JPH02258402A - 断熱ハブユニット軸受装置 - Google Patents

断熱ハブユニット軸受装置

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JPH02258402A
JPH02258402A JP1081736A JP8173689A JPH02258402A JP H02258402 A JPH02258402 A JP H02258402A JP 1081736 A JP1081736 A JP 1081736A JP 8173689 A JP8173689 A JP 8173689A JP H02258402 A JPH02258402 A JP H02258402A
Authority
JP
Japan
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bearing
brake disc
ring
outer ring
axle
Prior art date
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Pending
Application number
JP1081736A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Takebayashi
竹林 博明
Koichi Yamauchi
浩一 山内
Kazuhisa Kitamura
和久 北村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Publication date
Application filed by Koyo Seiko Co Ltd filed Critical Koyo Seiko Co Ltd
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Publication of JPH02258402A publication Critical patent/JPH02258402A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、熱による影響を受ける軸受、例えば自動車
の車輪用軸受に防熱対策を施した断熱ハブユニット軸受
装置に関する。
〔従来の技術] 転がり軸受の中には外部からの熱による影響を受はノを
命低下等の不具合を発生する場合がある。
従来、このような周辺から熱的影響を受ける軸受は周囲
を断熱構造とするか冷却構造とし或いは構成部品に耐熱
性のあるものを使用する場合が多い。
〔発明が解決しようする課題〕
しかしながら、例えば自動車の車輪用軸受装置(以下、
ハブユニット軸受装置とする)では軸受部分がハブの他
の機能部品の中に組み込まれユニット化されているため
ブレーキディスクで発生した熱がこの軸受部分に悪影響
を与えることがある。即ち、ブレーキディスクで発生し
た熱が伝導や輻射により軸受部分に伝わって軸受温度が
上昇し、グリース寿命の低下、グリース洩れ、軌道輪や
転動体の硬度低下による転がり疲れ寿命の低下等の発生
が問題となっている。このような問題点は自動車が高速
化されるに従って顕著となる(ブレーキディスクでの発
熱が大となる) (IJ1向にあるため何らかの対策が
必要である。一方、将来のハブユニット軸受装置では車
軸の回転数を検出するセンサ付ハブユニット軸受装置も
検討されているが、この場合も熱によるセンサへの影響
を回避するためブレーキディスクの発熱対策が重要であ
る。
〔課題を解決するための手段〕
即ち、この発明は上記する課題を解決するために、車軸
又は車軸に軌道輪を嵌合した軸受内輪と、軸受外輪と、
前記車軸又は軸受内輪と軸受外輪との間に配置される転
動体と、ブレーキディスクと、前記軸受外輪とブレーキ
ディスクとをボルトによって連結固定した車輪とより成
るハブユニット軸受装置において、■前記軸受外輪のブ
レーキディスクとの接合面に熱伝導率の小さなセラミッ
クスコーティングを施したことを特徴とし、また■前記
軸受外輪のブレーキディスクとの接合面及び前記ボルト
に熱伝導率の小さなセラミックスコーティングを施した
ことを特徴とし、或いは■前記軸受外輪のブレーキディ
スクとの接合面とブレーキディスクに面している表面及
び前記ボルトに熱伝導率の小さなセラミックスコーティ
ングを施したことを特徴とする。
〔作 用] 上記■の手段では、ブレーキディスクとの接合面からの
熱伝達の影響が大きくブレーキディスク及び軸受外輪を
車輪に固定するボルトからの熱伝達は無視することが出
来る場合、ハブユニット軸受装置への熱的悪影響を防止
することが出来る。
■の手段では、ブレーキディスクからの輻射熱は無視す
ることが出来且つブレーキディスクとの接合面における
熱伝達の影響が大きい場合、ハブユニット軸受装置への
熱的悪影響を防止することが出来る。この場合、ブレー
キディスクに面している軸受外輪の表面にセラミックス
コーティングしない方が軸受外輪にこもった熱を放熱す
る上で効果的である。■の手段では、ブレーキディスク
からの熱伝達や輻射熱の影響が共に大きい場合、ハブユ
ニット軸受装置への熱的悪影響を防止することが出来る
〔実施例〕
以下、この発明の具体的実施例について図面を参照して
説明する。
第1図は、この発明にかかるハブユニット軸受の軸方向
断面図である。この図で、1は車軸であって軸受内輪2
.2°が嵌着され、端部には雄ネジが螺刻されここには
ワッシャ3を介してナツト4が螺着される。5は軸受外
輪であって端寄りには外方へ延びるフランジ部51が形
成される。前記軸受外輪5と軸受内輪2.2°の間には
転動体(玉)6.6が保持器7によって保持され配置さ
れる。また、8はブレーキディスク、9は車輪、10及
び11はボルトであり、これらのボルト10及び11は
前記ブレーキディスク8と車輪9及び前記軸受外輪5の
フランジ部51を連結固定している。更に、前記軸受外
輪5の端部外周には凹凸歯12Aを刻設したパルサーリ
ング12が嵌着され、該パルサーリング12に対して僅
かのギャップを設けてセンサ14が対向配置されるが、
該センサ14はステアリングナックル13側に装着固定
される。これらパルサーリング12とセンサ14とは車
輪9の回転数を検出するためのものである。尚、この図
で15.16.17.18等は防塵用カバーである。
ハブユニット軸受装置は以上のような構成からなリブレ
ーキディスク8での発熱は断続的であるが、発生した熱
が軸受部分(軸受内輪2.2゛軸受外輪5、転動体6.
6等)へ伝達しにくくする必要がある。次にその対策に
ついて説明する。
第2図は第1図におけるブレーキディスク8、車輪9、
軸受外輪5を連結固定しているボルト10及び11を示
した図である。即ち、ブレーキディスク8で発生した熱
が軸受部分へ伝達しにくくするためこれらのボルト10
及び11に熱伝導率の小さなセラミックスコーティング
20を施す。
、第3図は第1図におけるブレーキディスク8と共に車
輪9に前記ボルトlO及び11で連結される軸受外輪5
の軸方向断面図である。即ち、ブレーキディスク8で発
生した熱が軸受外輪5へ伝達しにくくするため該軸受外
輪5の、ブレーキディスク8との接合面5Aに熱伝導率
の小さなセラミックスコーティング20を施す。
第4図も第1図に示す軸受外輪5の軸方向断面図である
。即ち、ブレーキディスク8で発生した熱のうち特に輻
射熱が軸受外輪5へ伝達しにくくするため該軸受外輪5
の、ブレーキディスク8に面している表面5Bの周囲に
熱伝導率の小さなセラミックスコーティング20を施す
以上のようにブレーキディスク8で発生した熱の軸受部
分に与える悪影響を回避するため軸受外輪5やボルト1
0及11にセラミックスコーティング20を施すのであ
るが、セラミックスコーティングの方法としては、プラ
ズマ溶射による方法とスプレーや刷毛による塗装による
方法とがある。
特に塗装による方法は、スプレー又は刷毛塗り後常温乾
燥若しくは低温加熱による硬化を行うだけで良い。従っ
てこの方法はプラズマ溶射に比較して低コストである。
尚、セラミックスコーティング20の皮膜厚さは0.1
〜0.3mm程度とする。
尚、参考のためこの発明で実施するセラミックスコーテ
ィングにおけるプラズマ溶射用セラミックス(Al2O
2)と塗装用セラミックス及び比較のためのFeの熱伝
導率は次ページの表1の通りである。
表1 第1図のハブユニット軸受には前記軸受外輪5のブレー
キディスク8との接合面5A及びプレキディスク8に面
している表面5Bの周囲に熱伝導率の小さなセラミック
スコーティング20を施した状態で示しであるが、前記
ハブユニット軸受へのセラミックスコーティングを施す
箇所の組合せは次の通りとする。
■軸受外輪5のブレーキディスク8との接合面5Aのみ
に熱伝導率の小さなセラミックスコーティング20を施
す、これはブレーキディスク8との接合面からの熱伝達
の影響が大きく、ボルト10及び11からの熱伝達は無
視することが出来る場合の対策である。
■軸受外輪5のブレーキディスク8との接合面5A及び
ポル1−10及び11に熱伝導率の小さなセラミックス
コーティング20を施す。これはブレーキディスク8か
らの輻射熱は無視することが出来、ブレーキディスク8
との接合面における熱伝達の影響が大きい場合の対策で
ある。
この場合、ブレーキディスク8に面している軸受外輪5
の表面5Bにセラミックスコーティングしないのは熱が
軸受外輪5にこもらないよう逆に放熱効果をもたせるた
めである。
■軸受外輪5のブレーキディスク8との接合面5A及び
ブレーキディスク8に面している表面5B、ボルト10
及び11に熱伝導率の小さなセラミックスコーティング
20を施す。これはブレーキディスク8からの熱伝達、
輻射熱共に大きい場合の対策である。
以上のようにボルトや軸受外輪等の熱伝導部や輻射熱の
当たる部分に熱伝導率の小さなセラミックスをコーティ
ングすればハブユニット軸受装置の温度上昇を防止する
ことが可能となる。
〔発明の効果〕
この発明にかかる断熱ハブユニット軸受装置は以上詳述
したような構成としたので、グリース寿命の低下やグリ
ース洩れ或いは軌道輪や転動体の硬度低下による転がり
疲れ寿命の低下等の防止によりハブユニット軸受の長寿
命化を実現することが出来る。また、軸受部分の温度上
昇を防止出来ることからフッ素樹脂系シールよりアクリ
ル系シールを使用することが可能となり軸受シールに安
価な材料を使用することが出来る。更に、センサ付ハブ
ユニット軸受装置を検討する場合、センサの熱的問題の
解決が容易となる、等この発明には種々の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明にかかるハブユニット軸受装置の軸
方向断面図、第2図は第1図における車輪、ブレーキデ
ィスク、軸受外輪のフランジ部を連結固定しているボル
トを示した図、第3図は第1図における車輪にブレーキ
ディスクと共にボルトで連結される軸受外輪の軸方向断
面図、第4図は軸受外輪の軸方向断面図である。 1・−車軸 2.2°−・軸受内輪 5−軸受外輪6−
転動体 7・・−保持器 8−ブレーキディスク9−車
輪 10.11−ボルト 12−パルサーリング 14・−センサ20−セラミッ
クスコーティング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)車軸又は車軸に軌道輪を嵌合した軸受内輪と、軸
    受外輪と、前記車軸又は軸受内輪と軸受外輪との間に配
    置される転動体と、ブレーキディスクと、前記軸受外輪
    とブレーキディスクとをボルトによって連結固定した車
    輪とより成るハブユニット軸受装置において、前記軸受
    外輪のブレーキディスクとの接合面に熱伝導率の小さな
    セラミックスコーティングを施したことを特徴とする断
    熱ハブユニット軸受装置。
  2. (2)車軸又は車軸に軌道輪を嵌合した軸受内輪と、軸
    受外輪と、前記車軸又は軸受内輪と軸受外輪との間に配
    置される転動体と、ブレーキディスクと、前記軸受外輪
    とブレーキディスクとをボルトによって連結固定した車
    輪とより成るハブユニット軸受装置において、前記軸受
    外輪のブレーキディスクとの接合面及び前記ボルトに熱
    伝導率の小さなセラミックスコーティングを施したこと
    を特徴とする断熱ハブユニット軸受装置。
  3. (3)車軸又は車軸に軌道輪を嵌合した軸受内輪と、軸
    受外輪と、前記車軸又は軸受内輪と軸受外輪との間に配
    置される転動体と、ブレーキディスクと、前記軸受外輪
    とブレーキディスクとをボルトによって連結固定した車
    輪とより成るハブユニット軸受装置において、前記軸受
    外輪のブレーキディスクとの接合面とブレーキディスク
    に面している表面及び前記ボルトに熱伝導率の小さなセ
    ラミックスコーティングを施したことを特徴とする断熱
    ハブユニット軸受装置。
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