JP4590464B2 - 放送受信装置及びその制御方法 - Google Patents

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本発明は、デジタル放送におけるデータ放送番組、特に、データ放送番組に関するデータを取得することが可能なサービスを有するデータ放送番組を受信する放送受信装置及びにその制御方法に関する。
デジタル放送におけるデータ放送番組サービスには、データ放送番組に関するコンテンツを取得する機能を利用したものがある。こうした機能の一つとして、データ放送番組の印刷サービスが実施されている。印刷サービスでは、デジタルテレビに接続されたプリンタにデータ放送番組を通じて印刷データが送信され、放送番組に関連する情報や、ニュース情報、天気予報などコンテンツを印刷することができる。こうしたデータ放送番組の印刷サービスに関するデジタルテレビの放送規格や運用規定は非特許文献1及び非特許文献2に記載されている。これらの規定に基づいて設計されたデジタルテレビが実施可能な印刷サービスは次の3形態に分類される。
・印刷形態(1):デジタルテレビがデータ放送番組に含まれる印刷データを取得し、プリンタに印刷を要求する。
・印刷形態(2):デジタルテレビが表示中のデータ放送番組の画面をキャプチャし、プリンタに印刷を要求する。
・印刷形態(3):デジタルテレビがデータ放送番組で示されたインターネット上のコンテンツを指定して、プリンタに印刷を要求する。
前記印刷形態(1)は非特許文献1及び非特許文献2にて規定される拡張関数DOM(Document Object Model)−API(Application Program Interface)であるprintFile()関数やprintTemplate()関数により実現される。ここでprintFile()関数とは、デジタルテレビが放送波を受信、復調することで得られるトランスポートストリーム(TS)から印刷データ(printFile印刷データ)を取得し、プリンタに転送して印刷を実行するものである。
前記印刷形態(2)は非特許文献1及び非特許文献2にて規定される拡張関数DOM−APIであるprintStaticScreen()関数により実現される。
前記印刷形態(3)は非特許文献1及び非特許文献2にて規定される拡張関数DOM−APIであるprintUri()関数により実現される。printUri()関数とは、その引数によって指定されるURI(Uniform Resource Indicator)が示す印刷データ(printUri印刷データ)をプリンタに取得させ、印刷を実行するものである。
通常、printUri印刷データは、インターネット上のWWWサーバ内に存在する。従って放送番組のTSを記録するハードディスクレコーダのような録画装置では、printFile印刷データは録画(記録)されるが、printUri印刷データの録画(記録)は行なわれない。また、printUri印刷データは、放送番組の終了や終了後の日時経過に伴い、前記WWWサーバから削除されてしまう、又は他の印刷データと置き換えられてしまう可能性がある。
データ放送番組の記録時に、データ放送番組に含まれるURIを検出してデータ放送番組が参照するインターネット上のコンテンツを取得し、番組と共に記録する装置が特許文献1により開示されている。特許文献1によればデータ放送番組の番組録画を行う際に、データ放送番組に番組関連URIが含まれている場合には、そのURIが参照するコンテンツ情報も取得して共に記録する。
特開2006−135428号公報 社団法人 電波産業会 標準規格 「デジタル放送におけるデータ放送符号化方式と伝送方式」 ARIB STD−B24 4.4版 社団法人 電波産業会 技術資料 「地上デジタルテレビジョン放送運用規定」 ARIB TR−B14 2.7版
前記特許文献1によるWWWサーバでの番組関連情報は、動的に変化することなく静的に保存された状態を想定するものである。従って、放送番組に含まれる番組関連URIの参照先のコンテンツが、放送中にその内容が変化したとしても、記録装置はその変化に対応してコンテンツを記録することはできない。そのため、記録した放送番組を再生した際に、放送番組の放送時に実際に提供されていた複数の異なるコンテンツを番組と共に再生表示することはできない。再生表示することができるのは、特定のタイミングで取得された単一のコンテンツとなってしまう。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、データ放送印刷の印刷データが放送番組の進行と共に変化した場合であっても、変化した印刷データを放送番組とともに蓄積し、データ放送番組の再生時には少なくとも蓄積した印刷データによる印刷を実行することが可能となる。
上記目的を達成するために、本発明の放送受信装置は、データ放送データに含まれる、印刷データの存在位置を示す参照先情報をプリンタに送信する方式のデータ放送印刷を実行可能であるとともに、データ放送データを蓄積部に記録可能な放送受信装置であって、データ放送データの記録中に、当該データ放送データが変化したか否かを検知する検知手段と、前記検知手段によりデータ放送データの変化が検知された場合、変化したデータ放送データに含まれる参照先情報に対応する印刷データを取得する取得手段と、前記取得手段で取得した印刷データを、当該印刷データに対応する参照先情報を含んでいたデータ放送データと関連づけて前記蓄積部に記録する記録手段と、前記蓄積部に記録されたデータ放送データに基づくデータ放送番組の再生を行う再生手段と、前記蓄積部に記録されたデータ放送データに基づくデータ放送番組の再生中にデータ放送印刷の実行指示がユーザから入力された場合、当該指示が入力された時点で再生していたデータ放送データに含まれた参照先情報に対応する印刷データの取得処理を実行する実行手段と、前記実行手段による取得処理の結果、前記指示が入力された時点で再生していたデータ放送データに含まれた参照先情報に対応する印刷データが取得出来なかった場合、当該指示が入力された時点で再生していたデータ放送データに関連づけられて前記蓄積部に記録された印刷データを用いてデータ放送印刷を実行する制御手段と、を有する。
また、上記目的を達成するために、本発明の放送受信装置の制御方法は、データ放送データに含まれる、印刷データの存在位置を示す参照先情報をプリンタに送信する方式のデータ放送印刷を実行可能であるとともに、データ放送データを蓄積部に記録可能な放送受信装置の制御方法であって、データ放送データの記録中に、当該データ放送データが変化したか否かを検知する検知ステップと、前記検知ステップによりデータ放送データの変化が検知された場合、変化したデータ放送データに含まれる参照先情報に対応する印刷データを取得する取得ステップと、前記取得ステップで取得した印刷データを、当該印刷データに対応する参照先情報を含んでいたデータ放送データと関連づけて前記蓄積部に記録する記録ステップと、前記蓄積部に記録されたデータ放送データに基づくデータ放送番組の再生を行う再生ステップと、前記蓄積部に記録されたデータ放送データに基づくデータ放送番組の再生中にデータ放送印刷の実行指示がユーザから入力された場合、当該指示が入力された時点で再生していたデータ放送データに含まれた参照先情報に対応する印刷データの取得処理を実行する実行ステップと、前記実行ステップでの取得処理の結果、前記指示が入力された時点で再生していたデータ放送データに含まれた参照先情報に対応する印刷データが取得出来なかった場合、当該指示が入力された時点で再生していたデータ放送データに関連づけられて前記蓄積部に記録された印刷データを用いてデータ放送印刷を実行する制御ステップと、を有する。
以上説明したように、本発明によれば、データ放送印刷の印刷データが放送番組の進行と共に変化した場合であっても、変化した印刷データを放送番組とともに蓄積し、データ放送番組の再生時には少なくとも蓄積した印刷データによる印刷を実行することが可能となる。
(実施例1)
以下、図面を参照しながら本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。まず、データ放送番組による印刷サービスのシステムについて簡単に説明する。
(データ放送番組による印刷サービスのシステム)
図1は、本実施例におけるデジタル放送受信及びデータ放送番組による印刷サービスの実行環境を示す図である。
放送受信装置としてのデジタルテレビ101は、放送局111が送信アンテナ112から送信する番組の放送電波を、受信アンテナ107を通じて受信する。そして、デジタルテレビ101は放送電波から放送番組の映像音声データを生成してユーザである視聴者に放送番組を提供する。また、デジタルテレビ101は、データ放送番組についても放送電波から生成して視聴者に提供することができる。ユーザはリモコン108を通じてデジタルテレビ101を操作する。
録画機102は、IEEE1394などのインタフェースを通じてデジタルテレビ101が受信した放送番組映像を記録することができる。また、放送番組映像に関連するデータ放送データも記録可能である。なお、録画機102は、デジタルテレビ101に対して、蓄積した番組映像を再生することができる。
プリンタ103はネットワークを介してデジタルテレビ101や録画機102と情報の送受信が可能なネットワークプリンタである。プリンタ103は、デジタルテレビ101からの制御によりデータ放送番組に付与された印刷コンテンツの印刷を実行することが可能である。
また、ネットワークにつながった各機器はブロードバンドルータ106を介してインターネット109へ接続が可能である。そして、これらの機器はインターネット上にあるWEBサーバ110上のコンテンツデータを任意にブラウジング、またはダウンロードすることが可能である。
(デジタルテレビ101の構成と動作)
図2はデジタルテレビ101の内部構成と、外部との接続を示す図である。デジタルテレビ101は、テレビの基本機能としてデジタルテレビ放送の選局処理機能を有する。またデジタルテレビの拡張機能として、社団法人 電波産業会(ARIB)による標準規格STD−B24「デジタル放送におけるデータ放送符号化方式と伝送方式」にて規定されるデータ放送番組のブラウズ機能、印刷機能を有している。
(デジタルテレビの選局処理機能)
先ず、デジタルテレビ101の選局処理機能について説明する。選局処理機能とは、アンテナ107を介して、チューナ部201によりデジタル放送信号を受信し、ユーザが選択したチャンネルに関わる映像や番組情報等を映像表示部208に表示する機能及び音声を音声出力部209から出力する機能である。
以下に、デジタルテレビ101が選局処理を行なう際の内部動作について説明する。システム制御部211は、受光部212を介して受信する、リモコン108からの操作情報に基づき、ユーザが所望するチャンネルを判定する。そして、判定したチャンネルを選局するよう、選局制御部213に要求する信号を出力する。
選局制御部213は、選局要求に基づきチューナ部201、データ分離部202の選局制御を開始する。即ち、チューナ部201は、入力された放送信号に対し復調、誤り訂正等の処理を行ない、トランスポートストリーム(TS)を形成する。さらにデスクランブル部210は、チューナ部201が形成したTSのスクランブルを解除し、スクランブルが解除されたTSをデータ分離部202に出力する。
TSには、複数のチャンネルに関わる映像、音声、番組情報データ、データ放送データ、及び現在時刻情報等が多重されている。番組情報は、番組名、番組内容説明、放送チャンネル、放送時間情報(開始時刻と継続時間)、番組ジャンル情報等を含む情報である。時刻情報は、年月日、時分秒情報を含む情報である。データ放送データはISO/IEC13818−6やARIBよる標準規格STD−B24等にて規定、記述されているDSM−CCのデータカルーセル方式により放送局から繰り返し送出される。
データ分離部202は、TSから、所望のチャンネルに関わる映像、音声、番組情報データ、データ放送データ、及び現在時刻情報の分離を行なう。
データ分離部202で分離された映像データは、映像デコード部203に出力され、映像の復号化処理を行なう。また、音声データは音声デコード部204へ出力され、復号化処理を行なった後、音声制御部207に出力される。
番組情報データ及びデータ放送データは、メモリ部214に蓄積される。現在時刻情報は、システムバス220を介し、タイマー部215に出力される。タイマー部215は、時刻情報のカウントを行なう。
映像デコード部203で復号した映像データは、表示合成部205を介し、表示制御部206に出力される。表示制御部206は、映像データを映像表示部208の表示解像度、表示色数、リフレッシュレートに適した表示データ、タイミングに変換して、映像表示を行なう。
表示合成部205は、映像デコード部203で復号された映像データと、グラフィック生成部218が生成したグラフィックデータを合成する機能を有する。音声制御部207は、音声データのボリュームレベル等を変更する機能を有する。
選局制御部213は、上述の選局処理動作が正常に完了すると、選局したチャンネル情報をメモリ部214に蓄積する。
(デジタルテレビ101のデータ放送番組ブラウズ機能)
次にデジタルテレビ101のデータ放送のブラウズ機能について説明する。データ放送ブラウズ機能とは、データカルーセル方式により放送局から繰り返し送出されるデータ放送データを映像表示部208や音声出力部209から出力する機能である。
データ放送データには、テキスト情報、表示レイアウト情報、スクリプト情報、静止画像情報、及び音声情報等が含まれている。テキスト情報は、ARIBの標準規格STD−B24にて規定されたXML(eXtensible Markup Language)ベースのデータ放送向けのページ記述言語であるBML(Broadcast Markup Language)によって記述されている。表示レイアウト情報は、CSS(カスケーディング・スタイルシート)、スクリプト情報は、EcmaScriptを用いている。更に、BML情報の論理的構造や情報へのアクセス、及び操作を行なう為の手段として、DOM(Document Object Model)を用いている。
通常のBMLでは、<head></head>タグに囲まれた部分に、文書の名前を示す<title>要素や、スクリプトの定義を示す<script>要素を含んでいる。また、BMLは、ドキュメントの本文を示す<body>要素の中に、画像や映像、音声を示す<object>要素を含んでいる。更にBMLは画面上の領域を示す<div>要素、文を示す<p>要素などを含んでいる。各要素にはCSSに従ったスタイル属性が記述されており、表示する際の座標、大きさ、色などの設定がなされている。
図3は、とあるBMLデータを描画し、描画した映像をデジタルテレビ101の映像表示部208に表示した際の表示例を示すものである。
次に、デジタルテレビ101において、データ放送ブラウズを実行するための内部の動作について説明する。なお、以下の説明は図2を用いて行う。システム制御部211は、ユーザによるリモコン108の操作が、データ放送ブラウズ要求である場合、データ放送制御部216にデータ放送ブラウズ処理の開始を要求する信号を出力する。データ放送制御部216は、メモリ部214に蓄積されたデータ放送データを取得する。ブラウズに必要なデータ放送データが蓄積されていない場合、データ放送制御部216は、データ分離部202に対し、データ放送データの取得要求を行なう。データ放送制御部216は、取得したデータ放送データをデータ放送ブラウズ処理部217に送り、ブラウズ処理を要求する。
データ放送ブラウズ処理部217は、BMLデータと関連する画像などを取得すると、<body>タグのOnload属性に記述されたスクリプト関数を初期スクリプトとして実行する。本例では、start()関数が初期スクリプトとなる。
start()関数の中では、先ず、デジタルテレビ101が印刷機能を有しているかを問い合わせる関数が呼び出される。データ放送ブラウズ処理部217は、組込みAPIとして、getBrowserSupport()という拡張DOM−APIを有している。このAPIは、引数として、““ARIB”,“APIGroup”,“Print.Basic””という文字列を与えると、“1”又は“0”の値を返す。“1”は、デジタルテレビが印刷機能を有していることを意味し、“0”はデジタルテレビが印刷機能を有していないことを示すものである。本発明のデジタルテレビ101は、印刷機能を有するものであるため、このAPIの戻り値は“1”となる。
続いて、start()関数では、getBrowserSupport()の戻り値により、描画されたデータ放送画面の所定の位置、ここでは、図3の401で示した領域にボタンイメージやテキスト情報を描画するかどうかを決定する。
データ放送ブラウズ処理部217は、初期スクリプト実行後、グラフィック生成部218、表示合成部205を介して、ボタンイメージやテキスト情報の描画を行なう。その動作と共に、表示合成部205は、映像デコード部203からの動画像との合成処理を行なう。
図3において、領域402には、映像デコード部203によってデコードされた動画像が表示される。また画面映像の右側部分には、天気予報や交通情報等の詳しい情報へ表示遷移させる為の各種のボタン403、404、405が表示されている。
図3に示した画面を表示中、ユーザがリモコンを操作することにより、フォーカスを移動させ、所望のボタンで決定キーを押すことで表示画面を遷移させることができる。また、ユーザがリモコンに備えられた所定のキーを押下することにより、データ放送データに関連づけられた印刷コンテンツの印刷処理を実行することができる。
(データ放送の印刷処理)
続いて、データ放送における印刷処理について説明を行う。データ放送ブラウズ処理部217は、図3に示した画面を表示中に、ユーザから印刷要求が入力された場合に以下の処理を実行する。まず、先に述べたように、データ放送ブラウズ処理部217は、デジタルテレビ101が印刷機能を有しているかを判定する。
ここで、図3に示したデータ放送画面では、printFile印刷とprintURI印刷が共に可能であるものと仮定する。ユーザによる印刷の要求が、printFile形式の印刷であった場合には、データ放送データとして受信した印刷用データをネットワーク経由でプリンタへ送信することになる。
図4はprintFile形式のような、プッシュ式直接印刷によるデジタルテレビ101とプリンタ103との動作フローと通信手順を示したものである。印刷要求に基づいて、printFile()関数が起動されると、印刷制御部219は通信制御部220を通じて、プリンタ103に対して印刷要求を発行する(601)。印刷要求を受け取ったプリンタ103は印刷の受付が可能であれば、印刷可能である旨を示すレスポンスコマンドをデジタルテレビ101に送信する(621)。印刷制御部220はprintFile()関数で指定された印刷データをメモリ部214から読み出し、通信制御部230を通じて印刷データをプリンタ103へ送信する(603)。プリンタ103では受け取ったデータのパース処理、レイアウト処理、レンダリング処理を行って印刷用のビットマップデータを作成する。最終的に、作成されたデータをプリンタエンジン処理で印刷することで印刷データの出力が完了する(624〜627)。
一方、ユーザによる印刷の要求が、printURI形式の印刷であった場合には、データ放送データとして受信したURIをネットワーク経由でプリンタへ送信することになる。
図5はprintURIのような、プル式間接印刷によるデジタルテレビ101、プリンタ103とWWWサーバ110の動作フローと通信手順を示したものである。印刷要求に基づいて、printUri()関数が起動されると、印刷制御部219は通信制御部220を通じて、プリンタ103に対して指定されたURI情報をパラメタとして、印刷要求を発行する(701)。印刷要求を受け取ったプリンタ103は印刷の受付が可能であれば、印刷可能である旨を示すレスポンスコマンドをデジタルテレビ101に送信する(722)。プリンタ103は、デジタルテレビ101から受け取ったURIに基づいて、WWWサーバに110へアクセスして印刷データ(印刷コンテンツ)を要求する(724)。プリンタ103は、WWWサーバ110から印刷データを受信し、印刷データのパース(解析)処理(725)、レイアウト処理(726)、レンダリング処理(726)を行う。プリンタ103は、レンダリングされた印刷データの印刷を行うためにプリンタエンジン処理を実行する(727)。プリンタ103は全ての印刷データの印刷が完了したか否かを判定する(728)。判定した結果、全ての印刷データの印刷が完了していなければ、データ受信(725)処理から以後の処理を再び実行する。
(番組連動データ放送番組による印刷サービス)
図6は番組関連情報の印刷サービスを含むデータ放送番組のデータ構造を模式的に表したものである。図の番組1は、映像と音声だけでなく、天気予報や交通情報および最新ニュース等を画面表示するデータ放送サービスと印刷サービスもあわせて提供する番組である。
図示するように番組1は、映像ストリームと音声ストリームとが含まれている。これらの映像ストリームは多重化された上で時間に沿って放送されている。また、データストリームはデータ放送データのセクションデータを含んでいる。このセクションデータはデータカルーセル方式によって、繰り返し放送されている。繰り返し放送される単位である1セットのデータ放送データは複数のデータから構成されている。この複数のデータはMIME(Multipurpose Internet Mail Extensions)形式でモジュールとしてまとめられている。即ち、モジュールとはデータ放送番組の表示や動作を実行するためのデータ群を指す。モジュールに含まれる各データの詳細は後述する。
なお、図6は、番組0から番組1、続いて番組2という順序で放送されているものとし、番組1の放送時間は14:00から16:55までとする。また、本番組1は放送時間中に、データ放送番組が変化するものである。具体的には、番組開始当初はモジュール1として規定されたデータ放送番組が放送されている。その後、15:00にはモジュール2として規定されたデータ放送番組が放送されるように変更される。さらに、16:00にはモジュール3として規定されたデータ放送番組が放送されるように変更される。
モジュール1には、番組1の開始時刻である14:00の時点で提供されるデータ放送番組の表示画面や各種スクリプトが記述されたBML1と、データ放送画面上に表示される画像データであるPNG1が含まれている。その他、モジュール1には、BML1から遷移する別のBMLであるBML4、BML5、BML6と、printFile形式によって提供される「天気予報」の印刷データであるXHTML1が含まれている。また、BML1には、printURI形式によって提供される「最新ニュース」の印刷データへアクセスするためのURI1が含まれている。
同様に、モジュール2は、15:00から15:59の間に提供されるモジュールであり、モジュール2に含まれる各種のデータはモジュール1と内容が少なくとも一部異なるものとするが、構成は同じものである。また、モジュール3は16:00から16:55までの間に提供されるモジュールである。
データ放送番組におけるモジュールはDSM−CC(Digital Storage Media Command and Control)方式によって伝送される。DSM−CC方式では、データ本体を格納するDDB(Download Data Block)に加え、モジュールの識別情報や、モジュールのバージョン情報を含むDII(Download Information Indicator)が伝送される。受信されるデータ放送データのモジュールの変化は、DIIのモジュールの識別情報、およびモジュールのバージョン情報の変化をデータ放送制御部216で監視することによって検出することができる。
(データ放送の記録)
図7はデータ放送番組を含む放送番組を録画する場合のシーケンス図である。特に、このシーケンス図では、データ放送番組に関連づけられたprintURI形式の印刷データを放送番組と共に録画する手順を示している。デジタルテレビ101はシステム制御部211の制御の下で、受信した放送番組を1394制御部221を通じて録画機102のHDDなどの蓄積部に記録する構成を有する。まず、デジタルテレビ101の電源がオン状態となる(901)。
その後、データ放送データを伴う番組1の受信とあわせて、番組データの録画動作(902)が開始される。番組データとは、番組映像データ(音声も含む)とデータ放送データとからなるデータを指すものである。デジタルテレビ101は録画する番組映像データに関連付けられたデータ放送データを検出した場合、番組映像データ(映像及び音声ストリームデータ)とともにデータ放送データを録画機102の蓄積部に記録する(903)。
また、データ放送データの解析(903)を実行する。具体的には、データ分離部202を通じてデータ放送データの内容をデータ放送ブラウズ制御部217が解析する動作を行う。データ放送ブラウズ制御部217がデータ放送データのBML中にprintUri()関数を検出した場合、通信制御部220を通じてインターネット上の指定されたWWWサーバ110にアクセスするための参照先情報(URI)を抽出する。
デジタルテレビ101のシステム制御部211は通信制御部220を介して、抽出されたURIに基づいて、WWWサーバ110にアクセスする。その後、システム制御部211はURIに対応する印刷データを取得する(905)。さらに、システム制御部211は、取得した印刷データを番組データに関連付けて録画機102に記録するように1394制御部221を介して録画機102へ伝送する(906)。
なお、図6で説明したように、番組1は番組の進行に従ってデータ放送データのモジュール1(921)、モジュール2(922)、モジュール3(923)が放送される。上述したように、モジュールが変化したか否かの検知はデータ放送制御部216が監視することで実行可能である。データ放送ブラウズ制御部217は、記録中の番組1に関して、モジュールが変化したことをデータ放送制御部216から通知されると、変化した新たなモジュールに含まれるBML中にprintUri()関数があるかを検出する。printUri()関数が存在する場合には、データ放送ブラウズ制御部217はURIを抽出する。つまり、本実施例では、番組映像の記録中にデータ放送データのモジュールが変化すると、その都度、URIを抽出する処理を実行する。図7における903はモジュール1に対応するURI1の抽出処理、907はモジュール2に対応するURI2の抽出処理、910はモジュール3に対応するURI3の抽出処理を意味する。
さらに、モジュールの変化に伴って新しいURIが抽出された場合、システム制御部211は抽出されたURIに基づいて、WWWサーバ110にアクセスし、URIに対応する印刷データを取得する。図7における905はURI1に対応する印刷データの取得処理を意味し、同様に、908、911はそれぞれURI2、URI3に対応する印刷データの取得処理を意味する。
印刷データが取得されると、システム制御部211は、取得した印刷データを番組データに対して関連づけて記録するように録画機102に伝送する。録画機102は、伝送された印刷データを番組データと関連づけて蓄積部に記録する。なお、番組データとの関連づけでは、番組データに含まれる番組映像データと関連づけるものであってもよいし、番組データに含まれるデータ放送データと関連づけるものであってもよい。図7における906はモジュール1に対応して取得した印刷データの記録処理を意味するものである。また、909、912はそれぞれモジュール2、モジュール3に対応して取得した外部データの記録処理を意味する。
なお、録画機102が放送受信機能及びWWWサーバ接続機能を有している場合は、録画機102が放送番組と印刷データを直接取得しても良い。
(録画機102における録画データの構成)
続いて、録画機102において、図7で示した録画データがどのように記録されるかを、図を用いて説明する。図8は、録画機102における番組録画データの構成を模式的に示す図である。
録画機102には、録画した番組1の番組データ801や、他の番組の番組データ802及び803と、録画機102に録画された番組を管理する録画番組情報804が記録される。録画番組情報804は、録画された番組データを特定するための情報(録画番組1などと記載されている情報)と、番組データに関連して記録された各種データ(データ11など)を管理するための管理情報と番組データとを関連づけるための対応情報が含まれる。
管理情報1(805)は、番組1におけるデータ放送データのモジュールごとに、インターネット上の参照先情報であるURI1、URI2、URI3を管理する。また、管理情報1(805)はこれらの参照先から取得して録画機102に記録した印刷データ11、印刷データ12、印刷データ13へのリンク(ファイルパス)についても管理する。同様に、管理情報3(806)は、録画した番組3におけるデータ放送データのモジュールごとに、インターネット上の参照先情報(URI)を管理する。それと共に、管理情報3(806)は参照先から取得して録画機に記録したデータである印刷データ31(810)と印刷データ32(811)への参照から構成される。
(番組連動データ放送番組の再生)
次に録画機102に記録されたデータ放送番組の再生について説明する。図9は、データ放送番組の再生を行う際のデジタルテレビ101、録画機102、WWWサーバ110の動作を示すシーケンス図である。以下の説明では、図7を用いて説明した、録画番組及び録画番組に対応するデータ放送データを再生するものとする。
最初に、デジタルテレビ101の電源のオン操作がなされることで、デジタルテレビ101は操作可能な状態に移行する(1101)。続いて、ユーザから、録画機102に記録された番組1の再生を指示されると、システム制御部211は、通信制御部220を通じて録画機102の録画番組情報804を参照し、番組1データの再生を録画機102へ指示する。なお、再生指示を録画機102に伝達する方法は、上述した内容に限定されるものではない。
番組1の再生指示を受けた録画機102は再生動作を実行する(1102)。この動作により、録画機102に記録された番組1のデータは伝送インタフェースを経てデジタルテレビ101へ転送される。なお、図9において、デジタルテレビ101と録画機102の間の符号1121、1122、1123はそれぞれ上述したモジュール1(921)、モジュール2(922)、モジュール3(923)に対応する映像データを意味する。
録画機102から転送された映像データはデジタルテレビ101のデータ分離部202へ入力され、放送から受信した番組と同様に映像、音声が再生される。また、デジタルテレビ101に対してユーザ操作によりデータ放送の表示が指示された場合には、上述した機能を用いて録画された番組1に付属して記録されたデータ放送番組の表示が行われる(1103)。
データ放送番組が再生され、表示されている状態において、ユーザによって最新ニュースの印刷が要求された場合には、再生中のデータ放送番組に対応するBML2に記述されたprintUri()関数によって、printURI形式の印刷動作が起動される(1104)。デジタルテレビ101での印刷動作が起動した後、デジタルテレビ101はプリンタプリンタ103に対してURIを送信する(1105)。プリンタ103は送信されたURIで参照されるWWWサーバ110へアクセスする(1106)。ここで、録画後に再生された番組に関連するデータ放送に含まれるURIの参照先に、適切なデータが存在する可能性は補償されない。なぜなら、URIによる参照は、番組の放送時に行われることを前提としており、放送から時間が経過した録画番組の再生時には、その参照先にデータ自体が存在しないことが考えられるためである。
図9においては、プリンタ103からURIへのアクセスに失敗し、データの取得ができなかった場合の動作を示している。
データ取得に失敗したプリンタ103は、印刷失敗をデジタルテレビ101に通知するための状態通知コマンドを送信する(1111)。状態通知コマンドを受け取ったデジタルテレビ101の印刷制御部219は、URIで参照される印刷データの取得が出来ないと判定する。この判定結果に基づいて、印刷制御部219は、データ放送データの記録時に取得したデータを用いて印刷を実行することを決定する。続いて、印刷制御部219は、通信制御部220を通じて、録画機102の録画番組情報にアクセスし、番組1の管理情報805を参照する。ここでは、プリンタ103がアクセスに失敗したprintUri()が組み込まれているモジュール2のURI2に対応するデータを特定する。例えば、データ12がURI2に対応するデータであるとする。もちろん、上述したように、データ12は録画機102に記録されている。
取得に失敗したURIに対応するデータがデータ12であることを認識したシステム制御部211は、録画機102に記録されたデータ12が参照先となるように参照先情報(URI)を生成し、printUri()関数による印刷動作を起動する(1107)。データ12を参照先とする新たな参照先情報(例えば、URI)をデジタルテレビ101から受け取ったプリンタ103は、録画機102のデータ12にアクセスする(1108)。その後、プリンタ103は新たな参照先情報を用いてデータ12を取得する(1109)。そして、プリンタ103は取得したデータ12を用いて印刷を実行する(1110)。
以上の説明の通り、実施例1では、インターネット上のWWWサーバにある印刷データを利用して印刷サービスを行うデータ放送番組を録画し、後日再生して視聴した場合における課題を解決できる。つまり、データ放送印刷のための目的のデータがサーバから削除されてしまった場合においても、番組と関連付けて記録されたデータを取得することにより、データ放送印刷サービスをユーザに提供することができる。
また、本実施例においてはデータ放送データのモジュールが更新されるたびに、外部アクセス先のデータを参照先ごとに記録する。そのため、例えば、データ放送番組のデータに指定するアクセス先が同一であって(図6におけるURI1、URI2、URI3の値が同一である場合)、放送番組放送中の時間の経過、あるいは番組の進行に沿ってアクセス先のWWWサイトに置かれるデータの内容が変更される(図8におけるデータ11、データ12、データ13の内容が異なる)ような放送番組であっても、モジュールの更新ごとに異なるデータとして記録を行う。そのため、番組を録画した後に、再生して視聴する場合においても番組放送時間中と同様のサービスを享受することが可能である。
なお、データの参照先はインターネット上に限定するものではなく、デジタルテレビに接続された他のメディアにおける参照先についても、同様のサービスを行うことが可能である。
また、上述した実施例では、デジタルテレビ101で受信した映像ストリームを録画機102に伝送して録画する構成を開示したが、本発明はこれに限らず、録画機102が自らのチューナでストリームを録画する構成を採用してもよい。また、録画する番組に関連するデータ放送データの内容の解析を録画機102が実行しても良い。
また、上述した実施例では、デジタルテレビ101での印刷動作が起動した後、デジタルテレビ101はプリンタ103に対してURIを送信し、プリンタ103が送信されたURIで参照されるWWWサーバ110へアクセスしていた。しかしながら、デジタルテレビ101がWWWサーバ110にアクセス可能である場合は、プリンタ103を介さずに、URIで参照されるWWWサーバ110へアクセスしてもよい。
(実施例2)
続いて、本発明における第2の実施例を説明する。上述した実施例1と本実施例との相違は、インターネット上の関連データへのアクセスを伴うデータ放送番組を録画機102に記録する際の動作にある。以下、実施例1と異なる点についてのみ説明する。また、実施例1と同一の符号を付して示すものは実施例1と同様であるものとして、説明を省略する。
本実施例では、実施例1の図6で示したデータ放送データ構造において、例えば、モジュール1からモジュール2への変更された場合であっても、各モジュールに含まれるBMLが参照するURIが変更されないケースに対応する処理である。
図10は、本実施例におけるデータ放送番組の録画を行う際のデジタルテレビ101、録画機102、WWWサーバ110の動作を示すシーケンス図である。
デジタルテレビ101がシステム制御部211の制御下で、受信したデータ放送番組のデータを録画機102に記録する動作は図7で説明したとおりである。一方、本実施例では、モジュール1のデータ放送データの記録に伴ってダウンロードしたデータ11のURIと、モジュール2のBML2に記述されたURIとが同一であるケースを想定している。
そこで、デジタルテレビ101は、モジュール2の受信時に行うデータ放送データの解析処理において、拡張DOM−APIであるprintUri()関数の検出を行う。それと共に、その引数であるURIを検出して、既にモジュール1で検出されたprintUri()関数の引数(URI)との比較を行う(1407)。この例では、双方のURIが一致している。続いて、デジタルテレビ101はURIが一致した場合に、モジュール2に含まれるURIが示すWWWサーバ110へアクセスする(908)。そして、アクセスした先のデータを取得すると共に、取得したデータと、既にダウンロード済みのモジュール1に対応するデータの内容とを比較する(1413)。本実施例ではこの二つのデータは同一となる。従って、システム制御部211は通信制御部220を通じて録画機102の管理情報1(805)にアクセスし、モジュール2に対応するデータの参照先情報を既に記録したデータ11を参照するようにに書き換える(1409)。
また、モジュール2に対応するBML2に含まれるURIで参照されるデータは、既にダウンロードして記録されたデータ11と同一であるため、新たにダウンロードしたデータの記録は録画機102は行わない。
以上、本実施例によれば、モジュールが変更されてもBMLで参照されるデータの同一性を判定し、同じデータである場合には、そのデータを複数のモジュールから参照するようにデータを書き換えることで、録画機における無駄なデータの記録を避けることができる。
(実施例3)
続いて、本発明における第3の実施例を説明する。上述した実施例1との違いは、番組録画時に取得したデータが存在する場合であって、録画された番組の再生時にもURIを介してデータが取得可能であった場合にも対応する構成を有する点にある。つまり、実施例1は再生時に行ったWWWサーバ110へのアクセスにおいて、URIが参照するデータの取得に失敗したケースに対応するものであったが、本実施例は、データの取得が可能であった場合のケースに対応するものである。以下、実施例1と異なる点についてのみ説明する。また、実施例1と同一の符号を伏して示すものは実施例1と同様であるものとして、説明を省略する。
図11は、本実施例におけるデータ放送番組の再生を行う際のデジタルテレビ101、録画機102、プリンタ103、WWWサーバ110の動作を示すシーケンス図である。以下の説明では、図7を用いて説明した、録画番組及び録画番組に対応するデータ放送データを再生するものとする。
最初に、デジタルテレビ101の電源のオン操作がなされることで、デジタルテレビ101は操作可能な状態に移行する(1101)。続いて、ユーザから、録画機102に記録された番組1の再生を指示されると、システム制御部211は、通信制御部220を通じて録画機102の録画再生情報804を参照し、番組1データの再生を録画機102へ指示する。なお、再生指示を録画機102に伝達する方法は、上述した内容に限定されるものではない。
番組1の再生指示を受けた録画機102は再生動作を実行する(1102)。この動作により、録画機102に記録された番組1のデータは伝送インタフェースを経てデジタルテレビ101へ転送される。なお、図11において、デジタルテレビ101と録画機102の間の符号1121、1122、1123はそれぞれ上述したモジュール1(921)、モジュール2(922)、モジュール3(923)に対応する映像データを意味する。
録画機102から転送された映像データはデジタルテレビ101のデータ分離部202へ入力され、放送から受信した番組と同様に映像、音声が再生される。また、デジタルテレビ101に対してユーザ操作によりデータ放送の表示が指示された場合には、上述した機能を用いて録画された番組1に付属して記録されたデータ放送番組の表示が行われる(1103)。
本実施例においては、例えばWWWサイトの運営方針として、放送番組を放送した当時のニュース記事に対して、後日判明した事実を追記するなどした記事を放送当時と同一のURIで参照させるものとする。従って、放送番組が放送され、録画された当時のニュース記事は録画機102に蓄積されるが、同一URIで内容の異なるデータが録画番組の再生時にも存在していることになる。
ここで、データ放送番組が再生され、表示されている状態において、ユーザによって最新ニュースの印刷が要求された場合には、BML2に記述されたprintUri()関数によって、printURI形式の印刷動作が起動される(1704)。デジタルテレビ101での印刷動作が起動した後、デジタルテレビ101はprintUri()関数に含まれるURIで参照されるWWWサーバ110へアクセスする(1711)。このアクセスで、デジタルテレビ101はURIに対応するデータが存在するか否かをWWWサーバ110からの応答に基づいて確認する。なお、WWWサーバ110へのアクセスは、実施例1と同様、プリンタ103が実行してもよいが、本実施例では、デジタルテレビ101がアクセスする構成を用いて説明を行う。
さて、URIに対応したデータが存在する場合、印刷制御部219は、番組を録画した時点で取得し、蓄積したデータと、今現在WWWサーバ110に存在することが確認されたデータの両方の印刷が可能である。そこで、印刷制御部219は、いずれのデータを印刷するかをユーザに問い合わせるダイアログを、グラフィック生成部218を通じて映像表示部208に表示する(1712)。図12はデジタルテレビ101の映像表示部208に当該ダイアログが表示された様子を示すものである。
ユーザは当該ダイアログに対してリモコンを操作することができる。例えば、番組の記録時のデータを印刷するためのボタンが選択された場合、印刷制御部219は通信制御部220を通じて録画機102の録画番組情報および番組1の管理情報805にアクセスを行う(本処理は図11に不図示)。そして、印刷制御部219は録画機102に蓄積済みのデータ12への参照先を取得し、プリンタ103に対してデータ12を参照先としたprintURI形式の印刷動作を指示する(11707)。続いて、印刷指示とデータ12を参照する情報とを受信したプリンタ103は印刷処理の実行を開始し(1708)、録画機12にアクセスしてデータ12を取得する(1709)。そして、取得したデータ12を元に印刷を実行する(1710)。
もし、図12に示したダイアログに対して、ユーザが現在のデータを印刷するためのボタンを選択した場合は、デジタルテレビ101はプリンタ103に対して、WWWサーバ110に保存されている現在のデータを参照するためのURIを送信する。そして、プリンタ103は受信したURIに基づいてWWWサーバ110からデータを取得して印刷を実行する。
以上の通り、実施例3では、番組記録時に取得したデータが存在する場合であって、録画された番組の再生時にもURIを介してデータが取得可能であった場合でも、どちらのデータを取得するかを問い合わせるダイアログを提示することで、ユーザの嗜好を反映させたデータの取得が可能となる。
以上、本発明における3つの実施例をそれぞれ説明した。上述した各実施例においては、デジタルテレビ101と録画機102とがそれぞれ別体の装置であるように説明を行ったが、本発明はこれら装置が一体となった録画可能なデジタルテレビにおいても実現できる。
また、各実施例では、デジタルテレビ101が受信した放送信号に含まれる映像データやデータ放送データを録画機102に伝送して録画及び蓄積するように記述した。しかしながら、上記各実施例におけるデジタルテレビ101の各機能を録画機102にて実現することも可能である。つまり、放送受信装置としての機能を録画機102によって実現するものである。この場合、録画機102に録画されたデータの映像処理やデータ放送画面の生成を録画機102が行う。また、実施例3において説明したダイアログ(図12)の生成も録画機102が行う。従って、デジタルテレビ101は録画機102が生成した画面を表示する装置として機能することになる。また、モジュールの変化の検出や、WWWサーバ110へのアクセス、プリンタ103へのURI通知などの処理を録画機102が実行することになる。
本発明に係るシステム及び実行環境の構成を示す図である。 本発明に係るデジタルテレビ101のブロック図である。 本発明に係るデータ放送番組の表示画面例を示す図である。 本発明に係るプッシュ式直接印刷のフローを示す図である。 本発明に係るプル式間接印刷のフローを示す図である。 本発明の実施例1に係る放送番組に関連づけられたデータ放送データの構成を説明するための図である。 本発明に係る放送番組及びデータ放送番組の録画動作を示すシーケンス図である。 本発明に係る録画機102に蓄積されるデータの構成を示す図である。 本発明の実施例1に係る番組再生時の動作を示すシーケンス図である。 本発明の実施例2に係る録画動作を示すシーケンス図である。 本発明の実施例3に係る再生動作を示すシーケンス図である。 本発明の実施例3に係るデータ放送番組の表示画面例を示す図である。

Claims (8)

  1. データ放送データに含まれる、印刷データの存在位置を示す参照先情報をプリンタに送信する方式のデータ放送印刷を実行可能であるとともに、データ放送データを蓄積部に記録可能な放送受信装置であって、
    データ放送データの記録中に、当該データ放送データが変化したか否かを検知する検知手段と、
    前記検知手段によりデータ放送データの変化が検知された場合、変化したデータ放送データに含まれる参照先情報に対応する印刷データを取得する取得手段と、
    前記取得手段で取得した印刷データを、当該印刷データに対応する参照先情報を含んでいたデータ放送データと関連づけて前記蓄積部に記録する記録手段と、
    前記蓄積部に記録されたデータ放送データに基づくデータ放送番組の再生を行う再生手段と、
    前記蓄積部に記録されたデータ放送データに基づくデータ放送番組の再生中にデータ放送印刷の実行指示がユーザから入力された場合、当該指示が入力された時点で再生していたデータ放送データに含まれた参照先情報に対応する印刷データの取得処理を実行する実行手段と、
    前記実行手段による取得処理の結果、前記指示が入力された時点で再生していたデータ放送データに含まれた参照先情報に対応する印刷データが取得出来なかった場合、当該指示が入力された時点で再生していたデータ放送データに関連づけられて前記蓄積部に記録された印刷データを用いてデータ放送印刷を実行する制御手段と、
    を有することを特徴とする放送受信装置。
  2. 前記制御手段は、前記蓄積部に記録された印刷データを参照するための参照先情報を生成し、プリンタに送信することを特徴とする請求項1に記載の放送受信装置。
  3. 前記制御手段は、前記実行手段による取得処理の結果、前記指示が入力された時点で再生していたデータ放送データに含まれた参照先情報に対応する印刷データの取得が可能である場合、当該取得可能な印刷データに基づく印刷を実行するか、データ放送データの記録時に取得した印刷データを用いて印刷を実行するかをユーザに問い合わせるためのダイアログを表示することを特徴とする請求項1に記載の放送受信装置。
  4. 前記制御手段は、前記検知手段によってデータ放送データの変化が検知された場合、変化したデータ放送データに含まれる参照先情報に対応する印刷データが、データ放送データの変化前に既に取得した印刷データと同一である場合は、当該同一の印刷データを取得せずに、既に取得されて前記蓄積部に記録された印刷データを参照するように制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の放送受信装置。
  5. データ放送データに含まれる、印刷データの存在位置を示す参照先情報をプリンタに送信する方式のデータ放送印刷を実行可能であるとともに、データ放送データを蓄積部に記録可能な放送受信装置の制御方法であって、
    データ放送データの記録中に、当該データ放送データが変化したか否かを検知する検知ステップと、
    前記検知ステップによりデータ放送データの変化が検知された場合、変化したデータ放送データに含まれる参照先情報に対応する印刷データを取得する取得ステップと、
    前記取得ステップで取得した印刷データを、当該印刷データに対応する参照先情報を含んでいたデータ放送データと関連づけて前記蓄積部に記録する記録ステップと、
    前記蓄積部に記録されたデータ放送データに基づくデータ放送番組の再生を行う再生ステップと、
    前記蓄積部に記録されたデータ放送データに基づくデータ放送番組の再生中にデータ放送印刷の実行指示がユーザから入力された場合、当該指示が入力された時点で再生していたデータ放送データに含まれた参照先情報に対応する印刷データの取得処理を実行する実行ステップと、
    前記実行ステップでの取得処理の結果、前記指示が入力された時点で再生していたデータ放送データに含まれた参照先情報に対応する印刷データが取得出来なかった場合、当該指示が入力された時点で再生していたデータ放送データに関連づけられて前記蓄積部に記録された印刷データを用いてデータ放送印刷を実行する制御ステップと、
    を有することを特徴とする放送受信装置の制御方法。
  6. 前記制御ステップでは、前記蓄積部に記録された印刷データを参照するための参照先情報を生成し、プリンタに送信することを特徴とする請求項5に記載の放送受信装置の制御方法。
  7. 前記制御ステップでは、前記実行ステップでの取得処理の結果、前記指示が入力された時点で再生していたデータ放送データに含まれた参照先情報に対応する印刷データの取得が可能である場合、当該取得可能な印刷データに基づく印刷を実行するか、データ放送データの記録時に取得した印刷データを用いて印刷を実行するかをユーザに問い合わせるためのダイアログを表示することを特徴とする請求項5に記載の放送受信装置の制御方法。
  8. 前記制御ステップでは、前記検知ステップによってデータ放送データの変化が検知された場合、変化したデータ放送データに含まれる参照先情報に対応する印刷データが、データ放送データの変化前に既に取得した印刷データと同一である場合は、当該同一の印刷データを取得せずに、既に取得されて前記蓄積部に記録された印刷データを参照するように制御することを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載の放送受信装置の制御方法。
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