JP4580727B2 - 電子チケット並びに電子チケット化システムとそれを実現するためのコンピュータプログラムとその方法 - Google Patents
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Description
(1)情報の処理を行う処理装置と、ある特定の商品に取り付けられた無線通信装置と、前記無線通信装置から情報を読み取るための読取装置とを含むものであって、前記処理装置は、前記無線通信装置に記憶されている仮電子チケット補完情報を前記読取装置を介して受信する手段、第1仮電子チケット特定情報と前記仮電子チケット補完情報を受信したか否かを示す補完情報受信情報とを関連付けた仮電子チケット情報からなる仮チケットデータファイルを記憶する手段、利用者が使用するチケット受信装置から前記仮電子チケット情報を特定するための第2仮電子チケット特定情報を受信する手段、前記仮電子チケット補完情報を受信した場合に前記第2仮電子チケット特定情報に基づいて前記仮チケットデータファイルを検索し該当する前記第1仮電子チケット特定情報に関連付けられた前記仮電子チケット情報の前記補完情報受信情報を受信済に更新する手段、前記補完情報受信情報が受信済に更新された前記仮電子チケット情報を完成された電子チケット情報として前記チケット受信装置に送信する手段を備えるものである。
(2)前記無線通信装置に情報を書き込むための書込み装置が含まれ、前記完成された電子チケット情報は前記チケット受信装置から書込み装置を介して前記無線通信装置に送信されることを特徴とするものである。
(3)前記完成された電子チケット情報は、興行会場に設置された入場管理装置によって読み取られ入場の許否を判断するための情報となることを特徴とするものである。
(4)前記無線通信装置とはICタグであることを特徴とするものである。
(1)コンサートやスポーツの試合など様々な興行において、その協賛企業の特定商品自体を電子チケット化するので、例えばその企業が服飾メーカーであって、特定のTシャツそれ自体を電子チケット化すれば、その特定のTシャツの購買意欲を喚起させるのは勿論のこと、そのTシャツを着た数万人の観客がコンサート会場の全てを埋め尽くすということも可能となり、自社ブランドの宣伝広告効果は計り知れないものとなる。
(2)また、協賛企業の商品自体を電子チケット化するので、その企業にとっては消費者に直接的に訴えることが可能となり、その効果も目に見える形で現れ、また収益に直結するものとなる。
(3)コンサートやスポーツイベントの来場者は大抵、そのコンサート等の観覧の記念としてチケットを保存したりなどするものであるが、本発明によれば、その記念品として、より魅力のあるものを提供することが可能となる。
(4)商品自体に取り付けられたICタグの電子チケット情報は、それだけでは不完全であり、その商品を正規に購入し、専用端末で購入証明を受けて初めて完全な正規のチケットとなるようにすれば、万引き防止策として非常に有効となる。
(5)チケット販売会社のサーバーから電子チケットデータ(仮チケットデータ)を情報端末にダウンロードし、そのダウンロードした仮チケットデータと、商品に取り付けられたICタグのデータとを合成して、完全な電子チケットとすれば、その商品はチケット代金を合算した額ではなく商品のみの価格で販売が可能となり、これによりその商品は購入したいがチケットは不要であるという顧客の希望を満足させることができる。
(6)チケットのプレゼントキャンペーンにおいて、応募対象商品に取り付けられたICタグ情報を所定数集めた応募者にチケットをプレゼントするようにすれば、協賛企業の商品が単価の安い商品であっても、その協賛企業の商品を応募対象商品とすることで、確実に一定量以上の販売が見込めることになる。
一般にICタグは、データの読み書きを行なう際、ICタグリーダライタ(情報の読み書きを行なう装置)に接触させて行なうか否かによって、接触型ICタグと非接触型ICタグとに分けられる。以下は、非接触型ICタグについて説明するが、これは本願発明を非接触型ICタグに限定する意図ではない。
非接触型ICタグは、対象物に取り付けたIC(集積回路)チップとアンテナ(アンテナコイル)から成っているタグ(荷札)であり、ICチップ内のデータを電磁波や電波に乗せてリーダライタに送ることで、情報の読み取りや書き込み、消去等が可能である。非接触型ICタグは、バーコードと異なり、電波の届く範囲であればどんな向きであっても読み取れるので、複数の対象物の情報を一括読み取りすることも可能であり、またICチップの仕様次第で大容量のデータを記憶しておくことも可能である。現在では、商品に非接触型ICタグを取り付けて在庫管理やレジ精算に利用したり、荷物や運送車両に取り付け、流通や配送ルートの管理等に用いたりしている。また書籍やCDに、この非接触型ICタグを取り付け、陳列場所の検索や在庫管理、万引き対策などにも応用されている。
しかし上記の例では、チケット情報が格納されたICタグ付きのそのTシャツが万引きされてしまうと、被害額はTシャツ自体の価格にチケット料金を合算した額となり甚大な問題となる。ましてそのチケットが入手困難な希少チケットであった場合は、なおさらである。そこで万引き防止策として、本実施例1のような仕組みが考えられるのである。本実施例の処理手順は、図2に示す通り、<チケット情報受信処理>→<不完全興行情報更新処理>→<更新完全興行情報送信処理>の手順で行う。以下、これらの処理について説明する。
チケット管理会社Xが販売するTシャツには、電子化されたチケット情報が格納されたICタグが埋め込まれており、そのTシャツ自体が電子チケットとなるのであるが、そのICタグのチケット情報だけでは不完全であり、Tシャツを正規に購入し、店舗内端末で購入証明を受けて初めて完全な正規のチケットとなるようにする。
具体的には、顧客が店舗で手に取ったTシャツに取り付けられたICタグに格納されているICチップには、「イベント番号:C2811/イベント名:サマーコンサート2005/チケット番号:C2811−553/開催日:2005年8月15日/会場:東京アリーナ/座席番号:A−1715/清算情報:未」(図3)等のチケット情報が格納されている。これを顧客が購入し、レジで支払を行った際に、ICタグリーダライタ5aを介してこのチケット情報が読み取られ、店舗内端末2の処理装置によってサーバー1に送信される。
サーバー1は、このデータを受信し、記憶装置に記憶するとともに、「イベント番号:C2811」及び「チケット番号:C2811−553」を検索キーに、あらかじめ記憶されているチケットデータファイル(図4)を検索する。チケットデータファイルとは、それぞれのイベントごとにチケットに関する情報を集めたものである。検索の結果、「イベント番号:C2811/チケット番号:C2811−553/イベント名:サマーコンサート2005/開催日:2005年8月15日/会場:東京アリーナ/座席番号:A−1715/清算情報:未」(図4)というデータが検索された。サーバー1は、「清算情報:未」を「清算情報:済」に更新し、不完全であったチケットデータを完全なチケットデータとする。
次にサーバー1は、この更新されて完全となったデータを店舗内端末2に送信する。これを受信した店舗内端末2は、ICタグリーダライタ5aを通じて、ICタグのICチップに格納されているチケットデータ(図3)の「清算情報:未」を「清算情報:済」に更新する。すなわち、このTシャツは正規に購入されたものであるとの情報に更新されたことになる。
このTシャツを購入した顧客は、コンサート当日、このTシャツを着て会場に行き、会場に入場する際に、ICタグリーダライタ5bを備えた入場管理端末3によって、このTシャツに取り付けたICタグの情報が読み取られ、入場の許否が判断される。すなわち、来場者が入場ゲートを通過する際、入場ゲートのICタグリーダライタ5bがTシャツに取り付けられたICタグのチケット情報(図3)を読み取ってサーバー1に送信する。サーバー1は、このデータを受信し、「イベント番号:C2811」及び「チケット番号:C2811−553」を検索キーにチケットデータファイル(図4)を検索し、「イベント番号:C2811/イベント名:サマーコンサート2005/チケット番号:C2811−553/開催日:2005年8月15日/会場:東京アリーナ/座席番号:A−1715/清算情報:済」というデータを抽出する。(なおこの段階では、「清算情報」は「済」に更新されているものとする。)そして「清算情報」項目を参照し、これが「済」であれば、入場許可データを入場管理端末3に送信し、顧客は入場ゲートから入場可能となる。一方、「清算情報」項目を参照した結果、これが「未」であれば、正規に購入したものではない、例えば万引き等して不正に入手したものであるとみなして入場拒否データを入場管理端末3に送信し、顧客は入場を拒否される。
本実施例において、更新前のチケットデータファイルが不完全興行情報としての役割を果たし、更新後のチケットデータファイルが完全興行情報としての役割を果たし、チケット番号がチケット特定情報としての役割を果たす。また、ICタグが無線通信装置としての役割を果たし、ICタグリーダライタが読取手段及び書込み手段としての役割を果たす。
こうすれば、Tシャツ自体は一律の価格で販売することが可能となり、またTシャツを万引きされても、それはTシャツの価格のみの損害であり被害は最小限に食い止めることができる。さらに、チケット販売会社のサーバーからダウンロードした電子チケットデータは、いわば仮チケットデータであって、Tシャツに取り付けられたICタグのデータと合成して初めて完全なチケットとなることから、チケット所望者は必ずTシャツを購入しなければならず、よって協賛企業の商品(Tシャツ)が確実に売れることになる。
本発明の処理手順は、図5に示す通り、<仮チケット購入処理>→<ICタグ情報受信処理>→<仮チケット情報更新処理>→<完全チケット送信処理>→<会場入場処理>の手順で行う。以下、これらの処理について述べる。
まず、電子チケットをダウンロードするため携帯電話4を使ってチケット管理会社X社のウェブページにアクセスし、サーバー1に対してチケット購入を申込むためのフォームを要求する。サーバー1はその要求に応えて携帯電話4にチケットを申込むためのフォームを送信する。利用者はこのフォームに従って自分の氏名等の必要なデータを入力することにより、携帯電話4の処理装置は、チケット申込データ「ユーザーID:U015/イベント番号:C2811/枚数:1枚/支払方法:クレジットカード」(図示せず)を作成し、それをサーバー1に送信する。そして、チケット申込データを受信したサーバー1はそれを記憶装置に記憶する。なおこの利用者は、X社の提供するサービスを過去に利用したことがあり、既にユーザーIDを取得済みであったものとする。また、イベント番号が「C2811」であることは、利用者は事前に知っていたものとする。
一方、利用者が店舗で購入したTシャツ(このTシャツは、実施例1の購入証明を受けたものであっても購入証明を受けたものでなくても構わない)のICタグには、例えば「イベント番号:C2811/イベント名:サマーコンサート2005/開催日:2005年8月15日/会場:東京アリーナ/チケット番号:情報なし/座席番号:情報なし/ICタグ情報:未送信」(図9)等のデータが格納されている。
利用者は、例えばICタグリーダライタ5cを接続した携帯電話4等で、このTシャツに取り付けられたICタグのデータを読み込み、チケット番号「C2811−527」を入力してサーバー1に送信する。
なお本実施例では、ICタグに格納されている上記データが仮電子チケット補完情報としての役割を果たし、チケット番号が仮電子チケット特定情報としての役割を果たす。
サーバー1は、ICタグの情報のうちの「イベント番号:C2811」とチケット番号「C2811−527」に基づいて、イベントごとに集められた複数の仮チケットデータ(図7)からなる仮チケットデータファイルを検索し、当該仮チケットデータ「イベント番号:C2811/イベント名:サマーコンサート2005/開催日:2005年8月15日/会場:東京アリーナ/チケット番号:C2811−527/座席番号:A−2317/ICタグ情報:未受信」(図7)を抽出する。そしてサーバー1は、このデータ中の「ICタグ情報:未受信」を「ICタグ情報:受信済」に更新する。これにより完全なチケットデータとなるのである。なお本実施例において、更新前の不完全な仮チケットデータファイルが仮電子チケット情報としての役割を果たし、更新後の完全なチケットデータファイルが完全電子チケット情報としての役割を果たし、イベント番号がチケット特定情報としての役割を果たす。
サーバー1は、この完全なものとなった電子チケットデータを携帯電話4に送信し、携帯電話4はこのデータを受信することにより、「イベント番号:C2811/イベント名:サマーコンサート2005/開催日:2005年8月15日/会場:東京アリーナ/チケット番号:C2811−527/座席番号:A−2317/ICタグ情報:受信済」(図10)という完全なチケットデータが得られる。つまり本実施例においては、携帯電話4がチケット受信手段としての役割を果たしている。
なおここでサーバー1は、完全な電子チケットデータを携帯電話4に送信し、携帯電話4はこれを受信することによって完全な電子チケットを得ているが、この方法に限るものではない。つまり、「携帯電話4に既に記憶されている仮チケットデータ(図7)を完全なものとすべき旨のデータ」(例えば、仮チケットデータ中の「ICタグ情報:未受信」を「ICタグ情報:受信済」に更新すべき旨のデータ等)をサーバー1が携帯電話4に送信するものであっても構わない。つまりサーバー1が、完全な電子チケットデータそのものを携帯電話4に送信するケースに限るものではない。
コンサート当日、利用者は、ICタグに電子チケットデータが記憶されているこのTシャツを着て会場に行く。会場入口には、ICタグリーダライタ5bを備えた入場管理端末3が設置されており、入場者がゲートを通過する際に、Tシャツに取り付けられたICタグの情報を読み取ることにより、入場の許否を判断する。すなわち入場管理端末3は、ICタグリーダライタ5bを介してICタグに記憶されているチケット情報を読み取ってサーバー1に送信し、サーバー1は、このデータを受信して、「イベント番号:C2811」及び「チケット番号:C2811−527」を検索キーに仮チケットデータファイルを検索し、「イベント番号:C2811/イベント名:サマーコンサート2005/開催日:2005年8月15日/会場:東京アリーナ/チケット番号:C2811−527/座席番号:A−2317/ICタグ情報:受信済」(図12)というデータを抽出する。そして「ICタグ情報」項目を参照し、これが「受信済」であれば、入場許可データを入場管理端末3に送信し、利用者は入場ゲートから入場可能となる。一方、「ICタグ情報」項目を参照した結果、これが「未受信」であれば、Tシャツに取り付けられたICタグ情報を読み取っていないとみなして入場拒否データを入場管理端末3に送信し、利用者は入場を拒否される。本実施例において、入場管理端末が入場管理手段としての役割を果たす。
なお実施例1と同様、管理サーバー1やインターネット5を用いずに本実施例を実現することも可能である。
チケット応募者はまず、店舗で缶ジュース1本を購入する(5本まとめて購入してもよい。)。その缶ジュースにはICタグが取り付けられており、例えば、「イベント番号:C2811/イベント名:サマーコンサート2005/開催日:2005年8月15日/会場:東京アリーナ/商品ID:B478/清算情報:未」(図14)等の商品データが格納されている。これを店舗内端末2の処理装置は、ICタグリーダライタ5aから読み込み、サーバー1に送信する。サーバー1は、このデータを受信し、記憶装置に記憶するとともに、「イベント番号:C2811」及び「商品ID:B478」を検索キーに、あらかじめ記憶されている商品データファイルを検索する。商品データファイルとは、商品に関する情報をイベントごとに集めたものである。検索の結果、「イベント番号:C2811/商品ID:B478/イベント名:サマーコンサート2005/開催日:2005年8月15日/会場:東京アリーナ/清算情報:未」(図15)というデータが検索された。サーバー1は、「清算情報:未」を「清算情報:済」に更新するととともに、この更新されたデータを店舗内端末2に送信する。これを受信した店舗内端末2は、ICタグリーダライタ5aを通じて、ICタグのICチップに格納されている情報「イベント番号:C2811/イベント名:サマーコンサート2005/開催日:2005年8月15日/会場:東京アリーナ/商品ID:B478/清算情報:未」(図14)の「清算情報:未」を「清算情報:済」に更新する。
応募者(「佐藤一郎」とする。)は、自分の携帯電話4を使用して、X社のウェブサイトにアクセスし、自分のユーザーIDや「イベント番号:C2811」等を入力して応募者登録を行なう。ユーザー確認データを受信したサーバー1は、予め作成され記憶されている応募者ファイルに、この佐藤さんのデータを登録する処理を行う。この応募者ファイルとは、様々なイベントキャンペーンごとに集められた複数の応募者レコードからなるものであり、サーバー1は、この「イベント番号:C2811」を検索キーに応募者ファイルを検索し、この佐藤さんのデータ「イベント番号:C2811/名前:佐藤一郎/ユーザーID:U015/パスワード:1549/住所:東京都港区赤坂○−○−○/年齢:25/性別:男/電話番号:03−3582−△△△△/クレジットカード番号:1234-5678-4321-XXXX/電子メール:sato@xxx.co.jp/ICタグ情報1:未受信/ICタグ情報2:未受信/ICタグ情報3:未受信/ICタグ情報4:未受信/ICタグ情報5:未受信」(図16)を記憶する。本実施例において、応募者ファイルが応募者登録情報としての役割を果たす。
次に、携帯電話4に接続されたICタグリーダライタ5cを使用して、缶ジュースに取り付けられたICタグの情報「イベント番号:C2811/イベント名:サマーコンサート2005/商品ID:B478/開催日:2005年8月15日/会場:東京アリーナ/清算情報:済」を読み取り、また携帯電話4の入力装置を使用して「ユーザーID:U015」を入力してサーバー1に送信する。サーバー1はこれを受信し、「ユーザーID:U015」を検索キーに応募者ファイルを検索して佐藤さんの応募者レコードを抽出し、またICタグリーダライタ5cで読み取ったICタグのデータのうち「清算情報:済」を参照して、この缶ジュースは正規に購入したものであると判断し、佐藤さんの応募者レコード(図16)の「ICタグ情報1:未受信」を「ICタグ情報1:受信済」に更新する。
なお、缶ジュースに取り付けられたICタグの情報のうち、「清算情報」が「未」であった場合には、この情報を受信したサーバー1は、この缶ジュースは正規に購入されたものではないと判断し、予め記憶されている「この商品は未清算のため応募登録できません。」のメッセージを携帯電話4に送信する。
そしてX社は、プレゼントキャンペーンの応募期間終了後に、この缶ジュース5本のICタグの情報全てが受信済となった応募者に対してチケットをプレゼントする。すなわちサーバー1は、「イベント番号:C2811」を検索キーに応募者ファイルを検索し、「ICタグ情報」の全てが「受信済」となっている応募者の携帯電話4に電子チケットデータを送信する。又は、サーバー1は、乱数発生装置等を使用した公知の抽選処理を行った後、当選した者のみにチケットデータを送信するようにしてもよい。なお、チケットの割り当て処理及びチケット所望者の使用する携帯電話4への送信処理等に関しては、実施例2と同様である。本実施例において携帯電話4が、応募者申込手段及びチケット受信手段としての役割を果たす。
(1)データの内容は実施例で説明したデータに限らない。即ち、同様の役割を果たすことができれば、他のどのようなデータであっても構わない。
(2)ハードウェアも実施例で説明したものに限らない。即ち、同様の役割を果たすことができれば、他のどのようなハードウェアであっても構わない。
(3)処理の内容や手順についても実施例で説明したものに限らない。即ち、同様の役割を果たすことができれば、他のどのような処理内容・処理手順であっても構わない。
(4)上記実施例に登場するデータレコードやデータファイルのデータ(データ項目)は、原則として各々関連づけられて(対応づけられて)記憶装置に記憶されているものとする。図面に表されたものについても同様である。
2 店舗内端末
3 入場管理端末
4 携帯電話
5 ICタグリーダライタ
6 インターネット
Claims (12)
- 情報の処理を行う処理装置と、ある特定の商品に取り付けられた無線通信装置と、前記無線通信装置から情報を読み取るための読取装置とを含むものであって、
前記処理装置は、
前記無線通信装置に記憶されている仮電子チケット補完情報を前記読取装置を介して受信する手段、第1仮電子チケット特定情報と前記仮電子チケット補完情報を受信したか否かを示す補完情報受信情報とを関連付けた仮電子チケット情報からなる仮チケットデータファイルを記憶する手段、利用者が使用するチケット受信装置から前記仮電子チケット情報を特定するための第2仮電子チケット特定情報を受信する手段、前記仮電子チケット補完情報を受信した場合に前記第2仮電子チケット特定情報に基づいて前記仮チケットデータファイルを検索し該当する前記第1仮電子チケット特定情報に関連付けられた前記仮電子チケット情報の前記補完情報受信情報を受信済に更新する手段、前記補完情報受信情報が受信済に更新された前記仮電子チケット情報を完成された電子チケット情報として前記チケット受信装置に送信する手段を備えることを特徴とする電子チケット化システム。 - 前記無線通信装置に情報を書き込むための書込み装置が含まれ、
前記完成された電子チケット情報は前記チケット受信装置から書込み装置を介して前記無線通信装置に送信されることを特徴とする請求項1に記載の電子チケット化システム。 - 前記完成された電子チケット情報は、興行会場に設置された入場管理装置によって読み取られ入場の許否を判断するための情報となることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子チケット化システム。
- 前記無線通信装置とはICタグであることを特徴とする請求項1乃至3に記載の電子チケット化システム。
- 情報の処理を行う処理装置と、ある特定の商品に取り付けられた無線通信装置と、前記無線通信装置から情報を読み取るための読取装置とを含むシステムに処理を命令するものであり、
前記処理装置を、
前記無線通信装置に記憶されている仮電子チケット補完情報を前記読取装置を介して受信する手段、第1仮電子チケット特定情報と前記仮電子チケット補完情報を受信したか否かを示す補完情報受信情報とを関連付けた仮電子チケット情報からなる仮チケットデータファイルを記憶する手段、利用者が使用するチケット受信装置から前記仮電子チケット情報を特定するための第2仮電子チケット特定情報を受信する手段、前記仮電子チケット補完情報を受信した場合に前記第2仮電子チケット特定情報に基づいて前記仮チケットデータファイルを検索し該当する前記第1仮電子チケット特定情報に関連付けられた前記仮電子チケット情報の前記補完情報受信情報を受信済に更新する手段、前記補完情報受信情報が受信済に更新された前記仮電子チケット情報を完成された電子チケット情報として前記チケット受信装置に送信する手段として機能させることを特徴とする電子チケット化のためのコンピュータプログラム。 - 前記システムには前記無線通信装置に情報を書き込むための書込み装置が含まれ、
前記完成された電子チケット情報は前記チケット受信装置から書込み装置を介して前記無線通信装置に送信されることを特徴とする請求項5に記載の電子チケット化のためのコンピュータプログラム。 - 前記完成された電子チケット情報は、興行会場に設置された入場管理装置によって読み取られ入場の許否を判断するための情報となることを特徴とする請求項5又は6に記載の電子チケット化のためのコンピュータプログラム。
- 前記無線通信装置とはICタグであることを特徴とする請求項5乃至7に記載の電子チケット化のためのコンピュータプログラム。
- 情報の処理を行う処理装置と、ある特定の商品に取り付けられた無線通信装置と、前記無線通信装置から情報を読み取るための読取装置とを含むシステムが処理を行うものであり、
前記処理装置が、
前記無線通信装置に記憶されている仮電子チケット補完情報を前記読取装置を介して受信するステップ、第1仮電子チケット特定情報と前記仮電子チケット補完情報を受信したか否かを示す補完情報受信情報とを関連付けた仮電子チケット情報からなる仮チケットデータファイルを記憶するステップ、利用者が使用するチケット受信装置から前記仮電子チケット情報を特定するための第2仮電子チケット特定情報を受信するステップ、前記仮電子チケット補完情報を受信した場合に前記第2仮電子チケット特定情報に基づいて前記仮チケットデータファイルを検索し該当する前記第1仮電子チケット特定情報に関連付けられた前記仮電子チケット情報の前記補完情報受信情報を受信済に更新するステップ、前記補完情報受信情報が受信済に更新された前記仮電子チケット情報を完成された電子チケット情報として前記チケット受信装置に送信するステップを実行することを特徴とする電子チケット化のための方法。 - 前記システムには前記無線通信装置に情報を書き込むための書込み装置が含まれ、
前記完成された電子チケット情報は前記チケット受信装置から書込み装置を介して前記無線通信装置に送信されることを特徴とする請求項9に記載の電子チケット化のための方法。 - 前記完成された電子チケット情報は、興行会場に設置された入場管理装置によって読み取られ入場の許否を判断するための情報となることを特徴とする請求項9又は10に記載の電子チケット化のための方法。
- 前記無線通信装置とはICタグであることを特徴とする請求項9乃至11に記載の電子チケット化のための方法。
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