JP4595027B1 - 手動式携帯用スプレー - Google Patents
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Abstract
【課題】この発明は、携帯に便利で噴射方向を保持し誤作動防止機構を備えた手動式携帯用スプレーの改良に関する。
【解決手段】噴射ノズルを備えた作動ヘッドをガイド筒部に嵌合して昇降可能とした手動式携帯用スプレーにおいて、作動ヘッドに該作動ヘッドの軸線に沿って延びる溝またはリブを設け、ガイド筒部に前記溝またはリブに嵌合して上下に摺動可能なリブまたは溝を設け、前記ガイド筒部に、前記作動ヘッドまたはガイド筒部に設けられた溝に出没可能な爪部を有するストッパを枢着したことを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】噴射ノズルを備えた作動ヘッドをガイド筒部に嵌合して昇降可能とした手動式携帯用スプレーにおいて、作動ヘッドに該作動ヘッドの軸線に沿って延びる溝またはリブを設け、ガイド筒部に前記溝またはリブに嵌合して上下に摺動可能なリブまたは溝を設け、前記ガイド筒部に、前記作動ヘッドまたはガイド筒部に設けられた溝に出没可能な爪部を有するストッパを枢着したことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
この発明は、携帯に便利で噴射方向を保持し誤作動防止機構を備えた手動式携帯用スプレーの改良に関する。
従来、手動式小型スプレ−は携帯時に収納されたポケットやカバンの中で位置を確認できないため内部で引つ掛かり、蓋が外れて不意に噴射したり、容易に取出すことができなかった。
また、注出口を備えた昇降用ヘッドはガイド筒部に対して周回方向に旋回しやすく、噴射時に回転すると噴射目標とは異なつた個所に誤って噴射してしまう不具合もある。
そこで、実公平8−2132号の液体注出容器では、作動ヘッドの周壁後面に縦軸方向に走る突条を突設し、案内筒の内周上端部に設けられた係合凹溝に係合させて、前記作動ヘッドに設けた注出口が常時シリンダーに対して所定方向を向いた状態で往復動することで、噴射方向を規制する構成が開示されている。
しかし上記構成では、作動ヘッドが意図せずに押された場合に、誤操作を防止することができない。
一方、例えば実開平2−108760号のアトマイザーでは、ノズルヘッドに突起を設け、この突起をノズルヘッド固定部に形成されたねじ溝に螺合してノズルヘッドを係止したディスペンサーのロック機構において、前記ノズルヘッド固定部に引掛片を回動自在とし、この引掛片を前記ノズルヘッドに掛止めることで誤動作を防止する構造が開示されている。
しかし上記構成では、ノズルヘッド固定部に引掛片を設け、該引掛片を掛止めるための凹みをノズルヘッドに形成する必要があり、構造が複雑化する欠点があった。
また、注出口を備えた昇降用ヘッドはガイド筒部に対して周回方向に旋回しやすく、噴射時に回転すると噴射目標とは異なつた個所に誤って噴射してしまう不具合もある。
そこで、実公平8−2132号の液体注出容器では、作動ヘッドの周壁後面に縦軸方向に走る突条を突設し、案内筒の内周上端部に設けられた係合凹溝に係合させて、前記作動ヘッドに設けた注出口が常時シリンダーに対して所定方向を向いた状態で往復動することで、噴射方向を規制する構成が開示されている。
しかし上記構成では、作動ヘッドが意図せずに押された場合に、誤操作を防止することができない。
一方、例えば実開平2−108760号のアトマイザーでは、ノズルヘッドに突起を設け、この突起をノズルヘッド固定部に形成されたねじ溝に螺合してノズルヘッドを係止したディスペンサーのロック機構において、前記ノズルヘッド固定部に引掛片を回動自在とし、この引掛片を前記ノズルヘッドに掛止めることで誤動作を防止する構造が開示されている。
しかし上記構成では、ノズルヘッド固定部に引掛片を設け、該引掛片を掛止めるための凹みをノズルヘッドに形成する必要があり、構造が複雑化する欠点があった。
この発明は、上記事情に鑑みて創案されたものであって、その主たる課題は、ガイド筒部に嵌合されて昇降する作動ヘッドを、該作動ヘッドの軸線を中心として自由に回転しないように規制すると共に、ストッパを用いて前記作動ヘッドの押し下げをロック乃至ロック解除しうるようにした手動式携帯用スプレーを提供することにある。
この発明は、上記課題を解決するために、請求項1の発明では、
噴射ノズルを備えた作動ヘッドをガイド筒部に嵌合し昇降しながら噴射させる手動式携帯用スプレーにおいて、
作動ヘッドに該作動ヘッドの軸線に沿って延びる溝またはリブを設け、
ガイド筒部に前記溝またはリブに嵌合して上下にスライド可能に嵌合するリブまたは溝を設け、
前記ガイド筒部に、前記作動ヘッドまたはガイド筒部に設けられた溝に出没可能な爪部を有するストッパを枢着し、
前記爪部をガイド筒部に設けた溝に突入して作動ヘッドに設けられたリブの下端と衝合させて作動ヘッドの下降への動きをロックし、または前記爪部をガイド筒部に設けたリブの外側で作動ヘッドに設けられた溝に係合して作動ヘッドの下降への動きをロックしてなることを特徴とする。
また、請求項2の発明では、
前記ガイド筒部に設けられた溝またはリブの下方に外方へ突出し下方に延びるクリップを設け、該クリップの基部に爪部を有するストッパを枢着してなることを特徴とする。
噴射ノズルを備えた作動ヘッドをガイド筒部に嵌合し昇降しながら噴射させる手動式携帯用スプレーにおいて、
作動ヘッドに該作動ヘッドの軸線に沿って延びる溝またはリブを設け、
ガイド筒部に前記溝またはリブに嵌合して上下にスライド可能に嵌合するリブまたは溝を設け、
前記ガイド筒部に、前記作動ヘッドまたはガイド筒部に設けられた溝に出没可能な爪部を有するストッパを枢着し、
前記爪部をガイド筒部に設けた溝に突入して作動ヘッドに設けられたリブの下端と衝合させて作動ヘッドの下降への動きをロックし、または前記爪部をガイド筒部に設けたリブの外側で作動ヘッドに設けられた溝に係合して作動ヘッドの下降への動きをロックしてなることを特徴とする。
また、請求項2の発明では、
前記ガイド筒部に設けられた溝またはリブの下方に外方へ突出し下方に延びるクリップを設け、該クリップの基部に爪部を有するストッパを枢着してなることを特徴とする。
請求項3の発明では、
前記作動ヘッドに該作動ヘッドの軸線に沿って延びるリブを設け、
前記ガイド筒部に前記リブに嵌合して上下にスライド可能に嵌合する溝を設け、
該溝の下方に外方へ突出し下方に延びるクリップを設け、
該クリップの基部に爪部を有するストッパを枢着してなり、
該ストッパを枢動して爪部を上昇位置にある作動ヘッドのリブの下端に衝合させて作動ヘッドの下降の動きをロックしうることを特徴とする。
請求項4の発明では、
前記作動ヘッドに該作動ヘッドの軸線に沿って延びる溝を設け、
前記ガイド筒部の上部に前記溝に嵌合して上下にスライド可能に嵌合するリブを設け、
該リブの下方に外方へ突出し下方に延びるクリップを設け、
該クリップの基部に前記リブの左右の外側に対応して配置された爪部を有するストッパを枢着してなり、
該ストッパを枢動して爪部をリブに対応する溝の下部に形成されてリブの左右の外側に配置された係止溝部に係合させて作動ヘッドの下降の動きをロックしうることを特徴とする。
前記作動ヘッドに該作動ヘッドの軸線に沿って延びるリブを設け、
前記ガイド筒部に前記リブに嵌合して上下にスライド可能に嵌合する溝を設け、
該溝の下方に外方へ突出し下方に延びるクリップを設け、
該クリップの基部に爪部を有するストッパを枢着してなり、
該ストッパを枢動して爪部を上昇位置にある作動ヘッドのリブの下端に衝合させて作動ヘッドの下降の動きをロックしうることを特徴とする。
請求項4の発明では、
前記作動ヘッドに該作動ヘッドの軸線に沿って延びる溝を設け、
前記ガイド筒部の上部に前記溝に嵌合して上下にスライド可能に嵌合するリブを設け、
該リブの下方に外方へ突出し下方に延びるクリップを設け、
該クリップの基部に前記リブの左右の外側に対応して配置された爪部を有するストッパを枢着してなり、
該ストッパを枢動して爪部をリブに対応する溝の下部に形成されてリブの左右の外側に配置された係止溝部に係合させて作動ヘッドの下降の動きをロックしうることを特徴とする。
この発明の手動式携帯用スプレーは、液体容器に固定されたガイド筒部に嵌合された作動ヘッドが、リブと溝の係合により作動ヘッドの軸線を中心にして自在に回転することがないように規制されると共に、前記溝に突入可能な爪部を有するストッパを枢動可能に設けることで、前記リブが溝内で不意に下降しないように衝合させて下降しようとする作動ヘッドの動きを簡単な構成で拘束することができる。
以下に、この発明の手動式携帯用スプレーの好適実施例について図面を参照しながら説明する。
図1から図4に示す実施例1の手動式携帯用スプレー1は、液体容器2と、ポンプ本体3と、前記液体容器2の口部2aに螺着されるガイド筒部4と、該ガイド筒部4に昇降自在に嵌合する作動ヘッド5とからなっている。
[液体容器]
液体容器2は、合成樹脂製の筒体からなっている。
該筒体の上部には、小径の口部2aを突設しており、該口部2aの外周に雄ネジを刻設した公知構成からなっている。
液体容器2は、合成樹脂製の筒体からなっている。
該筒体の上部には、小径の口部2aを突設しており、該口部2aの外周に雄ネジを刻設した公知構成からなっている。
[ポンプ本体]
ポンプ本体3は、後述の作動ヘッド5の昇降で液体容器2内を加圧し、液体容器2内の液体を上昇させて作動ヘッド5の噴射ノズル5aから噴射させる構成からなっている。
ポンプ本体3は、後述の作動ヘッド5の昇降で液体容器2内を加圧し、液体容器2内の液体を上昇させて作動ヘッド5の噴射ノズル5aから噴射させる構成からなっている。
ポンプ本体3の構造は上記実施例に限定されず、要するに作動ヘッド5の昇降動で液体を噴射ノズル5aから噴射させることができればよく、液体容器内に液体を充填せずに液体を充填した加圧容器(図示せず)を内蔵し、作動ヘッド5の昇降で該加圧容器から液体を噴射させる構成などであってもよい。
[ガイド筒部]
ガイド筒部4は、筒体からなって下部の内周面に雌ネジを刻設しており、前記液体容器2の口部2aの雄ネジに螺合して、液体容器2に固定される。
また、上部は開口しており、後述の作動ヘッド5を昇降可能に嵌合しうるようになっている。
図中4aは、 ガイド筒部4内に固定されて、作動ヘッド5の昇降動による加圧をポンプ本体3に伝達するための伝達部である。
ガイド筒部4は、筒体からなって下部の内周面に雌ネジを刻設しており、前記液体容器2の口部2aの雄ネジに螺合して、液体容器2に固定される。
また、上部は開口しており、後述の作動ヘッド5を昇降可能に嵌合しうるようになっている。
図中4aは、 ガイド筒部4内に固定されて、作動ヘッド5の昇降動による加圧をポンプ本体3に伝達するための伝達部である。
[溝]
このガイド筒部4には、その外周壁に上端から中途位置まで垂直に延びる溝10が穿設されている。
この溝10の上下の長さは、後述の作動ヘッド5の昇降ストロークの長さに対応するものであり、横幅は、作動ヘッド5に形成されるリブ9をガイドして上下に摺動させうる幅長に設定されている。
このガイド筒部4には、その外周壁に上端から中途位置まで垂直に延びる溝10が穿設されている。
この溝10の上下の長さは、後述の作動ヘッド5の昇降ストロークの長さに対応するものであり、横幅は、作動ヘッド5に形成されるリブ9をガイドして上下に摺動させうる幅長に設定されている。
[クリップ]
またガイド筒部4の前記溝10の下部には外方へ突出し下方に延びる略J字状のクリップ6が一体に形成されている。
このクリップ6は、手動式携帯用スプレー1を携帯する際にポケットなどに掛け止めて使用することができる。
またガイド筒部4の前記溝10の下部には外方へ突出し下方に延びる略J字状のクリップ6が一体に形成されている。
このクリップ6は、手動式携帯用スプレー1を携帯する際にポケットなどに掛け止めて使用することができる。
[ストッパ]
該クリップ6は、その基部6aの左右両側に一対の軸孔6bを有している。
一方、ストッパ7は略L状に曲成された片からなっている。
該ストッパ7を構成する一方の片は、前記基部6aに外嵌する断面チャンネル状の基盤部7aからなっており、その表面には外方へ突出する爪部8が設けられている。
また、基盤部7aの左右両側の内壁面には、前記軸孔6bに軸受けされる枢軸7cが突設されている(図4参照)。
該クリップ6は、その基部6aの左右両側に一対の軸孔6bを有している。
一方、ストッパ7は略L状に曲成された片からなっている。
該ストッパ7を構成する一方の片は、前記基部6aに外嵌する断面チャンネル状の基盤部7aからなっており、その表面には外方へ突出する爪部8が設けられている。
また、基盤部7aの左右両側の内壁面には、前記軸孔6bに軸受けされる枢軸7cが突設されている(図4参照)。
前記基盤部7aから略直角に折れ曲がる他方の片は把持用の摘片7bからなっており、表面に滑り止め用の凹凸面を形成している。
摘片7bは、図4(a)に示すように、ストッパ7をクリップ6の基部6aに外嵌させた際に、摘片7bの先端はクリップ6より外方に突出して、使用者が摘みやすいようになっている。
摘片7bは、図4(a)に示すように、ストッパ7をクリップ6の基部6aに外嵌させた際に、摘片7bの先端はクリップ6より外方に突出して、使用者が摘みやすいようになっている。
そこで、摘片7bを摘み前記枢軸7cを支点にして、摘片7bが水平状態から垂直状態に起立するように回転させると、前記爪部8は前記溝10内に突入するように、爪部8の形状や配置が設定されている。
[作動ヘッド]
作動ヘッド5は、上部に頂面を有するキャップ形状からなっており、その外周壁の一方に噴射ノズル5aを設けており、他方に前記溝10に嵌合するリブ9を突設している。
リブ9は、図示例の場合、縦長の長方形状に隆起した突部形状からなっており、図4(a)に示すように、該リブ9は前記溝10に沿って案内されながら上下に摺動してポンプ本体3を加圧するようになっている。
この際に、ストッパ7は、クリップ6の基部6aに外嵌する待機姿勢にある。
作動ヘッド5は、上部に頂面を有するキャップ形状からなっており、その外周壁の一方に噴射ノズル5aを設けており、他方に前記溝10に嵌合するリブ9を突設している。
リブ9は、図示例の場合、縦長の長方形状に隆起した突部形状からなっており、図4(a)に示すように、該リブ9は前記溝10に沿って案内されながら上下に摺動してポンプ本体3を加圧するようになっている。
この際に、ストッパ7は、クリップ6の基部6aに外嵌する待機姿勢にある。
そして、図4(b)に示すように、前記ストッパ7の摘片7bを持ち上げて90度回転すると、前記爪部8が溝10内に突入する。
爪部8の突入位置は、上昇した作動ヘッド5のリブ9に衝合するように配置されているので、作動ヘッド5の下降への動きがロックされ、ポンプ本体3が加圧されることがない。
爪部8の突入位置は、上昇した作動ヘッド5のリブ9に衝合するように配置されているので、作動ヘッド5の下降への動きがロックされ、ポンプ本体3が加圧されることがない。
ロック解除を行うには、前記直立姿勢の摘部7bを水平姿勢となるよう下向きに回転すればよい。
これにより、前記爪部8が溝10から脱するので、作動ヘッド5のリブ9はロックが解除されて溝10に沿って下降でき、作動ヘッド5を自由に昇降させることができる。
これにより、前記爪部8が溝10から脱するので、作動ヘッド5のリブ9はロックが解除されて溝10に沿って下降でき、作動ヘッド5を自由に昇降させることができる。
図5から図8に示す実施例2の手動式携帯用スプレー1は、基本構造は前記実施例1と同じであるが、溝10を作動ヘッド5に形成し、リブ9をガイド筒部4に設けた異なる実施例を示す。
[ガイド筒部]
ガイド筒部4は、その上端縁部の一部に外周壁の延長上に沿って上方へ突出するリブ9を突設している。
また、リブ9と僅かに離間した下方位置となる外周壁には外方へ突出し下方に延びる略J字状のクリップ6が一体に形成されている。
ガイド筒部4は、その上端縁部の一部に外周壁の延長上に沿って上方へ突出するリブ9を突設している。
また、リブ9と僅かに離間した下方位置となる外周壁には外方へ突出し下方に延びる略J字状のクリップ6が一体に形成されている。
[ストッパ]
該クリップ6は、その基部6aの左右両側に一対の軸孔6bを有しており、ストッパ7の枢軸7cを軸支しており、該枢軸7cを中心としてストッパ7が枢動自在となっている。
ストッパ7は、その基盤部7aに左右一対の爪部8を有している。
この一対の爪部8の間隔は前記リブ9の横幅と同様乃至僅かに長く設定されている。
該クリップ6は、その基部6aの左右両側に一対の軸孔6bを有しており、ストッパ7の枢軸7cを軸支しており、該枢軸7cを中心としてストッパ7が枢動自在となっている。
ストッパ7は、その基盤部7aに左右一対の爪部8を有している。
この一対の爪部8の間隔は前記リブ9の横幅と同様乃至僅かに長く設定されている。
[作動ヘッド]
作動ヘッド5は、上部に頂面を有するキャップ形状からなっており、その外周壁の一方に噴射ノズル5aを設けており、他方に下端が開口し中途位置まで垂直に延びる溝10を設けている。
作動ヘッド5は、上部に頂面を有するキャップ形状からなっており、その外周壁の一方に噴射ノズル5aを設けており、他方に下端が開口し中途位置まで垂直に延びる溝10を設けている。
[溝]
溝10は、基本的に前記リブ9に対応する横幅と、作動ヘッド5の昇降ストロークに対応する長さを有しており、更に下端にリブ9の横幅より広い幅長で前記ストッパ7の爪部8を突入させるための係止溝部10aが一体に形成されている。
本実施例では係止溝部10aは左右一対に設けたが、一方だけであってもよい。
その他の構成は前記実施例と同様であるので、その説明を省略する。
溝10は、基本的に前記リブ9に対応する横幅と、作動ヘッド5の昇降ストロークに対応する長さを有しており、更に下端にリブ9の横幅より広い幅長で前記ストッパ7の爪部8を突入させるための係止溝部10aが一体に形成されている。
本実施例では係止溝部10aは左右一対に設けたが、一方だけであってもよい。
その他の構成は前記実施例と同様であるので、その説明を省略する。
上記構成からなっているので、図8(a)に示すように、前記溝10はリブ9に沿って案内されながら上下に摺動して作動ヘッド5を昇降してポンプ本体3を加圧するようになっている。
そして、図8(b)に示すように、作動ヘッド5が上昇位置で、ストッパ7の摘片7bを持ち上げて90度回転すると、前記一対の爪部8がリブ9の左右から溝10の係止溝部10a内に突入する。
爪部8の突入による係止溝部10aとの衝合により、溝10とリブ9との間にスペースがあっても作動ヘッド5の下降への動きがロックされ、ポンプ本体3が加圧されることがない。
爪部8の突入による係止溝部10aとの衝合により、溝10とリブ9との間にスペースがあっても作動ヘッド5の下降への動きがロックされ、ポンプ本体3が加圧されることがない。
これによって、実施例1と同様に、作動ヘッドの軸線を中心とした回転の規制と、作動ヘッドの下降のロックを簡単な構成で行うことができる。
その他、この発明は上記実施例に限定されるものではなく、要するにこの発明の要旨を変更しない範囲で種々設計変更しうる。
その他、この発明は上記実施例に限定されるものではなく、要するにこの発明の要旨を変更しない範囲で種々設計変更しうる。
1 手動式携帯用スプレー
2 液体容器
2a 口部
3 ポンプ本体
4 ガイド筒部
5 作動ヘッド
5a 噴射ノズル
6 クリップ
6a 基部
6b 軸孔
7 ストッパ
7a 基盤部
7b 摘片
7c 枢軸
8 爪部
9
10 溝
10a 係止溝部
2 液体容器
2a 口部
3 ポンプ本体
4 ガイド筒部
5 作動ヘッド
5a 噴射ノズル
6 クリップ
6a 基部
6b 軸孔
7 ストッパ
7a 基盤部
7b 摘片
7c 枢軸
8 爪部
9
10 溝
10a 係止溝部
Claims (4)
- 噴射ノズルを備えた作動ヘッドをガイド筒部に嵌合し昇降しながら噴射させる手動式携帯用スプレーにおいて、
作動ヘッドに該作動ヘッドの軸線に沿って延びる溝またはリブを設け、
ガイド筒部に前記溝またはリブに嵌合して上下にスライド可能に嵌合するリブまたは溝を設け、
前記ガイド筒部に、前記作動ヘッドまたはガイド筒部に設けられた溝に出没可能な爪部を有するストッパを枢着し、
前記爪部をガイド筒部に設けた溝に突入して作動ヘッドに設けられたリブの下端と衝合させて作動ヘッドの下降への動きをロックし、または前記爪部をガイド筒部に設けたリブの外側で作動ヘッドに設けられた溝に係合して作動ヘッドの下降への動きをロックしてなることを特徴とする手動式携帯用スプレー。 - ガイド筒部に設けられた溝またはリブの下方に外方へ突出し下方に延びるクリップを設け、該クリップの基部に爪部を有するストッパを枢着してなることを特徴とする請求項1に記載の手動式携帯用スプレー。
- 作動ヘッドに該作動ヘッドの軸線に沿って延びるリブを設け、
ガイド筒部に前記リブに嵌合して上下にスライド可能に嵌合する溝を設け、
該溝の下方に外方へ突出し下方に延びるクリップを設け、
該クリップの基部に爪部を有するストッパを枢着してなり、
該ストッパを枢動して爪部を上昇位置にある作動ヘッドのリブの下端に衝合させて作動ヘッドの下降の動きをロックしうることを特徴とする請求項1または2に記載の手動式携帯用スプレー。 - 作動ヘッドに該作動ヘッドの軸線に沿って延びる溝を設け、
ガイド筒部の上部に前記溝に嵌合して上下にスライド可能に嵌合するリブを設け、
該リブの下方に外方へ突出し下方に延びるクリップを設け、
該クリップの基部に前記リブの左右の外側に対応して配置された爪部を有するストッパを枢着してなり、
該ストッパを枢動して爪部をリブに対応する溝の下部に形成されてリブの左右の外側に配置された係止溝部に係合させて作動ヘッドの下降の動きをロックしうることを特徴とする請求項1または2に記載の手動式携帯用スプレー。
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JP2003267461A (ja) * | 2002-03-13 | 2003-09-25 | Mitani Valve Co Ltd | 噴射ボタン用ストッパ |
JP2006282228A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | ポンプ式液体噴出容器 |
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2009
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