JP4588589B2 - 回路基板の設計方法および設計支援装置 - Google Patents
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予め指定されたバイパスコンデンサが接続される第1配線をコンピュータにより特定するステップと、
ノイズ源となるデバイスの端子が接続される第2配線をコンピュータにより特定するステップと、
第1配線の配線形状、配線位置、基板の層数、厚み、配線を形成する導体の物性値、基板の絶縁体を形成する絶縁体の物性値に関する情報および第1配線に接続されるデバイスのインピーダンスをそれぞれコンピュータにより取得するステップと、
第2配線の配線形状、配線位置、基板の層数、厚み、配線を形成する導体の物性値、基板の絶縁体を形成する絶縁体の物性値に関する情報および第2配線に接続されるデバイスのインピーダンスをそれぞれコンピュータにより取得するステップと、
取得した情報および各インピーダンスを用いて、第1配線と第2の配線の結合を介した、ノイズ源デバイスの端子と第1配線に接続されるデバイスの端子との間の結合量をコンピュータにより計算するステップと、
予め指定された前記バイパスコンデンサの候補容量値および候補位置を選択し、前記結合量を用いてノイズ源から第1配線に接続されるデバイスへの干渉信号量をコンピュータにより計算することによって、前記バイパスコンデンサの容量値および実装位置をコンピュータにより決定するステップとを含むことを特徴とする。
バイパスコンデンサについて予め指定されたN個(Nは1以上の整数)の候補容量値をコンピュータにより設定するステップと、
M個の候補位置およびN個の候補容量値の複数の組合せ(M,Nの少なくとも一方は2以上の整数)について、M×N個の干渉信号量をコンピュータにより計算するステップと、
M×N個の干渉信号量の中から、予め第1配線に接続されるデバイスの端子に設定した閾値以下の干渉信号量となる候補位置および候補容量値の組合せをコンピュータにより取得するステップとを含むことが好ましい。
バイパスコンデンサについて予め指定されたN個(Nは1以上の整数)の候補容量値をコンピュータにより設定するステップと、
各候補位置および各候補容量値の複数の組合せ(M,Nの少なくとも一方は2以上の整数)の中から1つの組合せについて干渉信号量をコンピュータにより計算するステップと、
計算した干渉信号量と予め第1配線に接続されるデバイス端子に設定した閾値とをコンピュータにより比較するステップと、
計算した干渉信号量が閾値以下になるまで、候補位置および候補容量値の組合せを変化させて前記計算ステップおよび前記比較ステップを繰り返すステップとを含むことが好ましい。
回路基板に搭載される受動部品および能動デバイスの特性情報および実装位置を格納した部品データベースと、
回路基板データベースおよび部品データベースを参照して、解析対象となる配線、受動部品および能動デバイスを特定するための解析対象特定手段と、
解析対象特定手段によって特定した、前記配線情報および受動部品および能動デバイスのインピーダンスをそれぞれ取得するためのインピーダンス取得手段と、
取得した各インピーダンスを用いて、端子間の結合量を計算するための結合量計算手段と、
計算した結合量を用いて、任意のノイズ源から特定の能動デバイスへの干渉信号量を計算する干渉信号量計算手段と、
計算した干渉信号量に基づいて、電源ラインとグランドラインの間に接続されるバイパスコンデンサの容量値および実装位置を決定する容量値および実装位置決定手段とを備えることを特徴とする。
図1は、設計対象となる回路基板の一例を示す等価回路図である。回路基板は、一般に、IC(集積回路)、トランジスタ、ダイオード等の能動デバイスと、コンデンサ、インダクタ、抵抗等の受動部品と、電源ライン、グランドライン、信号ライン等の各種配線が設けられる。基板形態として、電気絶縁性の基板片面に配線パターンを設けて片面または両面に部品を実装したタイプ、基板両面に配線パターンを設けて片面または両面に部品を実装したタイプ、中間層に配線パターンを設けた多層基板の片面または両面に部品を実装したタイプ、などがあり、いずれにも本発明は適用可能である。
図4は、本発明に係る回路基板の設計方法の一例を示すフローチャートである。まずステップa1において、部品データベースDB1および回路基板データベースDB2を参照して、回路基板に存在する多数の配線情報の中から解析対象となる配線情報を抽出し、例えば、図1に示すように、パスコンCpが接続される電源ラインと、ノイズ源となるデバイスQ2が接続される信号ラインとを特定する。
図6は、本発明に係る回路基板の設計方法の他の例を示すフローチャートである。ここでは、M個の候補位置とN個の候補容量値の組合せについてM×N個の干渉信号量を計算する際、パスコンCpの候補容量値を外側ループで計算し、パスコンCpの候補位置を内側ループで計算している。
図7は、本発明に係る回路基板の設計方法のさらに他の例を示すフローチャートである。ここでは、M個の候補位置とN個の候補容量値の組合せについてM×N個の干渉信号量を計算せずに、予め第1配線に接続されるデバイス端子に設定した閾値以下となる干渉信号量が見つかった時点で計算を終了して、全体の計算時間を短縮させている。
図8は、本発明に係る回路基板の設計方法のさらに他の例を示すフローチャートである。ここでは、パスコンCpの容量値および実装位置が予め設計されている回路基板について、パスコンCpの必要性を判断するステップを追加している。
Q1〜Q4 デバイス
Z1a〜Z1g,Z2a〜Z2c 線路
DB1 部品データベース
DB2 回路基板データベース
ENG 解析エンジン
Claims (9)
- 電源ライン、グランドライン、信号ライン、デバイスが配置される回路基板において、電源ラインとグランドラインの間に接続されるバイパスコンデンサの容量値および実装位置を決定するための回路基板の設計方法であって、
予め指定されたバイパスコンデンサが接続される第1配線をコンピュータにより特定するステップと、
ノイズ源となるデバイスの端子が接続される第2配線をコンピュータにより特定するステップと、
第1配線の配線形状、配線位置、基板の層数、厚み、配線を形成する導体の物性値、基板の絶縁体を形成する絶縁体の物性値に関する情報および第1配線に接続されるデバイスのインピーダンスをそれぞれコンピュータにより取得するステップと、
第2配線の配線形状、配線位置、基板の層数、厚み、配線を形成する導体の物性値、基板の絶縁体を形成する絶縁体の物性値に関する情報および第2配線に接続されるデバイスのインピーダンスをそれぞれコンピュータにより取得するステップと、
取得した情報および各インピーダンスを用いて、第1配線と第2の配線の結合を介した、ノイズ源デバイスの端子と第1配線に接続されるデバイスの端子との間の結合量をコンピュータにより計算するステップと、
予め指定された前記バイパスコンデンサの候補容量値および候補位置を選択し、前記結合量を用いてノイズ源から第1配線に接続されるデバイスへの干渉信号量をコンピュータにより計算することによって、前記バイパスコンデンサの容量値および実装位置をコンピュータにより決定するステップとを含むことを特徴とする回路基板の設計方法。 - 前記干渉信号量計算ステップは、ノイズ源が発生する信号の周波数スペクトルと、第1および第2配線に接続されるデバイス端子間の結合量の周波数依存性とを用いて、干渉信号量の周波数スペクトルを計算することを特徴とする請求項1記載の回路基板の設計方法。
- 前記容量値および実装位置決定ステップは、第1配線について予め指定されたM個(Mは1以上の整数)の候補位置をコンピュータにより設定するステップと、
バイパスコンデンサについて予め指定されたN個(Nは1以上の整数)の候補容量値をコンピュータにより設定するステップと、
M個の候補位置およびN個の候補容量値の複数の組合せ(M,Nの少なくとも一方は2以上の整数)について、M×N個の干渉信号量をコンピュータにより計算するステップと、
M×N個の干渉信号量の中から、予め第1配線に接続されるデバイスの端子に設定した閾値以下の干渉信号量となる候補位置および候補容量値の組合せをコンピュータにより取得するステップとを含むことを特徴とする請求項1記載の回路基板の設計方法。 - 前記容量値および実装位置決定ステップは、第1配線について予め指定されたM個(Mは1以上の整数)の候補位置を設定するステップと、
バイパスコンデンサについて予め指定されたN個(Nは1以上の整数)の候補容量値をコンピュータにより設定するステップと、
各候補位置および各候補容量値の複数の組合せ(M,Nの少なくとも一方は2以上の整数)の中から1つの組合せについて干渉信号量をコンピュータにより計算するステップと、
計算した干渉信号量と予め第1配線に接続されるデバイス端子に設定した閾値とをコンピュータにより比較するステップと、
計算した干渉信号量が閾値以下になるまで、候補位置および候補容量値の組合せを変化させて前記計算ステップおよび前記比較ステップを繰り返すステップとを含むことを特徴とする請求項1記載の回路基板の設計方法。 - バイパスコンデンサの候補容量値には、ゼロを含むことを特徴とする請求項3または4記載の回路基板の設計方法。
- 前記容量値および実装位置決定ステップによって決定されたバイパスコンデンサの容量値および実装位置に関する干渉信号量と、容量値がゼロであるときの干渉信号量とをコンピュータにより比較するステップと含むことを特徴とする請求項5記載の回路基板の設計方法。
- 請求項1〜6のいずれかに記載された回路基板の設計方法をコンピュータで実行するためのプログラム。
- 請求項1〜6のいずれかに記載された回路基板の設計方法をコンピュータで実行するためのプログラムを記録した記録媒体。
- 電源ライン、グランドラインおよび信号ラインの配線形状、配線位置、基板の層数、厚み、配線を形成する導体の物性値、基板の絶縁体を形成する絶縁体の物性値に関する配線情報、搭載部品の実装位置を格納した回路基板データベースと、
回路基板に搭載される受動部品および能動デバイスの特性情報および実装位置を格納した部品データベースと、
回路基板データベースおよび部品データベースを参照して、解析対象となる配線、受動部品および能動デバイスを特定するための解析対象特定手段と、
解析対象特定手段によって特定した、前記配線情報および受動部品および能動デバイスのインピーダンスをそれぞれ取得するためのインピーダンス取得手段と、
取得した各インピーダンスを用いて、端子間の結合量を計算するための結合量計算手段と、
計算した結合量を用いて、任意のノイズ源から特定の能動デバイスへの干渉信号量を計算する干渉信号量計算手段と、
計算した干渉信号量に基づいて、電源ラインとグランドラインの間に接続されるバイパスコンデンサの容量値および実装位置を決定する容量値および実装位置決定手段とを備えることを特徴とする回路基板の設計支援装置。
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