JP4591959B2 - ディーゼルパティキュレートフィルタ - Google Patents

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本発明は、フィルタ本体に捕集したパティキュレートの燃焼除去にペロブスカイト型複酸化物を利用したディーゼルパティキュレートフィルタ(以下、適宜DPFという。)に関する。
ペロブスカイト型複酸化物は、ABO3の一般式で表され、そのAサイト及びBサイトが様々な元素で構成されたものが知られている。そうして、このようなペロブスカイト型複酸化物をディーゼルエンジンの排ガス浄化に利用するという提案も知られている。例えば特許文献1には、AB1-XX3(AはLa、Sr、Ce、Ba又はCaのうちの少なくとも一種、BはCo、Fe、Ni、Cr、Mn又はMgのうちの少なくとも一種、CはPt又はPdのうちの少なくとも一種、0.05≦X≦0.2)で表されるペロブスカイト構造を有する触媒を多孔質フィルタに担持させることにより、NOx(窒素酸化物)吸着点を増やし、該フィルタで捕集したパティキュレートやHC(炭化水素)によって、吸着したNOxを還元浄化することが記載されている。
特許文献2には、非晶質複鎖構造型粘度鉱物に貴金属を担持させた第1触媒成分と、ABO3(AはLa、Sr、Ce、Ba又はCaから選ばれる少なくとも一種、BはCo、Fe、Ni、Cr、Mn又はMgから選ばれる少なくとも一種)で表されるペロブスカイト型構造を有する複合酸化物からなる第2触媒成分とを多孔質フィルタに担持させ、パティキュレート及びHCの酸化とNOxの還元とを図ることが記載されている。
特許文献3には、DPF再生用触媒として、AxA′1-xyB′1-y3(AはLa、A′はSr及びCaから選ばれる少なくとも1種、BはFe及びYから選ばれる少なくとも1種、B′はFe、Zn及びMgから選ばれる少なくとも1種であり、0.5<x≦1、0.5<y≦1である)で示されるペロブスカイト型複合酸化物を用いることにより、パティキュレートの着火温度を低下させることが記載されている。
また、特許文献4には、ペロブスカイト型結晶構造を有し、一般式(La1-xx)(Ga1-yFey)O3-δで表され、MはSr、Ca及びBaのうちの少なくとも1種であり、yは0.2〜0.6であるLaGaO3系複酸化物は、酸素イオン伝導性が良いことが記載されている。
特開平7−116519号公報 特開平8−229404号公報 特開平9−267040号公報 特開2001−93325号公報
本発明者は、一般式ABO3で表され且つAサイト若しくはBサイトの一部が別の金属元素で置換されているペロブスカイト型複酸化物の酸素イオン伝導性に着目し、この複酸化物によりパティキュレート(微粒子状物質Soot)の着火燃焼が促進されるのは、複酸化物内部から複酸化物表面のパティキュレートが接触している部分に酸素イオン(活性酸素)が供給され、それによって火種が生成されるためであると考えた。
しかし、パティキュレートの燃焼が始まると、DPFは800℃以上、ひいては1000℃前後の温度になることがある一方、通常は当該燃焼に伴って複酸化物表面の酸素が欠乏してくる。また、DPFよりも排ガス流れの上流側に酸化触媒を配置し、この酸化触媒にHCを供給し該HCの酸化反応熱でDPFの昇温を図る方式では、余分なHCがDPFに供給されて上記複酸化物表面の酸素濃度がさらに低下する。そうして、上記複酸化物は、このような酸素欠乏状態ないしは空燃比リッチ状態において高温になると、そのペロブスカイト結晶構造が崩れ易くなる。
従って、ペロブスカイト型複酸化物をDPFのパティキュレートの燃焼に利用するには、酸素不足状態でも熱によって結晶構造が崩れないようにその耐熱性を向上させる必要がある。
また、パティキュレートの着火温度を低下させることは望ましいことであるが、着火温度が低くても、その燃焼が緩慢であれば、DPFの上流側に酸化触媒を配置してHCを供給し、該HCの反応熱でDPFでのパティキュレートの燃焼促進する必要を生じ、或いはそのような補助的な燃料(HC)の供給量を増大させる必要があり、燃費率が悪化してくる。
すなわち、本発明は、パティキュレートを燃焼除去すべくペロブスカイト型複酸化物を触媒に用いたDPFに関し、触媒の耐熱性を高めるとともに、パティキュレート燃焼性(低温着火性、燃焼速度)を高めて燃費率の低減を図ることを課題とする。
本発明者は、このような課題に対して、LaGaO3系のペロブスカイト型複酸化物において、そのAサイト及びBサイトの少なくとも一方に、2A族元素を置換固溶させると、パティキュレート燃焼触媒として用いたときに、耐熱性、パティキュレート燃焼性が向上することを見出し、本発明を完成した。
請求項1に係る発明は、ディーゼルエンジンの排ガス通路に配設され、該エンジンから排出されるパティキュレートを捕集するディーゼルパティキュレートフィルタであって、
上記パティキュレートを捕集するフィルタ本体の排ガス通路を構成する壁面に、捕集したパティキュレートの燃焼を促進する触媒層がコートされ、
上記触媒層は、LaGaO3系のペロブスカイト型複酸化物を含有し、
上記ペロブスカイト複酸化物のAサイト(Laサイト)及びBサイト(Gaサイト)の少なくとも一方に2A族元素が固溶していることを特徴とする。
本発明によれば、上記ペロブスカイト型複酸化物は、そのAサイト及びBサイトの少なくとも一方に2A族元素が固溶していることにより、優れた酸素イオン伝導性を示す。従って、上記触媒層にパティキュレートが付着して上記複酸化物表面に局部的に酸素濃度の低い部位を生ずると、そこへ周囲の酸素濃度の高いところから酸素イオンが当該複酸化物を介して移動し、活性酸素(O2 -)となって放出される。よって、そこが火種となり易い。
上記火種を生ずると、その近傍では酸素が欠乏するが、上記複酸化物が酸素イオン伝導性を有するため、酸素濃度の高いところから酸素イオンが上記複酸化物を介して当該酸素欠乏部に移動し活性酸素となって継続的に供給される。このため、上記火種でのパティキュレートの酸化反応が促進され、燃焼領域が周囲に広がっていくことになる。すなわち、パティキュレートの実質的な燃焼(継続的な燃焼)が開始することになる。
このように、一旦火種を生ずると、上記複酸化物の酸素イオン伝導性により、その火種に対して酸素が継続的に供給されるため、パティキュレートの実質的な燃焼の開始温度が低下するとともに、燃焼速度も大きくなる。このため、DPF再生(パティキュレートの燃焼除去)にあたり、エンジンの燃料噴射制御によって排ガス温度を高める場合でも、そのための燃料噴射量を少なくすることができ、或いはDPFよりも上流側に酸化触媒を配置し、未燃燃料(HC)を供給して酸化燃焼させフィルタの温度を高める場合でも、或いはDPFに未燃燃料を供給して酸化燃焼させてDPF温度を高める場合でも、その未燃燃料の供給量を少なくすることができ、DPFの再生時間の短縮、燃費の向上に有利になる。
しかも、上記DPFはパティキュレートの燃焼時には800℃以上、ひいては1000℃前後の温度になることがあるが、上記ペロブスカイト型複酸化物は、パティキュレートの燃焼に伴って酸素が不足する状態で高温に加熱されても、その結晶構造が崩れ難いことから、長期間にわたって優れた酸素イオン伝導性を維持し、従って、パティキュレートの燃焼性の低下も少ない。
請求項2に係る発明は、請求項1において、
上記AサイトにはSrが固溶し、上記BサイトにはMgが固溶していることを特徴とする。
すなわち、2A族元素のうちCa、Sr及びBaはAサイトに固溶し、MgはBサイトに固溶する。パティキュレートの燃焼性を高める(燃焼開始温度を低下させる、燃焼速度を増大させる)効果に関しては、Aサイトに固溶する元素のうちではSrが最も効果大であり、このAサイトに固溶するSrとBサイトに固溶するMgとの組み合わせにより、パティキュレートの燃焼性が高くなり、DPFの再生時間の短縮、燃費の向上に有利になる。
請求項3に係る発明は、請求項2において、
上記ペロブスカイト型複酸化物は、La0.9Sr0.1Ga0.8Mg0.23であることを特徴とする。
すなわち、このような成分比により、上記パティキュレート燃焼性の向上に有利になる。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一において、
上記ペロブスカイト型複酸化物は、上記フィルタ本体1L当たり20g以上100g以下含まれていることを特徴とする。
すなわち、上記2A族元素がAサイト及びBサイトの少なくとも一方に固溶しているペロブスカイト型複酸化物は、少量であっても、パティキュレートの燃焼性を高める効果を奏するが、その量が多くなるほどパティキュレートが燃焼し易くなることから、上記フィルタ本体1L当たり20g以上含まれていることが好適である。但し、当該複酸化物の量が多くなり過ぎると、上記触媒層が厚くなり、フィルタ本体の排ガス通路が狭くなり過ぎることから、その量は100g/L以下が好ましい。
請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一において、
上記フィルタ本体の排ガス入口側の端面から排ガス出口側に向かう該フィルタ本体全長の1/5以上1/2以下の範囲に上記ペロブスカイト型複酸化物が担持され、該範囲よりも排ガス出口側はフィルタ本体1L当たりの上記ペロブスカイト型複酸化物の担持量が上記範囲における当該担持量よりも少ないか又は零であることを特徴とする。
上述の如く2A族元素がAサイト及びBサイトの少なくとも一方に固溶しているペロブスカイト型複酸化物は、フィルタ本体に対する担持量が多くなるほどパティキュレートの燃焼性を高める。そこで、本発明では、当該ペロブスカイト型複酸化物の担持量をフィルタ本体の排ガス入口側に多く、排ガス出口側で少なく又は零にしたものである。端的に言えば排ガス入口側のペロブスカイト型複酸化物量をリッチにしたものである。
これにより、フィルタ本体の排ガス入口側では比較的低い温度からパティキュレートの燃焼が始まり、且つその燃焼も活発になる。そうして、この排ガス入口側でのパティキュレートの燃焼によって排ガス出口側でも温度が速やかに高くなり、パティキュレートの燃焼が進み易くなる。よって、本発明によれば、上記ペロブスカイト型複酸化物の総量を多くしなくても、上記排ガス入口側がリッチになっていることにより、フィルタ本体全体のパティキュレートを速やかに燃焼除去する上で有利になる。
請求項6に係る発明は、請求項5において、
上記フィルタ本体の排ガス入口側の上記1/5以上1/2以下の範囲では、上記フィルタ本体1L当たりの上記ペロブスカイト型複酸化物の担持量が20g以上100g以下にされ、
上記フィルタ本体の上記範囲よりも排ガス出口側では、上記フィルタ本体1L当たりの上記ペロブスカイト型複酸化物の担持量が20g未満か又は0gにされていることを特徴とする。
これにより、上記ペロブスカイト型複酸化物の総量を多くしなくても、フィルタ本体全体のパティキュレートを速やかに燃焼除去することができる。
以上のように、本発明によれば、フィルタ本体の触媒層がLaGaO3系のペロブスカイト型複酸化物を含有し、そのAサイト及びBサイトの少なくとも一方に2A族元素が固溶しているから、該ペロブスカイト型複酸化物が優れた酸素イオン伝導性を示し、これにより、パティキュレートが低温で着火燃焼するとともに、その燃焼速度も増大して、DPFの再生時間の短縮、燃費の向上に有利になる。しかも、当該複酸化物はパティキュレートの燃焼に伴って酸素が不足する状態で高温に加熱されても、その結晶構造が崩れ難いことから、長期間にわたって効果が持続するという優れた効果が得られる。
特に上記ペロブスカイト型複酸化物のAサイトにSrが固溶し、BサイトにMgが固溶しているとき、上記パティキュレートの燃焼性を高める(燃焼開始温度を低下させる、燃焼速度を増大させる)効果が高くなる。
また、上記フィルタ本体の排ガス入口側のペロブスカイト型複酸化物量をリッチにしたものによれば、該排ガス入口側では比較的低い温度からパティキュレートの燃焼が始まり、且つその燃焼も活発になるから、その燃焼の影響により排ガス出口側でも温度が速やかに高くなってパティキュレートの燃焼が進み易くなり、ペロブスカイト型複酸化物の総量を多くしなくても、フィルタ本体全体のパティキュレートを速やかに燃焼除去する上で有利になる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2にDPF1を模式的に示すように、このDPF1は、ハニカム構造をなしており、互いに平行に延びる多数の排ガス通路2,3を備えている。すなわち、DPF1は、下流端が栓4により閉塞された排ガス流入路2と、上流端が栓4により閉塞された排ガス流出路3とが交互に設けられ、排ガス流入路2と排ガス流出路3とは薄肉の隔壁5を介して隔てられている。なお、図1においてハッチングを付した部分は下流端の栓4を示している。
DPF1は、そのフィルタ本体がコージェライトやSiC、Si34、サイアロンのような無機多孔質材料から形成されており、排ガス流入路2内に流入した排ガスは図2において矢印で示したように周囲の隔壁5を通って隣接する排ガス流出路3内に流出する。すなわち、図3に示すように、隔壁5は排ガス流入路2と排ガス流出路3とを連通する微細な細孔(排ガス通路)6を有し、この細孔6を排ガスが通る。そして、パティキュレートは、主に排ガス流入路2と細孔6の壁面に捕捉され堆積する。
上記DPF1のフィルタ本体の上記排ガス通路(排ガス流入路2、排ガス流出路3及び細孔6)の壁面には、Aサイト及びBサイトの少なくとも一方に2A族元素が固溶しているLaGaO3系のペロブスカイト型複酸化物を含有する触媒層7が形成されている。なお、排ガス流出路3の壁面に触媒層を形成することは必ずしも要しない。
以下、実施例及び比較例に基いて本発明を具体的に説明する。
<ペロブスカイト型複酸化物の耐熱性>
実施例に係る2A族元素を固溶させたLaGaO3系のペロブスカイト型複酸化物として、La0.9Sr0.1Ga0.8Mg0.23、La0.9Ba0.1GaO3、La0.9Sr0.1GaO3、La0.9Ca0.1GaO3、及びLaGa0.8Mg0.23を調製した。すなわち、硝酸ランタン、硝酸ガリウム及び固溶すべき2A族元素の酢酸塩を当該複酸化物の各金属のモル比に応じて秤量し、イオン交換水に溶解した。それらの水溶液を混合した後、エバポレータを用いて減圧下で蒸発乾固させ、さらにホットプレート上で乾燥させた後、電気炉により400℃の温度で3時間の仮焼(calcination)を行なった。得られた生成物を乳鉢で粉砕した後、電気炉にて1300℃の温度で24時間の焼成を行なうことにより、当該複酸化物を得た。
比較例に係るペロブスカイト型複酸化物として、LaCo0.95Pt0.053を調製した。すなわち、硝酸ランタン、硝酸コバルト及びジニトロジアミン白金硝酸溶液を当該複酸化物の各金属のモル比に応じて秤量し、実施例に係るペロブスカイト型複酸化物と同様の操作によって比較例に係る複酸化物を調製した。但し、電気炉による焼成は750℃で3時間とした。
得られた実施例及び比較例の各ペロブスカイト型複酸化物について、X線回折(XRD)により、フレッシュ時(エージング前)とエージング後の結晶構造解析を行なった。エージングは、当該複酸化物を、水蒸気を含有する窒素ガス中(酸素不含)で900℃の温度に24時間保持するというものである。フレッシュ時のX線回折結果を図4に、エージング後のX線回折結果を図5に示す。
この両図によれば、実施例に係る各ペロブスカイト型複酸化物ではフレッシュ時とエージング後とでX線回折に実質的な変化は認められない。これに対して、比較例に係るLaCo0.95Pt0.053ではフレッシュ時に見られなかったPtのピークがエージング後に現れている。このPtのピークはエージングによって結晶構造が崩れたためと認められる。このことから、実施例に係る各ペロブスカイト型複酸化物は酸素不足状態で高温に長時間加熱されても、結晶構造が崩れず、耐熱性が高いということができる。
<実施例及び比較例のパティキュレート燃焼性(粉末状態)>
−実施例1〜6−
上記実施例に係るペロブスカイト型複酸化物各々にPtを担持させた実施例1〜6の各触媒粉を調製した。表1に示すように、実施例1〜4,6のPt担持量は4質量%とし、実施例5は実施例6と同じLa0.9Sr0.1Ga0.8Mg0.23にPtを1質量%担持させたものである。Ptの担持には、実施例の各複酸化物粉末にジニトロジアミン白金硝酸溶液及びイオン交換水を加えて混合した後、蒸発乾固を行ない、得られた乾固物を乳鉢で粉砕し、500℃の温度に2時間保持する焼成を行なう、という方法を採用した。
−比較例1,2−
比較例1はLaを4質量%含有するγ−Al23にPtを4質量%担持させたものである。Ptの担持方法は実施例1〜6と同じである。
比較例2は先の耐熱性テストに用いたLaCo0.95Pt0.053であり、そのPt置換固溶量はPt4質量%に相当する。
−カーボン燃焼速度の測定−
実施例1〜6及び比較例1,2の各触媒粉について、エージング(水蒸気を含有する窒素ガス中(酸素不含)で900℃の温度に24時間保持)後、各々にパティキュレートとしてのカーボンを20質量%で混合し、評価サンプルとした。この評価サンプルを10vol%の酸素を含有する窒素ガス気流中で10℃/分の速度で室温から昇温させていき、TG−DTA測定により、450℃、500℃及び550℃の各温度でのカーボン燃焼速度を測定した。結果は表1に示す通りである。
Figure 0004591959
実施例1〜6及び比較例2は比較例1よりもカーボン燃焼速度が大きくなっているが、これはペロブスカイト型複酸化物を用いたことによる効果であると認められる。また、実施例1〜6は比較例2よりもカーボン燃焼速度が大きくなっているが、これは実施例に係るペロブスカイト型複酸化物は耐熱性が高く、上述のエージングによってもその結晶構造の崩れが少ないこと、または実質的に結晶構造が崩れていないことが一因であると考えられる。また、実施例1〜6は500℃及び550℃だけでなく、450℃でもカーボン燃焼速度が比較例よりも大きくなっていることから、パティキュレート燃焼開始温度の低減にも有利であることがわかる。
そうして、2A族元素がAサイトに置換固溶した実施例1〜3では、2A元素としてSrを採用した実施例2が最も良い結果を示している。また、MgをBサイトに固溶した実施例4〜6の方が実施例1〜3よりも良い結果を示しており、また、Aサイト及びBサイトの双方に2A族元素を置換固溶させた実施例5,6がさらに良い結果を示している。従って、Aサイトに置換固溶させる2A元素としてはSrが良く、それよりもBサイトにMgを置換固溶させる方が良く、さらに、SrとMgとを組み合わせてA及びBの両サイトに置換固溶させることが良いことがわかる。
<実施例及び比較例に係るDPFのパティキュレート燃焼性>
−実施例7−
上記実施例1のLa0.9Ca0.1GaO3にPtを4質量%担持した触媒粉とγ−Al23にPtを4質量%担持させた触媒粉とを混合し、これにZrO2バインダとイオン交換水を加えてスラリーを調製し、このスラリーをコージェライト製フィルタ本体(容量25mL)の排ガス通路壁面にフィルタ全長にわたって均一にコーティングした後、大気雰囲気で500℃の温度に2時間保持する焼成を行なった。上記両触媒粉各々の担持量(フィルタ本体1L当たりの担持量のこと。以下、同じ。)はいずれも20g/Lである。
−実施例8−
La0.9Ca0.1GaO3にPtを4質量%担持した触媒粉の担持量を40g/Lとする他は実施例7と同じ構成とした。
−実施例9−
実施例7のLa0.9Ca0.1GaO3にPtを4質量%担持した触媒粉に代えてLa0.9Sr0.1Ga0.8Mg0.23にPtを4質量%担持した触媒粉を採用する他は実施例7と同じ構成とした。
−実施例10−
La0.9Sr0.1Ga0.8Mg0.23にPtを4質量%担持した触媒粉の担持量を40g/Lとする他は実施例9と同じ構成とした。
−比較例3−
γ−Al23にPtを4質量%担持させた触媒粉のみを実施例7と同じ方法でフィルタ本体に100g/L均一担持させた構成とした。
−比較例4−
実施例7のLa0.9Ca0.1GaO3にPtを4質量%担持した触媒粉に代えて、比較例2に係るLaCo0.95Pt0.053を採用し、その担持量を50g/Lとする他は実施例7と同じ構成とした。
−比較例5−
LaCo0.95Pt0.053の担持量を100g/Lとする他は比較例4と同じ構成とした。
−カーボン燃焼速度の測定−
実施例7〜10及び比較例3〜5各々のDPFについて、カーボン燃焼速度を測定した。カーボン燃焼速度の測定にあたっては、各DPFサンプルに対して事前にエージング(水蒸気を含有する窒素ガス中(酸素不含)で900℃の温度に24時間保持)を行なった。次いで、各DPFの触媒層にカーボンを10g/L堆積させ、10vol%の酸素を含有する窒素ガス気流中で15℃/分の速度で室温から昇温させていった。そして、各DPFを通過したガス中のCO濃度及びCO2濃度の変化を調べることにより、400℃〜590℃の各温度でのカーボン燃焼速度を求めた。結果は表2に示す通りである。
Figure 0004591959
表2より、DPFであっても、実施例のように2A族元素を固溶したLaGaO3系のペロブスカイト型複酸化物を用いると、カーボン燃焼速度が増大することがわかる。また、実施例7,9と実施例8,10との比較より、当該ペロブスカイト型複酸化物の担持量を多くするほどカーボン燃焼速度が増大することがわかる。本発明に係るカーボン燃焼のメカニズムは以下のように考えられる。
図6に示すように、酸素過剰雰囲気において、上記複酸化物8にカーボンパティキュレート9(以下、単にカーボンという)が付着すると、カーボン9が付着した複酸化物8の表面においては微視的な酸素濃度差が現れる。それは、カーボン9が多孔質であり、酸素を吸着する特性を持っていることにより、カーボン9が付着する複酸化物8の表面近傍では、酸素の吸着/脱離が起こるためである。すなわち、カーボン9が付着して複酸化物表面の酸素濃度が低下すると、酸素濃度が高い複酸化物内部から酸素イオンO2-が複酸化物表面へ移動する。そして、この酸素イオンO2-は複酸化物表面に達して活性酸素となり、その結果、複酸化物表面にカーボン9の酸化反応を生じ易いところが局所的に生ずる。また、活性酸素が放出された部分に貴金属(Pt)があると、その触媒作用により、さらに酸化反応を生じ易くなる。
そうして、反応条件が最も整った部位において、カーボン9の酸化反応が始まる(CO2になる)と、すなわち、火種10を生ずると、その火種10の近傍では局部的に酸素が欠乏した状態になる。酸素が欠乏すると、通常はカーボンの酸化反応が弱まりやがて消えるが、本発明の場合は上記複酸化物8の働きによって酸素欠乏部15にまわりから酸素が継続的に供給されるため、その酸化反応が促進されて燃焼領域が広がっていく。
すなわち、上記酸素欠乏部15のまわりには過剰な酸素が存在し、酸素欠乏部15との間で酸素濃度差を生ずる。これにより、複酸化物8の内部の微視的領域で電荷のアンバランスを生じ、これに伴って、複酸化物8まわりから該複酸化物8の内部を通って上記酸素欠乏部15へ向かう酸素イオンの移動を生ずる。これにより、カーボンと酸素との結合燃焼が促進されることになる。
以上のように、一旦火種を生ずると、複酸化物8の良好な酸素イオン伝導性により、その火種に対してまわりから酸素が継続的に供給され、燃焼領域が広がっていく。従って、カーボンの実質的な燃焼(継続的な燃焼)が開始する温度が低くなる。
また、比較例5はペロブスカイト型複酸化物の担持量を100g/Lとしたものであるが、当該担持量が50g/Lの比較例4よりも良くなっている。このような担持量増大の効果は比較例に限られるものではなく、実施例でも同様にペロブスカイト型複酸化物担持量を100g/Lにすると更にカーボン燃焼速度が増大する。すなわち、表2に示す実施例及び比較例のカーボン燃焼速度の測定結果から、本発明において、上記ペロブスカイト型複酸化物担持量を20g/L以上100g/L以下にすると、パティキュレートの燃焼除去に有利になることがわかる。
そうして、実施例7は、ペロブスカイト型複酸化物として、表1から明らかなように実施例の中ではカーボン燃焼速度増大効果が一番小さいLa0.9Ca0.1GaO3を採用したものであるが、その担持量が20g/Lと少ないにも拘わらず、カーボン燃焼速度は担持量100g/Lの比較例3(γ−Al23)やペロブスカイト型複酸化物担持量50g/Lの比較例4(LaCo0.95Pt0.053)と同等若しくはそれらよりも大きくなっている。また、実施例9(La0.9Sr0.1Ga0.8Mg0.23)では、担持量20g/Lでも担持量100g/Lの比較例5と同程度のカーボン燃焼速度を示している。
従って、本発明によれば、フィルタ本体に対するペロブスカイト型複酸化物の担持量が少量であってもパティキュレートの燃焼性が高くなること、従って、DPFによってエンジンの背圧が高くなることを避けながら、パティキュレートを効率良く燃焼除去できること、或いはDPFの小型化に有利であること、さらにエンジンの燃費率を低減に有利であることがわかる。
<ペロブスカイト型複酸化物のフィルタ本体上流側へのリッチ担持>
−実施例11−
本例は図7に示すようにフィルタ本体の排ガス入口側(上流側)の端面から排ガス出口側に向かう該フィルタ本体全長の1/4の部位(ハッチングを付けた部位であり、以下、上流側1/4部位という。)11aと、該部位11aよりも排ガス出口側の部位(以下、下流側3/4部位という。)11bとで、触媒層の構成が異なる。
すなわち、上流側1/4部位11aは、La0.9Sr0.1Ga0.8Mg0.23にPtを4質量%担持させてなるPt/LaSrGaMgOと、Laを4質量%含有するγ−Al23にPtを4質量%担持させたPt/Al23とを、前者の担持量が80g/Lとなり、後者の担持量が20g/Lとなるように混合して担持させたものである。一方、下流側3/4部位は、Pt/Al23を担持量が20g/Lとなるように担持させたものである。
−実施例12−
本例は図8に示すようにフィルタ本体の排ガス入口側の端面から排ガス出口側に向かう該フィルタ本体全長の1/2の部位(ハッチングを付けた部位であり、以下、上流側1/2部位という。)12aと、該部位12aよりも排ガス出口側の部位(以下、下流側1/2部位という。)12bとで、触媒層の構成が異なる。
すなわち、上流側1/2部位12aは、上述のPt/LaSrGaMgOとPt/Al23とを、前者の担持量が40g/Lとなり、後者の担持量が20g/Lとなるように混合して担持させたものである。一方、下流側1/2部位は、Pt/Al23を担持量が20g/Lとなるように担持させたものである。
−実施例13−
上流側1/2部位12aにおけるPt/LaSrGaMgOの担持量を15g/Lとする他は実施例12と同じ構成とした。
−カーボン燃焼速度の測定−
実施例11〜13の各DPFについて、先に説明した表2のケースと同じエージングを行なった後、同じ方法でカーボン燃焼速度を測定した。結果は表3に示す通りである。なお、表3には実施例9のデータも併せて示している。
Figure 0004591959
実施例9,11,12は、DPF全体でのPt/LaSrGaMgOの担持量は互いに同じであるが、Pt/LaSrGaMgOをフィルタ本体の上流側に集中させて担持させた実施例11,12の方がカーボン燃焼速度が大きくなっており、特にフィルタ本体の上流側1/4部位に集中担持させた実施例11のカーボン燃焼速度が大きい。これは、フィルタ本体のPt/LaSrGaMgO担持量が多い上流側では比較的低い温度からパティキュレートの活発な燃焼が始まり、この上流側でのパティキュレートの燃焼によって下流側でも温度が速やかに高くなり、パティキュレートの燃焼が進み易くなったためと考えられる。実施例11はフィルタ本体の上流側1/4部位にPt/LaSrGaMgOを集中担持させた例であるが、上流側1/5部位に集中担持させても同様の結果が得られると見込まれる。
但し、Pt/LaSrGaMgOをフィルタ本体の上流側に集中担持させるケースでも、実施例13のようにその担持量が少なくなると、カーボン燃焼速度はその担持量に相応して小さくなる。
DPFを模式的に示す正面図である。 DPFを模式的に示す縦断面図である。 DPFの排ガス流入路と排ガス流出路とを隔てる壁を模式的に示す拡大断面図である。 各種ペロブスカイト型複酸化物のエージング前のX線回折結果を示すグラフ図である。 各種ペロブスカイト型複酸化物のエージング後のX線回折結果を示すグラフ図である。 本発明に係るDPFのパティキュレート燃焼メカニズムを示す説明図である。 実施例11のフィルタ本体におけるPt/LaSrGaMgOの担持範囲を示す図である。 実施例12のフィルタ本体におけるPt/LaSrGaMgOの担持範囲を示す図である。
符号の説明
1 DPF
2 排ガス流入路(排ガス通路)
3 排ガス流出路(排ガス通路)
4 栓
5 隔壁
6 細孔通路(排ガス通路)
7 触媒層

Claims (6)

  1. ディーゼルエンジンの排ガス通路に配設され、該エンジンから排出されるパティキュレートを捕集するディーゼルパティキュレートフィルタであって、
    上記パティキュレートを捕集するフィルタ本体の排ガス通路を構成する壁面に、捕集したパティキュレートの燃焼を促進する触媒層がコートされ、
    上記触媒層は、LaGaO3系のペロブスカイト型複酸化物を含有し、
    上記ペロブスカイト複酸化物のAサイト及びBサイトの少なくとも一方に2A族元素が固溶していることを特徴とするディーゼルパティキュレートフィルタ。
  2. 請求項1において、
    上記AサイトにはSrが固溶し、上記BサイトにはMgが固溶していることを特徴とするディーゼルパティキュレートフィルタ。
  3. 請求項2において、
    上記ペロブスカイト型複酸化物は、La0.9Sr0.1Ga0.8Mg0.23であることを特徴とするディーゼルパティキュレートフィルタ。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一において、
    上記ペロブスカイト型複酸化物は、上記フィルタ本体1L当たり20g以上100g以下含まれていることを特徴とするディーゼルパティキュレートフィルタ。
  5. 請求項1乃至請求項3のいずれか一において、
    上記フィルタ本体の排ガス入口側の端面から排ガス出口側に向かう該フィルタ本体全長の1/5以上1/2以下の範囲に上記ペロブスカイト型複酸化物が担持され、該範囲よりも排ガス出口側はフィルタ本体1L当たりの上記ペロブスカイト型複酸化物の担持量が上記範囲における当該担持量よりも少ないか又は零であることを特徴とするディーゼルパティキュレートフィルタ。
  6. 請求項5において、
    上記フィルタ本体の排ガス入口側の上記1/5以上1/2以下の範囲では、上記フィルタ本体1L当たりの上記ペロブスカイト型複酸化物の担持量が20g以上100g以下にされ、
    上記フィルタ本体の上記範囲よりも排ガス出口側では、上記フィルタ本体1L当たりの上記ペロブスカイト型複酸化物の担持量が20g未満か又は0gにされていることを特徴とするディーゼルパティキュレートフィルタ。
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