JP4581991B2 - 画像形成装置、製本システム、及び製本方法 - Google Patents

画像形成装置、製本システム、及び製本方法 Download PDF

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画像形成装置、製本システム及び製本方法に関し、特に、シート束をカバーシートでコの字状に覆い冊子を形成する後処理装置を接続可能な画像形成装置、該画像形成装置に後処理装置が接続された製本システム及び製本方法に関する。
一般に、複写機、ファクシミリ装置、プリンタ、及びこれらの複合機等の画像形成装置により画像が記録されたシートは、後処理として、例えば、孔あけ、ステイプル綴じ、中綴じ中折り、表紙付け、折り、スタンプ、糊付け製本等の種々の加工が施される。
このような画像形成装置と後処理装置の組み合わせのうち、画像形成装置と糊付け製本装置が接続されたシステムが知られている(例えば特許文献1参照)。
このような画像形成装置と糊付け製本装置が接続されたシステムでは、画像形成装置から供給されたシートを複数枚集積しシート束とし、シート束の背部に接着剤を塗布し、接着剤を塗布したシート束にカバーシートを圧着して糊付け製本を行うことができる。
しかしながら、カバーシートで覆うシート束に対して、不適格なサイズのカバーシートによりくるみ製本を行い冊子形態とした場合には、カバーシートからシート束が幅方向に所定寸法以上はみ出てしまい、冊子の品質を損なってしまう可能性があるという問題点がある。
また、不適切なシートとカバーシートとの組み合わせでくるみ製本を行い冊子を形成しようとすると上述した様な問題点の結果無駄な冊子を作成し廃棄による環境阻害要因となってしまう可能性があるという問題点がある。
特開2004−209869号公報
上記の問題点に鑑み本発明は、糊付けくるみ製本を行う際に、シート束とカバーシートとのサイズの不適合による不都合を解決することを目的とする。特に、高品質の冊子を提供可能とし、無駄な冊子を製作してしまう事による環境悪化を軽減する画像形成装置、製本システム及び製本方法を提供することを目的とする。
前記課題は下記の手段により達成される。
(1)シート束をカバーシートでコの字状に覆い冊子を形成する後処理装置を接続可能な画像形成装置において、
シート束を構成するシートの少なくとも幅方向の長さを取得するシートサイズ取得手段と、
シート束を覆った場合のカバーシートの背部に相当する位置から小口に相当する位置までの距離に関する情報を取得するカバーサイズ取得手段と、
前記シートサイズ取得手段により取得された前記シートの幅方向の長さと前記カバーサイズ取得手段により取得されたカバーシートの背部に相当する位置から小口に相当する位置までの距離とを比較する比較手段と、
前記比較手段の比較結果が前記シート束を覆った場合の前記カバーシートの背部に相当する位置から小口に相当する位置までの距離より前記シートの幅方向の長さが長いと判断した場合は、異常と判断し、異常処理を行なう制御手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置。
(2)シート束をカバーシートでコの字状に覆い冊子を形成する後処理装置を接続可能な画像形成装置において、
シート束を構成するシートのサイズを取得するシートサイズ取得手段と、
カバーシートのサイズに関する情報を取得するカバーサイズ取得手段と、
前記シートサイズ取得手段により取得されたシートサイズと前記カバーサイズ取得手段により取得されたカバーシートのサイズとを比較する比較手段と、
前記比較手段の比較結果が前記カバーシートのサイズより前記シートサイズの方が大きい場合、且つ前記カバーシートからはみでるシートの領域であるはみだし領域のサイズを算出し、はみ出し領域のサイズが許容範囲より大きい場合は、異常と判断し、異常処理を行なう制御手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置。
(3)シート束をカバーシートでコの字状に覆い冊子を形成可能であって前記シート束の小口を断裁する断裁手段を有する後処理装置を接続可能な画像形成装置において、
前記後処理装置で前記シート束の小口を断裁するか否かの選択情報を取得する断裁選択手段と、
シート束を構成するシートのサイズを取得するシートサイズ取得手段と、
前記シートの厚さを取得するシート厚取得手段と、
前記シート厚取得手段で取得されたシートの厚さに基づき前記シート束の厚さを演算するシート束厚演算手段と、
前記シート束厚演算手段により演算された少なくともシート束の厚さに基づき前記カバーシートに必要とされる幅方向の長さを演算するカバーシート幅演算手段と、
使用するカバーシートの幅方向の長さに関する情報値を取得するカバーシート幅取得手段と、
前記カバーシート幅演算手段の演算値と前記カバーシート幅取得手段により取得されたカバーシートの幅方向の長さに関する情報値とを比較する比較手段と、
前記断裁選択手段により断裁なしとの選択情報が取得され、且つ前記比較手段の比較結果が、前記カバーシート幅演算手段の演算値より前記カバーシート幅取得手段により取得されたカバーシートの幅方向の長さに関する情報値が小さい場合は異常と判断し、異常処理を行なう制御手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置。
(4)前記制御手段は、前記断裁選択手段により断裁ありとの選択情報が取得され、且つ予め設定された断裁の位置がカバーシートからシートがはみ出たはみ出し領域の中に入る場合は異常と判断し、異常処理を行うことを特徴とする(3)に記載の画像形成装置。
(5)シート束をカバーシートでコの字状に覆い冊子を形成可能であって前記シート束の小口を断裁する断裁手段を有する後処理装置を接続可能な画像形成装置において、
前記後処理装置で前記シート束の小口を断裁するか否かの選択情報を取得する断裁選択手段と、
シート束を構成するシートのサイズを取得するシートサイズ取得手段と、
前記シートの厚さを取得するシート厚取得手段と、
前記シート厚取得手段で取得されたシートの厚さに基づき前記シート束の厚さを演算するシート束厚演算手段と、
前記シート束厚演算手段により演算された少なくともシート束の厚さに基づき前記カバーシートに必要とされる幅方向の長さを演算するカバーシート幅演算手段と、
使用するカバーシートの幅方向の長さに関する情報値を取得するカバーシート幅取得手段と、
前記カバーシート幅演算手段の演算値と前記カバーシート幅取得手段により取得されたカバーシートの幅方向の長さに関する情報値とを比較する比較手段と、
前記断裁選択手段により断裁ありとの選択情報が取得され、且つ予め設定された断裁の位置がカバーシートからシート束がはみ出たはみ出し領域の中に入る場合は異常と判断し、異常処理を行う制御手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置。
(6)シート束の背部に接着剤を塗布してカバーシートでコの字状に覆い冊子を形成する後処理装置を接続可能な画像形成装置において、
カバーシートの高さ方向の長さを取得するカバーサイズ取得手段と、
後処理装置による高さ方向におけるシート束の背部への接着剤の塗布範囲が前記カバーサイズ取得手段により取得されたカバーシートの高さ方向の長さより大きい場合は、異常と判断し、異常処理を行なう制御手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置。
(7)シート束をカバーシートでコの字状に覆い冊子を形成可能であって前記シート束の小口を断裁する断裁手段を有する後処理装置を接続可能な画像形成装置において、
前記後処理装置で前記シート束の小口を断裁するか否かの選択情報を取得する断裁選択手段と、
シート束を構成するシートの幅方向の長さを取得するシートサイズ取得手段と、
シート束を覆った場合のカバーシートの背部に相当する位置から小口に相当する位置までの距離を取得するカバーサイズ取得手段と、
前記シートサイズ取得手段により取得されたシートの幅方向の長さと前記カバーサイズ取得手段により取得されたカバーシートの背部に相当する位置から小口に相当する位置までの距離とを比較する比較手段と、
前記断裁選択手段により断裁なしとの選択情報が取得され、且つ前記比較手段の比較結果が前記カバーシートの背部に相当する位置から小口に相当する位置までの距離より前記シートの幅方向の長さの方が大きい場合は、異常と判断し、異常処理を行なう制御手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置。
(8)シート上に画像を形成する画像形成手段を有し、前記制御手段は、前記異常と判断した場合、前記画像形成手段による画像形成動作は許可し、前記異常処理として画像が形成されたシートに対する前記後処理装置における冊子の形成動作を禁止させることを特徴とする(1)〜(7)のいずれか1項に記載の画像形成装置。
(9)前記制御手段は、前記異常処理として異常を報知することを特徴とする(1)〜(8)のいずれか1項に記載の画像形成装置。
(10)前記シート束をカバーシートでコの字状に覆い冊子を形成する後処理装置と(1)〜(9)のいずれか1項に記載した画像形成装置とを有する製本システム。
(11)画像が形成されたシート束をカバーシートでコの字状に覆い冊子を形成する製本方法であって、
シート束の小口を断裁するか否かの選択情報を取得するステップと、
シート束を構成するシートのサイズを取得するステップと、
前記シートの厚さを取得するステップと、
前記シートの厚さに基づき前記シート束の厚さを演算するステップと、
少なくとも前記シート束の厚さに基づき前記カバーシートに必要とされる幅方向の長さを演算するステップと、
使用するカバーシートの幅方向の長さに関する情報値を取得するステップと、
前記カバーシートに必要とされる幅方向の長さと前記カバーシートの幅方向の長さに関する情報値とを比較するステップと、
断裁なしとの選択情報が取得され、且つ前記カバーシートに必要とされる幅方向の長さより前記カバーシートの幅方向の長さに関する情報値が小さい場合は異常と判断し、異常処理を行なうステップと、
を有することを特徴とする製本方法。
(12)画像が形成されたシート束をカバーシートでコの字状に覆い冊子を形成する製本方法であって、
シート束の小口を断裁するか否かの選択情報を取得するステップと、
シート束を構成するシートのサイズを取得するステップと、
前記シートの厚さを取得するステップと、
前記シートの厚さに基づき前記シート束の厚さを演算するステップと、
少なくとも前記シート束の厚さに基づき前記カバーシートに必要とされる幅方向の長さを演算するステップと、
使用するカバーシートの幅方向の長さに関する情報値を取得するステップと、
前記カバーシートに必要とされる幅方向の長さと前記カバーシートの幅方向の長さに関する情報値とを比較するステップと、
断裁ありとの選択情報が取得され、且つ予め設定された断裁の位置がカバーシートからシートがはみ出たはみ出し領域の中に入る場合は異常と判断し、異常処理を行うステップと、
を有することを特徴とする製本方法。
(13)画像が形成されたシート束の背部に接着剤を塗布してカバーシートでコの字状に覆い冊子を形成する製本方法であって、
カバーシートの高さ方向の長さを取得するステップと、
高さ方向におけるシート束の背部への接着剤の塗布範囲が前記カバーシートの高さ方向の長さより大きい場合は、異常と判断し、異常処理を行なうステップと、
を有することを特徴とする製本方法。
(14)画像が形成されたシート束をカバーシートでコの字状に覆い冊子を形成する製本方法であって、
シート束の小口を断裁するか否かの選択情報を取得するステップと、
シート束を構成するシートの幅方向の長さを取得するステップと、
シート束を覆った場合のカバーシートの背部に相当する位置から小口に相当する位置までの距離を取得するステップと、
前記シートの幅方向の長さと前記カバーシートの背部に相当する位置から小口に相当する位置までの距離との比較を行うステップと、
断裁なしとの選択情報が取得され、且つ前記カバーシートの背部に相当する位置から小口に相当する位置までの距離より前記シートの幅方向の長さの方が大きい場合は、異常と判断し、異常処理を行なうステップと、
を有することを特徴とする製本方法。
第1の発明によればカバーシートのサイズよりシートサイズの方が大きい場合は異常処理を行なうことにより、装置内、装置周辺、作業者、及び冊子を接着剤で汚さず、環境に優しい、且つ高品質の冊子を提供可能な画像形成装置の提供が可能となる。
第2の発明によれば必要なカバーシート幅より使用するカバーシート幅が小さい場合は異常処理を行なうことにより、装置内、装置周辺、作業者、及び冊子を接着剤で汚さず、環境に優しい、且つ高品質の冊子を提供可能な画像形成装置の提供が可能となる。
第3の発明によればカバーシートからはみ出るシートの幅が許容値より大きな場合異常処理を行なうことにより、装置内、装置周辺、作業者、及び冊子を接着剤で汚さず、環境に優しい、且つ高品質の冊子を提供可能な画像形成装置の提供が可能となる。
第4の発明によれば断裁ありとの選択情報が取得され、且つ予め設定された断裁の位置がカバーシートからシート束がはみ出たはみ出し領域の中に入る場合は異常処理を行うことにより、装置内、装置周辺、作業者、及び冊子を接着剤で汚さず、環境に優しい、且つ高品質の冊子を提供可能な画像形成装置の提供が可能となる。
第5の発明によればシート束の背部への接着剤の塗布範囲がカバーシートの高さ方向の長さより大きい場合は異常処理を行なうことにより、装置内、装置周辺、作業者、及び冊子を接着剤で汚さず、環境に優しい、且つ高品質の冊子を提供可能な画像形成装置の提供が可能となる。
第6の発明によれば上記効果を奏する画像形成装置に後処理装置を接続することにより、装置内、装置周辺、作業者、及び冊子を接着剤で汚さず、環境に優しい、且つ高品質の冊子を提供可能な製本システムの提供が可能となる。
第7の発明によればことにより、装置内、装置周辺、作業者、及び冊子を接着剤で汚さず、環境に優しい、且つ高品質の冊子を提供可能な画像形成装置の提供が可能となる。
第8の発明によればカバーシートのサイズよりシートサイズの方が大きい場合は異常処理を行なうステップを含むことにより、装置内、装置周辺、作業者、及び冊子を接着剤で汚さず、環境に優しい、且つ高品質の冊子を提供可能な製本方法の提供が可能となる。
第9の発明によれば必要なカバーシート幅より使用するカバーシート幅が小さい場合は異常処理を行なうステップを含むことにより、装置内、装置周辺、作業者、及び冊子を接着剤で汚さず、環境に優しい、且つ高品質の冊子を提供可能な製本方法の提供が可能となる。
第10の発明によれば断裁なし、且つカバーシートに必要とされる幅方向の長さよりカバーシートの幅方向の長さが小さい場合は異常処理を行なうステップを含むことにより、装置内、装置周辺、作業者、及び冊子を接着剤で汚さず、環境に優しい、且つ高品質の冊子を提供可能な製本方法の提供が可能となる。
第11の発明によれば断裁あり、且つ予め設定された断裁の位置がカバーシートからシートがはみ出たはみ出し領域の中に入る場合は異常処理を行うステップを含むことにより、装置内、装置周辺、作業者、及び冊子を接着剤で汚さず、環境に優しい、且つ高品質の冊子を提供可能な製本方法の提供が可能となる。
第12の発明によればシート束の背部への接着剤の塗布範囲がカバーシートの高さ方向の長さより大きい場合は異常処理を行なうステップを含むことにより、装置内、装置周辺、作業者、及び冊子を接着剤で汚さず、環境に優しい、且つ高品質の冊子を提供可能な製本方法の提供が可能となる。
以下に図面を参照して本発明について説明するが、本欄の説明は請求項の技術的範囲や用語の意義を限定するものではない。以下、OHPシート等樹脂シート、紙シート、その他の材質のシート、を含めシートと記す。
図1はくるみ製本を行った冊子の説明図である。
図1(a)はカバーシートを開いた場合を示し、図1(b)はカバーシートを閉じた場合を示している。
1はくるみ製本された冊子で、コの字型となったカバーシート2の背部2Hと、シート3が複数枚束になったシート束4の背部である糊塗布面6と、が接着剤5により接着されている。なお、4bは、シート束の小口を指している。
2Aは冊子としての表カバー、2Bは冊子としての裏カバー、2Cは冊子としての背部を指し、2Dは表と裏カバーのおもて面、2Eは表と裏カバーのうら面を指している。
ここで、カバーシートのうら面とはカバーシートを冊子形態とした時シート束と接着されている側の面を指し、おもて面とはその反対側の面すなわち冊子形態とした時冊子の外側表面を指している。
また、3Aは冊子の天部を指し、3Bは冊子の地部を指している。
また、幅方向とはシートにおいては接着面側端〜小口側端部方向すなわち矢印X1方向を指し、カバーシートにおいては一方の小口側端部〜背〜他方の小口側端部方向すなわち矢印X2方向を指している。また、高さ方向とは幅方向に対して直交方向であり、シート束となった場合の天部から地部へ向かう方向に相当する方向、すなわち矢印Y方向を指している。
なお、カバーシートの幅方向の長さとは、シート束4を覆った場合に小口部を形成する二つの辺である小口部2Fと小口部2Gとの間の長さであり、一方の小口部2Fから背部2Cを通り他方の小口部2Gまでの長さである。
図2は画像形成装置に、後処理装置を接続した製本システムの説明図である。
図2において、製本システムAは記録材に画像を形成する画像形成装置Bを有し、画像形成装置Bにより画像が形成されたシート3に対して後処理を行う後処理装置FSを接続している。
なお、画像形成装置Bの上部に原稿を画像読取り手段B1に送り込む自動原稿送り装置DFを接続しても良い。
[画像形成装置]
画像形成装置Bは、画像読取り手段B1、画像処理手段B2、画像書込み手段B3、画像形成手段B4、給紙搬送手段B5、定着手段B6、操作表示手段B7、画像情報生成手段B8、とこれらを制御する制御手段CBとを有している。
画像形成手段B4は、感光体ドラム4A、帯電手段4B、現像手段4C、転写手段4D、分離手段4E、クリーニング手段4F等を有し、給紙搬送手段B5は給紙カセット5A、給紙カセット5B、給紙カセット5C、第1給紙手段5D、第2給紙手段5E、第3給紙手段5F、レジストローラ5G、搬送手段5H、排紙手段5I、自動両面コピー給紙手段(ADU)5Jを有している。
操作表示手段B7は画像形成装置Bの上部前面に位置し、起動スイッチ等の各種操作スイッチ、及び、各種情報の表示及び各種情報の入力操作が可能なタッチパネル等を有し、タッチパネルには、装置の状態や警報等を表示する表示画面、オペレータに対し操作を促す指示画面、くるみ製本に係る各種画像形成条件の設定又は選択、使用するシート及びカバーシートの設定又は選択、くるみ製本に係る条件を含む後処理条件の設定又は選択等を入力する入力画面、の表示が行われると共に、表示された前記画面に基づき設定、選択された操作内容が制御手段CBに入力される。
給紙カセット5A、給紙カセット5B、及び給紙カセット5Cには、それぞれ載置されているシートを位置決めし且つシートのサイズを検知する、シートの幅方向側及び高さ側に配設された移動可能なサイズ検知部材5A1、5B1、5C1が設けられている。そして、給紙カセット5A、給紙カセット5B、及び給紙カセット5Cの下部にはサイズ検知部材5A1、5B1、5C1の位置を検知して各給紙カセットに載置されているシートのサイズを検出するシートサイズ検出手段5A2、5B2、5C2が設けられている。
また、画像形成装置Bの上部には、自動原稿送り装置DFが搭載されている。
画像形成装置Bの図示の左側面の排紙手段5I側(下流側)には、複数のシートが束となったシート束をカバーシートでコの字状に覆い冊子を形成するくるみ製本可能な後処理機FSが連結されている。
自動原稿送り装置DFの原稿台上に載置された原稿は画像読取り手段B1の光学系により原稿の片面又は両面の画像が読みとられ、光電変換された原稿画像のアナログ信号は、画像処理手段B2においてアナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等の処理が行われデジタル画像情報となり、デジタル画像情報は画像情報生成手段B8でオペレータにより指定された加工処理が行われ、生成されたデジタル画像情報は画像書込み手段B3に送られる。
画像書込み手段B3においては、半導体レーザからの出力光が画像形成手段B4の感光体ドラム4Aに照射され潜像を形成する。
ここで、インターネットやLANに接続された例えばパーソナルコンピュータ等の外部の外部の情報端末PCから通信手段PC1、通信手段CB2を介して画像情報を含む各種情報や、くるみ製本に係る情報等を受信して画像情報生成手段B8で加工処理する様にしても良い。
画像形成手段B4においては、帯電手段4B、現像手段4C等により感光体ドラム4Aの一様帯電、潜像の現像が行われ感光体ドラム4A上にトナー像を形成し、転写手段4D、分離手段4E、クリーニング手段4Fにより、給紙搬送手段B5より給送されたシート3へのトナー像の転写、シート3の分離、感光体ドラム4Aに残ったトナーのクリーニング等の処理が行われる。
給紙搬送手段B5より給送されたシート3は転写手段4Dにより画像がシート3に転写される。画像を担持したシート3は、定着手段B6によりトナー像が定着され、排紙手段5Eから下流の後処理装置FSに給紙される。
両面に画像形成する場合は、自動両面コピー給紙手段5Jに送り込まれた第1面(おもて)画像の定着済みのシート3は再び画像形成手段B4において第2面(うら)画像形成、定着後、排紙手段5Eにより排出され、下流の後処理装置FSに給紙される。
画像形成装置B内に配置された制御手段CBに接続された通信手段CB1と、後処理装置FS内に配置された後処理装置の制御手段CFに接続された通信手段CF1とは、通信回線9により接続され、各種情報の送受信や、画像形成に係る制御信号や、異常処理に係る情報等の送受信を行う。
以下に本発明の画像形成装置に好適に接続可能な後処理装置FSについて、その1つの形態である糊付けくるみ製本装置FSNを例に取り説明する。
なお、糊付けくるみ製本システムとは、図1に示したように、複数のシートを束状に纏め、シート束の背部に接着剤を塗布し、カバーシートをコの字状にくるむことにより、冊子を作成する後処理装置を指す。
[糊付けくるみ製本システム]
図3は、糊付けくるみ製本装置FSNを説明する断面図である。
図3において、後処理装置のFSの一例である糊付けくるみ製本装置FSNは、シート3を搬送するシート搬送手段10と、シート3を固定排紙台24に排出する排出手段20と、カバーシート2を供給するカバーシート供給手段30と、搬送されたシート3を複数枚収容しシート束とするシート束収容手段40と、シート束を搬送するシート束搬送手段50と、シート束の背部に接着剤を塗布する糊塗布手段60と、接着剤を塗布したシート束にカバーシートを貼り付けるカバー貼付手段70と、シート束に貼り付けたカバーシートをシート束に沿って折り曲げるカバー折り曲げ手段80と、冊子形態となったシート束の小口を所定の寸法で断裁する断裁手段(不図示)と、完成した冊子を排出する冊子排出手段90と、糊付けくるみ製本に係る制御を行う制御手段CFと、画像形成装置と通信を行う通信手段CF1と、を有している。
上記シート搬送手段10〜冊子排出手段90の各手段は、糊付けくるみ製本装置本体内の垂直方向に縦列配置されている。
〈シート搬送手段10〉
シート搬送手段10に導入されたシート3は、入口ローラ11,12に挟持されて搬送され、搬送路切換手段G1によって排紙手段20とシート束収容手段40に分岐される。
〈排紙手段20〉
くるみ製本を行わない場合には、シートの排紙が設定されると、搬送路切換手段G1はシート束収容手段40方向への搬送路を遮断し、排紙手段20方向への搬送路を開放し、シート3を排紙手段20に搬送する。
排紙手段20への搬送路を通過するシート3は、搬送ローラ21,22に挟持されて上方に搬送され、排紙ローラ23によって装置最上部の固定排紙台(サブトレイ)24上に排出、収容される。固定排紙台24上には、画像形成装置Bから排出されたシート3を直接受容して、最大約200枚を積載することを可能としている。
〈カバー供給手段30〉
カバー供給手段30の給紙皿31内に収容されたカバーシート(以下、カバーとも称す)2は、給紙手段32により分離、給送され、搬送ローラ33に挟持され、搬送路切換手段G2によって下方に案内され、搬送ローラ34,35,36に挟持されて、カバー貼付手段70に搬送される。
給紙皿31には、収納されているカバーシート2を位置決めし且つカバーシート2のサイズを検知する、カバーシートの幅方向側及び高さ側に配設された移動可能なサイズ検知部材311が設けられている。そして、給紙皿31の下部にはサイズ検知部材311の位置を検知して収納カバーシートのサイズであるカバーシートの幅方向の長さと高さ方向の長さを検出するカバーシートサイズ検出手段312が設けられている。
〈シート束収容手段40〉
くるみ製本を行う場合には、搬送路切換手段G1は排紙手段20方向への搬送路を遮断し、搬送路切換手段G1,G2によってシート搬送方向下流側のシート束収容手段40側に搬送されたシート3は、搬送ローラ41に挟持されてシート束収容手段40の所定位置に収容され順次積載されて、所定枚数のシート3から成るシート束4が形成される。
シート束収容手段40は、傾斜配置されたシート載置台42、揺動可能なシート後端位置決め部材43、シート幅方向を位置決めするシート幅整合部材44等を有している。
〈シート束搬送手段50〉
シート束収容手段40のシート載置台42上に積載されたシート束4は、図示しない押し出し手段により斜め下方に搬送される。その後、シート束4はシート束搬送手段50の把持手段51によって把持され、シート束4を把持したまま、シート束4に糊塗布処理をする面を下側になるように旋回されて、所定位置に停止される。
〈糊塗布手段60〉
糊塗布手段60は、糊塗布部材(塗布ローラとも称す)61と、塗布ローラ61の回転手段62と、ホットメルト等の接着剤を加熱溶融しながら収容する糊容器63と、移動体64と、移動体64を往復動させる移動手段、とを有している。
移動体64は、塗布ローラ61、回転手段62、糊容器63を支持して、シート束4の背部4bに沿って(図示紙面表裏方向)に移動可能である。なお、移動体64は、シートの高さ方向の長さに応じた塗布範囲に対応する移動量だけ移動することにより、塗布ローラ61がシート束の背部4bに接着剤を塗布する。
ここで、接着剤としては、ホットメルト接着剤が好ましく、特に反応性ホットメルト接着剤が好ましい。ホットメルト接着剤は、耐久性に富み製本に適している
なお、糊塗布部材61は塗布ローラに限定されるものではなく、糊塗布ノズル、両面粘着テープの貼り付け手段等も適用可能である。
〈カバー貼付手段70〉
カバー貼付手段70は、カバー供給手段30から供給されたカバーシート2を受容して搬送し、例えばカバーシートの幅手方向略中央がシート束4の背部の幅方向中央部と一致する所定位置に停止させる搬送ベルト71,72と、カバーシート2をシート束4の糊塗布面6に圧接させる加圧部材73と、搬送ベルト71,72と加圧部材73を支持する移動筐体74と、移動筐体74を垂直上下方向に移動可能にする昇降手段75とを有している。
昇降手段75は、支持台751に支持され、支軸752によって回転自在に枢支されX字型に交差する2本のアーム753,754と、駆動源に接続して支持台751の長溝部755に沿って水平移動可能な可動軸756と、移動筐体74を支持するコロ757と、を有している。
可動軸756を移動させる事により、2本のアーム753,754の上端部が上昇して、移動筐体74を上方位置に移動させる。この上昇位置(図3の破線で示す位置)において、加圧部材73上に載置されたカバーシート2の中央部は、シート束4の糊塗布面6に圧接して接着される。
〈カバーシート折り手段〉
カバーシート2とシート束4とが接着された冊子は、操作表示手段B7でカバー折り処理が設定されている場合は不図示のカバーシート折り手段でカバーシートを、シート束とカバーシート間に折り曲げる。
なお、カバー折り処理が設定されている場合は背部の位置がカバーシート中央からずれるため、カバー貼り付け手段70はカバーシートの幅方向の略中央からずれた分だけずらしてカバーシートとシート束を接着する。
〈カバーシート断裁手段76〉
移動筐体74の図示右方に配置されたカバーシート断裁手段76を設け、必要に応じて不図示のカッタによりカバーシート2の搬送方向長さ、つまりカバーシートの幅方向の長さを所定長に断裁するようにしても良い。
この場合、カバーシート2は、カバー貼付手段70によりシート束と圧接される前に、シート束の幅方向の長さとシート束の厚さとに応じて決定される所定長となるように断裁される。
〈カバー折り曲げ手段80〉
カバー貼付手段70の上部には、カバー折り曲げ手段80が装備されている。カバー折り曲げ手段80は、左右対称な一対の折り曲げ部材81を有する。折り曲げ部材81はシート束4の厚さ方向に移動可能で、かつ上下方向に移動可能である。
折り曲げ部材81はシート束4の糊塗布面6の側縁に沿ってカバーシート2を折り曲げ、シート束4の表裏面にそれぞれカバーシート2を重ね合わせ、表カバーと裏カバーとを形成する。
〈冊子断裁手段〉
2本の排出ベルト91,92の上流(図示右側)に冊子形態となった少なくともシート束の小口4b側を断裁する不図示の冊子断裁手段が配設されている。
糊塗布されたシート束4の背部6にカバーシート2が貼付されて表カバーと裏カバーとを形成した冊子1は、小口側を冊子断裁手段に向けて搬送され、操作表示手段PC2から予め設定された断裁幅に基づいて断裁される。
設定された断裁幅の位置が冊子断裁手段のカッタ(不図示)に来た時点で停止し、カッタにより冊子1が切断幅に応じた位置で断裁され所定の寸法の冊子が形成される。
〈冊子排出手段90〉
糊塗布されたシート束4の背部にカバーシート2が貼付されて表カバーと裏カバーとを形成した冊子1は、冊子排出手段90の2本の排出ベルト91,92により排出開口93から装置外に排出され、昇降排紙台94上に載置され、順次積載される。昇降排紙台94上に冊子1が排出、積載されると、昇降排紙台94は順次下降する。
なお、くるみ製本装置FSNのカバー供給手段30の下流にカバーを2つ折り、3つ折り等にする折り手段を設けて、必要に応じてカバーの表カバー或いは裏カバーに相当する部分を2つ折り、3つ折り等にしても良い。
以上、糊付けくるみ製本について述べてきたが、糊塗布手段60とカバー貼付手段70とを、シート束をカバーシートでくるみ、ステープル止めするステープル手段に置き換えステープルくるみ製本を行っても良い。
図4は画像形成装置及び周辺装置の制御ブロック概念図である。
画像形成装置Bは、画像読取り手段B1、画像処理手段B2、画像書込み手段B3、画像形成手段B4、給紙搬送手段B5、定着手段B6、及び自動原稿送り装置DFを、入出力インターフェイス手段I/O・1を介し制御する制御手段CBと、オペレータから入力された各種操作情報を制御手段CBに入力し、制御手段CBから出力された各種表示情報に基づき表示を行う操作表示手段B7と、後処理装置である糊付けくるみ製本装置FSNの制御手段CFに接続された通信手段CF1と通信回線9を介して通信を行う通信手段CB1と、外部の情報端末PCの制御手段CPに接続された通信手段PC1とインターネットやLANを介して通信を行う通信手段CB2と、画像形成装置Bの上述した画像読取り手段B1〜自動原稿送り装置DFを制御する制御プログラム及び糊付けくるみ製本装置FSNと外部の情報端末PCとの糊付けくるみ製本に係る情報を送受信する方法を記述したプログラムを予め記憶されたROM・M1と、各種情報を一時的に記憶するバッテリーバックアップされたRAM・M2とを有している。
ROM・M1には予め各種のシートの厚さ情報としての後述するシートの種類に対するシートの厚さテーブルや、後述の各種画面を表示する画像情報や画像形成装置の制御プログラム等が記憶されている。
シートの種類に対するシートの厚さテーブルの内容すなわちシートの種類に対するシートの厚さ情報は操作表示手段B7でシートの厚さ追加・変更モードの設定或いはROMの交換により追加変更が可能となっている。
RAM・M2には情報端末PCから送信されて通信手段CB2により取得された、または、後述する操作表示手段B7から選択された実行機能情報、応用機能情報、各種画像情報、各種演算結果が記憶される。
また、各給紙カセットに対するシートの厚さ・寸法テーブルの内容すなわち給紙カセットに対するシートの種類、厚さ、サイズ情報はカセットの追加・変更モードにすることにより操作表示手段B7で追加変更が可能となっている。
糊付けくるみ製本装置FSNを制御する制御手段CFには入出力インターフェイス手段I/O・2を介しカバーシートサイズ検出手段312が接続され、通信手段CF1を介して検出したカバーシートのサイズ情報を制御手段CBに送信可能となっている。
外部の情報端末PCを制御する制御手段CPには操作表示手段PC2が接続され、操作部から入力されたシートやカバーシートに係る情報が通信手段PC1を介し制御手段CBに送信可能となっており、制御手段CBから通信手段CB2を介して送信されたシートやカバーシートに係る情報の回答が表示部に表示可能となっている。
制御手段CPに接続された入出力インターフェースI/O・3はスキャナPC3が接続され、スキャナPC3で読み込まれた画像情報を通信手段PC1等を介して制御手段CBに送信することができる様になっている。
また、ROM・M3には画像形成装置Bへ画像データ、実行機能情報及び応用機能情報等を送信するためのプログラムや製本システムで実行させる実行機能情報及び応用機能情報を生成するためのプログラム等が記憶されている。
以下にくるみ製本に係る画像形成方法について説明するが、以下のフロー図に記載のプログラムはROM・M1に記憶されており、RAM・M2に転送され、特に記載がないものは制御手段CBにより実行される。
図5は画像形成装置のくるみ製本に係る画像形成方法の第1の実施形態のフロー図である。
図6は操作表示手段B7または操作表示手段PC2に表示するカセット/サイズ・紙種設定画面の図である。
図7は操作表示手段B7または操作表示手段PC2に表示する出力機能設定画面の図である。
(準備作業工程)
本工程は下記のフロー図には含まれていないが準備工程として、後述する全ての実施形態で行われる。
オペレータは、例えばくるみ製本に係るシートとして用いるシートを給紙カセットに収納時に、各給紙カセットに収納したシートの種類(例えば厚紙、普通紙、OHPシート等)及びサイズ(例えばA3、B4、A4、A3ノビ等)を入力するカセット/サイズ・紙種設定画面B70(図6)を操作表示手段B7または操作表示手段PC2に表示させ、くるみ製本に係るシートを収納した給紙カセットとシートの種類及びサイズを入力する。そして、入力内容は自動的にRAM・M2に記憶される。
具体的には、オペレータが、操作表示手段B7または操作表示手段PC2にカセット/サイズ・紙種設定画面B70を表示させ、第1〜4の給紙カセット毎に、収納したシートの種類及びサイズを入力する。
また、同様な方法により、糊付けくるみ製本装置FSNのカバー供給手段30の給紙皿31にカバーシートを載置する時等に、カバーシートの給紙手段となる給紙皿に才知したくるみ製本に係るカバーシートの種類とサイズとを入力する。そして、入力内容は自動的にRAM・M2に記憶される。
なお、シートの種類及びサイズとカバーシートの種類とサイズとを予めROM・M1に記憶させておいて必要に応じRAM・M2に読み込ませても良い。
<第1の実施の形態>
以下第1の実施の形態に係る、画像形成方法と画像形成装置の制御手段の制御について説明する。
(後処理機能選択工程)
操作表示手段B7または操作表示手段PC2に出力機能設定画面を表示させ、実行させる機能の選択を促す。(ステップS101)
具体的には、ROM・M1に予め記憶されている出力機能設定画面B71(図7)の画面情報を読み出し、操作表示手段B7に後処理選択部B71aを含む出力機能設定画面B71を表示させ、オペレータに対し、実行させる後処理機能の選択を促す。
くるみ製本が選択されたか否かを判断する。(ステップS102)
(くるみ製本選択判断工程)
後処理選択部B71aでくるみ製本が選択されたか否かを判断し、選択された場合(Y)はくるみ製本処理が選択されたことをRAM・M2に記憶させる。
後処理選択部B71aから、くるみ製本B71bが選択されたものとして以下説明する。
(シートサイズ取得工程)
図8は操作表示手段に表示するシートサイズ選択画面の図である。
シートサイズ取得工程。使用するシートのサイズ(給紙カセット)及び厚さを取得する。(ステップS103)
操作表示手段B7にシートサイズの選択画面B72(図8)を表示させ、使用するシートの選択を促し、選択されたシートサイズをRAM・M2に記憶させる。
なお、シートサイズは給紙カセット毎に給紙カセットに対応づけられているので、シートサイズを記憶させるかわりに選択された給紙カセットを示す情報を記憶させてもよい。
具体的には、ステップS101で選択されたくるみ製本に応じ、ROM・M1に予め記憶されている、シートサイズ選択画面B72(図8)を表示する画像情報を読み出し、操作表示手段B7にシートサイズ選択画面B72を表示させ、オペレータにシートとして使用するシートのサイズまたは給紙カセットの選択を促す。
そして、選択されたシートのサイズまたは給紙カセットを示す情報をRAM・M2に記憶させる。
例えば、シートサイズ選択画面B72から、「1/A4スイッチ」B72aが選択され、シートはA4サイズ、即ち給紙すべき給紙カセットとして第1給紙カセット5Aの普通紙、が選択されたものとして以下説明する。
ここで、例えば「1/A4スイッチ」B72aの、第1給紙カセット5AにはA4サイズのシート(普通紙)が収納されているとの意味の、第1給紙カセット5AとA4サイズのシートとが対応づいていることを表す表示は、次の少なくとも一方により行うことができる。
(1)給紙カセット5Aに対応して配設されたサイズ検知部材5A1がA4サイズに相当する位置で検出されたことに基づき給紙カセット5AとA4サイズを対応づけて表示する。
(2)また、上述した準備作業でRAM・M2に記憶された、各給紙カセットに収納されているシートのサイズ情報を読み出すことにより給紙カセット5AとA4サイズを結びつけて表示する。
(カバーシートサイズ取得工程)
使用するカバーシートのサイズ(給紙カセット)を取得する。(ステップS104)
図9は操作表示手段に表示するカバーシートサイズ選択画面の図である。
操作表示手段B7にカバーシート選択画面B73(図9)を表示させ、糊付けくるみ製本装置FSNで載置したカバーシートのサイズの選択を促し、給紙カセット(給紙皿)と選択されたカバーシートサイズをRAM・M2に記憶させる。
具体的には、ROM・M1に予め記憶されている、カバーシートサイズ選択画面B73(図9)を表示する画像情報を読み出し、操作表示手段B7にカバーシートサイズ選択画面B73を表示させ、オペレータにカバーシートとして使用するカバーシートのサイズ(給紙カセット)の選択を促す。
そして、給紙皿と選択されたカバーシートのサイズとをRAM・M2に記憶させる。
また、他の方法として、糊付けくるみ製本装置FSNと通信手段通信手段CF1を介し通信を行いカバーシートサイズ検出手段312によりカバー供給手段30の給紙皿31に載置されたカバーシートのサイズを検出させ、検出されたカバーシートサイズを通信手段を介し画像形成装置に送信させ、受信した給紙皿31に載置されたカバーシートのサイズをRAM・M2に記憶させても良い。
カバーシートサイズ選択画面B73から、「FNS/A3ノビスイッチ」B73aが選択され、シートはA3ノビサイズ、給紙すべき給紙カセットとして糊付けくるみ製本装置FNSの給紙皿31が選択されたものとして以下説明する。
(シートとカバーシートのサイズ比較工程)
シートとカバーシートのサイズ比較を行う。(ステップS105)
具体的には、ステップS103とステップS104でRAM・M2に記憶させたシートとカバーシートのサイズ情報を読み出し、両者の幅方向の長さと高さ方向の長さをそれぞれ比較する。
なお、ここで、第1の実施形態で比較されるカバーシートの幅方向の長さは、カバーシートの背部に相当する位置から小口に相当する位置までの距離である。例えば、ステップS104で取得されたカバーシート全体の幅方向の長さから背部に相当する部分の幅方向の長さ分を除いた長さを二等分にした長さを求め、カバーシートの幅方向の長さを得る。
また、簡易化のために、背部に相当する部分の幅方向の長さをゼロとし、背部に相当する位置から小口に相当する位置までの距離として、カバーシート全体の幅方向の長さを二等分した長さを得てもよい。
そして、シートの幅方向及び高さ方向の長さがいずれか一方でもカバーシートの幅方向及び高さ方向長さより大きな場合(Y)は異常と判断し画像形成禁止工程に進む。また、シートの幅方向及び高さ方向の長さがカバーシートの幅方向及び高さ方向の長さ以下である場合(N)は正常と判断する。この場合、画像形成は許可され、引き続き画像形成及びくるみ製本動作が実行される。
ここで、各シートのサイズ(例えばA4、A3等)に対応する幅方向の長さと高さ方向の長さは、予めROM・M1にシートサイズ名/寸法テーブル(不図示)として記憶させてある。これにより、シートサイズ名/寸法テーブルを読み出し、選択された給紙カセットに対応するシートの幅方向の長さと高さ方向の長さを参照し、ステップS104でM2に記憶されたカバーシートの幅方向の長さ及び高さ方向の長さと比較する。
(異常処理工程)
比較結果が異常と判断された場合(Y)は、異常処理としてシートへの画像形成の開始を禁止し、操作表示手段B7にシートのサイズがカバーシートのサイズより大きく、異常が発生したことを表示して報知する。(ステップS106)
音による警告報知を行っても良い。
異常処理としては、画像形成の開始の禁止のみを行っても良く、また、異常の報知のみを行っても良い。画像形成の開始禁止或いは異常発生報知のいずれを行うかを選択する選択手段により選択可能となっている。
また、比較結果が異常と判断された場合、異常処理として、シートへの画像形成は許可し、くるみ製本の実行のみを禁止するようにしてもよい。
この場合、比較結果が異常と判断された場合(Y)は通信手段CB1を介して糊付けくるみ製本装置FSNに異常と判断した旨の情報を送信し、製本装置FSNによるくるみ製本動作を禁止させるように構成する。
なお、ステップS102でくるみ製本の選択が行われなかった場合(N)、及びステップS105で小さいと判断された場合(N)は画像形成の開始禁止、異常発生報知を行わない。
例えば、背部に相当する位置から小口に相当する位置までの距離を、カバーシート全体の幅方向の長さを二等分した長さとした場合には、カバーシートにA3、シートにA4が選択された場合は、画像形成の開始禁止、異常発生報知を行わない。
以上により、画像形成装置でくるみ製本に係るシートとカバーシートの選択が可能となり、幅方向、高さ方向いずれかのシートの寸法がカバーシートの寸法より大きな場合は警告を発し画像形成装置に無駄なくるみ製本を行わせることを事前に防止可能となる。
また特に、幅方向の寸法をそれぞれ比較すると、カバーシートに対してよりずれやすいシートの幅方向のはみ出し量を把握でき、高品質の冊子を製造可能となる。
なお、本実施形態においては、シートの幅方向及び高さ方向の長さがいずれか一方でもカバーシートの幅方向及び高さ方向長さより大きな場合(Y)は異常と判断したが、シートの幅方向がカバーシートの幅方向より大きい場合のみ異常と判断する構成としてもよい。同様に、シートの高さ方向の長さがカバーシートの高さ方向の長さより大きな場合のみ異常と判断する構成といてもよい。
また、本実施形態では、各画面の表示及び後処理機能の選択やシートサイズ及びカバーシートサイズの選択を操作表示手段B7により行う場合を例にとり説明したが、操作表示手段PC2により行っても良い。この場合、選択された後処理機能やシートサイズ及びカバーシートサイズは、情報端末PCから送信されて通信手段CB2により取得され、取得された後処理昨日、シートサイズ及びカバーシートサイズに基づき画像形成装置の制御手段CBがサイズの比較工程を実行する。
<第2の実施形態>
図10は糊付けくるみ製本に係る画像形成方法の第2の実施形態のフロー図である。
第2の実施の形態は、第1の実施の形態に対して特に高さ方向のシートの長さがカバーシートの長さに対して長い場合はシート束の背の部分に塗布した接着剤が現れてしまい装置内部や装置周囲や冊子に付着することを防止するもので、基本的には第1の実施の形態と同様なので異なる部分について説明する。
後処理機能選択工程(ステップS201)からカバーシートサイズ取得工程(ステップS204)まで及び異常処理工程(ステップS206)は、図5のステップS101からステップS104まで及びステップS106と同様のため、説明を省略する。
(高さ方向のシートサイズとカバーシートサイズの比較工程)
高さ方向のシート寸法とカバーシート寸法を比較する。(ステップS205)
具体的には、ステップS203とステップS204でRAM・M2に記憶させたシートとカバーシートのサイズ情報を読み出し、両者の高さ方向の寸法をそれぞれ比較する。
そして、シートの高さ方向の長さがカバーシートの高さ方向の長さより大きな場合(Y)は異常と判断し、異常処理工程に進む。また、シートの高さ方向の長さがカバーシートの高さ方向の長さ以下の場合(N)は正常と判断する。
ここで、各シートのサイズに含まれる幅方向の長さと高さ方向の長さは、前述した様に予めROM・M1にシートサイズ名/寸法テーブル(不図示)として記憶させてある。
以上により、画像形成装置でくるみ製本に係るシートとカバーシートの選択が可能となり、シートの高さ方向の長さがカバーシートの高さ方向の長さより大きな場合は警告を発し、カバーシートからシート背部の接着剤のはみ出しを防止し、高品位の冊子製造が可能となると共に、画像形成装置に無駄なくるみ製本を行わせることを事前に防止可能となる。
<第3の実施形態>
図11は糊付けくるみ製本に係る画像形成方法の第3の実施形態のフロー図である。
第3の実施の形態は、第1の実施の形態に対して特に幅方向のシートの長さがカバーシートの長さに対して不適切な場合はカバーシートからシートが必要以上にはみ出してしまい冊子品位を低下してしまうことを防止するもので、第1の実施の形態と異なる部分について説明する。
後処理機能選択工程(ステップS301)
かたカバーシートサイズ取得工程(ステップS304)までは、図5のステップS101からステップS104までと同様のため、説明を省略する。
(シート出力枚数及びシート厚さ取得工程)
シート束を構成するシートの枚数を取得し、枚数とシート1枚当たりの厚さに基づき冊子に使うシート束の厚さを取得する。(ステップS305)
(1)シート出力枚数取得
画像読取り装置B1により読み取られた画像情報、或いは外部の情報端末PCより送信された画像情報に基づき、冊子を構成するシートの枚数を取得する。
(2)シート厚さ取得
ステップS303でRAM・M2に記憶されたシートとして使用するシートの給紙カセット情報から、準備工程でRAM・M2に記憶された当該給紙カセットのシートの種類情報を参照し、さらに、予めROM・M1にシート種類名/厚さテーブル(不図示)として記憶させてあるシート種類名/厚さテーブルから当該シートの種類情報に対応するシートの厚さT(例えばtmm)を取得する。
そして、取得したシートの枚数N(例えばn枚)にシートの厚さT(例えばtmm)を乗じてシート束の厚さD(mm)を算出する。
D=N×T
(必要となるカバーシートの幅寸法の算出工程)
シート束をコの字状にくるむために必要なカバーシートの幅方向の長さの算出を行う。(ステップS306)
具体的には、ステップS303でRAM・M2に記憶させたシートサイズ(給紙カセット)に基づき、前述のROM・M1に記憶されているシートサイズ名/寸法テーブル(不図示)を参照してシートの幅寸法W1を取得する。次いで、シートの幅寸法W1に2を乗じた値に、シート束の厚さDを加えて必要となるカバーシートの幅方向の長さWを算出し、RAM・M2に記憶させる。
W=2×W1+D (mm)
(必要となるカバーシートの幅方向の長さとカバーシートのサイズ比較工程)
ステップS306で取得した必要となるカバーシートの幅方向の長さと糊付けくるみ製本装置FSNのカバー供給手段30の給紙皿31に載置されたカバーシートの幅方向の長さを比較する。(ステップS307)
具体的には、ステップS306で算出した必要となるカバーシートの幅方向の長さWと糊付けくるみ製本装置FSNのカバー供給手段30の給紙皿31に載置されたカバーシートの幅方向の長さとを比較する。
ここで、給紙皿31に載置されたカバーシートの幅寸法の取得としては、ステップS304でRAM・M2に記憶させたカバーシートのサイズ情報を読み出し、ROM・M1に記憶させたシートサイズ名/寸法テーブルを参照してカバー供給手段30の給紙皿31に載置されたカバーシートの幅方向の長さを取得する。
そして、必要となるカバーシートの幅方向の長さWがカバー供給手段30の給紙皿31に載置されたカバーシートの幅方向の長さより大きな場合(Y)は異常と判断し画像形成禁止工程に進む。
また、必要となるカバーシートの幅方向の長さWがカバー供給手段30の給紙皿31に載置されたカバーシートの幅方向の長さ以下である場合(N)は正常と判断する。
(異常処理工程)
比較結果が異常と判断された場合(Y)は、図5のステップS106と同様の異常処理を実行する(ステップ3408)。
以上により、画像形成装置でくるみ製本に係るシートとカバーシートの選択が可能となり、カバーシートからシート束がはみ出してしまう場合は警告を発すると共に画像形成を禁止し、冊子品位を低下してしまうことを防止し、画像形成装置に無駄なくるみ製本を行わせることを事前に防止可能となる。
<第4の実施形態>
図12は糊付けくるみ製本に係る画像形成方法の第4の実施形態のフロー図である。
図13は操作表示手段に表示するシートがカバーシートからはみ出す許容幅を設定する設定画面の図である。
第3の実施の形態は、第1の実施の形態に対して特に幅方向のシートの寸法がカバーシートの寸法に対して長い場合はカバーシートからシートが許容寸法以上にはみ出してしまい冊子品位を低下してしまうことを防止するもので、第1の実施の形態と異なる部分について説明する。
後処理機能選択工程(ステップS401)からシートとカバーシートのサイズ比較工程(ステップS405)までは図5のステップS101からステップS405と同様のため説明を省略する。
ステップS405で、シートサイズがカバーサイズより大きいと判断されると、カバーシートからのシートはみ出し量を算出するはみ出し量算出工程に進む。
(はみ出し量算出工程)
幅方向においてシートの長さがカバーシートの長さより長いと判断された場合には、幅方向においてカバーシートからシートがはみ出す量(長さ)を算出する。(ステップS406)。
カバーシートからの幅方向のシートはみ出し量を算出し、算出値をRAM・M2に記憶させる。
具体的には、以下の方法により幅方向のシートはみ出し量を算出する。
(1)前述した、ステップS305と同様にしてシート出力枚数及びシート厚さを取得しシート束の厚さD(mm)を算出し、ステップS306と同様にして必要となるカバーシートの幅方向の長さWを算出する。
(2)ステップS403でRAM・M2に記憶されたシートサイズからシートの幅方向の長さW1を求め、シート束のコの字に沿った面の長さW’(幅方向)を算出する。
W’=2×W1+D (mm)
なお、W1はシートの幅寸法W、Dはシート束の厚さである。
(3)必要となるカバーシートの幅方向の長さWと冊子を構成する複数のシートが束となったシート束のコの字に沿った面の長さW’とから幅方向においてカバーシートからシートがはみ出す量(長さ)H1を算出する。
H1=(W’−W)/2 (mm)
(はみ出し量の許容幅内外比較工程)
設定したはみ出し量許容幅とカバーシートからシートがはみ出す量(長さ)を比較する(ステップS407)。
なおはみ出し量許容幅は、ROM・M1に予め記憶されている。はみ出し量許容幅の記憶は、はみ出し量許容幅設定画面B74(図13)を表示する画像情報を読み出し、操作表示手段B7にはみ出し量許容幅設定画面B74を表示させ、オペレータにカバーシートからシートがはみ出すはみ出し量の許容幅の設定を促し、設定されたはみ出し量許容幅をRAM・M2に記憶させることにより行われる。
例えば、図示は数値キーで幅方向のはみ出し量許容幅が5mmとして設定された場合を示している。
そして、設定されたはみ出し量許容幅と、カバーシートからシートがはみ出す量(長さ)H1と、を比較し、カバーシートからシートがはみ出す量(長さ)H1が設定されたはみ出し量許容幅より大きい場合(Y)は異常と判断し異常処理工程に進む。また、カバーシートからシートがはみ出す量(長さ)H1が設定されたはみ出し量許容幅以下の場合は、高さ方向においてシートの長さがカバーシートの長さより大きいと判断されたか否かを判断する。そして、高さ方向においてシートの長さがカバーシートの長さ以下と判断されていた場合には、正常と判断する。また、高さ方向においてシートの長さがカバーシートの長さより大きいと判断されていた場合には、高さ方向のはみ出し量(長さ)を算出する。そして、高さ方向のはみ出し量が予めRAM・M2に記憶されているはみだし量許容高さより大きい場合は異常と判断し、高さ方向のはみ出し量が予めRAM・M2に記憶されているはみだし量許容高さ以下の場合には、正常と判断する。
(異常処理工程)
比較結果が異常と判断された場合(Y)は、ステップS106と同様の異常処理を実行する。(ステップS408)
以上により、画像形成装置でくるみ製本に係るシートとカバーシートの選択が可能となり、カバーシートとシートのずれが設定値以上の場合は警告を発すると共に画像形成を禁止し、冊子品位を低下してしまうことを防止し、画像形成装置に無駄なくるみ製本を行わせることを事前に防止可能となる。
<第5の実施形態>
図14は糊付けくるみ製本に係る画像形成方法の第5の実施形態のフロー図である。
図15はカバーシートとシート束と断裁幅の関係を示す図である。
図15において、シート束4がカバーシート2によりコの字状にくるまれている。W1はシート幅、W2はシート束を覆った場合のカバーシートの背部に相当する位置から小口に相当する位置までの距離(表カバー幅)、W3は希望する断裁幅で、斜線部Qはカバーシート2からシート3がはみ出たはみ出し領域を示している。
後処理装置の冊子断裁手段(不図示)で断裁幅W3に基づいて冊子小口が断裁可能となっている。
第5の実施の形態は、カバーシートにシート束が接着され冊子形態となった後に小口を断裁する場合に、予め設定された断裁幅W3に基づく断裁位置がカバーシートからシートがはみ出たはみ出し領域(斜線部Q)の中に入る場合は希望断裁幅に対してカバーシートのサイズまたはシートのサイズが異常とするもので、第1の実施の形態と異なる部分について説明する。
後処理機能選択工程(ステップS501)からシートとカバーシートのサイズ比較工程(ステップS505)までは図5のステップS101からステップS105までと同様のため、説明を省略する。
(断裁設定有無判断工程)
カバーシートにシート束が接着され冊子形態となった後に小口を断裁するか否かの設定有無を確認する。(ステップS506)
具体的には、操作表示手段PC2に断裁実行有無を設定するスイッチ(不図示)を表示させ、断裁設定ありの場合(Y)は、断裁幅・はみ出し領域比較工程に進む。
また、断裁実行なしの場合(N)は、異常処理工程(ステップS508)に進む。
(断裁幅・はみ出し領域比較工程)
予め設定された断裁幅W3に基づく断裁位置がカバーシートからシートがはみ出たはみ出し領域(斜線部Q)の中に入る場合は希望断裁幅に対してカバーシートのサイズまたはシートのサイズが異常と判断する。(ステップS507)
希望とする断裁幅W3(長さ)は、予めROM・M1或いはRAM・M2にシート種類名/断裁幅テーブル(不図示)として記憶させてある。
具体的には、ROM・M1或いはRAM・M2から記憶されている希望とする断裁幅W3、ステップS503でRAM・M2に記憶させたシート幅W1、及びステップS504でRAM・M2に記憶させた表カバー幅W2を読み出し、希望とする断裁幅W3がカバーシート幅W2より大きくシート幅W1より小さいか(断裁位置がはみ出し領域Qの中に入っているか)を比較する。
そして、希望とする断裁幅W3が表カバー幅寸法W2より小さいか、またはシート幅W1より大きい場合(N)は、希望とする断裁幅W3に対して選択したシート或いは後処理装置に載置したカバーシートが適当でないと判断して異常処理工程に進む。また、希望とする断裁幅W3がシート幅W1より小さく且つカバーシート幅W2より大きい場合(Y)は正常と判断する。
(異常処理工程)
比較結果が異常と判断された場合(Y)は、図5のステップS106と同様の異常処理を実行する(ステップS508)
以上により、画像形成装置でくるみ製本に係るシートとカバーシートの選択が可能となり、希望とする断裁位置(寸法)に対してカバーシートとシートが適当でない場合は警告を発すると共に画像形成を禁止し、冊子品位を低下してしまうことを防止し、画像形成装置に無駄なくるみ製本を行わせることを事前に防止可能となる。
<第6の実施形態>
図16は外部情報端末を用いた、糊付けくるみ製本に係る画像形成方法の第6の実施形態のフロー図である。
第6の実施形態は、外部端末を用いて情報授受をしながら糊付けくるみ製本を行うもので、
以下、シートのサイズがカバーシートのサイズより大きな場合異常処理を行う第1の実施形態に、外部端末を用いて情報授受をしながら糊付けくるみ製本を行う方法を適用した例について、図16と4を参照して説明する。
なお、前述した第2の実施形態〜第5の実施形態に、第6の実施形態の技術内容を適用し、情報授受をしながら糊付けくるみ製本を行うことが可能なことは言うまでもない。
(準備作業工程)
制御手段CPから送信された、各給紙カセット5A〜5Cに収納されているシートの種類及びサイズ情報の送信依頼が画像形成装置で受信されると、制御手段CBはカセット/サイズ・紙種設定画面B70で、設定された最新のシートの種類及びサイズ情報をRAM・M2から読み出し制御手段CPに送信する。
制御手段CPはこれを受信し、シートの種類及びサイズ情報をRAM・M4に記憶させる。
これにより、画像形成装置から離れた外部の情報端末PCでも画像形成装置のシートに係る情報を取得可能となる。
外部情報端末による後処理機能選択工程
制御手段CPは操作表示手段PC2に出力機能設定画面B71(図7)を表示させ、実行させる機能の選択を促す。(ステップS601)
具体的には、制御手段CPから送信された出力機能設定画面B71(図7)の画面情報の送信依頼を受信すると、制御手段CBは出力機能設定画面B71を表示する画像情報を制御手段CPに送信する。
制御手段CPはこれを受信し、後処理選択部B71aを含む出力機能設定画面B71を外部情報端末の操作表示手段PC2に表示させ、端末操作者に後処理機能の選択を促す。
端末操作者により実行する出力機能が入力されると、この内容がRAM・M4に記憶される。
なお、出力機能設定画面B71(図7)を表示する画像情報はROM・M3に予め記憶させておいても良い。
(外部情報端末によるくるみ製本選択判断工程)
くるみ製本が選択されたか否かを判断する。(ステップS602)
制御手段CPは後処理選択部B71aでくるみ製本が選択されたか否かを判断し、選択された場合(Y)はくるみ製本処理が選択されたことをRAM・M4に記憶させる。
(外部情報端末によるシートサイズ取得工程)
使用するシートのサイズを取得する。(ステップS603)
後処理選択部B71aから、くるみ製本B71bが選択された場合は、操作表示手段PC2にシートサイズの選択画面を表示させ、使用するシートの選択を促し、選択されたシートサイズをRAM・M4に記憶させる。
具体的には、ステップS602で選択されたくるみ製本に応じ、制御手段CPから送信されたシートサイズ選択画面B72(図8)を表示する画像情報の送信依頼が画像形成装置で受信されると、制御手段CBはシートサイズ選択画面B72を表示する画像情報を制御手段CPに送信する。
制御手段CPはこれを受信し、シートサイズ選択画面B72を端末の操作表示手段PC2に表示させ端末操作者にシートサイズの選択を促す。
端末操作者により使用するシートサイズが入力されると、この内容が自動的にRAM・M4に記憶される。
なお、シートサイズ選択画面B72(図8)を表示する画像情報はROM・M3に予め記憶させても良い。
(外部情報端末によるカバーシートサイズ取得工程)
使用するカバーシートのサイズを取得する。(ステップS604)
操作表示手段PC2にカバーシートの選択画面を表示させ、使用するカバーシートの選択を促し、選択されたカバーシートサイズをRAM・M4に記憶させる。
具体的には、制御手段CPから送信されたカバーシートサイズ選択画面B73(図9)の画面情報の送信依頼が受信されると、制御手段CBはカバーシートサイズ選択画面B73を表示する画像情報を制御手段CPに送信する。
制御手段CPはこれを受信し、カバーシートサイズ選択画面B73を端末の操作表示手段PC2に表示させ端末操作者にカバーシートのサイズの選択を促す。
端末操作者によりカバーシートのサイズが入力されると、この内容がRAM・M4に記憶される。
なお、カバーシートサイズ選択画面B73を表示する画像情報はROM・M3に予め記憶させても良い。
(外部情報端末によるシートとカバーシートのサイズ比較工程)
制御手段CPはシートとカバーシートのサイズ比較を行う。(ステップS605)
具体的には、制御手段CPはステップS603とステップS604でRAM・M4に記憶させたシートとカバーシートのサイズを読み出し、両者の幅方向の長さと高さ方向の長さをそれぞれ比較する。
そして、シートの長さがカバーシートの長さより大きな場合(Y)は異常と判断し画像形成禁止工程に進む。また、小さな場合(N)は正常と判断する。
(外部情報端末による異常処理工程)
比較結果が異常と判断された場合(Y)は、制御手段CPは通信手段CB2と通信手段PC1を介し、制御手段CBがステップS106と同様な異常処理を実行するための異常情報を送信し、且つ外部の情報端末PCの操作表示手段PC2にシートの寸法がカバーシートの寸法より大きな異常が発生したことを表示して報知する。(ステップS606)
音による警告報知を行っても良い。
なお、ステップS602でくるみ製本の選択が行われなかった場合(N)、及びステップS605で小さいと判断された場合(N)は異常に係る情報の送信及び報知を行わない。
以上により、画像形成装置から離れた外部の情報端末PCでもくるみ製本に係るシートとカバーシートの選択が可能となり、シートの寸法がカバーシートの寸法より大きな場合は警告を発し画像形成装置に無駄なくるみ製本を行わせることが事前に防止可能となる。
くるみ製本を行った冊子の説明図である。 画像形成装置に、後処理装置を接続した製本装置の説明図である。 糊付けくるみ製本装置FSNを説明する断面図である。 画像形成装置及び周辺装置の制御ブロック概念図である。 画像形成装置のくるみ製本に係る画像形成方法の第1の実施形態のフロー図である。 操作表示手段に表示するカセット/サイズ・紙種設定画面の図である。 操作表示手段に表示する出力機能設定画面の図である。 操作表示手段に表示するシートサイズ選択画面の図である。 操作表示手段に表示するカバーシートサイズ選択画面の図である。 糊付けくるみ製本に係る画像形成方法の第2の実施形態のフロー図である。 糊付けくるみ製本に係る画像形成方法の第3の実施形態のフロー図である。 糊付けくるみ製本に係る画像形成方法の第4の実施形態のフロー図である。 操作表示手段に表示するシートがカバーシートからはみ出す許容幅を設定する設定画面の図である。 糊付けくるみ製本に係る画像形成方法の第5の実施形態のフロー図である。 カバーシートとシート束と断裁幅の関係を示す図である。 外部情報端末を用いた、糊付けくるみ製本に係る画像形成方法の第6の実施形態のフロー図である。
符号の説明
1 冊子
2 カバーシート
3 シート
4 シート束
5 接着剤
2A 表カバー
2B 裏カバー
2C 背
50 シート束搬送手段
60 糊塗布手段
70 カバー貼付手段
A 製本装置
B 画像形成装置
B7 操作表示手段
B8 画像情報生成手段
B71 基本画面
B72 基本画面
B74 後処理機能のメニュー画面
B75 シート及びカバーの使用給紙カセット選択画面
B76 シートの種類に対するシートの厚さテーブル
CB 制御手段
CF 制御手段
CP 制御手段
FS 後処理装置
FSN 糊付けくるみ製本装置
M1 ROM
M2 RAM
PC 外部の情報端末
W 必要となるカバーシートの幅寸法W
W1 シートの幅寸法
W2 カバーシートの幅寸法
W3 断裁幅寸法

Claims (14)

  1. シート束をカバーシートでコの字状に覆い冊子を形成する後処理装置を接続可能な画像形成装置において、
    シート束を構成するシートの少なくとも幅方向の長さを取得するシートサイズ取得手段と、
    シート束を覆った場合のカバーシートの背部に相当する位置から小口に相当する位置までの距離に関する情報を取得するカバーサイズ取得手段と、
    前記シートサイズ取得手段により取得された前記シートの幅方向の長さと前記カバーサイズ取得手段により取得されたカバーシートの背部に相当する位置から小口に相当する位置までの距離とを比較する比較手段と、
    前記比較手段の比較結果が前記シート束を覆った場合の前記カバーシートの背部に相当する位置から小口に相当する位置までの距離より前記シートの幅方向の長さが長いと判断した場合は、異常と判断し、異常処理を行なう制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. シート束をカバーシートでコの字状に覆い冊子を形成する後処理装置を接続可能な画像形成装置において、
    シート束を構成するシートのサイズを取得するシートサイズ取得手段と、
    カバーシートのサイズに関する情報を取得するカバーサイズ取得手段と、
    前記シートサイズ取得手段により取得されたシートサイズと前記カバーサイズ取得手段により取得されたカバーシートのサイズとを比較する比較手段と、
    前記比較手段の比較結果が前記カバーシートのサイズより前記シートサイズの方が大きい場合、且つ前記カバーシートからはみでるシートの領域であるはみだし領域のサイズを算出し、はみ出し領域のサイズが許容範囲より大きい場合は、異常と判断し、異常処理を行なう制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  3. シート束をカバーシートでコの字状に覆い冊子を形成可能であって前記シート束の小口を断裁する断裁手段を有する後処理装置を接続可能な画像形成装置において、
    前記後処理装置で前記シート束の小口を断裁するか否かの選択情報を取得する断裁選択手段と、
    シート束を構成するシートのサイズを取得するシートサイズ取得手段と、
    前記シートの厚さを取得するシート厚取得手段と、
    前記シート厚取得手段で取得されたシートの厚さに基づき前記シート束の厚さを演算するシート束厚演算手段と、
    前記シート束厚演算手段により演算された少なくともシート束の厚さに基づき前記カバーシートに必要とされる幅方向の長さを演算するカバーシート幅演算手段と、
    使用するカバーシートの幅方向の長さに関する情報値を取得するカバーシート幅取得手段と、
    前記カバーシート幅演算手段の演算値と前記カバーシート幅取得手段により取得されたカバーシートの幅方向の長さに関する情報値とを比較する比較手段と、
    前記断裁選択手段により断裁なしとの選択情報が取得され、且つ前記比較手段の比較結果が、前記カバーシート幅演算手段の演算値より前記カバーシート幅取得手段により取得されたカバーシートの幅方向の長さに関する情報値が小さい場合は異常と判断し、異常処理を行なう制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記断裁選択手段により断裁ありとの選択情報が取得され、且つ予め設定された断裁の位置がカバーシートからシートがはみ出たはみ出し領域の中に入る場合は異常と判断し、異常処理を行うことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. シート束をカバーシートでコの字状に覆い冊子を形成可能であって前記シート束の小口を断裁する断裁手段を有する後処理装置を接続可能な画像形成装置において、
    前記後処理装置で前記シート束の小口を断裁するか否かの選択情報を取得する断裁選択手段と、
    シート束を構成するシートのサイズを取得するシートサイズ取得手段と、
    前記シートの厚さを取得するシート厚取得手段と、
    前記シート厚取得手段で取得されたシートの厚さに基づき前記シート束の厚さを演算するシート束厚演算手段と、
    前記シート束厚演算手段により演算された少なくともシート束の厚さに基づき前記カバーシートに必要とされる幅方向の長さを演算するカバーシート幅演算手段と、
    使用するカバーシートの幅方向の長さに関する情報値を取得するカバーシート幅取得手段と、
    前記カバーシート幅演算手段の演算値と前記カバーシート幅取得手段により取得されたカバーシートの幅方向の長さに関する情報値とを比較する比較手段と、
    前記断裁選択手段により断裁ありとの選択情報が取得され、且つ予め設定された断裁の位置がカバーシートからシート束がはみ出たはみ出し領域の中に入る場合は異常と判断し、異常処理を行う制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  6. シート束の背部に接着剤を塗布してカバーシートでコの字状に覆い冊子を形成する後処理装置を接続可能な画像形成装置において、
    カバーシートの高さ方向の長さを取得するカバーサイズ取得手段と、
    後処理装置による高さ方向におけるシート束の背部への接着剤の塗布範囲が前記カバーサイズ取得手段により取得されたカバーシートの高さ方向の長さより大きい場合は、異常と判断し、異常処理を行なう制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  7. シート束をカバーシートでコの字状に覆い冊子を形成可能であって前記シート束の小口を断裁する断裁手段を有する後処理装置を接続可能な画像形成装置において、
    前記後処理装置で前記シート束の小口を断裁するか否かの選択情報を取得する断裁選択手段と、
    シート束を構成するシートの幅方向の長さを取得するシートサイズ取得手段と、
    シート束を覆った場合のカバーシートの背部に相当する位置から小口に相当する位置までの距離を取得するカバーサイズ取得手段と、
    前記シートサイズ取得手段により取得されたシートの幅方向の長さと前記カバーサイズ取得手段により取得されたカバーシートの背部に相当する位置から小口に相当する位置までの距離とを比較する比較手段と、
    前記断裁選択手段により断裁なしとの選択情報が取得され、且つ前記比較手段の比較結果が前記カバーシートの背部に相当する位置から小口に相当する位置までの距離より前記シートの幅方向の長さの方が大きい場合は、異常と判断し、異常処理を行なう制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  8. シート上に画像を形成する画像形成手段を有し、前記制御手段は、前記異常と判断した場合、前記画像形成手段による画像形成動作は許可し、前記異常処理として画像が形成されたシートに対する前記後処理装置における冊子の形成動作を禁止させることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御手段は、前記異常処理として異常を報知することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記シート束をカバーシートでコの字状に覆い冊子を形成する後処理装置と請求項1〜9のいずれか1項に記載した画像形成装置とを有する製本システム。
  11. 画像が形成されたシート束をカバーシートでコの字状に覆い冊子を形成する製本方法であって、
    シート束の小口を断裁するか否かの選択情報を取得するステップと、
    シート束を構成するシートのサイズを取得するステップと、
    前記シートの厚さを取得するステップと、
    前記シートの厚さに基づき前記シート束の厚さを演算するステップと、
    少なくとも前記シート束の厚さに基づき前記カバーシートに必要とされる幅方向の長さを演算するステップと、
    使用するカバーシートの幅方向の長さに関する情報値を取得するステップと、
    前記カバーシートに必要とされる幅方向の長さと前記カバーシートの幅方向の長さに関する情報値とを比較するステップと、
    断裁なしとの選択情報が取得され、且つ前記カバーシートに必要とされる幅方向の長さより前記カバーシートの幅方向の長さに関する情報値が小さい場合は異常と判断し、異常処理を行なうステップと、
    を有することを特徴とする製本方法。
  12. 画像が形成されたシート束をカバーシートでコの字状に覆い冊子を形成する製本方法であって、
    シート束の小口を断裁するか否かの選択情報を取得するステップと、
    シート束を構成するシートのサイズを取得するステップと、
    前記シートの厚さを取得するステップと、
    前記シートの厚さに基づき前記シート束の厚さを演算するステップと、
    少なくとも前記シート束の厚さに基づき前記カバーシートに必要とされる幅方向の長さを演算するステップと、
    使用するカバーシートの幅方向の長さに関する情報値を取得するステップと、
    前記カバーシートに必要とされる幅方向の長さと前記カバーシートの幅方向の長さに関する情報値とを比較するステップと、
    断裁ありとの選択情報が取得され、且つ予め設定された断裁の位置がカバーシートからシートがはみ出たはみ出し領域の中に入る場合は異常と判断し、異常処理を行うステップと、
    を有することを特徴とする製本方法。
  13. 画像が形成されたシート束の背部に接着剤を塗布してカバーシートでコの字状に覆い冊子を形成する製本方法であって、
    カバーシートの高さ方向の長さを取得するステップと、
    高さ方向におけるシート束の背部への接着剤の塗布範囲が前記カバーシートの高さ方向の長さより大きい場合は、異常と判断し、異常処理を行なうステップと、
    を有することを特徴とする製本方法。
  14. 画像が形成されたシート束をカバーシートでコの字状に覆い冊子を形成する製本方法であって、
    シート束の小口を断裁するか否かの選択情報を取得するステップと、
    シート束を構成するシートの幅方向の長さを取得するステップと、
    シート束を覆った場合のカバーシートの背部に相当する位置から小口に相当する位置までの距離を取得するステップと、
    前記シートの幅方向の長さと前記カバーシートの背部に相当する位置から小口に相当する位置までの距離との比較を行うステップと、
    断裁なしとの選択情報が取得され、且つ前記カバーシートの背部に相当する位置から小口に相当する位置までの距離より前記シートの幅方向の長さの方が大きい場合は、異常と判断し、異常処理を行なうステップと、
    を有することを特徴とする製本方法。
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