JP4582102B2 - 発光装置およびその製造方法ならびに電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、発光装置およびその製造方法ならびに電子機器に関する。
発光装置(フルカラー表示装置)として、画面を構成する複数の画素を有し、各画素は複数のサブ画素を有し、各サブ画素は有機EL(Electro Luminescent)素子や無機EL素子などのEL素子を有し、画面にカラー画像を表示するものが開発されている。この種の発光装置としては、各画素が赤サブ画素、緑サブ画素および青サブ画素を有するRGB発光装置と、各画素が赤サブ画素、緑サブ画素、青サブ画素および白サブ画素を有するRGBW発光装置を例示することができる。
RGB発光装置としては、各サブ画素の発光層が当該サブ画素の色の光を発するEL材料で形成される第1装置、各サブ画素の発光層が白色の光を発するEL材料で形成され、各サブ画素がその色に応じた特性のカラーフィルタを有する第2装置(特許文献1参照)、および、各サブ画素の発光層が青色の光を発するEL材料で形成され、各画素の赤サブ画素および緑サブ画素がその色に応じた特性の色変換層を有する第3装置が挙げられる。
RGBW発光装置としては、各サブ画素の発光層が白色の光を発するEL材料で形成され、各画素において、赤サブ画素、緑サブ画素および青サブ画素の各々は、その色に応じた特性のカラーフィルタを有する第4装置が挙げられる。第4装置は、第2装置に白色画素を追加して得られるものであり、その各画素では、当該画素が白色を表す場合、その白サブ画素の発光層の発光が用いられる。
特開2001−57290号公報
第1装置では、外光反射を防ぐために偏光板が必須となるため、発光の利用効率が低く抑えられてしまう。第2装置では、発光のカラーフィルタによる損失が大きいため、発光の利用効率が低く抑えられてしまう。第3装置では、不要光の遮断のためにカラーフィルタを用いる必要があり、色変換層およびカラーフィルタにおいて発光の損失が生じるため、発光の利用効率が低く抑えられてしまう。このように、第1〜第3装置では、発光の利用効率が低く抑えられてしまう。このため、第1〜第3装置には、十分に高い表示品質を得るために消費電力を高くせざるを得ない、という問題がある。
第4装置では、画素が白色を表す場合、その白サブ画素において発光をそのまま射出すればよいから、発光の利用効率が十分に高くなる。しかし、画素が赤色、緑色または青色を表す場合、第4装置における発光の利用効率は、30%や10%といったように、第2装置と同様となる。つまり、第4装置では、白サブ画素における発光の利用効率は十分に高くなるが、他のサブ画素における発光の利用効率は低く抑えられてしまう。したがって、第4装置にも、十分に高い表示品質を得るために消費電力を高くせざるを得ない、という問題がある。
ここで、第4装置を変形して得られる第5装置を想定する。第5装置は、RGBW発光装置であり、各サブ画素の発光層が当該サブ画素の色の光を発するEL材料で形成される。第5装置によれば、各サブ画素における発光の利用効率が十分に高くなる。しかし、第5装置では、その製造工程において、四種類のEL材料を塗り分ける必要がある。つまり、第5装置には、その製造工程は複雑に過ぎる、という問題がある。
そこで、第5装置から白サブ画素を取り除いてRGB発光装置とした第6装置を想定する。第6装置でも、各サブ画素における発光の利用効率が十分に高くなる。また、第6装置の製造工程で塗り分けるべきEL材料は三種類であるから、その製造工程は、第5装置の製造工程に比較して簡素となる。しかし、十分に簡素とは云い難い。また、第6装置には、画素が白色を表す場合、その三つのサブ画素を全て使う必要があり、発光の利用効率が低く抑えられてしまう、という問題もある。
そこで、本発明は、十分に簡素な製造工程で製造可能であり、低消費電力で十分に高い表示品質を得ることができる発光装置およびその製造方法ならびに電子機器を提供することを解決課題とする。
本発明は、画面を構成する複数の画素を有する発光装置において、前記複数の画素の各々は、前記画面を構成する四つのサブ画素を有し、前記複数の画素の各々の前記四つのサブ画素は、赤サブ画素、緑サブ画素、青サブ画素および残サブ画素であり、前記複数の画素の各々において、赤サブ画素は、赤色光の波長領域に存在する赤ピークと緑色光の波長領域に存在する緑ピークとの間および前記緑ピークと青色光の波長領域に存在する青ピークとの間が谷になっている発光スペクトルの3ピーク白色光を発する白発光材料で形成されて前記画面に沿って広がっている発光層と、この発光層に重なって赤色光を透過させるカラーフィルタとを有し、緑サブ画素は、前記白発光材料で形成されて前記画面に沿って広がっている発光層と、この発光層に重なって緑色光を透過させるカラーフィルタとを有し、青サブ画素は、前記白発光材料で形成されて前記画面に沿って広がっている発光層と、この発光層に重なって青色光を透過させるカラーフィルタとを有し、残サブ画素は、前記白発光材料で形成されて前記画面に沿って広がっている発光層を有する、ことを特徴とする発光装置を提供する。各サブ画素は、一つの発光素子(例えば有機EL素子等のEL素子)を含む。
この発光装置によれば、残サブ画素が表す色を適宜に定めることにより、各サブ画素における発光の利用効率が十分に高くなり、低消費電力で十分に高い表示品質を得ることができる。また、この発光装置では、全てのサブ画素の発光層が同種の材料で形成されており、その製造のために発光層について塗り分けるべき材料は一種類で足りる。したがって、この発光装置によれば、製造工程が十分に簡素となる。よって、この発光装置は、十分に簡素な製造工程で製造可能であり、低消費電力で十分に高い表示品質を得ることができる。
上記の発光装置において、前記複数の画素の各々において、残サブ画素は、その発光層に重なって桃色光を透過させるカラーフィルタを有する桃サブ画素である、ようにしてもよい(第1態様)。桃色は、赤色光の波長領域の光と青色光の波長領域の光とで表現可能であるから、この態様によれば、桃色光を透過させるカラーフィルタとして赤色光の波長領域の光および青色光の波長領域の光を透過させるカラーフィルタを採用することにより、桃サブ画素における発光の利用効率を十分に高くすることができる。したがって、この態様によれば、桃サブ画素および緑サブ画素で白色を表すときにも、発光の利用効率を十分に高くすることができる。また、一つの画素に白色を表示させる場合、前述の第6装置では、三つのサブ画素(赤、緑および青サブ画素)を発光させねばならないが、この態様では、二つの画素(桃および緑サブ画素)を発光させればよい。つまり、この態様には、第6装置に比較して、白色を表示するときの発光の利用効率が高い、という利点がある。
第1態様において、平板状の素子基板を有し、前記複数の画素の各々について、前記四つのサブ画素の各々の発光層は前記素子基板上に形成され、さらにこれら発光層はそのカラーフィルタと前記素子基板との間に挟まれ、前記四つのサブ画素の各々はその発光層と前記素子基板との間に光透過性の透過層を有し、その透過層と前記素子基板との間に光反射性の反射層を有し、赤サブ画素、青サブ画素および残サブ画素での前記透過層は、前記赤ピークと前記青ピークの波長の光が同時に干渉によって強められる共通の厚みを有し、緑サブ画素での前記透過層は、前記緑ピークの波長の光が干渉によって強められる厚みを有する、ようにしてもよい。
この態様は、トップエミッション型である。この態様では、桃サブ画素の発光層と素子基板との間に反射層が存在する。加えて、この態様では、赤サブ画素、緑サブ画素、青サブ画素および桃サブ画素において、光の干渉を考慮して、発光層と素子基板との間の透過層の厚みが定められている。よって、この態様によれば、赤サブ画素、緑サブ画素、青サブ画素および桃サブ画素の輝度を上げることができる。桃サブ画素において、その発光層の発光スペクトルは広帯域に広がるから、その発光層の発光のうち一つの波長の光だけが干渉によって強められると、桃サブ画素が桃色以外の色を表してしまう虞があるが、この態様によれば、赤サブ画素、青サブ画素および桃サブ画素において、透過層の厚みが、赤ピークと青ピークの波長の光が同時に干渉によって強められる共通の厚みであるから、発光層からの発光のうち、赤ピークの波長の光および青ピークの波長の光が干渉によって強められる。これら二つの光は3ピーク白色光の三つの主要成分のうちの二つであり、桃サブ画素のカラーフィルタを透過して桃色光となる光であるから、この態様によれば、桃サブ画素の色純度の低下を抑制しつつ、赤サブ画素、緑サブ画素、青サブ画素および桃サブ画素の輝度を上げることができる。
上記の発光装置において、前記複数の画素の各々において、残サブ画素は、白色を表す白サブ画素である、ようにしてもよい(第2態様)。白サブ画素の発光層の発光は白色光であるから、この態様によれば、発光層の発光がそのまま出射するように白サブ画素を構成することができる。つまり、この態様によれば、白サブ画素における発光の利用効率をさらに上げることができる。
第2態様において、平板状の素子基板を有し、前記複数の画素の各々について、前記四つのサブ画素の各々の発光層は前記素子基板上に形成され、さらにこれら発光層はそのカラーフィルタと前記素子基板との間に挟まれ、前記四つのサブ画素の各々はその発光層と前記素子基板との間に光透過性の透過層を有し、その透過層と前記素子基板との間に光反射性の反射層を有し、赤サブ画素での前記透過層は、前記赤ピークの波長の光が干渉によって強められる厚みを有し、緑サブ画素での前記透過層は、前記緑ピークの波長の光が干渉によって強められる厚みを有し、青サブ画素での前記透過層は、前記青ピークの波長の光が干渉によって強められる厚みを有し、残サブ画素の透過層は、厚みが互いに異なる三つの部分を有し、第1の部分は、前記赤ピークの波長の光が干渉によって強められる厚みを有し、第2の部分は、前記緑ピークの波長の光が干渉によって強められる厚みを有し、第3の部分は、前記青ピークの波長の光が干渉によって強められる厚みを有する、ようにしてもよい。
この態様は、トップエミッション型である。この態様では、白サブ画素の発光層と素子基板との間に反射層が存在する。加えて、この態様では、光の干渉を考慮して、発光層と素子基板との間の透過層の厚みが定められている。よって、この態様によれば、赤サブ画素、緑サブ画素、青サブ画素および白サブ画素の輝度を上げることができる。白サブ画素において、その発光層の発光スペクトルは広帯域に広がるから、その発光層の発光のうち一つの波長の光だけが干渉によって強められると、白サブ画素が白色以外の色を表してしまう虞があるが、この態様によれば、白サブ画素において、透過層の三つの部分の厚みが互いに異なり、第1の部分は、赤ピークの波長の光が干渉によって強められる厚みを有し、第2の部分は、緑ピークの波長の光が干渉によって強められる厚みを有し、第3の部分は、青ピークの波長の光が干渉によって強められる厚みを有するから、発光層からの発光のうち、赤ピークの波長の光、緑ピークの波長の光および青ピークの波長の光が干渉によって強められる。これら三つの光は3ピーク白色光の三つの主要成分そのものであり、白サブ画素のカラーフィルタを透過して白色光となる光であるから、この態様によれば、白サブ画素の色純度の低下を抑制しつつ、赤サブ画素、緑サブ画素、青サブ画素および白サブ画素の輝度を上げることができる。
上記の発光装置、第1態様または第2態様において、平板状の素子基板を有し、前記複数の画素の各々について、前記四つのサブ画素の各々の発光層は前記素子基板上に形成され、赤サブ画素、緑サブ画素および青サブ画素の各々の発光層はそのカラーフィルタと前記素子基板との間に挟まれ、前記素子基板下に形成されて光を吸収する光吸収層を有する、ようにしてもよい。この態様は、発光層の発光が素子基板の反対側から出射するトップエミッション型である。この態様には、光吸収層が存在するため、光透過性の素子基板を用いてもコントラストが低下しない、という利点がある。
上記の発光装置、第1態様または第2態様において、平板状の素子基板を有し、前記複数の画素の各々について、前記四つのサブ画素の各々の発光層は前記素子基板上に形成され、赤サブ画素、緑サブ画素および青サブ画素の各々のカラーフィルタはその発光層と前記素子基板との間に挟まれ、赤サブ画素、緑サブ画素および青サブ画素の各々はその発光層とそのカラーフィルタとの間に光透過性かつ光反射性の半反射層を有する、ようにしてもよい。この態様は、発光層の発光が素子基板を透過して出射するボトムエミッション型である。この態様によれば、十分に簡素な製造工程で製造可能であり、低消費電力で十分に高い表示品質を得ることができる。この態様において、複数の画素の各々の赤サブ画素、緑サブ画素および青サブ画素の各々において、その半反射層は、その電極として機能する、ようにしてもよい。
上記の発光装置または各態様において、前記複数の画素の各々において、赤サブ画素、緑サブ画素、青サブ画素および残サブ画素は、共通の発光層を有する、ようにしてもよい。この態様によれば、その製造工程において、各画素について、その全てのサブ画素の発光層を容易に一括形成することができる。なお、赤サブ画素。緑サブ画素、青サブ画素および残サブ画素において、発光層以外の有機層をも共通としてもよいし、透過層をも共通としてもよい。
本発明は、上記の発光装置または各態様に係る発光装置を有する電子機器を提供する。この電子機器によれば、この電子機器が有する発光装置により得られる効果と同様の効果を得ることができる。
本発明は、画面を構成する複数の画素を有する発光装置において、前記複数の画素の各々は、前記画面を構成する四つのサブ画素を有し、前記複数の画素の各々の前記四つのサブ画素は、赤サブ画素、緑サブ画素、青サブ画素および残サブ画素であり、前記複数の画素の各々において、赤サブ画素は、赤色光の波長領域に存在する赤ピークと緑色光の波長領域に存在する緑ピークとの間および前記緑ピークと青色光の波長領域に存在する青ピークとの間が谷になっている発光スペクトルの3ピーク白色光を発する白発光材料で形成されて前記画面に沿って広がっている発光層と、この発光層に重なって赤色光を透過させるカラーフィルタとを有し、緑サブ画素は、前記白発光材料で形成されて前記画面に沿って広がっている発光層と、この発光層に重なって緑色光を透過させるカラーフィルタとを有し、青サブ画素は、前記白発光材料で形成されて前記画面に沿って広がっている発光層と、この発光層に重なって青色光を透過させるカラーフィルタとを有し、残サブ画素は、前記白発光材料で形成されて前記画面に沿って広がっている発光層を有する発光装置の製造方法であって、前記画面に沿って延在する素子基板上に、前記複数の画素の各々について、赤サブ画素の発光層と青サブ画素の発光層と残サブ画素の発光層を前記白発光材料で一括して形成する、ことを特徴とする発光装置の製造方法を提供する。
この製造方法によって製造される発光装置によれば、低消費電力で十分に高い表示品質を得ることができる。また、この製造方法では、各画素について、その全てのサブ画素の発光層が一括して形成される。よって、この製造方法によれば、十分に簡素な製造工程で、低消費電力で十分に高い表示品質を得ることができる発光装置を製造することができる。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明に係る実施の形態を説明する。これらの図面においては、各層や各部材の寸法の比率は、実際のものとは適宜に異なっている。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る発光装置10の平面図である。発光装置10は、長方形の画面Sを構成する複数の画素Pを有するフルカラー表示装置である。複数の画素Pは、画面Sに沿ってマトリクス状に配列されている。画素Pは、画面Sを構成する四つのサブ画素1を有する。これら四つのサブ画素1は、赤色光を射出して赤色を表す赤サブ画素1R、緑色光を射出して緑色を表す緑サブ画素1G、青色光を射出して青色を表す青サブ画素1Bおよび桃色光を射出して桃色を表す桃サブ画素1Pであり、画面Sに沿ってストライプ状に配列されている。各画素Pでは、桃サブ画素1Pおよび緑サブ画素1Gで白色が表される。
図2は、発光装置10を構成する画素Pの平面図であり、図3は、画素Pの断面図である。これらの図において、共通する要部には同一のハッチングを施してある。図3に示すように、発光装置10は、素子基板11を有する。素子基板11は、複数の発光素子EWが形成される平板状の基板である。発光素子EWは、具体的には有機EL素子である。発光素子EWはサブ画素1と1対1で対応しており、各発光素子EWは対応するサブ画素1に含まれている。具体的には、赤サブ画素1Rには白発光素子EW1が、桃サブ画素1Pには白発光素子EW2が、青サブ画素1Bには白発光素子EW3が、緑サブ画素1Gには白発光素子EW4が含まれている。
素子基板11は、その上にTFT(Thin Film Transistor)等の能動素子を形成可能であり、例えばガラス、セラミックまたは金属で形成されている。素子基板11上には、光を全反射する反射層12が、サブ画素1毎に形成されている。反射層12の形成材料は、例えば、銀であってもよいし、アルミニウムであってもよいし、銀またはアルミニウムの一方または両方を含む合金であってもよい。図示を略すが、素子基板11および反射層12上には、図示しないパシベーション層が形成されている。このパシベーション層は、その厚みが例えば200nmであり、例えば窒化珪素で形成されている。また、素子基板11および反射層12上(すなわちパシベーション層上)には、発光素子EWが、サブ画素1毎に形成されている。以下、具体的に述べる。
素子基板11および反射層12上(すなわちパシベーション層上)には、ITO(Indium Tin Oxide)等の光透過性の透明電極(透過層)13が、サブ画素1毎に、反射層12を覆って形成されている。画素Pは四つの透明電極13を有する。これら四つの透明電極13は、赤透明電極13R、緑透明電極13G、青透明電極13Bおよび桃透明電極13Pである。赤透明電極13R、青透明電極13Bおよび桃透明電極13Pの厚みは共通である。緑透明電極13Gの厚みは例えば110nmである。透明電極13は発光素子EWの陽極として機能する。
素子基板11および透明電極13上(すなわちパシベーション層および透明電極13上)には、透明電極13と協働して、全ての発光素子EWについて有機層領域を画定する隔壁14が形成されている。画素Pにおける有機層領域の数は一つであり、この有機層領域には、白正孔注入層15Wが形成され、その上に白発光層16Wが形成され、その上に白電子注入層(図示略)が形成されている。
画素Pにおいて、白発光層16Wは、全てのサブ画素1に共通している。つまり、白発光層16Wは、赤サブ画素1R、桃サブ画素1P、青サブ画素1Bおよび緑サブ画素1G発光層(赤発光層、桃発光層、青発光層および緑発光層)を含んでいる。各サブ画素の発光層は、画面S(素子基板11)に沿って広がっており、その厚みは例えば30nmである。また、白正孔注入層15Wの厚みは例えば80nmであり、白電子注入層の厚みは例えば20nmである。正孔注入層および正孔輸送層など、直接発光しない有機機能層については全画素共通で形成してもよい
以上の説明から明らかなように、画素Pの四つのサブ画素1の各々は、その発光層と素子基板11との間に光透過性の透過層(透明電極13)を有し、画素Pの各サブ画素1は、その透過層(透明電極13)と素子基板11との間に反射層12を有する。また、白発光層16Wは白色光を発する有機EL材料(以降、「白発光材料」)で形成されている。白発光材料の発光は3ピーク白色光であり、その発光スペクトルは、赤色光の波長領域(590nm以上640nm以下)に存在する赤ピーク、緑色光の波長領域(500以上570nm以下)に存在する緑ピークおよび青色光の波長領域に存在する青ピーク(450nm以上500nm以下)を有し、赤ピークと緑ピークとの間、および緑ピークと青ピークとの間が谷になっている。
白電子注入層上には、全ての発光素子EWに共通し、全ての発光素子EWの陰極として機能する共通電極17が形成されている。共通電極17は、光透過性かつ光反射性の半反射層であり、その厚みが例えば10nmであり、例えばマグネシウム銀で形成されている。以上説明したことから明らかなように、素子基板11上には、サブ画素1毎に、反射層12および発光素子EWが形成されている。
透明電極13の厚みは、各発光素子EWにおいて、直下の反射層12と共通電極17との光学的距離が、その発光層の発光のうち、そのサブ画素1が表す色の光が、光の干渉によって強まる距離となるように定められている。具体的には、赤透明電極13R、青透明電極13Bおよび桃透明電極13Pの厚みは、共通であり、上記の光学的距離が、波長が赤色光領域(590nm以上640nm以下)にある光(好適には波長が620nm付近の光)と波長が青色光領域(450nm以上500nm以下)にある光(好適には波長が480nm付近の光)がそれぞれ干渉によって強まる距離となるように定められている。また、緑透明電極13Gの厚みは、上記の光学的距離が、波長が緑色光領域(500nm以上570nm以下)にある光(好適には波長が530nm付近の光)が干渉によって強まる距離となるように定められている。
素子基板11および共通電極17上には、全ての発光素子EWを覆うように封止層18が形成されている。封止層18は、発光素子EWを封止して保護するための層であり、光透過性の材料(例えば窒酸化珪素または酸化珪素)で形成されている。封止層18上には、カラーフィルタ基板19が張り合わせられている。カラーフィルタ基板19は、平板状かつ光透過性の透明基板191と、サブ画素1と1対1で対応するカラーフィルタ192と、遮光性のブラックマトリクス193とを有する。
カラーフィルタ192は、透明基板191上に形成された層であり、基本的には、特定の色の光のみを透過させる。例えば、赤カラーフィルタ192Rは赤色光のみ、青カラーフィルタ192Bは青色光のみ、桃カラーフィルタ192Pは桃色光(赤色光および青色光)のみ、緑カラーフィルタ192Gは緑色光のみを透過させる。ブラックマトリクス193は、透明基板191上に形成された層であり、カラーフィルタ192間の隙間を埋めるように配置されている。
封止層18には、カラーフィルタ基板19のカラーフィルタ192側の面が接触している。画素Pにおいて、赤カラーフィルタ192Rは赤発光層に、桃カラーフィルタ192Pは桃発光層に、青カラーフィルタ192Bは青発光層に、緑カラーフィルタ192Gは緑発光層に重なっている。つまり、画素Pにおいて、各サブ画素1の発光層は、素子基板11上に形成され、対応するカラーフィルタ192と素子基板11との間に挟まれている。
つまり、画素Pにおいて、赤サブ画素1Rは、赤発光層と赤発光層に重なっている赤カラーフィルタ192Rとを有し、桃サブ画素1Pは、桃発光層と桃発光層に重なっている桃カラーフィルタ192Pとを有し、青サブ画素1Bは、青発光層と青発光層に重なっている青カラーフィルタ192Bとを有し、緑サブ画素1Gは、緑発光層と緑発光層に重なっている緑カラーフィルタ192Gとを有する。
以上の説明から明らかなように、発光装置10は、トップエミッション型の有機EL装置である。したがって、発光層の発光は、素子基板11の反対側、すなわちカラーフィルタ基板19側から出射する。出射光の光路上にはカラーフィルタ192が存在するから、赤サブ画素1Rの出射光(R光)の色は赤となり、桃サブ画素1Pの出射光(P光)の色は桃となり、青サブ画素1Bの出射光(B光)の色は青となり、緑サブ画素1Gの出射光(G光)の色は緑となる。
以上説明したように、発光装置10は、複数の画素Pを有し、各画素Pは、四つのサブ画素1を有し、各画素Pのサブ画素1の各々は、赤サブ画素1R、桃サブ画素1P、青サブ画素1Bおよび緑サブ画素1Gであり、各画素において、赤サブ画素1Rは、赤ピーク、緑ピークおよび青ピークを有する発光スペクトルの白発光材料で形成された赤発光層と、赤発光層に重なっている赤カラーフィルタ192Rとを有し、桃サブ画素1Pは、白発光材料で形成された桃発光層と、桃発光層に重なっている桃カラーフィルタ192Pとを有し、青サブ画素1Bは、白発光材料で形成された青発光層と、青発光層に重なっている青カラーフィルタ192Bとを有し、緑サブ画素1Gは、白発光材料で形成された緑発光層と、緑発光層に重なっている緑カラーフィルタ192Gとを有する。
したがって、発光装置10によれば、各サブ画素において、発光層の発光の利用効率が十分に高くなるから、低消費電力で十分に高い表示品質を得ることができる。また、発光装置10では、各サブ画素の発光層が同種の材料(白発光材料)で形成されており、その製造のために発光層について用いる材料は一種類で足りる。したがって、発光装置10によれば、製造工程が簡素となる。よって、発光装置10によれば、十分に簡素な製造工程で製造可能であり、低消費電力で十分に高い表示品質を得ることができる。
上述したように、発光装置10は、トップエミッション型の有機EL装置であり、素子基板11を有し、各画素Pにおいて、各サブ画素1の発光層は、素子基板11上に形成され、そのカラーフィルタ192と素子基板11との間に挟まれ、各サブ画素1はその発光層と素子基板11との間に光透過性の透過層(透明電極13)を有し、各サブ画素1は、その透過層と素子基板11との間に反射層12を有する。また、上述したように、発光装置10では、各発光素子EWにおいて、直下の反射層12と共通電極17との光学的距離が、その発光層の発光のうち、そのサブ画素1が表す色の光が、光の干渉によって強まる距離となっている。よって、発光装置10によれば、各サブ画素1において、その輝度を上げることができる。
図4は、発光装置10の赤サブ画素1R、青サブ画素1Bおよび桃サブ画素1Pにおける発光の利用効率を示すグラフである。このグラフには、赤サブ画素1R、青サブ画素1Bおよび桃サブ画素1Pの各々について、その発光層の発光スペクトルと、そのカラーフィルタ192の透過特性と、その出射光(R光、B光またはP光)のスペクトルが示されている。このグラフから、赤サブ画素1Rおよび青サブ画素1Bにおいて、発光の利用効率が60〜80%程度となること、すなわち十分に高い利用効率となることが分かる。赤色および青色は、緑色に比較して、人間に認識され難い色であるから、赤色および青色について発光の利用効率が十分に高いことは、消費電力の低減に直結する。また、このグラフから、桃サブ画素1Pにおいて、発光の利用効率が十分に高くなることが分かる。また、このグラフから、発光装置10によれば、桃サブ画素1Pにおいて、人間に認識され易い緑色光が桃カラーフィルタ192Pにより遮られ、これによって外光反射が十分に抑制される、ということが分かる。
図5は、発光装置10の緑サブ画素1Gにおける発光の利用効率を示すグラフである。このグラフには、緑サブ画素1Gについて、その発光層の発光スペクトルと、その緑カラーフィルタ192Gの透過特性と、その出射光(G光)のスペクトルが示されている。このグラフから、緑サブ画素1Gにおいて、発光の利用効率が50%程度となること、すなわち十分に高い利用効率となることが分かる。
次に、発光装置10の製造方法について説明する。
まず、図6に示すように、素子基板11上に、反射層12を、サブ画素1毎に形成し、素子基板11および反射層12上にパシベーション層(図示略)を形成し、その上に、透明電極13を、サブ画素1毎に、反射層12を覆うように形成し、パシベーション層(図示略)および透明電極13上に隔壁14を形成して全ての画素Pについて有機層領域を形成し、各有機層領域内に正孔注入層15Wを製膜により形成する。正孔注入層15等の有機機能層の製膜方法としては、蒸着法や、塗布法、スパッタ法、CVD法等を採用可能である。透明電極13を形成する工程では、形成する透明電極13の厚みを、サブ画素1の種類(赤サブ画素1R,青サブ画素1B,桃サブ画素1P/緑サブ画素1G)に応じた厚みとする必要がある。このような厚みの制御は、例えば製膜を繰り返すことにより実現可能である。
次に、図7に示すように、各画素Pについて、その有機層領域内に白発光材料で製膜して白発光層16Wを形成する。これにより、各画素Pでは、その全てのサブ画素1の発光層が形成される。次に、図8に示すように、各有機層領域内に電子注入層(図示略)を形成し、形成した電子注入層および隔壁14上に共通電極17を形成し、共通電極17および素子基板11上に封止層18を形成し、その上にカラーフィルタ基板19を張り合わせる。こうして、図3に示す発光装置10が完成する。以上の説明からも、製造工程が複雑化しないことが分かる。
<第2の実施の形態>
図9は、本発明の第2の実施の形態に係る発光装置の画素P2の断面図である。画素P2は発光装置10における画素Pに相当する。この図に示す発光装置が発光装置10と異なる点は、桃サブ画素1Pに代えて桃サブ画素2Pを有する点と、素子基板11の下に光を吸収する光吸収層24が形成されている点と、素子基板11の形成材料が光透過性の材料(例えば、ガラス)に限られる点である。桃サブ画素2Pが桃サブ画素1Pと異なる点は、反射層12を備えていない点と、桃透明電極13Pに代えて桃透明電極23Pを備えている点である。桃透明電極23Pが桃透明電極13Pと異なる点は、反射層12の不在に起因する形状の相違のみである。なお、桃透明電極23Pは、遮光性の材料で形成されてもよい。
この発光装置では、桃サブ画素2Pが反射層12を備えていないから、第1の実施の形態に比較して、桃サブ画素1Pにおける発光の利用効率が低くなるが、桃サブ画素2Pの発光層の発光のうち特定の一つの波長の光が干渉により強められてP光の色味が変わってしまう事態が生じ難い。したがって、この発光装置によれば、桃サブ画素2Pが表す色の純度を低下させずに済む。また、この発光装置によれば、不要な光が光吸収層24で吸収されるから、光透過性の素子基板11を用いているにも関わらず、桃サブ画素2Pのコントラストを低下させずに済む。
この発光装置のように、第1の実施の形態に比較して、桃サブ画素における発光の利用効率が低くなってもよいのであれば、他の形態も考えられる。例えば、第1の実施の形態を変形し、桃透明電極13Pの厚みを、70nm以上130nm以下の範囲内の任意の長さとしてもよい。さらに、この例において、桃透明電極13Pの厚みを、直下の反射層12と共通電極17との光学的距離が、波長が青色光領域(450nm以上500nm以下)にある光(好適には波長が480nm付近の光)、または波長が赤色光領域(590nm以上640nm以下)にある光(好適には波長が620nm付近の光)が干渉によって強まる距離となるように定めてもよい。ただし、この場合、桃サブ画素において、特定の波長の光(青色光または赤色光)が干渉により強められてP光の色味が変わってしまう事態が生じ得る。この事態を回避可能であり、かつ、第1の実施の形態とは異なる形態について、次に説明する。
<第3の実施の形態>
図10は、本発明の第3の実施の形態に係る発光装置の画素P3の断面図であり、図11は、画素P3の平面図である。画素P3は発光装置10における画素Pに相当する。この図に示す発光装置が発光装置10と異なる点は、赤サブ画素1R、桃サブ画素1P、青サブ画素1Bおよび緑サブ画素1Gに代えて、赤サブ画素3R、桃サブ画素3P、青サブ画素3Bおよび緑サブ画素3Gを有する点である。
赤サブ画素3R、桃サブ画素3Pおよび青サブ画素3Bが、赤サブ画素1R、桃サブ画素1Pおよび青サブ画素1Bと大きく異なる点は、厚みが共通の赤透明電極13R、桃透明電極13Pおよび青透明電極13Bに代えて、厚みが互いに異なる赤透明電極33R(透過層)、桃透明電極33P(透過層)および青透明電極33B(透過層)を有する点である。赤透明電極33Rの厚みは例えば130nm、青透明電極33Bの厚みは例えば85nmである。桃透明電極33Pは、厚みが互いに異なる部分331Pおよび部分332Pを有する。部分331Pの厚みは波長が赤色光領域(590nm以上640nm以下)にある光(好適には波長が620nm付近の光)が干渉によって強まるように、部分332Pの厚みは波長が青色光領域(450nm以上500nm以下)にある光(好適には波長が480nm付近の光)が干渉によって強まるように定められている。
赤透明電極33Rの厚みは、波長が赤色光領域(590nm以上640nm以下)にある光(好適には波長が620nm付近の光)が干渉によって強まるように定められている。青透明電極33Bの厚みは、波長が青色光領域(450nm以上500nm以下)にある光(好適には波長が480nm付近の光)が干渉によって強まるように定められている。赤透明電極33R、桃透明電極33Pおよび赤透明電極33Bの形状が、赤透明電極13R、桃透明電極13Pおよび赤透明電極13Bの形状と異なることに起因して、本実施の形態では、白正孔注入層、白発光層、白電子注入層(図示略)、共通電極および封止層の形状が、第1の実施の形態における形状と異なっている。これが、緑サブ画素3Gが緑サブ画素1Gと大きく異なる点である。
この発光装置では、赤サブ画素3R、桃サブ画素3Pおよび青サブ画素3Bにおいて、その発光層の発光のうち特定の波長の光が干渉により強められる。したがって、この発光装置によれば、赤サブ画素3R、桃サブ画素3Pおよび青サブ画素3Bの輝度を上げることができる。また、桃サブ画素3Pでは、その発光層の発光スペクトルの三つのピークのうち赤ピークおよび青ピークの波長の光(赤色光および青色光)が光の干渉によって強められるから、特定の波長の光が干渉により強められてP光の色味が変わってしまう事態が生じ難い。したがって、この発光装置によれば、桃サブ画素が表す色の純度を低下させずに済む。
次に、この発光装置の製造方法について説明する。
まず、図12に示すように、素子基板11上に、反射層12を、サブ画素3毎に形成し、素子基板11および反射層12上にパシベーション層(図示略)を形成する。次に、図12〜図15に示すように、パシベーション層(図示略)上に、透明電極33を、サブ画素3毎に、反射層12を覆うように形成する。
透明電極33の形成工程は次の通りである。
まず、図13に示すように、透明電極33の形成材料(透明材料)で、パシベーション層(図示略)上に、サブ透過層A1およびサブ透過層A2を一括して形成する。具体的には、まず、全ての反射層12を覆うように厚みがAのサブ透過層を形成し(形成ステップ)、次に、このサブ透過層の不要な部分をエッチングによって除去する(除去ステップ)。残った部分が、サブ透過層A1およびサブ透過層A2となる。サブ透過層A1は赤サブ画素3Rの反射層12を、サブ透過層A2は桃サブ画素3Pの反射層12の一部(桃サブ画素3Pの素子基板11に平行な断面)を覆っている。
その上に、図14に示すように、透明電極33の形成材料で、サブ透過層B1〜B3を一括して形成する。具体的には、まず、全ての反射層12を覆うように厚みがBのサブ透過層を形成し、次に、このサブ透過層の不要な部分をエッチングによって除去する。残った部分が、サブ透過層B1〜B3となる。サブ透過層B1は赤サブ画素3Rの反射層12を、サブ透過層B2は桃サブ画素3Pの反射層12の一部(桃サブ画素3Pの素子基板11に平行な断面)を、サブ透過層B3は緑サブ画素3Gの反射層12を覆っている。
その上に、図15に示すように、透明電極33の形成材料で、サブ透過層C1〜C4を一括して形成する。具体的には、まず、全ての反射層12を覆うように厚みがCのサブ透過層を形成し、次に、このサブ透過層の不要な部分をエッチングによって除去する。残った部分が、サブ透過層C1〜C4となる。サブ透過層C1は赤サブ画素3Rの反射層12を、サブ透過層C2は桃サブ画素3Pの反射層12(桃サブ画素3Pの素子基板11に平行な断面)を、サブ透過層C3は青サブ画素3Bの反射層12を、サブ透過層C4は緑サブ画素3Gの反射層12を覆っている。
こうして、全ての透明電極33が形成される。
以上の説明から明らかなように、赤透明電極33Rの厚みはA+B+C、緑透明電極33Gの厚みはB+C、青透明電極33Bの厚みはCとなる。また、桃透明電極33Pにおいて、部分331Pの厚みはA+B+C、部分332Gの厚みはCとなる。したがって、サブ透過層の形成工程において、A、BおよびCは、赤透明電極33Rの理想的な厚みをX、緑透明電極33Gの理想的な厚みをY、青透明電極33Bの理想的な厚みをZとしたとき、A=X−Y、B=Y−Z、C=Z−0=Zとなるように定められる。つまり、n番目に形成されるサブ透過層の厚みは、n番目に厚い透明電極33の厚みとn+1番目に厚い透明電極33の厚みとの差分に一致する。ただし、存在しないサブ透過層の厚みは0として扱われる。
本実施の形態に係る発光装置の製造方法では、桃サブ画素3Pの素子基板11に平行な断面を覆うサブ透過層を光透過性の材料で形成する形成ステップと、この形成ステップで形成されたサブ透過層の一部を除去する除去ステップとが繰り返し行われる。したがって、この発光装置によれば、蒸着マスクでは形成困難な微細な構造、具体的には桃サブ画素3Pの桃透明電極33Pにおける厚みが互いに異なる複数の部分331Pおよび332Pを形成することができる。
<第4の実施の形態>
図16は、本発明の第4の実施の形態に係る発光装置の画素P4の断面図である。画素P4は、図10の画素P3に相当する。画素P4が画素P3と異なる点は、赤サブ画素3R、桃サブ画素3P、青サブ画素3Bおよび緑サブ画素3Gに代えて、赤サブ画素4R、桃サブ画素4P、青サブ画素4Bおよび緑サブ画素4Gを有する点である。
桃サブ画素4Pが桃サブ画素3Pと大きく異なる点は、桃透明電極33Pに代えて桃透明電極(透過層)43Pを有する点である。桃透明電極43Pは、部分332Pと等厚の部分431Pと、部分331Pと等厚の部分432Pとを有する。桃透明電極33Pでは、最も厚い部分331Pが赤サブ画素3R側に存在するのに対し、桃透明電極43Pでは、最も薄い部分432Pが赤サブ画素4R側に存在する。
桃透明電極43Pの形状が桃透明電極33Pの形状と異なることに起因して、本実施の形態では、白正孔注入層、白発光層、電子注入層(図示略)、共通電極および封止層の形状が、第3の実施の形態における形状と異なっている。これが、赤サブ画素4R、青サブ画素4Bおよび緑サブ画素4Gが、赤サブ画素3R、青サブ画素3Bおよび緑サブ画素3Gと大きく異なる点である。
この発光装置でも、第3の実施の形態と同様の効果が得られる。このことから明らかなように、本発明では、桃透明電極の断面形状は図示の形状に限られない。例えば、二つの部分が図16の紙面垂直方向に並んだ形状であってもよい。
<第5の実施の形態>
図17は、本発明の第5の実施の形態に係る発光装置の画素P5の断面図である。画素P5は、図10の画素P3に相当する。画素P5が画素P3と異なる点は、赤サブ画素3R、桃サブ画素3P、青サブ画素3Bおよび緑サブ画素3Gに代えて、赤サブ画素5R、白サブ画素5W、青サブ画素5Bおよび緑サブ画素5Gを有する点である。白サブ画素5Wは、白色を表すサブ画素であり、W光を射出する。したがって、本実施の形態に係る発光装置では、白色は、白サブ画素5Wのみで表される。
白サブ画素5Wが桃サブ画素3Pと大きく異なる点は、カラーフィルタ192Pに代えて白色光を透過させるカラーフィルタ(透光層)592Wを有する点と、桃透明電極33Pに代えて白透明電極(透過層)53Wを有する点である。カラーフィルタ592Wは、全ての波長の可視光を透過させる光透過性の材料で形成されている。白透明電極53Wは、厚みが互いに異なる三つの部分531W、532Wおよび533Wを有する。部分531Wの厚みは、、波長が赤色光領域(590nm以上640nm以下)にある光(好適には波長が620nm付近の光)が干渉によって強まるように定められている。部分532Wの厚みは、波長が緑色光領域(500nm以上570nm以下)にある光(好適には波長が530nm付近の光)が干渉によって強まるように定められている。部分533Wの厚みは、波長が青色光領域(450nm以上500nm以下)にある光(好適には波長が480nm付近の光)が干渉によって強まるように定められている。
この発光装置では、白サブ画素5Wにおいて、その発光層の発光のうち特定の波長の光が干渉により強められる。したがって、この発光装置によれば、白サブ画素5Wの輝度を上げることができる。また、白サブ画素5Wでは、その発光層の発光スペクトルの三つのピークの各々の波長の光(赤色光、緑色光および青色光)が光の干渉によって強められるから、特定の波長の光が干渉により強められてW光の色味が変わってしまう事態が生じ難い。したがって、この発光装置によれば、白サブ画素5Wが表す色の純度を低下させずに済む。なお、本実施の形態を変形し、三つの部分が図17の紙面垂直方向に並ぶようにしてもよいし、部分531W〜533Wのうち部分532Wまたは部分533Wが最も赤サブ画素5R側に位置するようにしてもよい。
<第6の実施の形態>
図18は、本発明の第5の実施の形態に係る発光装置の画素P6の断面図である。この発光装置はボトムエミッション型の発光装置である。したがって、素子基板11の形成材料は、光透過性の材料(例えば、ガラス)に限られている。また、この発光装置は、ボトムエミション型であるから、反射層12およびカラーフィルタ基板19を持たない代わりに、素子基板11と透明電極13との間にカラーフィルタ192およびブラックマトリクス193を有する。
つまり、各画素P6について、各サブ画素6の発光層は素子基板11上に形成され、赤サブ画素6R、桃サブ画素6P、青サブ画素6Bおよび緑サブ画素6Gの各々のカラーフィルタ192は、その発光層と素子基板11との間に挟まれている。なお、素子基板11上にTFT(Thin Film Transistor)等の能動素子を有する形態を採る場合、これらの能動素子は、その姿が隠れるように、ブラックマトリクス193上に形成されるべきこととなる。
画素P6は、図9の画素P2に相当し、赤サブ画素6R、桃サブ画素6P、青サブ画素6Bおよび緑サブ画素6Gは、図9の赤サブ画素1R、桃サブ画素2P、青サブ画素1Bおよび緑サブ画素1Gに相当する。共通電極67および封止層68は、図9の共通電極17および封止層18に相当し、共通電極17および封止層18と同様に透明な材料で形成されている。本実施の形態を変形し、共通電極67および封止層68が遮光性の材料で形成された形態としてもよい。
このように、本発明は、ボトムエミッション型の発光装置にも適用可能である。さらに、この発光装置を変形し、第1〜第5の各実施の形態で得られる効果と同様の効果を得ることができるようにしてもよい。例えば、共通電極77を光反射性の材料で形成し、光の干渉によって出射光を強めるようにしてもよいし、さらに、カラーフィルタ192およびブラックマトリクス193上に例えば窒化珪素でパシベーション層を形成し、このパシベーション層上に、銀またはアルミニウムなどの反射率の高い材料で5〜15nm程度の薄膜層を形成して光透過性かつ光反射性の半反射層(ハーフミラー)とし、その上に透明電極を形成するようにしてもよい。この場合、半反射層と反射層(共通電極)との間の光学的距離は、透明電極の厚み、または透明電極の厚み及び有機機能層の厚みを適宜に定めることにより調節可能である。また例えば、透明電極を金や銀の薄膜で形成して半反射層として機能させるようにしてもよい。この場合、半反射層と反射層との間の光学的距離は、透明電極の厚み、または透明電極の厚み及び有機機能層の厚みを適宜に定めることにより調節可能である。つまり、赤サブ画素、青サブ画素および緑サブ画素の各々がその発光層とそのカラーフィルタとの間に半反射層を有する、ようにしてもよい。なお、この場合、補助陽極としてITOを用いてもよい。また例えば、半反射層を桃サブ画素に設け、桃透明電極が、互いに厚みが異なる複数の部分を有するようにしてもよい。
<他の変形>
以下に列記するように、上述した各実施の形態を変形してもよい。これらの変形例もまた、本発明の範囲に含まれる。
例えば、反射層と半反射層との間に透明電極と窒化珪素や窒酸化珪素等の透明材料で形成されたパシベーション層が存在する場合には、反射層と半反射層との間の光学的距離を、透明電極の厚み及びパシベーション層の厚みで調節するようにしてもよい。
また例えば、白色光を透過させるカラーフィルタ592Wに代えて、図19に示すように、素通し窓TWを設けてもよい。素通し窓TWは、その実体が透明な気体(例えば空気)の層であり、白色光を透過させるカラーフィルタとして機能する。この例の発光装置は、桃サブ画素ではなく、白サブ画素を有し、白サブ画素のみを用いて白色を表すことになる。なお、この例に限らず、白サブ画素は、桃サブ画素と同様に、赤サブ画素でも緑サブ画素でも青サブ画素でもない「残サブ画素」である。
また、本発明は、画面を構成する複数の画素を有し、前記複数の画素の各々は、前記画面を構成する四つのサブ画素を有し、前記複数の画素の各々の前記四つのサブ画素は、赤サブ画素、緑サブ画素、青サブ画素および残サブ画素であり、前記複数の画素の各々において、赤サブ画素は、赤色光の波長領域に存在する赤ピークと緑色光の波長領域に存在する緑ピークとの間および前記緑ピークと青色光の波長領域に存在する青ピークとの間が谷になっている発光スペクトルの3ピーク白色光を発する白発光材料で形成されて前記画面に沿って広がっている発光層と、この発光層に重なって赤色光を透過させるカラーフィルタとを有し、緑サブ画素は、前記白発光材料で形成されて前記画面に沿って広がっている発光層と、この発光層に重なって緑色光を透過させるカラーフィルタとを有し、青サブ画素は、前記白発光材料で形成されて前記画面に沿って広がっている発光層と、この発光層に重なって青色光を透過させるカラーフィルタとを有し、残サブ画素は、前記白発光材料で形成されて前記画面に沿って広がっている発光層を有し、平板状の素子基板を有し、前記複数の画素の各々について、前記四つのサブ画素の各々の発光層は前記素子基板上に形成され、赤サブ画素、緑サブ画素および青サブ画素の各々の発光層はそのカラーフィルタと前記素子基板との間に挟まれ、前記四つのサブ画素の各々はその発光層と前記素子基板との間に光透過性の透過層を有し、前記複数の画素の各々の残サブ画素は、その透過層と前記素子基板との間に光反射性の反射層を有し、前記複数の画素の各々の残サブ画素の透過層は、厚みが互いに異なる複数の部分を有する発光装置の製造方法であって、前記複数の画素の各々において、残サブ画素の前記素子基板に平行な断面を覆うサブ透過層を光透過性の材料で形成する形成ステップと、前記形成ステップで形成されたサブ透過層の一部を除去する除去ステップとを繰り返し行う、ことを特徴とする製造方法として把握可能である。
この製造方法によって製造される発光装置によれば、低消費電力で十分に高い表示品質を得ることができる。また、この製造方法によれば、エッチングを採用可能であり、蒸着マスクでは形成困難な微細な構造、具体的には残サブ画素の透過層における厚みが互いに異なる複数の部分を形成することができる。つまり、この製造方法によって製造される発光装置では、残サブ画素の色純度の低下が抑制され、かつ、残サブ画素の輝度が上がる。以上より、この製造方法によれば、十分に簡素な製造工程で、低消費電力で十分に高い表示品質を得ることができる発光装置を製造することができる。
また例えば、図20(A)に例示するように、全てのサブ画素をマトリクス状に配列してもよいし、図20(B)に例示するように、図20(A)の配列パターンを崩した配列パターンで全てのサブ画素を配列してもよい。後者の配列パターンでは、奇数行のサブ画素の位置と偶数行のサブ画素の位置とが列方向において揃っていない。なお、図20(A)および図20(B)において、Rは赤サブ画素を、Gは緑サブ画素を、Bは青サブ画素を、Pは桃サブ画素を示す。
また例えば、有機EL素子の一対の電極のうち、素子基板に近い電極を陰極、素子基板から遠い電極を陽極としてもよい。
また例えば、発光素子として有機EL素子以外のEL素子(すなわち無機EL素子)を採用してもよい。
また例えば、白サブ画素を有し、特定の波長の光が干渉により強められる形態において、三つのピークのうちいずれか二つのピークの波長の光が強められるようにしてもよい。つまり、白サブ画素の発光層において厚みが互いに異なる複数の部分の数は2であってもよい。一方、桃サブ画素を有し、特定の波長の光が干渉により強められる形態において、三つのピークの波長の光がいずれも強められるようにしてもよい。つまり、桃サブ画素の発光層において厚みが互いに異なる複数の部分の数は3であってもよい。
<応用>
上述した各種の発光装置は、様々な電子機器に応用可能である。発光装置10を表示装置として備える電子機器を、図21〜図23に例示する。
図21は、発光装置10を表示装置として採用したモバイル型のパーソナルコンピュータの構成を示す図である。パーソナルコンピュータ2000は、表示装置2003(発光装置10)と本体部2010とを備える。本体部2010には、電源スイッチ2001およびキーボード2002が設けられている。
図22は、発光装置10を表示装置として採用した携帯電話機の構成を示す図である。携帯電話機3000は、複数の操作ボタン3001およびスクロールボタン3002、ならびに表示装置3003(発光装置10)を備える。スクロールボタン3002を操作することによって、発光装置10に表示される画面がスクロールされる。
図23は、発光装置10を表示装置として採用した携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistant)の構成を示す図である。情報携帯端末4000は、複数の操作ボタン4001および電源スイッチ4002、ならびに表示装置4003(発光装置10)を備える。電源スイッチ4002を操作すると、住所録やスケジュール帳といった各種の情報が発光装置10に表示される。
なお、上述した各種の発光装置が応用される電子機器としては、図21〜図23に示したもののほか、デジタルスチルカメラ、テレビ、ビデオカメラ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電子ペーパー、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、プリンタ、複写機、ビデオプレーヤ、タッチパネルを備えた機器などが挙げられる。
本発明の第1の実施の形態に係る発光装置10の平面図である。 発光装置10を構成する画素Pの平面図である。 画素Pの断面図である。 発光装置10の赤サブ画素1R、青サブ画素1Bおよび桃サブ画素1Pにおける発光の利用効率を示すグラフである。 発光装置10の緑サブ画素1Gにおける発光の利用効率を示すグラフである。 発光装置10の最初の製造工程を示す断面図である。 図6の次の製造工程を示す断面図である。 図7の次の製造工程を示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る発光装置の画素P2の断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る発光装置の画素P3の断面図である。 画素P3の平面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る発光装置の最初の製造工程を示す断面図である。 図12の次の製造工程を示す断面図である。 図13の次の製造工程を示す断面図である。 図14の次の製造工程を示す断面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る発光装置の画素P4の断面図である。 本発明の第5の実施の形態に係る発光装置の画素P5の断面図である。 本発明の第6の実施の形態に係る発光装置の画素P6の断面図である。 本発明の各実施の形態の変形例の一例を説明するための図である。 本発明の各実施の形態の変形例の別の例を説明するための図である。 発光装置10を表示装置として採用したモバイル型のパーソナルコンピュータの構成を示す図である。 発光装置10を表示装置として採用した携帯電話機の構成を示す図である。 発光装置10を表示装置として採用した携帯情報端末の構成を示す図である。
符号の説明
1〜6…サブ画素、1R,3R〜6R…赤サブ画素、1G,3G〜6G…緑サブ画素、1B,3B〜6B…青サブ画素、1P〜4P,6P…桃サブ画素(残サブ画素)、5W…白サブ画素(残サブ画素)、10…発光装置、11…素子基板、12…反射層、13,23,33,43,53,63…透明電極、13R,33R,63R…赤透明電極、13G,63G…緑透明電極、13B,33B,63B…青透明電極、13P,23P,33P,43P…桃透明電極、16W,36W,46W,56W…白発光層、192…カラーフィルタ、192R…赤カラーフィルタ、192G…緑カラーフィルタ、192B…青カラーフィルタ、192P…桃カラーフィルタ、592W…白カラーフィルタ、24…光吸収層、331P,332P,531P,532P…部分、EW…発光素子、EW1〜EW4…白発光素子、P,P2〜P6…画素、TW…素通し窓。

Claims (6)

  1. 素子基板上に配置された複数の画素を有する発光装置において、
    前記複数の画素の各々は、四つのサブ画素を有し、
    前記複数の画素の各々の前記四つのサブ画素は、赤サブ画素、緑サブ画素、青サブ画素および白サブ画素であり、
    前記複数の画素の各々において、
    前記赤サブ画素は、赤色光の波長領域に存在する赤ピークと緑色光の波長領域に存在する緑ピークとの間および前記緑ピークと青色光の波長領域に存在する青ピークとの間が谷になっている発光スペクトルの3ピーク白色光を発する白発光材料で形成されて前記素子基板上に配置された第1の発光層と、前記第1の発光層に重なって赤色光を透過させる第1のカラーフィルタとを有し、
    前記緑サブ画素は、前記白発光材料で形成されて前記素子基板上に配置された第2の発光層と、前記第2の発光層に重なって緑色光を透過させる第2のカラーフィルタとを有し、
    前記青サブ画素は、前記白発光材料で形成されて前記素子基板上に配置された第3の発光層と、前記第3の発光層に重なって青色光を透過させる第3のカラーフィルタとを有し、
    前記白サブ画素は、前記白発光材料で形成されて前記前記素子基板上に配置された第4の発光層を有し、
    前記第1の発光層、前記第2の発光層及び前記第3の発光層はそれぞれ前記第1のカラーフィルタ、前記第2のカラーフィルタ及び前記第3のカラーフィルタと前記素子基板との間に挟まれ、前記四つのサブ画素の各々はその発光層と前記素子基板との間に光透過性の透過層を有し、その透過層と前記素子基板との間に光反射性の反射層を有し、
    前記赤サブ画素での前記透過層は、前記赤ピークの波長の光が干渉によって強められる厚みを有し、
    前記緑サブ画素での前記透過層は、前記緑ピークの波長の光が干渉によって強められる厚みを有し、
    前記青サブ画素での前記透過層は、前記青ピークの波長の光が干渉によって強められる厚みを有し、
    前記白サブ画素の前記透過層は、厚みが互いに異なる三つの部分を有し、第1の部分は、前記赤ピークの波長の光が干渉によって強められる厚みを有し、第2の部分は、前記緑ピークの波長の光が干渉によって強められる厚みを有し、第3の部分は、前記青ピークの波長の光が干渉によって強められる厚みを有する、
    ことを特徴とする発光装置。
  2. 平板状の前記素子基板を有し、
    前記複数の画素の各々について、前記四つのサブ画素の各々の発光層は前記素子基板上に形成され、前記赤サブ画素、前記緑サブ画素および前記青サブ画素の各々の前記第1の発光層、前記第2の発光層及び前記第3の発光層はそれぞれ前記第1のカラーフィルタ、第2のカラーフィルタ及び第3のカラーフィルタと前記素子基板との間に挟まれ、
    前記素子基板下に形成されて光を吸収する光吸収層を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
  3. 平板状の前記素子基板を有し、
    前記複数の画素の各々について、前記四つのサブ画素の各々の発光層は前記素子基板上に形成され、前記赤サブ画素、前記緑サブ画素および前記青サブ画素の各々の前記第1のカラーフィルタ、前記第2のカラーフィルタ及び前記第3のカラーフィルタはそれぞれ前記第1の発光層、前記第2の発光層及び前記第3の発光層と前記素子基板との間に挟まれ、前記赤サブ画素、前記緑サブ画素および前記青サブ画素の各々は前記第1の発光層と前記第1のカラーフィルタ、前記第2の発光層と前記第2のカラーフィルタ及び前記第3の発光層と前記第3のカラーフィルタとの間にそれぞれ光透過性かつ光反射性の半反射層を有する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の発光装置。
  4. 前記複数の画素の各々において、前記赤サブ画素、前記緑サブ画素、前記青サブ画素および前記白サブ画素は、共通の発光層を有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の発光装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の発光装置を有する電子機器。
  6. 画面を構成する複数の画素を有する発光装置において、
    前記複数の画素の各々は、前記画面を構成する四つのサブ画素を有し、
    前記複数の画素の各々の前記四つのサブ画素は、赤サブ画素、緑サブ画素、青サブ画素および白サブ画素であり、
    前記複数の画素の各々において、前記赤サブ画素は、赤色光の波長領域に存在する赤ピークと緑色光の波長領域に存在する緑ピークとの間および前記緑ピークと青色光の波長領域に存在する青ピークとの間が谷になっている発光スペクトルの3ピーク白色光を発する白発光材料で形成されて前記画面に沿って広がっている発光層と、この発光層に重なって赤色光を透過させるカラーフィルタとを有し、前記緑サブ画素は、前記白発光材料で形成されて前記画面に沿って広がっている発光層と、この発光層に重なって緑色光を透過させるカラーフィルタとを有し、前記青サブ画素は、前記白発光材料で形成されて前記画面に沿って広がっている発光層と、この発光層に重なって青色光を透過させるカラーフィルタとを有し、前記白サブ画素は、前記白発光材料で形成されて前記画面に沿って広がっている発光層を有する発光装置の製造方法であって、
    前記四つのサブ画素の各々はその発光層と前記素子基板との間に光透過性の透過層を有し、その透過層と前記素子基板との間に光反射性の反射層を有し、
    前記赤サブ画素での前記透過層は、前記赤ピークの波長の光が干渉によって強められる厚みを有し、
    前記緑サブ画素での前記透過層は、前記緑ピークの波長の光が干渉によって強められる厚みを有し、
    前記青サブ画素での前記透過層は、前記青ピークの波長の光が干渉によって強められる厚みを有し、
    前記白サブ画素の前記透過層は、厚みが互いに異なる三つの部分を有し、第1の部分は、前記赤ピークの波長の光が干渉によって強められる厚みを有し、第2の部分は、前記緑ピークの波長の光が干渉によって強められる厚みを有し、第3の部分は、前記青ピークの波長の光が干渉によって強められる厚みを有し、
    前記画面に沿って延在する素子基板上に、前記複数の画素の各々について、前記赤サブ画素の発光層と前記青サブ画素の発光層と前記白サブ画素の発光層を前記白発光材料で一括して形成する、
    ことを特徴とする発光装置の製造方法。
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