JP4591284B2 - 異種金属パネルの接合構造 - Google Patents

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本発明は、例えばアルミニウム板と鋼板との組み合わせに代表されるような異種金属パネル同士の接合構造に関し、特にセルフピアスリベットにて締結・接合するのに好適な異種金属パネルの接合構造に関する。
アルミニウム板と鋼板との接合のように異種金属パネル同士をセルフピアスリベットにて締結・接合するにあたり、異種金属パネルの電位差による電食防止、ひいてはその電食に起因する錆の発生防止を目的として、両者の間に接着剤を介在させて異種金属パネル同士を直接接触させないようにした接合方法が特許文献1等にて提案されている。
特開2005−155671号公報
しかしながら、特許文献1に代表されるような従来の技術では、例えば異種金属パネルのうち少なくともいずれか一方のパネルの周縁部にフランジ部を形成してこのフランジ部を接合部として接合した場合、接合部からの接着剤のはみ出しが不可避であることから、はみ出した接着剤がリベット打ち込み工具であるダイスやポンチに付着したり周囲に垂れ落ちて作業環境を悪化させることになるほか、パネルの他の部位にまで接着剤が付着してパネルの汚染を招くこととなって好ましくない。
また、上記接合構造を例えば自動車の車体構造に採用した場合、塗装後に上記接合部の外側からペイントシールを塗布して完全な防錆仕様とすることが行われるが、上記のように接着剤のはみ出しが残っているとペイントシールが接着剤と密着しないため、十分な防錆性を付与することができないことになる。
このようなことから、従来ではセルフピアスリベットによる接合後に接合部からはみ出した接着剤の拭き取り作業が必須であり、その拭き取り作業に多大な工数を要し、生産性を大きく阻害する要因となっている。
本発明はこのような課題に着目してなされたものであり、接着剤の使用を前提として異種金属パネル同士をセルフピアスリベットにて締結・接合するにあたり、その接合部からの接着剤のはみ出しを極力少なくすることができるようにした接合構造を提供しようとするものである。
請求項1に記載の発明は、一方のパネルに対し他方のパネルを重ね合わせてその重合部を接合部として当該接合部に接着剤を介在させた異種金属パネル同士をその接合部に打ち込まれるセルフピアスリベットをもって締結・接合した異種金属パネルの接合構造であって、上記接合部を構成することになるいずれか一方のパネルの接合面のうち少なくともセルフピアスリベット締結時に加圧される部分を他のパネル着座面よりも一段低い凹状部として形成してあるとともに、上記凹状部を接合部以外の外部に開放してあることを特徴とする。
異種金属パネルの組み合わせは、例えば請求項7に記載のように、一方のパネルがアルミニウム板で、他方のパネルが鋼板である場合を想定している。
また、セルフピアスリベット締結時に加圧される部分とは、単にセルフピアスリベットの投影面積に相当する部分だけでなく、セルフピアスリベットの打ち込みに先立ってパッド等の工具にて加圧拘束される部分や、セルフピアスリベット結合後にそのセルフピアスリベットの投影面積に相当する部分からの波及的効果により加圧される部分をも含むものとする。
この場合、上記凹状部は、請求項2に記載のように、締結後のセルフピアスリベットの投影面積を含みつつその周囲側を接着剤受容空間として拡張することによって形成したものであることが、接着剤受容空間の容積増大化の上で好ましい。
したがって、少なくとも請求項1に記載の発明では、セルフピアスリベットの投影面積に相当する部分では実質的に双方のパネル同士が直接接触して接着剤がその周囲に押し出されるものの、セルフピアスリベットの投影面積の周囲では上記凹状部によって所定の隙間が確保されているために、この隙間が接着剤受容空間として機能して、接着剤の押し出しによる塗り広がりを積極的に許容する。その結果として、セルフピアスリベットによる締結後に接合部にて保有できる接着剤の量が多くなり、接合部からの接着剤のはみ出しを大幅に抑制することが可能となる。
請求項1に記載の発明によれば、接合部からの接着剤のはみ出し量が従来に比べて大幅に少なくなるため、その拭き取り作業に必要な工数を減らして、生産性向上に寄与できるほか、拭き取りにより無駄となる接着剤が少なくなることによって材料歩留まりの向上も併せて達成できる効果がある。
図1以下の図面は本発明に係る接合構造のより具体的な実施の形態を示す図であり、特に図1は異種金属パネルであるアルミニウム合金パネル(アルミニウム合金板)2とスチールパネル(鋼板)3とを複数のセルフピアスリベット4をもって締結・接合し、閉断面構造の長尺な車体構造部品として組み立てたパネル部品1の一例を示している。
図1に示すように、このパネル部品1は、アルミニウム合金鋳物として鋳造された溶製材としてのアルミニウム合金パネル(以下、単に「アルミパネル」と称する)2と、一端に予めフランジ部3aを曲折成形してあるスチールパネル3とを組み合わせたもので、アルミパネル2とスチールパネル3のフランジ部3aとの間に熱硬化型の構造用接着剤5を介在させながら両者を重ね合わせて、フランジ部3a側から例えば30〜50mmピッチで複数のセルフピアスリベット4を打ち込むことにより、アルミパネル2とフランジ部3aとの重合部を接合部としていわゆるリベット継ぎ手の形態をもって締結・接合してある。
なお、熱硬化型の構造用接着剤としては、例えば一液型エポキシ系接着剤を用いている。
セルフピアスリベット4の打ち込みに際しては、例えば図2の(A),(B)に示すように、接着剤5を介在させたアルミパネル2とスチールパネル3のフランジ部3aとをダイス6とパッド7とで加圧拘束した上で、パッド7に案内されているセルフピアスリベット4をポンチ8にて打撃力を与えて打ち込むものである。打撃力を受けたセルフピアスリベット4は、スチールパネル3のフランジ部3aを貫通した上で、それらのフランジ部3aやアルミパネル2とともに塑性変形しながら下側のアルミパネル2については貫通しないまでも所定深さまで圧入されて、最終的には図1のほか図2の(B)に示すように頭部がフランジ部3aとほぼ面一となる状態をもってその打ち込みが完了する。
こうしてセルフピアスリベット4にて締結・接合されて組み立てたパネル部品1は、脱脂、化成処理の各工程を経た上で電着塗装を施し、その後に乾燥を目的としたオーブンにて例えば170〜200℃の温度条件で例えば30分間程度加熱処理を施すことにより、アルミパネル2とスチールパネル3との間に介在している接着剤5が反応硬化することになる。
ここで、図1に示すように、アルミパネル2の端縁とスチールパネル3側のフランジ部3aの先端縁とはわずかにオフセットさせて段差部を形成してあり、上記接着剤5の反応硬化後にその段差部にペイントシール18をビード状に塗布してある。このように、アルミパネル2とスチールパネル3側のフランジ部3aとの接合部の全面に接着剤を介在させた上で、さらに接合部の外側からペイントシール18を塗布することにより、水密性を向上させてより完全な防錆仕様としてある。
このペイントシール18の塗布後に例えば120℃程度の温度条件で硬化させ、さらに中塗り、上塗りの塗装を施すことになる。
なお、図1に示すように、接合部たるアルミパネル2とフランジ部3との重合部のうちフランジ部3aの根元部に相当する位置から接着剤5aがはみ出すことがあるが、パネル部品1が閉断面構造であるためにはみ出し接着剤5aが外部に露出することもなければ部品機能の上で支障をきたすこともなく、したがって、はみ出し接着剤5aの存在は許容される。
ここで、図3は図1の要部の分解斜視図を、図4,5は図3の要部の詳細をそれぞれ示しており、本実施の形態ではアルミパネル2が溶製材である点を利用して、そのアルミパネル2側の接合面としてスチールパネル3側のフランジ部3aとの重合部となる位置には、各リベット打ち込み位置9毎にその周囲を取り囲むような略半円凹状の逃げ部10aを形成し、隣り合う逃げ部10a,10a同士を両者の間のパネル着座面11側の円弧状部11aをもって略波形状に滑らかに連続させつつアルミパネル2の一般面2a側に向かって幅広に拡張して、縦壁面2bとパネル着座面11との間にそのパネル着座面11よりも一段低い凹状部10を形成してある。また、パネル着座面11の端縁にはそのパネル着座面11よりも一段高い凸状部としての凸状ビード部12を長手方向に沿って形成してある。
ここで、パネル着座面11自体もアルミパネル2の一般面2aよりも一段低くなるように設定してあり、図5から明らかなように、このパネル着座面11は凸状ビード部12に向かって上り勾配となる傾斜面をもって形成してある。
上記凹状部10は、セルフピアスリベット4の締結時に加圧されることになる部分を中心として締結後のセルフピアスリベット4の投影面積の外周側に所定量だけ予め円形状に拡張して略半円状の逃げ部10aを形成し、それぞれの逃げ部10a,10a同士が連続するようにさらに一般面2a側に向けて幅広に拡張形成したものであり、セルフピアスリベット4の打ち込みに先立ってパネル着座面11にフランジ部3aを着座させてアルミパネル2とフランジ部3aとを重ね合わせたときには、凹状部10に相当する位置ではパネル着座面11との高さの差に相当する隙間が確保され、その結果として後述するように凹状部10をもって形成された空間の一部が積極的に接着剤5を受容するいわゆる接着剤溜まり、すなわち接着剤受容空間として機能することになる。
なお、上記のようにセルフピアスリベット4の締結時に加圧されることになる部分とは、単にセルフピアスリベット4の投影面積に相当する部分だけでなく、セルフピアスリベット4の打ち込みに先立って図2のパッド7等の工具にて加圧拘束される部分や、セルフピアスリベット締結後にそのセルフピアスリベット4の投影面積に相当する部分からの波及的効果により加圧される部分をも含むものとする。
また、凹状部10のうち最も凸状ビード部12寄りに頂部相当位置からその凸状ビード部12にかけて、それらの凸状ビード部12やパネル着座面11の一部を切り欠くようにして逃がし溝13を形成してあるとともに、隣接する逃がし溝13,13同士の中間位置においても同様に凸状ビード部12を切り欠くようにして逃がし溝14を形成してある。そして、逃がし溝13があることによって、凹状部10をもって形成される空間を凸状ビード部12から外部に開放してある。同時に、逃がし溝14があることによってパネル着座面11の上面を凸状ビード部12から外部に開放してある。
さらに、図3から明らかなように、上記凸状ビード部12から縦壁面2bまでの距離に対してスチールパネル2のフランジ部2aの幅寸法を小さく設定してあることから、結果として図7に示すように上記凹状部10をもって形成される空間がフランジ部3aの根元部から外部に開放されることになる。
したがって、このような接合構造によれば、アルミパネル2とスチールパネル3をセルフピアスリベット4をもって締結・接合するには、最初に図6の(A)に示すように、アルミパネル2側の接合面においてその長手方向に沿って接着剤5(同図にハッチングを付した部分)を所定幅で且つビード状に塗布しておく。接着剤5の塗布位置としては同図に示すように少なくともリベット打ち込み位置9を覆うように塗布することが望ましい。また、接着剤5は室温において液状またはペースト状のものを使用するものとし、その塗布方法としては手作業でも自動塗布方式でもよい。
続いて、接着剤5が塗布されたアルミパネル2側の接合面に対してスチールパネル3のフランジ部3aを重ね合わせて相対位置決めを行い、接着剤5をサンドウィッチ状に挟み込む。この時には、図3に示すように、凹状部10の底面がパネル着座面11よりも一段低くなっており、しかもパネル着座面11自体が傾斜面として形成されているので、フランジ部3aはパネル着座面11の一部において密着するだけである(図7の(A)参照)。
この状態で、図2のようにしてリベット打ち込み位置9にセルフピアスリベット4を打ち込んで両者を機械的に締結・接合する。セルフピアスリベット4の打ち込みの直前に図2のパッド7にて双方のパネル2,3を加圧拘束した際、あるいはセルフピアスリベット4の打ち込み初期段階では、図6の(B)に矢印Fで示すように加圧力を受けてパネル2,3相互間に介在している接着剤5が押し広げられて塗り広がる。特にスチールパネル3側のフランジ部3aを重ね合わせた瞬間に相互接触することになるパネル着座面11上の接着剤5が押し広げられて、その多くが凹状部10に追いやられ、また一部の接着剤5が逃がし溝13からはみ出すことになる(このはみ出し接着剤を図7に符号5bにて示す)。
この時、図4,5から明らかなようにパネル着座面11が傾斜面となっていて、しかも凹状部10のうちでも縦壁面2b寄りの方が空間的に広くなっている故に、そのパネル着座面11とフランジ部3aとの間に接着剤5を保有しやすくなるだくでなく、加圧力を受けることによってパネル着座面11上の接着剤5は凸状ビード部12とは反対側の縦壁面2b側に向かって逃げやすく、上記のように多くの接着剤5が凹状部10に集められることになる。
そして、セルフピアスリベット4による締結が完了した状態では、図7に示すようにリベット締結力を受けてセルフピアスリベット4の周囲において凹状部10の底面とフランジ部3aとが実質的に密着する状態となるので、図6の(C)に示すように接着剤5が一段と広範囲に押し広げられて塗り広がるとともに、凹状部10のうちでも上記密着部以外の部分に接着剤5が追いやられて、図7に示すように、一部の接着剤5がはみ出し接着剤5bとして逃がし溝13,14から、同様に一部の接着剤5がはみ出し接着剤5aとしてフランジ部3aの根元部から外部にそれぞれはみ出すことになる。
なお、逃がし溝13,14は接着剤5が押し広げられる際に接合部に封じ込められた空気を追い出す上でも有効に作用する。空気が封じ込められたままであると接着剤5の塗膜の連続性が途切れて、電食や錆の発生を招く可能性があるからである。
また、上記のように逃がし溝13,14から積極的に接着剤5をはみ出させ、その逃がし溝13,14からのはみだし接着剤5bを目視確認することによって、アルミパネル2とスチールパネル3のフランジ部3aとの接合部の全領域にわたって満遍なく接着剤5が塗り広げられたことを間接的に確認することができる。
こうしてセルフピアスリベット4による締結・接合が完了したならば、先に述べたようにパネル部品1に脱脂、化成処理の各処理を施した上で電着塗装を施し、それに続いて乾燥を目的としたオーブンにて加熱処理を施すことにより、アルミパネル2とスチールパネル3との間に介在している接着剤5を反応硬化させる。
そして、接着剤5の硬化後に、逃がし溝13,14からはみ出したまま硬化しているはみだし接着剤5bを除去した上で、図1および図6の(D)に示すように、フランジ部3aの先端縁と凸状ビード部12とのなすコーナー部にペイントシール18を塗布して加熱硬化させて、完全な防錆仕様とする。なお、この後に中塗り、上塗りの各塗装を施す。
上記の逃がし溝13,14からの接着剤5のはみ出しはその除去が必要になるが、従来と異なりはみ出し位置が限定されていてそのはみ出し量もごく少量であり、しかも反応硬化後の除去で済むためにその除去をきわめて容易に行うことができ、ペイントシール18を塗布する際の作業性が良好で、従来と異なりそのペイントシール18と接着剤5との密着不良の問題も生じない。
図8は本発明の第2の実施の形態を示す説明図で、図4〜6と共通する部分には同一符号を付してある。
この第2の実施の形態では、第1の実施の形態の凹状部10をもって構成される空間を凸状ビード部12側から外部の開放するための逃がし溝23の位置を変更するとともに、その数を増やしたものである。
すなわち、図4と図8とを比較すると明らかなように、図8に示した第2の実施の形態では、凹状部10を凸状ビード部12側から外部に開放するための逃がし溝23を一つの逃げ部10aにつき二つ付帯させた上で、それぞれの逃がし溝23を斜めに形成してある。
この実施の形態によれば、逃がし溝23が凸状ビード部12の外側にて実際に臨むことになる開口部23aの位置からリベット打ち込み位置9(セルフピアスリベット4の位置)までの距離を第1の実施に形態のものより大きく確保することができ、その結果として逃がし溝23からはみ出したはみ出し接着剤5bがセルフピアスリベット4の打ち込み作業を司る図2のポンチ8やダイス6に付着しにくくなり、ひいては各パネル2,3への接着剤5の付着を回避する上で一段と有利となる。しかも、逃がし溝23の長さが長くなることによってその接着剤5の保有量が多くなり、実際に外部にはみ出すはみ出し接着剤5bの量を減らすことができる。
本発明の第1の実施の形態として当該接合構造をもって組み立てられたパネル部品の一例を示す要部斜視図。 図1におけるセルフピアスリベットの打ち込み手順を示す工程説明図。 図1の分解斜視図。 図3におけるアルミパネル側の接合面の要部平面図。 (a),(b),(c),(d)は図4のA−A線、B−B線、C−C線およびD−D線に沿うそれぞれの断面図。 図3の構造をもってセルフピアスリベットを打ち込む際の接着剤の段階的な塗り広がり状態を示す説明図。 セルフピアスリベットの打ち込み後の断面図で、(A)は図4のD−D線に沿う断面図、(B)は図4のB−B線に沿う断面図。 本発明の第2の実施の形態を示す図で、(A)はアルミパネル側の接合面の平面図、(B)はセルフピアスリベット打ち込み後の同部位の平面図。
符号の説明
1…パネル部品
2…アルミニウム合金パネル(異種金属パネル)
3…スチールパネル(異種金属パネル)
3a…フランジ部
4…セルフピアスリベット
5…接着剤
9…リベット打ち込み位置
10…凹状部
10a…逃げ部
11…パネル着座面
12…凸状ビード部(凸状部)
13…逃がし溝
14…逃がし溝
23…逃がし溝

Claims (7)

  1. 一方のパネルに対し他方のパネルを重ね合わせてその重合部を接合部として当該接合部に接着剤を介在させた異種金属パネル同士をその接合部に打ち込まれるセルフピアスリベットをもって締結・接合した異種金属パネルの接合構造であって、
    上記接合部を構成することになるいずれか一方のパネルの接合面のうち少なくともセルフピアスリベット締結時に加圧される部分を他のパネル着座面よりも一段低い凹状部として形成してあるとともに、
    上記凹状部を接合部以外の外部に開放してあることを特徴とする異種金属パネルの接合構造。
  2. 上記凹状部は、締結後のセルフピアスリベットの投影面積を含みつつその周囲側を接着剤受容空間として拡張することによって形成したものであることを特徴とする請求項1に記載の異種金属パネルの接合構造。
  3. 凹状部を形成してある一方のパネルの周縁部に対し他方のパネルを重ね合わせた上でその重合部を接合部として異種金属パネル同士を締結・接合してあって、
    上記接合部を構成することになる一方のパネルの接合面には、凹状部とそれよりも一段高いパネル着座面とを形成してあるとともに、一方のパネルの接合面の先端縁には上記パネル着座面よりも一段高い凸状部を形成してあり、
    上記凹状部は接合部のうちフランジ部の根元部に相当する位置から外部に開放してあることを特徴とする請求項2に記載の異種金属パネルの接合構造。
  4. 上記凸状部に形成した溝によりパネル着座面を外部に開放してあることを特徴とする請求項3に記載の異種金属パネルの接合構造。
  5. 上記パネル着座面および凸状部に形成した溝により凹状部を外部に開放してあることを特徴とする請求項4に記載の異種金属パネルの接合構造。
  6. 上記パネル着座面は凸状部に向かって上り勾配となる傾斜面としてあることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の異種金属パネルの接合構造。
  7. 一方のパネルがアルミニウム板で、他方のパネルが鋼板であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の異種金属パネルの接合構造。
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