JP4584605B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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本発明は、パチンコ機、アレンジボール機等、遊技球を遊技盤側に発射する発射手段と、この発射手段により発射された遊技球を遊技盤上の遊技領域の上部側に案内する案内レールとを備えた弾球遊技機に関するものである。
パチンコ機やアレンジボール機等の弾球遊技機は、各種の遊技部品が装着された遊技盤と、遊技球を遊技盤側に発射する発射手段と、この発射手段により発射された遊技球を案内する案内レールとを備えており、発射手段で発射された遊技球は案内レールに案内されて遊技盤側の遊技領域の上部側に案内されるようになっている。
この種の弾球遊技機では、案内レールは、例えば遊技盤の前側に、遊技盤の下部側から左側部を経て上部側に至る略円弧状に配設されており、例えば遊技盤の右下に配置された発射手段から発射された遊技球は、この案内レールに沿って遊技盤の前側を通って遊技領域に到達するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−263165号公報
このように、従来の弾球遊技機では、案内レールが遊技盤の前側に配設され、発射球が遊技盤の前側を通って遊技領域に到達するように構成されているため、遊技盤の前側に遊技領域の他にその案内レールに沿った発射球の案内通路の領域を確保する必要があり、遊技領域を十分に広くできない欠点があった。
特に近年の弾球遊技機では、遊技領域内に配置される液晶表示装置等の表示画面が大型化する傾向にあるため、それに伴って遊技領域を広く確保する必要性が益々高まっている。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、遊技盤上に遊技領域をより広く確保することが可能な弾球遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、遊技盤12と、遊技球を前記遊技盤12側に発射させる発射手段11と、該発射手段11により発射された遊技球を前記遊技盤12上の遊技領域15の上部側に案内する案内手段とを備えた弾球遊技機において、前記案内手段は、前記発射手段11により発射された遊技球を前記遊技盤12の後方でその上部側に向けて案内する上向き案内通路41と、前記遊技盤12を前後に貫通する貫通孔47に装着されて該遊技盤12を斜めに貫通すると共にその発射方向上流端側が前記上向き案内通路41の発射方向下流端側に接続され、前記上向き案内通路41により案内されてきた遊技球を前記遊技盤12の後側からその前側の前記遊技領域15の上部側に向けて滑らかに案内する前向き案内通路50と、前記前向き案内通路50の発射方向下流側に対応する位置に、前記遊技盤12の前側に略平行に配置される透明板4aの裏側に沿って配置され且つ前記前向き案内通路50によって前記遊技盤12の前側に向けて案内されてきた遊技球を前記遊技盤12に沿う方向に滑らかに案内する前側案内部材51とを備え、前記前側案内部材51を、発射方向下流側に向けて前記貫通孔47の外側に突出するように配置したものである。
本発明によれば、案内手段によって遊技盤12の前側の領域が圧迫されることがなく、その分だけ遊技領域15を広く確保することが可能である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳述する。図1〜図9は本発明をパチンコ機として具現化した第1の実施形態を例示している。なお、以下の説明では、パチンコ機に向かって右側を右側、向かって左側を左側とする。
図1〜図3において、1は矩形状の外枠で、その前側には前枠2が上下一対のヒンジ3を介して開閉自在に枢着されている。4はガラス扉、5は前面開閉扉で、これらは前枠2の窓孔6に対応して上下に配置され、前枠2に開閉自在に枢支されている。7は発射用の遊技球を貯留する上皿(貯留皿)で、前面開閉扉5の前側に装着され、上皿カバー8により覆われている。また、9は余剰球等を貯留する下皿で、前面開閉扉5の下側で前枠2の前側に配置され、下皿カバー10により覆われている。下皿9の一側、例えば右側には、後述する発射手段11を操作するための発射ハンドル11aが、前枠2の前側に突出状に配置されている。
12は遊技盤で、前枠2の窓孔6に対応するように、前枠2の裏側の遊技盤装着枠13に裏側から着脱自在に装着され、窓孔6の下部側で前枠2の裏側に装着された下部支承板14により下側から支持されている。
遊技盤12の前側には遊技領域15が形成されており、この遊技領域15は、その周囲を取り囲むように前向きに立設された遊技領域周壁部16により外側の領域と区分されている。遊技領域15内には、図2に示すように、中央表示装置17、特別図柄始動手段18、大入賞手段19、普通図柄始動手段20、普通入賞手段21等の各種遊技部品が配置され、その最下部にはアウト口22が設けられている。
中央表示装置17は、遊技盤12に前面側から装着された表示ケース23と、この表示ケース23の略中央に配置された例えば液晶式の特別図柄表示手段24と、表示ケース23の例えば上部側に配置された例えば7セグメント式の普通図柄表示手段25とを備えている。
普通図柄表示手段25は、通過ゲート等よりなる普通図柄始動手段20が遊技球を検出することを条件に数字図柄等の普通図柄を所定時間変動表示して、予め定められた当たり態様又はそれ以外の外れ態様で停止するようになっている。
特別図柄始動手段18は、例えば開閉自在な左右一対の開閉爪18aを備えた電動チューリップ等の開閉入賞手段により構成されており、普通図柄表示手段25の変動後の停止図柄が予め定められた当たり態様となったときに、開閉爪18aが所定時間開放するようになっている。
特別図柄表示手段24は、表示画面上に1個又は複数個、例えば左右方向に3個の特別図柄を変動表示可能に構成されており、特別図柄始動手段18が遊技球を検出することを条件に、キャラクター画像等の演出画像と共に特別図柄を所定の変動パターンで変動表示して、所定の大当たり態様又はそれ以外の外れ態様で停止させるようになっている。
大入賞手段19は、いわゆるアタッカーを構成するもので、例えば下部側の横軸廻りに開閉自在な開閉板19aを備え、特別図柄表示手段24の変動後の停止図柄が予め定められた大当たり態様を表示することを条件に開閉板19aが前側に開放するようになっている。また、大入賞手段19は、開閉板19aの開放後に所定時間(例えば30秒)が経過したとき、又はその所定時間内に所定数(例えば10個)の遊技球が入賞したときに開閉板19aを閉じると共に、入賞した遊技球が内部の特定領域を通過することを条件に、最大所定回数(例えば16回)まで開閉動作を繰り返すようになっている。
遊技盤12の裏側には、図3,図4に示すように裏カバー31が装着されている。裏カバー31は、中央表示装置17等の遊技部品の裏側を覆うもので、例えば内部が透視可能な透明なプラスチック等により前面側が開口した略矩形箱形に形成されており、中央表示装置17、特別図柄始動手段18、大入賞手段19、普通入賞手段21、アウト口22等を後側から覆い且つその前縁側を遊技盤12の裏面側に当接させた状態で遊技盤12に固定されている。
裏カバー31の底面31a上には、その後部側に下向きに開口する集球排出口31bが形成され、底面31aはその集球排出口31b側に向かって傾斜状に形成されており、特別図柄始動手段18、大入賞手段19、普通入賞手段21等の各入賞手段に入賞して遊技盤12の裏側に案内された遊技球、及びアウト口22から遊技盤12の裏側に案内された遊技球は、底面31a上に落下して1箇所に集められ、集球排出口31bを経て機外に排出されるようになっている。
裏カバー31の背面側には、図3に示すように、主制御基板32を収納する主基板ケース33、ランプ表示制御基板34を収納するランプ表示基板ケース35、音声制御基板36を収納する音声基板ケース37等が着脱自在に装着されている。
裏カバー31の一側、例えば左側は、図4等に示すように、遊技盤12の前側の遊技領域15の周縁部に略沿うように例えば円弧状に形成されており、その円弧状の左側縁部から右側所定幅の領域が、その他の領域に比べて後方への膨出量の小さい扁平部38となっている。
更に、遊技盤12の裏側には、図4,図5に示すように、例えば遊技領域15の左側周縁部に対応して上向き案内通路41が設けられている。この上向き案内通路41は、発射手段11により発射された遊技球を遊技盤12上の遊技領域15の上部側に案内する案内手段を構成するもので、遊技盤12の裏面及び裏カバー31の左側縁部に沿って配置されており、例えば裏カバー31と一体に形成されている。
上向き案内通路41は、遊技盤12の下端側の左右方向略中央の位置と、遊技領域15の上部側周縁部近傍で且つその最上部よりも左側の位置とを結ぶように略円弧状に配置され、遊技盤15から後方に向けて立設され且つ所定距離をおいて平行に配置された一対の側壁部42,43と、遊技盤15に平行に配置され且つ側壁部42,43の後縁側を接続する後壁部44とで前側に開放する断面略コの字型に形成されており、その前側を遊技盤12の裏面側で塞ぐように遊技盤12の裏面側に装着されることにより、遊技球が1個通過可能な通路を形成している。
上向き案内通路41の上端側では、図6に示すように、後壁部44がその上端側において前向きに略円弧状に屈曲して前向き案内壁44aを形成しており、上向き案内通路41により上向きに案内されてきた遊技球はこの前向き案内壁44aにより遊技盤12の前側に向けて滑らかに案内されるようになっている。
また、例えば上向き案内通路41の下端側の所定範囲は、下側の側壁部43のみで構成されており、その後側は後述する裏機構板61によりカバーされるようになっているが、上向き案内通路41の全体を略コの字型に形成してもよい。なお、上向き案内通路41を、側壁部42,43の前縁側を接続する前壁部を一体に備えた筒状に形成してもよい。もちろん、上向き案内通路41の断面形状は任意であり、円筒状、台形状、多角形状等でもよい。
上向き案内通路41は、その上端側が発射口部材46の後側に接続されている。発射口部材46は、図6,図7に示すように、遊技領域周壁部16の内側に沿って遊技盤12を前後に貫通するように形成された発射連通孔(貫通孔)47に例えば前側から着脱自在に装着されており、遊技盤12の裏側に向けて開口する接続口48と、遊技盤12の前側で遊技盤12及び遊技領域周壁部16に沿って例えば斜め上向きに開口する排出口49と、それら接続口48と排出口49とを接続する前向き案内通路50と、前向き案内通路50の発射方向下流側に設けられた前側案内部材51とを例えば一体に備えている。
前向き案内通路50は、上向き案内通路41と共に案内手段を構成し、上向き案内通路41により案内されてきた遊技球を遊技盤12の裏側からその前側の遊技領域15の上部側に案内するもので、接続口48において上向き案内通路41の上端側に接続されており、上向き案内通路41側の側壁部42,43及び後壁部44(前向き案内壁44a)に夫々接続される側壁部52,53及び後壁部54と、側壁部52,53の前縁側を接続する前壁部55とで断面略矩形状に形成されている。
前向き案内通路50は、上向き案内通路41側から接続口48に入った遊技球を排出口49側に滑らかに案内するために例えば遊技領域周壁部16に沿って前向きの傾斜状に形成されており、後壁部54は上向き案内通路41側の前向き案内壁44aに滑らかに接続されると共に、前壁部55は前側に膨らむ略円弧状に屈曲している。
なお、遊技盤12側の遊技領域周壁部16には、図7に示すように、発射連通孔47に対応して外側に凹入する凹入部56が形成されており、発射口部材46を発射連通孔47に装着したとき、発射口部材46の側壁部53側がその凹入部56に嵌合して、側壁部53の内面側と遊技領域周壁部16の内面側とが面一となるように構成されている。これにより、前向き案内通路50から排出口49を経て遊技領域15側に排出される遊技球を、側壁部53側から遊技領域周壁部16側に向けて滑らかに転動させることができる。
前側案内部材51は、前向き案内通路50によって遊技盤12の前側に向けて案内されてきた遊技球を遊技盤12に沿う方向に案内すると共にガラス扉4のガラス板(透明板)4aへの遊技球の衝突を防止するためのもので、排出口49の発射方向下流側に対応してガラス板4aの裏面側に沿って設けられ、例えば前壁部55から遊技領域周壁部16に沿って発射方向下流側に向けて一体に延設されている。
なお、前向き案内通路50によって前向きに案内されてきた遊技球が、前側案内部材51と前壁部55との接続部分にあたる略円弧状の屈曲部分に衝突するように、前壁部55及び前側案内部材51を配置することが望ましい。
また、発射口部材46の排出口49には、遊技領域15側から排出口49側への遊技球の戻りを防止する戻り防止部材57が設けられている。この戻り防止部材57は、例えば面外方向に容易に弾性変形可能な例えば金属製の薄板で、側壁部52の端部側から発射方向下流側に向けてその先端側が遊技領域周壁部16側に近づくように斜めに突設されている。なお、この戻り防止部材57は、例えばその略全体が前側案内部材51の後側に配置されている。
遊技盤装着枠13は門形状であって、前枠2の窓孔6に沿って前枠2の裏側に固定され、この遊技盤装着枠13の下端部間に、前面開閉扉5の裏側に対応するように下部支承板14が前枠2の裏側に固定されている。遊技盤装着枠13には、図3,図9等に示すように、遊技盤12を裏側から押圧して固定するように、裏機構板61が上下一対のヒンジ62により開閉自在に枢着され、閉状態で締結具63により遊技盤装着枠13に締結されるようになっている。
裏機構板61には、その略中央部に裏カバー31が嵌合する開口部64が形成され、この開口部64の上側に遊技球タンク65が、左右一側に払い出し手段66が、下側に通路ユニット67が夫々設けられており、遊技球が大入賞手段19等に入賞したとき、或いは図外の自動球貸し機から球貸し指令があったときに、遊技球タンク65内の遊技球を払い出し手段66により払い出し、その遊技球を通路ユニット67、上皿接続口67a等を経て上皿7側に案内するようになっている。
なお、通路ユニット67には、払い出し手段66から払い出された遊技球を上皿7側に案内する払い出し通路の他、上皿7側の溢れ球を下皿9側に案内する溢流通路、大入賞手段19等の各入賞手段に入賞し又はアウト口22から排出されて遊技盤12の裏側に案内された遊技球を機外に案内する排出通路等が設けられており、この排出通路の入口としての排出接続口67bが、開口部64の下側に上向きに形成され、裏機構板61を閉じたとき、この排出接続口67bが裏カバー31側の集球排出口31bの下側に接続されるようになっている(図8参照)。
通路ユニット67の後側には、設置部67cを介して、払い出し制御基板68を収納する払い出し基板ケース68aと、電源基板69を収納する電源基板ケース69aとが着脱自在に取り付けられている。
また、裏機構板61には、図9に示すように、その前面側で且つ開口部64の周辺部に、裏カバー31側の扁平部38及び上向き案内通路41の上部側に対応する裏カバー嵌合部70と、後述する発射手段11及び上向き案内通路41の下部側に対応する発射カバー部71とが、共に後ろ向きの凹入状に設けられている。
下部支承板14は例えば合成樹脂製であって、図2,図4等に示すように、遊技盤12の下側を支持する遊技盤支持部72と、この遊技盤支持部72の前縁側から上方に突設する左右一対の起立板部73とがその上部側に、払い出し手段66から払い出された遊技球を上皿7側に案内する払い出し案内通路74、前面開閉扉5を開いたときに払い出し案内通路74から零れた遊技球を下皿9側に案内する零れ球案内通路75、音声発生手段としてのスピーカ76が裏側から装着されるスピーカ装着部77等が前側に、夫々一体に形成されている。
発射手段11は、発射レール81、発射モータ82及び打撃槌(打撃手段)83等を備え、発射ハンドル11aを操作したときに、発射モータ82により打撃槌83が揺動して、前面開閉扉5の裏側に装着された球送り手段84により上皿7から発射レール81上に1個ずつ供給される遊技球を発射レール81に沿って上向き案内通路41側に発射させるようになっている。
発射レール81は、前枠2の下部右側で且つ下部支承板14の裏側に、発射レール装着板84aを介して着脱自在に装着されている。発射レール81は、遊技盤12側の上向き案内通路41の上流側に対応するように、左上がりの傾斜状に着脱自在に装着されており、その下流側端部と上向き案内通路41の上流側端部との間には、ファール球を下皿9側に案内するファール球案内通路85(図4)が設けられている。
発射レール81及び上向き案内通路41の上流端(下端)側は、その後側が裏機構板61側の発射カバー部71により覆われ、遊技球の後側への落下が阻止されるようになっている。なお、裏カバー31側の集球排出口31b及び裏機構板61側の排出接続口69は、図8に示すように、発射レール81、上向き案内通路41等よりも後側に位置しており、裏カバー31内で集球された遊技球は発射レール81等の後側を通って機外に排出されるようになっている。
球送り手段84は、図8に示すように、前面開閉扉5が閉状態のとき、下部支承板14を介して発射レール81の上流側端部の前側に近接するように、前面開閉扉5の裏側に着脱自在に装着されている。球送り手段84は、図示しない連動機構により打撃槌83の揺動動作に連動して作動するようになっており、上皿7側から供給される遊技球を、打撃槌83の揺動毎に、下部支承板14等に設けられた球供給孔86を介して発射レール81上に1個ずつ供給するようになっている。
なお、球送り手段84は、前面開閉板5を構成する板金等よりなる上皿台板5aの裏側に、球送り装着ケース87を介して装着されており、上皿7側からの遊技球はこの球送り装着ケース87に設けられた球供給通路88を経て球送り手段84側に送られるようになっている。この球供給通路88の底板には、下皿9側に連通する球抜き口89と、この球抜き口89を手動にて開閉可能な球抜き開閉板90が設けられており、遊技者が図示しない操作レバーを操作したとき、球抜き開閉板90が球抜き口89を開放して、球送り手段84よりも上流側の遊技球が下皿9側に案内されるようになっている。
なお、発射モータ82、打撃槌83等は、発射レール81の上流側に対応して下部支承板14の裏側に着脱自在に装着されている。
上記構成のパチンコ機において、遊技者が発射ハンドル11aを操作すると、発射手段11の打撃槌83がその発射ハンドル11aの操作量に対応する所定の強さで間欠的に揺動を繰り返すと共に、これと連動して球送り手段84により上皿7側の遊技球が下部支承板14の球供給孔86を介して発射レール81上に1個ずつ供給され、これによって遊技球が発射レール81に沿って発射される。
発射された遊技球は、発射レール81からファール球案内通路85上を通過し、更に上向き案内通路41に沿って遊技盤12の裏側を上向きに走行する。十分な速度で上向き案内通路41内を上向きに走行した遊技球は、その上端側で前向き案内壁44aにより前向きに進路を変えつつ発射口部材46側の接続口48を介して前向き案内通路50側に進入する。そして、この前向き案内通路50に案内されて前斜め前方に向けて遊技盤12をその後側から前側に通過した遊技球は、ガラス板4aに沿って配置された前側案内部材51の裏側に衝突してその進路を遊技盤12に沿った向きに変えつつ、その遠心力によって側壁部52から遊技領域周壁部16の内面側に沿って排出口49から遊技領域15の上部側に排出される。
以上のように、本発明のパチンコ機では、発射手段11により発射された遊技球を遊技盤12上の遊技領域15の上部側に案内する案内手段として、発射手段11により発射された遊技球を遊技盤12の後方でその上部側に向けて案内する上向き案内通路41と、この上向き案内通路41の下流端側に接続され且つ上向き案内通路41により案内されてきた遊技球を遊技盤12の後側からその前側の遊技領域15の上部側に案内する前向き案内通路50とを備えているため、発射された遊技球の通過する領域によって遊技盤12の前側の領域が圧迫されることがなく、その分だけ遊技領域15を広く確保することが可能である。
前向き案内通路50の発射方向下流側に対応する位置に、前向き案内通路50によって遊技盤12の前側に向けて案内されてきた遊技球を遊技盤12に沿う方向に案内する前側案内部材51を、ガラス板4aの裏側に沿って配置しているため、前向き案内通路50によって遊技盤の前側に向けて案内されてきた遊技球がガラス板4aに直接衝突することを防止できる。
前向き案内通路50は、遊技盤12を前後に貫通するように設けられた発射連通孔47に装着され、前側案内部材51は、前向き案内通路50の前側に一体に設けられているため、前向き案内通路50及び前側案内部材51の遊技盤12への着脱が容易であると共に、前側案内部材51の遊技盤12側への取付強度を確保しやすいという利点もある。
また、発射レール81を、遊技盤12を下側から支持する下部支承板14の裏側に設けているため、遊技盤12の裏側に配置された上向き案内通路41側に無理なく接続することができ、構成を簡略化できる。
上向き案内通路41を、遊技盤12の裏側に沿って配置しているため、スペースに無駄が無く、また遊技盤12への上向き案内通路41の固定が容易である。更に、上向き案内通路41を、遊技盤12の裏側を覆う裏カバー31と一体に形成しているため、部品点数を削減でき、また組み立て作業も容易となる。
図10及び図11は本発明の第2の実施形態を例示し、遊技盤12に、上向き案内通路41内を前側から視認可能な視認窓91を設けた例を示している。
視認窓91は、図11に示すように、上向き案内通路41の長手方向の少なくとも一部に対応して遊技盤12に形成された例えばスリット状の透視孔92と、この透視孔92の前側を透視可能に閉鎖する前レンズ部93と、透視孔92の後側を透視可能に閉鎖する後レンズ部94とを備えている。なお、透視孔92の幅が遊技球の直径よりも十分に小さい場合には、前レンズ部93、後レンズ部94の何れか一方又は両方を省略してもよい。
以上のような構成とすることで、遊技者は上向き案内通路41内での発射球の状態を確認することができ、遊技者の安心感を高めることができると共に、遊技盤12の裏側での遊技球の状態を見ることができることにより興趣も向上する利点がある。
図12は本発明の第3の実施形態を例示し、前側案内部材51の裏側に、前向き案内通路50により案内されてきた遊技球の衝突位置に対応して弾性部材95を設けた例を示している。この弾性部材95は、例えば金属製の板バネにより構成され、前側案内部材51上で且つ前向き案内通路50を下流側に延長した位置に設けられており、前側案内部材51側から発射方向下流側に向けてその先端側が遊技盤12側に近づくように斜めに突設されている。
このような構成とすることにより、上向き案内通路41、前向き案内通路50により遊技盤12の後側から前側に案内されてきた遊技球は、弾性部材95に衝突し、その進行方向を遊技盤12の前面側に沿った方向に変更されて遊技領域15側に排出されるため、遊技球をよりスムーズに遊技領域15側に案内できるだけでなく、前側案内部材51への遊技球の衝突による前側案内部材51の破損や摩耗を防止でき、また衝突による衝撃音を抑えることができる利点もある。
なお、図13に示すように、弾性部材95を排出口49を略閉鎖して遊技球の戻りを防止できる程度の大きさに形成すれば、この弾性部材95を戻り防止部材57としても利用可能である。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上向き案内手段41は、裏カバー31とは別体として形成してもよく、また、遊技盤12の裏面から離間した位置に配置してもよい。前向き案内通路50は上向き案内通路41と一体に形成してもよい。
発射手段11の打撃手段は、遊技盤12の右下に設ける必要はなく、例えば遊技盤12の左下側に設けて略鉛直上向きに遊技球を発射させるように構成してもよい。発射手段11の打撃手段はソレノイド等により構成してもよい。
更に、実施形態ではパチンコ機を例に挙げて説明したが、アレンジボール機、雀球遊技機、その他の各種の弾球遊技機においても同様に実施可能であることは言うまでもない。
本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の全体斜視図である。 本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の前面開閉扉を除いた状態での正面図である。 本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の背面図である。 本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の裏機構板を除いた状態での背面要部断面図である。 本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の横断面図である。 本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の発射口部材及びその近傍の長手方向に沿った断面図である。 本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の発射口部材及びその近傍の正面要部断面図である。 本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の発射手段近傍の縦断面図である。 本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の裏機構板を開いた状態での全体斜視図である。 本発明の第2の実施形態を示すパチンコ機の前面開閉扉を除いた状態での正面図である。 本発明の第2の実施形態を示すパチンコ機の横断面図である。 本発明の第3の実施形態を示すパチンコ機の発射口部材及びその近傍の長手方向に沿った断面図である。 本発明の変形例を示すパチンコ機の発射口部材及びその近傍の長手方向に沿った断面図である。
符号の説明
4a ガラス板(透明板)
7 上皿(貯留皿)
11 発射手段
12 遊技盤
14 下部支承板
15 遊技領域
31 裏カバー
41 上向き案内通路
47 発射連通孔(貫通孔)
50 前向き案内通路
51 前側案内部材
81 発射レール
83 打撃槌(打撃手段)
84 球送り手段
91 視認窓

Claims (4)

  1. 遊技盤(12)と、遊技球を前記遊技盤(12)側に発射させる発射手段(11)と、該発射手段(11)により発射された遊技球を前記遊技盤(12)上の遊技領域(15)の上部側に案内する案内手段とを備えた弾球遊技機において、前記案内手段は、前記発射手段(11)により発射された遊技球を前記遊技盤(12)の後方でその上部側に向けて案内する上向き案内通路(41)と、前記遊技盤(12)を前後に貫通する貫通孔(47)に装着されて該遊技盤(12)を斜めに貫通すると共にその発射方向上流端側が前記上向き案内通路(41)の発射方向下流端側に接続され、前記上向き案内通路(41)により案内されてきた遊技球を前記遊技盤(12)の後側からその前側の前記遊技領域(15)の上部側に向けて滑らかに案内する前向き案内通路(50)と、前記前向き案内通路(50)の発射方向下流側に対応する位置に、前記遊技盤(12)の前側に略平行に配置される透明板(4a)の裏側に沿って配置され且つ前記前向き案内通路(50)によって前記遊技盤(12)の前側に向けて案内されてきた遊技球を前記遊技盤(12)に沿う方向に滑らかに案内する前側案内部材(51)とを備え、前記前側案内部材(51)を、発射方向下流側に向けて前記貫通孔(47)の外側に突出するように配置したことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記前側案内部材(51)における前記遊技盤(12)に対向する側に、前記前向き案内通路(50)によって案内されてきた遊技球の衝突位置に対応して弾性部材(95)を設けたことを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記弾性部材(95)は、前記前側案内部材(51)から発射方向下流側に向けて先端側が前記遊技盤(12)に近づくように斜めに突設された板バネ部材により構成されていることを特徴とする請求項2に記載の弾球遊技機。
  4. 前記弾性部材(95)の先端側と前記遊技盤(12)との隙間を前記遊技球の直径よりも小さくしたことを特徴とする請求項に記載の弾球遊技機。
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