JP2009050794A - トリガー式ポンプディスペンサー及び指受け部の位置決め方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】トリガーの引き力が、効率良く作用するポンプディスペンサーを提供すること。
【解決手段】内側にシリンダー部11を備え容器本体の口部に取り付け可能なベース本体1と、該ベース本体に取り外し可能に係止されたカバー体4と、シリンダー内を上下に摺動するピストン構造体2と、該ピストン構造体2を動かすためベース本体1に枢着部を介して回動可能に取り付けられたトリガーと、ピストン構造体2に連通しているノズル部21と、ベース体1を容器本体に結合するためのキャップCとを備え、前記ベース本体1の後部に外方に突出するように形成された指受け部12とトリガー3に形成された指掛け部31とで構成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、トリガーを指で引くことにより、ピストン部を上下摺動させ、シリンダー部内の液体をノズル部から外部に噴射するトリガー式ポンプディスペンサーに関し、更に詳しくは、トリガーの引き力が極力軽くなるトリガー式ポンプディスペンサーに関する。
従来、所定の部分に薬液等の液体を噴射する手段として、トリガー式ポンプディスペンサーが使われている。
このポンプディスペンサーは、トリガーを操作するだけでピストンを動かし、シリンダー部と通じる容器内の液体を簡単にノズルから噴射できる単純な原理を利用しており、構造も複雑とならないことから広く有用されている。
このようなトリガーを有するトリガー式ポンプディスペンサーにおいては、通常、ディスペンサー本体に容器を取り付けた状態で握って噴射の対象となる位置に方向を定め、トリガー構造体を引き込む操作(すなわちトリガーの回動操作)を行う。
そして、トリガーを下方に引き込み回動させると、その一部が、ピストン部の頭部を押し下げる。
すると、ピストン部が下がってシリンダー部内の液体が圧縮され、その結果、ピストン部内の通路を通ってノズルから液体が外部に噴射されるのである。
このようなトリガー操作の場合、通常、ポンプディスペンサーの後部の外方に延出している一方の指受け部に指股(詳しくは親指と人差し指の間)を当てて、他方のトリガーの指掛け部には指(詳しくは人差し指及び中指)を引っ掛けて下方に引くこととなる。
しかし、指受け部、指掛け部、枢着部の相互の位置関係により、必ずしも、指掛け部における引く力の分力(これが、トリガを回動させる力となる)が効率良く働くとは限らない。
そのためトリガーに対して無理に過剰な引く力を与えている場合が多い。
しかし、このような観点から見て、極力、引く力を軽減でき、余分な力の負担をなくするように配慮したポンプディスペンサーは、いまだ提供されていない。
特開2006−198446号公報
本発明は、かかる背景技術をもとになされたもので、上記の技術的問題点を克服するためになされたものである。
すなわち、本発明は、トリガー式ポンプディスペンサーにおいて、トリガーの引き力が、効率良く作用するポンプディスペンサーを提供することを目的とする。
更には、そのための指受け部の位置決め方法を提供することである。
かくして、本発明者は、このような課題背景に対して鋭意研究を重ねた結果、ポンプディスペンサーの指掛け部或いは指受け部の高さ位置を特定することにより、トリガーを握った場合、トリガーを下方に引き込む力が効率良く作用することを見出し、この知見に基づいて本発明を完成させたものである。
すなわち、本発明は、(1)、内側にシリンダー部を備え容器本体の口部に取り付け可能なベース本体と、該ベース本体に取り外し可能に係止されたカバー体と、シリンダー内を上下に摺動するピストン構造体と、該ピストン構造体を動かすためベース本体に枢着部を介して回動可能に取り付けられたトリガーと、ピストン構造体に連通しているノズル部と、ベース体を容器本体に結合するためのキャップと、を備え、前記ベース本体の後部に外方に突出するように形成された指受け部とトリガーに形成された指掛け部とを握ってトリガーを引き、その回動力によりシリンダー部内のピストン部を上下に摺動させシリンダー部内の液体をノズル部から外部に噴射するトリガー式ポンプディスペンサーであって、握れる範囲内で指受け部を可能な限り下方に位置させ、トリガーの引き力により、効率良く回動力が生じるようにしたトリガー式ポンプディスペンサーに存する。
すなわち、本発明は、(2)、トリガーの枢着部P1より指受け部側の力点Q2の位置が下方にあり、該指受け部側の力点Q2の位置より指掛け部側の力点Q1の位置が上方にある上記(1)のトリガー式ポンプディスペンサーに存する。
すなわち、本発明は、(3)、指受け部の位置がキャップの下端より低い位置にある上記(2)記載のトリガー式ポンプディスペンサーに存する。
すなわち、本発明は、(4)、指受け部は、ベース本体の後部に外方に突出するように形成される代わりに容器の外壁を外方に突出させることにより形成されている上記(2)記載のトリガー式ポンプディスペンサーに存する。
すなわち、本発明は、(5)、ピストン構造体は、ベース本体に係合するノズル部とシリンダー部内を上下に摺動するピストン部と両者を連結する屈曲可能な連結部よりなり、それらが一体に形成されている上記(1)記載のトリガー式ポンプディスペンサーに存する。
すなわち、本発明は、(6)、内側にシリンダー部を備え容器本体の口部に取り付け可能なベース本体と、該ベース本体に取り外し可能に係止されたカバー体と、シリンダー内を上下に摺動するピストン構造体と、該ピストン構造体を動かすためベース本体に枢着部を介して回動可能に取り付けられたトリガーと、ピストン構造体に連通するノズル部と、ベース体を容器本体に結合するためのキャップと、を備え、前記ベース本体の後部に外方に突出するように形成された指受け部とトリガーに形成された指掛け部とを握ってトリガーを引き、その回動力によりシリンダー部内のピストン部を上下に摺動させシリンダー部内の液体をノズル部から外部に噴射するトリガー式ポンプディスペンサーにおいて、、指掛け部側の力点Q1と枢着部P1を通る線と、枢着部P1と指受け部側の力点Q2を通る線の交差角を180度より小さくし、指受け部側の力点Q2を、握れる範囲内で、可能な限り、下方に位置させた指受け部の位置決め方法に存する。
なお、本発明の目的に添ったものであれば、上記(1)から(6)を適宜組み合わせた構成も採用可能である。
本発明のトリガー式ポンプディスペンサーは、内側にシリンダー部を備え容器本体の口部に取り付け可能なベース本体と、該ベース本体に取り外し可能に係止されたカバー体と、シリンダー部内を上下に摺動するピストン構造体2と、該ピストン構造体を動かすためベース本体に回動可能に取り付けられたトリガーと、ピストン構造体に連通しているノズル部と、ベース体を容器本体に結合するためのキャップと、を備え、指掛け部側の力点Q1と枢着部P1を通る線と、枢着部P1と指受け部側の力点Q2を通る線の交差角が180度より小さいことにより、引く力の分力である回動する力が必ず発生する。
またトリガーの枢着部P1より指受け部側の力点Q2の位置が下方にあり、該指受け部側の力点Q2の位置より指掛け部側の力点Q1の位置が上方にあることにより、握り易く、効率良く回動力が生じる。
また指受け部の位置がキャップの下端より低い位置にあるので、ベース本体の形状の変更により、簡単に指受け部側の力点Q2の位置を下方に形成できる。
また指受け部は、容器の外壁を外方に突出させることにより形成されているので、容器の形状の変更により、簡単に指受け部側の力点の位置Q2を下方に形成できる。
また、連結部が屈曲可能でピストンの上下移動を吸収する構造とした場合は、余分な部品を必要とせず、構造が簡単であり且つ故障も少ない。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るトリガー式ポンプディスペンサーにより原理を説明する図である。
図1(A)は、トリガーを引く前の状態、図1(B)は、トリガーを引いた後の状態を示す。
後述するように、トリガー式ポンプディスペンサーは、まず容器に直接取り付けられるベース本体1、該ベース本体1に取り付けられるカバー体4、ベース本体1に枢着部P1を介して取り付けられるトリガー3、及び該トリガー3によって上下移動するピストン構造体2を備えている。
そして指受け部12がベース本体1の後部に外方に突出するように形成され、トリガー3には指を引っ掛ける指掛け部31が形成されている。
また、これらにより構成される内部の通路には、ファーストバルブFV、及びセカンドバルブSVが備わっている。
尚、図1は、便宜的に一部を省略して示している。
トリガー式のポンプディスペンサーは、トリガー3を引き込むこと、すなわち回動させることによりピストン部23を下方に摺動させシリンダー部内の液体をノズル部21(詳しくはノズル口N)から噴射するものである。
このような、トリガー式ポンプディスペンサーは、指受け部12とトリガー3に形成された指掛け部31とを握ってトリガー3を引く際、引き力により回動力が生じるようにトリガー3の枢着部P1と指掛け部側の力点(人差し指と中指との間)Q1の位置関係を設定してある。
すなわちトリガー3の指掛け部31に人差し指T1と中指T2を引っ掛け、また親指と人差し指の間(指股T3)を、指受け部12当接させる。
そして人差し指T1と中指T2を強く引く。
この状態では、指掛け部側の力点(人差し指と中指との間)Q1と指受け部側の力点Q2とを結ぶ線上にトリガー3を引く力Fが作用する。
この場合、指掛け部側の力点Q1と枢着部P1とを結ぶ線と垂直な方向に、引く力Fの分力である回動力Xが作用することとなる。
すなわち指掛け部側の力点Q1と枢着部P1を通る線と、枢着部P1と指受け部側の力点Q2を通る線の交差角が180度より小さいと分力が生じる。
指掛け部側の力点Q1と枢着部P1と指受け部側の力点Q2の3つの位置が同じ高さであると、当然、回動力Xが発生しないのである。
ここで指受け部側の力点Q2の位置は、トリガー3の枢着部P1の位置より上に設けることは、トリガー式ポンプディスペンサーの構造上、無理である。
また、握り方の自然さ及び握り易さの観点から、トリガーを引く前においては、指受け部側の力点の位置Q2より指掛け部側の力点Q1の位置が上方にあることが好ましい。
以上のような条件のもとで、指掛け部側の力点Q1をそのままの位置にして、指受け部側の力点Q2の位置を下げるよう位置決めしていくと、回動力Xは増加していき、指掛け部側の力点Q1と指受け部側の力点Q2とを結ぶ線がP1とQ1を結ぶ線と垂直になった状態(引き力効率最大状態)で、引き力Fが全て回動力Xとなる(図2参照)。
この場合、人の指の間隔には限度があることから、その限度の距離範囲で指掛け部側の力点Q1に対して指受け部側の力点Q2を可能な限り下方に位置決めすることが重要である。
このように、引く力Fの分力が回動力Xとなるから、上述の引き力効率最大状態までは、指受け部側の力点Q2が下方にあるほど、トリガー3の引き力Fがより効率良く作用する。
本発明は、トリガーの引き力により、効率良く回動力が生じるようにしたもので、指受け部側の力点Q2の位置が、極力、下方になるような構造及び位置決め方法を採用している。
図3は、トリガー式ポンプディスペンサーの構造例を示した図である。
トリガー式ポンプディスペンサーは、内側にシリンダー部11を備え容器本体Bの口部に取り付け可能なベース本体1と、該ベース本体1に取り外し可能に係止されたカバー体4と、シリンダー部内を上下に摺動するピストン構造体2と、該ピストン構造体2を動かすためベース本体1に枢着部P1を介して回動可能に取り付けられたトリガー3と、ピストン構造体2に連通しているノズル部21と、ベース本体1を容器本体Bに結合するためのキャップ13と、を備える。
そしてトリガー3の枢着部P1より指掛け部側の力点の位置Q1が下方にある(図1参照)。
(ベース本体)
まず、ベース本体1は、容器本体Bの口部に、取り付け可能となっている。
すなわち、キャップCは容器本体Bの口部に係合或いは螺合により取り付け或いは取り外し自在となっており、ベース本体1は、キャップCにより一部を押さえ付けられることで、同時に容器本体Bに固定される。
ベース本体1は、内側にピストン部23が収納可能な中空円筒状のシリンダー部11と該シリンダー部11から上方に拡大する部分である指受け部12とを有している。
指受け部12は、ポンプディスペンサーを握った時、親指と人差し指の間である指股T3が、ここに当接しその重量を支える役割を果たす。
手の大きさを考慮すると、通常、指受け部側の力点Q2は、キャップ13の中央より上方に位置する。
ベース本体1の一部であるシリンダー部11の下には、それより細径の2段状筒部が形成されており、この筒部の下部には、ファーストバルブFV(バネ付き弁)が備わっている。
尚、容器内の液体は、このファーストバルブFVを通過してシリンダー部11内に吸い上げられる。
また、筒部の下方には容器底の液体を吸い上げてファーストバルブFVに導入する導入チューブが一体に形成されている。
筒部の上部には、棒状の閉鎖バルブ5が配設されており、この閉鎖バルブ5の先はピストン部23の細径部内にまで入り込んでいる。
ピストン部23が上死点(トリガー3を引き込む前の位置、すなわち回動前の位置)にある時は、閉鎖バルブ5の先の膨張部がピストン部23の細径部の内壁に圧接されて液体の通路が閉鎖される。
そのため、この状態では容器本体Bの内圧が高まることによりファーストバルブFVを通して液体が上がって逆流してきても、ノズル部21の方に逃げない効果がある。
(カバー体)
ところで、ベース本体1の指受け部12の上方には、蓋状のカバー体4が取り外し可能に係合している。
また、ベース本体1からカバー体4を取り外した場合、トリガー3、ピストン構造体2、シリンダー部11等がその開口部から露出するので、内部の清掃が極めて簡単に行える利点がある。
(ピストン構造体)
上記ベース本体1のシリンダー部11内には、上部に細径部を有する2段中空円筒状のピストン部23が摺動可能に備えられており、該ピストン部23は、次に示すように、ピストン構造体2の一部となっている。
ピストン構造体2は、直鎖状リニア低密度ポリエチレン(LLDPE)、シリコーン樹脂のような弾圧的に変形可能な樹脂で形成されており、先方にノズル部21、後方にピストン部23、そしてノズル部21とピストン部23との間を連結する連結部22とを一体に有している。
連結部22は屈曲変形又はその復帰が容易に可能である。
連結部22の表面には多数のフィン22Aが形成されており、連結部22を含むピストン構造体2の材質を軟質の例えば、シリコーン樹脂にした場合でも連結部22をその内部通路が変形して潰れることがない。
このようなことから、連結部22を90度以上、十分屈曲することができる(図3参照)。
なおノズル部21の中にはセカンドバルブSV(バネ付き弁)が備わっており、容器内の液体は最終的にはこのセカンドバルブSVを通過して外方に吐出される。
(トリガー)
一方、ピストン構造体2を上下させるトリガー3は、ベース本体に第1枢着部P1を介して枢着されており回動可能である。
またトリガーの一部がピストンに第2枢着部P2を介して枢着されており、ピストンを押し下げる。
また、バネ部33は、トリガー3の指掛け部31を握って第一枢着部P1を起点として回動させた場合、両者の距離が縮まり反対方向に弾発力を発揮する。
すなわち、バネ部33の先端はベース本体1に嵌って保持固定されており、指掛け部31を握って引き込むと指掛け部31とバネ部33との成す角度が小さくなり弾発力が作用し、握った指を放つとトリガー3は元の位置に戻る。
次に、トリガーの操作について述べる。
いま、所定の場所に液体を噴射する場合、トリガー3の指掛け部31に人差し指T1と中指T2を引っ掛け、また指受け部12に、指股T3を当てた状態でトリガー3を引き込む。
するとトリガー3は第一枢着部P1を基準に下方に回動する。
この場合、トリガーの引き力Fにより、分力が発生し(分力X、分力Y)、分力Xがトリガーを回動する力となる。
例えば指掛け部側の力点Q1に対して、指受け部側の力点Q2を極力、下方にすることで、引き力が効率的に作用するのである。
トリガー3は、ピストン部23に第二枢着部P2を介して枢着されているので、トリガー3の回動によりピストン部23は下方に押し下げられる。
ピストン部23の下方移動により、シリンダー部内の液体に圧が加わり連結部22を通ってノズル部21に達しノズル口Nから外に液が噴射される。
尚、図3のトリガー式ポンプディスペンサーにおいては、ピストン部23の押し下げにより、それと一体のノズル部21も引き下がろうとするが、連結部22が屈曲変形しピストンの上下移動を積極的に吸収するのでノズル部21は動かない。
したがって、ベース本体1にノズル部21が固定されていても、ピストン部23の動きに影響は与えない。
なお、連結部22には、その周囲に多数のフィン22Aが形成されているので、屈曲しても液の通路断面が全く変形しない。
以上のように、本発明では、極力、トリガーの引き力Fにより、分力が発生し、回動力Xとなる。
そのため指掛け部側の力点Q1と枢着部P1を通る線と、枢着部P1と指受け部側の力点Q2を通る線の交差角を180度より小さくし、加えて、指受け部側の力点Q2を極力、下方になるようにしているが、更に、ベース本体1の形状を変更することにより、或いは、容器本体の形状を変更することによっても、このような位置関係が容易に達成される。
図4は、ベース本体1の形状を変更することにより、指受け部12の位置を下方に大きく位置させた例である。
具体的には、ベース本体1の指受け部12を、ベース本体1の後方の壁をキャップ13に沿って下方に延設することで形成する。
そして、その延設した位置をキャップ13の下端より低い位置にする。
そのため指受け部側の力点Q2が大きく下方に位置して、引く力Fの分力が大きくなり、自然に引く力Fが効率的に使えるのである。
また図5は、指受け部12の位置を容器本体の形状を変更することにより大きく下方に位置させた例であり、当然、指受け部側の力点Q2の位置も下がる。
具体的には、図に示すように、指受け部12Bは、ベース本体1の後部に外方に突出するように形成する代わりに、容器本体Bの外壁を外方に突出させて形成する。
そのため、ベース本体1の形状を変更する場合と同様に、指受け部側の力点Q2が大きく下方に位置することになり、自然に引く力Fが効率的に使えるのである。
ところで指受け部側の力点Q2の位置を下げると、トリガー3が滑り易くなるため、それを防止する意味から、図6に示すようにトリガー3に突起部32を形成することも可能である。
この場合、人差し指T1と中指T2との間である指掛け部側の力点Q1の位置に突起部32を設けることが好ましい。
また、図7に示すように、トリガー3に指(例えば中指T2)を挿入するための指挿入部34を設けることも可能である。
以上、本発明を説明してきたが、本発明は、上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、その本質を逸脱しない範囲で、他の種々の変形が可能であることはいうまでもない。
トリガー3を引き、その回動力によりシリンダー内のピストン部23を上下に摺動させシリンダー部内の液体をノズル部21から外部に噴射するトリガー式ポンプディスペンサーであれば、適用が可能である。
例えば、ピストン構造体2は、連結部22が、容易に屈曲変形又は、復帰できる構造の例で示したが、図8のように、容易に屈曲変形又は復帰できないものでも、採用可能である。
この場合、ピストン部23の押し上げ又は押し下げにより、それと一体のノズル部21も上下移動する。
そのためノズル部21は、ベース本体1に取り付け固定しない。
また発明の実施の形態では、人差し指T1と中指T2とでトリガー3を握った場合で説明したが、中指と薬指とで握った場合でも同様なことがいえる。
図1は、トリガー式ポンプディスペンサーにより本発明の原理を説明する図であり、図1(A)は、トリガーを引く前の状態、図1(B)は、トリガーを引いた後の状態を示す。 図2は、引き力が全て回動力になる場合のトリガー式ポンプディスペンサーの例を示す。 図3は、本発明の一実施形態に係るトリガー式ポンプディスペンサーの構造例を示した図であり、図3(A)は、トリガーを引く前の状態、図3(B)は、トリガーを引いた後の状態を示す。 図4は、ベース本体の形状を変更することにより、指受け部の位置を下方に大きく位置させた例を示す図である。 図5は、指受け部の位置を容器の形状を変更することにより下方に大きく位置させた例を示す。 図6は、トリガーに掛かり部を形成した例を示す。 図7は、トリガーに指挿入部を設けた例を示す。 図8は、ノズルが上下移動するトリガー式ポンプディスペンサーの例を示す。
符号の説明
1…ベース本体
11…シリンダー部
12…指受け部
12B…指受け部
C…キャップ
2…ピストン構造体
21…ノズル部
22…連結部
22A…フィン
23…ピストン部
3…トリガー
31…指掛け部
32…突起部
34…指挿入部
33…バネ部
4…カバー体
5…閉鎖バルブ
FV…ファーストバルブ
SV…セカンドバルブ
N…ノズル口
P1…第一枢着部
P2…第二枢着部
F…引く力(引き力)
Q1…指掛け部側の力点
Q2…指受け部側の力点
X…分力(回動力)
Y…分力

Claims (6)

  1. 内側にシリンダー部を備え容器本体の口部に取り付け可能なベース本体と、該ベース本体に取り外し可能に係止されたカバー体と、シリンダー内を上下に摺動するピストン構造体と、該ピストン構造体を動かすためベース本体に枢着部を介して回動可能に取り付けられたトリガーと、ピストン構造体に連通しているノズル部と、ベース体を容器本体に結合するためのキャップと、を備え、
    前記ベース本体の後部に外方に突出するように形成された指受け部とトリガーに形成された指掛け部とを握ってトリガーを引き、その回動力によりシリンダー部内のピストン部を上下に摺動させシリンダー部内の液体をノズル部から外部に噴射するトリガー式ポンプディスペンサーであって、握れる範囲内で指受け部を可能な限り下方に位置させ、トリガーの引き力により、効率良く回動力が生じるようにしたことを特徴とするトリガー式ポンプディスペンサー。
  2. トリガーの枢着部P1より指受け部側の力点Q2の位置が下方にあり、該指受け部側の力点Q2の位置より指掛け部側の力点Q1の位置が上方にあることを特徴とする請求項1記載のトリガー式ポンプディスペンサー。
  3. 指受け部の位置がキャップの下端より低い位置にあることを特徴とする請求項2記載のトリガー式ポンプディスペンサー。
  4. 指受け部は、ベース本体の後部に外方に突出するように形成される代わりに容器の外壁を外方に突出させることにより形成されていることを特徴とする請求項2記載のトリガー式ポンプディスペンサー
  5. ピストン構造体は、ベース本体に係合するノズル部とシリンダー部内を上下に摺動するピストン部と両者を連結する屈曲可能な連結部よりなり、それらが一体に形成されていることを特徴とする請求項1記載のトリガー式ポンプディスペンサー。
  6. 内側にシリンダー部を備え容器本体の口部に取り付け可能なベース本体と、該ベース本体に取り外し可能に係止されたカバー体と、シリンダー内を上下に摺動するピストン構造体と、該ピストン構造体を動かすためベース本体に枢着部を介して回動可能に取り付けられたトリガーと、ピストン構造体に連通するノズル部と、ベース体を容器本体に結合するためのキャップと、を備え、
    前記ベース本体の後部に外方に突出するように形成された指受け部とトリガーに形成された指掛け部とを握ってトリガーを引き、その回動力によりシリンダー部内のピストン部を上下に摺動させシリンダー部内の液体をノズル部から外部に噴射するトリガー式ポンプディスペンサーにおいて、指掛け部側の力点Q1と枢着部P1を通る線と、枢着部P1と指受け部側の力点Q2を通る線の交差角を180度より小さくし、指受け部側の力点Q2を、握れる範囲内で、可能な限り、下方に位置させたことを特徴とする指受け部の位置決め方法。
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