JP4584780B2 - 形態保持構造 - Google Patents

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Description

この発明は、形態保持構造に関し、特に、適宜の長さに収縮される筒型ダンパをその収縮状態に維持する形態保持構造の改良に関する。
筒型ダンパたる、たとえば、ガス封入型のダンパにあっては、外力が作用していないいわゆるフリー状態では、ガス圧で最伸長状態にあり、したがって、搬送時や所定位置への取付時には適宜に収縮されている方が好ましいことがある。
一方、たとえば、特許文献1には、同じく筒型ダンパであって、懸架バネのバネ力で伸長作動する油圧緩衝器において、懸架バネのバネ力を規制することで、油圧緩衝器を収縮状態に維持することを可能にする提案が開示されている。
すなわち、この特許文献1に開示されているところは、油圧緩衝器おけるシリンダ体のボトム端に連設のアイを挿通して両端がシリンダ体の外径より突出することになるシャフト状のホルダを有すると共に、このホルダの両端部を貫通して懸架バネの伸縮方向に延在される線状の一対の吊り材を有してなり、この一対の吊り材が懸架バネに分離可能に連繋されるとしている。
このとき、一対の吊り材は、外周に螺条を有する言わば基端側がホルダを貫通すると共に、この基端側の螺条にナットを螺合させ、言わば先端にフックを有して懸架バネへの掛け止めを可能にしている。
それゆえ、この特許文献1に開示の提案によれば、先端のフックを懸架バネに掛け止めると共に、この状態でナットをいわゆる締め上げれば、懸架バネが強制的に収縮されることになり、この限りにおいて、懸架バネの附勢力をシリンダ体から突出するロッド体に作用させないようにすることが可能になるから、油圧緩衝器を収縮状態に維持することが可能になる。
特開平8‐82334号公報(図1)
しかしながら、上記した特許文献1に開示の提案は、筒型ダンパたる油圧緩衝器が懸架バネを外装する場合に具現化できる提案であって、油圧緩衝器が懸架バネを内装していて外部からこれを強制的に収縮し得ない場合、あるいは、油圧緩衝器がガス封入型とされる場合には、その具現化が不可能になる。
ちなみに、筒型ダンパたる油圧緩衝器が懸架バネを内装する場合、あるいは、筒型ダンパがガス封入型とされる場合に、これらの筒型ダンパにあってシリンダ体内にロッド体を没入させた収縮状態下に両端間に帯状材や線状材からなるバンド類を架け回してその収縮状態を維持する、すなわち、形態保持を可能にする提案をなし得る。
しかし、この提案にあっては、バンド類が筒型ダンパの両端にあるアイを挿通する状態に架け回されるとするのは好ましくなく、それゆえ、バンド類がアイをいわゆる包むように架け回されることになり、それゆえ、その筒型ダンパを所定位置に取り付ける際にバンド類が周辺に干渉してその取付を阻害したり不能にしたりする危惧があると指摘される可能性がある。
この発明は、前記した事情を鑑みて創案されたものであって、その目的とするところは、適宜の長さに収縮される筒型ダンパをその収縮状態に維持して搬送や所定位置への取付に好適となるようにするのに最適となる形態保持構造を提供することである。
上記の目的を達成するため、本発明の一つの手段は、シリンダ体と、上記シリンダ体にピストン部を介して出没自在に挿入したロッド体と、上記ロッド体に保持されて当該ロッド体と上記シリンダ体のヘッド部側を覆うカバー体とで筒型ダンパを構成し、当該筒型ダンパを収縮した時この収縮状態を維持させる形態保持構造において、分割構造に形成されながら上記シリンダ体の外周に介装したプラグと、上記プラグの外周に介装して当該プラグを上記シリンダ体の外周に定着させる緊締具と、筒型ダンパを収縮した時上記カバー体を上記プラグに連繋させる連繋手段とを有し、上記プラグを上記緊締具でシリンダ体側に締め付けられる本体部と、この本体部から延設して上記カバー体の内周に挿入した立ち上り部とで構成し、上記連繋手段を上記立ち上り部の外周に形成された縦方向のガイド溝と水平方向の係止溝とからなるL字状の溝と、上記カバー体に植設されて上記L字状の溝に移動自在に挿入したピン状体とで構成し、ダンパを収縮しながら上記カバー体を回動して上記ピン状体を上記係止溝に嵌合してシリンダ体とカバー体との間における相対移動を阻止することを特徴とするものである。
同じく、他の手段は、シリンダ体と、上記シリンダ体にピストン部を介して出没自在に挿入したロッド体と、上記ロッド体に保持されて当該ロッド体と上記シリンダ体のヘッド部側を覆うカバー体とで筒型ダンパを構成し、当該筒型ダンパを収縮した時この収縮状態を維持させる形態保持構造において、分割構造に形成されながら上記シリンダ体の外周に介装したプラグと、上記プラグの外周に介装して当該プラグを上記シリンダ体の外周に定着させる緊締具と、筒型ダンパを収縮した時上記カバー体を上記プラグに連繋させる連繋手段とを有し、上記プラグを上記緊締具でシリンダ体側に締め付けられる本体部と、この本体部から延設して上記カバー体の外周に挿入した立ち上り部とで構成し、上記連繋手段を上記立ち上り部の内周に形成された縦方向のガイド溝と水平方向の係止溝とからなるL字状の溝と、上記カバー体に植設されて上記L字状の溝に移動自在に挿入したピン状体とで構成し、ダンパを収縮しながら上記カバー体を回動して上記ピン状体を上記係止溝に嵌合してシリンダ体とカバー体との間における相対移動を阻止することを特徴とするものである。
同じく、他の手段は、シリンダ体と、上記シリンダ体にピストン部を介して出没自在に挿入したロッド体と、上記ロッド体に保持されて当該ロッド体と上記シリンダ体のヘッド部側を覆うカバー体とで筒型ダンパを構成し、当該筒型ダンパを収縮した時この収縮状態を維持させる形態保持構造において、分割構造に形成されながら上記シリンダ体の外周に介装したプラグと、上記プラグの外周に介装して当該プラグを上記シリンダ体の外周に定着させる緊締具と、筒型ダンパを収縮した時上記カバー体を上記プラグに連繋させる連繋手段とを有し、上記プラグを上記緊締具でシリンダ体側に締め付けられる本体部と、この本体部から延設して上記カバー体の外周に挿入した立ち上り部とで構成し、上記連繋手段を上記立ち上り部の内周に形成された凹部と、上記カバー体を部分的に変形して形成した突起とで構成し、ダンパを収縮しながら上記突起を凹部に嵌合してシリンダ体とカバー体との間における相対移動を阻止することを特徴とするものである。
同じく、更に別の手段は、シリンダ体と、上記シリンダ体にピストン部を介して出没自在に挿入したロッド体と、上記ロッド体に保持されて当該ロッド体と上記シリンダ体のヘッド部側を覆うカバー体とで筒型ダンパを構成し、当該筒型ダンパを収縮した時この収縮状態を維持させる形態保持構造において、分割構造に形成されながら上記シリンダ体の外周に介装したプラグと、上記プラグの外周に介装して当該プラグを上記シリンダ体の外周に定着させる緊締具と、筒型ダンパを収縮した時上記カバー体を上記プラグに連繋させる連繋手段とを有し、上記プラグを上記緊締具でシリンダ体側に締め付けられる本体部と、この本体部から延設して上記カバー体の外周に挿入した立ち上り部とで構成し、上記連繋手段を上記立ち上り部の内周に形成された傾斜した係止面と、上記カバー体の端部に形成したラッパ型の引掛部とで構成し、ダンパを収縮しながら上記引掛部を上記傾斜面に係止させてシリンダ体とカバー体との間における相対移動を阻止することを特徴とするものである。
それゆえ、この発明によれば、プラグが分割構造に形成されているから、シリンダ体の外周への介装が容易になると共に、緊締具の緊締でシリンダ体の外周に定着されるプラグが適宜の連繋構造下にカバー体の開口端部に連繋されるから、プラグを介してシリンダ体とカバー体との間における相対移動、すなわち、筒型ダンパにおける伸縮が阻止されて、筒型ダンパを適宜の長さに収縮した状態に維持することが可能になる。
以下に、図1乃至図5に示した実施形態に基づいて、この発明を説明するが、この発明による形態保持構造は、図示するところでは、図1に示すように、筒型ダンパたるガス封入型の油圧緩衝器に具現化されてなるとしている。
各図の実施の形態の基本は、シリンダ体と、上記シリンダ体1にピストン部を介して出没自在に挿入したロッド体2と、上記ロッド体2に保持されて当該ロッド体2と上記シリンダ体1のヘッド部側を覆うカバー体3とで筒型ダンパを構成し、当該筒型ダンパを収縮した時この収縮状態を維持させる形態保持構造において、分割構造に形成されながら上記シリンダ体1の外周に介装したプラグ4と、上記プラグ4の外周に介装して当該プラグ4を上記シリンダ体1の外周に定着させる緊締具5と、筒型ダンパを収縮した時上記カバー体3を上記プラグ4に連繋させる連繋手段とを有するものである。
そして、図1、図2の実施の形態は、上記プラグ4を上記緊締具5でシリンダ体1側に締め付けられる本体部41と、この本体部41から延設して上記カバー体1の内周に挿入した立ち上り部42とで構成し、上記連繋手段を上記立ち上り部42の外周に形成された縦方向のガイド溝と水平方向の係止溝43aとからなるL字状の溝43と、上記カバー体3に植設されて上記L字状の溝43に移動自在に挿入したピン状体32とで構成し、ダンパを収縮しながら上記カバー体43を回動して上記ピン状体32を上記係止溝43aに嵌合してシリンダ体1とカバー体3との間における相対移動を阻止するものである。
図3に示す他の実施の形態は、上記プラグ4を上記緊締具5でシリンダ体1側に締め付けられる本体部41と、この本体部41から延設して上記カバー体3の外周に挿入した立ち上り部42とで構成し、上記連繋手段を上記立ち上り部42の内周に形成された縦方向のガイド溝と水平方向の係止溝43aとからなるL字状の溝43と、上記カバー体3に植設されて上記L字状の溝43に移動自在に挿入したピン状体32とで構成し、ダンパを収縮しながら上記カバー体3を回動して上記ピン状体32を上記係止溝43に嵌合してシリンダ体1とカバー体3との間における相対移動を阻止することを特徴とするものである。
要するに、図1と図3の実施の形態は溝43とピン状体32を逆にしたものである。
図4に示す実施の形態は、上記プラグ4を上記緊締具5でシリンダ体1側に締め付けられる本体部41と、この本体部41から延設して上記カバー体1の外周に挿入した立ち上り部42とで構成し、上記連繋手段を上記立ち上り部42の内周に形成された凹部44と、上記カバー体1を部分的に変形して形成した突起33とで構成し、ダンパを収縮しながら上記突起33を凹部44に嵌合してシリンダ体1とカバー体3との間における相対移動を阻止することを特徴とするものである。
更に、図5に示す実施の形態は、上記プラグ4を上記緊締具5でシリンダ体1側に締め付けられる本体部41と、この本体部41から延設して上記カバー体1の外周に挿入した立ち上り部42とで構成し、上記連繋手段を上記立ち上り部42の内周に形成された傾斜した係止面45と、上記カバー体1の端部に形成したラッパ型の引掛部34とで構成し、ダンパを収縮しながら上記引掛部34を上記傾斜面45に係止させてシリンダ体1とカバー体3との間における相対移動を阻止することを特徴とするものである。
以下更に詳しく説明する。
すなわち、まず、この発明の具現化にあって、油圧緩衝器が単筒型に形成されているか複筒型に形成されているかは、基本的には自由であるが、図示すところでは、油圧緩衝器が単筒型に形成されてなるとしている。
そして、この単筒型の油圧緩衝器は、シリンダ体1に対してロッド体2が出没可能に挿通されてなると共に、ロッド体2側に保持されたカバー体3を有していわゆるカバー付きに形成されてなるとしている。
また、この油圧緩衝器にあっては、シリンダ体1内に挿通されるロッド体2に連設されながらシリンダ体1内に摺動可能に収装されるピストン部(図示せず)を有していて、シリンダ体1に対してロッド体2が出没されるときにシリンダ体1内をピストン部が摺動してこのピストン部などに配在される減衰力発生部で所定の減衰力が発生されるとしている。
さらに、この油圧緩衝器にあって、カバー体3は、シリンダ体1内から突出するロッド体2およびシリンダ体1におけるヘッド部11側を外側から覆うように機能するもので、油圧緩衝器においてシリンダ体1内からロッド体2が大きいストロークで突出することになる最伸長時にも開口端部31が少なくともシリンダ体1のヘッド部11を外側から覆うことになるように設定されている。
ところで、上記した油圧緩衝器に具現化されるこの発明による形態保持構造についてだが、この形態保持構造は、分割構造に形成されながらシリンダ体1の外周に介装されると共に緊締具5の緊締でシリンダ体1の外周に定着されるプラグ4を有してなるとしている。
すなわち、プラグ4は、シリンダ体1の外周に介装されて緊締具5を介装させる本体部41と、この本体部41から延設される立ち上り部42とを有してなり、図1に示すところでは、立ち上り部42がカバー体3の開口端部31の内周とシリンダ体1の外周との間に臨在された状態にしてカバー体3の開口端部31に適宜の連繋構造下に連繋されてなるとしている。
ちなみに、緊締具5は、分割体に形成されていながらシリンダ体1の外周に介装されるプラグ4をいわゆる固定状態に定着させるもので、たとえば、締付バンドのような所定の緊締力を発揮し得るものであれば、任意の構成のものが採用されて良い。
ただ、プラグ4は、爾後にシリンダ体1の外周から撤去されるものであるから、その撤去作業を可能にする構成とされるのが肝要で、その限りでは、無制限に任意の構成が採用されて良い訳ではないのはもちろんである。
なお、プラグ4にあって、本体部42は、所定の機械的強度を有する限りにおいて、また、シリンダ体1との間に所定の摩擦力を発生し得る限りには任意の形状に形成されて良い。
ところで、プラグ4がカバー体3に連繋されているところを図2に示すが、まず、プラグ4は、本体部41と立ち上り部42とを有してなり、図2に示す実施形態にあって、プラグ4は、図2(A)に示すように、立ち上り部42をカバー体3の開口端部31の内周とシリンダ体1の外周との間に臨在させ、この状態下にカバー体3の開口端部31に適宜の連繋構造下に連繋されてなるとしている。
このとき、プラグ4にあって、本体部41は、緊締具5の緊締によってシリンダ体1の外周に保持されていて、この限りに、本体部41がシリンダ体1の外周で移動しようとするとき、そこ発生する摩擦力で本体部41の移動、すなわち、シリンダ体1とプラグ4との間における相対移動を阻止し得るとしている。
それに対して、プラグ4にあって、立ち上り部42は、図2(B)に示すように、外周にL字型の溝43を有していて、この溝43にカバー体3の開口端部31に植設されたピン状体32を収容させるとしており、この溝43における係止部43aとピン状体32との係止が実現されるとき、カバー体3とプラグ4との連繋が実現され、上記の係止部43aとピン状体32との係止が解除されるとき、カバー体3とプラグ4との連繋が解除されるとしている。
ちなみに、カバー体3とプラグ4との連繋を実現し、あるいは、解除するときには、プラグ4を移動させるのは容易でなく、したがって、多くの場合に、シリンダ体1に対して自由に回動できるロッド体2側に保持されているカバー体3が回動操作されるのが常であろうし、このことは、後述する図3に示す実施形態の場合であっても同様である。
すなわち、図3に示す形態保持構造にあっては、プラグ4における立ち上り部42がカバー体3の開口端部31の外周に隣接する態様になるとするもので、このとき、立ち上り部42の内周に上記した図2に示す実施態様における溝43と同様の構成となる溝43が形成されてなるとし、カバー体3の開口端部31の外周に上記した図2に示す実施態様におけるピン状体32と同様の構成となるピン状体32が形成されてなるとするものである。
それゆえ、この実施形態にあっても、上記した図2に示す実施形態の場合と同様に、カバー体3を回動操作してプラグ4との連繋を実現し、あるいは、解除することが可能になる。
それゆえ、前記した各実施形態による場合には、油圧緩衝器を適宜の長さに収縮させた状態下に、ピン状体32を溝43に係合させながら係止させあるいは係合を解除することで、プラグ4とカバー体3との連繋が実現されまた解除されることになる。
このことからすれば、上記のピン状体32については、図示しないが、カバー体3における開口端部31の内周あるいは外周を部分的に変形させて突起を形成することに代えても良い。
ところで、図4に示すところは、カバー体3における開口端部31の外周にピン状体32を植設することに代えて、カバー体3の開口端部31を部分的に変形させて突起33を形成するとしたものである。
そして、プラグ4における立ち上り部42の内周には、上記の突起33を収容させる凹部44を形成するとするもので、このとき、凹部44は、上記の突起33を収容させる独立穴状に形成されるとしても良いが、好ましくは、立ち上り部42の内周にあって周方向に延在される言わば環状に形成されてなるとするのが良い。
それゆえ、この実施形態による場合には、ピン状体32たる部品が不要になる利点がある。
つぎに、図5に示すところは、カバー体3における開口端部31の開口端がラッパ状に拡径されて引掛部34を形成すると共に、プラグ4における立ち上り部42の内周がこのプラグ4の開口端の形状に相応するように傾斜面45として形成されてなるとするものである。
それゆえ、この実施形態による場合には、上記した図4に示す実施形態の場合と同様にピン状体32たる部品が不要になる利点があるのはもちろんであるが、カバー体3における開口端部31の開口端をラッパ状に拡径すれば足りるので、上記した図4に示す実施形態の場合に比較して、カバー体3に対する変形加工がようになる点で有利となる。
以上からすれば、この発明による形態保持構造にあっては、プラグ4が分割構造に形成されているから、シリンダ体1の外周への介装が容易になると共に、爾後の撤去も容易に実現し得ることになり、さらに、プラグ4が弾性材、たとえば、プラスチックやゴムで形成されてなる場合には、低コストにしてシリンダ体1の外周に傷を付けることなく所期の目的を達成できることになる。
前記したところは、プラグ4が分割構造に形成されてなるとしたが、これは、シリンダ体1のボトム端12に連設されるアイ13が多くの場合にシリンダ体1の外径より大きい寸法を有するように形成されるだろうから、このアイ13を交わしたりすることなくしてシリンダ体1の外周にプラグ4を介装させることを可能にするためからである。
それゆえ、上記のアイ13の寸法がシリンダ体1の外径よりも小さく設定されている場合は、このアイ13を交わして、また、シリンダ体1のボトム端12を交わすようにして、図示しないが、環状に形成されたプラグ4をシリンダ体1の外周に介装するようにしても良いことはもちろんである。
ちなみに、プラグ4が環状に形成されて利用される場合には、その撤去に際しては、これが破断されるであろう。
なお、プラグ4の分割の態様としては、図示するところでは、二分割とされているが、三分割以上の複数分割とされて良く、また、分割されているプラグ4が適宜の手段で連結されてなるとしても良いことはもちろんである。
この発明の一実施形態による形態保持構造を具現化した油圧緩衝器を示す部分断面正面図である。 (A)は、図1に示すプラグのカバー体に対する連繋状態を拡大して示す部分断面図であり、(B)は、同じく部分正面図である。 他の実施形態による形態保持構造を具現化するプラグのカバー体に対する連繋状態を図2(A)と同様に示す図である。 さらに他の実施形態による形態保持構造を具現化するプラグのカバー体に対する連繋状態を図3と同様に示す図である。 さらに他の実施形態による形態保持構造を具現化するプラグのカバー体に対する連繋状態を図4と同様に示す図である。
符号の説明
1 シリンダ体
2 ロッド体
3 カバー体
4 プラグ
11 ヘッド部
31 開口端部
32 突起
33 突起
34 引掛部
41 先端挿し込み部
43 溝
44 凹部
45 傾斜面













Claims (4)

  1. シリンダ体と、上記シリンダ体にピストン部を介して出没自在に挿入したロッド体と、上記ロッド体に保持されて当該ロッド体と上記シリンダ体のヘッド部側を覆うカバー体とで筒型ダンパを構成し、当該筒型ダンパを収縮した時この収縮状態を維持させる形態保持構造において、分割構造に形成されながら上記シリンダ体の外周に介装したプラグと、上記プラグの外周に介装して当該プラグを上記シリンダ体の外周に定着させる緊締具と、筒型ダンパを収縮した時上記カバー体を上記プラグに連繋させる連繋手段とを有し、上記プラグを上記緊締具でシリンダ体側に締め付けられる本体部と、この本体部から延設して上記カバー体の内周に挿入した立ち上り部とで構成し、上記連繋手段を上記立ち上り部の外周に形成された縦方向のガイド溝と水平方向の係止溝とからなるL字状の溝と、上記カバー体に植設されて上記L字状の溝に移動自在に挿入したピン状体とで構成し、ダンパを収縮しながら上記カバー体を回動して上記ピン状体を上記係止溝に嵌合してシリンダ体とカバー体との間における相対移動を阻止することを特徴とする形態保持構造
  2. シリンダ体と、上記シリンダ体にピストン部を介して出没自在に挿入したロッド体と、上記ロッド体に保持されて当該ロッド体と上記シリンダ体のヘッド部側を覆うカバー体とで筒型ダンパを構成し、当該筒型ダンパを収縮した時この収縮状態を維持させる形態保持構造において、分割構造に形成されながら上記シリンダ体の外周に介装したプラグと、上記プラグの外周に介装して当該プラグを上記シリンダ体の外周に定着させる緊締具と、筒型ダンパを収縮した時上記カバー体を上記プラグに連繋させる連繋手段とを有し、上記プラグを上記緊締具でシリンダ体側に締め付けられる本体部と、この本体部から延設して上記カバー体の外周に挿入した立ち上り部とで構成し、上記連繋手段を上記立ち上り部の内周に形成された縦方向のガイド溝と水平方向の係止溝とからなるL字状の溝と、上記カバー体に植設されて上記L字状の溝に移動自在に挿入したピン状体とで構成し、ダンパを収縮しながら上記カバー体を回動して上記ピン状体を上記係止溝に嵌合してシリンダ体とカバー体との間における相対移動を阻止することを特徴とする形態保持構造
  3. シリンダ体と、上記シリンダ体にピストン部を介して出没自在に挿入したロッド体と、上記ロッド体に保持されて当該ロッド体と上記シリンダ体のヘッド部側を覆うカバー体とで筒型ダンパを構成し、当該筒型ダンパを収縮した時この収縮状態を維持させる形態保持構造において、分割構造に形成されながら上記シリンダ体の外周に介装したプラグと、上記プラグの外周に介装して当該プラグを上記シリンダ体の外周に定着させる緊締具と、筒型ダンパを収縮した時上記カバー体を上記プラグに連繋させる連繋手段とを有し、上記プラグを上記緊締具でシリンダ体側に締め付けられる本体部と、この本体部から延設して上記カバー体の外周に挿入した立ち上り部とで構成し、上記連繋手段を上記立ち上り部の内周に形成された凹部と、上記カバー体を部分的に変形して形成した突起とで構成し、ダンパを収縮しながら上記突起を凹部に嵌合してシリンダ体とカバー体との間における相対移動を阻止することを特徴とする形態保持構造。
  4. シリンダ体と、上記シリンダ体にピストン部を介して出没自在に挿入したロッド体と、上記ロッド体に保持されて当該ロッド体と上記シリンダ体のヘッド部側を覆うカバー体とで筒型ダンパを構成し、当該筒型ダンパを収縮した時この収縮状態を維持させる形態保持構造において、分割構造に形成されながら上記シリンダ体の外周に介装したプラグと、上記プラグの外周に介装して当該プラグを上記シリンダ体の外周に定着させる緊締具と、筒型ダンパを収縮した時上記カバー体を上記プラグに連繋させる連繋手段とを有し、上記プラグを上記緊締具でシリンダ体側に締め付けられる本体部と、この本体部から延設して上記カバー体の外周に挿入した立ち上り部とで構成し、上記連繋手段を上記立ち上り部の内周に形成された傾斜した係止面と、上記カバー体の端部に形成したラッパ型の引掛部とで構成し、ダンパを収縮しながら上記引掛部を上記傾斜面に係止させてシリンダ体とカバー体との間における相対移動を阻止することを特徴とする形態保持構造。
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JPH0682445U (ja) * 1993-05-10 1994-11-25 有限会社プラネテック ダンパロック装置
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JPH07280018A (ja) * 1994-03-31 1995-10-27 Tokico Ltd 緩衝器

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