変更可能な第2切換スイッチ(60b)とが設けられている。この例において、各切換スイッチ(60a,60b)は、それぞれ「小」、「中」、「大」の3段階に切換可能に構成されている。
ここで、第1切換スイッチ(60a)を「中」に切り換えると、加算風量がQ1となる。また、第1スイッチ(60a)を「小」に切り換えると、加算風量がQ1よりも所定量小さくなる。さらに、第1切換スイッチ(60a)を「大」に切り換えると、加算風量がQ1よりも所定量大きくなる。同様に、第2切換スイッチ(60b)を「中」に切り換えると、加算風量がQ2となり、「小」に切り換えると加算風量がQ2よりも所定量小さくなり、「大」に切り換えると、加算風量がQ2よりも所定量大きくなる。なお、切換スイッチ(60a,60b)を例えば図2に示したような一つの切換スイッチ(60)で構成し、各加算風量Q1、Q2を同時に変更する構成としてもよい。
この変形例においても、上記参考形態で述べたように調理機器(a,b)の稼働状況に応じて排気ファン(20)の排気風量が変更される。ここで、例えば調理機器(a)から換気対象物が過剰に発生する場合、第1切換スイッチ(60a)を「大」とする。この場合、加算風量をQ1を増大させて、調理機器(a)から過剰に発生する換気対象物を効果的に捕集することができる。
一方、調理機器(a)で扱う料理などの影響で、調理機器(a)から発生する換気対象物が比較的少量である場合も考えられる。この場合、第1切換スイッチ(60a)を「小」とすることで、加算風量を低減させ、調理機器(a)の稼働時における排気ファン(20)の排気風量を小風量とすることができる。したがって、排気ファン(20)の動力や、空気調和機の空調負荷の低減を図ることができ、省エネ性を重視した換気を行うことができる。同様に、第2切換スイッチ(60b)を切り換えることで、加算風量をQ2を変化させて、調理機器(b)から発生する換気対象物に応じた換気を行うこともできる。なお、この変形例の操作パネル(50)に、上記参考形態のように最低排気風量を変更する切換スイッチ(60)を付与した構成としてもよい。
<本発明の実施形態>
本発明の実施形態の換気制御装置(10)は、切換スイッチ(60)を操作することで、最低排気風量と加算風量との双方が変更されるものである。以下に、上記実施形態と異なる点について具体的な風量を例示して説明する。
本発明の実施形態では、例えば図5(切換スイッチの設定位置と、最低排気風量及び加算風量との関係を示す表)に示すようにして、排気ファン(20)の排気風量が変更される。なお、この例では、設定部(40)に最低排気風量Qminとして2000m/hが設定され、加算風量Q1,Q2がそれぞれ1500m/hとして設定されている。したがって、切換スイッチ(60)を「低」とした場合、Qmin=2000m/h、Q1=1500m/h、Q2=1500m/hとして、排気ファン(20)の排気風量が変更される。なお、調理機器(a,b)が稼働している場合の排気ファン(20)の排気風量、すなわち排気ファン(20)の最大風量はQmin+Q1+Q2=5000m/hとなる。
ここで、切換スイッチ(60)を「中」に切り換えると、上記参考形態と同様、最低排気風量が増加し、例えば2500m/hとなる。ここで、本実施形態では、最低排気風量が増加すると、調理機器(a,b)の稼働時における排気ファン(20)の最大風量(5000m/h)を維持するようにして加算風量Q1及びQ2が小さく変更される。したがって、この例では、Q1及びQ2がそれぞれ1250m/hとなる。
さらに、切換スイッチ(60)を「大」に切り換えると、最低排気風量がさらに増加し、例えば3000m/hとなる。この場合にも同様に、調理機器(a,b)の稼働時における排気ファン(20)の最大風量(5000m/h)を保つようにして加算風量Q1及びQ2が小さく変更される。したがって、この例では、Q1及びQ2がそれぞれ1000m/hとなる。
以上のように、本実施形態では、切換スイッチ(60)の切換操作に応じて、最低排気風量と加算風量との双方を変更するようにしている。この際、各モードにおいて、排気ファン(20)の最大風量を一定に保つようにすることで、排気ファン(20)の定格風量を全てのモードにおいて有効に活用する換気を行うことができる。
《発明の参考形態2》
次に、参考形態2の換気制御装置(10)について図6を参照しながら説明する。参考形態2の換気制御装置(10)は、3台の調理機器(a,b,c)が配置された厨房空間に適用されるものであり、コントローラ(40)による排気ファン(20)の制御方法が異なるものである。以下に上記参考形態1と異なる点について説明する。
図6(A)に示すように、参考形態2では、第1温度センサ(31)が調理機器(a)の近傍に配置され、第2温度センサ(32)が調理機器(b)の近傍に配置されている一方、調理機器(c)にはいずれの温度センサも対応していない。すなわち、調理機器(c)は、検知手段の検知対象外となっている。そして、第1温度センサ(31)は、調理機器(a)を検知対象として該調理機器(a)の近傍の検出温度T1を検出し、第2温度センサ(32)は、調理機器(b)を検知対象として該調理機器(b)の近傍の検出温度T2を検出する。なお、調理機器(a,b)は、調理機器(c)よりも稼働率が低いものとなっている。つまり、上記検知手段(31,32)は、複数の調理機器(a,b,c)のうち、稼働率が低い調理機器(a,b)に設けられている。
コントローラ(40)の設定部(41)には、排気ファン(20)の最低排気風量が設定されている。ここで、本参考形態の最低排気風量は、参考形態1と異なり、調理機器(c)が稼働状態である場合の定格発熱量を加味して決定されている。すなわち、参考形態2の最低排気風量は、調理機器(c)の定格発熱量を加味した風量Qmin'が設定部(41)に設定されている。したがって、この換気制御装置(10)では、調理機器(c)が常に稼働状態であるとみなし、該調理機器(c)から発生する換気対象物を確実に排気できる排気風量を担保している。
換気制御装置(10)の運転動作は、上記参考形態1とほぼ同様である。すなわち、コントローラ(40)の風量変更部(42)は、第1,第2温度センサ(31,32)で調理機器(a,b)の稼働の有無を判定し、図6(B)に示すように、必要に応じて上記最低排気風量Qmin'に加算風量Q1,Q2を加算する。
ここで、参考形態2においても、利用者が操作パネル(50)の切換スイッチ(60)を操作することで、設定部(41)に設定された最低排気風量Qmin'を変更できるようにしている。したがって、調理機器(a,b,c)の使用状況や設置状況などに起因して調理機器(a,b,c)から発生する換気対象物が増大した場合、あるいは空気調和機からの横風の影響などで排気フードの捕集率が低下した場合においても、充分な換気を行うことができる。すなわち、この換気制御装置(10)が適用される厨房空間の快適性を確実に確保することができる。
なお、参考形態2の換気制御装置(10)において、図4に示したような操作パネル(50)の切換スイッチ(60a,60b)を操作して、加算風量Q1及びQ2を変更するようにしてもよい。
また、参考形態2の換気制御装置(10)において、実施形態1で上述したように最低排気風量Qmin'と加算風量Q1,Q2との双方を切換スイッチ(60)で変更することもできる。具体的に、図7に示す例は、調理機器(c)の定格発熱量を加味した最低排気風量Qmin'として2500m/hが設定されているものである。この場合にも、最低排気風量Qmin'の増大変更に伴い、排気ファン(20)の最大風量(5000m/h)を保つようにして加算風量Q1及びQ2を減少させることで、排気ファン(20)の定格風量を全てのモードにおいて有効に活用する換気を行うことができる。
《その他の実施形態》
上記実施形態では、排気ファン(20)で厨房空間の空気を室外に排出する一方、この排気量に相当する量の室外空気を給気ファン(21)で室内空間に供給することで、厨房空間並びに客室空間の換気を行うようにしている。しかしながら、上記給気ファン(21)を設けずに、排気風量に相当する量の室外空気を、いわゆる自然吸気によって室内空間に供給するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、厨房空間に排気ダクト(15)及び排気フード(11)を1組設け、調理機器から発生する換気対象物を捕集するようにしている。しかしながら、例えば複数の調理機器に対応するようにして排気フード及び排気ダクトを2組以上設け、調理機器毎の換気対象物を捕集するようにしてもよい。この場合には、これら複数のフードに対応して例えば最低排気風量や、加算風量を決定するとともに、これらの設定風量を切換スイッチ(60)で変更できるようにしてもよい。
さらに、上記実施形態において、検知対象となる調理機器の稼働状況を検知する検知手段として温度センサ(31,32)を用いるようにしている。しかしながら、上記検知手段はこれに限られるものではなく、例えば調理機器の通電状態を検知する手段、調理機器のガス使用量を検知する手段、調理機器の電力消費量を検知する手段、調理機器から発生する二酸化炭素を測定するCO2センサなど如何なる検知手段を用いるようにしてもよい。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、本発明は、調理機器の稼働状況に応じて排気ファンの排気量を変更する換気制御装置について有用である。
参考形態1に係る換気制御装置の全体構成図である。 参考形態1に係る換気制御装置の操作パネルの外観図である。 (A)は、換気制御装置の運転時における厨房空間の空気の流れを示す説明図であり、(B)は、調理機器の稼働状態と排気ファンの排気風量との関係を示す表である。 参考形態1の変形例1の換気制御装置の操作パネルの外観図である。 本実施形態の換気制御装置における切換位置と設定風量との関係を例示する表である。 (A)は、参考形態2の換気制御装置の運転時における厨房空間の空気の流れを示す説明図であり、(B)は、調理機器の稼働状態と排気ファンの排気風量との関係を示す表である。 本実施形態のその他の例の換気制御装置における切換位置と設定風量との関係を例示する表である。
10 換気制御装置
20 排気ファン(排気手段)
31 第1温度センサ(検知手段)
32 第2温度センサ(検知手段)
40 コントローラ(制御手段)
41 設定部
42 風量変更部
60 切換スイッチ(スイッチ)

Claims (1)

  1. 調理機器が配置される厨房空間の空気を室外に排出する排気手段(20)と、調理機器の稼働状況に応じて上記排気手段(20)の排気風量を変更する制御手段(40)とを備えた換気制御装置であって、
    上記制御手段(40)には、手動操作により排気手段(20)の排気風量を変更するスイッチ(60)が設けられ
    検知対象となる調理機器(a,b)の稼働の有無を判別する検知手段(31,32)を備え、
    制御手段(40)は、検知手段(31,32)の検知対象の調理機器(a,b)が未稼働状態であるとみなされる場合に排気手段(20)の排気風量を最低排気風量とする一方、検知手段(31,32)の検知対象の調理機器(a,b)が稼働状態であるとみなされる場合に排気手段(20)の排気風量を上記最低排気風量と加算風量との和とするように構成され
    スイッチ(60)は、上記最低排気風量を変更して増大させるように構成され、
    上記制御手段(40)は、スイッチ(60)の操作によって上記最低排気風量が変化しても、該最低排気風量と上記加算風量との和が一定になるように、上記加算風量を変更するように構成されることを特徴とする換気制御装置。
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