JP4581723B2 - ハブユニット、ハブユニットの製造方法 - Google Patents

ハブユニット、ハブユニットの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4581723B2
JP4581723B2 JP2005032145A JP2005032145A JP4581723B2 JP 4581723 B2 JP4581723 B2 JP 4581723B2 JP 2005032145 A JP2005032145 A JP 2005032145A JP 2005032145 A JP2005032145 A JP 2005032145A JP 4581723 B2 JP4581723 B2 JP 4581723B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flange
vehicle
hub
circumferential track
reference surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005032145A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006218912A (ja
Inventor
明 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP2005032145A priority Critical patent/JP4581723B2/ja
Priority to US11/348,270 priority patent/US7824107B2/en
Publication of JP2006218912A publication Critical patent/JP2006218912A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4581723B2 publication Critical patent/JP4581723B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Braking Arrangements (AREA)

Description

本発明は、自動車の車輪を取り付けるハブユニット及びハブユニットの製造方法に関する。
従来、図4に示すようなハブユニットHuz(駆道輪を示している)は複列の内周軌道11z、12zを有する外輪1zと、車輪あるいはブレーキディスク取付け用の基準面2fzを車両外端側に有するフランジ2fzを車両外端側に有し、フランジ2fzの車両中心側に一体の外周軌道21zを有し、続いて車両中心側に終端嵌合部23zを有する軸体2zと、軸体2zの終端嵌合部23zに嵌合固定され、外周に外周軌道32zを有する内輪要素3zとを含むハブHbzと、外輪1zの内周軌道11z、12zとハブHbzの外周軌道21z、32zとの間に介装されているボール41z、42zと、から構成されている。
軸体2zは車両中心側の外周軌道21zと一体構造であるために材料として炭素鋼が一般に使用されており、従って、フランジ2fzも炭素鋼から製作されている。
フランジ2fzには車輪またはブレーキディスクを取付けるためのボルト9zがフランジ2fzの外周側の円周方向所定個所に所定間隔で固定されている。
また、フランジ2fzの基準面2fzは市場でブレーキジャダーの問題を生ぜしめないように、出荷時からハブユニットHuzの回転中心X−Xに対する振れPを高精度に要求されている。
しかし、ハブユニットHuzには、車両走行中に泥水がかかるなど、使用環境として厳しいものがある。そのために、炭素鋼で製作されているフランジ2fzの基準面2fzが泥水に晒されると錆が発生することがある。その場合、錆による腐食によって、初期の振れPを高精度に維持できなくなって、ブレーキジャダーの問題が発生する虞がある。
ハブユニットの錆の問題を解決するための提案がある。(特許文献1を参照)
特開平9−15256号公報
しかしながら、特許文献1は、ハブユニットの外輪外周面に熱硬化性樹脂を皮膜し、パルサーリングを構成する凹凸歯(11)部分の錆発生を防止するために皮膜(1b)を形成したものであり、車輪取付け用のフランジの錆発生を防止して、フランジの振れ精度を維持するために工夫されたものではない。(上記の説明では、特許文献1の表現および符号を使用している)。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、本発明は、泥水などによって、車輪の取付け用の基準面が腐食されることがなく、基準面の振れ精度を初期の振れ精度に維持し、ブレーキジャダーの問題を生ぜしめることのないハブユニット及びハブユニットの製造方法を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するため、請求項1に係る発明は、
車両外端側に第1内周軌道と車両中心側に第2内周軌道とを有する複列の外輪と、
車両外端側に車輪取付け用のフランジを設け、当該フランジにおける車両外端側に車輪取付け用の基準面を形成し、当該フランジより内径側且つ車両外端側にパイロット部を形成し、当該フランジより車両中心側に前記外輪の第1内周軌道に対向する第1外周軌道を一体または別体に有し、続いて、車両中心側に終端嵌合部を有する軸体と、当該終端嵌合部に外嵌固定されて前記外輪の第2内周軌道に対向する第2外周軌道を有する内輪要素とを有するハブと、
前記外輪の複列の内周軌道と、前記ハブの複列の外周軌道との間に介在して、前記外輪と前記ハブとの相対回転を可能にする転動体と、
前記転動体を保持する保持器と、
を備えたハブユニットにおいて、
前記基準面、前記パイロット部および前記フランジの外周面のうち少なくとも前記基準面には、前記フランジに設けられたボルト孔への車輪取付用ボルト圧入後に当該基準面を研削加工または旋削加工により仕上げた後形成した不錆層を設けてあることを特徴とするハブユニットを提供する。
また、請求項2に係る発明は、
車両外端側に第1内周軌道と車両中心側に第2内周軌道とを有する複列の外輪と、
車両外端側に車輪取付け用のフランジを設け、当該フランジにおける車両外端側に車輪取付け用の基準面を形成し、当該フランジより内径側且つ車両外端側にパイロット部を形成し、当該フランジより車両中心側に前記外輪の第1内周軌道に対向する第1外周軌道を一体または別体に有し、続いて、車両中心側に終端嵌合部を有する軸体と、当該終端嵌合部に外嵌固定されて前記外輪の第2内周軌道に対向する第2外周軌道を有する内輪要素とを有するハブと、
前記外輪の複列の内周軌道と、前記ハブの複列の外周軌道との間に介在して、前記外輪と前記ハブとの相対回転を可能にする転動体と、
前記転動体を保持する保持器と、
を備えたハブユニットにおいて、
前記基準面、前記パイロット部および前記フランジの外周面のうち少なくとも前記基準面には、前記フランジに設けられたボルト孔への車輪取付用ボルト圧入後に当該基準面に形成された後研削加工または旋削加工された不錆層が設けてあることを特徴とするハブユニットを提供する。
また、請求項4に係る発明は、
車両外端側に第1内周軌道と車両中心側に第2内周軌道とを有する複列の外輪と、
車両外端側に車輪取付け用のフランジを設け、当該フランジにおける車両外端側に車輪取付け用の基準面を形成し、当該フランジより内径側且つ車両外端側にパイロット部を形成し、当該フランジより車両中心側に前記外輪の第1内周軌道に対向する第1外周軌道を一体または別体に有し、続いて、車両中心側に終端嵌合部を有する軸体と、当該終端嵌合部に外嵌固定されて前記外輪の第2内周軌道に対向する第2外周軌道を有する内輪要素とを有するハブと、
前記外輪の複列の内周軌道と、前記ハブの複列の外周軌道との間に介在して、前記外輪と前記ハブとの相対回転を可能にする転動体と、
前記転動体を保持する保持器と、
を備えたハブユニットの製造方法において、
前記基準面、前記パイロット部および前記フランジの外周面のうち少なくとも前記基準面には、前記フランジに設けられたボルト孔へ車輪取付用ボルトを圧入した後、前記基準面を研削加工または旋削加工により仕上げた後に不錆層を形成し、
ハブユニットの回転中心に対する前記基準面の振れ精度を10ミクロン以下とすることを特徴とするハブユニットの製造方法を提供する。
また、請求項5に係る発明は、
車両外端側に第1内周軌道と車両中心側に第2内周軌道とを有する複列の外輪と、
車両外端側に車輪取付け用のフランジを設け、当該フランジにおける車両外端側に車輪取付け用の基準面を形成し、当該フランジより内径側且つ車両外端側にパイロット部を形成し、当該フランジより車両中心側に前記外輪の第1内周軌道に対向する第1外周軌道を一体または別体に有し、続いて、車両中心側に終端嵌合部を有する軸体と、当該終端嵌合部に外嵌固定されて前記外輪の第2内周軌道に対向する第2外周軌道を有する内輪要素とを有するハブと、
前記外輪の複列の内周軌道と、前記ハブの複列の外周軌道との間に介在して、前記外輪と前記ハブとの相対回転を可能にする転動体と、
前記転動体を保持する保持器と、
を備えたハブユニットの製造方法において、
前記基準面、前記パイロット部および前記フランジの外周面のうち少なくとも前記基準面には、前記フランジに設けられたボルト孔へ車輪取付用ボルトを圧入した後に不錆層を設け、その後当該不錆層を研削加工または旋削加工し、
ハブユニットの回転中心に対する前記基準面の振れ精度を10ミクロン以下とすることを特徴とするハブユニットの製造方法を提供する。
本発明によれば、泥水などによって、車輪の取付け基準面が腐食されることがなく、基準面の振れ精度を初期の振れ精度に維持し、ブレーキジャダーの問題を生ぜしめることのないハブユニット及びハブユニットの製造方法を提供することが出来る。
以下、本発明のハブユニットに係わる実施形態を図面を参照しつつ説明する。
実施形態の説明において、簡明化のために車両外端側を外端側と、車両中心側を中心側とそれぞれ云うことにする。
(実施形態1)
図1を参照しながら実施形態1の説明をする。
同図は、本実施形態の断面図を示している(本実施形態は、駆動輪を示す)。
ハブユニットHuは外端側の内周に第1内周軌道11と中心側の内周に第2内周軌道12を有する外輪1と、
外端側に車輪取付け用のフランジ2fを有し、フランジ2fに続いて中心側に向かって外輪1の第1内周軌道11に対向する第1外周軌道21を有し、さらに、続いて中心側には終端部23aを有し、外輪1の第2内周軌道12に対向する第2外周軌道32を有するハブHbと、外輪1の第1および第2内周軌道と、ハブHbの第1および第2外周軌道との間に介在するボール41、42と、外輪1の両端部に外輪1とハブHbの間を密封する密封シール71,72とから構成されている。
外輪1は、外周に車体取付け用の鍔1fを有している。
ハブHbは、外端側に車輪またはブレーキディスク(図示略)を取付けるためのフランジ2fおよび中心側に終端部23aを有している軸体2と、軸体2の終端部23aの終端嵌合部23に外嵌固定されている内輪要素3とからなっている。
軸体2は車輪取付け用のフランジ2fに続いて、中心側に向かって中央部に形成された外周面2mのフランジ2f側には、第1外周軌道21が軸体2に一体に形成されている。
さらに、続いて、中心側の終端部23aの外周面は、中央部の外周面2mより段部2cを介して小径部2nが形成されて終端嵌合部23となり、終端嵌合部23よりさらに中心側(図1中、右方)は加締め部231となっている。
フランジ2fの外端側には車輪またはブレーキディスク(図示略)を取付ける基準面2fと第1パイロット部2fおよび第1パイロット部2f より少し小径の第2パイロット部2f が設けられている。
基準面2fには不錆層Tを設けている。不錆層Tとしては、セラミックを溶着したもの、フランジ2fのインサート成型によって基準面にプラスチック被覆したもの、不錆材料の別体加工品を基準面に接着などで固着したもの、不錆性金属加工品を固着したものなどによって実施できる。
不錆層Tは、それぞれの不錆材料によって、強度面を考慮してそれぞれ所定の厚さに設定できる。
また、不錆層Tを形成した後は、ハブユニットHuの回転中心X−Xに対する基準面の振れPの規格値を高精度になるように維持することが必要である。
フランジ2fには車輪またはブレーキディスクを取付けるためのボルト9を、フランジ2fの外周側円周方向数箇所の所定位置に設けられたボルト穴2fに、ボルト9の非ねじ部に形成されたセレーション9s部を圧入して取付ける。このとき、基準面2fは、外端側に変形して、基準面2fよりやや膨らんで、振れPの規格値を越える場合がある。
この変形する部分はボルト9の周辺Rの範囲になる。そのため、変形分を除去する必要があるが、不錆層Tを形成する前にする場合は、炭素鋼のフランジ2fの基準面2fを研削加工または旋削加工して仕上げておいて、不錆層Tを形成した後も規格値に入るようにすることができる。
不錆層を形成した後に、ボルト圧入による変形分を除去する場合は、不錆層Tの不錆材料の表面2fを研削または旋削する。この場合は、変形分の除去と不錆層T自体の精度のばらつきをあわせて修正することができる。
これら機械加工によって、フランジ2fの表面2fは10ミクロン以下の望ましい振れ精度が確保できるが、基準面を不錆材料で覆っているので長期間にわたって高精度が維持できる。
軸体2の内周面には駆動軸(図示略)に取付けるためのセレーション2sが形成されている。
内輪要素3は、軸体2の終端嵌合部23に嵌合され、段部2cと、軸体2の加締め部231とによって軸方向に挟持されて軸体2に結合されている。内輪要素3の外周面には外輪1の中心側の第2内周軌道12に対向する第2外周軌道32が設けられている。軸体2と内輪要素3を結合することによって、ハブHbは外輪1の第1内周軌道11および第2内周軌道12に対向する第1外周軌道21および第2外周軌道32を形成することになる。
複列のボール41、42は外輪1とハブHbとの間に介装され、保持器51、52によって保持されている。
外端側シール71および中心側シール72は外輪1の両端部に取付けられ、外輪1とハブHbとの間を密封している。
本実施形態ではフランジ2fを軸体2と一体にしてあるが、フランジ2fを別体として予め加工しておき、基準面2fに不錆層Tを形成して振れ精度を規格値に仕上げた後に、軸体2に固着一体化しても良い。この場合は、不錆層Tを形成する際、フランジ2fが部品の状態なので取扱いが容易になる。
次に、図2を参照しながら、実施形態1の変形例1を説明する(本変形例は従動輪を示す)。
図1に比べて、本変形例の異なっている点は、フランジ2fの基準面2fと第1パイロット部2fと第2パイロット部2fとに不錆材料による不錆層Tを設けていることである。
また、内輪要素3を軸体2へ嵌合固定してハブHbにする手段として、軸体2の終端部23aに形成されているねじ部232に螺合したナットNと軸体2の段部2cとによって軸方向に挟持していることである。
また、外輪1の中心側に取付けられた密封シールは蓋状シール72になっている。
本変形例では、第1パイロット部2f、第2パイロット部2fにも不錆層Tを設けてあるので車輪またはブレーキディスクの半径方向の基準面としても錆びることなく、初期の精度が維持できる。
本変形例では、不錆層Tを単品にて製作しておき、フランジ2fに取付けられているボルト9を貫通する穴部をボルト9としめしろを有する嵌合関係として仮止め状態としておき、車輪またはブレーキディスクをフランジ2fに組付ける際に、ボルト9の締付け力によって、不錆層Tとフランジ2fとにすきまを生ぜしめないようにすることもできる。この場合は、不錆層Tを部品として扱うことができるので、取扱いが容易となる。
なお、図1において説明してある部位、符号についての説明は省略する。
次に、図3を参照しながら、実施形態1の変形例2を説明する。
図2に比べて、本変形例の異なっている点は、フランジ2fの外周部2f全体にわたって、不錆層Tを設けていることである。
本変形例では、フランジ2fの外周部2f全体を不錆材料で覆っているので、フランジ2fの基準面2fを覆っている図1に比べて、図1の場合に不錆層と基準面2fとの間に、万一僅かながらすきま等あった場合に、泥水のしみ込みが起こる虞があるが、本変形例では、その虞がない。
なお、図1,図2において説明してある部位、符号については説明を省略する。
以上、実施形態1,変形例1,変形例2においては、ハブHbの第1外周軌道21を軸体2と一体にした形式について説明したが、別体にした形式でも実施するものである。
また、転動体についてはボール形式について説明したが、円すいころでも実施できる。
本発明の実施形態1を示す断面図である。 実施形態1の変形例1を示す断面図である。 実施形態1の変形例2を示す断面図である。 従来例を示す断面図である。
符号の説明
Hu:ハブユニット
Hb:ハブ
1:外輪
11:第1内周軌道
12:第2内周軌道
2:軸体
21:第1外周軌道
2m:中央部外周面
2n:小径部
23:終端嵌合部
23a:終端部
231:加締め部
2f:フランジ
2f:基準面
2f:第1パイロット部
2f:第2パイロット部
3:内輪要素
32:第2外周軌道
41,42:ボール
51,52:保持器
71,72:密封シール
9:ボルト
T:不錆層

Claims (5)

  1. 車両外端側に第1内周軌道と車両中心側に第2内周軌道とを有する複列の外輪と、
    車両外端側に車輪取付け用のフランジを設け、当該フランジにおける車両外端側に車輪取付け用の基準面を形成し、当該フランジより内径側且つ車両外端側にパイロット部を形成し、当該フランジより車両中心側に前記外輪の第1内周軌道に対向する第1外周軌道を一体または別体に有し、続いて、車両中心側に終端嵌合部を有する軸体と、当該終端嵌合部に外嵌固定されて前記外輪の第2内周軌道に対向する第2外周軌道を有する内輪要素とを有するハブと、
    前記外輪の複列の内周軌道と、前記ハブの複列の外周軌道との間に介在して、前記外輪と前記ハブとの相対回転を可能にする転動体と、
    前記転動体を保持する保持器と、
    を備えたハブユニットにおいて、
    前記基準面、前記パイロット部および前記フランジの外周面のうち少なくとも前記基準面には、前記フランジに設けられたボルト孔への車輪取付用ボルト圧入後に当該基準面を研削加工または旋削加工により仕上げた後形成した不錆層を設けてあることを特徴とするハブユニット。
  2. 車両外端側に第1内周軌道と車両中心側に第2内周軌道とを有する複列の外輪と、
    車両外端側に車輪取付け用のフランジを設け、当該フランジにおける車両外端側に車輪取付け用の基準面を形成し、当該フランジより内径側且つ車両外端側にパイロット部を形成し、当該フランジより車両中心側に前記外輪の第1内周軌道に対向する第1外周軌道を一体または別体に有し、続いて、車両中心側に終端嵌合部を有する軸体と、当該終端嵌合部に外嵌固定されて前記外輪の第2内周軌道に対向する第2外周軌道を有する内輪要素とを有するハブと、
    前記外輪の複列の内周軌道と、前記ハブの複列の外周軌道との間に介在して、前記外輪と前記ハブとの相対回転を可能にする転動体と、
    前記転動体を保持する保持器と、
    を備えたハブユニットにおいて、
    前記基準面、前記パイロット部および前記フランジの外周面のうち少なくとも前記基準面には、前記フランジに設けられたボルト孔への車輪取付用ボルト圧入後に当該基準面に形成された後研削加工または旋削加工された不錆層が設けてあることを特徴とするハブユニット。
  3. ハブユニットの回転中心に対する前記基準面の振れ精度は10ミクロン以下であることを特徴とする請求項1または2に記載のハブユニット。
  4. 車両外端側に第1内周軌道と車両中心側に第2内周軌道とを有する複列の外輪と、
    車両外端側に車輪取付け用のフランジを設け、当該フランジにおける車両外端側に車輪取付け用の基準面を形成し、当該フランジより内径側且つ車両外端側にパイロット部を形成し、当該フランジより車両中心側に前記外輪の第1内周軌道に対向する第1外周軌道を一体または別体に有し、続いて、車両中心側に終端嵌合部を有する軸体と、当該終端嵌合部に外嵌固定されて前記外輪の第2内周軌道に対向する第2外周軌道を有する内輪要素とを有するハブと、
    前記外輪の複列の内周軌道と、前記ハブの複列の外周軌道との間に介在して、前記外輪と前記ハブとの相対回転を可能にする転動体と、
    前記転動体を保持する保持器と、
    を備えたハブユニットの製造方法において、
    前記基準面、前記パイロット部および前記フランジの外周面のうち少なくとも前記基準面には、前記フランジに設けられたボルト孔へ車輪取付用ボルトを圧入した後、前記基準面を研削加工または旋削加工により仕上げた後に不錆層を形成し、
    ハブユニットの回転中心に対する前記基準面の振れ精度を10ミクロン以下とすることを特徴とするハブユニットの製造方法。
  5. 車両外端側に第1内周軌道と車両中心側に第2内周軌道とを有する複列の外輪と、
    車両外端側に車輪取付け用のフランジを設け、当該フランジにおける車両外端側に車輪取付け用の基準面を形成し、当該フランジより内径側且つ車両外端側にパイロット部を形成し、当該フランジより車両中心側に前記外輪の第1内周軌道に対向する第1外周軌道を一体または別体に有し、続いて、車両中心側に終端嵌合部を有する軸体と、当該終端嵌合部に外嵌固定されて前記外輪の第2内周軌道に対向する第2外周軌道を有する内輪要素とを有するハブと、
    前記外輪の複列の内周軌道と、前記ハブの複列の外周軌道との間に介在して、前記外輪と前記ハブとの相対回転を可能にする転動体と、
    前記転動体を保持する保持器と、
    を備えたハブユニットの製造方法において、
    前記基準面、前記パイロット部および前記フランジの外周面のうち少なくとも前記基準面には、前記フランジに設けられたボルト孔へ車輪取付用ボルトを圧入した後に不錆層を設け、その後当該不錆層を研削加工または旋削加工し、
    ハブユニットの回転中心に対する前記基準面の振れ精度を10ミクロン以下とすることを特徴とするハブユニットの製造方法。
JP2005032145A 2005-02-08 2005-02-08 ハブユニット、ハブユニットの製造方法 Expired - Fee Related JP4581723B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005032145A JP4581723B2 (ja) 2005-02-08 2005-02-08 ハブユニット、ハブユニットの製造方法
US11/348,270 US7824107B2 (en) 2005-02-08 2006-02-07 Hub unit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005032145A JP4581723B2 (ja) 2005-02-08 2005-02-08 ハブユニット、ハブユニットの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006218912A JP2006218912A (ja) 2006-08-24
JP4581723B2 true JP4581723B2 (ja) 2010-11-17

Family

ID=36981515

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005032145A Expired - Fee Related JP4581723B2 (ja) 2005-02-08 2005-02-08 ハブユニット、ハブユニットの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4581723B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5200418B2 (ja) * 2007-05-09 2013-06-05 日本精工株式会社 軸受ユニット

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0295901A (ja) * 1988-09-08 1990-04-06 Ntn Corp 自動車ホイール軸受装置
JPH02258402A (ja) * 1989-03-31 1990-10-19 Koyo Seiko Co Ltd 断熱ハブユニット軸受装置
JPH0668906U (ja) * 1993-03-11 1994-09-27 光洋精工株式会社 ハブユニット
JPH0915256A (ja) * 1995-07-03 1997-01-17 Koyo Seiko Co Ltd ハブユニット
JP2003136902A (ja) * 2001-10-31 2003-05-14 Nsk Ltd ハブユニット軸受
JP2005239026A (ja) * 2004-02-27 2005-09-08 Ntn Corp 車輪用軸受装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0295901A (ja) * 1988-09-08 1990-04-06 Ntn Corp 自動車ホイール軸受装置
JPH02258402A (ja) * 1989-03-31 1990-10-19 Koyo Seiko Co Ltd 断熱ハブユニット軸受装置
JPH0668906U (ja) * 1993-03-11 1994-09-27 光洋精工株式会社 ハブユニット
JPH0915256A (ja) * 1995-07-03 1997-01-17 Koyo Seiko Co Ltd ハブユニット
JP2003136902A (ja) * 2001-10-31 2003-05-14 Nsk Ltd ハブユニット軸受
JP2005239026A (ja) * 2004-02-27 2005-09-08 Ntn Corp 車輪用軸受装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006218912A (ja) 2006-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0521693B1 (en) Bearing assembly with speed sensor and process for assembling the same
US6644858B2 (en) Wheel bearing device
WO2008145215A1 (en) Sheet metal shield and a wheel end assembly provided therewith
US7824107B2 (en) Hub unit
JP4306905B2 (ja) 車輪軸受装置
US20050231025A1 (en) Wheel support rolling bearing unit and manufacturing method therefor
EP2020310B1 (en) Vehicle bearing assembly
EP1006290A1 (en) Wheel bearing assembly with brake rotor
JP2009002369A (ja) 車輪用軸受装置
JP6787198B2 (ja) ハブユニット軸受
JP2014013073A (ja) 車輪用軸受装置
WO2008007474A1 (fr) Dispositif de support pour une roue
JP4581723B2 (ja) ハブユニット、ハブユニットの製造方法
US8864243B2 (en) Wheel bearing unit and method for producing the same
JP2007331661A (ja) 車輪用軸受装置
JP4994617B2 (ja) 車輪軸受装置の加工方法
US20090324154A1 (en) Wheel bearing apparatus
US20080273824A1 (en) Bearing device for axle and fixing structure using the same
JP2006161970A (ja) 車輪用軸受装置
JP2008018767A (ja) ドライブシャフトアセンブリ
JP5097479B2 (ja) 車輪用軸受およびこれを備えた車輪用軸受装置
JP2005239115A (ja) 車輪支持用ハブユニットとその製造方法
JP4771114B2 (ja) ハブユニット
JP2008240992A (ja) ハブユニット軸受
JP2007046636A (ja) 車輪用軸受装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070814

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090821

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100112

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100311

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100315

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100803

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100816

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4581723

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130910

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees