JP4581974B2 - ラック - Google Patents

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Description

本発明は、入出庫用走行クレーンの走行通路に沿ってラックを配設して成る自動倉庫などに利用できるラックに関するものである。
この種のラックとして、区画用垂直フレームをラック長さ方向に適当間隔おきに立設すると共に、各区画用垂直フレームの支柱材どうしを水平丸パイプ材で連結し、隣り合う区画用垂直フレーム間で上下複数段に荷収納区画を形成することができるように構成されたラックが、例えば特許文献1などにより知られている。この特許文献1に記載されるようにこの種のラックでは、区画用垂直フレームの支柱材どうしを連結する水平丸パイプ材が使用されているが、従来の構成では、各水平丸パイプ材は隣り合う区画用垂直フレーム間の1区画分の長さを有するもので、各区画用垂直フレームの支柱材には左右両側に張り出す取付板を取り付けておき、この取付板に各水平丸パイプ材の両端をボルト止めするものであった。
特開2005−263403号公報
上記のような従来の構成は、全ての区画用垂直フレームの支柱材に取付板を予め取り付けておく必要があり、各支柱材ごとに取付板と2本のボルトが必要で、全体として部品点数が多くなり、コスト高になる問題点があった。
本発明は上記のような従来の問題点を解消し得るラックを提供することを目的とするものであって、その手段を後述する実施形態の参照符号を付して示すと、区画用垂直フレーム4,4a〜4cをラック長さ方向に適当間隔おきに立設すると共に、各区画用垂直フレーム4,4a〜4cの支柱材8どうしを水平丸パイプ材11で連結して成るラックであって、前記水平丸パイプ材11は、区画用垂直フレーム4,4a〜4cで区画される複数区画分の長さを有すると共に、この水平丸パイプ材11の長さ方向中間の支柱材4と重なる箇所には、支柱材4の外側面と面接触する偏平面21を持つように断面が変形された中間取付部20が設けられ、この中間取付部20を貫通する1本のボルト32で水平丸パイプ材11の中間取付部20と支柱材8とが直接結合された構成となっている。
上記構成の本発明を実施するについて、水平丸パイプ材11の中間取付部20は、請求項2に記載のように、この水平丸パイプ材11の軸心を通る垂直線に対し内外対称の2つの偏平面21,22を有する断面形状に成形することができるし、請求項3に記載のように、その上下巾が水平丸パイプ材11の直径と略同一か又は小さくなるように成形することができる。
又、ラックの全長が長くて、水平丸パイプ材11がラック長さ方向に複数に分割される場合、請求項4に記載のように、ラック長さ方向に隣り合う水平丸パイプ材11の端部を、支柱材8の外側で互いに内外に重なる偏平状に形成し、この互いに重なる両偏平状端部16を、当該互いに重なる両偏平状端部16を貫通する1本のボルト30で支柱材8に固定するように構成し、この互いに重なる偏平状端部16は、支柱材8の両側の水平丸パイプ材11が略同心状態になるように水平丸パイプ材11の軸心に対し内外反対側に偏心させて形成することができる。この場合、請求項5に記載のように、前記水平丸パイプ材11の偏平状端部16は、その上下巾が水平丸パイプ材11の直径と略同一か又は小さくなるように、この水平丸パイプ材11の上下両側の板材16a,16bをこの偏平状端部の内側に折り込んで成形することができる。
更に、前記水平丸パイプ材11が、前記区画用垂直フレーム4,4a〜4cの前側各支柱材8どうし及び後側各支柱材9どうしをそれぞれ各別に連結するように並列配置され、これら前後2本の水平丸パイプ材11間に、当該水平丸パイプ材11の上側で水平ブレース材12が架設される場合、請求項6に記載のように、前記水平丸パイプ材11とその上側の水平ブレース材12とは、これらを下から上向きに貫通する皿頭付きボルト33とナット34により止着するようにし、水平丸パイプ材11の皿頭付きボルト33が貫通する箇所には、当該皿頭付きボルト33の皿頭33aが嵌まり込むバーリング加工の取付孔24を設けておくことができる。
又、請求項7に記載のように、区画用垂直フレーム4,4a〜4cの支柱材8には、水平丸パイプ材11がボルト止めされる外側垂直壁板部25aの内側に、ボルト30,32を螺入させるナット29を固着しておくことができる。
上記構成の本発明に係るラックによれば、区画用垂直フレームの支柱材どうしを連結する水平連結材がフラットバーではなく丸パイプ材で構成されるので、十分な連結強度を確保することができるのであるが、1本の水平丸パイプ材で3つ以上の区画用垂直フレームの支柱材どうしを連結することができ、しかも水平丸パイプ材の両端間の中間取付部と対応する中間支柱材とは、当該中間取付部が備える偏平面と中間支柱材の外側面とが面接触する安定した状態で1本のボルトで強固に結合することができる。従って、水平丸パイプ材の両端の支柱材に対する取り付け構造が仮に従来の構成と同一であるとしても、ラック全体としては、区画用垂直フレームの支柱材どうしを連結するための部品点数を大巾に削減することができ、コストダウンを図ることができるにもかかわらず、十分な強度をもってラックを組み立てることができる。
尚、請求項2に記載の構成によれば、水平丸パイプ材の中間取付部は、この水平丸パイプ材を内外何れの向きにおいても同一条件で中間支柱材にボルト止めすることができる。従って、この水平丸パイプ材の両端の取付部を内外何れの向きにおいても同一条件で支柱材に取り付けることができるように構成しておけば、この水平丸パイプ材を使用したラックの組み立て作業を容易且つ能率的に行うことができる。又、請求項3に記載の構成によれば、区画用垂直フレーム間で形成される荷収納空間の内、水平丸パイプ材の下側に隣接する荷収納空間の高さが前記水平丸パイプ材の中間取付部の上下巾の広がりにより低くなることがなく、区画用垂直フレーム間の間隔(荷収納空間の左右横巾)を十分に狭めても、入出庫用走行クレーンの出退昇降自在なランニングフォークやフォークリフトを利用して行うラック内の荷の出し入れ時の荷の持ち上げ代が水平丸パイプ材の中間取付部の上下巾の広がりにより制約されることが無くなる。
又、ラックの全長が長くて、水平丸パイプ材がラック長さ方向に複数に分割される場合、請求項4に記載の構成によれば、水平丸パイプ材の端部と支柱材との結合に要する部品数や工数も大巾に省かれ、全体として大幅なコストダウンを図ることができる。又、全ての区画用垂直フレームの支柱材として、1本のボルトの締結相手であるナットを内側に配置できる巾さえあれば良いので、横巾の非常に狭い支柱材を使用した区画用垂直フレームで組み立てられる軽荷重型ラックに特に効果的である。この場合、請求項5に記載の構成によれば、この水平丸パイプの端部と支柱材との結合箇所においても、請求項3に記載の構成を採用した場合と同様の作用効果を得ることができる。
更に、請求項6に記載の構成によれば、並列する前後2本の水平丸パイプ材に水平ブレース材をボルトで取り付ける箇所においても、請求項3に記載の構成を採用した場合と同様の作用効果を得ることができる。
又、請求項7に記載の構成によれば、区画用垂直フレームの支柱材の内側にナットを保持しながら水平丸パイプ材をボルト止めしなければならない場合と比較して、支柱材に対する水平丸パイプ材のボルト止め作業を容易且つ能率的に行える。
以下に本発明の具体的実施例を添付図に基づいて説明すると、この実施形態では本発明のラック1A,1Bは、図2〜図4に示すように入出庫用走行クレーン2の走行通路3のを左右両側に立設されており、両ラック1A,1Bは、基本的に同一構造のものを走行通路3に対し左右対称に配置している。
各ラック1A,1Bは、図1〜図4に示すように、多数の区画用垂直フレーム4,4a〜4cと、各区画用垂直フレーム4,4a〜4cどうしを複数グループ、図示例では4区画ごと2グループG1,G2に分けて連結する上下複数段の水平連結フレーム5a,5bと、適当間隔おきに位置する区画用垂直フレーム、図示例では前記2グループG1,G2それぞれの両端の区画用垂直フレーム4a,4bどうし及び区画用垂直フレーム4b,4cどうしを走行通路3に面しない背面側で連結する上下複数段の垂直面ブレース6a,6bとから構成され、各区画用垂直フレーム4,4a〜4cには、隣り合う区画用垂直フレーム4,4a〜4c間で荷収納空間を上下複数段に形成する荷支持具7が付設されている。尚、各水平連結フレーム5a,5bは、荷支持具7の上側に形成される荷収納空間の上端近傍で、荷の出し入れに邪魔にならない高さに配設されている。勿論、この水平連結フレーム5a,5bが上端近傍に配設されるレベルの荷収納空間は、その高さを他のレベルの荷収納空間の高さよりも高くしても良い。
各区画用垂直フレーム4,4a〜4cは、前側(走行通路3側)支柱材8と後側支柱材9、及び前後両支柱材8,9どうしを連結一体化する斜め連結材10から成るラチス構造のものであり、各段の荷支持具7はその前後両端が前後両支柱材8,9の側面に片持ち状に取り付けられている。
各段の水平連結フレーム5a,5bは、各区画用垂直フレーム4,4a〜4cの前側各支柱材8どうし及び後側各支柱材9どうしを各別に連結する前後2本の水平丸パイプ材11と、隣り合う区画用垂直フレーム4,4a〜4c間に分けて前後両水平丸パイプ材11間に斜めに架設された複数本の水平ブレース材12とから構成されている。
尚、2列のラック1A,1Bは、各区画用垂直フレーム4,4a〜4cの前後両支柱材8,9の下端において床面上に据え付けられているが、上端どうしは、図2及び図4に示すように、両ラック1A,1Bの長さ方向適当間隔おきに位置する区画用垂直フレーム4,4a〜4cどうし、具体的には2グループG1,G2それぞれの両端の区画用垂直フレーム4a〜4cの前側支柱材8どうしと、各グループG1,G2それぞれのラック長さ方向の中央に位置する区画用垂直フレーム4の前側支柱材8どうしとが、走行通路3の上方を横断する連結用梁材13aと各連結用梁材13a間に架設された水平ブレース材13bとで連結され、入出庫用走行クレーン2の上端側を案内する上側ガイドレール14が各連結用梁材13aの下側に取り付けられている。15は入出庫用走行クレーン2の下端側を支持案内するために床面上に敷設された下側ガイドレールである。
以下、詳細構造を図5〜図12に基づいて説明すると、各水平連結フレーム5a,5bを構成する全ての水平丸パイプ材11は同一構造のもので、図5〜図7に示すように、その両端部16は、この水平丸パイプ材11の軸心を通る一つの仮想面と面一の偏平内側面17と、当該偏平内側面17と平行な偏平外側面18とを有する偏平状に成形すると共に、これら各偏平状端部16に内外両側面間を貫通する1つの取付孔19を穿設して構成している。又、これら偏平状端部16の厚さ、即ち、偏平内側面17と偏平外側面18との間の間隔は、この水平丸パイプ材11の半径よりも小さく、偏平外側面18もこの水平丸パイプ材11の周面より内側に入り込むように成形している。更に、水平丸パイプ材11の端部を単に偏平状に加圧して偏平状端部16を成形したのでは、偏平状端部16の巾(高さ)がこの水平丸パイプ材11の直径よりも上下に大きく広がることになるが、図5B、図6A、及び図7Aに示されるように、偏平状端部16の巾がこの水平丸パイプ材11の直径と略等しくなるように、当該偏平状端部16の両側辺の板材、即ち、水平丸パイプ材11の上下両側の板材16a,16bをこの偏平状端部16の内側に折り込んで成形している。
又、前後両水平丸パイプ材11は、各グループG1,G2の中間に位置する区画用垂直フレーム4(具体的には3つの中間区画用垂直フレーム4)にも結合されるが、これら中間の区画用垂直フレーム4との各取付部、即ち、水平丸パイプ材11の両端間の各中間取付部20は、図5A及び図6Cに示すように、偏平状端部16の偏平外側面18と面一の偏平一側面21と、当該偏平一側面21と平行でこの水平丸パイプ材11の軸心に対し対称の偏平他側面22とを備えるように、この水平丸パイプ材11を偏平状端部16の成形時と同一方向に加圧して成形すると共に、両偏平側面21,22を同心状に貫通する取付孔23を穿設して構成している。勿論この場合も、水平丸パイプ材11の中間部を単に偏平状に加圧成形して上記の中間取付部20を形成したのでは、当該中間取付部20の巾(高さ)がこの水平丸パイプ材11の直径よりも少しではあるが広がってしまうので、必要に応じて図5B及び図6Cに示すように、中間取付部20の巾(高さ)がこの水平丸パイプ材11の直径と略等しくなるように、当該中間取付部20の成形時にその巾(高さ)方向の両側面の膨らみを規制して成形するのが望ましい。
更に、水平丸パイプ材11には、その偏平状端部16の内側に接近した位置と、各中間取付部20の両側に、前記各取付孔19,23と直交する向きに貫通する取付孔24が設けられている。これら各取付孔24は、図6B及び図7Aに示すように、水平丸パイプ材11の内側に突出する短周壁24aを備えた、水平丸パイプ材11の周面に対しラッパ状に開口するバーリング加工孔となっている。
上記の前後両水平丸パイプ材11によって互いに連結される各区画用垂直フレーム4,4a〜4cの前後両支柱材8,9は、図8に示すように、角C形断面の角筒状本体25と、この角筒状本体25の両側縁から外向きに折曲連設された一対の突出板部26とから成るもので、一対の突出板部26が区画用垂直フレーム4,4a〜4cの内側に位置して、その間に前記斜め連結材10の端部が差し込まれた状態で固着される。而して、区画用垂直フレーム4,4a〜4cの外側に面する角筒状本体25の外側垂直壁板部25aには、各段の水平連結フレーム5a,5bの水平丸パイプ材11をボルト止めするための貫通ねじ孔27aが設けられ、少なくとも後側支柱材9には、前記貫通ねじ孔27aの上下に隣接して、前記垂直面ブレース6a,6bをボルト止めするための貫通ねじ孔28a,28bが設けられている。これら各貫通ねじ孔27a〜28bは、前記角筒状本体25の内側に配置されて外側垂直壁板部25aにカシメ固着されたインサートナット29によって構成されている。このインサートナット29は、前記外側垂直壁板部25aから外側への突出量を僅少に抑えることができる、一般的にポップ(POP)ナットと呼称されるものを利用することができる。
各区画用垂直フレーム4,4a〜4cを互いに連結してラック1A,1Bを組み立てる手順について説明すると、前後支柱材8,9と斜め連結材10とで予め組み立てられた各区画用垂直フレーム4,4a〜4cを床面上の所定位置に、各区画用垂直フレーム4,4a〜4cが互いに平行で且つ前側支柱材8の外側面(外側垂直壁板部25aの表面)と後側支柱材9の外側面(外側垂直壁板部25aの表面)とが互いに平行な前後二つの仮想垂直面とそれぞれ面一になるように垂直に配置し、グル−プG1の両端の区画用垂直フレーム4a,4b間とグル−プG2の両端の区画用垂直フレーム4b,4c間に、それぞれ同一レベルで上下複数段に水平連結フレーム5a,5bを架設する。
即ち、区画用垂直フレーム4a,4bの前側支柱材8間と後側支柱材9間、及び区画用垂直フレーム4b,4cの前側支柱材8間と後側支柱材9間とにそれぞれ水平丸パイプ材11を架設するのであるが、区画用垂直フレーム4bの両側で同一レベルに配置される2本の水平丸パイプ材11は、互いに隣接する偏平状端部16を、図9B及び図10Bに示すように、それぞれの偏平内側面17どうしが当接するように互いに重ね合わせると共に、この互いに重なる2つの偏平状端部16の取付孔19に1本のボルト30を外側から挿通して区画用垂直フレーム4bの前側支柱材8及び後側支柱材9側の貫通ねじ孔27a(インサートナット29)に螺合締結する。
そして図9A,C及び図10A,Cに示すように、各水平丸パイプ材11の遊端側の偏平状端部16もそれぞれ単独でグループG1,G2両端の区画用垂直フレーム4a,4cの前後両支柱材8,9に1本のボルト30で固定するのであるが、図9A及び図10Aに示すように、前後両支柱材8,9の外側面(外側垂直壁板部26aの表面)に外側偏平面18が直接当接する向きとなる偏平状端部16は、そのまま1本のボルト30と貫通ねじ孔27a(インサートナット29)とを利用して前後両支柱材8,9に固定し、図9C及び図10Cに示すように、前後両支柱材8,9の外側面(外側垂直壁板部26aの表面)に対し偏平内側面17が対面する向きとなる偏平状端部16は、当該偏平状端部16の偏平内側面17と前後両支柱材8,9との間に、偏平状端部16の厚さと略同一の厚さを有するスペーサー31を介在させた状態で、1本のボルト30と貫通ねじ孔27a(インサートナット29)とを利用して前後両支柱材8,9に固定するのが望ましい。この場合のスペーサー31としては、図9C及び図10Cに示すように、前後両支柱材8,9の巾と略同一の巾を有すると共に、偏平状端部16の上下少なくとも何れか一方の側辺に当接する回り止め用突条部31aを備えたものを使用するのが好ましい。
上記のように水平丸パイプ材11を区画用垂直フレーム4a,4bの前側支柱材8間と後側支柱材9間、及び区画用垂直フレーム4b,4cの前側支柱材8間と後側支柱材9間に架設したとき、各水平丸パイプ材11の中間取付部20の偏平一側面21又は偏平他側面22が各グループG1,G2の中間に位置する区画用垂直フレーム4の前後両支柱材8,9に面接触状態で当接することになるので、図11に示すように、これら各中間取付部20の取付孔23に1本のボルト32を挿通して各区画用垂直フレーム4の前後両支柱材8,9における貫通ねじ孔27a(インサートナット29)に螺合締結する。これで各グループG1,G2の全ての区画用垂直フレーム4,4a〜4cが所定レベルにおいて水平丸パイプ材11により連結されたことになるが、このとき区画用垂直フレーム4bの両側にあって同一レベルでラック長さ方向に接続される2本の水平丸パイプ材11は、その軸心が同心状態にあり、恰も1本の長尺の水平丸パイプ材がラック両端の区画用垂直フレーム4a,4c間に架設された状態と同一の状態となっている。
次に同一グループG1,G2内それぞれに位置する前後両水平丸パイプ材11間に水平ブレース材12を架設する。即ち、各区画用垂直フレーム4,4a〜4c間で水平ブレース材12を斜めに配置し、図9〜図11に示すように、各水平ブレース材12の端部を前後各水平丸パイプ材11の各区画用垂直フレーム4,4a〜4cに隣接する位置にある取付孔24の上に重ね、水平丸パイプ材11の下側から取付孔24及び水平ブレース材12に皿頭付きボルト33を挿通させ、水平ブレース材12の上側でナット34を螺合締結する。このとき図12に示すように、皿頭付きボルト33の皿頭33aがバーリング加工により形成された取付孔24のラッパ状開口内に嵌合するので、水平丸パイプ材11の下側に突出するボルト頭部の突出量は、ゼロか又は僅少にすることができる。
以上の作業により、全ての区画用垂直フレーム4,4a〜4cが複数段数の水平連結フレーム5a,5bによって連結一体化されたことになる。この後、各グループG1,G2ごとに両端の区画用垂直フレーム4a,4bの後側支柱材9どうし及び区画用垂直フレーム4b,4cの後側支柱材9どうしを上下複数段の垂直面ブレース6a,6bで連結することにより、各ラック1A,1Bの組立が完了する。垂直面ブレース6a,6bは、区画用垂直フレーム4a〜4cの後側支柱材9に設けられている貫通ねじ孔28a,28b(インサートナット29)を利用して、図10に示すように、垂直面ブレース6a,6bを構成する例えばターンバックル方式の緊張手段35を備えた長さ調整自在なブレース材36の端部プレート36aを1本のボルト37で取り付けることができるが、このとき、1つの区画用垂直フレーム4bの両側で当該区画用垂直フレーム4bに対し対称に配置される両垂直面ブレース6a,6bの2つのブレース端部プレート36aは、互いに重ねた状態で1本のボルト37と1つの貫通ねじ孔28a又は28b(インサートナット29)を利用して取り付けることができる。
尚、上記実施形態では、図5Aに示すように、各水平連結フレーム5a,5bを構成する水平丸パイプ材11の両端の偏平状端部16を同一側に偏心させて構成したが、図13Aに示すように、互いに逆方向に偏心させて、両端の偏平状端部16の偏平内側面17が互いに逆向きになるように構成しても良い。又、上記実施形態では、偏平状端部16の厚さを水平丸パイプ材11の同一方向の厚さの半分(丸パイプの半径)よりも小さくして、偏平外側面18もこの水平丸パイプ材11の同一側の周面よりも内側に入り込むように成形しているが、図13Bに示すように、偏平状端部16の厚さを水平丸パイプ材11の半径と等しくして、偏平外側面18がこの水平丸パイプ材11の同一側の周面と面一になるように構成することも可能である。この場合は、水平丸パイプ材11の中間取付部20は、丸パイプを偏平状端部16の成形時の加圧方向とは直交する方向に加圧しながら、偏平一側面21と偏平他側面22とが丸パイプの直径と略等しい間隔で位置するように構成しなければならない。
ラックの全長が比較的短くて、ラックの全長にわたって連続する前後それぞれ1本の水平丸パイプ材11で水平連結フレームが構成できるときは、当該水平丸パイプ材11の両端部は、中間取付部20と同一断面形状に構成して、それぞれ1本のボルトでラック長さ方向両端の区画用垂直フレームの前後両支柱部に取り付ければ良い。又、同一レベルで同心状に配列される水平丸パイプ材11が使用される場合も、これら水平丸パイプ材11の内、両端に位置する水平丸パイプ材11(上記実施形態では、同一レベルで同心状に配列される水平丸パイプ材11が2本であるから、全ての水平丸パイプ材11となる)の遊端部には、上記構成の偏平状端部16を形成しないで、中間取付部20と同一断面形状に構成構成することもできる。
又、前後2本の水平丸パイプ材11とその間に架設される水平ブレース材12とで水平連結フレーム5a,5bを構成したが、水平丸パイプ材11のみで単に各区画用垂直フレームを連結する構成とすることもできるし、上記のような水平連結フレーム5a,5bを採用する場合でも、水平ブレース材12は、当該水平連結フレーム5a,5bの両端にのみ配設することもできる。勿論、垂直面ブレース6a,6bも必須のものではなく、必要に応じて適当なエリアに配設すれば良い。
ラックの背面図である。 ラックの平面図である。 ラックの中間レベル(水平連結フレームの高さ)での平面図である。 ラックの正面図である。 A図は水平連結フレームを構成する水平丸パイプ材と各区画用垂直フレームの支柱材とを示す平面図、B図は同水平丸パイプ材の側面図である。 A図は図5BのX−X線拡大断面図、B図は図5BのY−Y線拡大断面図、C図は図5BのZ−Z線拡大断面図である。 A図は水平丸パイプ材の偏平状端部を示す縦断側面図、B図は同偏平状端部を示す横断平面図である。 A図は各区画用垂直フレームを構成する支柱材の要部正面図、B図は同支柱材要部の拡大横断平面図である。 A図はラック一端の支柱材に対する水平丸パイプ材端部の取付部付近を示す横断平面図、B図はラック中間位置の支柱材に対する水平丸パイプ材端部の取付部付近を示す横断平面図、C図はラック他端の支柱材に対する水平丸パイプ材端部の取付部付近を示す横断平面図である。 A図はラック一端の後側支柱材に対する水平丸パイプ材端部の取付部付近を示す背面図、B図はラック中間位置の後側支柱材に対する水平丸パイプ材端部の取付部付近を示す背面図、C図はラック他端の後側支柱材に対する水平丸パイプ材端部の取付部付近を示す背面図である。 A図はラック中間位置の支柱材に対する水平丸パイプ材の中間取付部付近を示す横断平面図、B図は同正面図である。 水平丸パイプ材に対する水平ブレース材の取付箇所を示す縦断正面図である。 A図は水平丸パイプ材の変形例と区画用垂直フレームの支柱材とを示す一部切欠き平面図、B図は水平丸パイプ材の別の変形例と区画用垂直フレームの支柱材とを示す要部の平面図である。
符号の説明
1A,1B ラック
4,4a〜4c 区画用垂直フレーム
5a,5b 水平連結フレーム
6a,6b 垂直面ブレース
7 荷支持具
8,9 支柱材
10 斜め連結材
11 水平丸パイプ材
12 水平ブレース材
16 水平丸パイプ材の偏平状端部
16a,16b 偏平状端部両側辺の板材
17 偏平状端部の偏平内側面
18 偏平状端部の偏平外側面
19,23 取付孔
20 水平丸パイプ材の中間取付部
21 中間取付部の偏平一側面
22 中間取付部の偏平他側面
24 バーリング加工取付孔
25 支柱材の角筒状本体
25a 支柱材の外側垂直壁板部
26 支柱材の一対の突出板部
27a〜28b 貫通ねじ孔
29 インサートナット
30,32 ボルト
31 スペーサー
33 皿頭付きボルト
33a 皿頭付きボルトの皿頭
34 ナット

Claims (7)

  1. 区画用垂直フレームをラック長さ方向に適当間隔おきに立設すると共に、各区画用垂直フレームの支柱材どうしを水平丸パイプ材で連結して成るラックであって、前記水平丸パイプ材は、区画用垂直フレームで区画される複数区画分の長さを有すると共に、この水平丸パイプ材の長さ方向中間の支柱材と重なる箇所には、支柱材の外側面と面接触する偏平面を持つように断面が変形された中間取付部が設けられ、この中間取付部を貫通する1本のボルトで水平丸パイプ材の中間取付部と支柱材とが直接結合されている、ラック。
  2. 水平丸パイプ材の中間取付部は、この水平丸パイプ材の軸心を通る垂直線に対し内外対称の2つの偏平面を有する断面形状に成形されている、請求項1に記載のラック。
  3. 水平丸パイプ材の中間取付部は、その上下巾が水平丸パイプ材の直径と略同一か又は小さくなるように成形されている、請求項1又は2に記載のラック。
  4. 水平丸パイプ材がラック長さ方向に複数に分割され、この水平丸パイプ材の端部の内、支柱材の両側に配置されてラック長さ方向に隣り合う2本の水平丸パイプ材の互いに隣接する端部は、支柱材の外側で互いに内外に重なる偏平状に形成され、この互いに重なる両偏平状端部が、当該互いに重なる両偏平状端部を貫通する1本のボルトで支柱材に取り付けられ、この互いに重なる偏平状端部は、支柱材の両側の水平丸パイプ材が略同心状態になるように水平丸パイプ材の軸心に対し内外反対側に偏心して形成されている、請求項1〜3の何れか1項に記載のラック。
  5. 前記水平丸パイプ材の偏平状端部は、その上下巾が水平丸パイプ材の直径と略同一か又は小さくなるように、この水平丸パイプ材の上下両側の板材がこの偏平状端部の内側に折り込まれている、請求項4に記載のラック。
  6. 前記水平丸パイプ材は、前記区画用垂直フレームの前側各支柱材どうし及び後側各支柱材どうしをそれぞれ各別に連結するように並列配置され、これら前後2本の水平丸パイプ材間には、当該水平丸パイプ材の上側で水平ブレース材が架設され、この水平丸パイプ材とその上側の水平ブレース材とは、これらを下から上向きに貫通する皿頭付きボルトとナットにより止着され、水平丸パイプ材の皿頭付きボルトが貫通する箇所には、当該皿頭付きボルトの皿頭が嵌まり込むバーリング加工の取付孔が設けられている、請求項1〜5の何れか1項に記載のラック。
  7. 区画用垂直フレームの支柱材には、水平丸パイプ材がボルト止めされる外側垂直壁板部の内側に、ボルトを螺入させるナットが固着されている、請求項1〜6の何れか1項に記載のラック。
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