JP4617350B2 - 放送受信装置、その制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、データ放送に由来する印刷データを印刷装置に印刷させる放送受信装置、及びその制御方法に関する。
デジタル放送では、データ放送がデジタル放送番組と共に提供される場合がある。データ放送用のデータ(データ放送データ)は、BML(Broadcast Markup Language)と呼ばれるXML(Extensive Markup Language)ベースのページ記述言語によって記述され得る。以下、BMLによって記述されたデータ放送データを「BMLデータ」と呼ぶ。BMLデータは、デジタルテレビ(DTV)などの放送受信装置が備えるBMLブラウザによって解析され、再生される。
データ放送のサービスの1つとして、印刷サービスがある。このサービスによれば、ユーザは、データ放送を視聴中に、DTVに接続されたプリンタにデータ放送データに含まれる印刷データを印刷させることができる。データ放送の印刷サービスに関するデジタル放送規格や運用規定は、非特許文献1及び非特許文献2に記載されている。印刷サービスには、大別して、以下の3つの形態が存在する。
(1)DTVが放送波(放送信号)に含まれる印刷データを取得してプリンタに送信し、プリンタに印刷を要求する形態。これをPrintFile処理と呼ぶ。
(2)DTVが表示中のデータ放送画面をキャプチャしてプリンタに送信し、プリンタに印刷を要求する形態。これをPrintStaticScreen処理と呼ぶ。
(3)DTVが印刷データの所在を示すURIを放送信号から取得してプリンタに送信し、プリンタにそのURIが示す印刷データをインターネットを介して取得して印刷するように要求する形態。これをPrintUri処理と呼ぶ。
データ放送では、特定の印刷データが提供される期間は限られている。例えば、放送番組が終了すると、その放送番組に対応する印刷データの提供も終了することが多い。従って、印刷データの提供期間内にプリンタがDTVからの印刷指示を受け付けられない場合、ユーザは所望の印刷データを印刷することができない。このような状況は、例えば他のデバイス(例えば、パーソナルコンピュータ(PC))からの指示に従ってプリンタが印刷を実行中である場合などに発生する。
今日、印刷機能に加えてFAX機能、コピー機能、及びスキャナ機能などを備えるマルチファンクションプリンタ(MFP)が普及しており、データ放送の印刷サービスのためにMFPが使用される場合もある。MFPは様々なデバイスから様々な指示を受けて印刷等の処理を実行するため、ユーザが所望する印刷データの提供期間内にDTVからの印刷指示が受け付けられないという状況が発生しやすい。
所望のデータコンテンツの印刷をプリンタに実行させる技術として、DTVからプリンタに対し、印刷要求を優先的に再送する技術が特許文献1において提案されている。
2006−293779号公報 社団法人電波産業会 標準規格「デジタル放送におけるデータ放送符号化方式と伝送方式」 ARIB STD−B24 4.4版 社団法人電波産業会 技術資料「地上デジタルテレビジョン放送運用規程」 ARIB STD−B14 2.7版
特許文献1によれば、プリンタへの印刷指示が拒否された場合でも、チャンネル操作等の所定の操作が行われた際に優先的に再送処理を施すことで、印刷が完了していない間もユーザ操作の受け付けを可能にすることが実現されていた。
しかしながら、特許文献1は、放送番組終了等のタイミングで印刷データの提供が終了することを考慮していないので、印刷データの提供終了に起因する印刷失敗の問題を解決することができない。このことは、印刷データの代わりにその所在を示すURIがデータ放送によって提供される場合も同様である。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、提供期間が限られている、データ放送に由来する印刷データの印刷失敗を抑制する技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、第1の本発明は、受信中のデータ放送に含まれる印刷情報に対する印刷要求を受け付ける受付画面を表示部に出力する出力手段と、前記印刷情報に基づく印刷処理の実行を印刷装置に指示する指示手段と、を備える放送受信装置であって、前記受信中のデータ放送に印刷情報が含まれるか否かを判定する第1判定手段と、前記受信中のデータ放送に印刷情報が含まれると判定された場合、前記出力手段が前記受付画面を前記表示部に出力中であるか否かを判定する第2判定手段と、前記出力手段が前記受付画面を出力中であると判定された場合、前記印刷装置が当該放送受信装置以外からの印刷指示を拒否する第1印刷モードで動作するように前記印刷装置を設定し、前記出力手段が前記受付画面を出力中でないと判定された場合、前記印刷装置が前記指示手段からの指示を受信すると当該放送受信装置以外からの印刷指示に基づく実行中の印刷処理を中断する第2印刷モードで動作するように前記印刷装置を設定する設定手段と、を備えることを特徴とする放送受信装置を提供する。
また、第2の本発明は、受信中のデータ放送に含まれる印刷情報に対する印刷要求を受け付ける受付画面を表示部に出力する出力手段と、前記印刷情報に基づく印刷処理の実行を印刷装置に指示する指示手段と、を備える放送受信装置の制御方法であって、前記受信中のデータ放送に印刷情報が含まれるか否かを判定する第1判定工程と、前記受信中のデータ放送に印刷情報が含まれると判定された場合、前記出力手段が前記受付画面を前記表示部に出力中であるか否かを判定する第2判定工程と、前記出力手段が前記受付画面を出力中であると判定された場合、前記印刷装置が当該放送受信装置以外からの印刷指示を拒否する第1印刷モードで動作するように前記印刷装置を設定し、前記出力手段が前記受付画面を出力中でないと判定された場合、前記印刷装置が前記指示手段からの指示を受信すると当該放送受信装置以外からの印刷指示に基づく実行中の印刷処理を中断する第2印刷モードで動作するように前記印刷装置を設定する設定工程と、を備えることを特徴とする制御方法を提供する。
なお、その他の本発明の特徴は、添付図面及び以下の発明を実施するための最良の形態における記載によって更に明らかになるものである。
以上の構成により、本発明によれば、提供期間が限られている、データ放送に由来する印刷データの印刷失敗を抑制することが可能となる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施例を説明する。以下で説明される個別の実施例は、本発明の上位概念から下位概念までの種々の概念を理解するために役立つであろう。
なお、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施例によって限定されるわけではない。また、実施例の中で説明されている特徴の組み合わせすべてが、本発明に必須とは限らない。
以下、本発明の放送受信装置をデジタルテレビ(DTV)に適用した実施例について説明する。また、以下の各実施例では、印刷装置として、プリンタを採用する。
図1は、実施例1に係る印刷システム10の構成を示す概念図である。印刷システム10は、DTV100、プリンタ200、パーソナルコンピュータ(PC)300、ルータ400を含み、これらがネットワーク500を介して相互に接続されている。
図1において、ホストとして動作するDTV100と、ネットワークプリンタとして動作するプリンタ200とが、ネットワーク500を介してお互いに通信可能な状態になっている。また、ネットワーク500にはPC300も接続されており、プリンタ200はPC300からの印刷要求を受け付けることが可能である。また各機器はルータ400を介して外部のネットワークに接続することが可能である。
図2は、実施例1に係るDTV100及びプリンタ200の構成を示すブロック図である。
DTV100は、テレビ放送受信の基本的な機能として、アンテナ150を介して受信した放送信号から生成されるテレビ番組映像を表示する機能を備える。また、拡張された機能として、非特許文献1及び非特許文献2にて規定されるデータ放送のブラウズ機能及びデータ放送の印刷制御機能を備える。
DTV100とプリンタ200とは、イーサネット(登録商標)などのネットワークで接続されており、互いに情報の送受信が可能となっている。具体的には、DTV100とプリンタ200とは、UPnP(Universal Plug & Play)技術標準仕様に基づいて、相互に通信可能である。UPnPの技術標準仕様に関しては説明を割愛するが、本実施例におけるプリンタ200の制御処理は、UPnP技術標準仕様「PrintEnhanced:1」に基づくアクションやイベントの送受信により実現するよう構成されている。
(DTV100の構成)
図2を参照してDTV100の内部構成を説明する。チューナ部101は、アンテナ150を介して受信した放送信号に対し、復調、誤り訂正等の処理を行う。その後、チューナ部101は、トランスポートストリーム(TS)を形成し、データ分離部102にTSを出力する。TSには、1つ以上のチャンネルに関わる映像データ、音声データ、現在時刻情報、番組情報データ、データ放送データ、及び印刷情報等が多重されている。なお、現在の日本の地上デジタル放送では、TSにはMPEG−2 TSが用いられている。
現在時刻情報には、年月日や時分秒といった、現在の時刻を示す情報が含まれている。番組情報には、番組名、番組内容説明、放送チャンネル、放送時間情報(開始時刻と継続時間)等が含まれている。なお、データ放送データと印刷情報とは、ISO/IEC13818−6や非特許文献1等にて規定されているDSM−CCのデータカルーセル方式でTS中に多重されている。
データ分離部102は、選局制御部113からの指示に従い、所望のチャンネルに対応する映像データ、音声データ、データ放送データをTSから分離する。データ分離部102で分離された映像データは、映像デコード部103に出力され、MPEG−2等に基づく復号化処理が施される。
映像デコード部103で復号された映像データは、表示合成部105を介して表示制御部106に出力される。表示合成部105は、映像デコード部103で復号された映像データとグラフィック生成部110が生成するグラフィックデータとを合成する機能を有する。
表示制御部106は、表示合成部105から入力された映像データを、映像表示部108の表示解像度、表示色数、リフレッシュレートに適した映像信号に変換し、映像表示部108に出力する。映像表示部108は入力された映像信号の表示を行う。
また、データ分離部102で分離された音声データは、音声デコード部104に出力され、MPEG−2等に基づく復号化処理が施される。復号された音声データは、音声制御部107に出力される。音声制御部107は、音声データに対して音声補正処理などを適用して音声出力部109に出力する。音声出力部109は入力された音声データに基づいて音声の出力を行う。
データ分離部102で分離されたデータ放送データは、メモリ部114に蓄積される。また、データ分離部102では、現在時刻情報や番組情報データがTSから分離される。番組情報データはデータ放送データと同様にメモリ部114に蓄積される。
また、データ分離部102は、TSに含まれるPAT(Program Association Table)を取り出し、選局制御部113に送出する。PATは番組を管理するための情報を含んでいる。具体的には、ストリームに含まれるプログラム(番組)を管理するための情報である。
グラフィック生成部110は、映像表示部108で表示されるメニュー画面などのOSD(On Screen Display)グラフィックを生成し、生成したグラフィックを表示合成部105に出力する。
システム制御部111は、DTV100における各種の制御を司る中央制御ユニットとして機能する。
受光部112は、リモコン120から発信される光信号を受光する機能を有する。受光部112は、受光した光を制御信号に変換し、システム制御部111に伝送する。
選局制御部113は、DTV100の選局動作に係る制御を行う。選局制御部113はPMTの解析や、システム制御部111からの指示に基づく選局処理、データ放送の有無を識別する情報の判定、及び更新処理を実行する。選局制御部113の詳細については後述する。
メモリ部114は、上述したように、データ放送データや番組情報データを記憶する格納領域として機能する。
データ放送制御部115は、データ放送に関する制御を司る。データ放送制御部115は、データ放送の表示をシステム制御部111から指示された場合、メモリ部114に蓄積されたデータ放送データを、データ放送ブラウズ処理部116を用いて表示可能なデータに変換する処理を行う。
データ放送ブラウズ処理部116は、データ放送データを解析し、グラフィック生成部110と連携してデータ放送画面の描画生成処理を実行する。
印刷制御部117は、DTV100を用いた印刷機能を実現するための制御部である。印刷制御部117は、プリンタ200のステータス情報などに基づき、背景技術のセクションにおいて説明した3つの形態のいずれかに従う印刷処理の制御を行う。
通信制御部118は、ネットワーク500などを介してDTV100に接続される外部機器との通信及び接続に関する制御を実行する。上述したように、DTV100とプリンタ200とはUPnP仕様で情報の送受信を行うが、プリンタ200が接続された場合に、UPnPのディスカバリー機能を用いて、自動的にDTV100がプリンタ200を認識する。通信制御部118は、この認識処理を行う。
次に、選局制御部113について更に詳細に説明する。
選局制御部113は、データ分離部102から送出されたPATを解析することにより、所望のチャンネルに係るPMT(Program Map Table)のPID(Packet Identifier)を認識する。PMTは、番組を構成する映像や音声などのデータを管理するための情報を含んでいる。また、PIDはMPEG−2 TSのパケット識別子であり、TSパケットの種類を識別するために利用される。選局制御部113は、PMTを解析することにより、番組に係る映像データ及び音声データや、データ放送データ等を含むTSパケットのPID等の情報を取得する。そして、データ分離部102に対して、映像データ、音声データ、及びデータ放送データの分離要求を行う。
また、選局制御部113は、PMTの解析結果に基づき、選局されるチャンネルにデータ放送が存在するかを識別する。そして、識別した結果をデータ放送有無情報としてメモリ部114に蓄積する。
選局制御部113は、PMTのデータ放送データ関連記述子領域を解析することで、選局されるチャンネルにデータ放送が存在するかを識別することができる。データ放送有無情報は、例えば、データ放送が存在する場合は「1」となり、データ放送が存在しない場合やDTV100の電源がオフ状態に遷移した場合には「0」となるフラグとして構成することができる。
また、選局制御部113は、PMTのデータ符号化方式記述子の中に、データ放送処理を直ちに開始するという情報を含む場合、その旨をシステム制御部111に通知する。
データ放送処理の開始には、大別して2つの形態が存在する。1つは、リモコン120に設けられたデータ放送ブラウズを開始するためのdボタンが押下されたことに応えて、データ放送ブラウズ処理部116がデータ放送ブラウザを起動し、データ放送コンテンツを解釈してデータ放送画面を表示させる形態である。もう1つは、PMTのデータ符号化方式記述子にデータ放送処理を直ちに開始するという情報が含まれる場合に、ユーザによるデータ放送の表示指示が無くても、データ放送ブラウズ処理部116がデータ放送ブラウザを起動する形態である。後者の形態によれば、データ放送画面表示を高速化することなどが可能になる。
具体的には、選局制御部113は、PMTのデータ符号化方式記述子の中に、BML文書を直ちに処理すべきか否かを規定する情報であるauto_start_flagの値を確認する。auto_start_flagの値が「BML文書を直ちに処理する」ことを示す値になっている場合には、選局制御部113はシステム制御部111に通知を行う。システム制御部111はデータ放送ブラウズ処理部116に指示を発行し、データ放送ブラウザを起動させる。
このフラグによって、ユーザがチャンネルを選局したり、前の番組が終了して引き続き次の番組の放送が開始したりするなどして、視聴される番組が変化したタイミングで、自動的にデータ放送ブラウザが起動するように制御できる。データ放送ブラウザが起動すると、まず初期BMLファイルを読み込まれ、初期BMLファイルに記載されたテキストの解釈が行われる。ここで、初期BMLファイルに「放送映像を全画面サイズで表示する」旨の記述がなされていれば、映像表示部108にはデータ放送画面ではなく、あたかも放送番組の映像のみが表示されているようにデータ放送ブラウザを起動させておくことが可能となる。従って、データ放送に印刷情報が含まれており、且つデータ放送ブラウザが起動されている状態であっても、印刷情報に対する印刷要求を受け付ける画面(受付画面)が映像表示部108に表示されるとは限らない。
この状態で、リモコン120のdボタンが押下された場合には、データ放送ブラウザは、テキストや静止画などを描画して表示する、いわゆる一般的なデータ放送画面に対応するデータ放送コンテンツを解釈して表示する。
また、選局制御部113は、視聴を開始した番組に対して、番組の各種の属性情報を示すテーブルであるEIT(Event Information table)に含まれるデータコンテンツ記述子を解析する。データコンテンツ記述子とは、データコンテンツに関する詳細情報が記述されたデータである。
データコンテンツ記述子には、印刷コンテンツの有無を示す情報としてprint_contents_flagが付加されている。この情報を解析することで、選局制御部113は、視聴している番組に印刷コンテンツが付属しているか否かを判定することが可能となる。
(プリンタ200の構成)
次に、プリンタ200の構成を説明する。プリンタ200は例えば、インクジェット方式のプリンタである。プリンタ200には、プリンタ200全体の制御を司るシステム制御部201が設けられている。
システム制御部201は、DTV100やPC300などから受信した印刷指示を、現在設定されている印刷モードに基づいて処理する。システム制御部201はまた、DTV100からの指示に従い、印刷モードの設定及び解除を行う。印刷モードの詳細は、後述する。
通信制御部202は、DTV100の通信制御部118とネットワーク500を介して接続されるインタフェースを有し、通信及び接続に関する各種の制御を実行する。
メモリ部203は、DTV100から送信される情報や印刷情報を蓄積する。印刷情報が印刷コンテンツの実体である印刷データを含む場合(即ち、PrintFile処理又はPrintStaticScreen処理の場合)、その印刷データを印字部205による印刷用のデータ形式に展開するための領域としても利用される。
画像処理部204は、印刷用データに対する色補正や回転・サイズ変更などの各種の画像処理を施す機能を有する。
印字部205は、紙などの記録媒体に印刷用データに基づく情報を印刷するための機能を有する。インクジェットプリンタの場合は、インクを吐出するヘッドやインクタンクなどの機構を備えている。
(放送番組の視聴開始処理)
次に、DTV100におけるテレビ放送番組の視聴を開始するための処理について説明する。
まず、ユーザが、リモコン120を操作することにより、DTV100の電源オン操作及びチャンネル指定操作を行う。システム制御部111は、受光部112を介して受信したリモコン120による操作情報に基づき、ユーザが所望するチャンネルを選局するよう、選局制御部113に指示する。選局制御部113は、システム制御部111からの選局指示に基づいて、チューナ部101及びデータ分離部102の制御を開始する。ユーザが所望するチャンネルをチューナ部101で選局し、そのチャンネルに対応するTSをデータ分離部102で分離することで、番組の映像及び音声を映像表示部108及び音声出力部109から出力することが可能となる。これにより、ユーザは番組の視聴を開始することができる。
なお、選局制御部113は、システム制御部111からの選局指示に基づいて、チャンネル情報をメモリ部114に蓄積する。
(データ放送ブラウズ機能)
次に、DTV100が備える、データ放送のブラウズ機能について説明を行う。データ放送ブラウズ機能とは、データカルーセル方式により、TSに繰り返して多重されるデータ放送データ(データ放送を表示するためのデータ)を映像表示部108に表示する機能である。なお、データ放送に音声データが付属する場合は、データ放送データを音声出力部109から出力することも可能である。
データ放送データには、テキスト情報、表示レイアウト情報、スクリプト情報、静止画情報、及び音声情報等が含まれている。テキスト情報は、非特許文献1及び非特許文献2にて規定されたXML(eXtensible Markup Language)をベースに定義された、データ放送向けページ記述言語であるBML(Broadcast Markup Language)によって記述されている。
表示レイアウト情報は、BMLで記述されたテキストやイメージファイルの見た目を定義するためのCSS(Cascading Style Sheet)ファイルで用意される。簡易のプログラムとしてBMLに組み込まれるスクリプト情報には標準規格であるECMAScriptが用いられる。更に、BMLの論理的構造や情報へのアクセス、及び操作を行うための手段として、DOM(Document Object Model)が用いられる。
データ放送データを表示するために、DTV100にはデータ放送ブラウズ処理部116が設けられている。データ放送ブラウズ処理部116は、BMLやCSSを解釈してデータ放送画面を生成するためのBMLブラウザアプリケーションを備える。
データ放送画面を表示するためには、まず、システム制御部111がデータ放送制御部115にデータ放送を表示するよう、データ放送ブラウズ処理の開始を要求する。以下、図3に示すフローチャートを用いて、データ放送ブラウズ処理を説明する。前述の通り、auto_start_flagの値が「BML文書を直ちに処理する」ことを示す値になっている場合や、リモコン120のdボタンが押下された場合に、データ放送ブラウズ処理が実行される。
S301で、システム制御部111は、データ放送制御部115に対してデータ放送を表示するよう、データ放送ブラウズ処理の開始を要求する。
S302で、データ放送制御部115は、メモリ部114に蓄積されたデータ放送データを取得する。ブラウズに必要なデータがメモリ部114に蓄積されていない場合、データ放送制御部115は、データ分離部102に対し、データ放送データの取得要求を行う。そして、データ放送制御部115は、取得したデータ放送データをデータ放送ブラウズ処理部116に送り、ブラウズ処理を要求する。
S303で、データ放送ブラウズ処理部116は、BMLデータ、及び関連する画像などを取得した後、<body>タグのOnload属性に記述されたスクリプト関数を初期スクリプトとして実行する。このスクリプト関数では、まず、DTV100が印刷機能を有しているかを問い合わせるための関数を呼び出す。データ放送ブラウズ処理部116は、このスクリプト関数から呼び出せる組込み関数APIとして、getBrowserSupport()という拡張関数DOM−APIを有している。このgetBrowserSupport()は、引数として、("ARIB","APIGroup","Print.Basic")という文字列を与えると、「1」又は「0」の値を返す。「1」は、DTV100が印刷機能を有していることを意味し、「0」はDTV100が印刷機能を有していないことを示す。("ARIB","APIGroup","Print.Basic")という引数を伴うgetBrowserSupport()は、印刷情報が存在するデータ放送ブラウズ時に必ず実行されるものである。従って、データ放送ブラウズ処理部116は、("ARIB","APIGroup","Print.Basic")という引数を伴うgetBrowserSupport()を実行した場合に、データ放送に印刷情報が含まれることを検出することができる。データ放送ブラウズ処理部116はこの検出結果に基づいて印刷情報有無情報を生成する。
なお、("ARIB","APIGroup","Print.Basic")という引数を伴うgetBrowserSupport()を実行した結果の戻り値(1または0)は、DTV100が印刷機能を有しているか否かを識別するための情報である。データ放送ブラウズ処理部116は、この戻り値をメモリ部114に格納する。印刷機能を有しているか否かを識別するための情報を、「印刷機能有無情報」と呼ぶ。データ放送ブラウズ処理部116は、印刷機能有無情報に基づいて、印刷に関するボタンイメージやテキスト情報を画面に描画するか否かを決定する。仮に、DTV100がデータ放送の印刷機能を有していない場合には、印刷に関するボタンイメージやテキスト情報がデータ放送画面に表示されないので、ユーザがデータ放送の印刷を指示することはできない。
S304で、データ放送ブラウズ処理部116は、グラフィック生成部110を介して、ボタンイメージやテキスト情報の描画を行う。
S305で、表示合成部105は、グラフィック生成部110で描画されたデータ放送画面を映像デコード部103からの動画像と合成する処理を行う。もちろん、データ放送画面のみを表示するような場合には、動画像と合成する必要は無い。また、前述の通り、初期BMLファイルに「放送映像を全画面サイズで表示する」旨の記述がなされている場合、データ放送画面は動画像と合成されず、放送映像のみが映像表示部108に表示される。
以上の処理により、合成処理を施されたデータ放送画面が映像表示部108に表示される。ユーザは、データ放送画面内の印刷ボタン等のUIを操作することにより、DTV100に対して印刷要求を入力し、印刷処理の実行を要求できる。
(データ放送印刷機能)
次に、データ放送印刷機能について説明する。データ放送印刷機能とは、前述のPrintFile処理、PrintStaticScreen処理、又はPrintUri処理によって印刷サービスを利用する機能である。
データ放送ブラウズ処理部116は、データ放送画面を表示中、ユーザからリモコン120を介して何らかの要求の受信を待つ。ユーザからの要求があった場合は、要求内容の判定処理を行い、判定結果に応じた処理を実行する。
例えば、フォーカス移動要求であった場合、フォーカス移動処理を実行する。画面遷移要求であった場合、画面遷移処理を実行する。
DTV100が印刷機能を有している場合、データ放送ブラウズ処理部116は印刷要求をユーザから受け付けることが可能である旨の表示を行う。例えば、表示中のデータ放送に印刷情報が付随している場合は、印刷をユーザが要求するための印刷ボタンなどを表示する。DTV100が印刷機能を有していない場合は、表示中のデータ放送に印刷情報が付随していても、印刷ボタンのような表示は行われないのが一般的である。
データ放送ブラウズ処理部116は、印刷要求がユーザから入力されたと判定すると、printFile処理、printStaticScreen処理、printUri処理等の実行を印刷制御部117に要求する。また、本実施例でのDTV100とプリンタ200との印刷制御にはUPnPで提供されるPrintEnhanced:1が使用される。
データ放送データは、印刷情報として、プリンタ200に印刷させる印刷コンテンツを含む。印刷情報は、印刷データ、又は印刷データの所在を示すURIを含む。前者の場合、データ放送ブラウズ処理部116は、印刷要求がユーザから入力されると、printFile処理の実行を印刷制御部117に要求する。後者の場合、データ放送ブラウズ処理部116は、印刷要求がユーザから入力されると、printUri処理の実行を印刷制御部117に要求する。
ここで、印刷要求とは、受信中のデジタル放送信号に含まれる印刷情報に基づく印刷処理の実行を要求する指示である。また、データ放送データは、受信中のデジタル放送信号の各チャンネルに関連付けられている。
印刷制御部117は、入力された印刷要求に基づいて、プリンタ200に対して印刷指示を発行する。
(プリンタ200の印刷モード)
プリンタ200は、即時印刷モード(第1印刷モード)、及び割り込み印刷モード(第2印刷モード)の、2種類の印刷モードを持つ。プリンタ200は、DTV100からの指示に従い、印刷モードの設定を変更する。メモリ部203は、現在設定されている印刷モードを記憶する。
即時印刷モードでは、プリンタ200は、DTV100以外(放送受信装置以外)からの印刷指示を受け付けない。即ち、プリンタ200は、DTV100から印刷指示を受信していなくても、DTV100以外からの印刷指示を拒否する。また、プリンタ200がDTV100以外からの印刷指示に従って印刷処理を実行中に即時印刷モードに遷移した場合、実行中の印刷処理(印刷ジョブ)を中止(キャンセル)する。
割り込み印刷モードでは、プリンタ200は、DTV100から印刷指示を受信した場合、他の外部装置からの印刷指示に基づく実行中の印刷処理を中断し、DTV100からの印刷指示に基づく印刷処理を実行する。他の外部装置からの印刷指示とは、DTV100以外からの印刷指示であり、例えば、PC300からの印刷指示である。割り込み印刷モードでは、プリンタ200は、DTV100から印刷指示を受信しない限り、通常通り、DTV100以外の外部装置からの印刷指示や、コピー、ダイレクトプリントなどの指示を受け付けて印刷処理を実行することができる。
いずれの印刷モードにも設定されていない(印刷モードの設定が解除されている)場合、プリンタ200は、DTV100及びPC300などの種々の外部装置からの印刷指示に対して優劣を付けず、受け付けた順番で印刷指示を処理する。
(印刷モード設定処理)
次に、図4を用いて印刷モードの設定処理を説明する。DTV100は、次の4つのタイミングで、図4のフローチャートに示す処理を実行する。
1.ユーザによって電源ON操作やチャンネル選局が行われ、番組視聴が開始したタイミング
2.視聴中の番組が終了し、新しい番組の放送が開始されたタイミング
3.視聴中の番組でデータ放送コンテンツが更新されたタイミング
4.リモコン120のdボタンの押下により、BMLブラウザが起動されたタイミング
換言すると、放送データを処理するブラウザ(BMLブラウザ)が起動した場合、又はDTV100が受信中のデータ放送コンテンツの内容が変化した場合に、図4のフローチャートに示す処理が実行される。
なお、これらの4つのタイミングに限られず、何らかのトリガーが発生したタイミングで図4のフローチャートに示す処理が実行されるようにDTV100を構成してもよい。
視聴中の番組でデータ放送コンテンツが更新されたタイミングには、視聴中の番組の途中からデータ放送コンテンツの送信が開始したタイミングも含まれる。データ放送コンテンツが更新されたか否かは、データ放送制御部115によって判定される。従って、例えば、番組の前半に放送されていたデータ放送データには印刷情報が含まれず、番組の後半になって印刷情報が含まれたデータ放送データに変更された場合なども、上記3番目のタイミングに含まれ、データ放送制御部115によって検出される。
まず、S401で、システム制御部111は、既にプリンタ200に対して印刷モードを設定している状態であるか否かを判定する。印刷モード設定に関する情報は、メモリ部114に格納されるように構成されており、システム制御部111は、メモリ部114に格納されている情報を読み出すことで判定を行う。印刷モードが設定されている場合、即ち、プリンタ200に即時印刷モード又は割り込み印刷モードが設定されているとメモリ部114が記憶している場合、S402に進む。そうでなければ、S403に進む。
S402で、システム制御部111がプリンタ200に対して、既に設定されている印刷モードのキャンセル指示を発行するように制御する。システム制御部111からのキャンセル指示発行の命令は、通信制御部118に伝えられ、通信制御部118がプリンタ200に対してキャンセル指示を発行する。これにより、プリンタ200に設定されている印刷モードがキャンセル(解除)される。
S403で、システム制御部111は、データ放送ブラウザ(BMLブラウザ)の起動が指示されたか否かを判定する。上述したように、BMLブラウザの起動は、auto_start_flagによって指示され得る。また、リモコン120のdボタンを利用してユーザが指示することもできる。そのため、システム制御部111が受光部112を介してリモコン120から起動指示を受け付けた場合、又はシステム制御部111が選局制御部113から自動起動の通知を受け取った場合に、BMLブラウザの起動が指示されたと判定される。システム制御部111がBMLブラウザの起動が指示されたと判定した場合、S404へ進む。そうでない場合、本フローチャートの処理が終了する(従って、印刷モードは設定されない)。
S404で、システム制御部111は、視聴中の番組に関連づけられたデータ放送コンテンツに印刷情報が含まれているか否かを判定する(第1判定手段)。印刷情報が含まれているか否かの判定には、データ放送ブラウズ処理部116が生成した印刷情報有無情報を利用することができる。或いは、上述したデータコンテンツ記述子に含まれるprint_contents_flagを参照することによっても、システム制御部111は、データ放送に印刷情報が付属しているか否かを判定することができる。印刷情報が含まれる場合、S405に進む。そうでない場合、本フローチャートの処理を終了する(従って、印刷モードは設定されない)。
S405で、システム制御部111は、起動したBMLブラウザによって表示されるデータ放送画面において、ユーザによる印刷要求が入力可能となっているか否かを判定する(第2判定手段)。換言すれば、システム制御部111は、印刷情報に対する印刷要求を受け付ける受付画面を表示制御部106が出力中であるか否かを判定する。上述したように、例えば初期BMLファイルに「放送映像を全画面サイズで表示する」旨の記述がなされていれば、データ放送の画面は表示されない。従って、BMLブラウザが起動していたとしても、データ放送コンテンツが表示されているとは限らない。また、データ放送コンテンツが表示されていたとしても、印刷ボタンが表示されるような、印刷要求の入力が可能な画面であるとは限らない。
そのため、S405では、システム制御部111は、起動したBMLブラウザによって表示される画面が、印刷ボタンを表示している画面のような、印刷要求を即座に受け付け可能な状態の画面であるか否かを判定する。システム制御部111は、起動したBMLブラウザで表示中の画面が印刷要求を受け付け可能な画面であるか否かの通知をデータ放送ブラウズ処理部116から受信することにより、S405における判定を実行可能である。受付画面が表示中であると判定された場合、S406に進み、そうでない場合、S407に進む。
S406で、システム制御部111は、プリンタ200を即時印刷モードに遷移させるためのコマンドを発行する。具体的には、システム制御部111は、即時印刷モード用コマンドを通信制御部118を介してプリンタ200に送信する。即時印刷モード用コマンドを受信したプリンタ200は、即時印刷モードとして動作する状態に遷移する。また、システム制御部111は、プリンタ200がDTV100以外からの印刷指示に基づく実行中の印刷処理を中止させてもよい。
S407では、システム制御部111は、プリンタ200を割り込み印刷モードに遷移させるためのコマンドを発行する。具体的には、システム制御部111は、割り込み印刷モード用コマンドを通信制御部118を介してプリンタ200に送信する。割り込み印刷モード用コマンドを受信したプリンタ200は、割り込み印刷モードとして動作する状態に遷移する。
以上が、上記の4つのタイミングで実行される制御である。上記4つのタイミングにおいて起動したBMLブラウザで表示される画面で印刷要求が入力可能である場合は、ユーザが即座に印刷を望むことが考えられる。従来はそのタイミングでプリンタ200が他のデバイスなどからの印刷を実行中である場合には、DTV100からの印刷を受け付けることができなかった。しかし、本実施例によれば、DTV100が即時印刷モードにプリンタ200を遷移させるので、プリンタ200は、DTV100以外からの印刷指示を拒否する状態になる。従って、DTV100がプリンタ200に対して印刷を指示する際に、プリンタ200が他の外部装置からの印刷指示に基づく印刷処理を実行中である可能性が低減される。更に、プリンタ200が即時印刷モードに遷移する際に実行中の印刷処理を中止すれば、プリンタ200は一層確実にDTV100からの印刷指示を受け付けることができる。そのため、提供期間が限られている、データ放送に由来する印刷データの印刷失敗が抑制される。
また、データ放送コンテンツに印刷情報が含まれているが、起動したBMLブラウザで表示される画面では印刷要求の入力が可能でなければ、印刷要求の入力が可能な状態に比べ、ユーザが印刷を望む可能性は低いと考えられる。従って、こうした場合までDTV100がプリンタ200を占有することは望ましくない。しかしながら、ユーザが印刷を要求した場合には、プリンタ200はできるだけ確実にDTV100からの印刷指示を受け付けることが好ましい。そのため、DTV100はプリンタ200を割り込み印刷モードに設定する。従って、プリンタ200は、DTV100以外からの印刷指示を受け付けることが可能であるが、DTV100から印刷指示を受信した場合は、DTV100以外からの印刷指示に基づく印刷処理を中断する。これにより、プリンタ200の可用性を向上させつつ、データ放送に由来する印刷データの印刷失敗を抑制することが可能になる。
また、プリンタ200が即時印刷モードで動作中にDTV100からの印刷指示に基づく印刷処理を完了すると、システム制御部111は、プリンタ200に対して割り込み印刷モード用コマンドを発行する(図5を参照して後述)。この構成により、DTV100によるプリンタ200の占有期間を短縮しつつ、番組視聴中に改めてユーザが印刷を要求した場合にも、DTV100からの印刷指示に基づく印刷処理をプリンタ200がより確実に実行することが可能となる。
(即時印刷モードの設定処理、及び即時印刷モードにおける印刷処理)
次に、図5を参照して、即時印刷モードの設定処理、及び即時印刷モードにおける印刷処理の流れを説明する。
まず、S501で、DTV100のシステム制御部111は、プリンタ200に即時印刷モード用コマンドを送信する。
S502で、即時印刷モード用コマンドを受信したプリンタ200は、PC300からの印刷指示に基づく印刷ジョブを実行中であれば、実行中の印刷ジョブをキャンセルして、PC300に印刷ジョブのキャンセルを通知する。
実行中の印刷ジョブのキャンセルが完了すると、S503で、プリンタ200は、即時印刷モードへ遷移した旨をDTV100に通知する。
即時印刷モードにプリンタ200が遷移した後に、S504で、DTV100の印刷制御部117がユーザの印刷要求に基づく印刷指示をプリンタ200に送信する。ここでの印刷指示は、「printFile処理」による印刷の指示であるものとする。「printFile処理」は、CreateJobV2アクションとして、プリンタ200に送信される。
プリンタ200は、CreateJobV2アクションを受信すると、S505で、印刷データを受信するためのDataSink URIをアクションの応答としてDTV100に返す。
応答を受け取ると、S506で、DTV100の印刷制御部117は、DataSink URIに対してHTTP POSTメソッドを使って印刷データを送信する。
プリンタ200はPOSTメソッドによる印刷データをすべて受信すると、S507で、HTTPレスポンスを応答する。印刷データを受信したプリンタ200は、受信した印刷データの印刷処理を行う。
DTV100がプリンタ200に対してイベント通知のサブスクライブをしていれば、S508で、プリンタ200は印刷の完了をDTV100にイベント通知する。実際には、プリンタ200の状態変数の変化に応じてイベント通知がなされるがここでは詳細は省略する。
即時印刷モードにおいて、DTV100からの印刷指示に基づく印刷処理が完了すると、S509で、DTV100のシステム制御部111が割り込み印刷モード用コマンドをプリンタ200に送信する。
割り込み印刷モード用コマンドを受信したプリンタ200は、割り込み印刷モードに遷移し、S510で、DTV100にモード設定の応答を返す。
その後、S511で、PC300からの印刷要求があれば、プリンタ200はPC300からの印刷ジョブを受け付け、印刷を実行する。
(割り込み印刷モードの設定処理、及び割り込み印刷モードにおける印刷処理)
次に、図6を参照して、割り込み印刷モードの設定処理、及び割り込み印刷モードにおける印刷処理の流れを説明する。
まず、S601で、DTV100のシステム制御部111はプリンタ200に割り込み印刷モード用コマンドを送信する。
S502で、割り込み印刷モード用コマンドを受信したプリンタ200は、割り込み印刷モードへ遷移し、遷移した旨をDTV100に応答する。この段階で、プリンタ200はPC300からの印刷ジョブを実行中であっても、その印刷ジョブは中断せずに印刷を継続する。また、プリンタ200は、新たな印刷指示をPC300から受け付けることもできる。
割り込み印刷モードにプリンタ200が遷移した後に、S603で、DTV100の印刷制御部117がユーザの印刷要求に基づく印刷指示をプリンタ200に送信する。ここでの印刷指示は、「printFile処理」による印刷の指示であるものとする。「printFile処理」は、CreateJobV2アクションとして、プリンタ200に送信される。
プリンタ200は、CreateJobV2アクションを受信すると、S604で、実行中の印刷処理があればその印刷処理を中断する。印刷処理の中断は、例えば、PCからの印刷ジョブの場合、印刷中のページを排出するまで印刷処理を行い、排出したところで中断する。プリンタ200は、PC300に対してBusyのステータスを送信するなどして、新たな印刷指示を受け付けないようにする。
S605で、プリンタ200は、印刷データを受信するためのDataSink URIをアクションの応答としてDTV100に返す。
応答を受け取ると、S606で、DTV100の印刷制御部117は、DataSink URIに対してHTTP POSTメソッドを使って印刷データを送信する。
プリンタ200はPOSTメソッドによる印刷データをすべて受信すると、S607で、HTTPレスポンスを応答する。印刷データを受信したプリンタ200は、受信した印刷データの印刷処理を行う。
DTV100がプリンタ200に対してイベント通知のサブスクライブをしていれば、S608で、プリンタ200は印刷の完了をDTV100にイベント通知する。実際には、プリンタ200の状態変数の変化に応じてイベント通知がなされるがここでは詳細は省略する。
割り込み印刷モードにおいて、DTV100からの印刷指示に基づく印刷処理が完了すると、S604で中断していた印刷ジョブがあれば、プリンタ200は、S509で、PC300にReadyステータスを通知する。そして、中断していた印刷ジョブに対する印刷処理を再開する。
図5及び図6では、DTV100以外の外部装置としてPC300を使用したが、PC300以外の外部装置がプリンタ200に対して印刷指示を行う場合にも、同様の説明を適用できる。
以上説明したように、本実施形態によれば、DTV100は、データ放送に印刷情報が含まれるか否か、及び受付画面を出力中であるか否かに基づき、プリンタ200を即時印刷モード又は割り込み印刷モードに設定する。
これにより、提供期間が限られている、データ放送に由来する印刷データの印刷失敗を抑制することが可能となる。
[その他の実施例]
上述した各実施例の機能を実現するためには、各機能を具現化したソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体をシステム或は装置に提供してもよい。そして、そのシステム或は装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによって、上述した各実施例の機能が実現される。この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した各実施例の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。このようなプログラムコードを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピィ(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスクなどを用いることができる。或いは、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることもできる。
また、上述した各実施例の機能を実現するための構成は、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することだけには限られない。そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した各実施例の機能が実現される場合も含まれている。
更に、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書きこまれてもよい。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した各実施例の機能が実現される場合も含むものである。
実施例1に係る印刷システムの構成を示す概念図である。 実施例1に係るデジタルテレビ(DTV)及びプリンタの構成を示すブロック図である。 データ放送ブラウズ処理の流れを示すフローチャートである。 印刷モードの設定処理の流れを示すフローチャートである。 即時印刷モードの設定処理、及び即時印刷モードにおける印刷処理の流れを示すシーケンス図である。 割り込み印刷モードの設定処理、及び割り込み印刷モードにおける印刷処理の流れを示すシーケンス図である。

Claims (14)

  1. 受信中のデータ放送に含まれる印刷情報に対する印刷要求を受け付ける受付画面を表示部に出力する出力手段と、前記印刷情報に基づく印刷処理の実行を印刷装置に指示する指示手段と、を備える放送受信装置であって、
    前記受信中のデータ放送に印刷情報が含まれるか否かを判定する第1判定手段と、
    前記受信中のデータ放送に印刷情報が含まれると判定された場合、前記出力手段が前記受付画面を前記表示部に出力中であるか否かを判定する第2判定手段と、
    前記出力手段が前記受付画面を出力中であると判定された場合、前記印刷装置が当該放送受信装置以外からの印刷指示を拒否する第1印刷モードで動作するように前記印刷装置を設定し、前記出力手段が前記受付画面を出力中でないと判定された場合、前記印刷装置が前記指示手段からの指示を受信すると当該放送受信装置以外からの印刷指示に基づく実行中の印刷処理を中断する第2印刷モードで動作するように前記印刷装置を設定する設定手段と、
    を備えることを特徴とする放送受信装置。
  2. 前記設定手段は、前記第1印刷モードで動作するように前記印刷装置を設定する場合、前記印刷装置に、当該放送受信装置以外からの印刷指示に基づく実行中の印刷処理を中止させることを特徴とする請求項1に記載の放送受信装置。
  3. 前記設定手段は、前記印刷装置が前記第1印刷モードで動作中に前記指示手段からの指示に基づく印刷処理を完了すると、前記第2印刷モードで動作するように前記印刷装置を設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の放送受信装置。
  4. 前記受信中のデータ放送に印刷情報が含まれないと前記第1判定手段で判定された場合、前記設定手段は、前記第1印刷モード又は前記第2印刷モードの設定を解除することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の放送受信装置。
  5. 前記設定手段は、前記受信中のデータ放送を処理するブラウザが起動していない場合、前記第1判定手段及び前記第2判定手段による判定の結果に関わらず、前記第1印刷モード又は前記第2印刷モードの設定を解除することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の放送受信装置。
  6. 前記設定手段により前記印刷装置に設定された印刷モードを記憶する記憶手段を更に備え、
    前記設定手段は、前記印刷装置に前記第1印刷モード又は前記第2印刷モードが設定されていると前記記憶手段が記憶している場合のみ、前記解除を行う
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の放送受信装置。
  7. 前記受信中のデータ放送を処理するブラウザが起動した場合、又は前記受信中のデータ放送に含まれるデータ放送コンテンツの内容が変化した場合に、前記第1判定手段による判定、前記第2判定手段による判定、及び前記設定手段による設定を行うように構成されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の放送受信装置。
  8. 受信中のデータ放送に含まれる印刷情報に対する印刷要求を受け付ける受付画面を表示部に出力する出力手段と、前記印刷情報に基づく印刷処理の実行を印刷装置に指示する指示手段と、を備える放送受信装置の制御方法であって、
    前記受信中のデータ放送に印刷情報が含まれるか否かを判定する第1判定工程と、
    前記受信中のデータ放送に印刷情報が含まれると判定された場合、前記出力手段が前記受付画面を前記表示部に出力中であるか否かを判定する第2判定工程と、
    前記出力手段が前記受付画面を出力中であると判定された場合、前記印刷装置が当該放送受信装置以外からの印刷指示を拒否する第1印刷モードで動作するように前記印刷装置を設定し、前記出力手段が前記受付画面を出力中でないと判定された場合、前記印刷装置が前記指示手段からの指示を受信すると当該放送受信装置以外からの印刷指示に基づく実行中の印刷処理を中断する第2印刷モードで動作するように前記印刷装置を設定する設定工程と、
    を備えることを特徴とする制御方法。
  9. 前記設定工程では、前記第1印刷モードで動作するように前記印刷装置を設定する場合、前記印刷装置に、前記放送受信装置以外からの印刷指示に基づく実行中の印刷処理を中止させることを特徴とする請求項8に記載の制御方法。
  10. 前記設定工程では、前記印刷装置が前記第1印刷モードで動作中に前記指示手段からの指示に基づく印刷処理を完了すると、前記第2印刷モードで動作するように前記印刷装置を設定することを特徴とする請求項8又は9に記載の制御方法。
  11. 前記受信中のデータ放送に印刷情報が含まれないと前記第1判定工程で判定された場合、前記設定工程では、前記第1印刷モード又は前記第2印刷モードの設定を解除することを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載の制御方法。
  12. 前記設定工程では、前記受信中のデータ放送を処理するブラウザが起動していない場合、前記第1判定工程及び前記第2判定工程における判定の結果に関わらず、前記第1印刷モード又は前記第2印刷モードの設定を解除することを特徴とする請求項8乃至11のいずれか1項に記載の制御方法。
  13. 前記設定工程において前記印刷装置に設定された印刷モードを記憶する記憶工程を更に備え、
    前記設定工程では、前記印刷装置に前記第1印刷モード又は前記第2印刷モードが設定されていると前記記憶工程で記憶されている場合のみ、前記解除を行う
    ことを特徴とする請求項11又は12に記載の制御方法。
  14. 前記受信中のデータ放送を処理するブラウザが起動した場合、又は前記受信中のデータ放送に含まれるデータ放送コンテンツの内容が変化した場合に、前記第1判定工程における判定、前記第2判定工程における判定、及び前記設定工程における設定を行うように構成されることを特徴とする請求項8乃至13のいずれか1項に記載の制御方法。
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