JP4584326B2 - 側溝用ブロック - Google Patents

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Description

本発明は、対向して立設した2枚の縦板の下端、上端、又は下端と上端の双方を横板で連結一体化してU字状、逆U字状、又は四角筒状に形成され、主に道路の排水のため、道路に沿って又は道路を横断して敷設される側溝用ブロックで、特に、自由な角度で接続でき、カーブ施工に適したものに関する。
従来、側溝用ブロックをカーブ施工する場合、主に4つの方法があった。
その第1は、下記特許文献1に示されるように、端面が軸線に対して直角でない側溝用ブロックを接続して敷設する方法である。
第2は、下記特許文献1に従来技術として示されている、屈曲した側溝用ブロックを予め製造し、これを接続して敷設する方法である。
第3は、下記特許文献2に示されるように、側溝用ブロックの連結部に柔軟なパッキンを挟み込み、両側のブロックを互いに押し付けてパッキンを変形させ、両側の側溝用ブロックに角度をつけて敷設する方法である。
第4は、側溝用ブロックの一方の端面を平面視で凸の円弧状をなす凸端面とし、他方の端面を前記凸端面に対応して、平面視で凹の円弧状をなす凹端面とし、このブロックを接続して敷設する方法である。
特開平9−32094号公報 特開平10−54073号公報 特開2008−38387号公報
前記第1及び第2の方法は、端面が軸線に対して直角でない、又は屈曲した側溝用ブロックを接続して敷設するので、所定の曲率のカーブにしか適用することができず、異なる曲率のカーブを施工する場合、それにあったブロックを製造しなければならい。したがって、多種類の曲率に対応するためには非常に多くの種類のブロックが必要となり、多くの種類の型枠を必要として、きわめてコスト高となっていた。
前記第3の方法は、一定の曲率のカーブに限定されるものではないが、両側のブロックを互いに押し付けてパッキンを変形させ、隣り合う側溝用ブロックに所定の角度をつけて敷設する作業が煩雑であり、さらに、大きな曲率のカーブには適さないという問題があった。
前記第4の方法は、円弧状の凸端面と凹端面とが接続され、接続部で隣り合うブロックに任意の角度を付けることができるから、任意の曲率のカーブ施工を容易に行うことができるという優れた効果を有する。
図26は、前記第4の方法で接続した側溝25、26の説明図である。側溝25の一方の端部は円弧状の凸端面、側溝26の一方の端部は円弧状の凹端面となっており、この凸端面と凹端面を接触させて接続するので、隣り合うブロックに任意の角度を付けることができる。凸端面と凹端面の曲率半径Rは、側溝の外幅(最大)Wの1/2よりも相当大きく(約1.5倍)設定されている。
図26は、側溝25、26を最も大きな角度をつけて連結した状態を示している。この状態において、一方の縦板の接続部において、縦板の端部が流水路内に大きくはみ出したはみ出し部cとなっており、流水路の有効幅が、w’が大きく減少している。また、矢印F方向と反対方向に水を流すと、はみ出し部cの縦板端面が流水の方向に対して鋭角的となるので、水流が妨げられ、水を流す方向が矢印F方向に限定される場合がある。
他方の縦板の接続部dにおいては、隣り合うブロックの縦板の重なり量が限界で、これ以上角度を大きくつけることができない。従来、隣り合うブロックに付けられる角度は10°程度が限界であった。
本発明は、接続部において縦板の端部が流水路内にはみ出す量を少なくして流水路の有効幅が減少するのを抑制すること、及び隣り合うブロックをさらに大きな角度を付けて接続できるようにすることを課題とするものである。
〔請求項1〕
本発明は、対向して立設した2枚の縦板の下端、上端、又は下端と上端の双方を横板で連結一体化してU字状、逆U字状、又は四角筒状に形成され、
一方の接続端部において、前記2枚の縦板の端部外側面に平面視凸の円弧状接続面が、前記横板の端面に平面視凸又は凹の円弧状接続面が形成された側溝用ブロックであって、
前記側溝用ブロックと同じU字状、逆U字状、又は四角筒状に形成され、一方の接続端部において縦板の端部内側面に前記縦板の平面視凸の円弧状接続面と対応する平面視凹の円弧状接続面を有し、横板の端面に前記横板の平面視凸又は凹の円弧状接続面と対応し凹凸が逆となっている平面視凹又は凸の円弧状接続面を有する側溝用ブロックに対し、対応する前記円弧状接続面どうしを接触させて任意の角度傾けて接続可能であり、
前記縦板の平面視凸の円弧状接続面の曲率半径Rが、前記縦板の最大外幅Wの1/2よりも小さく形成されていることを特徴とする側溝用ブロックである。
本発明は、対向して立設した2枚の縦板の下端を横板で連結一体化したU字状の側溝用ブロック、対向して立設した2枚の縦板の上端を横板で連結一体化した逆U字状の側溝用ブロック、又は対向して立設した2枚の縦板の下端と上端の双方を横板で連結一体化した四角筒状の側溝用ブロックに関する。2枚の縦板の間が流水路となる。
本発明において、横板の円弧状接続面は凸でも凹でもよい。下端と上端の双方に横板を有する四角筒状の側溝用ブロックにおいては、下端と上端の双方の横板の円弧状接続面が凸でも凹でもよいし、どちらか一方が凸で他方が凹でもよい。
縦板の凸の円弧状接続面の曲率半径Rを、縦板の最大外幅Wの1/2よりも小さくすることで、接続部において縦壁の端部が流水路内にはみ出す量を少なくすることができ、また、隣り合うブロックを従来よりも大きな角度を付けて接続できる。
この作用効果は、後述する請求項における本願発明に共通のものである。
〔請求項2〕
また本発明は、前記縦板の最小厚みをTとした場合、前記縦板の凸の円弧状接続面の曲率半径Rが、
(W/2)−0.7T≦R≦(W/2)−0.2T
である請求項1に記載の側溝用ブロックである。
が(W/2)−0.7Tよりも小さいと、縦板の凸の円弧状接続面部分の厚みが薄くなって強度的問題が生じ、(W/2)−0.2Tよりも大きいと縦壁の端部が流水路内にはみ出す量を少なくする効果が小さくなる。
この作用効果は、後述する請求項6、11に共通する。
〔請求項3〕
また本発明は、前記凸の円弧状接続面が形成されている縦板の端面が、内側に傾斜する傾斜面となっている請求項1又は2に記載の側溝用ブロックである。
凸の円弧状接続面が形成されている縦板端面を、内側に傾斜する傾斜面とすることで、流水路内にはみ出す縦壁端面の角度が流水方向に対して滑らかになり、流水の方向を指定しない場合でも、水流に乱れが生じにくい。
この作用効果は、後述する請求項12に共通する。
〔請求項4〕
また本発明は、下端の前記横板の最大外幅をW、上端の前記横板の最大外幅をWとした場合、下端の前記横板の円弧状接続面の曲率半径R、又は上端の前記横板の円弧状接続面の曲率半径Rが、
<R≦W/2
<R≦W/2
である請求項1〜3のいずれかに記載の側溝用ブロックである。
縦板の弧状接続面の曲率半径Rを、下端横板、上端横板の円弧状接続面の曲率半径R、Rよりも小さくすることで、横板の凸の円弧状接続面と連結される、肉厚の薄い縦板の円弧状接続面部分の連結強度が高まると共に、当該部分が横板の凸の円弧状接続面に保護されて、損傷しにくくなる。
また、横板の円弧状接続面の曲率半径R、Rを横板の最大外幅W、Wの1/2よりも大きくする必要はなく、むしろ大きくすることでブロックが大型化する弊害が生じる。
この作用効果は、後述する請求項7、13に共通する。
〔請求項5〕
また本発明は、対向して立設した2枚の縦板の下端、上端、又は下端と上端の双方を横板で連結一体化してU字状、逆U字状、又は四角筒状に形成され、
一方の接続端部において、前記2枚の縦板の端部内側面に平面視凹の円弧状接続面が、前記横板の端面に平面視凹又は凸の円弧状接続面が形成された側溝用ブロックであって、
前記側溝用ブロックと同じU字状、逆U字状、又は四角筒状に形成され、一方の接続端部において縦板の端部外側面に前記縦板の平面視凹の円弧状接続面と対応する平面視凸の円弧状接続面を有し、横板の端面に前記横板の平面視凹又は凸の円弧状接続面と対応し凹凸が逆となっている平面視凸又は凹の円弧状接続面を有する側溝用ブロックに対し、対応する前記円弧状接続面どうしを接触させて任意の角度傾けて接続可能であり、
前記縦板の平面視凹の円弧状接続面の曲率半径Rが、前記縦板の最大外幅Wの1/2よりも小さく形成されていることを特徴とする側溝用ブロックである。
〔請求項6〕
また本発明は、前記縦板の最小厚みをTとした場合、前記縦板の凹の円弧状接続面の曲率半径Rが、
(W/2)−0.7T≦R≦(W/2)−0.2T
である請求項5に記載の側溝用ブロックである。
〔請求項7〕
また本発明は、下端の前記横板の最大外幅をW、上端の前記横板の最大外幅をWとした場合、下端の前記横板の円弧状接続面の曲率半径R、又は上端の前記横板の円弧状接続面の曲率半径Rが、
<R≦W/2
<R≦W/2
である請求項5又は6に記載の側溝用ブロックである。
請求項5〜7のブロックは、前記請求項1〜4のいずれかのブロックに自由角度で接続するものである。
〔請求項8〕
また本発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の接続端部を他方側の端部に有する請求項5〜7のいずれかに記載の側溝用ブロックである。
すなわち、請求項5〜7のいずれかに記載の側溝用ブロックの縦板及び横板の反対側の接続端部に、前記一方の接続端部の縦板及び横板に形成された円弧状接続面と対応する(凹凸が逆で曲率半径が実質的に等しい)円弧状接続面を形成する。
図7に示すように、このブロック(12)を複数接続することで、側溝の滑らかなカーブ施工が可能となる。
この作用効果は、後述する請求項14に共通する。
〔請求項9〕
また本発明は、四角筒状に形成され、一方の接続端部において、下端の前記横板が凸の円弧状接続面を、上端の前記横板が凹の円弧状接続面を有し、他方の接続端部において、下端の前記横板が凹の円弧状接続面を、上端の前記横板が凸の円弧状接続面を有する請求項8に記載の側溝用ブロックである。
このようにすることで、側溝用ブロックの敷設施工に際して、敷設を完了したブロックの下端の凸の横板上に隣のブロックを吊り降ろし、その状態で位置調整を行うことができるので、敷設施工が容易となる。
〔請求項10〕
また本発明は、対向して立設した2枚の縦板の下端、上端、又は下端と上端の双方を横板で連結一体化してU字状、逆U字状、又は四角筒状に形成され、
少なくとも一方の接続端部において、片側の前記縦板の端部外側面に平面視凸の、他側の前記縦板の端部内側面に平面視凹の円弧状接続面が、前記横板の端面に平面視凸又は凹の円弧状接続面が形成された側溝用ブロックであって、
前記側溝用ブロックと同じU字状、逆U字状、又は四角筒状に形成され、少なくとも一方の端部において、片側の縦板の端部内側面に前記縦板の平面視凸の円弧状接続面に対応する平面視凹の円弧状接続面が、他側の端部外側面に前記縦板の平面視凹の円弧状接続面に対応する平面視凸の円弧状接続面を有し、横板の端面に前記横板の平面視凸又は凹の円弧状接続面と対応し凹凸が逆となっている平面視凹又は凸の円弧状接続面を有する側溝用ブロックに対し、対応する前記円弧状接続面どうしを接触させて任意の角度傾けて接続可能であり、
前記縦板の平面視凸又は凹の円弧状接続面の曲率半径Rが、前記縦板の最大外幅Wの1/2よりも小さく形成されていることを特徴とする側溝用ブロックである。

片側の縦板に平面視凸の、他側の縦板に平面視凹の円弧状接続面を形成することで、2つのブロックを、一方向に非常に大きな角度をつけて接続することが可能となる(図9〜13)。
〔請求項11〕
また本発明は、前記縦板の最小厚みをTとした場合、前記縦板の凸又は凹の円弧状接続面の曲率半径Rが、
(W/2)−0.7T≦R≦(W/2)−0.2T
である請求項10に記載の側溝用ブロックである。
〔請求項12〕
また本発明は、前記凸の円弧状接続面が形成されている縦板の端面が、内側に傾斜する傾斜面となっている請求項10又は11に記載の側溝用ブロックである。
〔請求項13〕
また本発明は、下端の前記横板の最大外幅をW、上端の前記横板の最大外幅をWとした場合、下端の前記横板の円弧状接続面の曲率半径R、又は上端の前記横板の円弧状接続面の曲率半径Rが、
<R≦W/2
<R≦W/2
である請求項10〜12のいずれかに記載の側溝用ブロックである。
〔請求項14〕
また本発明は、他方の接続端部の縦板及び横板に、前記一方の接続端部の縦板及び横板の円弧状接続面と対応する円弧状接続面が形成された請求項10〜13のいずれかに記載の側溝用ブロックである。
〔請求項15〕
また本発明は、前記接続端部において、前記縦板が凹の円弧状接続面を有する下端又は上端の前記横板よりも長さ方向外側に突出している請求項4、7又は13に記載の側溝用ブロックである。
接続端部において、縦板を、凹の円弧状接続面を有する横板よりも長さ方向外側に突出させることで、接続部における隣り合うブロックの縦板の重なり量が多くなり、2つのブロックを大きな角度をつけて接続することができる。
本発明の側溝用ブロックは、接続部における縦板端部の流水路内へのはみ出し量が少ないので、流水路内の水の流れを妨げるおそれが少ない。また、側溝用ブロックを従来よりも大きな角度をつけて接続できるので、より広範囲に利用できる。
以下、実施例に関する図面に基づいて本発明を詳細に説明する。
図1は側溝用ブロック1の平面図、正面図及び左側面図、図2は側溝用ブロック11の平面図、正面図及び右側面図、図3は図1のA−A線断面図及び図2のB−B線断面図、図4は側溝用ブロック11’の平面図及び正面図、図5は側溝用ブロック1、11を接続した平面図、図6は側溝用ブロック12の平面図及び正面図、図7は側溝用ブロック1、11、12を組み合わせて接続した側溝の平面図、図8は側溝用ブロック12’の平面図及び正面図、図9は側溝用ブロック13の平面図、正面図及び右側面図、図10は側溝用ブロック14の平面図、正面図及び左側面図、図11は側溝用ブロック13、14を接続した平面図、図12は側溝用ブロック15、16の平面図、図13は側溝用ブロック15、16を接続した平面図、図14は側溝用ブロック17の平面図、正面図及び左側面図、図15は側溝用ブロック18の平面図、正面図及び右側面図、図16は側溝用ブロック17、18を接続した平面図、図17は側溝用ブロック19の平面図、正面図及び左側面図、図18は側溝用ブロック20の平面図、正面図及び右側面図、図19は側溝用ブロック19、20を接続した平面図、図20は側溝用ブロック21の平面図、正面図及び左側面図、図21は側溝用ブロック22の平面図、正面図及び右側面図、図22は側溝用ブロック21、22を接続した平面図、図23は側溝用ブロック23の平面図、正面図及び左側面図、図24は側溝用ブロック24の平面図、正面図及び右側面図、図25は側溝用ブロック23、24を接続した平面図である。
〔実施例1〕
図1、3の側溝用ブロック1は、鉄筋コンクリート製で、対向して立設した2枚の縦板2、2の下端を横板3で、上端を横板4で連結一体化して四角筒状に形成されている。下端の横板3にはインバート9が形成され、その接続端部は幅及び深さが大きくなる拡大部10となっている。
一方の接続端部において、2枚の縦板2の外側面に、平面視凸の円弧状接続面5が、横板3、4に平面視凸の円弧状接続面6、7が形成されている。円弧状接続面5、6、7の曲率中心は全て同じで、ブロック1の中心軸線上にある。縦板2の凸の円弧状接続面5の曲率半径Rは、縦板2の最大外幅Wの1/2よりも小さく、最大内幅wの1/2よりも大きくなっている。
縦板2の最小厚みをTとした場合、縦板2の凸の円弧状接続面5の曲率半径Rは、(W/2)−0.6Tである。
凸の円弧状接続面5が形成されている縦板端面は、内側に傾斜する傾斜面8となっている。
本実施例において、下端の横板3の最大外幅Wと上端の横板4の最大外幅Wは等しく、横板3、4の凸の円弧状接続面6、7の曲率半径R、Rも等しくなっており、
<R≦W/2
<R≦W/2
の関係が成立している。
側溝用ブロック1の他方の端面は平坦になっており、ここには両端面が平坦に形成された通常の側溝用ブロックを接続できる。
図2、3の側溝用ブロック11は、鉄筋コンクリート製で、対向して立設した2枚の縦板2、2の下端を横板3で、上端を横板4で連結一体化して四角筒状に形成されている。下端の横板3にはインバート9が形成され、その接続端部においては幅及び深さが大きくなる拡大部10となっている。
一方の接続端部において、2枚の縦板2の内側面に、平面視凹の円弧状接続面5’が、横板3、4に平面視凹の円弧状接続面6’、7’が形成されている。円弧状接続面5’、6’、7’の曲率中心は全て同じで、ブロック11の中心軸線上にある。縦板2の凹の円弧状接続面5’の曲率半径Rは、縦板2の最大外幅Wの1/2よりも小さく、最大内幅wの1/2よりも大きくなっている。
縦板2の最小厚みをTとした場合、縦板2の凹の円弧状接続面5’の曲率半径Rは、(W/2)−0.6Tである。
本実施例において、下端の横板3の最大外幅Wと上端の横板4の最大外幅Wは等しく、横板3、4の凹の円弧状接続面6’、7’の曲率半径R、Rも等しくなっており、
<R≦W/2
<R≦W/2
の関係が成立している。
この接続端部において、縦板2が横板3、4よりも長さ方向外側に突出する突出部2aが形成されている。
側溝用ブロック11の他方の端面は平坦になっており、ここには両端面が平坦に形成された通常の側溝用ブロックを接続できる。
図4の側溝用ブロック11’は、側溝用ブロック11の突出部2aの外側の肉厚を厚くする補強部2bを形成したもので、その他は側溝用ブロック11と同じである。このような補強部を設けることで、突出部2aの強度が大きくなり、当該部分が損傷しにくくなる。
図5は、側溝用ブロック1、11を接続した状態である。側溝用ブロック1の凸の円弧状接続面5、6、7は、それぞれ側溝用ブロック11の凹の円弧状接続面5’、6’、7’に対応し、全ての円弧状接続面の曲率中心は同じになっている。各対応する凸と凹の円弧状接続面の曲率半径は同じでよいが、製造の際の寸法誤差を考慮して、凸を凹よりも若干小さく(例えば1〜3mm程度の実質的に同径といえる程度)設計してもよい。この点は、後述する実施例についても同様である。
接続部における縦板端部の流水路内へのはみ出し量(はみ出し部c)は非常に小さく、端面(傾斜面8)が流水方向に対して滑らかな角度となっているので、流水路内の水の流れをほとんど妨げない。
側溝用ブロック1、11は、0〜15°の任意の角度をつけて、任意の方向に曲げて接続することができる。従来のこの種の側溝用ブロックは、10°程度の角度しかつけられなかったが、本実施例ではその約1.5倍の大きな角度をつけることができる。
側溝用ブロック1は、横板3、4の双方に凸の円弧状接続面を形成したが、双方の横板に凹の円弧状接続面を形成してもよいし、どちらか一方の横板に凹の他方に凸の円弧状接続面を形成してもよい。その場合は、側溝用ブロック11の対応する横板を凸の円弧状接続面にする。この点は、後述する実施例においても同様である。
図6の側溝用ブロック12は、側溝用ブロック11の平坦な端面に、側溝用ブロック1と同じ凸形状の接続端面を形成したものである。すなわち、側溝用ブロック11の左側の接続端部の縦板及び横板に、右側の接続端部の縦板及び横板の円弧状接続面と対応する(凹凸が逆で曲率半径が実質的に等しい)円弧状接続面を形成したものである。
図7に示すように、側溝用ブロック1、11、12を接続することで滑らかなカーブ側溝を容易に施行できる。この場合、側溝用ブロック1、11の間に3個の側溝用ブロック12が入っており、各ブロックが15°の角度で接続されているので、ブロック1とブロック11は60°の角度がついている。ブロック1とブロック11に90°の角度をつける場合は5個のブロック12を入れればよい。
図9の側溝用ブロック12’は、図6の側溝用ブロック12の下端の横板3の円弧状接続面の凸と凹を入れ替えたものである。すなわち、同図の左側の接続端部において、上端の横板4には凸の円弧状接続面7が、下端の横板3には凹の円弧状接続面6’が形成されている。同図の右側の接続端面においては、逆に、上端の横板4には凹の円弧状接続面7’が、下端の横板3には凸の円弧状接続面6が形成されている。
このようにすることで、ブロック12’を連続して敷設する作業が容易となる。
〔実施例2〕
図9の側溝用ブロック13は、鉄筋コンクリート製で、対向して立設した2枚の縦板2、2の下端を横板3で、上端を横板4で連結一体化して四角筒状に形成されている。この実施例の場合、下端の横板3にはインバートが形成されていない。
一方の接続端部(図9平面図の右側)において、2枚の縦板2のうちの片側の縦板(図9平面図の下側)の外側面に平面視凸の円弧状接続面5が、他側の縦板の内側面に平面視凹の円弧状接続面5’が形成されている。また、横板3及び4に平面視凸の円弧状接続面6、7が形成されている。円弧状接続面5、5’、6、7の曲率中心は全て同じで、ブロック13の中心軸線上にある。縦板2の円弧状接続面5、5’の曲率半径Rは、縦板2の最大外幅Wの1/2よりも小さく、最大内幅wの1/2よりも大きくなっている。
縦板2の最小厚みをTとした場合、縦板2の円弧状接続面5、5’の曲率半径Rは、(W/2)−0.4Tである。
本実施例において、横板3の最大外幅Wと横板4の最大外幅Wは等しく、横板3、4の凸の円弧状接続面6、7の曲率半径R、Rも等しくなっており、
<R≦W/2
<R≦W/2
の関係が成立している。
側溝用ブロック13の他方の端面は平坦になっており、ここには両端面が平坦に形成された通常の側溝用ブロックを接続できる。
本実施例において、平面視凸の円弧状接続面5が形成されている縦板2の端面を内側に傾斜する傾斜面としてもよい。
図10の側溝用ブロック14は、鉄筋コンクリート製で、対向して立設した2枚の縦板2、2の下端を横板3で、上端を横板4で連結一体化して四角筒状に形成されている。このような基本形状は、前記の側溝用ブロック13と同じになっている。
一方の接続端部(図10平面図の左側)において、2枚の縦板2のうちの片側の縦板(図10平面図の下側)の内側面に平面視凹の円弧状接続面5’が、他側の縦板の外側面に平面視凸の円弧状接続面が形成されている。横板3、4に平面視凹の円弧状接続面6’、7’が形成されている。円弧状接続面5’、5、6’、7’の曲率中心は全て同じで、ブロック14の中心軸線上にある。縦板2の円弧状接続面5’、5の曲率半径Rは、縦板2の最大外幅Wの1/2よりも小さく、最大内幅w/2よりも大きくなっている。
縦板2の最小厚みをTとした場合、縦板2の円弧状接続面5’、5の曲率半径Rは、(W/2)−0.4Tである。
本実施例において、横板3の最大外幅Wと横板4の最大外幅Wは等しく、横板3、4の凹の円弧状接続面6’、7’の曲率半径R、Rも等しくなっており、
<R≦W/2
<R≦W/2
の関係が成立している。
この接続端部において、縦板2が凹の円弧状接続面を有する横板3及び4よりも長さ方向外側に突出する突出部2a、2cが形成されている。
側溝用ブロック14の他方の端面は平坦になっており、ここには両端面が平坦に形成された通常の側溝用ブロックを接続できる。
図11は、側溝用ブロック13、14を接続した状態である。側溝用ブロック13の円弧状接続面5、5’、6、7は、それぞれ側溝用ブロック14の円弧状接続面5’、5、6’、7’に対応し、全ての円弧状接続面の曲率中心は同じになっている。
接続部における縦板端部の流水路内へのはみ出し量(はみ出し部c)は非常に小さく、流水路内の水の流れをほとんど妨げない。
側溝用ブロック13、14は、0〜30°の任意の角度をつけて、一方向に曲げて接続することができるが、反対側に傾けて接続することはできない。従来のこの種の側溝用ブロックは、10°程度の角度しかつけられなかったが、本実施例ではその約3倍の大きな角度をつけることができる。
〔実施例3〕
図12、13の側溝用ブロック15は、前記の側溝用ブロック13の下端及び上端の横板の凸の円弧状接続面を凹の円弧状接続面に変えたもので、側溝用ブロック16は前記の側溝用ブロック14の下端及び上端の横板の凹の円弧状接続面を凸の円弧状接続面に変えたものである。
図13に示すように、側溝用ブロック15、16は、前記の側溝用ブロック13、14と全く同様に、0〜30°の任意の角度をつけて、一方向に曲げて接続することができる。
本実施例の側溝用ブロック15において、平面視凸の円弧状接続面5が形成されている縦板2の端面を内側に傾斜する傾斜面としてもよい。
〔実施例4〕
図14、16の側溝用ブロック17は、鉄筋コンクリート製で、対向して立設した2枚の縦板2、2の下端を横板3で、上端を横板4で連結一体化して四角筒状に形成されている。横板3にはインバート9が形成されていない。
一方の接続端部(図14平面図の左側)において、2枚の縦板2の外側面に、平面視凸の円弧状接続面5が形成されているが、一方の円弧状接続面(図14平面図の上側)は他方の円弧状接続面よりも長さ方向外側に突出して形成されている。また、平面視凸の円弧状接続面5が形成されている縦板2の端面は内側に傾斜する傾斜面となっている。横板3、4には平面視凸の円弧状接続面6、7が形成されている。円弧状接続面5、6、7の曲率中心は全て同じで、ブロック17の中心軸線上にある。縦板2の凸の円弧状接続面5の曲率半径Rは、縦板2の最大外幅Wの1/2よりも小さく、最大内幅w/2よりも大きくなっている。
縦板2の最小厚みをTとした場合、縦板2の凸の円弧状接続面5の曲率半径Rは、(W/2)−0.4Tである。
本実施例において、横板3の最大外幅Wと横板4の最大外幅Wは等しく、横板3及び4の凸の円弧状接続面6、7の曲率半径R、Rも等しくなっており、
<R≦W/2
<R≦W/2
の関係が成立している。
側溝用ブロック17の他方の端面は平坦になっており、ここには両端面が平坦に形成された通常の側溝用ブロックを接続できる。
図15、16の側溝用ブロック18は、鉄筋コンクリート製で、対向して立設した2枚の縦板2、2の下端を横板3で、上端を横板4で連結一体化して四角筒状に形成されている。横板3にはインバートは形成されていない。
一方の接続端部(図15平面図の右側)において、2枚の縦板2の内側面に、平面視凹の円弧状接続面5’が、横板3、4に平面視凹の円弧状接続面6’、7’が形成されている。円弧状接続面5’、6’、7’の曲率中心は全て同じで、ブロック18の中心軸線上にある。縦板2の凹の円弧状接続面5’の曲率半径Rは、縦板2の最大外幅Wの1/2よりも小さく、最大内幅w/2よりも大きくなっている。
縦板2の最小厚みをTとした場合、縦板2の凹の円弧状接続面5’の曲率半径Rは、(W/2)−0.4Tである。
本実施例において、横板3の最大外幅Wと横板4の最大外幅Wは等しく、横板3、4の凹の円弧状接続面6’、7’の曲率半径R、Rも等しくなっており、
<R≦W/2
<R≦W/2
の関係が成立している。
この接続端部において、縦板2が横板3及び4よりも長さ方向外側に突出する突出部2aが形成されている。
側溝用ブロック18の他方の端面は平坦になっており、ここには両端面が平坦に形成された通常の側溝用ブロックを接続できる。
図16は、側溝用ブロック17、18を接続した状態である。側溝用ブロック17の凸の円弧状接続面5、6、7は、それぞれ側溝用ブロック18の凹の円弧状接続面5’、6’、7’に対応し、全ての円弧状接続面の曲率中心は同じになっている。
接続部における縦板端部の流水路内へのはみ出し量(はみ出し部c)は非常に小さく、端面(傾斜面8)が流水方向に対して滑らかな角度となっているので、流水路内の水の流れをほとんど妨げない。
側溝用ブロック17、18は、0〜30°の任意の角度をつけて、一方向に曲げて接続することができるが、反対側に傾けて接続することはできない。従来のこの種の側溝用ブロックは、10°程度の角度しかつけられなかったが、本実施例ではその約3倍の大きな角度をつけることができる。
〔実施例5〕
図17、19の側溝用ブロック19は、鉄筋コンクリート製で、対向して立設した2枚の縦板2、2の下端を横板3で、上端を横板4で連結一体化して四角筒状に形成されている。横板3にはインバートは形成されていない。
一方の接続端部において、2枚の縦板2の外側面に、平面視凸の円弧状接続面5が、横板3、4に平面視凸の円弧状接続面6、7が形成されている。円弧状接続面5、6、7の曲率中心は全て同じで、ブロック19の中心軸線上にある。縦板2の凸の円弧状接続面5の曲率半径Rは、縦板2の最大外幅Wの1/2よりも小さく、最大内幅w/2よりも大きくなっている。
縦板2の最小厚みをTとした場合、縦板2の凸の円弧状接続面5の曲率半径Rは、(W/2)−0.6Tである。
凸の円弧状接続面5が形成されている縦板端面は、内側に傾斜する傾斜面8となっている。
本実施例において、縦板2の最大外幅W、横板3の最大外幅W及び横板4の最大外幅Wは等しく、縦板2及び横板3、4の凸の円弧状接続面5、6、7の曲率半径R、R、Rも等しくなっている。
側溝用ブロック19の他方の端面は平坦になっており、ここには両端面が平坦に形成された通常の側溝用ブロックを接続できる。
図18、19の側溝用ブロック20は、鉄筋コンクリート製で、対向して立設した2枚の縦板2、2の下端を横板3で、上端を横板4で連結一体化して四角筒状に形成されている。横板3にはインバート9は形成されていない。
一方の接続端部において、2枚の縦板2の内側面に、平面視凹の円弧状接続面5’が、横板3及び4に平面視凹の円弧状接続面6’、7’が形成されている。円弧状接続面5’、6’、7’の曲率中心は全て同じで、ブロック20の中心軸線上にある。縦板2の凹の円弧状接続面5’の曲率半径Rは、縦板2の最大外幅Wの1/2よりも小さく、最大内幅w/2よりも大きくなっている。
縦板2の最小厚みをTとした場合、縦板2の凹の円弧状接続面5’の曲率半径Rは、(W/2)−0.6Tである。
本実施例において、縦板2の最大外幅W、横板3の最大外幅W及び横板4の最大外幅Wは等しく、縦板2及び横板3、4の凹の円弧状接続面5’、6’、7’の曲率半径R、R、Rも等しくなっている。
図19は、側溝用ブロック19、20を接続した状態である。側溝用ブロック19の凸の円弧状接続面5、6、7は、それぞれ側溝用ブロック20の凹の円弧状接続面5’、6’、7’に対応し、全ての円弧状接続面の曲率中心は同じになっている。
接続部における縦板端部の流水路内へのはみ出し量(はみ出し部c)は非常に小さく、端面(傾斜面8)が流水方向に対して滑らかな角度となっているので、流水路内の水の流れをほとんど妨げない。
側溝用ブロック19、20は、0〜15°の任意の角度をつけて、任意の方向に曲げて接続することができる。従来のこの種の側溝用ブロックは、10°程度の角度しかつけられなかったが、本実施例ではその約1.5倍の大きな角度をつけることができる。
〔実施例6〕
図20、22の側溝用ブロック21は、鉄筋コンクリート製で、対向して立設した2枚の縦板2と、その下端部を連結する横板3により断面がU字状に形成されている。
一方の接続端部において、2枚の縦板2の外側面に、平面視凸の円弧状接続面5が、横板3に平面視凸の円弧状接続面6が形成されている。円弧状接続面5、6の曲率中心は同じで、ブロック21の中心軸線上にある。縦板2の凸の円弧状接続面5の曲率半径Rは、縦板2の最大外幅Wの1/2よりも小さく、最大内幅w/2よりも大きくなっている。
縦板2の最小厚みをTとした場合、縦板2の凸の円弧状接続面5の曲率半径Rは、(W/2)−0.6Tである。
凸の円弧状接続面5が形成されている縦板端面は、内側に傾斜する傾斜面8となっている。
横板3の最大外幅Wと横板3の凸の円弧状接続面6の曲率半径Rは、
<R≦W/2
の関係が成立している。
側溝用ブロック21の他方の端面は平坦になっており、ここには両端面が平坦に形成された通常の側溝用ブロックを接続できる。
図21、22の側溝用ブロック22は、鉄筋コンクリート製で、対向して立設した2枚の縦板2の下端を連結する横板3により断面がU字状に形成されている。
一方の接続端部において、2枚の縦板2の内側面に、平面視凹の円弧状接続面5’が、横板3に平面視凹の円弧状接続面6’が形成されている。円弧状接続面5’、6’の曲率中心は同じで、ブロック22の中心軸線上にある。縦板2の凹の円弧状接続面5’の曲率半径Rは、縦板2の最大外幅Wの1/2よりも小さく、最大内幅w/2よりも大きくなっている。
縦板2の最小厚みをTとした場合、縦板2の凹の円弧状接続面5’の曲率半径Rは、(W/2)−0.6Tである。
横板3の最大外幅Wと横板3の凹の円弧状接続面6’の曲率半径Rは、
<R≦W/2
の関係が成立している。
この接続端部において、縦板2が横板3よりも長さ方向外側に突出する突出部2aが形成されている。
側溝用ブロック22の他方の端面は平坦になっており、ここには両端面が平坦に形成された通常の側溝用ブロックを接続できる。
図22は、側溝用ブロック21、22を接続した状態である。側溝用ブロック21の凸の円弧状接続面5、6は、それぞれ側溝用ブロック22の凹の円弧状接続面5’、6’に対応し、全ての円弧状接続面の曲率中心は同じになっている。
接続部における縦板端部の流水路内へのはみ出し量(はみ出し部c)は非常に小さく、端面(傾斜面8)が流水方向に対して滑らかな角度となっているので、流水路内の水の流れをほとんど妨げない。
側溝用ブロック21、22は、0〜15°の任意の角度をつけて、任意の方向に曲げて接続することができる。従来のこの種の側溝用ブロックは、10°程度の角度しかつけられなかったが、本実施例ではその約1.5倍の大きな角度をつけることができる。
〔実施例7〕
図23、25の側溝用ブロック23は、鉄筋コンクリート製で、対向して立設した2枚の縦板2と、その上端を連結する横板4により断面が逆U字状に形成されている。
一方の接続端部において、2枚の縦板2の外側面に、平面視凸の円弧状接続面5が、横板4に平面視凸の円弧状接続面7が形成されている。円弧状接続面5、7の曲率中心は同じで、ブロック23の中心軸線上にある。縦板2の凸の円弧状接続面5の曲率半径Rは、縦板2の最大外幅Wの1/2よりも小さく、最大内幅w/2よりも大きくなっている。
縦板2の最小厚みをTとした場合、縦板2の凸の円弧状接続面5の曲率半径Rは、(W/2)−0.6Tである。
凸の円弧状接続面5が形成されている縦板端面は、内側に傾斜する傾斜面8となっている。
横板4の最大外幅Wと横板4の凸の円弧状接続面7の曲率半径Rは、
<R≦W/2
の関係が成立している。
側溝用ブロック23の他方の端面は平坦になっており、ここには両端面が平坦に形成された通常の側溝用ブロックを接続できる。
図24、25の側溝用ブロック24は、鉄筋コンクリート製で、対向して立設した2枚の縦板2の上端部を連結する横板4により断面が逆U字状に形成されている。
一方の接続端部において、2枚の縦板2の内側面に、平面視凹の円弧状接続面5’が、横板4に平面視凹の円弧状接続面7’が形成されている。円弧状接続面5’、7’の曲率中心は同じで、ブロック24の中心軸線上にある。縦板2の凹の円弧状接続面5’の曲率半径Rは、縦板2の最大外幅Wの1/2よりも小さく、最大内幅w/2よりも大きくなっている。
縦板2の最小厚みをTとした場合、縦板2の凹の円弧状接続面5’の曲率半径Rは、(W/2)−0.6Tである。
横板4の最大外幅Wと横板4の凹の円弧状接続面7’の曲率半径Rは、
<R≦W/2
の関係が成立している。
この接続端部において、縦板2が横板4よりも長さ方向外側に突出する突出部2aが形成されている。
側溝用ブロック24の他方の端面は平坦になっており、ここには両端面が平坦に形成された通常の側溝用ブロックを接続できる。
図25は、側溝用ブロック23、24を接続した状態である。側溝用ブロック23の凸の円弧状接続面5、7は、それぞれ側溝用ブロック24の凹の円弧状接続面5’、7’に対応し、全ての円弧状接続面の曲率中心は同じになっている。
接続部における縦板端部の流水路内へのはみ出し量(はみ出し部c)は非常に小さく、端面(傾斜面8)が流水方向に対して滑らかな角度となっているので、流水路内の水の流れをほとんど妨げない。
側溝用ブロック23、24は、0〜15°の任意の角度をつけて、任意の方向に曲げて接続することができる。従来のこの種の側溝用ブロックは、10°程度の角度しかつけられなかったが、本実施例ではその約1.5倍の大きな角度をつけることができる。
上記実施例においては、側溝用ブロックの左右縦板の円弧状接続面5又は5’の曲率半径Rの値を同じにしているが、左右で異なる値としても差し支えない。
また、四角筒状の側溝用ブロックの流水路の断面形状は、実施例の略四角形状に限らず、円形、卵形など任意である。
側溝用ブロック1の平面図、正面図及び左側面図である。 側溝用ブロック11の平面図、正面図及び右側面図である。 図1のA−A線断面図、図2のB−B線断面図である。 側溝用ブロック11’の平面図及び正面図である。 側溝用ブロック1、11を接続した平面図である。 側溝用ブロック12の平面図及び正面図である。 側溝用ブロック1、11、12を組み合わせて接続した側溝の平面図である。 側溝用ブロック12’の平面図及び正面図である。 側溝用ブロック13の平面図、正面図及び右側面図である。 側溝用ブロック14の平面図、正面図及び左側面図である。 側溝用ブロック13、14を接続した平面図である。 側溝用ブロック15、16の平面図である。 側溝用ブロック15、16を接続した平面図である。 側溝用ブロック17の平面図、正面図及び左側面図である。 側溝用ブロック18の平面図、正面図及び右側面図である。 側溝用ブロック17、18を接続した平面図である。 側溝用ブロック19の平面図、正面図及び左側面図である。 側溝用ブロック20の平面図、正面図及び右側面図である。 側溝用ブロック19、20を接続した平面図である。 側溝用ブロック21の平面図、正面図及び左側面図である。 側溝用ブロック22の平面図、正面図及び右側面図である。 側溝用ブロック21、22を接続した平面図である。 側溝用ブロック23の平面図、正面図及び左側面図である。 側溝用ブロック24の平面図、正面図及び右側面図である。 側溝用ブロック23、24を接続した平面図である。 従来の側溝用ブロック25、26を接続した横断面図である。
符号の説明
1 側溝用ブロック
1a 流水路
2 縦板
2a 突出部
2c 突出部
3 横板(下端)
4 横板(上端)
5 円弧状接続面
6 円弧状接続面
7 円弧状接続面
8 傾斜面
9 インバート
10 拡大部
11 側溝用ブロック
11a 流水路
12 側溝用ブロック
13 側溝用ブロック
13a 流水路
14 側溝用ブロック
14a 流水路
15 側溝用ブロック
16 側溝用ブロック
17 側溝用ブロック
17a 流水路
18 側溝用ブロック
18a 流水路
19 側溝用ブロック
19a 流水路
20 側溝用ブロック
20a 流水路
21 側溝用ブロック
21a 流水路
22 側溝用ブロック
22a 流水路
23 側溝用ブロック
23a 流水路
24 側溝用ブロック
24a 流水路
c はみ出し部

Claims (15)

  1. 対向して立設した2枚の縦板の下端、上端、又は下端と上端の双方を横板で連結一体化してU字状、逆U字状、又は四角筒状に形成され、
    一方の接続端部において、前記2枚の縦板の端部外側面に平面視凸の円弧状接続面が、前記横板の端面に平面視凸又は凹の円弧状接続面が形成された側溝用ブロックであって、
    前記側溝用ブロックと同じU字状、逆U字状、又は四角筒状に形成され、一方の接続端部において縦板の端部内側面に前記縦板の平面視凸の円弧状接続面と対応する平面視凹の円弧状接続面を有し、横板の端面に前記横板の平面視凸又は凹の円弧状接続面と対応し凹凸が逆となっている平面視凹又は凸の円弧状接続面を有する側溝用ブロックに対し、対応する前記円弧状接続面どうしを接触させて任意の角度傾けて接続可能であり、
    前記縦板の平面視凸の円弧状接続面の曲率半径Rが、前記縦板の最大外幅Wの1/2よりも小さく形成されていることを特徴とする側溝用ブロック。
  2. 前記縦板の最小厚みをTとした場合、前記縦板の凸の円弧状接続面の曲率半径Rが、
    (W/2)−0.7T≦R≦(W/2)−0.2T
    である請求項1に記載の側溝用ブロック。
  3. 前記凸の円弧状接続面が形成されている縦板の端面が、内側に傾斜する傾斜面となっている請求項1又は2に記載の側溝用ブロック。
  4. 下端の前記横板の最大外幅をW、上端の前記横板の最大外幅をWとした場合、下端の前記横板の円弧状接続面の曲率半径R、又は上端の前記横板の円弧状接続面の曲率半径Rが、
    <R≦W/2
    <R≦W/2
    である請求項1〜3のいずれかに記載の側溝用ブロック。
  5. 対向して立設した2枚の縦板の下端、上端、又は下端と上端の双方を横板で連結一体化してU字状、逆U字状、又は四角筒状に形成され、
    一方の接続端部において、前記2枚の縦板の端部内側面に平面視凹の円弧状接続面が、前記横板の端面に平面視凹又は凸の円弧状接続面が形成された側溝用ブロックであって、
    前記側溝用ブロックと同じU字状、逆U字状、又は四角筒状に形成され、一方の接続端部において縦板の端部外側面に前記縦板の平面視凹の円弧状接続面と対応する平面視凸の円弧状接続面を有し、横板の端面に前記横板の平面視凹又は凸の円弧状接続面と対応し凹凸が逆となっている平面視凸又は凹の円弧状接続面を有する側溝用ブロックに対し、対応する前記円弧状接続面どうしを接触させて任意の角度傾けて接続可能であり、
    前記縦板の平面視凹の円弧状接続面の曲率半径Rが、前記縦板の最大外幅Wの1/2よりも小さく形成されていることを特徴とする側溝用ブロック。
  6. 前記縦板の最小厚みをTとした場合、前記縦板の凹の円弧状接続面の曲率半径Rが、
    (W/2)−0.7T≦R≦(W/2)−0.2T
    である請求項5に記載の側溝用ブロック。
  7. 下端の前記横板の最大外幅をW、上端の前記横板の最大外幅をWとした場合、下端の前記横板の円弧状接続面の曲率半径R、又は上端の前記横板の円弧状接続面の曲率半径Rが、
    <R≦W/2
    <R≦W/2
    である請求項5又は6に記載の側溝用ブロック。
  8. 請求項1〜4のいずれかに記載の接続端部を他方側の端部に有する請求項5〜7のいずれかに記載の側溝用ブロック。
  9. 四角筒状に形成され、一方の接続端部において、下端の前記横板が凸の円弧状接続面を、上端の前記横板が凹の円弧状接続面を有し、他方の接続端部において、下端の前記横板が凹の円弧状接続面を、上端の前記横板が凸の円弧状接続面を有する請求項8に記載の側溝用ブロック。
  10. 対向して立設した2枚の縦板の下端、上端、又は下端と上端の双方を横板で連結一体化してU字状、逆U字状、又は四角筒状に形成され、
    少なくとも一方の接続端部において、片側の前記縦板の端部外側面に平面視凸の、他側の前記縦板の端部内側面に平面視凹の円弧状接続面が、前記横板の端面に平面視凸又は凹の円弧状接続面が形成された側溝用ブロックであって、
    前記側溝用ブロックと同じU字状、逆U字状、又は四角筒状に形成され、少なくとも一方の端部において、片側の縦板の端部内側面に前記縦板の平面視凸の円弧状接続面に対応する平面視凹の円弧状接続面が、他側の端部外側面に前記縦板の平面視凹の円弧状接続面に対応する平面視凸の円弧状接続面を有し、横板の端面に前記横板の平面視凸又は凹の円弧状接続面と対応し凹凸が逆となっている平面視凹又は凸の円弧状接続面を有する側溝用ブロックに対し、対応する前記円弧状接続面どうしを接触させて任意の角度傾けて接続可能であり、
    前記縦板の平面視凸又は凹の円弧状接続面の曲率半径Rが、前記縦板の最大外幅Wの1/2よりも小さく形成されていることを特徴とする側溝用ブロック。
  11. 前記縦板の最小厚みをTとした場合、前記縦板の凸又は凹の円弧状接続面の曲率半径Rが、
    (W/2)−0.7T≦R≦(W/2)−0.2T
    である請求項10に記載の側溝用ブロック。
  12. 前記凸の円弧状接続面が形成されている縦板の端面が、内側に傾斜する傾斜面となっている請求項10又は11に記載の側溝用ブロック。
  13. 下端の前記横板の最大外幅をW、上端の前記横板の最大外幅をWとした場合、下端の前記横板の円弧状接続面の曲率半径R、又は上端の前記横板の円弧状接続面の曲率半径Rが、
    <R≦W/2
    <R≦W/2
    である請求項10〜12のいずれかに記載の側溝用ブロック。
  14. 他方の接続端部の縦板及び横板に、前記一方の接続端部の縦板及び横板の円弧状接続面と対応する円弧状接続面が形成された請求項10〜13のいずれかに記載の側溝用ブロック。
  15. 前記接続端部において、前記縦板が、凹の円弧状接続面を有する下端又は上端の前記横板よりも長さ方向外側に突出している請求項4、7又は13に記載の側溝用ブロック。
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