JP4593597B2 - 保護具 - Google Patents

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Description

本発明は、球技に用いられる保護具に関する。
球技用保護具は、競技中に球が身体に直接あたらないようにして衝撃を緩和するものや、転倒や他者との接触プレーによって怪我を防止するものである。そのため、従来の保護具は怪我をしやすい箇所をできる限り覆うと共に、競技中に外れない(ズレない)ようにする必要があった。
特に、膝部や肘部等の関節部は競技中に繰返し可動するため、保護具が身体から外れない(ズレない)ようにする必要があった。例えば、特許文献1記載のように、競技中に関節から保護具がズレないように円環状の突隆部を設け、関節部を覆うように当接させて、保護すると共に、ズレを防止するものが知られている。また、競技中に保護具が外れる(ズレる)のを防止するため、使用者は、装着を強く(きつく)して競技をおこなっていた。
特開2004−162183号公報
しかし、保護具に関節部全体を圧迫するよう当接して保護したり、装着力を強くすると、関節部の屈伸運動の邪魔となってプレー(行動)に支障があり、また、使用者が関節を動かす際に違和感を感じていた。
解決しようとする課題は、保護具を装着の際に、プレーの邪魔になると共に、使用者が関節部の可動の際に違和感を感じ競技に集中してプレーできない点である。
そこで、本発明は、競技中であっても、関節部に安定して装着されると共に、関節部を違和感なくスムーズに屈伸させることができる保護具の提供を目的とする。
そこで、上記目的を達成させるために本発明に係る保護具は、関節部を保護する保護具において、硬質合成樹脂で成形された関節部保護カップと、該保護カップの裏側に縫製され上記関節部に接触するパッドとを備え、該パッドは、左右横断面に於ける第1曲率半径を縦断面に於ける第2曲率半径よりも小さく設定したR曲面状の凹窪部を有し、該凹窪部の左右側縁部を盛り上げて形成した背面視三日月状の高突隆部を有し、上記凹窪部の外周を囲むように上記パッドと上記保護カップとを縫着する環状の縫製部の目安となる縫着溝を裏側に有し、上記保護カップの外周縁に当接するように形成した位置決め用の係止溝を表側に有し、さらに、上記パッドは、上記凹窪部と上記高突隆部と上記縫着溝と上記係止溝とを金型プレス成形にて成形したものである。
また、膝部を保護する保護具において、硬質合成樹脂で成形された関節部保護カップと、該保護カップの裏側に縫製され上記膝部に接触するパッドとを備え、該パッドは、左右横断面に於ける第1曲率半径を縦断面に於ける第2曲率半径よりも小さく設定したR曲面状の凹窪部を有し、該凹窪部の左右側縁部を盛り上げて形成した背面視三日月状の高突隆部を有し、上記凹窪部の外周を囲むように上記パッドと上記保護カップとを縫着する環状の縫製部の目安となる縫着溝を裏側に有し、上記保護カップの外周縁に当接するように形成した位置決め用の係止溝を表側に有し、さらに、上記パッドは、上記凹窪部と上記高突隆部と上記縫着溝と上記係止溝とを金型プレス成形にて成形したものである。
また、肘部を保護する保護具において、硬質合成樹脂で成形された関節部保護カップと、該保護カップの裏側に縫製され上記肘部に接触するパッドとを備え、該パッドは、左右横断面に於ける第1曲率半径を縦断面に於ける第2曲率半径よりも小さく設定したR曲面状の凹窪部を有し、該凹窪部の左右側縁部を盛り上げて形成した背面視三日月状の高突隆部を有し、上記凹窪部の外周を囲むように上記パッドと上記保護カップとを縫着する環状の縫製部の目安となる縫着溝を裏側に有し、上記保護カップの外周縁に当接するように形成した位置決め用の係止溝を表側に有し、さらに、上記パッドは、上記凹窪部と上記高突隆部と上記縫着溝と上記係止溝とを金型プレス成形にて成形したものである。
また、上記凹窪部の上記第2曲率半径を上記第1曲率半径の3倍以上の曲率半径としたものである。
本発明の保護具によれば、内側のパッドに関節部の左右側縁部が盛り上がっている左右高突隆部を設けているので、左右方向ズレを防止できる。また、屈伸方向上下縁部には、低突隆部が省略されているので、容易に屈伸ができる。また、屈伸方向上下縁部には、上下低突隆部を形成すれば、より安定した装着ができる。また、パッドが、膝部の左右側縁部が盛り上がっている左右高突隆部を有しているので、膝部の左右方向への保護具のズレを防止できる。また、凹窪部の膝部の左右横断面に於ける第1曲率半径を凹窪部の膝部の縦断面に於ける第2曲率半径よりも小さく設定したので、膝部に装着して競技した際に左右を覆うように保護できると共に、膝部の屈伸が容易にできる。また、パッドが、肘部の左右側縁部が盛り上がっている左右高突隆部を有しているので、肘部の左右方向への保護具のズレを防止できる。また、凹窪部の肘部の左右横断面に於ける第1曲率半径を凹窪部の肘部の縦断面に於ける第2曲率半径よりも小さく設定したので、肘部に装着して競技した際に左右を覆うように保護できると共に、肘部の屈伸が容易にできる。
以下、実施の形態を示す図面に基づき本発明を詳説する。
図1は本発明の球技用保護具の第1の実施の形態を示す正面図であり、図2はその背面図であり、図3は、図2のA−A簡略断面図であり、図4は図2のB−B簡略断面図である。
20は、使用者の足首の付け根から大腿部の(起立姿勢状態で)下部迄を保護する脚部保護具である。脚部保護具20は、足首の付け根を保護する足首保護具21と、脛部を保護する脛保護具22と、膝部10(図3及び図4に2点鎖線で示す)の下部と脛部の上部の間を保護する隙間保護具23と、膝部10を保護する膝保護具24と、膝部10上方の大腿部を保護する大腿保護具25と、を備えている。また、脚部保護具20の長手方向の一側辺側に、複数のバックル雄部材41が各々に付設された複数の脚用のベルト部材40を有し、長手方向の他側辺側に、複数のバックル雌部材42が付設されている。脚用のベルト部材40を脚に巻き付けてバックル雄部材41をバックル雌部材42に離脱自在に係止させることで、脚部保護具20を脚に着脱自在に装着可能に構成している。
また、関節部を保護する膝保護具24は、外側(表側)に膝用の関節部保護カップ4を、内側(裏側)に膝用の関節部パッド1を、配設して一体状に縫製している。膝用の保護カップ4は、ショアーD65〜95の硬度を有する硬質合成樹脂で成形されている。また、膝用の関節部パッド1は、3層の、表側の(ナイロン系やポリエステル系の)表生地7と、裏側の(ナイロン系やポリエステル系の)裏生地8と、表生地7と裏生地8に挟まれた中間層の(PE,PU等の)板状発泡体9と、で形成されている。さらに、膝用の関節部パッド1の外周縁部を縁巻部材5にて挟むようにして3層の剥離を防止するように縫製している。
また、足首保護具21は、外側に足首用保護カップ21aを、内側(裏側)に足首用緩衝パッド21bを、配設して一体状に縫製している。また、足首用保護カップ21aは、ショアーD65〜95の硬度を有する硬質合成樹脂で成形されている。また、足首用緩衝パッド21bは、3層の、表側の(ナイロン系やポリエステル系の)表生地7と、裏側の(ナイロン系やポリエステル系の)裏生地8と、表生地7と裏生地8に挟まれた中間層の(PE,PU等の)板状発泡体9と、から成っている。さらに、足首用緩衝パッド21bの外周縁部を縁巻部材5にて挟むようにして3層の剥離を防止するように縫製している。
また、脛保護具22と、隙間保護具23と、大腿保護具25と、は、足首保護具21と同様の硬質合成樹脂で成形された、脛用保護カップ(保護壁部材)22aと、隙間用保護カップ23aと、大腿用保護カップ25aと、を各々有している。さらに、足首保護具21と同様の3層から成り外周縁部を縁巻部材5にて縫製された、脛用緩衝パッド22bと、隙間用緩衝パッド23bと、大腿用緩衝パッド25bと、を各々有している。そして、脛用保護カップ(保護壁部材)22aと脛用緩衝パッド22bとを一体状に縫製している。また、隙間用保護カップ23aと隙間用緩衝パッド23bとを一体状に縫製している。また、大腿用保護カップ25aと大腿用緩衝パッド25bとを一体状に縫製している。
さらに、関節部(膝部10)を保護する、膝保護具24について説明する。
膝用のパッド1は、内側面に自由状態で横断面に於ける第1曲率半径R1 (図3参照)と縦断面に於ける第2曲率半径R2 (図4参照)とを有するR曲面状の凹窪部2を形成している。凹窪部2は装着状態で膝部10の左右両側に、膝部10に覆うような左右高突隆部
3,3を有している。また、装着時の起立状態で屈伸した際の上下方向には、高突隆部3を形成していない(省略している)。また、第1曲率半径R1 を第2曲率半径R2 よりも小さく設定している。つまり、装着時に、膝部10左右両側は上下側よりもパッド1に近接乃至接触している面が広くなるように形成している。また、背面からの平面視では、突隆部3は、装着時での膝部10の上下方向に緩やかに合流するかのような三日月状に形成している。さらに、背面からの平面視で三日月状高突隆部3を対面状に配置して、装着時に膝部10を囲むように形成している。また、第2曲率半径R2 を第1曲率半径R1 の3倍以上の曲率半径に設定しているのが望ましい。
また、膝用のパッド1は、膝用の保護カップ4を縫着する箇所である縫製部50(図3と図4に1点鎖線で示す)の目安となる縫着溝12を凹窪部2の外周を囲むように環状に形成している。また、膝用のパッド1の外側面には、膝用の保護カップ4を当接して縫着する際に、所定位置への配置を容易にする位置決め用の係止溝6を、保護カップ4の外周縁状に形成している。膝用の保護カップ4は、縫製部50の目安となる縫着凹部44を環状に形成している。つまり、縫着凹部44の凹部に沿って縫目51が形成されている。
また、膝用のパッド1は、発泡体9の一方面に表生地7を貼着し、他方(反対)面に裏生地8を貼着した板状のパッド1素材を、金型プレス成形により、凹窪部2と、高突隆部3,3と、縫着溝12と、係止溝6と、を一体状に成形したものである。
次に、第2の実施の形態について説明する。
図7は、第2の実施の形態の正面図であり、図8は、その背面図である。図9は、使用状態を説明する要部説明図である。
30は、使用者の肘部11と上腕部13を保護する腕部保護具である。腕部保護具30は、関節部である肘部11を保護する肘保護具26と、上腕部13を保護する上腕保護具27と、を関節の屈伸方向に可動可能に連結している。腕部保護具30の長手方向の一側辺側に、角リング状のベルト巻き止め部材46が各々に付設された複数の腕用ベルト部材40を有し、長手方向の他側辺側に、複数のベルト通し部材46が付設されている。腕用のベルト部材40を腕に巻き付けてベルト通し部材46に通した後に折り返してベルト巻き止め部材47に通すことで、腕部保護具30を腕に着脱自在に装着可能に構成している(図9参照)。
また、関節部を保護する肘保護具26は、外側(表側)に肘用の関節部保護カップ4を、内側(裏側)に肘用の関節部パッド1を、配設して一体状に縫製している。また、肘用の保護カップ4は、ショアーD65〜95の硬度を有する硬質合成樹脂で成形されている。また、肘用の関節部パッド1は、第1の実施の形態の膝用の関節パッド1と同様の材質で3層から成り、表側の表生地7と、裏側の裏生地8と、中間層の板状発泡体9と、で金型プレス成形により形成されている。さらに、肘用の関節部パッド1の外周縁部を縁巻部材5にて挟むようにして3層の剥離を防止するように縫製している。
さらに、肘用のパッド1は、膝用のパッド1と同様に、内側面に自由状態で横断面に於ける第1曲率半径R1 と縦断面に於ける第2曲率半径R2 とを有するR曲面状の凹窪部2を形成している。凹窪部2は装着状態で肘部11の左右両側を覆うような左右高突隆部3,3を有している。さらに、肘部11の屈曲方向には高突隆部3を形成していない(省略している)。また、第1曲率半径R1 を第2曲率半径R2 よりも小さく設定している。また、肘用の保護カップ4を縫着する際に第1の実施の形態と同様に、縫着溝12と係止溝6とを形成している。また、装着時に、肘部11左右両側は上下側(屈伸方向側)よりもパッド1に近接乃至接触している面が広くなるように形成している。また、背面からの平面視では、突隆部3は、装着時での膝部10の上下方向に緩やかに合流するかのような三日月状に形成している。また、背面からの平面視で三日月状の凹部を対面状に配置して、装着時に肘部11を囲むように形成している。また、第2曲率半径R2 を第1曲率半径R1 の3倍以上の曲率半径に設定しているのが望ましい。
また、縫製部50の目安となる縫着凹部44が凹窪部2を囲うように環状に形成されている。つまり、逢着凹部44の凹部に沿って縫目51が形成されている。また、肘用のパッド1の外側面に、係止溝6を肘用保護カップ4の外周縁状に形成している。
また上腕保護具27は、3層の、表側の(ナイロン系やポリエステル系の)表生地7と、裏側の(ナイロン系やポリエステル系の)裏生地8と、表生地7と裏生地8に挟まれた中間層の(PE,PU等の)板状発泡体9から成る材料を、肘部11の方向の下方として逆三角形状に成形したものである。また、上腕部用パッド27bの外周縁部を縁巻部材5にて挟むようにして3層の剥離を防止するように縫製している。
なお、第1・2の実施の形態は、設計変更可能であって、例えば、膝部10及び肘部11が包み込まれるような感覚(ホールド感)を高めるためにパッド1に、左右高突隆部3,3よりも低い低突隆部を屈伸方向(上下方向)に設けても良い。なお、使用者は、球技の競技者に限らず審判や運営補助者(ボールボーイ等)に使用するも自由である。また、表生地7と裏生地8は同一のものでも良い。
上述した第1・2の実施の形態の使用方法(作用)について説明する。
図5及び図6に膝部10での使用状態を説明する説明図を示す。
まず、使用者は、脚部保護具20の内側面を各々所定位置の脛部や膝部10に当接させて、脚用のベルト部材40を脚に巻き付けバックル雄部材41をバックル雌部材42に差し込み装着する。また、腕部保護具30の内側面を肘部11や上腕部13に当接させて、腕用のベルト部材40を腕に巻き付けて装着する。この際、パッド1は、膝部10及び肘部11の左右に高突隆部3,3を形成しているので、膝部10及び肘部11を各々適度に圧迫しながら挟み込む(包み込む)。また、凹窪部2は第1曲率半径R1 と第2曲率半径R2 を有するR形状なので、凹窪部2に沿って誘導されるが如くスムーズ(自然)にパッド1が関節部の装着所定位置に配置される。
競技を開始した使用者は、プレー動作の中で直立乃至屈曲姿勢となり、膝部10を繰り返し屈伸する。この際、膝保護具24は、また、左右方向(脚周り方向)は、左右高突隆部3,3が膝部10に当接して周り止めとなりズレない。つまり、膝用のパッド1は装着姿勢時とほぼ同位置にある。ここで、直立から屈曲の姿勢になる際に、膝用のパッド1に接触する関節部(膝部10)の最凸部Pは、膝用のパッド1が移動しないため、パッド1の上下方向に移動する(又は、移動したかのように使用者は感じる(図5及び図6参照)。この際、パッド1は、屈伸方向に高突隆部3が形成されておらず、最凸部Pがパッド1により不快な干渉をすることなくスムーズに移動する。言い換えると、屈伸方向に高突隆部3が省略されているので、関節部がスムーズに違和感なく屈伸される。また、パッド1は上下方向へ関節部(膝部10)の可動による接触摩擦抵抗が、関節部(膝部10)の両側当接部の摩擦抵抗よりも少なく上下方向へズレない。
また、肘部11は、プレー動作の中で肘部11を曲げたり伸ばしたりする屈伸運動を繰り返す。この際、肘保護具26は、腕にベルト部材40を巻き付けて装着しているので、肘部11を屈曲させた際に屈伸方向にズレにくい。また、左右方向(腕周り方向)は、左右高突隆部3,3が肘部11に当接して周り止めとなりズレない。つまり、肘用のパッド1は装着姿勢時とほぼ同位置にある。ここで、肘部11が屈伸を繰り返す際に、肘用のパッド1には屈伸方向に高突隆部3が形成されていないので、肘部11はスムーズに屈伸する。また、パッド1は上下方向へ関節部(肘部11)の可動による接触摩擦抵抗が、関節部(肘部11)の両側当接部の摩擦抵抗よりも少なく上下方向へズレない。
また、凹窪部2は、屈伸方向に第2曲率半径R2 を有するR形状なのでよりスムーズに屈伸する。また、左右横断面に於ける第1曲率半径R1 よりも第2曲率半径R2 のほうが大きいので、関節部(膝部10及び肘部11)は凹窪部2の形状に沿って、高突隆部3の形成されていない箇所で屈伸する(腕や脚が関節の可動により不本意な捩じれ方向に動くのを防止する)。なお、第2曲率半径R2 を第1曲率半径R1 の3倍以上設定していれば、よりスムーズに関節部(膝部10及び肘部11)が屈伸する。なお、パッド1の上下方向に屈伸の障害とならない(違和感を感じない)程度の低突隆部を形成すれば、保護具の装着がより安定する。上記第1曲率半径R1 の具体的な数値は、膝部10用としては、30mm≦R1 ≦80mmとし、肘部11としては25mm≦R1 ≦70mmとするのが望ましい。
以上のように、本発明は、関節部を保護する保護具において、関節部に接触する内側のパッド1に自由状態で凹窪部2を形成し、凹窪部2は、関節部の左右側縁部が盛り上がっている左右高突隆部3,3を有し、関節部の屈伸方向上下縁部には、上下低突隆部を形成又は低突隆部が省略されているので、保護具が、関節部の可動によって左右方向へズレるのを防止できる。また、関節部を屈伸方向に可動させた際に、スムーズに可動できると共に、関節部の可動による接触摩擦力が少なく上下方向にズレるのを防止できる。つまり、ベルト等で強く装着しなくとも、パッド1のズレを防止できる。また、使用者に不快感や違和感を感じさせずにプレーさせることができる。なお、上下低突隆部を形成すれば、関節部により安定して保護具を装着できる。なお、上下低突隆部を省略すれば、よりスムーズに屈伸できる。
また、膝部10を保護する保護具において、膝部10に接触する内側のパッド1に自由状態でR曲面状の凹窪部2を形成し、凹窪部2は、膝部10の左右側縁部が盛り上がっている左右高突隆部3,3を有し、凹窪部2の膝部10の左右横断面に於ける第1曲率半径R1 を凹窪部1の膝部10の縦断面に於ける第2曲率半径R2 よりも小さく設定したので、保護具が、関節部の可動によって左右方向へズレるのを防止できる。また、関節部を屈伸方向に可動させた際に、スムーズに可動できる。また、関節部の可動によるパッド1との上下方向の接触摩擦抵抗が膝部10左右側の接触摩擦抵抗より少なくなり、上下方向にパッド1がズレるのを防止できる。つまり、ベルト等で強く装着しなくとも、パッド1のズレを防止できる。また、使用者に不快感や違和感を感じさせずにプレーさせることができる。また、第2曲率半径R2 が第1曲率半径R1 よりも大きいので、膝部10が屈伸方向に正しく可動し、捩じれるような動きを防止して、怪我を防止できる。
また、肘部11を保護する保護具において、肘部11に接触する内側のパッド1に自由状態でR曲面状の凹窪部2を形成し、凹窪部2は、肘部11の左右側縁部が盛り上がっている左右高突隆部3,3を有し、凹窪部2の肘部11の左右横断面に於ける第1曲率半径R1 を凹窪部2の肘部11の縦断面に於ける第2曲率半径R2 よりも小さく設定したので、保護具が、関節部の可動によって左右方向へズレるのを防止できる。また、関節部を屈伸方向に可動させた際に、スムーズに可動できる。また、関節部の可動によるパッド1との上下方向の接触摩擦抵抗が肘部11左右側の接触摩擦力より少なくなり、上下方向にパッド1がズレるのを防止できる。また、使用者に不快感や違和感を感じさせずにプレーさせることができる。また、第2曲率半径R2 が第1曲率半径R1 よりも大きいので、膝部10が屈伸方向に正しく可動し、捩じれるような動きを防止して、怪我を防止できる。
また、凹窪部2の第2曲率半径R2 を第1曲率半径R1 の3倍以上の曲率半径としたので、関節部を屈伸方向に可動させた際に、より、スムーズに可動できる。また、関節部の可動によるパッド1との上下方向の接触摩擦抵抗が関節部左右側の接触摩擦抵抗よりもより少なくなり、上下方向にパッド1がズレるのを防止できる。また、使用者に不快感や違和感を感じさせずにプレーに集中させることができる。また、第2曲率半径R2 が第1曲率半径R1 よりも3倍以上大きいので、膝部10が屈伸方向によりスムーズに揺動されるが如くより正しく可動し、捩じれるような動きを防止して、怪我をより防止できる。
第1の実施の形態を示す正面図である。 第1の実施の形態を示す背面図である。 第1の実施の形態の要部簡略断面図である。 第1の実施の形態の要部簡略断面図である。 第1の実施の形態の使用状態を説明する説明図である。 第1の実施の形態の使用状態を説明する説明図である。 第2の実施の形態を示す正面図である。 第2の実施の形態を示す背面図である。 第2の実施の形態の使用状態を説明する説明図である。
1 パッド
2 凹窪部
3 高突隆部
4 保護カップ
6 係止溝
10 膝部
11 肘部
12 縫着溝
50 縫製部
1 第1曲率半径
2 第2曲率半径

Claims (4)

  1. 関節部を保護する保護具において、
    硬質合成樹脂で成形された関節部保護カップ(4)と、該保護カップ(4)の裏側に縫製され上記関節部に接触するパッド(1)とを備え、
    該パッド(1)は、左右横断面に於ける第1曲率半径(R 1 )を縦断面に於ける第2曲率半径(R 2 )よりも小さく設定したR曲面状の凹窪部(2)を有し、該凹窪部(2)の左右側縁部を盛り上げて形成した背面視三日月状の高突隆部(3)(3)を有し、上記凹窪部(2)の外周を囲むように上記パッド(1)と上記保護カップ(4)とを縫着する環状の縫製部(50)の目安となる縫着溝(12)を裏側に有し、上記保護カップ(4)の外周縁に当接するように形成した位置決め用の係止溝(6)を表側に有し、
    さらに、上記パッド(1)は、上記凹窪部(2)と上記高突隆部(3)(3)と上記縫着溝(12)と上記係止溝(6)とを金型プレス成形にて成形したことを特徴とする保護具。
  2. 膝部(10)を保護する保護具において、
    硬質合成樹脂で成形された関節部保護カップ(4)と、該保護カップ(4)の裏側に縫製され上記膝部(10)に接触するパッド(1)とを備え、
    該パッド(1)は、左右横断面に於ける第1曲率半径(R 1 )を縦断面に於ける第2曲率半径(R 2 )よりも小さく設定したR曲面状の凹窪部(2)を有し、該凹窪部(2)の左右側縁部を盛り上げて形成した背面視三日月状の高突隆部(3)(3)を有し、上記凹窪部(2)の外周を囲むように上記パッド(1)と上記保護カップ(4)とを縫着する環状の縫製部(50)の目安となる縫着溝(12)を裏側に有し、上記保護カップ(4)の外周縁に当接するように形成した位置決め用の係止溝(6)を表側に有し、
    さらに、上記パッド(1)は、上記凹窪部(2)と上記高突隆部(3)(3)と上記縫着溝(12)と上記係止溝(6)とを金型プレス成形にて成形したことを特徴とする保護具。
  3. 肘部(11)を保護する保護具において、
    硬質合成樹脂で成形された関節部保護カップ(4)と、該保護カップ(4)の裏側に縫製され上記肘部(11)に接触するパッド(1)とを備え、
    該パッド(1)は、左右横断面に於ける第1曲率半径(R 1 )を縦断面に於ける第2曲率半径(R 2 )よりも小さく設定したR曲面状の凹窪部(2)を有し、該凹窪部(2)の左右側縁部を盛り上げて形成した背面視三日月状の高突隆部(3)(3)を有し、上記凹窪部(2)の外周を囲むように上記パッド(1)と上記保護カップ(4)とを縫着する環状の縫製部(50)の目安となる縫着溝(12)を裏側に有し、上記保護カップ(4)の外周縁に当接するように形成した位置決め用の係止溝(6)を表側に有し、
    さらに、上記パッド(1)は、上記凹窪部(2)と上記高突隆部(3)(3)と上記縫着溝(12)と上記係止溝(6)とを金型プレス成形にて成形したことを特徴とする保護具。
  4. 上記凹窪部(2)の上記第2曲率半径(R2 )を上記第1曲率半径(R1 )の3倍以上の曲率半径とした請求項1,2又は3記載の保護具。
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