JP4583841B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Description
これに対して、ゴムトレッド厚さを薄くしてブロックの圧縮剛性を高めようとすると、重荷重用のタイヤに要求される耐カット性能が悪化してしまうという懸念がある。
また、上記従来例のようにショルダー部に設けられた横溝の幅を狭くし、かつ、ブロックピッチを大きくした場合には、ショルダー部のブロック全体の摩耗量を少なくすることはできるが、ブロックの踏込端の偏摩耗を抑制することは困難であった。
すなわち、本願の請求項1に記載の発明は、トレッドのショルダー部に、タイヤ周方向に沿って延びる周方向溝とこの周方向溝に交差する横溝とによって区画された複数のブロックから成るブロック列を備えた空気入りタイヤであって、上記ブロックの周方向長さがタイヤ外周の1/40以上で、上記ブロックの少なくとも一部または全部には、一端が上記周方向溝側に開口し、他端がトレッド端の内側で終止する、深さが周方向溝の深さの0.3〜0.6倍である浅溝が設けられ、上記浅溝の深さがタイヤ軸方向に変化していることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の空気入りタイヤにおいて、上記浅溝の深さを溝の両端部に近い程浅くしたものである。
図1は、本発明の一最良の形態を示す図で、(a)図は本最良の形態に係る空気入りタイヤ10のトレッドパターンの一例を示す平面図、(b)図はそのA−A断面図、(c)図は本発明によるブロック15の断面を示す模式図である。本例の空気入りタイヤ10のトレッド11表面には、タイヤ周方向に沿って延びる2本の周方向溝12A,12Bと、この周方向溝12A,12Bのそれぞれに交差する複数本のラグ溝(横溝)13とが形成されており、上記周方向溝12A,12Bにより区画された中央陸部14と、上記周方向溝12A,12Bと上記ラグ溝13とで区画された複数のブロック15から成る2つのブロック列15P,15Qとがそれぞれトレッド11の陸部となっている。
本例では、上記ショルダー部11Sに配置されたブロック15の周方向長さをタイヤ外周の1/40以上とするとともに、上記ブロック15に、一端が上記周方向溝12Aまたは周方向溝12B側に開口し、他端がトレッド端の内側で終止する、深さdが上記周方向溝12A,12Bの深さDの0.3〜0.6倍である浅溝16を形成することにより、耐カット性能を低下させずに、ショルダー部11Sに配置されたブロック15の偏摩耗を抑制して、上記タイヤ10の耐摩耗性を確保するようにしている。
従来の空気入りタイヤの、トレッドゴムの路面との摩擦に起因する蹴り出し時におけるブロックの変形状態をタイヤ周方向について詳細に観察したところ、図2に示すように、ショルダー部のブロック15Zの踏込端付近では、他の部分に比較してトレッドベース(最もベルト寄りの部分)と路面との角度αが小さく、そのため、路面付近のゴムの変形が大きくなり、周方向すべりが発生していることが明らかになった。この現象を更に詳細に解析したところ、上記路面付近のゴムの変形は当該ブロック15Zの周方向長さに密接な関係があり、図3(a)に示すように、踏込端が蹴り出そうとしている際に、ブロック15Zが路面に対して角度をなす一要因であるラグ溝13が変形していないことが原因であることが判明した。ラグ溝13の変形は、ラグ溝13が蹴り出し時に図示しないベルトによって路面に対して斜め方向に押し付けられることにより起こるので、図3(b)に示すように、上記ブロック15Zの周方向のブロック長を短くして、上記ラグ溝13をベルト浮き上がり領域Aに収めるようにすれば、踏込端におけるトレッド11表面と路面との角度αを大きくすることができ、上記周方向すべりの発生を抑制して耐摩耗性を向上させることが可能となる。しかしながら、ブロック15Zの周方向のブロック長を短くしすぎるとブロック剛性が低下するなどのデメリットが生じる。
そこで、本例のように、ブロック15に上記のような浅溝16を形成して、上記ブロック15の踏面側を分割するようにすれば、図4に示すように、ブロック剛性の低下を抑制しつつ、踏込端におけるトレッド11表面と路面との角度αを大きくすることができる。なお、上記浅溝16はどちらかが開放端になっていないとその効果を十分に発揮することができない。すなわち、上記浅溝16の両端が開放端である場合には、ブロック剛性が低下してブロックの変形が大きくなり、耐摩耗性の悪化やブロックもげの原因となる。また、上記開放端がトレッド端部側である場合には、トレッド端方向からタイヤ幅方向に路面からの力を受けたときに剛性が低下し、その結果耐摩耗性が悪化するので、本例のように、上記開放端を周方向溝12A,12B側にすることが好ましい。
また、上記例では、浅溝16の延長方向をタイヤ赤道面としたが、これに限るものではなく、図6に示すように、周方向溝12A,12Bと直角以外の角度を有する浅溝16Kを設けるようにしてもよい。
また、周方向溝12A,12Bも、図7に示すような、周方向に波状なものであってもよく、必ずしもタイヤ赤道面に平行なものでなくてもよい。
図8において、従来例は、図9に示す、浅溝を有しないブロック15Zをショルダー部11Sに配置したトレッド、実施例1は、図1に示した本発明による浅溝が形成されたブロックを有するトレッドで、浅溝としては、深さ30mmの一様な深さの浅溝とした。また、実施例2は、図5に示した溝端部の深さ浅い浅溝が形成されたブロックを有するトレッドで、ここでは、溝の中央部の深さを30mm、溝端部の深さを10mmとした。実施例3は図6に示した浅溝の延長方向がタイヤ赤道面に対して90°でない(ここでは、70°とした)もの、実施例4は、図7に示した周方向溝が波状なものである。
また、比較例1は、実施例1の浅溝の端部を接地端まで拡大したもの、比較例2は、実施例1の浅溝の内側端を周方向溝に接続していないもの、比較例3は、実施例1の浅溝の端部を接地端まで拡大し、かつ、浅溝の内側端を周方向溝に接続していないもの、比較例4は、実施例1の溝深さを浅く(10mm)したもの、比較例5は、実施例1の溝深さを深く(60mm)したものである。
試験結果においては、ブロック踏込端の摩耗量とブロック内で最も摩耗量の少ない場所との摩耗量の差(摩耗量差)が少ないほど摩耗状態が均一であることを示す。また、従来例を100とした時の摩耗重量の指数は小さいほど耐摩耗性に優れていることを示す。
表から明らかなように、実施例1〜実施例4では従来例に比較して摩耗が均一で、かつ耐摩耗性に優れており、特に、浅溝の延長方向がタイヤ幅方向に対して角度を有している実施例3,4では摩耗量差も少なく、摩耗量の指数も小さい。
また、比較例1のように両端がブロック端部に開口したものや、比較例2のように浅溝がブロック内にあるものは浅溝の効果が十分得られなかった。一方、浅溝の一端のみがブロック端に開口していても、比較例3のように、接地端側に開口している場合には、偏摩耗が大きく耐摩耗性が悪かった。
また、比較例4のように溝深さが浅かったり、比較例5のように溝深さが深い場合にも、浅溝の効果は得られなかった。
したがって、実施例1〜実施例4のような、本発明による浅溝が形成されたブロックを有するトレッドを備えたタイヤのみが、摩耗が均一で、かつ耐摩耗性に優れていることが確認された。
12A,12B 周方向溝、13 ラグ溝、14 中央陸部、15 ブロック、
15P,15Q ブロック列、16 浅溝。
Claims (2)
- トレッドのショルダー部に、タイヤ周方向に沿って延びる周方向溝とこの周方向溝に交差する横溝とによって区画された複数のブロックから成るブロック列を備えた空気入りタイヤにおいて、
上記ブロックの周方向長さがタイヤ外周の1/40以上で、
上記ブロックの少なくとも一部または全部には、一端が上記周方向溝側に開口し、他端がトレッド端の内側で終止する、深さが周方向溝の深さの0.3〜0.6倍である浅溝が設けられ、
上記浅溝の深さがタイヤ軸方向に変化していることを特徴とする空気入りタイヤ。 - 上記浅溝の深さを溝の両端部に近い程浅くしたことを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
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