JP2002282600A - スチーム噴出器 - Google Patents

スチーム噴出器

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JP2002282600A
JP2002282600A JP2001092499A JP2001092499A JP2002282600A JP 2002282600 A JP2002282600 A JP 2002282600A JP 2001092499 A JP2001092499 A JP 2001092499A JP 2001092499 A JP2001092499 A JP 2001092499A JP 2002282600 A JP2002282600 A JP 2002282600A
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tank
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vaporization chamber
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Mamoru Ikejima
衞 池島
Shinichiro Kobayashi
伸一郎 小林
Shunei Nakamura
俊英 中村
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タンク内の水量が少ないときに本体を水平状
態から垂直状態に変位させた場合でも、給水装置によっ
て気化室への給水が行なえるようにする。 【解決手段】 水を蓄えるタンク25内の底部47から
上方へ突出する壁体48を形成し、本体20を水平状態
から垂直状態に変位させたとき、前記壁体48の下面側
に所定量の水を保持する保水部49を設けるとともに、
前記保水部49に給水装置26の吸水部50を配設した
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衣類等のしわ伸ば
しを行なうために使用されるスチーム噴出器に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のスチーム噴出器は、図6
に示すような構成をしていた。以下、その構成について
説明する。図に示すように、1は気化室2を有する本体
で、前記気化室2に供給する水を貯えるタンク3と、こ
のタンク3内の水を水路4を通して気化室2へ供給する
ポンプ装置5を有している。気化室2で発生したスチー
ムは、スチーム噴出部6に設けたスチーム噴出孔7から
衣類等に向けて噴出させ、しわ伸ばしを行うものであ
る。
【0003】スチーム噴出部6は、耐熱性樹脂等の硬質
材料で形成され、その周囲にはスチーム噴出孔7を囲む
ようにブラシ8を環状に設けている。このブラシ8は、
スチームで衣類等のしわを伸ばす際に、糸くず等の付着
物を取り除くことができるようにしたものであり、本体
1の一端にはタンク3を内蔵した把手9が設けられてい
る。そして、気化室2に埋設したヒータ10に通電する
ための電源コード11は、タンク3を内蔵した把手9の
後部より導出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の構造のものでは、アイロンのように衣類等をプレス
することなく、衣類等に向かってスチームを噴出するこ
とにより、繊維にスチームを浸透させてしわ伸ばしを行
うもので、衣類が台の上に置かれているとき等はスチー
ム噴出部を下向きにして使用し、また、衣類がハンガー
等に掛けられているときはスチーム噴出部を垂直に立て
て使用する等、衣類の状態に応じて本体を任意の姿勢に
変位させ、ブラッシングを行いながら仕上げることがで
きるが、把手9に設けられているタンク3内の水も、そ
の姿勢の変化に応じて水面の位置が変化するため、使用
によりタンク3内の水量が少なくなると、ポンプ装置5
の吸水部9aが水面から露出して水を吸引することがで
きなくなるという問題があった。
【0005】また、タンク3は把手9内に装着した状態
に保持するためのロック部12が設けてあり、使用中で
あっても把手9の近傍に設けた操作ボタン13を押圧す
ると、タンク3のロックが解除されるものであった。
【0006】本発明は、上記課題を解決するもので、タ
ンク内の水量が少ないときに本体の姿勢を変化させた場
合でも、気化室への給水が行なえる使い勝手のよいスチ
ーム噴出器を得ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、水を蓄えるタンク内の底部から上方へ突
出する壁体を形成し、本体を水平状態から垂直状態に変
位させたとき、前記壁体の下面側に所定量の水を保持す
る保水部を設けるとともに、前記保水部に給水装置の吸
水部を配設したものである。
【0008】これにより、タンク内の水量が少ないとき
に本体を水平状態から垂直状態に変位させた場合でも、
壁体の片方に水を集中させて水位を高くすることがで
き、給水装置の吸水部より吸水して気化室への給水を行
なうことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載した発明
は、水を蓄えるタンクと、このタンク内の水を気化して
スチームを発生させる気化室と、前記タンク内の水を前
記気化室に供給する給水装置と、前記気化室で発生した
スチームを外部へ噴出するスチーム噴出部と、前記気化
室を有した本体と、前記本体に設けた把手とを具備し、
前記タンク内の底部から上方へ突出する壁体を形成し、
前記本体を水平状態から垂直状態に変位させたとき、前
記壁体の下面側に所定量の水を保持する保水部を設ける
とともに、前記保水部に給水装置の吸水部を配設したも
のであり、タンク内の水量が少ないときに本体を水平状
態から垂直状態に変位させたときに、壁体の片方に少な
い水を集中させて水位を高くすることができ、給水装置
の吸水部より吸水して気化室へ給水することができる。
【0010】請求項2に記載した発明は、上記請求項1
に記載の発明において、タンクは、底部が先細形状とな
るようにその外周面を傾斜させたものであり、本体を水
平状態から垂直状態に変位させたときに、壁体の片方に
集められる水の水位を高くすることができるとともに、
把手を持ちやすくすることができる。
【0011】請求項3に記載した発明は、上記請求項1
または2に記載の発明において、タンクは、把手に設け
た一端開放の中空部内に着脱自在に構成するとともに、
その一部を前記把手の中空部より外方へ突出させたもの
であり、タンクに作用する外力を少なくすることができ
るとともに、水が減少したときにその水量を容易に確認
することができる。
【0012】請求項4に記載した発明は、上記請求項1
〜3に記載の発明において、タンクを把手に装着した状
態に保持するロック装置を設け、前記ロック装置は、把
手に設けた中空部の内周面とタンクの外周面に対向して
設けた凹凸部により構成したものであり、操作ボタンを
本体の表面に露出させて設けることがなく、使用中の誤
操作をなくすことができる。
【0013】請求項5に記載した発明は、上記請求項4
に記載の発明において、ロック装置は、タンク内の水を
気化室へ供給する給水路とシール結合する接続部から離
れた位置で、かつ、把手の下面側に形成したものであ
り、使用時は把手にスチーム噴出部側への押圧力が作用
し、その押圧力が把手から露出しているタンクに及んだ
場合でも、その押圧力をロック装置に対して結合方向に
作用させて、良好なシール結合状態を保持することがで
きる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0015】(実施例1)図1〜図5に示すように、2
0は気化室21を有する本体で、上部に把手22を設け
ている。把手22は垂直部23と水平部24を有して略
L字状に形成してあり、垂直部23を本体20の上面の
前後方向の略中央部(A)に取着している。25は把手
22の水平部24内に着脱自在に設けたタンクで、気化
室21に供給する水を蓄える。26はタンク25内の水
を給水路27を通して気化室21へ供給するポンプ等で
構成した給水装置で、把手22の垂直部23にポンプ装
置のシリンダ26aとピストン26bを配設している。
28は給水装置26を駆動して気化室21への給水操作
を行う操作部で、把手22の水平部24の下方に設けて
ピストン26bを押圧する。
【0016】29は気化室21と給水装置26の間に設
けた熱応動弁装置で、気化室21に固着したバイメタル
30の動作に連動して気化室21への給水を制御する。
31は気化室21に埋設したヒータで、略U字状に曲げ
てその端子部31aを上方へ後上がりに傾斜させてい
る。32は気化室21を下方から覆う気化室カバーで、
気化室21とパッキン33でシール結合し、気化室21
で発生したスチームを噴出する孔34を設けている。
【0017】35は気化室21で発生したスチームを外
部へ噴出するスチーム噴出部で、開口36を有する発泡
シリコーン等で形成したスチーム透過性のクッション体
37と、このクッション体37の外面側を覆う布製のカ
バー38と、このカバー38の周囲を固着した保持体3
9を有しており、気化室21で発生したスチームは、気
化室カバー32の孔34からクッション体37の開口3
6を通り、布製のカバー38を透過して外部に噴出す
る。カバー38は、編物状の繊維体で構成してあり、よ
り具体的には、鹿の子編で形成され、かつ、綿またはポ
リエステル、または、綿を含む混紡素材で形成されてい
る。
【0018】本体20は、把手22の水平部24が延び
ている方向の上面を、把手22の水平部24から離れる
方向に下方へ後下がりに傾斜させてあり、把手22の水
平部24の下方に大きな空間を形成して把手22を持っ
た手が収容されるスペースが確保され、かつ、把手22
を持った手の指で操作部28がスムーズに操作できるよ
うにしている。
【0019】40は後下がりに傾斜させた本体20の上
面の後部に設けた電源コード41の引き出し部で、電源
コード41に設けたプラグ42を着脱自在に設けてい
る。プラグ42は着脱が容易な、例えばマグネットプラ
グで構成し、プラグ42の装着部43はヒータ31の両
方の端子部31a間に位置するように設けている。
【0020】44はプラグ42の上部または下部の少な
くともいずれか一方に対向して引き出し部40に設けた
突状の支持部で、プラグ42は、引き出し部40の左右
方向の両端部は浅く、そして、中央部は支持部44によ
って深く嵌合するように構成している。なお、45は本
体20を載置するスタンドで、上面側にスチーム噴出部
35を収容する凹部46を設け、本体20を載置したと
き、凹部46とスチーム噴出部35との間に所定の空間
が形成されるように構成している。
【0021】筒状に形成したタンク25の内部には、そ
の底部47から上方へ突出する壁体48を形成し、本体
20を水平状態から垂直状態に変位させたときに、壁体
48の下面側に所定量の水を保持する保水部49を設け
るとともに、前記保水部49に給水装置26の吸水部5
0を配設している。吸水部50は可撓性を有するチュー
ブ50aで給水路27と連通する。
【0022】タンク25は、把手22の水平部24に設
けた一端開放の中空部51内に着脱自在に構成するとと
もに、底部47を含むその一部を把手22の水平部24
内に設けた中空部51より外方へ突出させてあり、底部
47が先細形状となるようにその外周面を傾斜させてい
る。
【0023】底部47と反対側のタンク25には、給水
路27と着脱自在にシール結合する接続部52が設けて
あり、また、タンク25を把手22に装着した状態に保
持するロック装置53を設けている。ロック装置53
は、把手22の水平部24に設けた中空部51の内周面
と、タンク25の外周面に対向して設けた凹凸部により
構成している。ロック装置53は、タンク25から気化
室21へ通じる給水路27とシール結合する接続部52
から離れた位置で、かつ、把手22の水平部24の下面
側に形成している。
【0024】上記構成において動作を説明すると、タン
ク25内に水を入れて、把手22の水平部24に装着す
る。電源コード41を介してヒータ31に通電し、気化
室21を所定の温度に加熱すると、バイメタル30は気
化室21の温度を感知し、設定された水の気化温度に達
すると反転動作して熱応動弁装置29を開成する。操作
部28を操作して給水装置26を動作させると、タンク
25内の水は、給水路27から給水装置26を通して気
化室21に供給される。
【0025】気化室21で発生したスチームは、気化室
カバー32の孔34からクッション体37の開口36を
経て、スチーム噴出部35のカバー38を透過し、スチ
ーム噴出部35の広い範囲から噴出するスチームによっ
て、衣類等の仕上げができるようになる。
【0026】この状態で、ハンガーに吊るしたスーツ等
の衣類を仕上げる場合、スチーム噴出部35を軽く衣類
に押し当てると、衣類の形状に沿った形でクッション体
37を有したスチーム噴出部35が柔軟に変形し、スチ
ーム噴出部35の広い範囲が衣類に当接するようにな
る。従って、スチーム噴出部35の広い範囲でしわ伸ば
しの効果が得られる。
【0027】また、スチーム噴出部35を衣類に当接し
た状態で任意の方向へ移動させると、その表面に設けた
布製のカバー38のもつ大きな摩擦抵抗特性により、繊
維上を滑らせるだけで繊維を引っ張る効果が得られるた
め、例えばハンガーに吊るした衣類のしわを伸ばす場合
でも、スチーム噴出部35を圧接しながら移動させるだ
けでしわを伸ばすことができる。したがって、把手22
を持つ手と逆の手で衣類を引っ張りながら作業する必要
がなく、スチームを供給しながら片手で衣類を任意の形
に整形することができる。
【0028】このとき、カバー38は、鹿の子編等の編
物状の繊維体で構成しているため、衣類にカバー38を
接触させた状態で移動させて衣類の表面を擦っても、布
を形成する糸が編まれているため、相互の位置がずれる
ことがなく糸と糸との間隔を保持し、スチームを透過さ
せる際の抵抗を小さくしてスムーズに噴出させることが
できるとともに、カバー38を綿を含む混紡素材、或い
は、綿またはポリエステルにより形成したものであるた
め、長期に亘って衣類に接触して使用しても、衣類との
摩擦やスチームによって破れ等の損傷が生じにくく、堅
牢で耐久性に優れたものとなる。
【0029】使用によってタンク25内の水量が少なく
なってくると、本体20の姿勢の変化にともなって水が
大きく移動し、水位も変化する。例えば、本体20を水
平状態から垂直状態に変位させると、タンク25内の水
は図5に示すように、タンク25内の底部47から上方
へ突出するように形成した壁体48によって区切られた
保水部49に水を集めることができる。これにより、水
量が少なくなった場合でも水位を高くすることができる
ようになり、給水装置26の吸水部50から吸水して気
化室21へ給水することができる。
【0030】また、タンク25は、底部47が先細形状
となるようにその外周面を傾斜させてあり、本体20を
水平状態から垂直状態に変位させたときに、壁体48の
片方に集められる水の水位を高くすることができ、か
つ、残水量を少なくしてタンク25内の水を有効に利用
することができるとともに、把手22を持ち易くするこ
とができる。
【0031】さらに、タンク25は、把手22に設けた
一端開放の中空部51内に着脱自在に構成するととも
に、その一部を中空部51より外方へ突出させたもので
あり、タンク25の少なくともこの突出する部分は透明
にしている。したがって、この突出する部分に作用する
外力を少なくするとともに、水が減少したときにその水
量の確認が容易にできる。
【0032】また、着脱自在なタンク25のロック装置
53は、把手22に設けた中空部51の内周面とタンク
25の外周面に対向して設けた凹凸部により構成したも
のであり、一方または両方の凹凸部が弾性特性によって
着脱時に変形し、所定の保持力で嵌合する。したがっ
て、ロック解除用の操作ボタン等が本体20の表面に露
出することがなく、使用中の誤操作をなくすことができ
る。
【0033】さらに、上記ロック装置53は、気化室2
1に通じる給水路27とシール結合する接続部52から
離れた位置で、かつ、把手22水平部24の下面側に形
成している。したがって、把手22を持って衣類のしわ
伸ばしを行なうときは、押圧力がスチーム噴出部35側
へ作用するため、その押圧力が把手22から露出してい
るタンク25に及んだ場合でも、ロック装置53に対し
て結合方向に作用させることができ、シール結合状態を
保持することができる。
【0034】また、把手22はスチーム噴出部35を有
した本体20の前後方向の略中央部に把手22の垂直部
23を取着しているため、本体20のスチーム噴出部3
5に対してバランスよく力を加えることができ、スチー
ム噴出部35を衣類に押し付けるときや、スチーム噴出
部35を衣類に接触させた状態で所望の方向へ移動させ
る場合に、把手22を持つ手にかかる負担を軽減するこ
とができる。なお、把手22は、垂直部23を本体20
の上面の左右方向の略中央部に取着してもよい。
【0035】また、本体20は、把手22の水平部24
が延びている方向の上面を、把手22の水平部24から
離れる方向へ後下がりに傾斜させているため、把手22
の位置を前方へずらして、手で持つ位置を本体20の上
方側へ近づけても、本体20の上面との間に十分な空間
を確保することができ、把手22の持つ位置を高くする
ことなく使い勝手をよくすることができる。
【0036】また、把手22が延びている方向の本体2
0の後部に、電源コード41の引き出し部40を設けて
いるため、把手22を持ちやすくしてタンク25の水量
を確保することができる。
【0037】また、ヒータ31の端子部31aを上方へ
後上がりに傾斜させるとともに、両方の端子部31aの
間に着脱自在なプラグ42の装着部を設けているため、
本体20を小型化することができるとともに、必要に応
じてプラグ42を本体20から外して、コードレスで使
用することができる。
【0038】また、電源コード41の引き出し部40
は、装着したプラグ42の上部または下部に対向して突
状の支持部44を近づけて設けているため、使用中に本
体20を任意に移動させたとき、プラグ42に対して上
下方向から力が加わった場合でも、プラグ42の吸着力
を超える以前に、プラグ42を支持部44に当接させて
その変位を規制することができ、不用意な脱落を防止す
ることができる。
【0039】また、プラグ42は、引き出し部40の左
右方向の両端部は浅く、中央部は支持部44によって深
く嵌合するように構成しているため、装着時はプラグ4
2の左右方向の両端を持っても支持部44が邪魔になる
ことがなく、容易に装着することができる。
【0040】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載の発明によれ
ば、水を蓄えるタンクと、このタンク内の水を気化して
スチームを発生させる気化室と、前記タンク内の水を前
記気化室に供給する給水装置と、前記気化室で発生した
スチームを外部へ噴出するスチーム噴出部と、前記気化
室を有した本体と、前記本体に設けた把手とを具備し、
前記タンク内の底部から上方へ突出する壁体を形成し、
前記本体を水平状態から垂直状態に変位させたとき、前
記壁体の下面側に所定量の水を保持する保水部を設ける
とともに、前記保水部に給水装置の吸水部を配設したか
ら、タンク内の水量が少ないときでも、本体を水平状態
から垂直状態に変位させたときに、水位を高くして気化
室へ給水することができ、スチームを噴出させることが
できる。
【0041】また、請求項2に記載の発明によれば、タ
ンクは、底部が先細形状となるようにその外周面を傾斜
させたから、本体を水平状態から垂直状態に変位させた
ときの水位をより高くすることができる。
【0042】また、請求項3に記載の発明によれば、タ
ンクは、把手に設けた一端開放の中空部内に着脱自在に
構成するとともに、その一部を前記把手の中空部より外
方へ突出させたから、タンクに作用する外力を少なくす
るとともに、水が減少したときの水量確認を容易にする
ことができる。
【0043】また、請求項4に記載の発明によれば、タ
ンクを把手に装着した状態に保持するロック装置を設
け、前記ロック装置は、把手に設けた中空部の内周面と
タンクの外周面に対向して設けた凹凸部により構成した
から、ロック解除用の操作ボタンが本体の表面に露出す
ることなく内蔵でき、不用意なロック解除操作を防止す
ることができる。
【0044】また、請求項5に記載の発明によれば、ロ
ック装置は、タンク内の水を気化室へ供給する給水路と
シール結合する接続部から離れた位置で、かつ、把手の
下面側に形成したから、タンクの確実なシール結合状態
を保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のスチーム噴出器の断面図
【図2】同スチーム噴出器の側面図
【図3】同スチーム噴出器の下面図
【図4】同スチーム噴出器の要部断面図
【図5】同スチーム噴出器の一部切欠した断面図
【図6】従来のスチーム噴出器の断面図
【符号の説明】
20 本体 21 気化室 22 把手 25 タンク 26 給水装置 35 スチーム噴出部 48 壁体 49 保水部 50 吸水部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年12月27日(2001.12.
27)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、本体を垂直状態にしたときに水を蓄える
タンク内の底部から上方へ突出する壁体を形成し、本体
を水平状態から垂直状態に変位させたとき、前記壁体の
下面側に所定量の水を保持する保水部を設けるととも
に、前記保水部に給水装置の吸水部を配設したものであ
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載した発明
は、水を蓄えるタンクと、前記タンク内の水を気化して
スチームを発生させる気化室と、前記タンク内の水を前
記気化室に供給するポンプで構成した給水装置と、前記
気化室で発生したスチームを外部へ噴出するスチーム噴
出部と、前記気化室を有した本体と、前記本体に設けた
把手とを具備し、前記タンクは、前記本体を垂直状態に
したときに同タンク内の底部から上方へ突出する壁体を
有し、前記本体を水平状態から垂直状態に変位させたと
き、前記壁体の下面側に所定量の水を保持する保水部を
設けるとともに、前記保水部に前記給水装置の吸水部を
配設したものであり、タンク内の水量が少ないときに本
体を水平状態から垂直状態に変位させたときに、壁体の
片方に少ない水を集中させて水位を高くすることがで
き、給水装置の吸水部より吸水して気化室へ給水するこ
とができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載の発明によれ
ば、水を蓄えるタンクと、前記タンク内の水を気化して
スチームを発生させる気化室と、前記タンク内の水を前
記気化室に供給するポンプで構成した給水装置と、前記
気化室で発生したスチームを外部へ噴出するスチーム噴
出部と、前記気化室を有した本体と、前記本体に設けた
把手とを具備し、前記タンクは、前記本体を垂直状態に
したときに同タンク内の底部から上方へ突出する壁体を
有し、前記本体を水平状態から垂直状態に変位させたと
き、前記壁体の下面側に所定量の水を保持する保水部を
設けるとともに、前記保水部に前記給水装置の吸水部を
配設したから、タンク内の水量が少ないときでも、本体
を水平状態から垂直状態に変位させたときに、水位を高
くして気化室へ給水することができ、スチームを噴出さ
せることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 俊英 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水を蓄えるタンクと、このタンク内の水
    を気化してスチームを発生させる気化室と、前記タンク
    内の水を前記気化室に供給する給水装置と、前記気化室
    で発生したスチームを外部へ噴出するスチーム噴出部
    と、前記気化室を有した本体と、前記本体に設けた把手
    とを具備し、前記タンク内の底部から上方へ突出する壁
    体を形成し、前記本体を水平状態から垂直状態に変位さ
    せたとき、前記壁体の下面側に所定量の水を保持する保
    水部を設けるとともに、前記保水部に給水装置の吸水部
    を配設したスチーム噴出器。
  2. 【請求項2】 タンクは、底部が先細形状となるように
    その外周面を傾斜させた請求項1記載のスチーム噴出
    器。
  3. 【請求項3】 タンクは、把手に設けた一端開放の中空
    部内に着脱自在に構成するとともに、その一部を前記把
    手の中空部より外方へ突出させた請求項1または2記載
    のスチーム噴出器。
  4. 【請求項4】 タンクを把手に装着した状態に保持する
    ロック装置を設け、前記ロック装置は、把手に設けた中
    空部の内周面とタンクの外周面に対向して設けた凹凸部
    により構成した請求項1〜3のいずれか1項に記載のス
    チーム噴出器。
  5. 【請求項5】 ロック装置は、タンク内の水を気化室へ
    供給する給水路とシール結合する接続部から離れた位置
    で、かつ、把手の下面側に形成した請求項4記載のスチ
    ーム噴出器。
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