JP4581806B2 - 車両用ドアロック装置 - Google Patents

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Description

本発明は、遠隔的に操作可能な車両用ドアロック装置に関する。
従来、ワイヤレスキーにより所定条件下でダブルロック(デッドロック)可能なように構成された車両用ドアロック装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−155857号公報
しかしながら、上記従来の車両用ドアロック装置が情報センタ等を介して遠隔的にダブルロック操作が行われた場合、操作するユーザは車内の様子を見ることが困難である。したがって、車内に人がいるにもかかわらず、ダブルロック操作が行われた場合に、車内に人が閉じ込められるおそれがある。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、車内への閉じ込めを確実に防止することを主たる目的とする。
上記目的を達成するための本発明の一態様は、車内及び車外からのドア開閉操作に対して、ロックを行う通常ロック手段と、上記通常ドアロック手段による上記ロックとは別に、所定操作信号に基づいて、上記ドア開閉操作に対してダブルロックを行うダブルロック手段と、を備える車両用ドアロック装置であって、上記所定操作信号が遠隔的に送信されたか否かを判定するリモート操作判定手段と、上記リモート操作判定手段により上記所定操作信号が遠隔的に送信されたと判定されたとき、上記ダブルロック手段は上記ドア開閉操作に対して、上記ダブルロックを行わないことを特徴とする車両用ドアロック装置である。
この一態様において、上記ダブルロックとは、例えば車室内外のドアノブを操作しても、ドアロックが解除されず、ドアを開けることができないように構成された強制的なドア施錠である。
また、この一態様において、上記所定操作信号が遠隔的に送信されたとは、車両から所定距離以上離れた位置等の上記車内に人がいるか確認できないような遠隔的な位置から、上記所定操作信号が送信される状態を指す。例えば、上記所定操作信号が携帯端末から情報センタを介して遠隔的に送信される状態を指す。
この一態様によれば、上記所定操作信号が遠隔的に送信されたか否かを判定するリモート操作判定手段と、上記リモート操作判定手段により上記所定操作信号が遠隔的に送信されたと判定されたとき、上記ダブルロック手段は上記ドア開閉操作に対して、上記ダブルロックを行わない。
上記所定操作信号が遠隔的に送信されたとき、上記所定操作信号を送信するユーザは、当該車内に人がいるか否かを確認するのが困難となる。この為、車内に人がいるにもかかわらずダブルロックが行われ、車内に人が閉じ込められるおそれがある。したがって、車内を見ることができない遠隔的な位置から、上記所定操作信号が送信されたとき、上記ダブルロック手段は上記ドア開閉操作に対して、上記ダブルロックを行わないように構成することで、上述したような車内に人がいるにもかかわらず上記ダブルロックが行われ、車内に人が閉じ込められるのを確実に防止することができる。
また、この一態様において、車内の人を検出する人検出手段を更に備え、上記人検出手段により上記車内の人が検出されず、かつ上記リモート操作判定手段により上記所定操作信号が遠隔的に送信されたと判定されたとき、上記ダブルロック手段は上記ドア開閉操作に対して、上記ダブルロック行うのが好ましい。上記人検出手段により上記車内の人が検出されない場合、車内に人がいないことが確認されることから、上記ダブルロックが行われたとしても、車内に人が閉じ込められるおそれがない。
さらに、この一態様において、上記所定操作信号が遠隔的に送信され、同時に車両側操作により送信されたとき、上記ダブルロック手段は、上記車両側操作により送信された上記所定操作信号に基づいて、上記ドア開閉操作に対し上記ダブルロックを行い、又は解除を行うのが好ましい。上記車両側操作は、通常、車内が確認できる状態で行われることから、上記車両側操作からの上記所定操作信号の方が、車内を確認できない状態で遠隔的に送信された上記所定操作信号よりも信頼性が高い。したがって、上記ダブルロック手段は、信頼性の高い上記車両側操作から送信された上記所定操作信号に基づいて、上記ドア開閉操作に対し上記ダブルロックを行い、又は解除を行えば、信頼性の高い操作が実行される。
この一態様において、上記リモート操作判定手段により上記所定操作信号が遠隔的に送信されたと判定されたとき、ユーザの認証を行うユーザ認証手段を更に備え、上記ユーザ認証手段により上記ユーザが認証されたとき、上記ダブルロック手段は上記ドア開閉操作の上記ダブルロックを行い又は解除を行うのが好ましい。上記ユーザ認証手段により上記ユーザの認証を行うことにより、遠隔的に送信される上記所定操作信号の信頼性が向上する。特に、上記ダブルロックの解除を行うときに、上記ユーザの認証を行うことにより、防犯性が向上する。
この一態様において、上記所定操作信号の受信後の経過時間を計測する経過時間計測手段を更に備え、上記経過時間計測手段により計測された上記経過時間が所定時間以上のとき、上記ダブルロック手段は上記ドア開閉操作に対し上記ダブルロックを行うのが好ましい。例えば、ユーザの誤操作等により、ユーザの意図に反して、上記所定操作信号が遠隔的に送信され、上記ダブルロックが解除されたとしても、上記所定時間が経過すると自動的に上記ダブルロックが行われる。したがって、利便性を向上させつつ、防犯性を向上させることができる。
本発明によれば、車内への閉じ込めを確実に防止することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら実施例を挙げて説明する。なお、車両用ドアロック装置の基本概念、主要なハードウェア構成、作動原理、及び基本的な制御手法等については当業者には既知であるため、詳しい説明を省略する。
図1は、本発明の一実施例に係る車両用ドアロック装置のシステム構成を示す概略図である。
本実施例に係る車両用ドアロック装置1はECU(Electronic Control Unit、電子制御ユニット)3等の制御手段を中心に構成されている。
ECU3は、マイクロコンピュータから構成されており、制御、演算プログラムに従って各種処理を実行するとともに、装置の各部を制御するCPU(Central Processing Unit)、CPUの実行プログラムを格納するROM(Read Only Memory)、演算結果等を格納する読書き可能なRAM(Random Access Memory)、タイマ、カウンター、入力インターフェイス、及び出力インターフェイスを有している。
ECU3には、ECU3からの制御信号に基づいて、ドア開閉操作に対して、ロック機構5を介してロック(施錠)又はアンロック(開錠)を行う通常ロックモータ7が接続されている。
ECU3は、送受信機9を介して受信した、携帯電話、PDA(Personal Data Assistants)等の携帯端末、ワイヤレスキー、スマートキー等のリモート操作キーからのロック信号又はアンロック信号に基づいて、通常ロックモータ7に対しロック信号又はアンロック信号を送信する。なお、携帯端末からのロック信号又はアンロック信号は、情報センタを介して、ECU3の送受信機9に送信される。
ここで、情報センタとは、携帯端末からの信号を受信して、この信号を増幅し、受信した情報に応じた新たな情報を付加等を行う中継基地等である。この情報センタにより、携帯端末から送信される信号およびデータは、遠方にある車両等へ高精度、かつ確実に送信される。
また、スマートキーとは、センサにより検知される所定範囲内のキー(又はキー携帯者)とECU3とが、自動的にIDコードの照合を行うキーである。IDコードの照合が終了すると、ドアロックがアンロックスタンバイ状態となる。この状態で、例えばユーザがアウタドアノブ5aの表側に触れると、ドア開閉操作に対してアンロックが行われ、ドアを開くことが可能となる。
ECU3はドアキースイッチ11からの信号に基づいて、通常ロックモータ7に対しロック信号又はアンロック信号を送信する。
ドアキースイッチ11はドアキーシリンダに内蔵されている。メカキーがドアキーシリンダに嵌合され機械的に回転されると、ドアキースイッチ11はその回転方向(左右方向)を検知し、回転方向に応じてロック信号又はアンロック信号をECU3に送信する。
通常ロックモータ7は、ECU3からのロック信号を受信すると、ロック機構5を介してドア開閉操作に対してロックを行う。一方、通常ロックモータ7は、ECU3からアンロック信号を受信すると、ロック機構5を介してドア開閉操作に対して、ロック解除を行う。
通常ロックモータ7によりドア開閉操作がロック(シングルロック)されると、車室外のアウタドアノブ5aが引かれてもロック解除されず、ドアを開くことができない。一方、車室内のインナドアノブ5bが引かれるとロック解除されて、ドアを開くことができる。
ECU3には、ECU3からの制御信号に基づいて、通常ロックモータ7によって行われるロックとは別に、ドア開閉操作に対して、ロック機構5を介してダブルロックを行うダブルロックモータ13が接続されている。
なお、ダブルロック(デッドロック)とは、車室外のアウタドアノブ5aおよび車室内のインナドアノブ5bを引いてもドアを開くことができないような強制的なドアロックをいう。
ドア開閉操作に対してダブルロックが行われると、例えばドアの隙間から金属棒等が挿入され、不正にドアロックが開錠されるのを防止でき、防犯性の向上に繋がる。
ECU3は、携帯端末、リモート操作キー、ドアキースイッチ11等からロック信号、アンロック信号等の所定操作信号に基づいて、ダブルロックモータ13に対しロック信号又はアンロック信号を送信する。
ダブルロックモータ13は、ECU3からのロック信号を受信すると、ドア開閉操作に対してダブルロックを行う。一方、ダブルロックモータ13は、ECU3からアンロック信号を受信すると、ドア開閉操作に対して、ダブルロック解除を行う。
なお、上述した通常ロックモータ7、ダブルロックモータ13、ロック機構5、アウタドアノブ5a、およびインナドアノブ5bは、各車両ドアに夫々配設されている。
また、ロック機構5はラッチ等より構成されており、ラッチの動作が制止されることにより、ドア開閉操作に対するロックおよびダブルロックが行われる。
上述したように、ドアのロック態様としては、アウタドアノブ5aが引かれると、ドアを開くことができるアンロック状態と、車室内のインナドアノブ5bが引かれるとロック解除されて、ドアを開くことができる通常ロック状態(シングルロック状態)と、車室内外のドアノブを引いてもロック解除されず、ドアを開くことができないダブルロック状態と、がある。
通常、ドア開閉操作が自由なアンロック状態から、乗員が車両を離れるときの通常ロック状態に設定され、さらに必要に応じて、防犯性を高めたダブルロック状態に設定される。
ECU3には、車内の人を検出する荷重センサ、温度センサ、各種レーダ、カメラ、シートベルトセンサ等の人検出手段15が接続されている。ECU3は人検出手段15からの信号に基づいて、ダブルロックモータ13に対し、ロック信号又はアンロック信号を送信する。
例えば、ECU3は荷重センサにより検出された座席に掛かる荷重に基づいて、人が座席に着座しているか否かを判断し、車内に人がいるか否かを判断してもよい。また、ECU3は、レーダから車内へ送信された超音波、電波等の反射波の変化に基づいて、車内に人がいるか否かを判断してもよい。さらに、ECU3はカメラにより撮影された車内の画像に基づいて、車内に人がいるか否かを判断してもよい。ECU3はシートベルトが人に装着されているか否かを検出するシートベルトセンサからの信号に基づいて、車内に人がいるか否かを判断してもよい。ECU3は車内に配設されたスイッチからの信号に基づいて、車内に人がいるか否かを判断してもよい。
ECU3は、ユーザの認証を行うユーザ認証手段3bを有している。ユーザ認証手段3bは予め登録されたユーザID、暗証番号等に基づいて、ユーザの認証を行う。例えば、ユーザ認証手段3bはユーザの携帯端末から送信されたユーザID、および暗証番号と予め登録されたユーザIDおよび暗証番号とを夫々照合することにより、ユーザの認証を行ってもよい。これにより、携帯端末により遠隔的に操作されたとき、ユーザが確実に特定され、防犯性の向上に繋がる。
なお、リモート操作キー、ドアキースイッチ11等の車両側操作は、通常、車内が確認できる状態で行われることから、携帯端末からの所定操作信号よりも車両側操作からの所定操作信号の方が、信頼性が高い。したがって、ロック信号、アンロック信号等の所定操作信号が携帯端末と、車両側操作とから同時にECU3へ送信された場合、ECU3は車両側操作からの所定操作信号に基づいて、通常ロックモータ7又はダブルロックモータ13に対しロック信号又はアンロック信号を送信する。これにより、ロック操作およびアンロック操作の信頼性が向上する。
ECU3はロック信号、アンロック信号等の所定操作信号が情報センタ等を介して携帯端末から遠隔的に送信されているか否かを判定するリモート操作判定手段3aを有している。例えば、リモート操作判定手段3aによりロック信号が携帯端末から情報センタを介して遠隔的に送信されていると判定されたとき、ECU3はダブルロックモータ13に対しロック信号を送信しないように構成されている。この場合、ドア開閉操作に対して、ダブルロックが行われることがない。
携帯端末から情報センタを介して遠隔的に、ドア開閉操作に対してダブルロックが行われた場合、携帯端末の操作を行うユーザは、車内に人がいるか否かを確認するのが困難となる。したがって、上述のように、携帯端末から遠隔的にダブルロック操作を禁止することにより、車内に人が閉じ込められてしまうのを確実に防止することができる。
次に、上述のように構成された車両用ドアロック装置1がダブルロックを行うときの制御処理のフローについて説明する。
図2は、車両用ドアロック装置1がダブルロックを行うときの制御処理フローを示すフローチャートである。
まず、ロック信号が携帯端末、リモート操作キー、ドアキースイッチ11等からECU3へ送信される(S100)。
ECU3によりロック信号が送受信機9を介して受信されると、ECU3のリモート操作判定手段3aは、このロック信号が携帯端末から情報センタを介して遠隔的に送信されているか否かを判定する(S110)。
リモート操作判定手段3aにより、ロック信号が携帯端末から情報センタを介して遠隔的に送信されたと判定されたとき、ECU3は人検出手段15からの信号に基づいて、車内に人がいるか否かを判定する(S120)。
ECU3により車内に人がいると判定されたとき、ECU3はダブルロックモータ13にロック信号を送信しない。したがって、ダブルロックモータ13によりドア開閉操作に対して、ダブルロックは行われない(S130)。これにより、車内に人がいる状態での、ダブルロックと禁止して、車内に人が閉じ込められるのを防止できる。
一方、ECU3により車内に人がいないと判定されたとき、ECU3はダブルロックモータ13にロック信号を送信する。ECU3からロック信号を受信したダブルロックモータ13は、ロック機構5を介して、ドア開閉操作に対して、ダブルロックを行う(S140)。この場合、車内に人がいないことが確認され、ダブルロックが行われる。
また、リモート操作判定手段3aにより、ロック信号が携帯端末から情報センタを介して遠隔的に送信されていないと判定されたとき(S110)、ECU3はダブルロックモータ13にロック信号を送信する。ECU3からロック信号を受信したダブルロックモータ13は、ロック機構5を介して、ドア開閉操作に対して、ダブルロックを行う(S140)。この場合、車内に人がいるか否かが確認できる位置において、リモート操作キー、ドアキースイッチ等からロック操作が行われたと推定される。このような状態において、車内に人がいる状態でダブルロックが行われる可能性は極めて低い。したがって、上述したようにダブルロックが行われている。
次に、車両用ドアロック装置1がダブルロック解除を行うときの制御処理のフローについて説明する。
図3は、車両用ドアロック装置1がダブルロック解除を行うときの制御処理フローを示すフローチャートである。
まず、ダブルロックモータ13により、ロック機構5を介して、ドア開閉操作に対して、ダブルロックが行われている。
次に、ECU3はアンロック信号が携帯端末、リモート操作キー、ドアキースイッチ11等からECU3へ送信される(S200)
ECU3のリモート操作判定手段3aは、このアンロック信号が携帯端末から情報センタを介して遠隔的に送信されたか否かを判定する(S210)。
リモート操作判定手段3aにより、アンロック信号が携帯端末から情報センタを介して遠隔的に送信されたと判定されたとき、ユーザ認証手段3bによりユーザが認証されたか否かが判定される(S220)。
一方、リモート操作判定手段3aにより、アンロック信号が携帯端末から情報センタを介して遠隔的に送信されていないと判定されたとき、ECU3は通常ロックモータ7及び/又はダブルロックモータ13にアンロック信号を送信する。アンロック信号を受信した通常ロックモータ7及び/又はダブルロックモータ13は、ドア開閉操作に対してシングルロック解除及び/又はダブルロック解除を行い(S250)、本ルーチンによる処理を終了する。この場合、車内に人がいるか否かが確認できる位置において、リモート操作キー、ドアキースイッチ等からアンロック操作が行われたと推定される。したがって、アンロック操作が行われても、車両の安全性が目視確認できることから、シングルロック解除、ダブルロック解除が行われる。
ユーザ認証手段3bによりユーザが認証されたときは、ECU3はアンロック信号を通常ロックモータ7及び/又はダブルロックモータ13に送信する。アンロック信号を受信した通常ロックモータ7及び/又はダブルロックモータ13は、ドア開閉操作に対してシングルロック解除及び/又はダブルロック解除を行う(S230)。このようにアンロック操作を行うユーザの認証を行うことにより、防犯性が向上する。
ECU3はアンロック信号の受信後、所定時間経過すると、再び通常ロックモータ7及び/又はダブルロックモータ13にロック信号を送信する。ロック信号を受信した通常ロックモータ7及び/又はダブルロックモータ13は、ドア開閉操作に対してシングルロック及び/又はダブルロックを行う(S240)。この場合、ユーザの誤操作等により、ユーザの意図に反して、アンロック信号が遠隔的に送信され、ロックが解除されたとしても、所定時間経過すると自動的にシングルロック及び/又はダブルロックが行われる。したがって、利便性を向上させつつ、防犯性を向上させることができる。
なお、所定時間はECUに内蔵されたタイマ等の経過時間計測手段3cにより計測される。
以上、リモート操作判定手段3aにより、ロック信号が携帯端末から情報センタを介して遠隔的に送信されたと判定されたとき、ダブルロックモータ13はドア開閉操作に対して、ダブルロックは行わないよう構成されている。ロック信号が携帯端末から情報センタを介して遠隔的に送信されたとき、このロック信号を送信するユーザは、車内に人がいるか否かを確認し難い位置にいると推定できる。この為、車内に人がいるにもかかわらずダブルロックが行われ、車内に人が閉じ込められるおそれがある。したがって、車内を見ることができない遠隔的な位置から、ロック信号が送信されたとき、ダブルロックモータ13はドア開閉操作に対して、ダブルロックを行わないように構成することで、上述したような車内に人がいるにもかかわらずダブルロックが行われ、車内に人が閉じ込められるのを確実に防止することができる。
以上、本発明を実施するための最良の形態について一実施例を用いて説明したが、本発明はこうした一実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、上述した一実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、上記一実施例において、(S120)において、人検出手段15により人が検出されたときのみダブルロックを行わないように構成されているが、リモート操作判定手段3aにより、ロック信号が携帯端末から情報センタを介して遠隔的に送信されたと判定されたときは、常にダブルロックを行わないように構成されてもよい。
上記一実施例の(S220)において、ユーザ認証手段3bによりユーザの認証が行われているが、操作確認ステップを複数設定してもよい。
上記一実施例において、リモート操作判定手段3aによりアンロック信号が携帯端末から情報センタを介して遠隔的に送信されたと判定されたとき(S220)、シングルロック及び/又はダブルロック解除が行われているが(S230)、ECU3によってアンロック信号の受信後、所定時間以内に限り、スマートキーによってシングルロック及び/又はダブルロック解除が行われるように構成されてもよい。さらに、ECU3により人検出手段15からの信号に基づいて、車室内に人がいると判定されたときのみ、シングルロック及び/又はダブルロック解除が行われ、又はアンロック操作項目をユーザの携帯端末の画面上に表示させるように構成されもよい。
上記一実施例において、携帯端末、リモート操作キーにより遠隔的に、通常ロック、ダブルロック、電動ドアの開閉、車両のシート等が操作された場合、各操作が行われる前に車両内のライトの点滅、クラクション等の音声により車内の人等のユーザに対し、事前に注意喚起してもよい。
なお、車両のシートの操作とは、シートのリクライニング角度、シートの前後方向のスライド等を指す。
上記一実施例において、携帯端末、リモート操作キーにより遠隔的に操作が行われ、人検出手段15により車両内の前側シートに人が検出されたとき、当該前側シートの前方向へのスライド、およびシートの上昇が行われないようにシートが制御されてもよい。また、車両内の後側シートに人が検出されたとき、前側シートの後方向へのスライドが行われないようにシートが制御されてもよい。さらに、シートがスライドするスライド部に接触物がある場合にシートの前後方向および下降方向のスライドが行われないようにシートが制御されてもよい。これらにより、安全性が向上する。
上記一実施例において、携帯端末、リモート操作キーにより遠隔的に、電動ドアの開閉等が操作され、カメラ等によりスライドドア、バックドア等のドアのヒンジ部近傍に物体が検出された場合、当該ドアの開閉操作を禁止するように構成されてもよい。また、ドアの開閉動作後に物体が検出された場合、ドアを駆動するモータのトルク値が所定値以上となった場合には、ドアが動作した方向と反対方向へ一定量動作させて、停止させるように制御してもよい。これにより、物体がドアのヒンジ部に挟み込まれるのを防止できる。
本発明は、車両用ドアロック装置に利用できる。搭載される車両の外観、重量、サイズ、走行性能等は問わない。
本発明の一実施例に係る車両用ドアロック装置のシステム構成を示す概略図である。 本発明の一実施例に係る車両用ドアロック装置がダブルロックを行うときの制御処理フローを示すフローチャートである。 本発明の一実施例に係る車両用ドアロック装置がダブルロック解除を行うときの制御処理フローを示すフローチャートである。
符号の説明
1 車両用ドアロック装置
3 ECU
3a リモート操作判定手段
3b ユーザ認証手段
3c 経過時間計測手段
5 ロック機構
5a アウタドアノブ
5b インナドアノブ
7 通常ロックモータ
9 送受信機
11 ドアキースイッチ
13 ダブルロックモータ
15 人検出手段

Claims (5)

  1. 車内及び車外からのドア開閉操作に対して、ロックを行う通常ロック手段と、
    該通常ドアロック手段による前記ロックとは別に、所定操作信号に基づいて、前記ドア開閉操作に対してダブルロックを行うダブルロック手段と、
    を備える車両用ドアロック装置であって、
    前記所定操作信号が携帯機から情報センタを介して遠隔的に送信されたか否かを判定するリモート操作判定手段と、
    前記所定操作信号の受信後の経過時間を計測する経過時間計測手段と、を備え、
    前記通常ロック手段及び/又は前記ダブルロック手段に対するアンロックを指示する前記所定操作信号が前記携帯機から前記情報センタを介して遠隔的に送信されて前記通常ロック手段及び/又は前記ダブルロック手段によりロック及び/又はダブルロックが解除された後、前記経過時間計測手段により計測された前記経過時間が所定時間以上となったときに、前記通常ロック手段及び/又は前記ダブルロック手段によるロック及び/又はダブルロックを再度行うことを特徴とする車両用ドアロック装置。
  2. 請求項1に記載の車両用ドアロック装置であって、
    ユーザの認証を行うユーザ認証手段を更に備え、
    前記通常ロック手段及び/又は前記ダブルロック手段に対するアンロックを指示する前記所定操作信号が前記携帯機から前記情報センタを介して遠隔的に送信されたときに、前記ユーザ認証手段により前記ユーザが認証された場合にのみ、前記通常ロック手段及び/又は前記ダブルロック手段によりロック及び/又はダブルロックが解除されることを特徴とする車両用ドアロック装置。
  3. 請求項1又は2に記載の車両用ドアロック装置であって、
    前記リモート操作判定手段により前記所定操作信号が前記携帯機から前記情報センタを介して遠隔的に送信されたと判定されたとき、前記ダブルロック手段は前記ドア開閉操作に対して、前記ダブルロックを行わないことを特徴とする車両用ドアロック装置。
  4. 請求項3に記載の車両用ドアロック装置であって、
    車内の人を検出する人検出手段を更に備え、
    前記人検出手段により前記車内の人が検出されず、かつ前記リモート操作判定手段により前記所定操作信号が遠隔的に送信されたと判定されたとき、前記ダブルロック手段は前記ドア開閉操作に対して、前記ダブルロックを行うことを特徴とする車両用ドアロック装置。
  5. 請求項3又は4に記載の車両用ドアロック装置であって、
    前記所定操作信号が前記携帯機から前記情報センタを介して遠隔的に送信され、同時に車両側操作により送信されたとき、前記ダブルロック手段は、前記車両側操作により送信された前記所定操作信号に基づいて、前記ドア開閉操作に対し前記ダブルロックを行い、又は解除を行うことを特徴とする車両用ドアロック装置。
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