JP4592141B2 - 高温メタン発酵 - Google Patents

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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高温、特に75℃以上でメタン発酵能力を有する汚泥の作成方法及び該汚泥を用いるメタン発酵システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のメタン発酵処理、いわゆる中温メタン発酵処理(35℃)に用いられる汚泥は、嫌気発酵槽に有機物を投入し、1ヶ月〜数ヶ月間維持することにより作成されてきた。近年、普及しつつある高温処理(55℃)のメタン発酵用汚泥は、中温処理用の汚泥を出発汚泥として、通例では、下水処理場の消化汚泥を出発原料として、温度を35℃から55℃に徐々に上昇させることにより作製することができる。しかし、より高温温度域の処理、例えば55℃を超える温度でのメタン発酵能力を有する汚泥は、この方法では作成することができない。
【0003】
また、高濃度有機物、例えば厨芥成分が10%以上のスラリーを処理するためには、下水処理場の消化汚泥を種汚泥として投入し、2ヶ月程度の時間をかけて有機物濃度を上昇させる必要があり、下水処理場の消化汚泥を高濃度有機物に投入してもメタン発酵は起きない。
【0004】
さらに、下水処理場の消化汚泥を種汚泥とした場合、酸発酵の進行により酢酸などの有機酸の蓄積が起きるため、メタン発酵が阻害されて、メタン発酵が停止するトラブルが多く、再度メタン発酵を立ち上げるのに1ヶ月程度の期間を要することがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、高温、特に70℃以上でメタン発酵能力を有する汚泥及びメタン発酵方法を提供することを目的とする。
【0006】
また、本発明は、高濃度の有機物を含む有機性廃棄物を処理できるメタン発酵汚泥を作製し、効率よくメタン発酵を行えるシステムを提供することを目的とする。
【0007】
さらに、本発明は、メタン発酵システムがダウンしたときに、急速にメタン発酵を立ち上げる方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以下の項1〜項9に関する。
項1. 75℃以上の温度で嫌気条件下にメタン発酵能力を有する汚泥。
項2. 80℃で嫌気条件下にメタン発酵能力を有する項1に記載の汚泥。
項3. 高温雰囲気にある土壌、汚泥または水に、嫌気条件かつ約70〜90℃で有機物を添加し、維持することを特徴とする高温下にメタン発酵能力を有する汚泥を作成する方法。
項4. 汚泥が80℃でメタン発酵能力を有する項3に記載の方法。
項5. 項1または2に記載の汚泥、或いは項3または4に記載の方法により製造された汚泥を種としてメタン発酵装置にて汚泥を作成する方法。
項6. 項1または2に記載の汚泥、或いは項3〜5のいずれかに記載の方法により製造された汚泥を含むメタン発酵装置に嫌気条件下、75℃以上の温度下に有機性廃棄物を供給し、汚泥のメタン発酵能力を維持する方法。
項7. 項1または2に記載の汚泥、或いは項3〜6のいずれかに記載の方法により得られた汚泥を含むメタン発酵装置に嫌気条件下、75℃以上の温度下に0.1重量%以上の有機物濃度を有する有機性廃棄物を供給することを特徴とする高濃度の有機物を用いたメタン発酵方法。
項8. 項1または2に記載の汚泥、或いは項3〜6のいずれかに記載の方法により得られた汚泥を発酵槽に含むメタン発酵装置。
項9. 75℃以上、特に80℃の温度で嫌気条件下にメタン発酵能力を有する汚泥をメタン発酵運転する反応容器に接種することを特徴とするメタン発酵の急速立ち上げ方法。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明において、高温雰囲気とは温泉源泉、海底熱水鉱床または火山などの環境が挙げられ、土壌等の採取場所の温度としては、60℃以上、好ましくは75℃以上、より好ましくは80℃以上である。高温雰囲気の土壌等とは、土壌を採取するときに高温雰囲気である土壌等だけでなく、過去に高温雰囲気にあった土壌等も含まれる。
【0010】
高温雰囲気にある土壌、汚泥または水は、それ自体を用いてもよく、高温雰囲気にある土壌、汚泥または水に対し他の土壌、汚泥または水を混合したものを用いてもよい。
【0011】
高温雰囲気にある土壌、汚泥または水は、嫌気的に採取することが望ましいが、好気的に採取した土壌、汚泥または水であっても、有機物の存在下に嫌気的条件下で維持することにより高温でメタン発酵能力を有する汚泥を作製できる。汚泥作製の際のpHは好ましくは5〜9、より好ましくは6.5〜8である。
【0012】
高温雰囲気にある土壌、汚泥または水に添加する有機物は、好ましくはでんぷん、セルロース、蛋白質を主たる構成成分とする厨芥、生ゴミ、食品工場廃棄物などが例示されるが、高温でメタン発酵能力を有する汚泥を作製できる限りにおいて、どのような有機物を使用してもよい。
【0013】
有機物としては、厨芥、生ゴミ、食品工場廃棄物などをそのまま使用してもよく、湿式酸化処理やオートクレーブ処理をした試料を用いてもよい。また、メタン発酵代謝経路の有機物(糖、有機酸またはそれらの混合物)を用いて作製してもよい。
【0014】
上記で作製した汚泥をメタン発酵処理装置の発酵槽に種汚泥として接種し、有機物を投入処理して、メタン発酵装置の発酵槽中に汚泥を作製してもよい。
【0015】
もちろん、上記方法にて作成した汚泥を実験施設等において、継代作業を行い、メタン発酵能力を有する汚泥として維持した後に、メタン発酵処理装置の発酵槽に接種してメタン発酵処理装置の発酵槽中に汚泥を作製してもよい。
【0016】
本発明のメタン発酵能力を有する汚泥は、75℃以上、好ましくは80℃でメタン発酵能力を有する汚泥である。
【0017】
上記の汚泥作製方法により作製或いは維持した汚泥を用いて、メタン発酵する。すなわち、厨芥、生ゴミ、食品工場廃棄物等の有機物、或いはこれらについて湿式酸化処理やオートクレーブ処理などの前処理を行ったものに、汚泥を接種して、好ましくは75℃〜90℃、より好ましくは80℃〜90℃の高温に維持して、嫌気状態を維持しつつ、pHを好ましくは5〜9、より好ましくは6.5〜8に制御する。
【0018】
嫌気状態の維持は、二酸化炭素、窒素、アルゴン、水素などを用いて行うことができる。また、必要に応じて、硫化ナトリウムなどの酸素除去剤を加えてもよい。
【0019】
本発明のメタン発酵で処理される有機性廃棄物としては、厨芥、生ゴミ、食品工場廃棄物が例示され、その有機物濃度としては、固形成分の乾燥重量含有率として0.1重量%以上、好ましくは1重量%以上、より好ましくは5重量%以上、特に10重量%以上である。
【0020】
【発明の効果】
本発明によれば、従来の方法では実現できない75℃以上の高温雰囲気でのメタン発酵処理プロセスが可能となる。
【0021】
また、メタン発酵槽の運転立ち上げが著しく短期間で可能となる。すなわち、本発明の方法により作製した汚泥を用いれば、高濃度の有機物に対して接種することにより有機物温度を徐々に上げる(通常2ヶ月)必要はなく、メタン発酵が可能である。従って、運転機能低下や停止の原因となるメタン発酵の負荷変動が許容され、より効率よくメタン発酵を行うことができる。
【0022】
さらに、酸発酵により蓄積する酢酸などの有機酸が存在しても、或いは有機酸が蓄積しても、本発明の汚泥を用いれば、メタン発酵を維持できる。
【0023】
さらに、発酵バランスが崩れ、pH低下を招き停止したメタン発酵槽に対してpHを中性に調製した上で本発明の汚泥を投入することにより、メタン発酵機能を速やかに回復することが可能となる。
【0024】
【実施例】
以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明する。
実施例1:モデル生ゴミを用いた80℃でのメタン発酵
泉温が90℃以上の兵庫県下の温泉において、源泉に堆積している土壌または温泉水を採取し、ブチルゴム栓により密閉できるガラス製血清瓶(容積70ml)中で嫌気条件下、80℃程度の温度、pH6.5〜8に維持しながらモデル生ゴミ(セルロース0.3%、でんぷん2%)を供給しつつ7日程度維持した。ガラス製血清瓶底には土壌由来の汚泥が得られた。この汚泥は、80℃でのメタン発酵が可能であった。
【0025】
実施の具体例としては、モデル生ゴミ(セルロース0.3%、でんぷん2%)をブチルゴム栓により密閉できるガラス製血清瓶(容積70ml)にいれ、水素−二酸化炭素混合ガスを吹き込んだ。オートクレーブ後、脱酸素処理を行い、嫌気状態にした。そこに、温泉源泉付近(約90℃)の土壌を接種し、80℃程度の温度、pH6.5〜8に維持したところ、土壌由来の汚泥が得られ、2日後にはメタンの産生が確認された。メタン産生量の変化を図1(◆)に示した。同じ組成のモデル生ゴミを用い、下水処理場の消化汚泥を種汚泥とし、35℃で維持した場合についても図1(黒四角)に示した。このモデル生ゴミの有機物濃度では、35℃消化汚泥でのメタン産生は確認できなかった。
実施例2:実ゴミを用いた80℃でのメタン発酵
泉温が90℃以上の兵庫県下の温泉において、源泉に堆積している土壌または温泉水を採取し、ガラス製血清瓶(容積70ml)中で嫌気条件下、80℃程度の温度、pH6.5〜8に維持しながら実ゴミ(市販幕の内弁当)を供給しつつ7日程度維持したところ、80℃でメタンの発生が確認された。
【0026】
実施の具体例としては、市販の幕の内弁当を成分に分類して、それぞれ破砕して重量(湿重量)を測定した。
【0027】
Figure 0004592141
上記の成分のそれぞれ半量(合計200g)に水130mlを加え水分を調整し、水酸化ナトリウム水溶液を用いてpHを5.6から7.5に調整した。実ゴミをブチルゴム栓により密閉できるガラス製血清瓶(容積70ml)にいれ、水素−二酸化炭素混合ガスを吹き込んだ。そこに、温泉源泉付近(約90℃)から採取した土壌を接種し、80℃で維持した。コントロールとして、消化汚泥(35℃)についても同様に実施した。温泉源泉付近(約90℃)から採取した土壌については、維持後、2日でメタンが産生された。そのメタン産生量の変化を図2に示した。
実施例3:模擬ゴミ培地での発酵能力の比較
(1)培養条件
発酵実験で用いたでんぷん−セルロース添加培地(模擬ゴミ培地)は、小麦でんぷん、バレイショでんぷんおよび粉末セルロース(重量比率3.5:3.5:1の割合で混合したもの)を各種塩類を含む培地に添加し作製した。以後、便宜上、この組成の培地を模擬ゴミ培地と称する。培地液量に対するでんぷんおよびセルロースの合計重量の割合、すなわち、有機物濃度を0.23%から12%と調製して使用した。
【0028】
上記の培地を培養容器(血清瓶)に添加し、容器内の気体を水素80%+二酸化炭素20%の混合ガスに完全に置換した後、オートクレーブ滅菌処理を行った。メタン発酵サンプルの接種前に、酸素除去剤として硫化ナトリウム溶液を適量添加して脱酸素処理を行った。
(2)培養容器
メタン発酵実験には、ブチルゴム栓により密閉できるガラス製血清瓶(容積70ml)を用いた。
(3)発生メタンの分析
発酵により生成したメタンの分析は、培養容器の上部空間からタイトシリンジを用いてガス試料を採取し、ガスクロマトグラフィー(GC-320 GLサイエンス社製)での分析を行った。分析装置の検量は、メタンガス標準品(GLサイエンス社製)を用いた。ガスクロマトグラフィーの分析条件を以下に示す。
ガスクロマトグラフィーの分析条件
・キャリアガス 窒素
・カラム モレキュラーシーブ5A60/80(JK)
・カラム温度 50℃
・検出器 TCD
(4)実験条件
温泉サンプル由来の高温メタン発酵汚泥および消化汚泥を種として0.23%、2.3%、5%および12%の4条件の有機物濃度(DM)の模擬ゴミ培地を用いてメタン発酵能を評価した。
【0029】
接種後から1日、3日、5日、7日、15日および1ヶ月経過後のメタンの生成の有無を確認するとともに、確認できた発酵試料を種として、その発酵試料の有機物濃度条件よりも高濃度の条件にて継代培養を検討した。
【0030】
また、55℃培養の実験では、消化汚泥(発酵温度35℃)を種として培養温度条件を55℃に設定して実験を行った。結果を表1に示す。
【0031】
【表1】
Figure 0004592141
【0032】
消化汚泥を種とし、温度条件35℃にて0.23%有機物濃度の模擬ゴミ培地で培養した場合、培養開始15日経過時点でメタン生成が確認できた。
【0033】
2.3%有機物濃度の模擬ゴミ培地で培養した場合には、1ヶ月を経過してもメタン発生が確認できなかった。
【0034】
消化汚泥で0.23%有機物濃度の模擬ゴミ培地にてメタン生成した試料を種として、2.3%有機物濃度の模擬ゴミ培地で培養したが、水素生成が促進されたものの、メタン生成は観察されなかった。
【0035】
培養温度条件35℃で、0.23%有機物濃度の模擬ゴミ培地でメタン生成が確認された試料を種として、0.23%有機物濃度の模擬ゴミ培地に培養温度条件55℃にて継代培養した結果、培養開始15日にてメタン生成が確認できた。
【0036】
その発酵試料を種として有機物濃度2.3%の模擬ゴミ培地に継代培養(55℃)した結果、20日の培養期間にてメタン生成が確認できた。さらに、その発酵試料を種として、5%有機物濃度の模擬ゴミ試料での発酵実験を行ったが、1ヶ月経過後もメタンは生成しなかった。
【0037】
温泉試料では、培養温度条件80℃にて、0.23%から5%までの有機物濃度の模擬ゴミ培地で3日程度でメタン生成が確認できた。また、12%の有機物濃度では、7日間程度でメタン生成が確認できた。温泉試料は消化汚泥のように有機物濃度を徐々に上昇させる必要はない。
実施例4:1Lスケールでのメタン発酵能の評価
(1)培養容器および培地
ブチルゴム栓により密閉できるガラス製血清瓶(容積1.2L)を培養容器として使用した。培養(発酵)試料のpHのモニタリングは、随時培地を少量(1ml程度)抜き取り、pH測定することにより行った。培地のpH調整が必要な場合は、水酸化ナトリウム溶液を適量添加した。
【0038】
培地は、有機物濃度2.3%の模擬ゴミ(培地組成は、実施例3にて用いた組成と同様)および生ゴミ(実施例2で用いた市販幕の内弁当破砕物)を使用した。
(2)実験条件
評価菌は、温泉試料由来の80℃メタン発酵汚泥とし、コントロールとして35℃メタン発酵汚泥(消化汚泥)とした。菌の接種濃度は、培養開始時に1ml当たり105細胞とした。培養開始後、経時的に生成メタン量を測定した。結果を図3〜5に示す。
【0039】
図3〜5に示すように、80℃でメタン発酵可能な温泉試料由来の汚泥は模擬ゴミおよび生ゴミともに1日にて発酵が立ち上がっているのに対し、35℃の消化汚泥は、模擬ゴミについて培養開始から早くとも15日後に立ち上がりを示した。
実施例5:メタン発酵速度の評価
実施例3および4にて示した培地組成および培養条件メタン発酵実験を行い、高温メタン発酵汚泥と35℃消化汚泥および35℃消化汚泥を種として馴化作製された55℃汚泥を用いて発酵速度を測定した。結果を表2に示す。なお、メタン生成速度は1kgDM有機物を処理した場合の1日当たりのメタン発生量(L)を示す。
【0040】
【表2】
Figure 0004592141
【0041】
有機物濃度12%の生ゴミを用いた場合のメタン生成速度は、55℃メタン発酵汚泥(消化汚泥)で2.3L/KgDM・日、80℃メタン発酵汚泥で33.3L/KgDM・日であった。80℃メタン発酵汚泥のメタン生成速度は、55℃メタン発酵汚泥の14倍であった。
【0042】
このように、55℃メタン発酵汚泥を用いると、DM 10.3%の生ゴミを処理できるが、55℃メタン発酵汚泥は馴化に時間がかかるだけでなく、メタン発生速度が80℃メタン発酵汚泥と比較して非常に遅く、本発明のメタン発酵汚泥は馴化速度及びメタン発酵速度の両面で、従来のメタン発酵汚泥よりも優れていることが明らかになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】モデル生ゴミを用いた場合のメタン産生量を示すグラフである。図1中、「◆」は温泉由来土壌(80℃)を示し、「黒四角」は消化汚泥(35℃)を示す。
【図2】実ゴミを用いた場合のメタン産生量を示すグラフである。図2中、「◆」は温泉由来土壌(80℃)を示し、「黒四角」は消化汚泥(35℃)を示す。
【図3】温泉試料由来(80℃)発酵(2.3%模擬ゴミ)の結果を示す。なお、35℃メタン菌は2.3%模擬ゴミで発酵しなかった。
【図4】消化汚泥由来の35℃メタン発酵の結果を示す。
【図5】生ゴミについて、温泉試料由来(80℃)発酵汚泥の結果を示す。なお、35℃の消化汚泥は生ゴミで発酵しなかった。

Claims (8)

  1. 温泉源泉、海底熱水鉱床、又は火山の環境である高温雰囲気から採取された土壌、
    温泉源泉、海底熱水鉱床、又は火山の環境である高温雰囲気から採取された汚泥または
    温泉源泉、海底熱水鉱床、又は火山の環境である高温雰囲気から採取された水に、嫌気条件かつ70〜90℃で有機物を添加して維持し、メタン発酵能力を有する汚泥を取得する工程を含むことを特徴とする、75℃以上でメタン発酵能力を有する汚泥を作製する方法。
  2. 土壌、汚泥または水が60℃以上の高温雰囲気から採取されたものである、請求項1に記載の方法。
  3. 請求項1又は2に記載の方法により作製された汚泥を種としてメタン発酵装置にて汚泥を作製する方法。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の方法により作製された汚泥。
  5. 請求項4に記載の汚泥を含むメタン発酵装置に嫌気条件下、75℃以上の温度下に有機性廃棄物を供給し、汚泥のメタン発酵能力を維持する方法。
  6. 請求項4に記載の方法により作製された汚泥を含むメタン発酵装置に嫌気条件下、75℃以上の温度下に0.1重量%以上の有機物濃度を有する有機性廃棄物を供給することを特徴とする高濃度の有機物を用いたメタン発酵方法。
  7. 請求項4に記載の汚泥を発酵槽に含むメタン発酵装置。
  8. 請求項4に記載の汚泥をメタン発酵運転する反応容器に接種することを特徴とするメタン発酵の急速立ち上げ方法。
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