JP4591660B2 - 赤外線通信制御装置及び電力量計 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の赤外線通信装置間において赤外線を使用してデータ通信を行なう赤外線通信制御装置に関し、また、このような赤外線通信制御装置を使用する電力量計に関する。
近年、消費電力の計量を行う電力量計においては、多機能化が進められており、例えば、時計機能やカレンダー機能を内蔵し、時間帯別の計量を行なうようにした電子式電力量計が提案されている。このような電子式電力量計においては、この電子式電力量計が備えるメモリに対する現在時刻やカレンダーに関する各種設定値の書込みや、このメモリからの時間帯別計量値の定期的な読出しを行う必要がある。
そこで、このような電子式電力量計においては、データ通信用の端子を設け、この端子に接続した通信ケーブルを介するシリアル通信により、この電子式電力量計のメモリに対する各種設定値の書込みや、このメモリからの計量値の読出しを行っている。
しかしながら、電力量計にデータ通信用の端子を設けることや、通信ケーブルを接続することは、電力量計の装置構成の複雑化や製造コストの上昇を招来する。そこで、赤外線通信を使用すれば、データ通信用の端子や通信ケーブルを使用することなく、すなわち、装置構成の複雑化や製造コストの上昇を招来することなく、電力量計のメモリとの間のデータ通信を行うことができる。ところが、電力量計は、屋外において使用されることが多いので、赤外線通信を使用したデータ通信を行おうとしても、外乱光の影響を受け易く、通信ケーブルを使用したデータ通信に比較して、安定した通信を行うことができない。なお、赤外線等の光を用いたデータ通信については、特許文献1に記載されているように、光パルスを使用してデータ通信を行うものが提案されている。すなわち、この特許文献1に記載された技術においては、送信側装置は、発光手段において送信データを光パルスに変換し、受信側装置に向けて出力する。そして、受信側装置は、送信側装置の発光手段から出力された光パルスを、受光手段を介して受信し、受信したパルス信号から、受信データを抽出するようにしている。そして、この技術においては、上記送信側装置は、外乱光の影響を検出するための受光手段を備えており、データ送信中に外乱光の影響が所定以上に大きくなったことが検出されるとデータ送信を中断し、外乱光の影響が所定未満となったときにデータ送信を再開するように制御されている。
また、赤外線を用いたデータ通信については、特許文献2に記載されているように、赤外線によるデータ通信時において、受信信号レベルが低下したときには、データ通信を一時停止の状態とし、受信信号レベルが所定のレベルに回復するまで待つように制御する技術が提案されている。
特開平9−312613号公報 特開2002−198910公報
ところで、上記赤外線を用いたデータ通信においては、外乱光には指向性があり、データ送信中に、受信側装置の受光手段だけが外乱光の影響を受けるようになることがある。ところが、特許文献1に記載された技術においては、送信側装置は、受信側装置の状態を確認することができないので、受信側装置の状態に関係なく、一方的に光パルスを出力することとなる。したがって、この技術においては、受信側装置の受光手段だけが外乱光の影響を受けているときには、良好なデータ通信が行えなくなる虞れがある。また、この技術における送信側装置には、外乱光の影響を専ら検出するための受光手段を設ける必要があるため、装置構成の複雑化や製造コストの上昇が招来される虞れがある。さらに、この技術においては、データ通信中に外乱光の影響が大きくなったときには、データ通信を中止し、外乱光の影響が低下したときに、改めて全てのデータについての送信をやり直すこととなるため、データ通信の効率が低下するという問題点がある。
また、上記特許文献2に記載された技術においては、単なる受信信号レベルの変化を監視しているだけなので、外乱光の影響を判別することができない。すなわち、この技術においては、検出されている受信信号レベルが、本来の受信データのレベルなのか、あるいは、外乱光の影響によって高くなっているレベルなのかを判別することができないので、外乱光の影響があるときには、本来の受信データのレベルが低下していることを検出することができない。
そこで、本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するために提案されたものであって、装置構成の複雑化を招来することなく、赤外線を用いたデータ通信が、外乱光の影響を受け易い環境下においても、良好且つ効率よく行えるようになされた赤外線通信制御装置を提供し、また、このような赤外線通信制御装置を用いた電力量計を提供することを目的とするものである。
本発明は、目的を達成するために提案されたものであって、第1の発明(請求項1記載の発明)は、それぞれが赤外線発光部赤外線受光部及びこれらを制御する制御部を有する二以上の赤外線通信装置を備え、これら赤外線通信装置間で赤外線を使用してデータ通信を行なう赤外線通信制御装置であって、上記一の赤外線通信装置から上記他の赤外線通信装置へ複数のデータビットから構成される1ブロック単位における1ビット単位のデータが光信号として通信されると、受信側の赤外線通信装置の制御部は、指定継続回数のうちの予め定められた所定回数以上がレベル「1」であるかどうか、または、指定継続時間のうちの予め定められた所定時間以上がレベル「1」であるかどうかを判別して、光信号のレベルを判定し、信号が受信されたと判定すると、応答信号を一定の時間だけ出力させ、次に、受信信号のレベルの状態が予め定められた判定条件だけ継続することにより、レベル0を判定し、レベル0が判定されると、応答信号を一定の時間だけ出力させ、上記一の赤外線通信装置からのデータ送信を継続させることを特徴とするものである。
また、第の発明(請求項記載の発明)は、電力量計に係るものであって、請求項1記載の赤外線通信制御装置を構成する二以上の赤外線通信装置のうちの何れか一の赤外線通信装置と、設定値及び計量値を記憶するメモリとを備え、上記一の赤外線通信装置の制御部は、通信を要求する外部の赤外線通信装置との間で、上記赤外線発光部及び赤外線受光部を介して、上記設定値の書込み、または、上記計量値の読出しに関するデータの通信を行うとき、このデータの通信方向及びこのデータの種類を指示する信号を含めて通信することにより、このデータが設定値であるか、または、計量値であるかの判別を行うことを特徴とするものである。
上記第1の発明(請求項1記載の発明)に係る赤外線通信制御装置においては、二以上の赤外線通信装置の間で複数のデータビットから構成される1ブロック単位のデータを通信するときには、受信側で指定継続回数のうちの予め定められた所定回数以上がレベル「1」であるかどうか、または、指定継続時間のうちの予め定められた所定時間以上がレベル「1」であるかどうかを判別して、光信号のレベルを判定し、信号が受信されたと判定すると、応答信号を一定の時間だけ出力させ、次に、受信信号のレベルの状態が予め定められた判定条件だけ継続することにより、レベル0を判定し、レベル0が判定されると、応答信号を一定の時間だけ出力させ、上記一の赤外線通信装置からのデータ送信を継続させるので、瞬間的な外乱光の影響により、短時間に亘って外乱光の影響が現れても、データ通信が中止されることはなく、正常なデータの送受信が継続されるため、従来技術では、データの送受信中に外乱光の影響を検出すると、データ通信を中止して、後から1ブロック単位のデータを再度送信し直していたが、この赤外線通信制御装置においては、1ブロック単位のデータを改めて送信し直す必要はないので、通信効率が向上する。
また、第の発明(請求項記載の発明)に係る電力量計においては、第1の発明に係る赤外線通信制御装置を用いて、制御装置との間で、データと、このデータの通信方向及びこのデータのメモリにおける格納エリアを指示する信号とが通信されるので、このデータが設定値であるか、または、計量値であるかの判別を行うことができ、安定確実で効率の良いデータ通信が可能となる。
すなわち、本発明は、装置構成の複雑化を招来することなく、赤外線を用いたデータ通信が、外乱光の影響を受け易い環境下においても、良好且つ効率よく行えるようになされた赤外線通信制御装置を提供し、また、このような赤外線通信制御装置を用いた電力量計を提供することができるものである。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら説明する。
〔赤外線通信制御装置の第1の実施の形態〕
以下、本発明に係る赤外線通信制御装置の第1の実施の形態について、図1及び図2を用いて説明する。図1は、本実施の形態における赤外線通信制御装置の主要構成を示すブロック図である。この赤外線通信制御装置は、第1の赤外線通信装置となるマスタ装置1と、第2の赤外線通信装置となるスレーブ装置2とを備えている。上記マスタ装置1は、マイクロコンピュータからなる制御部10と、この制御部10によって通信制御される赤外線発光部11及び赤外線受光部12とを備え、また、上記スレーブ装置2は、マイクロコンピュータからなる制御部20と、この制御部20によって通信制御される赤外線受光部21及び赤外線発光部22とを備えている。そして、上記マスタ装置1の赤外線発光部11により発光される光信号Sは、上記スレーブ装置2の赤外線受光部21によって受光される。また、上記スレーブ装置2の赤外線発光部22により発光される光信号Rは、マスタ装置1の赤外線受光部12によって受光される。
また、図2は、本発明に係る赤外線通信制御装置の第1の実施の形態におけるデータ送受信の開始状態を示すタイミングチャートである。先ず、上記マスタ装置1がスレーブ装置2に対して、赤外線によるデータ通信を開始しようとするときの動作を説明する。このとき、マスタ装置1の制御部10から、赤外線発光部11に対して、レベル1のST1信号を出力するように指示が出される。この指示を受けた赤外線発光部11は、図2に示すように、ST1信号を光信号Sとして発光し出力する。光信号Sは、スレーブ装置2の赤外線受光部21によって受光され、制御部20によりレベルを判定される。このとき、制御部20は、レベル1の状態が予め定められた判定条件だけ継続したときには、ST1信号が受信されたと判定する。制御部20は、ST1信号の受信を判定すると、ST1信号の受信応答として、赤外線発光部22に対して、レベル1の応答信号を出力するように指示を出す。この指示を受けた赤外線発光部22は、応答信号を光信号Rとして発光し出力する。この光信号Rは、マスタ装置1の赤外線受光部12によって受光され、制御部10により応答信号のレベルが判定される。そして、上記マスタ装置1の制御部10は、ST1信号の応答信号が受信されたと判定すると、赤外線発光部11に対して、レベル0のST2信号を出力するように指示を出す。指示を受けた赤外線発光部11は、ST2信号を光信号Sとして消光し出力する。光信号Sは、スレーブ装置2の赤外線受光部21によって受光され、制御部20によりレベルを判定される。この制御部20は、レベル0の状態を判定すると、赤外線発光部22に対して、応答信号をレベル0にするように指示を出す。指示を受けた赤外線発光部22は、光信号Rを消光し出力する。そして、制御部20は、レベル0の状態が予め定められた判定条件だけ継続したときには、ST2信号が受信されたと判定する。制御部20は、ST2信号の受信を判定すると、ST2信号の受信応答として、赤外線発光部22に対して、レベル1の応答信号を出力するように指示を出す。この指示を受けた赤外線発光部22は、応答信号を光信号Rとして発光し出力する。光信号Rは、マスタ装置1の赤外線受光部12によって受光され、制御部10により応答信号のレベルが判定される。上記マスタ装置1の制御部10は、ST2信号の応答信号の受信を判定すると、外乱光の影響が低く、データ送受信の通信環境が正常と確認されたものと判断し、赤外線発光部11に対して、データ信号を出力するように指示を出し、データ送信を開始する。
次に、ST2信号の送受信において、外乱光の影響がある場合について説明する。すなわち、上記スレーブ装置2がST1信号に対して応答信号を送信した後、マスタ装置1の制御部10は、ST1信号の応答信号が受信されたと判定すると、赤外線発光部11に対して、レベル0のST2信号を出力するように指示を出す。指示を受けた赤外線発光部11は、ST2信号を光信号Sとして消光し出力する。この光信号Sは、スレーブ装置2の赤外線受光部21によって受光され、制御部20によりレベルを判定される。この制御部20は、レベル0の状態を判定すると、赤外線発光部22に対して、応答信号をレベル0にするように指示を出す。この指示を受けた赤外線発光部22は、光信号Rを消光し出力する。また、制御部20は、レベル0の状態が予め定められた判定条件だけ継続したときには、ST2信号が受信されたと判定する。しかし、このとき、レベル0の状態が予め定められた判定条件だけ継続せずに、外乱光によりレベル0の状態がレベル1に変化したときには、制御部20は、外乱光の影響により、データ送受信の通信環境が異常であると判断する。そして、この制御部20により、通信環境が異常であると判断されたときには、赤外線発光部22に対して、ST2信号の受信応答としてのレベル1の応答信号を出力しないように指示する。したがって、このとき、赤外線発光部22は、応答信号を光信号Rとして発光出力しない。光信号Rはマスタ装置1の赤外線受光部12によって受光され、制御部10によりレベルを判定されるのであるが、制御部10は、ST2信号の応答信号が受信できないため、データ送受信の通信環境が異常であると判断し、データ送信を中止する。また、上記マスタ装置1の制御部10は、ST2信号の送信中において、すなわち、スレーブ装置2がST2信号の受信を判定している途中の状態において、外乱光によるレベル1の受光信号を検出すると、データ送受信の通信環境が異常であると判断し、データ送信を中止する。
上述したように、この実施の形態に係る赤外線通信制御装置においては、データ通信を行うに先だって、ST1信号及びこのST1信号に対する応答信号と、ST2信号及びこのST2信号に対する応答信号との送受信を行うことにより、外乱光の影響による通信環境の異常の有無を判別する。そして、通信環境に異常がないと判別された場合にのみ、データ通信を行うようにしている。
〔赤外線通信制御装置の第2の実施の形態〕
図3は、本発明に係る赤外線通信制御装置の第2の実施の形態におけるデータの送受信状態を示すタイミングチャートである。この実施の形態において、赤外線通信制御装置は、上述した第1の実施の形態におけると同様に、図1に示すように、第1の赤外線通信装置となるマスタ装置1と、第2の赤外線通信装置となるスレーブ装置2とを備えて構成される。なお、この実施の形態は、複数のデータビットから構成される1ブロック単位のデータを通信するときにおいて、1ビット単位のデータを正しく判別するものである。
先ず、上記マスタ装置1がスレーブ装置2に対して、赤外線通信によるデータ送信を行なうときの動作の一例を説明する。このとき、マスタ装置1の制御部10から赤外線発光部11に対して、レベル1のDT1信号を出力するように指示が出される。このDT1信号は、複数のデータビットから構成される1ブロック単位における1ビット単位のデータである。指示を受けた赤外線発光部11は、図3に示すように、DT1信号を光信号Sとして発光し出力する。この光信号Sは、スレーブ装置2の赤外線受光部21によって受光され、制御部20によりレベルを判定される。上記制御部20は、予め定められた判定条件、すなわち、1ビット単位の状態判別において、指定判定時間内における受信信号状態の指定継続回数、または、指定継続時間におけるDT1信号のレベルを判定する。このとき、DT1信号はデータであるので、制御部20によるレベルの判別は、指定継続回数のうちの所定回数以上がレベル「1」であるかどうか、または、指定継続時間のうちの所定時間以上がレベル「1」であるかどうかによって判別する。上記制御部20は、DT1信号が受信されたと判定すると、DT1信号の受信応答として、赤外線発光部22に対して、レベル1の応答信号を一定の時間だけ出力するように指示を出す。この指示を受けた赤外線発光部22は、応答信号を光信号Rとして発光し出力する。この光信号Rは、マスタ装置1の赤外線受光部12によって受光され、制御部10により応答信号のレベルが判定される。また、上記マスタ装置1の制御部10は、DT1信号の応答信号が受信されたと判定すると、次に続くデータビットDT2信号をレベル0で出力するように指示を出す。指示を受けた赤外線発光部11は、DT2信号を光信号Sとして消光し出力する。この光信号Sは、スレーブ装置2の赤外線受光部21によって受光され、制御部20によりレベルを判定される。
このとき、上記制御部20は、受信信号のレベルの状態が予め定められた判定条件だけ継続することにより、DT2信号のレベル0を判定する。制御部20は、DT2信号のレベルを判定すると、DT2信号の受信応答として、赤外線発光部22に対して、レベル1の応答信号を一定の時間だけ出力するように指示を出す。指示を受けた赤外線発光部22は、応答信号を光信号Rとして発光し出力する。この光信号Rは、マスタ装置1の赤外線受光部12によって受光され、制御部10により応答信号のレベルが判定される。上記マスタ装置1の制御部10は、DT2信号の応答信号が受信されたと判定すると、その後、データ送信を継続する。
次に、DT2信号の送受信において、外乱光の影響がある場合について説明する。上記マスタ装置1の制御部10は、DT1信号の応答信号が受信されたと判定すると、赤外線発光部11に対して、レベル0のDT2信号を出力するように指示を出す。指示を受けた赤外線発光部11は、DT2信号を光信号Sとして消光し出力する。光信号Sは、スレーブ装置2の赤外線受光部21によって受光され、制御部20によりレベルを判定される。ここで、制御部20は、レベルの状態が予め定められた判定条件だけ継続したときには、DT2信号が受信されたと判定するのであるが、この実施の形態においては、DT2信号のレベル判定条件は、指定判定時間内における所定の継続回数、または、所定の継続時間において、データビットが「1」か「0」かの状態を判定するものである。すなわち、このレベル判定は、1ビット単位の状態判別において、指定継続回数のうちの所定回数以上がレベル「1」であるかどうか、または、指定継続時間のうちの所定時間以上がレベル「1」であるかどうかによって判別する。したがって、DT2信号の受信中において、短時間で回復する瞬間的な外乱光の影響により、レベル0の状態が短時間に亘ってレベル1に変化しても、データ送信が中止されることはなく、正常なデータの送受信が継続されることになる。
上述のように、この赤外線通信制御装置においては、複数のデータビットから構成される1ブロック単位のデータを通信するときにおいて、この実施の形態においては、DT2信号の受信中における短時間で回復する瞬間的な外乱光の影響があっても正しいレベルを判定することができるため、データ送信が中止されることがない。
〔電力量計の第1の実施の形態〕
図4は、本発明に係る電力量計の第1の実施の形態における主要構成を示すブロック図である。この電力量計2aは、図4に示すように、上述した赤外線通信制御装置におけるスレーブ装置2を含んで構成されており、外部の制御装置となるマスタ装置1との間で、データ通信を行うように構成されている。すなわち、マスタ装置1は、スレーブ装置2を備えた電力量計2aに対して、赤外線通信によりデータ送受信を行う。マスタ装置1は、上述したように、制御部10と、この制御部10によって通信制御される赤外線発光部11及び赤外線受光部12とを備えている。この電力量計2aは、制御部20と、この制御部20によって通信制御される赤外線受光部21及び赤外線発光部22とを備えている。また、上記制御部20は、データを格納するメモリ20Mを備えている。このメモリ20Mにおいては、アドレス信号20MAに基づいてデータの格納エリアが指定され、また、R/Wデータ20MDに基づいてデータの書込み又は読出しが行われる。また、上記マスタ装置1の赤外線発光部11からの光信号Sは、電力量計2aの赤外線受光部21によって受光される。また、電力量計2aの赤外線発光部22から発光される光信号Rは、マスタ装置1の赤外線受光部12によって受光される。
図5は、本発明に係る電力量計2aの第1の実施の形態におけるデータ受信(書込み)状態を示すタイミングチャートである。先ず、上記マスタ装置1が電力量計2aに対して、赤外線通信によるデータ送信を行なうときの動作の一例について説明する。
上記マスタ装置1は、図5に示すように、電力量計2aに対するデータ送受信の通信環境が正常であることを確認するため、赤外線通信制御装置の第1の実施の形態において説明したように、ST1信号を出力し、電力量計2aから正常な応答があったときには、次に、ST2信号を出力し、電力量計2aから正常な応答があったときには、データ送受信の通信環境が正常であると判断する。そして、マスタ装置1及び電力量計2aは、データの送受信を開始した後は、赤外線通信制御装置の第2の実施の形態において説明した判定方法により、ビット単位のレベルを判定する。そして、マスタ装置1は、電力量計2aに対して、データの通信方向を決めるため、データの書込みか、データの読出しかを指示するR/W信号を送信する。電力量計2aは、R/W信号を正常に受信すると、R/W応答信号をマスタ装置1に送信する。マスタ装置1は、電力量計2aがR/W応答信号を正常に受信すると、続いて、データの種類を出力する。電力量計2aは、データの種類を受信すると、データの種類にしたがって、メモリ20Mのアドレス信号20MAを作成する。R/W信号が書込み(W)を指示する信号の場合には、マスタ装置1は、電力量計2aに対して、書込みWデータを送信する。電力量計2aは、書込みWデータを受信し、マスタ装置1に対して応答信号を送信する。また、電力量計2aは、アドレス信号20MAにより指定されているアドレスに基づいて、メモリ20Mに対し、受信した書込みWデータ20MDとして書込む。
図6は、本発明に係る電力量計2aの第2の実施の形態におけるデータ送信(読出し)状態を示すタイミングチャートである。R/W信号が読出し(R)を指示する信号の場合には、図6に示すように、電力量計2aは、データの種類を受信すると、データの種類の指示にしたがって、メモリ20Mのアドレス信号20MAを作成する。このアドレス信号20MAに基づいて、メモリ20Mから20MDを読出しRデータとして読出して、マスタ装置1に対して送信する。マスタ装置1は、読出しRデータを受信し、電力量計2aに対して応答信号を送信する。そして、R/W信号の指示に拘わらず、R/Wデータ20MDの送受信が終了すると、図5及び図6に示すように、マスタ装置1から電力量計2aに対して、チェック信号の送信を行なう。電力量計2aは、チェック信号を受信すると、マスタ装置1に対して応答信号を送信する。このチェック信号は、正常にR/Wデータの送受信が行なわれたかどうかを連絡するためのものである。なお、この電力量計2aにおいては、R/W信号、データの種類、R/Wデータ及びチェック信号の送受信に関して、赤外線通信制御装置の第2の実施の形態において説明した判定方法を実行することにより、外乱光の影響を受け易い環境下においても、安定、かつ、確実に、効率の良い赤外線データ通信の実現が可能となる。また、この電力量計2aにおいては、電力量計2aに対するデータ通信において、データの書込みか読出しかを指示することにより、「設定値の書込み」か「計量値の読出し」かを判断することができる。さらに、この電力量計2aにおいては、R/W信号に対応して、指定されたデータの種類が正しい指示かどうかを確認することにより、誤ったメモリエリアへの書込みや、誤ったメモリエリアからの読出しを防止することができる。なお、データ通信の途中で異常が検出された場合には、受信側が応答信号の送信を中止し、送信側が無応答を検出することにより、データ通信を終了させることにより、誤ったデータ通信が継続されることを防止することができる。
本発明に係る赤外線通信制御装置の第1の実施の形態における主要構成を示すブロック図である。 上記赤外線通信制御装置によるデータ送受信の開始状態を示すタイミングチャートである。 本発明に係る赤外線通信制御装置の第2の実施の形態におけるデータの送受信状態を示すタイミングチャートである。 本発明に係る電力量計の第1の実施の形態における主要構成を示すブロック図である。 本発明に係る電力量計の第1の実施の形態におけるデータ受信(書込み)状態を示すタイミングチャートである。 本発明に係る電力量計の第1の実施の形態におけるデータ送信(読出し)状態を示すタイミングチャートである。
符号の説明
1 マスタ装置
2 スレーブ装置
2a 電力量計
10 (マスタ装置1の)制御部
11 (マスタ装置1の)赤外線発光部
12 (マスタ装置1の)赤外線受光部
20 (スレーブ装置2の)制御部
20M メモリ
20MA アドレス信号
20MD R/Wデータ
21 (スレーブ装置2の)赤外線受光部
22 (スレーブ装置2の)赤外線発光部
S (マスタ装置1からの)発光信号
R (スレーブ装置2からの)発光信号

Claims (2)

  1. それぞれが赤外線発光部赤外線受光部及びこれらを制御する制御部を有する二以上の赤外線通信装置を備え、これら赤外線通信装置間で赤外線を使用してデータ通信を行なう赤外線通信制御装置であって、
    上記一の赤外線通信装置から上記他の赤外線通信装置へ複数のデータビットから構成される1ブロック単位における1ビット単位のデータが光信号として通信されると、受信側の赤外線通信装置の制御部は、指定継続回数のうちの予め定められた所定回数以上がレベル「1」であるかどうか、または、指定継続時間のうちの予め定められた所定時間以上がレベル「1」であるかどうかを判別して、光信号のレベルを判定し、信号が受信されたと判定すると、応答信号を一定の時間だけ出力させ、次に、受信信号のレベルの状態が予め定められた判定条件だけ継続することにより、レベル0を判定し、レベル0が判定されると、応答信号を一定の時間だけ出力させ、上記一の赤外線通信装置からのデータ送信を継続させる
    ことを特徴とする赤外線通信制御装置。
  2. 請求項1記載の赤外線通信制御装置を構成する二以上の赤外線通信装置のうちの何れか一の赤外線通信装置と、
    設定値及び計量値を記憶するメモリとを備え、
    上記一の赤外線通信装置の制御部は、通信を要求する外部の赤外線通信装置との間で、上記赤外線発光部及び赤外線受光部を介して、上記設定値の書込み、または、上記計量値の読出しに関するデータの通信を行うとき、このデータの通信方向及びこのデータの種類を指示する信号を含めて通信することにより、このデータが設定値であるか、または、計量値であるかの判別を行う
    ことを特徴とする電力量計。
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