JP4583278B2 - スチームアイロン - Google Patents

スチームアイロン Download PDF

Info

Publication number
JP4583278B2
JP4583278B2 JP2005279544A JP2005279544A JP4583278B2 JP 4583278 B2 JP4583278 B2 JP 4583278B2 JP 2005279544 A JP2005279544 A JP 2005279544A JP 2005279544 A JP2005279544 A JP 2005279544A JP 4583278 B2 JP4583278 B2 JP 4583278B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steam
iron
tank
water
operation unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005279544A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007089640A (ja
Inventor
秀章 岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Tottori Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Consumer Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tottori Sanyo Electric Co Ltd, Sanyo Electric Co Ltd, Sanyo Consumer Electronics Co Ltd filed Critical Tottori Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2005279544A priority Critical patent/JP4583278B2/ja
Publication of JP2007089640A publication Critical patent/JP2007089640A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4583278B2 publication Critical patent/JP4583278B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Irons (AREA)

Description

本発明は、衣類等をハンガー等に吊るした状態でスチームを吹付けてシワ伸ばしができるスチーマー機能を有するスチームアイロンに係り、特にアイロンを立てた状態で所定時間スチームを連続して噴射させることができ、通常のスチームアイロンとして使用する際には、スチーム停止・通常量スチーム・増量スチームの切換えが可能なスチームアイロンに関するものである。
衣類等をアイロン台を使用してアイロン掛けできると共に、ハンガーに吊るした状態でもスチームを吹付けてシワ伸ばしができる、いわゆるスチーマー機能を備えたスチームアイロンが開発され、既に市販されている。
このようなスチームアイロンを使用して、衣類等をハンガーに吊るした状態でスチームを吹付けてシワ伸ばしをするとき、衣類等が薄地であると、少々のシワは、通常のスチーム量で伸ばすことができるが、きつい折目がついた生地或いは毛製品や毛糸製品のような厚地のものは通常のスチーム量では十分なシワ伸ばしができない。そこで、このような大きいシワ或いは厚地のもののシワを伸ばすことができるスチームアイロンが開発され、特許文献でも紹介されている(例えば、下記特許文献1、2参照)。
図7は下記特許文献1に記載されたスチームアイロンの要部断面図である。このスチームアイロン60は、蓋体で覆われた気化室61が形成されたベース62と、この気化室61で発生したスチームをベース62から外部へ噴射させるスチーム噴射口63と、タンク64に貯えた水を気化室61に供給するポンプ装置65とを有している。
このポンプ装置65は、シリンダ66と、このシリンダ内を上下動するピストンを有した操作部67と、タンク64内の水を吸い込む吸水パイプ68と、この吸水パイプ68からシリンダ66内に吸引した水を吐出する吐出部とで構成されている。
このアイロン60は、ポンプ装置65を作動させると、タンク64内の水が吸水口69、給水パイプ68、シリンダ66、及び吐出部を通して気化室61に供給され、この気化室61で発生したスチームが噴射口63、ベース62に付設された仕上げ部70へ噴射されて衣類等のシワ伸ばしに使用される。
また、下記特許文献2に開示された技術は、本件の出願人に係るスチームアイロンであって、同様にポンプ装置を有し、瞬間的に多量のスチームを噴射させるようにしたものである。
特許第3478262号公報(図1、図3、段落〔0022〕〜〔0024〕) 特開2002−119799号公報(図2、図4、段落〔0024〕〜〔0029〕)
上記特許文献1、2に記載されたスチーマー機能を備えたスチームアイロンは、いずれも衣類等をハンガー等に吊るした状態でスチームを吹付けてシワ伸ばしをするためにポンプ装置を搭載し、このポンプ装置の操作ボタンを上下動することにより、タンク内の水をポンプアップして気化室へ供給し、発生されたスチームをベースの噴射口から瞬間的に噴射させて衣類等のシワに吹付けてシワ伸ばしを行うようになっている。
しかしながら、これらのスチームアイロンは、いずれもポンプ装置を搭載しており、このポンプ装置は可動部を有していることから複雑な構造となり、また故障しがちで、しかもコスト高となる。また、これらのアイロンは、操作ボタンの上下動に連動してスチームを噴射させるので、スチームの噴射時間が一瞬であり、スチーム量が限定されている。このため、大きなシワ或いは厚地のものにスチームをあてる場合、大量のスチーム量が必要となるが、このようなスチームアイロンでは大量のスチームを連続して噴射させることが困難で、広範囲に大量のスチームを当てる際は操作釦の上下動を繰り返さなくてはならず、使用者の手を煩わせていた。また、瞬間的なスチーム噴射では、スチーム噴射の勢いが強すぎて布地に吸収されず周囲へ飛散されてスチームが効率よく有効に利用されない場合がある。さらにこの瞬間的に発生するスチームは、強い勢いのためアイロンを衣類から離して使用することがあり、衣類等から離れたところから瞬間的に噴射、すなわちショットスチームすると、スチームが衣類等へ到達するころにはスチームが冷めて衣類等が湿っぽくなってしまう。更にまた、このショットスチームは通常のスチームアイロンとしての使用時に増量スチームとして使用すると、ショットスチームの噴出速度が速いため、アイロン台との関係でも不都合が生じる場合がある。例えば、スチームの通りのよいアイロン台の上でショットスチームを使用するとアイロン台を通してスチームが足に当たり火傷する恐れがあり、またスチームの通り難いアイロン台の上で使用するとスチームが真上に上がり手が熱くなることがある。
そこで、本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、アイロンを立てた状態で所定時間連続してスチームを噴射させることができ、通常のスチームアイロンとして使用する際には、スチーム停止・通常量スチーム・増量スチームの切換えが可能なスチームアイロンを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載のスチームアイロンの発明は、底面にスチーム噴射口及び表面にスチームを発生させる気化室を有するアイロンベースと、該アイロンベースの上方に位置して所定量の水を貯えるタンク及び該タンク内の水の気化室への供給を制御する第1操作部を有するアイロン本体と、を備えたスチームアイロンにおいて、
前記タンクは、内部に前記アイロン本体を水平状態にしたときに前記タンク内の水が流入し、立たせた状態で所定量の水が貯えられる補助タンク及び該補助タンク内に貯留された水の前記気化室への供給を制御する第2操作部を備え、前記アイロン本体を立たせた状態で、前記第2操作部を操作することにより、前記補助タンクから前記気化室へ水を供給できるようにしたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のスチームアイロンにおいて、前記補助タンクは、前記アイロン本体の長手方向の先端部に設けられ、先端部側に開口部及び後端部側に前記第2操作部により操作される弁部材が装着された容器からなることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のスチームアイロンにおいて、前記補助タンクは、後端部側が先細に形成されていることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項に記載のスチームアイロンにおいて、前記第2操作部は、前記第2操作部を操作している間のみ前記弁部材を開放するようにされていることを特徴とする。
本発明は上記構成を備えることにより、以下に示すような優れた効果を奏する。すなわち、請求項1、2の発明によれば、タンク内に設けられた補助タンクは、アイロン本体を水平状態にしたときにタンク内の水が流入し、立たせたときに所定量の水が貯えられ、すなわちアイロン本体の倒し・起立により、タンク内の水が補助タンクに流入し貯留されるので、従来技術のようにポンプ装置が不要になり、アイロンの構造が簡単になる。
また、補助タンク内に貯えられた水は、第2操作部を操作することにより、気化室へ供給されるので、スチーム量を可変できるスチーマー或いはスチーム量を増量したアイロン掛けが可能になる。すなわち、アイロン本体を立てた状態では、第2操作部を操作することにより、補助タンク内の水を気化室へ連続或いは間歇的に供給してスチーム量を可変して噴射させることができる。また、水平状態では、第1、第2操作部のいずれか一方又は双方を同時に操作することにより、通常量・増量のようにスチーム量を可変することができる。
したがって、アイロン掛けをする衣類等のシワの状態或いはその素材に合わせてスチーム量を可変してアイロン掛けを行うことができる。また、スチーマーとしては、連続したスチームの吹付けができる。
請求項3の発明によれば、補助タンクの後端部が先細に形成されているので、補助タンク内に貯留された水が後端部に設けられた弁部材を介して円滑に気化室に供給されるので、立たせた状態においてより長時間のスチーム噴射を行うことができるようになる。
請求項4の発明によれば、第2操作部を操作している間のみ弁部材が開放されるので、第2操作部を操作し続ければスチームの連続噴射を行うことができ、また、スチームを使用する場合にのみ第2操作部を操作するようにすれば間歇噴射も容易に行うことができるようになり、操作性が向上する。
また、アイロンがけ休止時には第2操作部を操作しないため、自動的にスチーム発生は停止し、使用者および使用者以外のアイロン近辺にいるものが高温のスチームに触れる恐れがなく、安全性も備えている。
以下、図面を参照して本発明の最良の実施形態を説明する。但し、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するためのスチームアイロンを例示するものであって、本発明をこのスチームアイロンに特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものも等しく適応し得るものである。
図1は本発明の一実施形態に係るスチームアイロンの側断面図、図2はアイロンベースの平面図、図3はタンク及び操作部の一部断面図、図4は図3のタンクを示し、図4(a)は図3(b)のA−A線で切断した断面斜視図、図4(b)は図3(b)のB−B線で切断した断面斜視図、図5はタンクのタンク底板を示す図であり、図5(a)は斜視図、図5(b)は一部を分解した分解斜視図、図6は第2操作部によるバルブの開閉状態を説明する面図であり、図6(a)は第2操作部を押下していない状態を示す要部断面図、図6(b)は第2操作部を押下した状態を示す要部断面図である。なお、図4においてはその形状が分かりやすいように、A−A線あるいはB−B線に沿って切断した後、タンク部分に沿って切断された状態を示している。
スチームアイロン1は、図1、図2に示すように、ヒータ7が埋設され且つスチームを発生させる気化室5が形成されたアイロンベース(以下、ベースという)2と、この気化室5へ水を供給するタンク20と、このタンク20内に貯留された水の気化室5への供給・停止をコントロールする操作部40と、タンク20の上方にあってスチームアイロン1を操作するハンドル15等で構成されている。なおタンク20、操作部40及びハンドル15等はアイロン本体10の一部を構成している。
ベース2の上方にはアイロンカバー11が固定され、このアイロンカバー11の上部にアイロン本体10が固定されている。アイロン本体10のハンドル15は握り部を有しており、ハンドル15の前側上面には表示部17が設けられ、また内部にヒータ等を制御する制御基板16が収容されている。なお、この制御基板16はアイロン本体10の後部に設けられたプラグ13に接続される電源(図示省略)により駆動する。また、アイロンカバー11はその上部にタンク20が着脱自在に取付けられており、このタンク20は、両側の袖部が貯水部となっている。そして、タンク20の前側には注水口56及びこの注水口56を塞ぐ蓋18が、上側には一対の操作部40がそれぞれ設けられている。
ベース2は、図2に示すように、所定長の底辺を有し、前側先端部に尖った頂部を有し、所定の肉厚を有するほぼ三角形状の板状体からなり、アルミ等の金属材料で形成されている。このベース2は、表面のほぼ中央部に所定大きさの開口及び深さを有する凹状穴からなる気化室5が形成され、その周囲にヒータ7が埋設されている。また、ベース2の外周囲縁の近傍には、スチーム通路4が形成され、このスチーム通路4は気化室5に繋がっている。このスチーム通路4は、所定幅及び深さを有する凹状溝で形成され、この凹状溝内に複数個のスチーム孔3が所定間隔で設けられている。
これらのスチーム孔3は、ベース2の上面から底面へ貫通している。気化室5及びスチーム通路4等は、その上方の開口が蓋体12によって閉塞されている。蓋体12は、ベース2に設けたねじ穴9aとねじ9bによってベース2に固定されている。また、ヒータ7の上方には、反転バイメタル8a及びこの反転バイメタル8aによって作動する応動バルブ8bが配設されている。この構成により、ヒータ7によりベースが所定温度に達すると、反転バイメタル8aが反転して応動バルブ8bが開き、気化室5へ水が滴下して、スチーム通路4を経てスチーム孔3からスチームが噴射される。
タンク20は、図3〜図5に示すように、平面形状でほぼ馬蹄形をしたタンク底板21(図5参照)と、このタンク底板21の上に取付け固定されて内部に水を貯留できる空洞を有するタンク上部55と、このタンク上部55に装着されてタンク底板21に装着されたバルブ33a、33bを開閉操作する一対の操作部40とで構成されている。タンク底板21は、図5に示すように、アイロン本体10の前側先端部に位置する頭部22aと、この頭部22aから離れた位置で所定幅の溝23で分岐された袖部22b、22cとからなり、平面視でほぼ馬蹄形をなし、合成樹脂材で形成されている。タンク底板21の外周囲には、凹状溝24が形成され、タンク上部55と嵌合されて液密に固定される。タンク底板21の頭部22aに近接した位置には、所定大きさの2個の貫通穴26a、26bが形成されている。これらの貫通穴26a、26bはそれぞれバルブ33a、33bが装着されるバルブ装着穴となっている。
また、タンク底板21の頭部22aに近接した位置には、補助タンク29が取付けられる領域28が設けられている。この領域28は一方のバルブ装着穴26bを囲むように区画され、この部分は、背低の凸条壁で区画されている。
補助タンク29は、アイロン本体10を立てた状態で所定量の水を貯留できる大きさの箱型の容器からなり、前方に開口部30を有し、底部が閉鎖されている。この箱型の補助タンク29は、前方の開口部30及びタンク底板21との接合面を除く面が所定幅の板体30a〜30dで囲まれている。すなわち、上方の開口部30は、ほぼコ字状をなし、コ字状開口部から下方に向かい所定幅の板体30a〜30dで囲まれて、底部がほぼV又はU字型をなしており、この凹み部の底にバルブ装着穴26bが位置している。バルブ装着穴26bがこの凹み部の底に位置することにより、補助タンク29に貯留された水はアイロン本体10を立てた状態において効率よく気化室5に供給することができる。また、補助タンク29とタンク底板21との接合は、各板体30b〜30dの下端に形成したフランジ30eを利用して固定される。
この補助タンク29は、上方の開口部30からタンク20内の水が流入するように、開口部30の入口と外周囲の凹状溝24が形成された箇所との間に隙間が形成されるようにしてタンク底板21に取付けられる。したがって、タンク底板21に嵌合され固定されたとき、タンク上部55の内壁との間にも隙間ができるため、この隙間から水が流入することができるようになる。すなわち、このように補助タンク29に隙間を形成してタンク20内に取付けることにより、アイロン本体10を水平方向へ倒したとき、この隙間を通ってタンク20内の水が補助タンク29に流入され、また、アイロン本体10をほぼ垂直方向へ立てたとき、この補助タンク29に所定量の水が貯留される。
この補助タンク29は、図4(b)、図5(b)に示すように、そのコ字状底部の板体30dに第2操作部41の開閉桿42が挿通される挿通穴31が形成され、また、底部板体30dに形成されたフランジ30eから垂直に立設した支持板32が形成されている。支持板32の上端には、作動片を支持する溝32aが形成されている。
タンク底板21には、図5(b)に示すように、各バルブ装着穴26a、26bを底面側から覆い、これらの装着穴から流出する水を気化室5へ導出する流出ガイド部材35が装着される。この流出ガイド部材35は、各バルブ装着穴26a、26bから流出された水をガイドする凹状溝36a〜36cと、ガイドされた水を気化室5へ流出させる流出口38とを有し、ほぼ三角形状をなした板状体からなり合成樹脂材で形成されている。この流出ガイド部材35の外周囲には、突条突起が形成され、タンク底板21の背面の溝に嵌入できるようになっている。タンク底板21の各バルブ装着穴26a、26bに取付けられる各バルブ33a、33bは、上面にすり鉢状の窪みが形成された円盤状の板状体からなり、底部中央に開閉桿の先端が嵌り込む細穴が設けられている。各バルブ33a、33bのタンク底板21への取付けは、各バルブ33a、33bを装着穴26a、26bの底面から嵌め込み、流出ガイド部材35で覆うことで固定される。この構成により、各バルブ33a、33bから流出する水は、流出ガイド部材35の凹状溝36a〜36cを通って流出口38から気化室5へ流出される。
タンク上部55は、図3、図4に示すように、タンク底板21の形状と同じ形状の開口からなる底部と、この底部から上方へ大きく膨らんだ膨出部56a、56bとからなり、この膨出部56a、56bが空洞となっている。すなわち、この膨出部56a、56bはタンク底板21の袖部22b、22cに対応する部分であって2つに分岐された空洞となり、この空洞の奥部が閉鎖されている。また、膨出部56a、56bはタンク底板21の頭部22aに対応する部分に凹み部57が形成され、この凹み部57の底部に第2操作部41の操作棒47が挿通される挿通穴が形成されている。
このタンク20には、一対の操作部40が設けられる。これらの操作部40は、スチーム噴出とスチーム停止とを切換える第1操作部50と、スチーム量を増大させ或いはスチーマーとして使用する際に操作される第2操作部41とからなり、これらはタンク20の一端に並設して設けられている。第1操作部50は、図3、図4に示すように、押しボタン型の切換え釦54と、この切換え釦の押下げにより回転する回転子52と、一端がバルブ33aに対峙し他端が回転子52に結合された開閉桿51と、回転子52を押し上げるスプリング53aと開閉桿51を押し下げるスプリング53bとで構成されている。この構成により、切換え釦54を押し下げると、開閉桿51によりバルブ33aが閉じてドライアイロンとして使用でき、またここで、切換え釦54を押し上げると、開閉桿51が押し上げられてバルブ33aが開き、タンク20内の水が気化室5に流入してスチームとなりスチームアイロンとして使用できる。
また、第2操作部41は、図3、図4、図6に示すように、凹み部57にスプリング45を介して接続されているとともに操作棒47を押下げる押し釦46と、同じくスプリング48を備え押し釦46の押圧に伴って上下する操作棒47と、一端がバルブ33bに対峙した開閉桿42と、一側端が回動可能に固定され操作棒47に連動して回動する作動片44と、作動片44を所定方向へ付勢するスプリング43と、で構成されている。この構成により押し釦46をスプリング45の反発力に抗して押下げると、図6に示すように、操作棒47がスプリング48に抗して押し下げられ、操作棒47によりスプリング43の反発力に抗して作動片44が上方へ回動し、これにより開閉桿42がスプリング43の反発力に抗して引き上げられて、バルブ33bが開放される。バルブ33bが開放されると、補助タンク29に貯留された水がバルブ33bから気化室5に流入しスチームとなる。したがって、この第2操作部41の押しボタンを押下げている間、補助タンク29から気化室5へ水が連続して供給され、スチーム孔3からこの補助タンク内に貯留された水に基づく連続したスチームが噴射される。
次に、このスチームアイロンの使用方法を説明する。
アイロンを水平にした状態での使用は、第1操作部50の切換え釦54を上下動させてスチーム或いはドライを選択して、アイロン掛けを行う。この使用法は、これまでのスチームアイロンと同じである。この使用状態において、衣類等のシワがきつく、多量のスチームが必要なときは、第2操作部41を操作する。すなわち、押し釦46を押下して開閉桿42を作動させバルブ33bを開放して、補助タンク29内の水を気化室5へ供給することで補助タンク29内に貯留された水に基づく追加のスチームが噴射される。したがって、第1操作部50の操作によりバルブ33aが開放されていると、第2操作部41を操作することにより、気化室へは両バルブ33a、33bから給水されて、スチーム孔3から増量されたスチームが噴射されるので、きついシワでも簡単にシワ伸ばしができる。また、シワの状態やその素材に応じて第1、第2操作部50、41のいずれかを選択して最適なスチームを噴射させることができる。
また、連続したスチームが不要な場合は、第1操作部50の切換釦54をドライ状態にし、第2操作部41の押し釦46を上下動させて間歇的に気化室への給水を行うことによって間歇的にスチームを発生させることもできる。
また、スチーマーとしての使用は、アイロン本体10をほぼ垂直方向へ立てた状態にして使用する。アイロン本体10を水平状態から垂直方向へ立てると、水平状態のときに、タンク内の水が補助タンク29内に流入され、立てることにより、この流入した水が補助タンク29に貯留される。この立てた状態で第2操作部41の押し釦46を押し続けると、バルブ33bが開放されて、補助タンク29に貯留された水が気化室5へ流出され、スチーム孔3からは連続したスチームが噴射される。補助タンク29への水の再貯留は、押し釦46を押し下げている間アイロンを倒し、再び起立させることにより行うことができる。
図1は本発明の一実施形態に係るスチームアイロンの側断面図である。 図2はアイロンベースの平面図である。 図3はタンク及び操作部の一部断面図である。 図4は図3のタンクを示し、図4(a)は図3(b)のA−A線で切断した断面斜視図、図4(b)は図3(b)のB−B線で切断した断面斜視図である。 図5はタンクのタンク底板を示す図であり、図5(a)は斜視図、図5(b)は一部を分解した分解斜視図、である。 図6は第2操作部によるバルブの開閉状態を説明する面図であり、図6(a)は第2操作部を押下していない状態を示す要部断面図、図6(b)は第2操作部を押下した状態を示す要部断面図である。 図7は従来技術のスチームアイロンを垂直に立てた状態の一部断面図である。
符号の説明
1 スチームアイロン
2 (アイロン)ベース
3 スチーム孔
4 スチーム通路
5 気化室
7 ヒータ
10 アイロン本体
11 アイロンカバー
29 補助タンク
33a、33b バルブ(弁部材)
41 第2操作部
42 開閉桿(操作部材)
50 第1操作部
51 開閉桿

Claims (4)

  1. 底面にスチーム噴射口及び表面にスチームを発生させる気化室を有するアイロンベースと、該アイロンベースの上方に位置して所定量の水を貯えるタンク及び該タンク内の水の気化室への供給を制御する第1操作部を有するアイロン本体と、を備えたスチームアイロンにおいて、前記タンクは、内部に前記アイロン本体を水平状態にしたときに前記タンク内の水が流入し、立たせた状態で所定量の水が貯えられる補助タンク及び該補助タンク内に貯留された水の前記気化室への供給を制御する第2操作部を備え、前記アイロン本体を立たせた状態で、前記第2操作部を操作することにより、前記補助タンクから前記気化室へ水を供給できるようにしたことを特徴とするスチームアイロン。
  2. 前記補助タンクは、前記アイロン本体の長手方向の先端部に設けられ、先端部側に開口部及び後端部側に前記第2操作部により操作される弁部材が装着された容器からなることを特徴とする請求項1に記載のスチームアイロン。
  3. 前記補助タンクは、後端部側が先細に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のスチームアイロン。
  4. 前記第2操作部は、前記第2操作部を操作している間のみ前記弁部材を開放するようにされていることを特徴とする請求項に記載のスチームアイロン。
JP2005279544A 2005-09-27 2005-09-27 スチームアイロン Expired - Fee Related JP4583278B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005279544A JP4583278B2 (ja) 2005-09-27 2005-09-27 スチームアイロン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005279544A JP4583278B2 (ja) 2005-09-27 2005-09-27 スチームアイロン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007089640A JP2007089640A (ja) 2007-04-12
JP4583278B2 true JP4583278B2 (ja) 2010-11-17

Family

ID=37975998

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005279544A Expired - Fee Related JP4583278B2 (ja) 2005-09-27 2005-09-27 スチームアイロン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4583278B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105358759B (zh) 2013-06-28 2019-05-03 皇家飞利浦有限公司 蒸汽装置
WO2019051907A1 (zh) * 2017-09-15 2019-03-21 广东美的环境电器制造有限公司 手持式电熨斗

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002119799A (ja) * 2000-10-17 2002-04-23 Sanyo Electric Co Ltd アイロン
JP2002282600A (ja) * 2001-03-28 2002-10-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd スチーム噴出器

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5937999A (ja) * 1982-08-27 1984-03-01 松下電器産業株式会社 スチ−ムアイロン
JPS6164297A (ja) * 1984-09-06 1986-04-02 松下電器産業株式会社 スチ−ムアイロン
JP2574382B2 (ja) * 1988-04-12 1997-01-22 松下電器産業株式会社 スチームアイロン

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002119799A (ja) * 2000-10-17 2002-04-23 Sanyo Electric Co Ltd アイロン
JP2002282600A (ja) * 2001-03-28 2002-10-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd スチーム噴出器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007089640A (ja) 2007-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6827543B2 (ja) スチームしわ伸ばし装置
JP6617294B2 (ja) スチームアイロン
US5074066A (en) Cordless iron having water and electrical supplies responsive to an iron rest
JP4667188B2 (ja) スチームアイロン
JP4583278B2 (ja) スチームアイロン
KR0159171B1 (ko) 증기다리미
JP2010279485A (ja) スチームアイロン
JP2015002820A (ja) スチーム噴出器
KR101492080B1 (ko) 스팀 다리미용 스팀노즐
JP2019097751A (ja) アイロン
JP5035758B2 (ja) スチームアイロン
JPH01201300A (ja) スチームアイロン
JP2011030717A (ja) スチームアイロン
JP2011078532A (ja) スチームアイロン
JP3478262B2 (ja) スチームアイロン
JP6567465B2 (ja) アイロン
JP3282628B1 (ja) スチーム噴出器
JP3282558B2 (ja) アイロン
JP3277791B2 (ja) スチームアイロン
JP2010136999A (ja) スチームアイロン
JP4544193B2 (ja) スチームアイロン
KR101577442B1 (ko) 세탁기
JPH03264096A (ja) スチームアイロン
JP3282626B1 (ja) スチーム噴出器
JP3430917B2 (ja) アイロン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080718

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091117

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100803

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100831

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130910

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130910

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130910

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees